JPH0627389Y2 - ラミネ−ト装置用ブロツクヒ−タ - Google Patents

ラミネ−ト装置用ブロツクヒ−タ

Info

Publication number
JPH0627389Y2
JPH0627389Y2 JP1987069638U JP6963887U JPH0627389Y2 JP H0627389 Y2 JPH0627389 Y2 JP H0627389Y2 JP 1987069638 U JP1987069638 U JP 1987069638U JP 6963887 U JP6963887 U JP 6963887U JP H0627389 Y2 JPH0627389 Y2 JP H0627389Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
pair
rollers
blocks
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987069638U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63179116U (ja
Inventor
重和 竹田
Original Assignee
重和 竹田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 重和 竹田 filed Critical 重和 竹田
Priority to JP1987069638U priority Critical patent/JPH0627389Y2/ja
Publication of JPS63179116U publication Critical patent/JPS63179116U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0627389Y2 publication Critical patent/JPH0627389Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、カード類に透明フィルムを圧接して熱溶着
するラミネート装置におけるローラの温度上昇を速め、
作業開始時間を短縮できるようにすると共に熱の追従性
を上げることのできるラミネート装置用ブロックヒータ
に関する。
[従来の技術] 身分証明書、免許証、会員証など、常時携帯するカード
類は表面が汚れたり、周囲が損傷したり偽造されること
が多い。このため、カード類の表面には、透明フィルム
を被覆し、耐水性で硬質のラミネート製品とすることが
行われている。
従来、このラミネート製品を得るために、ラミネート装
置が使用されている。このラミネート装置は、あらかじ
めカード類を2枚の透明フィルムに挟み込んで積層物と
し、ラミネート装置に挿入して、1対のローラ間に導い
て圧接することにより、透明フィルムを溶融してカード
類に溶着させるようにしている。
この1対のローラは第3図の断面図に示すように、互い
に逆方向に回転するように、1対のシリコンローラ1
a、1bが、接触しながら回転するようにしている。こ
の1対のシリコンローラ1a、1bの外周面は、ブロッ
ク2a、2bでそれぞれ覆うようにしている。
ブロック2a、2bは、それぞれアルミなどの熱良導体
で形成されており、その内部には複数個の熱源3a、3
bが埋設されている。この熱源3a、3bには、電熱ヒ
ータまたは油蒸気などが使用されている。
この1対のシリコンローラ1a、1b間に矢印A1方向
に、カード類の表裏両面を2枚の透明フィルムで挟んで
積層物4を挿入すると、1対のシリコンローラ1a、1
bは、それぞれ矢印A2、A3方向に回転しているの
で、積層物4が圧接される。
このとき、熱源3a、3bにより、ブロック2a、2b
が加熱されており、このブロック2a、2bの加熱温
は、シリコンローラ1a、1bに熱輻射され、シリコン
ローラ1a、1bの表面が加熱されている。
これにより、1対のシリコンローラ1a、1b間に積層
物4が挿入されると、上述のように圧接されると同時
に、透明フィルムが熱溶融してカード類に接着される。
また、実開昭57−129623号公報には、熱輻射ラ
ンプからの直接の輻射熱と、前記ランプにより暖められ
た蓄熱体からの熱の両方で、ラミネータのローラ外周面
を加熱し、ローラの外周面を短時間で昇温させることが
記載されている。
[考案が解決しようとする問題点] 前記第3図に示す従来技術の場合、加熱源3a、3bか
らシリコンローラ1a、1bへの熱の伝導経路は、第4
図矢印で示すように、熱源3a、3bからブロック2
a、2b、ブロック2a、2bとシリコンローラ1a、
1b間の隙間を経て、シリコンローラ1a、1bの表面
に伝達される。
すなわち、熱源3a、3bの熱は、直接シリコンローラ
1a、1bの表面に伝達されるのではなく、少なくとも
ブロック2a、2bを経由している。
したがって、ブロック2a、2bの温度が完全に上昇す
るまでは、シリコンローラ1a、1bの表面の温度が上
がらず、良好なラミネート条件とするためには、スイッ
チON後作業開始までは、約10分間の時間を要するの
が現状であり、作業効率が悪いという問題点があった。
また、前記実開昭57−129623号公報記載のもの
は、ローラ表面温度の上昇を速くでき、作業開始時間の
短縮を図ることができる反面、熱の追従性を上げること
ができない問題点が存した。
すなわち、ラミネート装置において、フィルムをラミネ
ートすると、ローラ表面の熱は一時的にフィルムに奪わ
れて低下し、新たに失われた熱量に相当する熱を直ちに
ローラ側に補給しなければならない、という熱の追従性
が求められる。
この熱の追従性、すなわちラミネート時に奪われた熱量
に相当する熱量を直ちに補給する作業が円滑かつ適正に
行われないと、ローラ外周面の温度に高低差が生じ、フ
ィルムの接着不良が生ずる原因となるものである。
特にラミネート作業中のサーモスタット等による熱源の
ON、OFFにより熱の供給にバラツキが生じ易く、前
記従来技術においては、熱輻射ランプからの直接の輻射
熱が強いため、このON、OFFの動作が頻繁に行わ
れ、OFFからONへの切り替わり時に、一時的にロー
ラ表面の温度が低下したままの状態となり、熱の追従性
が低下する問題点が存した。
すなわち、熱の追従性が良いとは、ブロック内または蓄
熱体内の熱容量を常に一定に保つことにより、ラミネー
ト時に使用された熱量だけを直ちに新たに補給し、ロー
ラの表面温度を常に一定に保持することを意味する。
しかしながら、前記従来技術においては、熱輻射ランプ
が全面的に外部に露出しているため、蓄熱体からの伝導
熱よりも、熱輻射ランプからの輻射熱の方が強過ぎるた
め、ローラが過度に加熱され、サーモスタット等による
ON、OFFのため、熱の供給にバラツキが生じ、ロー
ラ表面の温度に高低差が生じ、加熱が均一とならないた
め、適温の維持が不安定であり、熱の追従性を高めるこ
とが困難である等の問題点が存した。
この考案は、上記従来技術に存する問題点を解決するた
めになされたものであり、ローラの表面温度の上昇を速
くでき、作業開始時間の短縮と熱の追従性を上げ、均質
な製品を得ることができるラミネート装置用ブロックヒ
ータを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案は上記問題点を解決するために以下に述べる手
段を採用する。
この考案は、カード類に透明フィルムを圧接して熱溶着
させるラミネート装置において、1対のローラの外周面
を覆うように1対の熱良導体のブロックを配置し、前記
1対のブロック内に複数個の熱源を埋設し、前記1対の
ブロックの内周面側で前記熱源が埋設された箇所に切欠
きを形成して前記1対のローラの外周面と対向する面に
おいて、前記複数個の熱源のそれぞれの一部を露出さ
せ、前記熱源から発生する熱で前記1対のブロックを加
熱して前記1対のローラの外周面に伝導熱を伝達し、同
時に前記熱源から発生する輻射熱で前記1対のローラの
外周面を直接加熱し、前記1対のローラに伝達される前
記ブロックからの伝導熱量よりも前記熱源から直接輻射
される輻射熱量を少なくし、前記1対のローラの外周面
温度を一定かつ安定的に保持することを特徴とする。
[作用] この考案においては、ブロックを切り欠いて熱源の一部
が露出され、熱源の一部がローラと対向するから、熱源
から発生する熱は、ブロックを加熱すると同時に、ロー
ラの表面も直接加熱する。
このため、熱源からの熱の一部が輻射熱として直接ロー
ラの表面を加熱するため、ローラの表面温度の上昇を速
めることができる。
と同時に熱源はその一部だけが露出しているため、第2
図に示すように、熱源から直接ローラに伝達される輻射
熱は、ブロックを介してローラに伝達される伝導熱より
も少量であるため、熱源のON、OFF動作による影響
が少なく、ブロック内の熱容量を一定かつ安定的に保つ
ことができ、ローラ表面上の温度のコントロールが容易
となり、熱の追従性が高まるものである。
この熱の追従性の向上により、ラミネート時に失われた
熱量にほゞ相当する熱量を安定的に供給することがで
き、良好にフィルムをラミネートすることができる。
[実施例] 以下、この考案のラミネート装置用ブロックヒータの実
施例について、図面に基づき説明する。第1図はその一
実施例の構成を示す断面図であり、第2図はその熱伝導
状態を示す図である。
この第1図において、第3図と同一部分は重複説明を避
け、同一符号を付するのみにとどめ、第3図とは異なる
部分を主体に述べる。この第1図を第3図と比較しても
明らかなように、第1図ではブロック2a、2bの内周
面、すなわち、シリコンローラ1a、1bの外周面と対
向する面において、熱源3a、3bと連なるように切欠
き5a、5bが形成されている。
この切欠き5a、5bを形成することにより、熱源3
a、3bのそれぞれの一部が露出されることになり、そ
の露出部分がシリコンローラ1a、1bの外周面と対向
するようになる。
これにより、第2図の矢印で示すように、熱源3a、3
bから発生した熱はブロック2a、2b、ブロック2
a、2bとシリコンローラ1a、1b間の間隙を経てシ
リコンローラ1a、1bの表面に伝達する経路に加え
て、切欠き5a、5bを経て直接シリコンローラ1a、
1bの表面を加熱する経路が形成される。
したがって、シリコンローラ1a、1bの表面の加熱
は、ブロック2a、2bからの輻射熱に加えて、熱源3
a、3bからの直射熱とにより同時に加熱され、シリコ
ンローラ1a、1bの表面の温度上昇を速めることがで
き、その結果、ラミネート作業開始時間を速めることが
できる。
また、この考案においては、ブロックを切り欠いて熱源
の一部が露出され、熱源の一部がローラと対向するか
ら、熱源から発生する熱はブロックを加熱すると同時
に、ローラの表面をも直接加熱する。
このため、熱源からの熱の一部が輻射熱として直接ロー
ラの表面を加熱して、ローラの表面温度の上昇を速める
ことができるばかりでなく、熱源はその一部だけが露出
しているだけであるため、第2図に示すように、熱源か
らローラに直接伝達される輻射熱量は、ブロックを介し
てローラに伝達される伝導熱量よりも少量であるため、
ブロック内の熱容量を一定かつ安定的に保つことがで
き、ローラ表面上の温度のコントロールが容易となり、
熱の追従性が高まるものである。
すなわち、仮にこの輻射熱の方が伝導熱よりも多量の場
合には、ローラの加熱状態が不安定となり、サーモスタ
ット等による熱源のON、OFFのために熱の供給にバ
ラツキが生じ、加熱が均一とならないため、ローラ表面
上の温度に高低差が生じ、これを一定に保持することは
困難であり、熱の追従性を高めることはできない。
この熱の追従性の向上により、ラミネート時に失われた
熱量にほゞ相当する熱量を安定的に供給することがで
き、良好にフィルムをラミネートすることができ、均質
な製品を得ることができる。
[考案の効果] 以上のように、この考案のラミネート装置用ブロックヒ
ータによれば、ブロックを切り欠いて熱源の一部が露出
され、熱源の一部がローラと対向するから、熱源から発
生する熱は、ブロックを加熱すると同時に、ローラの表
面も直接加熱する。
このため、熱源からの熱の一部が輻射熱として直接ロー
ラの表面を加熱するため、ローラの表面温度の上昇を速
めることができ、ラミネート作業開始時間の短縮化を図
ることができる。
と同時に熱源はその一部だけが露出しているため、熱源
から直接ローラに伝達される輻射熱は、ブロックを介し
てローラに伝達される伝導熱よりも少量であるため、熱
源のON、OFF動作による影響が少なく、ブロック内
の熱容量を一定かつ安定的に保つことができ、ローラ表
面上の温度のコントロールが容易となり、熱の追従性が
高まるものである。
この熱の追従性の向上により、ブロック内の熱容量を一
定に保持することができ、ラミネート時に失われた熱量
にほゞ相当する熱量を安定的に供給することができ、安
定的にローラに適量の熱を供給することにより良好なフ
ィルムをラミネートすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のラミネート装置用ブロックヒータの
一実施例の断面図、第2図は同上実施例の熱伝達状況を
示す図、第3図は従来のラミネート装置用ブロックヒー
タの断面図、第4図は第3図の従来例の熱伝達状況を示
す図である。 1a、1b……シリコンローラ 2a、2b……ブロック 3a、3b……熱源 4……積層物 5a、5b……切欠き

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード類に透明フィルムを圧接して熱溶着
    させるラミネート装置において、1対のローラの外周面
    を覆うように1対の熱良導体のブロックを配置し、前記
    1対のブロック内に複数個の熱源を埋設し、前記1対の
    ブロックの内周面側で前記熱源が埋設された箇所に切欠
    きを形成して前記1対のローラの外周面と対向する面に
    おいて、前記複数個の熱源のそれぞれの一部を露出さ
    せ、前記熱源から発生する熱で前記1対のブロックを加
    熱して前記1対のローラの外周面に伝導熱を伝達し、同
    時に前記熱源から発生する輻射熱で前記1対のローラの
    外周面を直接加熱し、前記1対のローラに伝達される前
    記ブロックからの伝導熱量よりも前記熱源から直接輻射
    される輻射熱量を少なくし、前記1対のローラの外周面
    温度を一定かつ安定的に保持することを特徴とするラミ
    ネート装置用ブロックヒータ。
JP1987069638U 1987-05-12 1987-05-12 ラミネ−ト装置用ブロツクヒ−タ Expired - Lifetime JPH0627389Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987069638U JPH0627389Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12 ラミネ−ト装置用ブロツクヒ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987069638U JPH0627389Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12 ラミネ−ト装置用ブロツクヒ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63179116U JPS63179116U (ja) 1988-11-21
JPH0627389Y2 true JPH0627389Y2 (ja) 1994-07-27

Family

ID=30910553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987069638U Expired - Lifetime JPH0627389Y2 (ja) 1987-05-12 1987-05-12 ラミネ−ト装置用ブロツクヒ−タ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0627389Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53122538A (en) * 1978-04-03 1978-10-26 Ichirou Kubota Nursery plant planter
JPS5539840U (ja) * 1978-09-06 1980-03-14
JPS57129623U (ja) * 1981-02-06 1982-08-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63179116U (ja) 1988-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1174576A (en) Apparatus for covering base sheet surface
JPH0627389Y2 (ja) ラミネ−ト装置用ブロツクヒ−タ
JP5834013B2 (ja) 電磁誘導加熱接着装置
US20040040669A1 (en) Hot laminating apparatus having heat shield
JP2901228B2 (ja) ラミネ−タ
US6782935B2 (en) Hot laminating apparatus having single-sided transmitting and heating roller
JP2553697Y2 (ja) ラミネータにおけるヒータ部の構造
JPH07201455A (ja) セラミックヒータ
JPS57129623U (ja)
JPS6139545Y2 (ja)
JP3051156U (ja) 内熱式キャタピラ型パウチ
JPS60135947A (ja) 現像転写装置
US8104526B2 (en) Sheet laminating apparatus with instant heat control function
JP3212985U (ja) ラミネーター
JPS60135946A (ja) 画像記録装置
JPH0646397Y2 (ja) 暖房便座
JPH0243705Y2 (ja)
JPH0624552B2 (ja) 蓄熱装置
JPS6028621Y2 (ja) 積層装置に於ける加熱装置付き展圧ロ−ラ−
JPS622120Y2 (ja)
JPS5927711B2 (ja) カ−ド類ラミネ−ト装置
JPS6245884Y2 (ja)
JPS6054868B2 (ja) シ−ト体表面被覆装置
JPS623256A (ja) 現像転写装置
JPS625240A (ja) 画像記録装置