JP2544248Y2 - 少なくとも治工具を押し引きする装置 - Google Patents

少なくとも治工具を押し引きする装置

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JP2544248Y2
JP2544248Y2 JP40341190U JP40341190U JP2544248Y2 JP 2544248 Y2 JP2544248 Y2 JP 2544248Y2 JP 40341190 U JP40341190 U JP 40341190U JP 40341190 U JP40341190 U JP 40341190U JP 2544248 Y2 JP2544248 Y2 JP 2544248Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主に射出成形機及び
プレス機の金型交換の際に用いられ、治工具又は治工具
と共に金型等を押し引きする少なくとも治工具を押し引
きする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機における金型交換装置とし
て、図6に示すように、射出成形機本体1に金型交換台
2を固定的に設け、この交換台2に金型を支持できる2
組の金型支持部3a、3bを設け、この金型支持部3a、3bを
射出成形機の金型取付部4a、4bの間の側方の金型出し入
れ位置にシリンダ5よって選択的に移動させるようにし
たものが知られている。この金型交換装置で金型6aを今
取り付けられている金型6bと交換する場合、金型6aを金
型支持部3aに載置し、金型支持部3bを金型出し入れ位置
に移動させる(図6の状態)。そして、金型6bを金型取
付部4a、4bに対する取付用クランプ装置を開放して、金
型支持部3bへ引き出し、次に金型支持部3aを金型出し入
れ位置に移動させ、金型6aを金型取付部4a、4b間に押し
込み、クランプ装置を作用させて、金型6aの取付を終わ
る。この金型6a、6bの出し入れにおいて、金型はローラ
上を移動するように金型支持部3a、3b、金型取付部4a、
4b等に金型移動用ローラを設けてある。そして、金型の
引き出し及び押し込みには、押し引き装置が使用され
る。また、クランプ装置の金型をクランプするクランプ
位置とクランプ状態を解除した状態でクランプ位置から
退避した退避位置とにクランプ装置を移動させるのにも
押し引き装置が使用される。
【0003】従来の金型の引き出し及び押し込みに使用
する押し引き装置の一例として、「加工機械の金型等の
押引駆動装置」(実公平2-17715 )の図面の一部を図7
に示す。この押引駆動装置Pは、自走式台車8の上面に
その進行方向と直角方向に金型(図示せず)を移送する
為の案内部材9を付設し、この案内部材9の図の左端部
に臨む位置において台車8の左側面に駆動装置10を付設
してある。この駆動装置10によりフック装置11を案内部
材9の案内路12に沿って進退駆動させて、一対の金型を
台車8の上から射出成形機の可動盤(図示せず)と固定
盤(図示せず)との間へ搬入、搬出させるようになって
いる。駆動装置10は、電動モータ7で昇降駆動される支
持ブロック13に回動自在に枢支したスプロケット14を介
して駆動チェン15を案内路12内へ繰り込み、又は案内路
12から繰り出し、駆動チェン15でフック装置11を右方又
は左方へ押し引き駆動するようになっている。駆動チェ
ン15は、図7に示すように一端がフック装置11と結合
し、案内部材9の左端部に設けられている案内ブロック
16の外周部を通って第1屈曲部を成して90度方向を変
えて下方に向かい、そして第2屈曲部で180度方向を
変えて上方に向かい案内ブロック16に達している。この
第2屈曲部にはスプロケット14が係合している。
【0004】また、実公平2-8573号公報に掲載されてい
る図8に示す押し引き装置は、ダイプレート18(スライ
ド)の下面にクランプ装置17を移送する為のT溝20を図
の横方向に設け、このT溝20の右端部に臨む位置におい
てダイプレート18の右側面に駆動装置19を付設してあ
る。駆動装置19は、モータ21で回転駆動されるスプロケ
ット(図示せず)を介して駆動チェン22をT溝20内へ繰
り込み、又はT溝20から繰り出し、駆動チェン22でクラ
ンプ装置17をT溝20に沿って左右の方向に進退駆動させ
るようになっている。これによって、クランプ装置17が
金型23をダイプレート18にクランプするクランプ位置
(図の実線で示す位置)又はクランプを解除して金型23
を交換するのに邪魔にならない退避位置(図の2点鎖線
で示す位置)にクランプ装置17を移動させることができ
る。駆動チェン22は、図8に示すように一端がクランプ
装置17と結合し、T溝20の右開口端側に設けられている
スプロケットと係合し第1屈曲部を成して90度方向を
変えて上方に向い、そして第2屈曲部で180度方向を
変えて下方に向かいダイプレート18に結合している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】図7に示す押引駆動装
置Pは、金型を搬送する台車8(又は台)の左側面に駆
動装置10を付設してあり、この駆動装置10の駆動チェン
15が同図に示すように台車8の左側面に沿って上下方向
に配置した構成であるので、押し引き距離を長くした場
合、駆動チェン15が長くなり、つまり、駆動チェン15の
第1屈曲部と第2屈曲部との距離が長くなり、駆動チェ
ン15のスペースを設けることのために台車8及び射出成
形機等の設備全体の床からの高さを高くしなければなら
ないことがある。従って、この駆動装置10では、駆動チ
ェン15の長さが長いと、既設の設備への取り付けが困難
であるという問題もある。
【0006】図8に示す押し引き装置は、同図に示すダ
イプレート18の右側面に駆動装置19を設けてあり、この
駆動装置19の駆動チェン22がダイプレート18の右側面に
沿って上下方向に配置した構成であるので、押し引き距
離を長くした場合、駆動チェン22が長くなり、図7のも
のと同様に駆動チェン22の第1屈曲部と第2屈曲部との
距離が長くなる。このように第1屈曲部と第2屈曲部と
の距離が長くなると、例えば押し引き装置、クランプ装
置17及び金型23がそれぞれに取り付けられている複数の
ダイプレート18をダイプレート18間に枕木を挟んで積み
重ねて収納するとき、1枚のダイプレート18を積み重ね
る為に必要とする高さが高くなり、収納スペースを広く
取るという問題がある。また、この押し引き装置は、ダ
イプレート18の厚み方向に突出しているので、押し引き
装置が取り付けられているダイプレート18を射出成形機
又はプレス機等に取り付ける際、押し引き装置が邪魔に
なり取り付けに手間がかかるという問題もある。更に、
場合によっては射出成形機等の可動盤又は固定盤(ボル
スタ)と干渉して取付ができないことがある。
【0007】本考案は、上記問題点を解決する少なくと
も治工具を押し引きする装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、ホース及び信
号用ケーブルの一方又は双方を自身に略沿うように保持
したサイドローラ付きチェンを有し、このチェンを介し
て駆動部により治工具又は治工具と共に金型を押し引き
駆動する少なくとも治工具を押し引きする装置におい
て、上記チェンが、押し引きされる上記治工具の側から
伸延し上記治工具の押し引き経路の一端から180度伸
延方向を変更せしめられて押し引き方向と逆方向に移動
する逆移動部を有しこの逆移動部の先端を自由端とされ
ており、上記チェンの上記逆移動部を案内するチェンガ
イドを設け、上記サイドローラ付きチェンに保持されて
いる上記ホース及び信号用ケーブルの一方又は双方が
一端を上記治工具の側に連結されており他端側を上記チ
ェンの逆移動部の先端から伸延しU字状に屈曲せしめら
れて上記逆移動部と略平行して伸延しその端部を支持さ
れていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】治工具、金型等を引き寄せたときは、チェンが
治工具の押し引き経路から引き出され、この引き出され
たチェンが逆移動部側に移動してその一部となり、引き
出し方向と平行し、かつこの引き出された方向と逆方向
に移動する。この時、チェンの逆移動部の先端の自由端
から伸延するホース等も逆移動部に伴って移動し、この
移動するホースが順次U字状の屈曲部を形成する。この
際、このU字状の屈曲部が逆移動部の移動方向に移動
し、この屈曲部を形成したホース等はこの屈曲部と続き
逆移動部と平行するホース等の側に移動する。
【0010】治工具、金型等を引き寄せた位置から押し
出したときは、チェンの逆移動部が順次押し引き経路内
に繰り込まれる。この時、U字状の屈曲部に続きチェン
の逆移動部と平行するホース等が順次U字状の屈曲部を
形成し、この屈曲部を形成した部分が順次チェンの逆移
動部の先端から伸延するホース等の側に移動し、逆移動
部に伴って移動する。
【0011】
【実施例】本考案の第1実施例を図1乃至図4を参照し
て説明する。この実施例は図8を用いて説明した金型を
ダイプレートにクランプするクランプ装置を押し引きす
るものとして説明する。各図に示す30は押し引き装置全
体を示し、31はサイドローラ付きのチェン、32は押し引
き装置本体、33はクランプ装置、34はチェンガイド、35
はチェン駆動部である。
【0012】チェン31は、後述するチェン駆動部35のス
プロケット36に係合しており、各リンク軸を両外側へ延
長形成してその軸部にリンク幅よりも少し大きい直径の
サイドローラ37を設けたサイドローラ付きのチェンであ
る。このサイドローラ付きチェン31はT溝内に挿入して
押し引きすることにより進退させることができるもので
ある。このチェン31には順次連結されているリンクの一
つおきにホース38及び信号用ケーブル39をチェン31に沿
って保持するための保持部40を設けてある。保持部40
は、図1に見られるように、チェン31の片側にのみ設け
られ、チェン31が直線状であるときに隣り合うものが互
いに当接して、その保持部40が設けてある側へはチェン
31が屈曲できないで保持部40のない側へのみ屈曲可能で
ある。保持部40はホース38及び信号用ケーブル39をまと
めて挿通できるチェン31に沿う方向の挿通部41を有して
おり、図示のようにホース38及び信号用ケーブル39を保
持している。このチェン31は、押し引きするクランプ装
置33のクランプロッド42の上端部に一端をピン43で連結
され、他端を自由端とされている。
【0013】押し引き装置本体32は、図1に示すように
ダイプレート44の左側面に取り付けてあり、互いに平行
する2枚の側板45を有している。この両側板45のそれぞ
れの内面には図1及び図3に示すように一方の開口端が
ダイプレート44の下面に形成されているT溝46に連続す
る半円状に屈曲した溝47を有し、この溝47の他方の開口
端はダイプレート44の上面に凹設した凹部48内に開口し
ている。この屈曲した溝47の半径は、チェン31を押し引
きできる範囲でできるだけ小さく形成されている。ま
た、溝47はチェン31のサイドローラ37を案内するように
矩形状に形成されている。
【0014】クランプ装置33は、そのクランプロッド42
が、前記T溝46に沿って移動できるようにT溝46内に入
り込んだT字部を上端に有している。そして、このクラ
ンプロッド42の下端にはピストン( 図示せず) が設けら
れており、このピストンがシリンダ部49に嵌入してい
る。シリンダ部49にはホース38の一端が接続されてお
り、動作用の圧力流体がホース38によって給排されるよ
うになっている。つまり、このシリンダ部49内に圧力流
体が供給されると、シリンダ部49がピストンに沿って上
昇し、シリンダ部49の上面50とダイプレート44の下面51
との間に金型53のフランジ部52を挟み込み、金型53をダ
イプレート44に固定することができる。そして、シリン
ダ部49内の圧力流体が排出されると、シリンダ部49が下
降し、シリンダ部49の上面51が金型53のフランジ部52か
ら離れる。なお、信号用ケーブル39はシリンダ部49の適
所に設けられているクランプ装置33の位置検出器に接続
されている。そして、同図の実線で示すようにそのT溝
46と溝47との境界にクランプロッド42が後退したとき待
機状態で位置するようになっている。
【0015】チェンガイド34は、図1及び図4に示すよ
うにダイプレート44の上面に設けた凹部48内に収容され
ており、上部カバー54と下部カバー55とで形成されてい
る。この上部及び下部カバー54、55にはチェン31のサイ
ドローラ37をT溝46と平行する直線方向に案内する溝76
が屈曲形成されており、図1に示すようにこの溝の左開
口部が本体32に設けた溝47と連続する位置に配置されて
いる。つまり、チェン31が、図1に見られるように、後
退したクランプロッド42から伸延し、押し引き装置の本
体32に形成した半円状に屈曲した溝47を通り、チェンガ
イド34の上部カバー54と下部カバー55とにより規制され
て直進するように案内されている。なお、この上部及び
下部カバー54、55で案内される部分がチェン31の逆移動
部56であり、逆移動部56の右端は自由端となっている。
【0016】そして、図2の平面図に示すように、チェ
ン31の逆移動部56の右端から右方に伸延するホース38及
び信号用ケーブル39はU字状に屈曲し、続いて左方に伸
延し、このホース38の端部が押し引き装置の本体32に穿
設されている連結孔57に螺合結合されている。この連結
孔57は、図に示す他の連結孔58と連通しており、この連
結孔58には別に設けられている加圧流体給排装置( 図示
せず) から導出されているホース(図示せず)と螺合結
合される。そして、信号用ケーブル39の端部は、押し引
き装置の本体32に設けられている端子箱59に導入されて
いる。なお、これらチェンガイド34、チェン31及びホー
ス38等は、収納ケース60内に収納されており、この収納
ケース60の上面がダイプレート44の上面よりも下側とな
るように形成されている。これにより、ダイプレート44
の上面を例えば射出成形機の可動盤(図示せず)に当接
させて取り付けることができる。図1はこの可動盤にダ
イプレート44を取り付けた状態を示す断面図である。
【0017】チェン駆動部35は、チェン31に噛み合うス
プロケット36と、スプロケット36を正逆方向に回転させ
る回転駆動部61(モータ)と、この回転駆動部61の回転
をスプロケット36に伝達する歯車62、63とで構成され、
図2及び図3に見られるように本体32に取り付けてあ
る。スプロケット36が設けられている位置は、本体32に
おいてチェン31が半円状に屈曲する位置である。
【0018】この押し引き装置30は、次のように動作す
る。今、ダイプレート44が射出成形機の可動盤に取り付
けられているとする。そして、交換された金型53が例え
ば後述する第2実施例の押し引き装置により第1図の二
点鎖線で示す位置に移動せられているとする。まず、シ
リンダ部49を下降させ、チェン駆動部35を動作させてチ
ェン31を駆動してクランプ装置33を押し引き経路である
T溝46に沿って前進させる。クランプ装置33は前進位置
を位置検出器64により検知されて二点鎖線で示す位置に
停止せしめられる。次に、シリンダ部49を上昇させてシ
リンダ部49の上面50を金型53のフランジ部52の下面に押
圧させて、金型53をダイプレート44にクランプする。こ
のとき、ホース38等は第2図に示すように実線で示す位
置から二点鎖線で示す位置に移動している。
【0019】そして、金型53をダイプレート44から外す
ときは、シリンダ部49を下降させてクランプ状態を解除
し、チェン駆動部35を動作させてチェン31を駆動してク
ランプ装置33をT溝46に沿って後退させる。クランプ装
置33は位置検出器65により後退位置を検知されて実線で
示す位置に停止せしめられる。この状態で金型53をダイ
プレート44から取り外すことができる。このとき、ホー
ス38等は図2に示すように二点鎖線で示す位置から実線
で示す位置に移動している。
【0020】第2実施例を図5を参照して説明する。第
2実施例は、第1実施例の押し引き装置に設けられてい
るクランプ装置33に代えてフック装置66を設けたもので
あり、その他の部分は第1実施例と同等である。同等部
分は同一の図面符号で示し、その詳細な説明を省略す
る。
【0021】フック装置66は、その本体67が、T溝46に
沿って移動できるようにT溝46に入り込んだT字状の下
部を有し、上部にフック部材68を軸69により枢支し、そ
のフック部材68の回動用のシリンダ70を設けられてい
る。フック部材68は金型6bの側に向かって伸延し先端に
下向きのフック71を形成されている。シリンダ70は、図
5に見られるように、本体67に設けた軸72により枢支さ
れており、動作用の圧力流体がホース38によって給排さ
れピストンロッド73が略左右方向に伸縮するように設け
られている。そして、このピストンロッド73の先端がフ
ック部材68と軸74を介してリンク結合している。
【0022】図5は、押し引き装置75を金型交換台2に
取り付けた状態の図6におけるD−D方向断面に相当す
る部分拡大図である。ただし、図6におけるものと同等
部分は同一図面符号を使用して説明する。
【0023】この押し引き装置75は、次のように動作す
る。今、図6に示すように金型6bがインジェクションマ
シンに取り付けられていて、これを金型6aと交換する場
合について説明する。まず、シリンダ70を短縮させて図
5の二点鎖線で示すようにフック71を上昇させ、チェン
駆動部35を動作させてチェン31を駆動してフック装置66
をT溝46に沿って左側へ前進させる。フック装置66は前
進位置を検知されて停止せしめられる。次にシリンダ70
を伸長させてフック71を下降させると、フック71が金型
6bの連結部に結合し、金型6bのクランプ装置(例えば第
1実施例のクランプ装置33)を開放すると金型6bが取り
出し可能となる。チェン駆動部35を逆転させてフック装
置66を右側へ後退させると、フック装置66は図示の後退
端に達し、位置を検出されて停止する。フック装置66の
後退によって金型6bは金型支持部3b上に引き出される。
【0024】金型6bが移動しないように例えば金型支持
部3bに設けてあるストッパを作用状態とし、そしてフッ
ク71を上昇させてから、シリンダ5の動作により金型支
持部3b及び3aを移動させて、金型支持部3aを3bのあった
所に位置させる。次に、シリンダ70によりフック71を下
降させて金型6aの連結部に係合させる。そして、チェン
駆動部35によりフック装置66を前進させる。フック装置
66は金型6aを押して取付位置まで移動させ、前進位置を
検出されて停止する。そして、クランプ装置(33) をク
ランプ状態とし、フック71を上昇させてから、フック装
置66を後退端まで後退させると、金型6bと6aとの交換が
終わる。以上の動作はシーケンス制御により自動的に行
われる。
【0025】ただし、第2実施例は、金型交換台がイン
ジェクションマシンに固定された金型交換装置に使用し
たものであるが、金型交換台が移動する形式の金型交換
装置にも使用できる。また、所定の台上と移動台車等と
の間で金型や治具、工具等を載せ代えるときの押し引き
装置としても使用できる。
【0026】
【考案の効果】本考案によれば、チェンの逆移動部が治
工具等の押し引き経路と平行し、ホース等のU字状の屈
曲部から引き続き逆移動部と平行して伸延するホース等
の部分もこの押し引き経路と平行しているので、治工具
の移動距離を長くする為にチェンを長くしても押し引き
装置の厚みが厚くならず、つまり押し引き経路と直角方
向の長さが長くならない。そして、チェンを例えばT溝
の押し引き経路から引き出したとき、チェン及びホース
等が引き出し方向と平行な方向に移動し、従来のように
引き出し方向と直角の方向に移動しないようになってい
る。従って、チェンの長さに関係なく押し引き装置の厚
みを薄くすることができるという効果がある。
【0027】これにより、第1実施例における例えば押
し引き装置30、クランプ装置33及び金型53がそれぞれに
取り付けられている複数のダイプレート44を、又は押し
引き装置30が取り付けられている複数のダイプレート44
をダイプレート44間に枕木を挟んで積み重ねて収納する
とき、1枚のダイプレート44を積み重ねる為に必要とす
る高さを従来よりも低くすることができるという効果が
ある。また、この押し引き装置は例えばダイプレートの
上下の面から突出しないように、又は突出する部分が少
なくなるように薄く形成することができるので、押し引
き装置を取り付けたダイプレートを射出成形機又はプレ
ス機等に取り付ける際、押し引き装置が作業の邪魔にな
らず取り付けがし易いという効果がある。
【0028】更に、第2実施例のように押し引き装置を
金型交換するときに使用する図7に示す台2に取り付け
るときは、この押し引き装置を取り付けるスペースを確
保する為に台2及び射出成形機等の設備全体の床からの
高さを従来よりも低くすることができるという効果があ
る。従って、この押し引き装置は、既設の設備に取り付
がし易いという効果もある。
【0029】また、上記実施例の押し引き装置は、チェ
ンの逆移動部がT溝と平行し、ホース等のU字状の屈曲
部が通る平面がダイプレートの上面と略平行しているの
で、このチェンの逆移動部及びこの逆移動部の端部から
伸延するホース等のU字状の屈曲部が形成する厚みを特
に薄くでき、これにより押し引き装置全体の厚みを薄く
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図2】同実施例の平面図である。
【図3】同実施例を第1図のA−A方向から見た断面図
である。
【図4】同実施例を第1図のB−B方向から見た断面図
である。
【図5】この考案の第2実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図6】この考案及び従来のインジェクションマシンの
金型交換装置を説明するための平面図である。
【図7】従来の押し引き駆動装置の縦断側面図である。
【図8】従来の他の押し引き装置の縦断側面図である。
【符号の説明】
30 押し引き装置 31 サイドローラ付きチェン 33 クランプ装置 34 チェンガイド 35 チェン駆動部 38 ホース 46 T溝 47 溝 56 チェンの逆移動部 61 回転駆動部( モータ) 66 フック装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース及び信号用ケーブルの一方又は双
    方を自身に略沿うように保持したサイドローラ付きチェ
    ンを有し、このチェンを介して駆動部により治工具又は
    治工具と共に金型を押し引き駆動する少なくとも治工具
    を押し引きする装置において、上記チェンが、押し引き
    される上記治工具の側から伸延し上記治工具の押し引き
    経路の一端から180度伸延方向を変更せしめられて押
    し引き方向と逆方向に移動する逆移動部を有しこの逆移
    動部の先端を自由端とされており、上記チェンの上記逆
    移動部を案内するチェンガイドを設け、上記サイドロー
    ラ付きチェンに保持されている上記ホース及び信号用ケ
    ーブルの一方又は双方が、一端を上記治工具の側に連結
    されており他端側を上記チェンの逆移動部の先端から伸
    延しU字状に屈曲せしめられて上記逆移動部と略平行し
    て伸延しその端部を支持されていることを特徴とする少
    なくとも治工具を押し引きする装置。
JP40341190U 1990-12-14 1990-12-14 少なくとも治工具を押し引きする装置 Expired - Lifetime JP2544248Y2 (ja)

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JP2544248Y2 true JP2544248Y2 (ja) 1997-08-13

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