JPS6139436B2 - - Google Patents

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JPS6139436B2
JPS6139436B2 JP54074365A JP7436579A JPS6139436B2 JP S6139436 B2 JPS6139436 B2 JP S6139436B2 JP 54074365 A JP54074365 A JP 54074365A JP 7436579 A JP7436579 A JP 7436579A JP S6139436 B2 JPS6139436 B2 JP S6139436B2
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JP
Japan
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web
fibers
heat
irregular
bonded
Prior art date
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JP54074365A
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English (en)
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JPS56380A (en
Inventor
Haruhiko Wada
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  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は衣服に用いる不織布接着芯地に関し、
特にウオシユアンドウエア性に適した秀れた保温
性、保型性を有する不織布接着芯地の構成に関す
るものである。
従来、衣服に用いられる接着芯地としては、織
布、編布、不織布等が多く用いられているが、織
布及び編布を用いたものは、ドレープ性、耐洗た
く性に秀れているが、ふくらみ感、保温性に劣
り、一方不織布を素材としたものは、ふくらみ
感、適度のハリ、及び保温性に秀れているが、ド
レープ性、耐洗たく性に劣る等の欠点があり、特
に最近のウオシヤブル化、フアツシヨン指向によ
る裏地の省略化等においては、芯地に裏地的な性
能が要求されつつある。
本発明は特に保型性に秀れた、耐洗たく性と、
且つ充分な保温性、ふくらみ感を与えることを目
的として構成した不織布接着芯地を提供するもの
である。
次に本発明の構成を説明すると、まず通常の紡
績可能なる天然、化繊又は合成繊維を単独又は混
合したものを、カード桟により繊維を平行に配列
させた方向性ウエブ(以下平行配列ウエブと云
う)を形成する。
立体不規則性ウエブは気流等により上記繊維を
シート状に集積することにより得られるが表面熱
融着を付与するためには熱可塑性繊維を少くとも
30%以上混合させなければならない。該熱可塑性
繊維は150℃以上の加熱により融着が可能である
繊維であることが必要で、ナイロン、ポリエステ
ル等の通常の合成繊維の他、表面(又は片面)が
低融点成分からなる芯鞘型、バイメタル型の複合
繊維を用いることも可能であり、この場合は30〜
70%の範囲で使用することが好ましい。さらに本
発明の立体不規則性ウエブは接着後の保型性、保
温性を良好に保つために、繊維の見かけ密度が
0.05〜0.15g/cm3の間となるよう構成することが
好ましい。0.05g/cm3以下では繊維層内に形成さ
れる空間が大きくなり、空気の逃げが大となつて
保温性が低下し、0.15g/cm3以上になると3次元
立体構造を有しているため、ハリが大きくなり、
良好な保型性が得られない。
前記平行配列ウエブと立体不規則性ウエブの積
層は予め、結合剤によつて仮止めしたのち、重ね
て更に結合剤を適用し一体化するか、或はウエブ
の状態で連続的に積層、結合剤含浸によつて一体
化することもできる。
本発明に用いる結合剤としては、通常の繊維間
結合剤、例えばアクリル酸エステル共重合体、合
成ゴム、エチレン−酢ビ共重合体、ポリウレタン
共重合体を、公知の結合剤含浸法で付与し不織布
とする。繊維間結合剤の付与率は全繊維量に対
し、30〜80%が好ましく、繊維間結合剤の量が多
くなると得られた不織布が全体として硬い風合の
ものとなり、少なければ不織布の耐久性が悪くな
る。然るにこの発明の目的とする秀れたウオシヤ
ブル性、裏地省略化を充分に果すためには、結合
剤の付与率を80%以上に上げても耐久性、耐洗濯
性に難点があり、種々検討の結果、本発明は得ら
れた不織布の立体不規則性ウエブ側の表面を熱融
着させることにより解決するものである。上記立
体不規則性ウエブの表面を熱融着する手段として
は適当な間隔を有する一対の片側加熱したロール
間を通過せしめることによつて表面繊維を融着さ
せること、或は上記ウエブの表面に火焔をあて、
表面繊維のみを融着させる等の手段が採られる。
この様にして得られる表面熱融着させた不織布
を衣服に適用させると、裏地側は熱融着により強
固に繊維が固定されているため秀れた耐磨耗性を
示し、しかも繊維の融着は極く表面のみで行われ
ているので、ふくらみ感を疎外することなく、保
温性、保型性に秀れた不織布芯地を得ることとな
る。
また熱融着は当然ウエブの表面のみで行われる
が表面に存在する繊維の30〜70%の範囲で熱融着
させることが必要で、30%以下では繊維間固定が
不充分で、耐久性が減少し、70%を越えると繊維
の動きが疎外され表生地とのなじみが損われる。
更に上記熱融着に関与する繊維としては芯鞘
型、バイメタル型の複合繊維を用い、不織布の風
合を損うことなくウエブの表面繊維相互を熱融着
させることができる。
上記不規則性立体ウエブの裏面側となる繊維が
平行に配列した方向性ウエブの秀れた伸縮性はよ
く知られているが、本発明はこの平行配列ウエブ
側にアイロンで接着可能なる接着剤、例えばポリ
エチレン、エチレン−酢ビ共重合物、ポリアミ
ド、ポリエステル、アクリル共重合物、ポリ塩化
ビニル等の単独又は混合した粉末状又はペースト
状の樹脂を、規則的又は不規則的に適用したドツ
ト状に付着させるか、上記樹脂を溶融してくもの
巣状に付着させ、接着芯地として衣服に適用すれ
ば、表生地と立体不規則性ウエブの間に秀れた伸
縮性の平行配列ウエブが介在するため、相互の動
きに若干のずれをもたせることができ、着用時に
違和感を与えることなく立体不規則性ウエブの有
する秀れた保型性により、洗濯や長期着用による
嵩減りもなく、保温性に秀れ、ウオシユアンドウ
エア性を有し、デザイン等によつては裏地を省略
して用いることも可能となつた。
尚立体不規則性ウエブは断熱性にすぐれるポリ
エステル繊維やポリエチレン繊維を充分なる割合
で配合使用することにより保温効果を高めること
ができ、さらにウオシユアンドウエアに秀れた保
温性接着芯地が与えられる。
以下本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例 1 ポリアミド繊維3d×51m/m 100%の繊維を
カード桟により目付20g/m2の平行配列ウエブ1
を形成し、別に ポリエステル 3d×38mm 70% レーヨン 2d×29mm 30% の混合繊維をランド機により目付30g/m2の立体
不規則性ウエブ2を形成し、上記平行配列ウエブ
上に積層し、アクリル系繊維間結合剤を乾燥固形
分付着量が25g/m2となるように浸漬槽で含浸、
乾燥して不織布を形成した。
この不織布の立体不規則性ウエブ2の表面をガ
スバーナによる火焔処理を行い表面繊維を融着3
せしめる。また平行配列ウエブ1の表面にペース
ト状のポリアミド樹脂から成る接着剤4をドツト
状に適用し保温性接着芯地を構成した。
上記接着芯地を切断し、その断面に於ける立体
不規則性ウエブ層の厚さを測定したところ0.3mm
であつた。この芯地をコートの前身頃に用いた
処、適度なハリをもち数回の洗たくによつても、
嵩減りすることもなく、表面の毛羽立ちも見られ
なかつた。
実施例 2 ポリアミド繊維 3d×51mm 80% ポリエステル繊維 2d×29mm 20% の配合割合からなる混合繊維をカード機により目
付20g/m2の平行配列ウエブ1を形成する。別
に、 ポリアミド繊維 3d×51mm 50% 芯鞘型ポリエステル複合繊維(鞘部融点140
芯部融点250℃) 3d×64mm 50% の混合繊維をランド機により紡出して目付26g/
m2の立体不規則性ウエブ2を形成し、上記平行配
列ウエブ上に重ねて後、浸漬法によりアクリル酸
エステル結合剤を乾燥固型分付着量が20g/m2
なる様に含浸し、乾燥固着させた後、一方のロー
ルを160℃に加熱したロール間隔0.5mmの一対のロ
ール装置に導入し、立体規則性ウエブ側を加熱ロ
ールに当てるようにして通過させた所、加熱ロー
ル側の立体不規則性ウエブ表面の複合繊維が融着
3し表面が滑らかな状態の不織布に仕上がつた。
次いで、前記不織布の平行配列ウエブの表面に
ペースト状ポリエステル樹脂から成る接着剤4を
ドツト状に付着せしめ、保温性接着芯地を構成し
た。この接着芯地の断面を拡大して立体不規則性
ウエブ層の厚さを測定したところ、約0.3mmであ
つた。この接着芯地は婦人用スーツの前身頃に用
いた処裏地を省略しても充分で、ふくらみ感があ
り滑り効果も良好で、秀れたシルエツトを形成す
ることができた。さらに通常に家庭での洗濯によ
つても形崩れ、嵩べりもなく、耐洗濯性に秀れて
いた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例たる保温性接着芯地の
側面図である。 1……平行配列ウエブ、2……立体不規性ウエ
ブ、3……融着、4……接着剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱融着可能なる繊維を少なくとも30%以上混
    合してなる立体不規則性ウエブと繊維を平行に配
    列させた方向性ウエブとの積層ウエブが、樹脂結
    合剤により各ウエブ構成繊維間相互及びウエブ層
    間を一体に結合され、上記結合不織布の平行配列
    ウエブの表面に熱接着性樹脂をドツト状又はくも
    の巣状に付着せしめ、さらに上記立体不規則性ウ
    エブの表面繊維を熱融着させてなることを特徴と
    する保温性接着芯地。 2 熱融着可能なる繊維として、融点の異なる芯
    鞘型、又はバイメタル型の複合繊維を30〜70%の
    割合で混合してなる特許請求の範囲第1項記載の
    保温性接着芯地。
JP7436579A 1979-06-13 1979-06-13 Adhesive core cloth for warmth preservation Granted JPS56380A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7436579A JPS56380A (en) 1979-06-13 1979-06-13 Adhesive core cloth for warmth preservation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7436579A JPS56380A (en) 1979-06-13 1979-06-13 Adhesive core cloth for warmth preservation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56380A JPS56380A (en) 1981-01-06
JPS6139436B2 true JPS6139436B2 (ja) 1986-09-03

Family

ID=13545048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7436579A Granted JPS56380A (en) 1979-06-13 1979-06-13 Adhesive core cloth for warmth preservation

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6383425U (ja) * 1986-11-19 1988-06-01

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SU1426956A1 (ru) * 1984-12-28 1988-09-30 Государственный Союзный Институт По Проектированию Металлургических Заводов "Гипромез" Установка дл гранул ции металлургического расплава

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JPS6383425U (ja) * 1986-11-19 1988-06-01

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Publication number Publication date
JPS56380A (en) 1981-01-06

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