JPS6137417A - 熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンフイルムの製造方法 - Google Patents
熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンフイルムの製造方法Info
- Publication number
- JPS6137417A JPS6137417A JP15915684A JP15915684A JPS6137417A JP S6137417 A JPS6137417 A JP S6137417A JP 15915684 A JP15915684 A JP 15915684A JP 15915684 A JP15915684 A JP 15915684A JP S6137417 A JPS6137417 A JP S6137417A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- thermoplastic
- lubricity
- smoothness
- polyetherether ketone
- Prior art date
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- Granted
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、片面に滑り性を反対面に平滑性を付与した二
軸配向熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンフィルムに
関するものである。
軸配向熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンフィルムに
関するものである。
熱可塑性ポリエーテルエーテルケトン樹脂は極めて高い
耐熱性を有し機械強度、難燃性、耐薬品性、など各種特
性の優れた樹脂として多方面への応用が図られており、
フィルムとしても利用測置の大きい事が見出されつつあ
る。一方、従来フィルムどうしの真空密着、即ちブロッ
キングを防止し、取シ扱い作業性等を改善する目的で、
フィルムの表面を粗化し滑り性を付与することが行なわ
れているが、フィルム素材面では精密関連分野〜高度技
術産業を中心に表面の平滑化という相反する要求が出さ
れしかもその度合が年々厳しく々つてきている。本発明
者らは熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンフィルムに
取り扱い作業性と平滑性を同時に付与すべく鋭意検討し
た結果、フィルムの片面に滑り性を、反対面に平滑性を
付与する事により相反する要求に対応でき、さらに耐熱
性をはじめ各種特性の優れた二軸配向熱可塑性ポリエー
テルエーテルケトンフィルムを得る事を見出し本発明に
到達した。
耐熱性を有し機械強度、難燃性、耐薬品性、など各種特
性の優れた樹脂として多方面への応用が図られており、
フィルムとしても利用測置の大きい事が見出されつつあ
る。一方、従来フィルムどうしの真空密着、即ちブロッ
キングを防止し、取シ扱い作業性等を改善する目的で、
フィルムの表面を粗化し滑り性を付与することが行なわ
れているが、フィルム素材面では精密関連分野〜高度技
術産業を中心に表面の平滑化という相反する要求が出さ
れしかもその度合が年々厳しく々つてきている。本発明
者らは熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンフィルムに
取り扱い作業性と平滑性を同時に付与すべく鋭意検討し
た結果、フィルムの片面に滑り性を、反対面に平滑性を
付与する事により相反する要求に対応でき、さらに耐熱
性をはじめ各種特性の優れた二軸配向熱可塑性ポリエー
テルエーテルケトンフィルムを得る事を見出し本発明に
到達した。
即ち本発明は片面が易滑性を有し、その反対側の表面が
極めて表面粗度が小さく平滑性に優れている事を特徴と
する実質的に熱可塑性ポリ・エーテル￥−テルケートン
から成る二軸配向フィルムに関するものである。
極めて表面粗度が小さく平滑性に優れている事を特徴と
する実質的に熱可塑性ポリ・エーテル￥−テルケートン
から成る二軸配向フィルムに関するものである。
本発明における熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンは
構成単位 を単独で、又は他の構成単位を一緒に含んで成るもので
、例えば次の構成単位が挙げられる。
構成単位 を単独で、又は他の構成単位を一緒に含んで成るもので
、例えば次の構成単位が挙げられる。
Ａは直接結合、−）、−５−１−ＳＯ□−１−ＣＯ−１
又は二価の炭化水素基である。） 流動性改良などの目的でポリアリーレンポリエーテルポ
リスルホン、ボリアリレート、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリアミドなどの樹脂をブレンドしても良い
。
又は二価の炭化水素基である。） 流動性改良などの目的でポリアリーレンポリエーテルポ
リスルホン、ボリアリレート、ポリエステル、ポリカー
ボネート、ポリアミドなどの樹脂をブレンドしても良い
。
製膜法は、溶融製膜法でポリマーをダイス押出等によシ
、フィルム状に成形後急冷し非品性フィルムを作製する
。これをポリマーのガラス転移温度付近１５０℃〜２１
０℃でロール、テンタ一方式によシ同時又は逐次二軸に
面積倍率で３倍以上、好ましくは７倍以上に延伸し、さ
らに緊張下２００℃〜３３０℃、好ましくは２５０℃〜
３１０℃で充分な時間加熱し熱固定する。
、フィルム状に成形後急冷し非品性フィルムを作製する
。これをポリマーのガラス転移温度付近１５０℃〜２１
０℃でロール、テンタ一方式によシ同時又は逐次二軸に
面積倍率で３倍以上、好ましくは７倍以上に延伸し、さ
らに緊張下２００℃〜３３０℃、好ましくは２５０℃〜
３１０℃で充分な時間加熱し熱固定する。
滑シ性は無機質充填剤を熱可塑性ポリエ゛−チルエーテ
ルケトンに添加した樹脂組成物を樹脂原−料として用い
フィルム表面をある程度粗化する事により得られ、無機
質充填剤としてはタルク、シリカ、カオリン、焼成カオ
リン、マイカ、アエロジル、サイロイド、炭酸カルシウ
ム、チタシ酸カリウム繊維等の１種又は２種以上を適宜
選択して用いる。
ルケトンに添加した樹脂組成物を樹脂原−料として用い
フィルム表面をある程度粗化する事により得られ、無機
質充填剤としてはタルク、シリカ、カオリン、焼成カオ
リン、マイカ、アエロジル、サイロイド、炭酸カルシウ
ム、チタシ酸カリウム繊維等の１種又は２種以上を適宜
選択して用いる。
表面平滑性は熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンに充
填剤などを加えず樹脂成分のみを原料として製膜すると
表面粗度が小さく充分なものが得られるが、添加量が表
面粗度に影響しないほど少量であれば無機質充填剤を加
えても差し仕えない。
填剤などを加えず樹脂成分のみを原料として製膜すると
表面粗度が小さく充分なものが得られるが、添加量が表
面粗度に影響しないほど少量であれば無機質充填剤を加
えても差し仕えない。
本発明の片面に滑り性を、反対面に平滑性を付〜
与したフィルムは、ダイス押出時に滑シ性を得る事ノで
きる熱可塑性ポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物と
、平滑性を得る事のできる熱可塑性ポリエーテルエーテ
ルケトン樹脂組成物とを共押出法により２層から成るフ
ィルムに成形し上記の製膜法に従って延伸し熱固定して
得られる。
きる熱可塑性ポリエーテルエーテルケトン樹脂組成物と
、平滑性を得る事のできる熱可塑性ポリエーテルエーテ
ルケトン樹脂組成物とを共押出法により２層から成るフ
ィルムに成形し上記の製膜法に従って延伸し熱固定して
得られる。
２層の成分比即ち厚みの比は特に限定されず目的とする
フィルムの光学特性（光線透過率、ヘイズなど）により
決定されるが、２層成分のうち一方の成分が１０−以上
あることが好ましい。
フィルムの光学特性（光線透過率、ヘイズなど）により
決定されるが、２層成分のうち一方の成分が１０−以上
あることが好ましい。
２層成分はいずれも熱可塑性ポリエーテルエーテルケト
ン樹脂組成物よυ成υ立っている為、延伸、熱固定など
の加工時および加工後、共に剥離の恐れはない。
ン樹脂組成物よυ成υ立っている為、延伸、熱固定など
の加工時および加工後、共に剥離の恐れはない。
又共押出法によらず両面粗化されたフィルムの片面をロ
ール密着などによシ平滑にしたり、両面平滑なフィルム
の片面を粗面化ロールなどを用いて粗化しても本発明の
フィルムを得ることは可能だが共押出法が現状では最も
簡便である。
ール密着などによシ平滑にしたり、両面平滑なフィルム
の片面を粗面化ロールなどを用いて粗化しても本発明の
フィルムを得ることは可能だが共押出法が現状では最も
簡便である。
このようにして得られたフィルムは、滑シ性と平滑性を
相反する表面に兼ね備えているのみでなく耐熱性、機械
強度も優れ実用的な高性能フィルムである事が判明した
。
相反する表面に兼ね備えているのみでなく耐熱性、機械
強度も優れ実用的な高性能フィルムである事が判明した
。
なお本発明におけるフィルムは目的により滑剤、耐熱安
定剤、耐候安定剤、顔料、染料等を含んでも良い。
定剤、耐候安定剤、顔料、染料等を含んでも良い。
本発明のフィルムは、録音、母面テープなどの磁気記録
媒体や写真フィルムといった精密印刷関連分野に適する
。
媒体や写真フィルムといった精密印刷関連分野に適する
。
実施例１
熱可塑性ポリエーテルエーテルケトン（’ ＩＣＩ社表
ポリエーテルエーテルケトン４５１ＧＶ）に無機質充填
剤として、タルク（竹原化学■製ＭＳＴ ’）を０．ラ
チ添加しブレンド後押出機によシ造粒してチップを作製
した。
ポリエーテルエーテルケトン４５１ＧＶ）に無機質充填
剤として、タルク（竹原化学■製ＭＳＴ ’）を０．ラ
チ添加しブレンド後押出機によシ造粒してチップを作製
した。
このポリマーと熱可塑性ポリエーテルエーテルケトン（
ＩＣＩ社製ポリエーテルエーテルケトン４５１ＧＶ）と
を構成成分とし共押出法によシ水冷キャスティングロー
ル上ヘキャストし４００μの２層から成る未延伸フィル
ムを得、次いでこれを口、−ルによ’、９１６０℃′ｃ
縦方向へ３倍延伸し、さらにテンタ方式の引取機により
１８０℃でυ；１方向に３倍延伸し緊張下気熱ヒーター
によシ約２８０℃で３０秒間熱固定し３０μのフィルム
を得た。このフィルムの構成比は前者のポリマーが１５
μ、後者のポリマーが１５μであった。
ＩＣＩ社製ポリエーテルエーテルケトン４５１ＧＶ）と
を構成成分とし共押出法によシ水冷キャスティングロー
ル上ヘキャストし４００μの２層から成る未延伸フィル
ムを得、次いでこれを口、−ルによ’、９１６０℃′ｃ
縦方向へ３倍延伸し、さらにテンタ方式の引取機により
１８０℃でυ；１方向に３倍延伸し緊張下気熱ヒーター
によシ約２８０℃で３０秒間熱固定し３０μのフィルム
を得た。このフィルムの構成比は前者のポリマーが１５
μ、後者のポリマーが１５μであった。
このフィルムの表面粗度は、無機質充填剤を含んだ層の
表面が０．１０μ１５瓢（フィルム表面５問長さの平均
粗さが０．１０μであることを示す。）で、同成分のフ
ィルムとの動摩擦係数が０．２８と低く滑υ性が良いの
に対し、無機質充填剤を含まない層の表面は８０λ１５
闘と平滑で、無機質充填剤を含むフィルム表面層との動
摩擦係数は０．４０と多少大きいものの巻き取シは順調
に行なうことができた。
表面が０．１０μ１５瓢（フィルム表面５問長さの平均
粗さが０．１０μであることを示す。）で、同成分のフ
ィルムとの動摩擦係数が０．２８と低く滑υ性が良いの
に対し、無機質充填剤を含まない層の表面は８０λ１５
闘と平滑で、無機質充填剤を含むフィルム表面層との動
摩擦係数は０．４０と多少大きいものの巻き取シは順調
に行なうことができた。
比較例１．２
実施例１で作製した無機質充填剤含有熱可塑性ポリエー
テルエーテルケトンと熱可塑性ポリエーテルエーテルケ
トン（ＩＣＩ社製ポリエーテルエーテルケトン４５１Ｇ
Ｖ）をそれぞれ水冷キャスティングロール上ヘキャスト
し以下実施例１と同じ方法で３０μのフィルムを作製し
た。
テルエーテルケトンと熱可塑性ポリエーテルエーテルケ
トン（ＩＣＩ社製ポリエーテルエーテルケトン４５１Ｇ
Ｖ）をそれぞれ水冷キャスティングロール上ヘキャスト
し以下実施例１と同じ方法で３０μのフィルムを作製し
た。
無機質充填剤含有熱可塑性ポリエーテルエーテルケトン
を成分とするフィルムは、同成分のフィルムとの動摩擦
係数が０．２８と低く滑シ性−は良いが、表面粗さは０
．１０μ１５ｒｎｒｎと大きかった。、一方無機質充填
剤を含まない熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンを成
分とするフィルムは、表面粗さが８ ＯＡ ／ ５ ｍ
ｍと低く平滑であるが同成分のフィルムとの動摩擦係数
は０，８５と大きく、巻き取りは順調にできなかった。
を成分とするフィルムは、同成分のフィルムとの動摩擦
係数が０．２８と低く滑シ性−は良いが、表面粗さは０
．１０μ１５ｒｎｒｎと大きかった。、一方無機質充填
剤を含まない熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンを成
分とするフィルムは、表面粗さが８ ＯＡ ／ ５ ｍ
ｍと低く平滑であるが同成分のフィルムとの動摩擦係数
は０，８５と大きく、巻き取りは順調にできなかった。
Claims (1)
- 片面が易滑性を有し、その反対側の表面が極めて表面粗
度が小さく平滑性に優れている事を特徴とする二軸配向
熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15915684A JPS6137417A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンフイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15915684A JPS6137417A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンフイルムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6137417A true JPS6137417A (ja) | 1986-02-22 |
| JPH0371012B2 JPH0371012B2 (ja) | 1991-11-11 |
Family
ID=15687488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15915684A Granted JPS6137417A (ja) | 1984-07-31 | 1984-07-31 | 熱可塑性ポリエーテルエーテルケトンフイルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6137417A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5095078A (en) * | 1987-12-16 | 1992-03-10 | Kureha Kagaku Kogyo K. K. | Heat-resistant film and production process thereof |
| WO2007101857A3 (en) * | 2006-03-07 | 2008-01-03 | Solvay Advanced Polymers Llc | New polyarylene composition |
| US20080312387A1 (en) * | 2006-08-11 | 2008-12-18 | Solvay Advanced Polymers, L.L.C. | New Polyarylene Composition |
| JP2020033266A (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | 信越ポリマー株式会社 | 経皮吸収型製剤及びその製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5026884A (ja) * | 1973-07-10 | 1975-03-19 | ||
| JPS5838158A (ja) * | 1981-09-01 | 1983-03-05 | 東レ株式会社 | ポリエステルフイルム |
| JPS5863417A (ja) * | 1981-10-13 | 1983-04-15 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 等方性配向ポリエ−テルエ−テルケトンフイルムの製造方法 |
-
1984
- 1984-07-31 JP JP15915684A patent/JPS6137417A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5026884A (ja) * | 1973-07-10 | 1975-03-19 | ||
| JPS5838158A (ja) * | 1981-09-01 | 1983-03-05 | 東レ株式会社 | ポリエステルフイルム |
| JPS5863417A (ja) * | 1981-10-13 | 1983-04-15 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 等方性配向ポリエ−テルエ−テルケトンフイルムの製造方法 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5095078A (en) * | 1987-12-16 | 1992-03-10 | Kureha Kagaku Kogyo K. K. | Heat-resistant film and production process thereof |
| WO2007101857A3 (en) * | 2006-03-07 | 2008-01-03 | Solvay Advanced Polymers Llc | New polyarylene composition |
| US20130217834A1 (en) * | 2006-03-07 | 2013-08-22 | Solvay Advanced Polymers, L.L.C. | Polyarylene composition |
| US9145499B2 (en) | 2006-03-07 | 2015-09-29 | Solvay Specialty Polymers Usa, Llc | Polyarylene composition |
| US20080312387A1 (en) * | 2006-08-11 | 2008-12-18 | Solvay Advanced Polymers, L.L.C. | New Polyarylene Composition |
| JP2020033266A (ja) * | 2018-08-27 | 2020-03-05 | 信越ポリマー株式会社 | 経皮吸収型製剤及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0371012B2 (ja) | 1991-11-11 |
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