JPS6137362A - 鋳造用ノズルの交換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熔融金属の移送または鋳造注入に用いられる
下部ノズル或いはスライディングノズルプレートと嵌合
する浸漬ノズルやロングノズル等の交換装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、熔融金属の注入や鋳込みに際して溶融金属の酸化
防止、非金属介在物の巻き込み防止、及び乱流、スプラ
ッシュの防止等を目的として、浸漬ノズルやロングノズ
ル等のいわゆる「鋳造用ノズル」が用いられている。

この鋳造用ノズルは、流動する溶融金属に直接接するた
めに、熔損或いは欠落、折損等の損傷が多く、その状況
にあわせ頻繁に交換を必要とする。

しかし、交換作業は稼働率を低下させることがないよう
に短時間で行ねなけれはならず、また高熱下での作業な
ので作業者の負担も大きい。

このような問題に対処するため、例えば、実公昭５８−
４９０７号公報に記載されたような鋳造用ノズルの交換
装置が開発されている。

この交換装置は、摺動盤保持具に固設したアクソチメン
ト側の凹溝レールと、下ノズル受げに水平に突設した嵌
合突起を摺動自在に凹凸嵌合させ、２本の下部ノズルを
この凹凸嵌合摺動機構により水平方向に移動可能とし、
一本の下ノズルは凹溝レールと嵌合突起間に打ち込む楔
形コツタでスライディング７／ズル装置の摺動盤と嵌合
密着させており、他の下ノズルは、アクソチメントに自
在吊設させるとともに、雨下ノズル間にコック抜き板を
介在させて、シリンダに新下ノズル側から押すことによ
って、新旧下ノズルを交換するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、実際に下ノズルを交換するにあたっては
、新下ノズルの楔形コックの打ち込みやコツタ抜き板の
着脱（新下ノズルを嵌合位置に据えて楔形コックを打ち
込む時、均等にスライディングノズル摺動盤と密着嵌合
させるため、後側よりコック抜き板をさしこんでおく必
要があると思ねれる。）等、補助具を使用する手作業が
必要であり、高熱作業環境下での人力による交換作業の
省力化と時間短縮にはまだ問題があった。

本発明は、鋳造用ノズルの高熱作業環境下での交換作業
を著しく軽減でき、省力化と作業時間の短縮を図ること
ができる鋳造用ノズルの交換装置を提供することを目的
とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明では、鋳造用ノズルの
交換装置を、溶湯注入装置の底面に保持金枠を取付け、
同保持金枠に間隔を開けて平行する新規ノズル挿入通路
と旧ノズル押出通路及び両通路の内奥部同志を連通し、
かつ中央に圧着保持位置を有する連絡通路からなる両端
開口のコ状ノズル移動空間を形成し、同保持金枠に、そ
れぞれ上記連絡通路及び旧ノズル押出通路内を進退する
第１．第２ノズル押し金物を取付け、第１ノズル押し金
物を保持金枠に取付けた進退駆動装置と連結し、かつ上
記連絡通路に並行して、第１ノズル押し金物の進退を第
２ノズル押し金物に伝達する進退伝達機構を保持金枠上
に取りつけることによって構成している。

〔実施例〕

以下、添付図に示す実施例に基づいて本発明を具体的に
説明する。

第１図は、本発明に係る鋳造用ノズルの交換装置の平面
図、第２図は第１図１−１線による断面図、第３図は第
１図ｎ−ｎ線による断面図、第４図は第１図ｍ−ｍ線に
よる断面図、第５図から第８図は上記交換装置による交
換作業の説明図である。

第１図から第３図（特に第３図）において、■は三枚プ
レート構成を有し、かつ溶融金属容器等の容器２の底部
に固着したスライディングノズル装置であり、本発明に
かかる交換装置は同スライディングノズル装置１の底部
に取りつけられるものである。

３はスライディングノズル装置１の底部に取りつけられ
、スライディングノズル装置１と同様に矩形板状をなす
保持金枠である。

保持金枠３ば、第１図に示す如く、−例側面から長手方
向軸線と直交する方向に伸延する新規ノズル挿入通路４
と、同側面から一定間隔りを開けた位置において新規ノ
ズル挿入通路４と平行に伸延する旧ノズル押出通路５及
び両通路４．５の伸延端を連絡し、かつ保持金枠３の長
手方向軸線に沿って伸延する連絡通路６とからなるコ状
ノズル移動空間を形成している。また、連絡通路６ばそ
の略中央部に？＋ａノズル７をスライディングノズル装
置１の下部ノズル８に連結する圧着保持位置９を有する
。

上記コ状移動ノズル空間は、その画側に沿ってガイトレ
ール１０を保持金枠３上に設けている。

ただし、上記圧着保持位置９には、浸漬ノズル７を下部
ノズル８に圧着するためのスプリングボックス１１が取
付けられており、同スプリングホックス１１は独自のガ
イドレール１２を有する。

スプリングボックス１１は第４図に示す如く、保持金枠
３に対して、内蔵するスプリング１３によって常時スラ
イディングノズル装置１側に向かう付勢力を付与されて
おり、ガイドレール１２はその内部両側側面に形成され
る。

また、第１図及び第２図において、１５は保持金枠３の
一例に取付けた流体圧シリンダであり、同流体圧シリン
ダ１５は、保持金枠３上に固設した支持部材１６で支持
されている。

流体圧シリンダ１５のロッド１７にはフォークエンド１
８がボルトで連結されていて、さらにフォークエンド軸
１９を介して第１ノズル押し金物２０と連結されている
。

第１ノズル押し金物２０は、第１図に示す如く、連絡通
路６と略等しい幅を有する板体であり、流体圧シリンダ
１５のロッド１７の進退に連動して連絡通路６内を長手
方向に進退することができ、浸漬ノズル７は連絡通路６
内を移動することができる。

また第１ノズル押し金物２０は、第１図に示すごとく、
その一端にランク駆動金物２５を固定しており、同金物
２５に第１ノズル押し金物２０と一体的にかつ同一方向
に移動するラック２６が連結されている。

また、第１図において、２７は連絡通路６と略等しい長
さを有し、かつ同連絡通路６に沿って長手方向に移動可
能に保持金枠３に取付けた連絡板であり、同板はその一
端にランク２８を有し、同ラック２Ｂは、ピニオン２９
を介してう・ツク２６と噛合し、これにより連絡板２７
が進退する。

なお、この連結部はラック２６及びピニオン２９を略し
、直接にラック駆動金物２５でう・ツク２８を駆動する
ことも考えられる。

また、連絡板２７０代わりにピニオン２９と小歯車３２
をチェーンで連結して駆動することもできる。

さらに、連絡板２７はその他端にラック３０を有してお
り、同ラック３０は保持金枠３の他端に設けた多段ピニ
オン３１と噛合している。即ち、ラック３０は多段ピニ
オン３１の内、小歯車３２と噛合し、これによって同軸
をなす大歯車３３を小山車３２と一体的に回転させる。

また、第１図において、３５はノズル押出通路５の軸線
、即ち、連絡通路６の軸線と直交する方向に浸漬ノズル
を移動するための第２ノズル押し金物であり、同金物３
５ばその一側側面に上記多段ピニオン３１の大歯車３３
と噛合するう・ツク３６を有する。

かかる構成によって、流体圧シリンダ１５の駆’Ｒｂと
ともに、第１ノズル押し金物２０は連絡通路６を進退し
、同進退に連動して第２ノズル押し金物３５も旧ノズル
押出通路５内を増速されながら進退することができる。

さらに、この際、第２ノズル押し金物３５は第１ノズル
押し金物２０が進出するときは後退し、後退するときは
進出するようにして進退することができる。

また、第１図及び第２図において、４０は第１ノズル押
し金物２０の上端にボルトによって一端を固定した一対
のスプリングボックス押下レノ＼−である。同レバーは
第１ノズル押し金物２０の進退に連動してスプリングボ
ックスを昇降するのに用いられ、流体圧シリンダの駆動
とともに連絡通路６の両側に沿って進退し、その動きは
案内板４１で案内される。

即ち、スプリングボックス１１は、第２図Ｇこ示す如く
、その上端に凸部４５を有し、スプリングボックス押下
バー４０の下端には凹部４６を設けている。

かかる構成によって、流体圧シリンダ１５のロッド１７
が後退した状態では、スプリングポ・ノクス１１の凸部
４５はスプリングボ・ノクス押下ノ＼′−４０の凹部４
６に入り込んでおり、スプリングホックス１１とは何隻
干渉しない。

しかし、流体圧シリンダ１５を駆動して、口・ノド１７
を後退位置から連絡通路６内に進出させると、スプリン
グホックス押下バー４０の底面がスプリングボックス１
１の凸部４５を押下げ、これによって、スプリングホ・
ノクス１１全体が押し下げられ、スプリング１３をたわ
ませる。

一方、流体圧シリンダ１５を駆動して口・ノド１７を後
退させると、スプリングホックス１１は再びスプリング
１３により押し上げられる。

ついでＬ記構酸を有する交換装置による鋳造用ノズルの
交換作業を、第３図及び第５図から第８図を参照して具
体的に説明する。

まず、第３図に示す如＜、ｒ；ｘ漬ノズル７の上方のス
ライディングノズル装置１を閉状態とし、また流体圧シ
リンダ１５のロッド１７は第５図に示す如く、引き込ん
だ状態にしておく。

ついで、第５図に示すごとく、浸漬ノズル７を新規ノズ
ル挿入通路４例のガイドレール１０上に置き、第６図に
示す如く、所要の手段で浸漬ノズル７を第１ノズル押し
金物２０の前に押し込む。

続いて、第７図に示す如く、流体圧シリンダ１５を駆動
して第１ノズル押し金物２０を移動し、同金物によって
浸漬ノズル７を圧着保持位置９にもたらす。かかる金物
２０の移動はまたスプリングボックス押下レバー４０を
進出し、これによって、スプリングボックス押下バー４
０がスプリングボックス１１全体を押下げる。同時に上
述した駆動力伝達機構によって第１ノズル押し金物２０
の進退は第２ノズル押し金物３５に伝達され、これによ
って、第２ノズル押し金物３５ば１１」ノズル押出通路
５から完全に後退する。

次ぎに流体圧シリンダ１５を駆動して第１ノズル押し金
物２０を後退させると、同後退に連動して、第８図に示
すごとく、第２ノズル押し金物３５が、旧ノズル押出通
路５の取り出し口に向かって進出し、旧？＋　漬ノズル
７を外部に排出する。

一方、スプリングボックス１１の凸部４〜５がスプリン
グボックス押下げバー４０の凹部４６に入り込むことに
より、スプリングボックス１１はスプリング１３により
押し上げられ、これにより、スプリングボックス１１の
ガイドレール１２上にある浸漬ノズルホルダ２３のフラ
ンジ部は押し上げられ、浸漬ノズル７は下部ノズル８へ
押圧される。

なお、上記実施例は、浸漬ノズルを下部ノズルを介して
スライディングノズル装置の下部プレートに連結した場
合であるが、本発明は、鋳造用ノズルを　直接スライデ
ィングノズル装置の下部プレートに連結する場合等にも
適用できるものである。

〔発明の効果〕

以上述べて来たごとく、本発明では、コ状ノズル移動空
間を通して新規鋳造用ノズルと）１」鋳造用ノズルの交
換を容易、迅速かつ自動的に行うことができるという効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る鋳造用ノズルの交換装置の平面
図、第２図は第１図ｎ−ｎ線による断面図、第３図は第
１図ｎ−ｎ線による断面図、第４図は第１図ｍ−ｍ線に
よる断面図、第５図から第８図は上記交換装置による交
換作業の説明図である。 図中、 １　スライディングノズル装置 ２　容器 ３　保持金枠 ４　新規ノズル挿入通路 ５　旧ノズル押出通路 ６　連絡通路 ７　浸漬ノズル ８　下部ノズル ９　圧着保持位置 １０　ガイドレール １１　スプリングボックス １２　ガイドレール １３　スプリング １５　流体圧シリンダ １６　支持部材 １７　ロッド １８　フォークエンド １９　フォークエンド軸 ２０　第１ノズル押し金物 ２３　浸漬ノズルホルダ ２５　ランク駆動金物 ２６　ランク ２７　連絡板 ２８　ランク ２９　ビニオン ３０　ラック ３１　多段ピニオン ３２　小歯車 ３３　大歯車 ３５　第２ノズル押し金物 ３６　ランク ４０　スプリングボンクス押下レバー ４１　案内板 ４５　凸部 ４６　凹部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、溶湯注入装置に取付けた鋳造用ノズルを着脱自在に
   交換する交換装置であって、溶湯注入装置の底面に保持
   金枠を取付け、同保持金枠に間隔を開けて平行する新規
   ノズル挿入通路と旧ノズル押出通路及び両通路の内奥部
   同志を連通し、かつ中央に圧着保持位置を有する連絡通
   路からなる両端開口のコ状ノズル移動空間を形成し、同
   保持金枠に、それぞれ上記連絡通路及び旧ノズル押出通
   路内を進退する第１、第２ノズル押し金物を取付け、第
   １ノズル押し金物を保持金枠に取付けた進退駆動装置と
   連結し、かつ上記連絡通路に並行して、第１ノズル押し
   金物の進退を第２ノズル押し金物に伝達する進退伝達機
   構を保持金枠上に取りつけたことを特徴とする鋳造用ノ
   ズルの交換装置。