JPS6140160Y2 - - Google Patents

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JPS6140160Y2
JPS6140160Y2 JP1981151446U JP15144681U JPS6140160Y2 JP S6140160 Y2 JPS6140160 Y2 JP S6140160Y2 JP 1981151446 U JP1981151446 U JP 1981151446U JP 15144681 U JP15144681 U JP 15144681U JP S6140160 Y2 JPS6140160 Y2 JP S6140160Y2
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JP
Japan
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cam
piece
swinging member
lid
box
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JP1981151446U
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JPS5855496U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は閉蓋して内蔵駆動装置を作動すること
によつて所定時間後にならないと開蓋し得ないよ
うにした所定時間後に開蓋可能な箱に関する。
従来、たとえば喫煙家が使用している携帯用の
タバコケースにあつては、単に開閉可能な蓋がつ
いただけの潰れや湿気防止のためのものである。
ところで一方において、近時喫煙家と言えども喫
煙による害を認識しだし、喫煙家自身喫煙回数を
抑制しようとする意識を持ち出しているが、実際
にはそれ迄の習慣と刺激作用などを伴う喫煙の魅
力などによつて、つい無節制に喫煙してしまうと
いう問題があり、その喫煙を何らかの方法で意識
的に抑制する手段の出現が望まれていた。
本考案は、たとえば上述の如き問題を解消すべ
くタバコケースに適用して好適であるような、一
旦閉蓋すると内蔵した駆動装置の作動に従つて、
所定時間後にならないと開蓋し得ないような箱を
提供せんとするものである。
以下本考案を、タバコケースに適用した場合に
おける図示した実施例に基づいて、さらに詳細に
説明するが、第1図は本考案に係る箱の一部を断
面とした側面図、第2図は第1図実施例の一部を
破断した要部斜視図、第3図は第1図実施例の一
部を破断し、一部を断面とした要部拡大正面図、
第4図は第1図実施例の内部機構を省略して−
線で断面とした縮小断面図である。
1は本考案の箱としてのタバコケースで、本体
2及びその蝶番部2aに図示しないばねによつて
開放方向に習性づけられて枢支された蓋3から成
つており、本体2にはさらに機構部が収納される
区画室2bが形成されていると共に、本体2の上
面及び区画室2bの上面には貫通する孔2c,2
dが形成されている。又蓋3の上面部には後述係
止部18aaが引掛る凹部から成る係合部3aが形
成されている。4は周知のガバナを含む駆動源と
なるゼンマイ装置で、ゼンマイ軸4aは一端が区
画室2bの壁に、又他端は本体2の壁を貫通して
それぞれ支承され、その突出端には壁面に平行し
て倒れうるハンドル4bが取付けられている。5
はゼンマイ軸4aに固着されたピニオン、6は該
ピニオン5と噛合するギヤで、本体2の壁に植立
した軸7に回動可能に配設されており、これらゼ
ンマイ装置4、ピニオン5、ギヤ6などで遅延し
た駆動装置を構成しており、ギヤ6には円盤状の
第一カム部材8が一体的に取付けられている。第
一カム部材8の周面には後述昇降片13の板厚よ
りもやや幅広で、適宜深さのカム溝8aが5個等
間隔で形成されている。9は揺動部材で、本体2
に植立した軸10に枢動可能に配設され、一端9
aは区画室2bの張出部2baとの間に配設され
たコイルばね11によつて押上げられるように習
性づけられており、一方、他端9bには軸12が
配設されて、昇降片13が枢動可能に配設されて
いると共に、該軸12には揺動部材9と昇降片1
3とがそれぞれ左施及び右施して寄合う方向にば
ね14によつて偏倚習性づけている。15は昇降
片13の揺動範囲を規制する規制ピンである。1
6は扇形状の第二カム部材で、周面には後述操作
部材18の下端18cが係合しうるカム溝16a
が、又、第2,3図において周縁左方端部には、
枢動軸方向で第2,3図上後方に突出した係合片
16bがそれぞれ形成されており、揺動部材9と
係合片16bが当接する方向に偏倚ばね17が配
設されている。18は操作部材で、上記本体2及
び区画室2bの各孔2c,2dに挿通され、上端
部の本体2の内側には係合部3aと係合しうる係
止部18aaが形成され、ばね性を有して蓋3を閉
じる時係合部3aに撓みながら係合しうる係止片
18aが固着されており、又下端部の区画室2b
の内側には揺動部材9の一端9aと係合しうる鉤
形の押圧片18bが一体的に分岐形成され、下端
18cは第二カム部材16の周面及びカム溝16
aと係合しうるように配設されている。19は操
作部材18の係止片18aと区画室2bの上面壁
との間に配設された圧縮ばねで、操作部材18を
上方に偏倚させている。20はタバコである。
上述構成の本考案に係る箱としてのタバコケー
ス1によれば、まず喫煙時にタバコを取出した後
蓋3を本体2側に閉じると、蓋3の係合部3aに
係止片18aの係止部18aaが引掛り、以後操作
部材18が押下げ操作できないと蓋3は開放し得
なくなる。
ところで、本考案の箱を使用するには、先ず予
め駆動装置としてのゼンマイ装置4を箱外からハ
ンドル4bを用いて巻付けておく。而して上記タ
バコを取出した際の、操作部材18の押下げ操作
解除直後においては、第一カム部材8及び第二カ
ム部材16は図示位置におかれており、操作部材
18は、この時第二カム部材16の周面に当接し
てしまい再び押下げ操作は出来ない状態にあり、
一方又、第一カム部材8はゼンマイ装置4のガバ
ナによつて制御された回転力で、ピニオン5、ギ
ヤ6を介して適宜速度をもつて第3図矢印方向に
回転し、次のカム溝8aが昇降片13の先端部に
位置する迄揺動部材9も揺動し得ない状態にあ
る。なお、この操作部材18の押下げ操作解除直
後の作動状態は後に詳細に説明する。
そこで、その後所定の時間が経過すると、第一
カム部材8は次のカム溝8aが昇降片13の下端
と係合しうる位置迄回転し、その結果、ばね11
が揺動部材9の一端9aを押上げるように作用し
ているため、昇降片13はカム溝8aに落ち込む
ことになり、揺動部材9は右旋(第2,3図)す
るが、第二カム部材16もその係合片16bが揺
動部材9と係合しているので共に右旋し、操作部
材18の下端18cが第二カム部材16のカム溝
16aと係合可能の状態となる。
こうして、閉蓋後再び操作部材18は押下げ可
能となり、以後必要に応じ操作部材18を押下げ
操作すれば、係止片18aも一体に押下げられて
係止部18aaは係合部3aから離脱するので、蓋
3は図示しないばねによつて蝶番部2aを軸にし
て回転して開かれ、内部のタバコ20を取出すこ
とができるようになる。ところで、この時同時
に、操作部材18の押圧片18bが揺動部材9の
一端9aをばね11に抗して押下げるので、揺動
部材9は左旋し昇降片13をカム溝8aから離脱
させる。従つて、それ迄ゼンマイ装置4の回転力
は抑止されていたが、再びピニオン5、ギヤ6を
介して第一カム部材8を回転させるので、カム溝
8aは昇降片13の下端部の昇降軌跡外におか
れ、操作部材18への押下げ操作を解除しても、
昇降片13は第一カム部材8の周面に係止される
ことになり、第2,3図位置の状態におかれる。
又第二カム部材16は操作部材18の押下げ操作
に伴つて、一旦その係合片16bが操作部材18
と離反するが、押下げ操作の解除によつてその下
端18cとカム溝16aが離反すると、ばね17
によつて第二カム部材16が左旋して図示状態に
もどる。
以後、蓋3を閉じると再び所定の時間が経過し
ないと開蓋し得なくなり、その後の作用は上述の
繰返しとなる。
ところで上述において、閉蓋時から開蓋可能迄
の時間は、減速ギヤ構成、第一カム部材8のカム
溝8aの数などを適宜に設定することにより任意
に決められ得る。
尚、本考案は上述実施例に限定されるものでは
なく、たとえば駆動装置の駆動源はゼンマイ装置
に代えて他のばね力による復元機構を用いてもよ
いし、電気的に電磁装置を駆動するようなもので
あつてもよく、減速機構としてのギヤの組合せ
や、箱、カム部材などの形状も任意であり、係止
機構、操作部材等の構成もこれらに限られるもの
ではない。
以上の如く、本考案の所定時間後に開蓋可能な
箱によれば、簡単な構成で一旦閉蓋すると所定時
間経過しないと再び開蓋できないようにしたため
たとえばこれをタバコや嗜好品などの収納ケース
などに適用すれば、節煙、節制などの効果を容易
に上げることができるなどの特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る箱の一部を断面とした側
面図、第2図は第1図実施例の一部を破断した要
部斜視図、第3図は第1図実施例の一部を破断
し、一部を断面とした要部拡大正面図、第4図は
第1図実施例の内部機構を省略して−線で断
面とした縮小断面図である。 1……タバコケース、2……本体、3……蓋、
3a……係合部、4……ゼンマイ装置(駆動装
置)、8……第一カム部材、8a……カム溝、9
……揺動部材、13……昇降片、16……第二カ
ム部材、16a……カム溝、18……操作部材、
18aa……係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内面に係合部が形成され、該係合部の係止を端
    部が箱外に突出した操作部材を押圧することによ
    つて解くことにより開蓋可能とした箱の箱内にお
    いて、箱外から操作可能なゼンマイ装置を配設
    し、このゼンマイ装置に連動して回動するように
    1又は間歇的に2以上のカム溝を周面に形成した
    第一カムを軸支し、一端部に昇降片を枢持した揺
    動部材を該昇降片の先端部が第一カムの周面に当
    接しかつカム溝方向に付勢されているように軸支
    し、該揺動部材の揺動軸には該揺動部材の他端方
    向に付勢されているカム溝を有する第二カムを軸
    着し、係止片と第二カム係合用の下端と押圧片と
    を有する操作部材を箱外方に付勢させ、かつ該下
    端が第二カムの周面に当接乃至近接位置すると共
    に前記昇降片が第一カムのカム溝に落ち込んで揺
    動部材が回動した位置において該下端が第二カム
    のカム溝に係合し得るように、かつまた該下端と
    カム溝が係合すると同時に押圧片が揺動部材をそ
    の付勢方向に抗して昇降片が第一カムの周面に当
    接する位置まで押圧し得るように配設した構成を
    特徴とする所定時間後に開蓋可能な箱。
JP15144681U 1981-10-12 1981-10-12 所定時間後に開蓋可能な箱 Granted JPS5855496U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15144681U JPS5855496U (ja) 1981-10-12 1981-10-12 所定時間後に開蓋可能な箱

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15144681U JPS5855496U (ja) 1981-10-12 1981-10-12 所定時間後に開蓋可能な箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5855496U JPS5855496U (ja) 1983-04-15
JPS6140160Y2 true JPS6140160Y2 (ja) 1986-11-17

Family

ID=29944134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15144681U Granted JPS5855496U (ja) 1981-10-12 1981-10-12 所定時間後に開蓋可能な箱

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100506398B1 (ko) * 2001-08-10 2005-08-10 임정수 금연용 담배케이스

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131189U (ja) * 1974-08-29 1976-03-06
JPS53102169A (en) * 1977-02-18 1978-09-06 Yoshihiko Takahashi Cigaret case

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5131189U (ja) * 1974-08-29 1976-03-06
JPS53102169A (en) * 1977-02-18 1978-09-06 Yoshihiko Takahashi Cigaret case

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JPS5855496U (ja) 1983-04-15

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