JPS6137134Y2 - - Google Patents
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- JPS6137134Y2 JPS6137134Y2 JP1980182535U JP18253580U JPS6137134Y2 JP S6137134 Y2 JPS6137134 Y2 JP S6137134Y2 JP 1980182535 U JP1980182535 U JP 1980182535U JP 18253580 U JP18253580 U JP 18253580U JP S6137134 Y2 JPS6137134 Y2 JP S6137134Y2
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- tape
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は多芯ゴム、プラスチツク絶縁電力ケー
ブルの改良に係り、各絶縁線心に遮水性と識別性
とを兼備させた多芯ゴム、プラスチツク絶縁電力
ケーブルを提供せんとするものである。
ブルの改良に係り、各絶縁線心に遮水性と識別性
とを兼備させた多芯ゴム、プラスチツク絶縁電力
ケーブルを提供せんとするものである。
従来多芯ゴム、プラスチツク絶縁電力ケーブル
例えば多芯のゴム、プラスチツク絶縁電力ケーブ
ルにおいて、３本の絶縁電線を識別するために、
各絶縁線心の外周に色別の綿テープを纒巻するか
或は絶縁層を形成せるゴム、またはプラスチツク
の全体を互に異なる色に着色する方法が行なわれ
ている。然しながら前者の場合には、テープを各
絶縁線心に巻くという作業を行わなければならな
いと共に絶縁線心の外径が太径になる等の欠点が
あつた。又後者の場合には着色顔料を多量に必要
としこれによる電気特性の低下は避けられず加え
て、色替えの回数が多いため生産性の低下、材料
のロスなどを伴なう欠点がある。一方、近時石
油、化学、繊維、製鉄などの工場で使用される
油、薬品類やこれらの廃液を含んだ地下水が布設
されたゴム、プラスチツク絶縁電力ケーブルに触
れることにより、内部に浸入し該ケーブルの被覆
層を膨潤、溶解、硬化、亀裂等の物理的劣化を生
ぜしめ更には絶縁不良をおこさせる問題が生じ
た。このため、耐油性、耐薬品性のケーブルとし
て架橋ポリエチレンやポリエチレンを被覆したケ
ーブルが多用されているが、これらのケーブルに
おいても長期の使用により必然的に液体が浸透す
るという有機材料固有の性質は避けることが出来
ず特に硫黄系の廃液が接触することにより該液が
シースと絶縁を浸透し更に導体まで達すると硫化
銅や酸化銅を析出し、これが絶縁体中に化学的ト
リーとして成長して遂には絶縁不良の原因を生ぜ
しめるという新な問題を提起しているものであ
る。従つてこれらの問題を改善せんとしてケーブ
ルシースの直下に金属と、プラスチツクとのラミ
ネートテープからなる遮水層を設けた耐薬品性ケ
ーブルが開発されている。然しながらこのケーブ
ルは外傷等によりシースに損傷をうけた場合、内
蔵させた絶縁線心のすべての耐薬品性能が阻害さ
れるという欠点があつた。
例えば多芯のゴム、プラスチツク絶縁電力ケーブ
ルにおいて、３本の絶縁電線を識別するために、
各絶縁線心の外周に色別の綿テープを纒巻するか
或は絶縁層を形成せるゴム、またはプラスチツク
の全体を互に異なる色に着色する方法が行なわれ
ている。然しながら前者の場合には、テープを各
絶縁線心に巻くという作業を行わなければならな
いと共に絶縁線心の外径が太径になる等の欠点が
あつた。又後者の場合には着色顔料を多量に必要
としこれによる電気特性の低下は避けられず加え
て、色替えの回数が多いため生産性の低下、材料
のロスなどを伴なう欠点がある。一方、近時石
油、化学、繊維、製鉄などの工場で使用される
油、薬品類やこれらの廃液を含んだ地下水が布設
されたゴム、プラスチツク絶縁電力ケーブルに触
れることにより、内部に浸入し該ケーブルの被覆
層を膨潤、溶解、硬化、亀裂等の物理的劣化を生
ぜしめ更には絶縁不良をおこさせる問題が生じ
た。このため、耐油性、耐薬品性のケーブルとし
て架橋ポリエチレンやポリエチレンを被覆したケ
ーブルが多用されているが、これらのケーブルに
おいても長期の使用により必然的に液体が浸透す
るという有機材料固有の性質は避けることが出来
ず特に硫黄系の廃液が接触することにより該液が
シースと絶縁を浸透し更に導体まで達すると硫化
銅や酸化銅を析出し、これが絶縁体中に化学的ト
リーとして成長して遂には絶縁不良の原因を生ぜ
しめるという新な問題を提起しているものであ
る。従つてこれらの問題を改善せんとしてケーブ
ルシースの直下に金属と、プラスチツクとのラミ
ネートテープからなる遮水層を設けた耐薬品性ケ
ーブルが開発されている。然しながらこのケーブ
ルは外傷等によりシースに損傷をうけた場合、内
蔵させた絶縁線心のすべての耐薬品性能が阻害さ
れるという欠点があつた。
本考案は上述の如き問題に着目し鋭意研究を行
つた結果、各絶縁線心を遮水構造にすると共に同
時に識別が出来うるようにした多芯ゴム、プラス
チツク絶縁電力ケーブルを案出したものである。
即ち本考案は多芯ゴム、プラスチツク絶縁電力ケ
ーブルにおいて、各絶縁線心の外周上に金属テー
プを着色プラスチツクテープとからなるラミネー
トテープを縦沿えし、その合せ目を融着せしめて
形成した遮水識別層を設けたことを特徴とするも
のである。
つた結果、各絶縁線心を遮水構造にすると共に同
時に識別が出来うるようにした多芯ゴム、プラス
チツク絶縁電力ケーブルを案出したものである。
即ち本考案は多芯ゴム、プラスチツク絶縁電力ケ
ーブルにおいて、各絶縁線心の外周上に金属テー
プを着色プラスチツクテープとからなるラミネー
トテープを縦沿えし、その合せ目を融着せしめて
形成した遮水識別層を設けたことを特徴とするも
のである。
本考案において遮水識別層を形成するために用
いるラミネートテープとは、銅、アルミニウム
鉛、等の金属テープの片面又は両面に着色顔料な
どの添加配合したゴム、またはプラスチツク組成
物をテープ状に押出し圧着したもの、或は予め、
作成した着色ゴム或はプラスチツクテープを加熱
圧着させて積層せしめたものなどが用いられる。
いるラミネートテープとは、銅、アルミニウム
鉛、等の金属テープの片面又は両面に着色顔料な
どの添加配合したゴム、またはプラスチツク組成
物をテープ状に押出し圧着したもの、或は予め、
作成した着色ゴム或はプラスチツクテープを加熱
圧着させて積層せしめたものなどが用いられる。
上記のラミネートテープを絶縁線心上に縦沿え
する場合には、容易に識別が判明しうるように着
色ゴム或はプラスチツク面を外側にする必要があ
る。
する場合には、容易に識別が判明しうるように着
色ゴム或はプラスチツク面を外側にする必要があ
る。
次に本考案の１例を図面にもとづき詳細に説明
する。
する。
第１図に示す如く３心架橋ポリエチレン絶縁線
心１，１′、及び１″の外側に第２図に示す如く金
属テープ例えば鉛テープ３の両面に着色プラスチ
ツクテープ４，４′を積層した互に色の異なるラ
ミネートテープ２，２′及び２″縦沿えし、その合
せ目５を融着して遮水識別層を形成した。即ち絶
縁線心１の外側には鉛テープの両面に赤色ポリエ
チレンテープを積層したラミネートテープ２を、
絶縁線心１′の外側には鉛テープの両面に青色ポ
リエチレンテープを積層したラミネートテープ
２′を、絶縁線心１″の外側には鉛テープの両面に
白色ポリエチレンテープを積層したラミネートテ
ープ２″を夫々縦沿えして、各々遮水識別層を形
成した。
心１，１′、及び１″の外側に第２図に示す如く金
属テープ例えば鉛テープ３の両面に着色プラスチ
ツクテープ４，４′を積層した互に色の異なるラ
ミネートテープ２，２′及び２″縦沿えし、その合
せ目５を融着して遮水識別層を形成した。即ち絶
縁線心１の外側には鉛テープの両面に赤色ポリエ
チレンテープを積層したラミネートテープ２を、
絶縁線心１′の外側には鉛テープの両面に青色ポ
リエチレンテープを積層したラミネートテープ
２′を、絶縁線心１″の外側には鉛テープの両面に
白色ポリエチレンテープを積層したラミネートテ
ープ２″を夫々縦沿えして、各々遮水識別層を形
成した。
斯くして遮水層と識別層とを形成せしめた線心
を３本撚合せた後その外側に押えテープ６を設
け、更にその外側にポリエチレンシース７を被覆
して本考案電力ケーブルを得た。
を３本撚合せた後その外側に押えテープ６を設
け、更にその外側にポリエチレンシース７を被覆
して本考案電力ケーブルを得た。
次に本考案の実施例について説明する。
実施例 １
600V、３×100mm2ポリエチレン絶縁ケーブルを
うるに際し、各絶縁線心の外側に、夫々赤色ポリ
エチレン（50μ厚）／鉛（20μ厚）／赤色ポリエ
チレン（50μ厚）テープ、青色ポリエチレン（50
μ厚）／鉛（20μ厚）／青色ポリエチレン（50μ
厚）テープ、白色ポリエチレン（50μ厚）／鉛
（20μ厚）／白色ポリエチレン（50μ厚）テープ
を夫々縦沿えしラツプ部を加熱して融着して一体
化して夫々異なる色の識別層を持つた遮水識別層
付の絶縁線心を作つた。これらの絶縁線心を３本
撚合せた後ポリエチレンシースを押出し被覆して
本考案電力ケーブルを得た。
うるに際し、各絶縁線心の外側に、夫々赤色ポリ
エチレン（50μ厚）／鉛（20μ厚）／赤色ポリエ
チレン（50μ厚）テープ、青色ポリエチレン（50
μ厚）／鉛（20μ厚）／青色ポリエチレン（50μ
厚）テープ、白色ポリエチレン（50μ厚）／鉛
（20μ厚）／白色ポリエチレン（50μ厚）テープ
を夫々縦沿えしラツプ部を加熱して融着して一体
化して夫々異なる色の識別層を持つた遮水識別層
付の絶縁線心を作つた。これらの絶縁線心を３本
撚合せた後ポリエチレンシースを押出し被覆して
本考案電力ケーブルを得た。
比較例 １
600V、３×100mm2ポリエチレン絶縁ケーブルを
うるに際し、各絶縁線心の外側に夫々着色綿テー
プを巻き識別した３本の絶縁線心を撚合せ一括し
た後、Ａ（50μ厚）／ポリエチレン（50μ厚）
のラミネートテープをポリエチレン面を外側にし
て縦沿えラツプし、その外側にポリエチレンシー
スを押出被覆し、該押出時における熱により、上
記ラミネートテープとポリエチレンシースを融着
して一体化して比較例電力ケーブルをえた。
うるに際し、各絶縁線心の外側に夫々着色綿テー
プを巻き識別した３本の絶縁線心を撚合せ一括し
た後、Ａ（50μ厚）／ポリエチレン（50μ厚）
のラミネートテープをポリエチレン面を外側にし
て縦沿えラツプし、その外側にポリエチレンシー
スを押出被覆し、該押出時における熱により、上
記ラミネートテープとポリエチレンシースを融着
して一体化して比較例電力ケーブルをえた。
斯くして得た本考案電力ケーブルと比較例電力
ケーブルについて、ケーブル外傷を模擬してシー
スに穴をあけこれを硫化水素の存在するトラフ内
に約１ケ月間放置したのちケーブルを解体して絶
縁線心調べたところ、本考案電力ケーブルは何等
異常は認められなかつたが、比較例電力ケーブル
では夫々の絶縁線心のポリエチレン層にかなりの
長さに亘つてサルフアイドトリーが発生してい
た。
ケーブルについて、ケーブル外傷を模擬してシー
スに穴をあけこれを硫化水素の存在するトラフ内
に約１ケ月間放置したのちケーブルを解体して絶
縁線心調べたところ、本考案電力ケーブルは何等
異常は認められなかつたが、比較例電力ケーブル
では夫々の絶縁線心のポリエチレン層にかなりの
長さに亘つてサルフアイドトリーが発生してい
た。
以上詳述した如く本考案電力ケーブルは、各々
の絶縁線心の識別ができ、かつ個々の絶縁線心は
優れた遮水性を保持しているため、布設現場など
における水を媒体として生ず特性低下が阻止され
長期間に亘り安定した性能を保持するものでその
実用的価値は極めて大きいものである。
の絶縁線心の識別ができ、かつ個々の絶縁線心は
優れた遮水性を保持しているため、布設現場など
における水を媒体として生ず特性低下が阻止され
長期間に亘り安定した性能を保持するものでその
実用的価値は極めて大きいものである。
第１図は本考案多芯ゴム、プラスチツク電力ケ
ーブルの１例を示す１部切欠斜視図、第２図は本
考案多芯ゴム、プラスチツク電力ケーブルにおい
て使用するラミネートテープの断面図である。 １，１′，１″……絶縁線心、２，２′，２″……
ラミネートテープ、３……金属テープ、４，４′
……着色テープ、５……合せ目、６……押えテー
プ、７……シース。
ーブルの１例を示す１部切欠斜視図、第２図は本
考案多芯ゴム、プラスチツク電力ケーブルにおい
て使用するラミネートテープの断面図である。 １，１′，１″……絶縁線心、２，２′，２″……
ラミネートテープ、３……金属テープ、４，４′
……着色テープ、５……合せ目、６……押えテー
プ、７……シース。
Claims (1)
- 多芯ゴム、プラスチツク絶縁電力ケーブルにお
いて、各絶縁線心の外周上に金属テープと着色プ
ラスチツクテープとからなるラミネートテープを
縦沿えし、その合せ目を融着せしめ形成した遮水
識別層を設けたことを特徴とする多芯ゴム、プラ
スチツク絶縁電力ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980182535U JPS6137134Y2 (ja) | 1980-12-19 | 1980-12-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980182535U JPS6137134Y2 (ja) | 1980-12-19 | 1980-12-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57104407U JPS57104407U (ja) | 1982-06-28 |
| JPS6137134Y2 true JPS6137134Y2 (ja) | 1986-10-28 |
Family
ID=29980983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980182535U Expired JPS6137134Y2 (ja) | 1980-12-19 | 1980-12-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6137134Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5148266A (ja) * | 1974-10-23 | 1976-04-24 | Omron Tateisi Electronics Co | Jigensochi |
-
1980
- 1980-12-19 JP JP1980182535U patent/JPS6137134Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5148266A (ja) * | 1974-10-23 | 1976-04-24 | Omron Tateisi Electronics Co | Jigensochi |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57104407U (ja) | 1982-06-28 |
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