JPS6140168B2 - - Google Patents
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- JPS6140168B2 JPS6140168B2 JP5928280A JP5928280A JPS6140168B2 JP S6140168 B2 JPS6140168 B2 JP S6140168B2 JP 5928280 A JP5928280 A JP 5928280A JP 5928280 A JP5928280 A JP 5928280A JP S6140168 B2 JPS6140168 B2 JP S6140168B2
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- resin
- metal tube
- resin lining
- injection
- lining layer
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- Expired
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、金属管に射出成形により樹脂ライ
ニングを施す方法に関する。 (従来の技術) 金属管内面に樹脂ライニングを施す場合、従来
は、粉体塗装法を利用し、合成樹脂粉末を焼付け
て樹脂ライニング膜を形成する方法若しくは、金
属管内に、予め形成しておいた合成樹脂管や合成
樹脂チユーブを嵌入し、これらを熱膨張させて接
着剤で附着せしめる方法が採られている。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、前者による場合には、膜厚を一定に制
御することが難しい為ピンホールが生じやすく又
樹脂ライニング膜が剥がれやすい上、ライニング
プロセスが複雑であつて生産効率が悪いという問
題があり、後者の場合には、多くの場合に非接着
部分が残る為、特に載断使用する金属管や、管継
手には安心して適用することができないという問
題があつた。 (問題点を解決するための手段) この発明は、上記した従来のものゝ欠点を除去
する為になされたもので、保持圧力を射出圧力以
上に保持するか、もしくは製品取出時点まで保持
圧力を保持する成形条件でもつて射出成形により
樹脂ライニングを施すことによつて、ピンホール
が皆無であつて金属管内周面全面に亘つて密着す
る樹脂ライニング層を有し、従来に比して高い生
産効率で製作することができる内面樹脂ライニン
グ金属管を提供することを目的とする。 第1図は、射出成形法によつて、一般の樹脂成
形品を作る場合の代表的な成形サイクルを示した
ものである。即ち、射出時間Tsが終ると射出圧
力Psより低い圧力(保持圧力)Phに切替えて冷
却しながら一定時間Thだけ保圧し、その後2次
転位点以下の温度に下るまで冷却を行つて金型よ
り成形品を取出す。保持圧力Ph、保持時間Th等
の成形条件は、使用樹脂の種類、成形品の形状・
大きさ等を考慮して設定されるが、経験的に得ら
れる上限値近傍に設定した場合には、成形品と金
型との間に小部分的にではあるが附着現象が生じ
ることがある。この発明は、上記附着現象を積極
的に生起せしめたものである。 (実施例) 以下、この発明の1実施例について説明する。 第2図は、この発明の樹脂ライニング方法によ
つて形成された内面樹脂ライニング金属管であ
り、1は金属管、2は樹脂ライニング層である。 なお、金属管1はエルボ、チーズ等を含む。 樹脂ライニング層2は、例えば第3図に示され
る射出成形条件によつて形成される。 即ち、金属管1は、中子3を通し、両端にキヤ
ツプシール4を螺着して金属管押え5で挾持す
る。一方のキヤツプシール4には樹脂注入孔4b
を設けてあり、この樹脂注入孔4bに射出成形機
の注入ノズル6を押し当てゝ、金属管1と中子3
との間に形成されている環状空間に溶ゆう樹脂の
射出注入を行い、金属管1の内周面に樹脂ライニ
ングを施す。 この場合、成形条件の1又は複数を、一般成形
品の場合の前記上限値を超えて設定する。第4図
はその1例を示したもので、保持時間Thを第1
図の製品取出時点まで伸ばし、保持圧力Phは、
射出圧力Phをそのまゝ保持せしめてある。 この成形サイクルを用いて樹脂ライニングを施
した内面樹脂ライニング金属管について、樹脂ラ
イニング層2の密着強度を測定したところ、後記
する表に示す如く、実用に耐える大きさの密着強
度が得られた。これは、上述の如く特殊な成形条
件により溶ゆう樹脂を射出注入すると、微視的に
見て凹凸面である金属管1の内周面の凹部に前記
溶ゆう樹脂が浸透し、樹脂ライニング層2の外周
面全面が、金属管内周面に対してアンカー効果を
呈する微細アンカー面となつている為である。又
この樹脂ライニング層2は射出成形による為その
層厚の制御が容易であり、ピンホールを皆無にす
ることができる。 次に、この発明を実施した内面樹脂ライニング
金属管の成形条件と樹脂ライニング層密着強度と
の関係を示す。下表に示す密着強度は、第5図に
示す如く、内面樹脂ライニング金属管を半径方向
に載断して得た標本(S)の樹脂ライニング層2
端面に、押板7を当て、管軸方向の力(W)を加
えて測定する評価方法による。又各例における比
較例は、各使用樹脂に対して、一般成形品の場合
に用いられる代表的な成形条件を与えて樹脂ライ
ニング層2を成形した場合を示している。金属管
1としては、鋼管用鋳鉄継手(肉厚4.5mm、内
径:89mm)のものを用い、その内周面に、厚さ5
mmの樹脂ライニング層7を成形した。標本(S)
の高さ(l)は20mmとした。 実施例 使用樹脂 低密度ポリエチレン 樹脂温度 250℃ 射出時間 10秒 金型温度 40℃
ニングを施す方法に関する。 (従来の技術) 金属管内面に樹脂ライニングを施す場合、従来
は、粉体塗装法を利用し、合成樹脂粉末を焼付け
て樹脂ライニング膜を形成する方法若しくは、金
属管内に、予め形成しておいた合成樹脂管や合成
樹脂チユーブを嵌入し、これらを熱膨張させて接
着剤で附着せしめる方法が採られている。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、前者による場合には、膜厚を一定に制
御することが難しい為ピンホールが生じやすく又
樹脂ライニング膜が剥がれやすい上、ライニング
プロセスが複雑であつて生産効率が悪いという問
題があり、後者の場合には、多くの場合に非接着
部分が残る為、特に載断使用する金属管や、管継
手には安心して適用することができないという問
題があつた。 (問題点を解決するための手段) この発明は、上記した従来のものゝ欠点を除去
する為になされたもので、保持圧力を射出圧力以
上に保持するか、もしくは製品取出時点まで保持
圧力を保持する成形条件でもつて射出成形により
樹脂ライニングを施すことによつて、ピンホール
が皆無であつて金属管内周面全面に亘つて密着す
る樹脂ライニング層を有し、従来に比して高い生
産効率で製作することができる内面樹脂ライニン
グ金属管を提供することを目的とする。 第1図は、射出成形法によつて、一般の樹脂成
形品を作る場合の代表的な成形サイクルを示した
ものである。即ち、射出時間Tsが終ると射出圧
力Psより低い圧力(保持圧力)Phに切替えて冷
却しながら一定時間Thだけ保圧し、その後2次
転位点以下の温度に下るまで冷却を行つて金型よ
り成形品を取出す。保持圧力Ph、保持時間Th等
の成形条件は、使用樹脂の種類、成形品の形状・
大きさ等を考慮して設定されるが、経験的に得ら
れる上限値近傍に設定した場合には、成形品と金
型との間に小部分的にではあるが附着現象が生じ
ることがある。この発明は、上記附着現象を積極
的に生起せしめたものである。 (実施例) 以下、この発明の1実施例について説明する。 第2図は、この発明の樹脂ライニング方法によ
つて形成された内面樹脂ライニング金属管であ
り、1は金属管、2は樹脂ライニング層である。 なお、金属管1はエルボ、チーズ等を含む。 樹脂ライニング層2は、例えば第3図に示され
る射出成形条件によつて形成される。 即ち、金属管1は、中子3を通し、両端にキヤ
ツプシール4を螺着して金属管押え5で挾持す
る。一方のキヤツプシール4には樹脂注入孔4b
を設けてあり、この樹脂注入孔4bに射出成形機
の注入ノズル6を押し当てゝ、金属管1と中子3
との間に形成されている環状空間に溶ゆう樹脂の
射出注入を行い、金属管1の内周面に樹脂ライニ
ングを施す。 この場合、成形条件の1又は複数を、一般成形
品の場合の前記上限値を超えて設定する。第4図
はその1例を示したもので、保持時間Thを第1
図の製品取出時点まで伸ばし、保持圧力Phは、
射出圧力Phをそのまゝ保持せしめてある。 この成形サイクルを用いて樹脂ライニングを施
した内面樹脂ライニング金属管について、樹脂ラ
イニング層2の密着強度を測定したところ、後記
する表に示す如く、実用に耐える大きさの密着強
度が得られた。これは、上述の如く特殊な成形条
件により溶ゆう樹脂を射出注入すると、微視的に
見て凹凸面である金属管1の内周面の凹部に前記
溶ゆう樹脂が浸透し、樹脂ライニング層2の外周
面全面が、金属管内周面に対してアンカー効果を
呈する微細アンカー面となつている為である。又
この樹脂ライニング層2は射出成形による為その
層厚の制御が容易であり、ピンホールを皆無にす
ることができる。 次に、この発明を実施した内面樹脂ライニング
金属管の成形条件と樹脂ライニング層密着強度と
の関係を示す。下表に示す密着強度は、第5図に
示す如く、内面樹脂ライニング金属管を半径方向
に載断して得た標本(S)の樹脂ライニング層2
端面に、押板7を当て、管軸方向の力(W)を加
えて測定する評価方法による。又各例における比
較例は、各使用樹脂に対して、一般成形品の場合
に用いられる代表的な成形条件を与えて樹脂ライ
ニング層2を成形した場合を示している。金属管
1としては、鋼管用鋳鉄継手(肉厚4.5mm、内
径:89mm)のものを用い、その内周面に、厚さ5
mmの樹脂ライニング層7を成形した。標本(S)
の高さ(l)は20mmとした。 実施例 使用樹脂 低密度ポリエチレン 樹脂温度 250℃ 射出時間 10秒 金型温度 40℃
【表】
実施例
使用樹脂 硬質塩化ビニル
樹脂温度 200℃
射出時間 15秒
金型温度 40℃
【表】
(発明の効果)
以上の如く、この発明によれば、樹脂ライニン
グ層を、保持圧力を射出圧力以上に保持するか、
もしくは製品取出時点まで保持圧力を保持する成
形条件、すなわち、その外周面に金属管内周面に
対するアンカー効果が生じる成形条件で射出成形
するので、内周面全面に亘つて、樹脂ライニング
層が強固に密着する内面樹脂ライニング金属管を
従来に比して高い生産効率で作ることができ、し
かも樹脂ライニング層は、射出成形による為ピン
ホールを皆無にすることができるのでその信頼性
が極めて高い。
グ層を、保持圧力を射出圧力以上に保持するか、
もしくは製品取出時点まで保持圧力を保持する成
形条件、すなわち、その外周面に金属管内周面に
対するアンカー効果が生じる成形条件で射出成形
するので、内周面全面に亘つて、樹脂ライニング
層が強固に密着する内面樹脂ライニング金属管を
従来に比して高い生産効率で作ることができ、し
かも樹脂ライニング層は、射出成形による為ピン
ホールを皆無にすることができるのでその信頼性
が極めて高い。
第1図は樹脂成形品の代表的な成形サイクルを
示す図、第2図はこの発明によつて形成された内
面樹脂ライニング管の一例を示す縦断面図、第3
図はこの発明の樹脂ライニング方法の一例を示す
図、第4図はこの発明の成形サイクルの一例を示
す図、第5図は樹脂ライニング層の密着強度評価
方法の説明図である。 1……金属管、7……樹脂ライニング層。な
お、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
示す図、第2図はこの発明によつて形成された内
面樹脂ライニング管の一例を示す縦断面図、第3
図はこの発明の樹脂ライニング方法の一例を示す
図、第4図はこの発明の成形サイクルの一例を示
す図、第5図は樹脂ライニング層の密着強度評価
方法の説明図である。 1……金属管、7……樹脂ライニング層。な
お、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 1 金属管内面への射出成形による樹脂ライニン
グに当り、保持圧力を射出圧力以上に保持する
か、もしくは製品取出時点まで保持圧力を保持す
ることを特徴とする金属管内面への樹脂ライニン
グ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5928280A JPS56156595A (en) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | Resin lined metallic pipe on inner face |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5928280A JPS56156595A (en) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | Resin lined metallic pipe on inner face |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56156595A JPS56156595A (en) | 1981-12-03 |
JPS6140168B2 true JPS6140168B2 (ja) | 1986-09-08 |
Family
ID=13108870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5928280A Granted JPS56156595A (en) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | Resin lined metallic pipe on inner face |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56156595A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5759647A (en) * | 1993-04-28 | 1998-06-02 | Nippon Petrochemicals Co., Ltd. | Tubular article method for injection molding thereof |
-
1980
- 1980-05-02 JP JP5928280A patent/JPS56156595A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56156595A (en) | 1981-12-03 |
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