JPS6139545Y2 - - Google Patents

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JPS6139545Y2
JPS6139545Y2 JP13031081U JP13031081U JPS6139545Y2 JP S6139545 Y2 JPS6139545 Y2 JP S6139545Y2 JP 13031081 U JP13031081 U JP 13031081U JP 13031081 U JP13031081 U JP 13031081U JP S6139545 Y2 JPS6139545 Y2 JP S6139545Y2
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JP
Japan
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plastic film
sheet body
release oil
mold release
pressure roller
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JP13031081U
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カード、札等のシート体の表面をこ
れに密着するようにプラスチツクフイルムにより
被覆するための装置に関するものである。
最近において、「定期乗車券」、「ミニカレンダ
ー」等のシート体に耐久性、耐水性を付与し、或
いはそれらを向上する等の要請から種々のシート
体表面被覆装置が提案され既に市販されている。
この種装置としては、多種多様の設計製品があ
るが、一例を挙げれば第1図は最近開発されたハ
ロゲンランプ等の熱輻射ランプを熱源とする加熱
機構を有する型式の装置を示し、その要部につい
て説明するとシート体移動路Pにおいて互に対接
するよう一対のローラ13A,13Bを配置して
押圧ローラ1を構成せしめ、各ローラ13A,1
3Bの表面と空間を介して対向するように熱輻射
ランプ5A,5Bを設け、更に前記押圧ローラ1
及び熱輻射ランプ5A,5Bを取囲むよう、外側
に断熱体42A,42Bが配設された反射鏡4
A,4Bを設けて成るものであり、両面にプラス
チツクフイルム3が重ねられたシート体2を、前
記ローラ13A,13Bの間を通過するようシー
ト体移動路Pに沿つて送り、これにより前記プラ
スチツクフイルム3を前記ローラ13A,13B
よりの熱によつて前記シート体2の両面に融着せ
しめてシート体2の両面被覆を行うものである。
ところでシート体2の被覆に用いられるプラス
チツクフイルム3は、例えば第2図に示すように
外側に位置する高融点のプラスチツク層31と内
側に位置する高融点のプラスチツク層32とより
成るもので、その間にシート体2を挾み込むよう
折曲されており、低融点のプラスチツク層32
は、プラスチツクフイルム3が押圧ローラ1の間
を通過するときに加熱され軟化されて接着性を帯
びるようになる。このためプラスチツクフイルム
3は、シート体2の両側に融着されてシート体2
の表面被覆を達成することとなるが、押圧ローラ
1の間を通過するときに軟化したプラスチツク層
32の一部が第3図に示すようにプラスチツクフ
イルム3の外周縁より外側にはみ出してこのはみ
出したプラスチツクが押圧ローラ1に付着する場
合がある。そして数多くのシート体の表面被覆を
行なううちに押圧ローラ1の表面にプラスチツク
が多く付着するようになり、このような状態のま
ま新たなシート体2が押圧ローラ1の間に挿入さ
れると、押圧ローラ1の表面に付着したプラスチ
ツクは接着性を帯びているため、シート体2に重
ねられているプラスチツクフイルム3の表面が押
圧ローラ1に付着して巻付き、このためシート体
2を損うこととなつたり、或いは巻付かない場合
でもプラスチツクフイルム3の表面に押圧ローラ
1の表面よりのプラスチツクが付着して汚れとな
つて現われるようになる。この現象は熱板方式の
加熱機構を有する装置における押圧ローラ1にお
いても同様に生じ、シート体の厚さが小さい場合
に特に顕著である。
従つて従来ではこのような現象を防止するため
に、押圧ローラを取外して、或いは取付けられた
状態のまま、ローラ表面に付着しているプラスチ
ツクを金属片等を用いて擦り落とすようにしてい
たが、プラスチツクは押圧ローラの表面に強固に
付着しているため、擦り落とし作業が面倒である
上、作業中に押圧ローラの表面を損傷してしまう
こともあつた。
本考案はこのような事情に基づいてなされたも
のであつて、押圧ローラの表面にプラスチツクフ
イルムの一部が付着することを防止してこれによ
りプラスチツクフイルムの巻付きを防止すると共
にシート体を被覆したプラスチツクフイルムの表
面に汚れを生じないようにすることができ、仮に
押圧ローラの表面にプラスチツクフイルムの一部
が付着したとしてもこれを容易に除去することが
できるシート体表面被覆装置を提供することを目
的とし、その特徴とするところは、押圧ローラの
上流側に、プラスチツクフイルムの表面に離型油
を供給する離型油供給機構を設けて成ることにあ
る。
以下図面によつて本考案の実施例を説明する
と、第4図は本考案シート体表面被覆装置の一実
施例を示す縦断側面図であり、Pはプラスチツク
フイルム3を重ねたシート体2が移動するシート
体移動路である。このシート体移動路P上には、
一対のローラ13A,13Bより成る押圧ローラ
1を配置してこの押圧ローラ1の表面には必要に
応じてあらかじめシリコンオイル等の離型油を塗
布すると共に、前記ローラ13A,13Bの表面
を空間14A,14Bを介して覆うように前記シ
ート体移動路Pの両側に反射鏡4A,4Bを設
け、更にこの反射鏡4A,4Bの外側に外筐41
を構成する断熱体42A,42Bを配設し、前記
ローラ13A,13Bの表面と対向するよう、前
記押圧ローラ1と共に加熱機構を構成するハロゲ
ンランプ等の熱輻射ランプ5A,5Bを前記空間
14A,14Bに設ける。43A,43Bは予熱
板であり、44A,44Bは冷却板である。そし
て前記シート体移動路Pにおける前記押圧ローラ
1の上流側の位置、例えば前記外筐41の入口4
11付近に、前記プラスチツクフイルム3の表面
に離型油を供給する離型油供給機構6を設ける。
この離型油供給機構6は、折り重ねられた、シリ
コンオイル等の離型油が含浸されたフエルト板6
1A,61Bを、シート体移動路Pにおいて折曲
部分の外面が互いに接するように、前記外筐41
の前面に配設された容器62A,62Bに収納し
て成るものであり、第5図及び第6図に示すよう
に、上側に位置するフエルト板61Aを収納した
容器62Aは、これの背面板621Aに縦長の係
合孔622A,622A′が形成されていてこの
係合孔622A,622A′に、前記外筐41に
固定されたネジ632A,632A′が係合して
上下に移動し得る構成となつており、他方下側に
位置するフエルト板61Bを収納した容器62B
は、これの背面板621Bが外筐41へ固定され
た構成となつている。
このような構成の実施例においては、押圧ロー
ラ1及び熱輻射ランプ5A,5Bを作動状態とす
ることにより、押圧ローラ1の表面及び予熱板4
3A,43Bを熱輻射ランプ5A,5Bよりの輻
射熱により加熱し、押圧ローラ1の表面が所定温
度に達したところでシート体2を離型油供給機構
6を介してシート体移動路Pに沿つて給送する
と、プラスチツクフイルム3が離型油供給機構6
に係るフエルト板61A,61Bの間を通過する
ときに、フエルト板61A,61Bに含浸されて
いた離型油が浸み出てプラスチツクフイルム3の
表面全体即ち上側の表面及び下側の表面全体に塗
布されるようになり、このプラスチツクフイルム
3は、その後予熱板43A,43Bにより予熱さ
れてから押圧ローラ1の間に挾み込まれ、押圧ロ
ーラ1よりの熱によりプラスチツクフイルム3の
内側に位置する低融点のプラスチツク層が軟化さ
れると共に、押圧ローラ1により押圧を受けてプ
ラスチツクフイルム3がシート体2の両面に圧着
される。その後プラスチツクフイルム3は冷却板
44A,44Bを通過して排出される。
而して上述の実施例においては、押圧ローラ1
に達するプラスチツクフイルム3の表面全体に離
型油が塗布されているので、押圧ローラ1の間を
通過するときにプラスチツクフイルム3の表面に
塗布された離型油が押圧ローラ1の表面に転移す
ることとなり、このため押圧ローラ1の表面は、
離型油がプラスチツクフイルム3に持ち去られて
も後続のプラスチツクフイルム3によつて補給さ
れ、これにより常時離型油が塗布された状態とな
る。従つてプラスチツクフイルム3の低融点のプ
ラスチツク層の一部が押圧ローラ1よりの押圧を
受けてプラスチツクフイルム3の外周縁よりはみ
出しても、このはみ出したプラスチツクは押圧ロ
ーラ1の表面に付着することなくプラスチツクフ
イルム3と一体となつて押圧ローラ1より排出さ
れることとなり、この結果プラスチツクフイルム
3の巻付きを防止すると共に、シート体2を被覆
したプラスチツクフイルム3の表面に汚れを生じ
ないようにすることができ、仮に押圧ローラ1の
表面にプラスチツクフイルム3の一部が付着した
としてもこれを容易に除去することができる。
次に前記離型油供給機構6に係るフエルト板6
1A,61Bに離型油を補給せしめる方法の一例
について説明すると、第7図及び第8図に示す方
法は、一縁が斜縁71に形成された薄いアルミニ
ウム板、或いはシート体の表面被覆に用いられる
プラスチツクフイルム等より成る補給板7の表面
に、前記斜縁71に沿つて離型油Cを滴下してお
いて、この補給板7を、前記斜縁71が後側とな
るように前記フエルト板61A,61Bの間を通
過せしめることにより、離型油Cの補給を行なう
ものである。このような方法によれば、補給板7
の斜縁71に沿つて離型油Cが滴下されているた
め、離型油Cがフエルト板61A,61Bに同時
に含浸されることなくフエルト板61A,61B
の一端から他端に向つて順次に含浸されることと
なるので、離型油Cが容器62A,62Bの外に
溢れ出すことなく確実にフエルト板61A,61
Bに補給されることとなる。
第9図は、他の設計のシート体表面被覆装置に
離型油供給機構を設けた例であつて、押圧ローラ
1におけるローラ13A,13Bの表面を間隙を
介して覆うよう蓄熱体8A,8Bを設けてこの蓄
熱体8A,8Bの中にヒータ81A,81Bを埋
設すると共に、この蓄熱体8A,8Bの外側を覆
う外筐41(断熱体42A,42B)の入口41
1付近に前記離型油供給機構6を設け、前記外筐
41の出口付近に冷却ローラ82を配置してい
る。第10図は、更に他の設計のシート体表面被
覆装置に離型油供給機構を設けた例であつて、ヒ
ータ91A,91B及び断熱板92A,92Bを
背面に具えた熱板9A,9Bをシート体移動路P
の両側に互に対向するよう配置すると共に、シー
ト体移動路Pにおける前記熱板9A,9Bの上流
側に向つて順次搬送ローラ93、前記離型油供給
機構6を配置し、前記熱板9A,9Bの下流側に
押圧ローラ1を設けている。
この第10図に示した装置においては、離型油
供給機構6と搬送ローラ93との位置を逆にして
も良い。
以上のように本考案は、プラスチツクフイルム
をシート体表面に圧着する押圧ローラのシート体
移動路における上流側に、プラスチツクフイルム
の表面へ離型油を供給給する離型油供給機構を設
ける機構であるから、前述したように押圧ローラ
の表面は常時離型油が塗布された状態となり、従
つて押圧ローラの表面にプラスチツクフイルムの
一部が付着することを防止してこれによりプラス
チツクフイルムの巻付きを防止すると共にシート
体を被覆したプラスチツクフイルムの表面に汚れ
を生じないようにすることができ、仮に押圧ロー
ラの表面にプラスチツクフイルムの一部が付着し
たとしてもこれを容易に除去することができるシ
ート体表面被覆装置を提供することができる。
尚、加熱機構、ローラ類、及びその駆動機構、
反射鏡、蓄熱体、加熱板等については従来技術を
利用して種々設計して良いことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来シート体表面被覆装置の要部を示
す説明図、第2図はシート体に重ねられるプラス
チツクフイルムの構成を示す断面図、第3図はシ
ート体の表面がプラスチツクフイルムにより被覆
された状態を示す平面図、第4図は本考案シート
体表面被覆装置の一実施例を示す縦断側面図、第
5図は本考案シート体表面被覆装置に用いられる
離型油供給機構の一部を示す斜視図、第6図は第
4図の正面図、第7図は離型油供給機構に離型油
を補給するための補給板を示す平面図、第8図は
離型油の補給方法を説明する説明図、第9図及び
第10図は各々本考案シート体表面被覆装置の他
の実施例を示す説明図である。 1……押圧ローラ、2……シート体、3……プ
ラスチツクフイルム、4A,4B……反射鏡、4
1……外筐、5A,5B……熱輻射ランプ、6…
…離型油供給機構、61A,61B……フエルト
板、62A,62B……容器、7……離型油補給
板、8A,8B……蓄熱体、81A,81B……
ヒータ、82……冷却ローラ、9A,9B……熱
板、93……搬送ローラ、P……シート体移動
路、C……離型油。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シート体に重ねられたプラスチツクフイルムを
    加熱押圧して、当該プラスチツクフイルムによつ
    て前記シート体を被覆するシート体表面被覆装置
    において、 押圧ローラの上流側に、プラスチツクフイルム
    の表面に離型油を供給する離型油供給機構を設け
    て成ることを特徴とするシート体表面被覆装置。
JP13031081U 1981-09-03 1981-09-03 シ−ト体表面被覆装置 Granted JPS5839830U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13031081U JPS5839830U (ja) 1981-09-03 1981-09-03 シ−ト体表面被覆装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP13031081U JPS5839830U (ja) 1981-09-03 1981-09-03 シ−ト体表面被覆装置

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Publication Number Publication Date
JPS5839830U JPS5839830U (ja) 1983-03-16
JPS6139545Y2 true JPS6139545Y2 (ja) 1986-11-13

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ID=29923943

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JP13031081U Granted JPS5839830U (ja) 1981-09-03 1981-09-03 シ−ト体表面被覆装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH048544A (ja) * 1990-04-27 1992-01-13 Yoshitsugu Fujimoto オーバレイボードの連続製造装置および製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60222228A (ja) * 1984-04-20 1985-11-06 Kaya Shoji Kk ラミネ−ト装置

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JPH048544A (ja) * 1990-04-27 1992-01-13 Yoshitsugu Fujimoto オーバレイボードの連続製造装置および製造方法

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JPS5839830U (ja) 1983-03-16

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