JPS6137123B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6137123B2
JPS6137123B2 JP54037377A JP3737779A JPS6137123B2 JP S6137123 B2 JPS6137123 B2 JP S6137123B2 JP 54037377 A JP54037377 A JP 54037377A JP 3737779 A JP3737779 A JP 3737779A JP S6137123 B2 JPS6137123 B2 JP S6137123B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
rim
supporter
protector
flat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54037377A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55132313A (en
Inventor
Masayuki Ogawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOTSU TAIYA KK
Original Assignee
OOTSU TAIYA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OOTSU TAIYA KK filed Critical OOTSU TAIYA KK
Priority to JP3737779A priority Critical patent/JPS55132313A/ja
Publication of JPS55132313A publication Critical patent/JPS55132313A/ja
Publication of JPS6137123B2 publication Critical patent/JPS6137123B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、空気圧封入型式のタイヤにおいて、
パンク等によつてタイヤ内の封入空気が喪失した
さいに、タイヤの変形潰れをある程度に抑止し、
操縦安定性に大なる変化を生じることなく、パン
ク状態でもある程度の安全な走行性能が維持でき
るようにし、かつその必要構造の簡単と製作の容
易化を可能とし、更には従来の一体リムをそのま
ま利用できるようにしたものに関する。
空気圧封入型式のタイヤにおいて、致命的なト
ラブルはパンク事故であつて、高速道路等におい
ては危険かつ重大な人身事故や物損事故につなが
るのであり、パンクしたままでの走行ではタイヤ
の決定的な破壊を生じるし、更に走行を停止して
のタイヤ交換作業も、時と場合とによつてはきわ
めて危険であるし、又可成りの労力と時間とを必
要とする。このためパンク事故が生じたさい、パ
ンク状態のままで、タイヤの変形破壊を可及的最
少限に抑止しつつ、ある程度の距離を走行可能と
して、比較的空いた場所や最寄りの修理工場やサ
ービスエリヤ等において、タイヤ交換を行なうこ
とができれば、きわめて便利であり、このため最
近では、タイヤ内の空気がパンク等で喪失したさ
い、タイヤ内の空気圧に代つて車両の荷重を支え
るフラツトプロテクターや、タイヤとリムとの離
脱を防止するビードストツパーを予じめタイヤ内
部に一体に組込んで、パンク状態のままでもある
程度の走行を保証するようにした安全車輪が各種
型式の下に提案されていることは既知である。
処で従来の前記安全車輪においては、その機能
は充分に発揮できるが、タイヤ内への組込みが面
倒であつたり、車輪重量を著しく増加してしまう
ものや、構造が複雑過ぎて製作組立コストが高く
つく等の問題点を伴なうもの、反対に必要構造が
簡単であつて製作容易かつ組立等も容易である
が、タイヤ変形破壊の防止や、操縦安定性の保持
や、荷重支承の点において、実効が得られないも
のがある等、一長一短の傾向がある。
本発明はこれら従来の安全車輪における問題点
を一掃し、タイヤのパンク事故発生に当り、空気
圧に代つて荷重を有効に支え、タイヤの変形破壊
をある程度に抑止、かつウエザーサイドのタイヤ
ビード部を確実に固定し、操縦安定性の極端な変
化を避けると共に、タイヤウエザーサイドのウオ
ール部分の過度の折れ曲りや摩擦による発熱を防
止し、パンク状態でもある程度の走行性能維持下
にある程度の距離走行が可能であり、更にその所
要構造が簡単で軽量かつ製作組立も容易であると
共に、特別な改造リムを必要とせず、従来の一体
リムとチユーブレスタイヤにそのまま容易に実施
可能としたものであり、従つてその特徴とする処
は、一体リムと、同リムに装着されるチユーブレ
スタイヤと、同タイヤと前記一体リムによつて囲
成される空気室内においてその内周面が一体リム
のビード座に適合し、かつその内周面に続く一方
の側面が前記チユーブレスタイヤのビード部に当
接し、前記チユーブレスタイヤにおける封入空気
の喪失時にタイヤトレツド部内面を支承する外周
面を持つドーナツ型円盤状のフラツトプロテクタ
ーと、前記一体リムのドロツプ底面に沿うベース
部分と前記フラツトプロテクターのビード部に当
接する側面と反対側の側面を支えるサポート部分
とを持つフラツトプロテクターサポーターとから
成り、前記FPサポーターは周方向において少な
く共2分割以上に分割された分割体の連結構成と
され、前記チユーブレスタイヤのビード部とフラ
ツトプロテクターの内周面側基部の両者が、一体
リムのリムフランジ及びFPサポーターのサポー
ト部分とによつて相対移動不可能に挾持された点
にある。
以下図示の実施例について本発明を詳述する
と、第1,2図は何れも本発明による安全車輪実
施例の各組立断面図であり、第3図は同フラツト
プロテクターの形状断面を示し、第4図は同フラ
ツトプロテクターサポーター(以下FPサポータ
ーと略称する)の分割結合1例の説明図、第5,
6,7図は何れも同FPサポーターと一体リムと
の結合構造実施例の説明図、第8図は本発明安全
車輪のパンク状態図を示しているが、第1,2図
の安全車輪組立図に示すように、本発明の車輪
は、従来公知の一体リム3と、同リム3に装着さ
れるチユーブレスタイヤ(以下単にタイヤと略称
する)4と、このリム3タイヤ4とによつて囲成
される空気室内において、これらリム3タイヤ4
と一体に組立て装入されているフラツトプロテク
ター1と、EPサポーター2とから構成されるの
であり、尚一体リム3において、3aはリムフラ
ンジ、3bはビード座、3cはドロツプ底面を
夫々示しており、タイヤ4において、4aはビー
ド部、4bはサイドウオール部、4cはトレツド
部、4dはビードを示し、本発明の安全車輪は従
来の一体リム3及びチユーブレスタイヤ4を改変
の必要なく、そのまま使用可能である点において
も、その特徴の1つがある。
次に本発明における他の特徴の1つであるフラ
ツトプロテクター1及びFPサポーター2につい
て説示する。即ちフラツトプロテクター1は、そ
の素材としては、例えば天然ゴム、合成ゴムを主
原料とする配合物、あるいはポリウレタン等のゴ
ム状弾性を有する弾性材を使用してドーナツ型円
盤状に形成した一体物であつて、リム3のビード
座3bに接支する内周面(内径面)15と、反対
に空気室内に突出してトレツド部4cに向う外周
面13と、タイヤ4のサイドウオール4dに対面
する一方の側面11と、反対側のFPサポーター
2に支承される側面12とによつて囲まれたもの
であり、このさい側面11の内周面15に連なる
基部側にタイヤ4のビード部4aと係合する凹弧
状の凹面11aとされ、又体内にはタイヤ4にお
いて使用されるビード4dと同様のビード14が
補強構造として埋設されている。リムフランジ3
aと共にタイヤ4のビード部4a及びフラツトプ
ロテクター2を挾持固定しているFPサポーター
2は、その素材としては鋼材、アルミ材等の金属
材料、あるいはFRTP(FRPをも含む)のような
強化プラスチツク材のような強度と弾力性、ある
いはこれに軽量性を備えた材料で形成され、図示
のように一体リム3のドロツプ底面23上に内嵌
固定されるベース部23と、このベース部23の
一側より起立して、前記フラツトプロテクター1
の側面12を内側より支承し、かつ車輪軸に対し
て略直角なサポート部分と、両部12,23に連
亘して形成される補強リブ22のような補強構造
から成ると共に、後述するようにこれはリム3の
全周長に亘つて分割された分割体の連結構造によ
るものである。
前記本発明のフラツトプロテクター1におい
て、その内周面15における内径は、リム3のビ
ード座3b(ハンプのあるリムの場合はそのハン
プ部)に適合するかしめ代を有した寸法のもとに
組込まれており、一方外周面13における外径
は、{(リム3フランジ3aの高さ+タイヤ4のビ
ード部4aの厚さ)×2+プロテクター1の内
径}よりも大きく、正常な空気圧(内圧)下でタ
イヤ4の内面と接触しない程度の寸法とされる
が、具体的にはパンク状態で走行時の耐久性及び
重量面から最適なものに決定される。又タイヤ4
のビード部4aと接する側面11の下部は、先に
も述べたようにビード部4aの内面形状と係合す
る凹面11aに形成され、FPサポーター2のサ
ポート部21と接する被支承側面12は略垂直と
される。更にフラツトプロテクター1のタイヤ4
のトレツド部4cの内面と接触を予定される外周
面13は、第3図に例示したように、車輪軸に対
して僅かな傾斜を有していることが好ましい。こ
れはタイヤ4のパンク発生時における車両の傾
き、あるいは車輪が前輪の場合には前記車両の傾
きプラスアラインメントによる傾きによつて、も
しフラツトプロテクター1の前記外周面13が車
輪軸と全く平行な場合には同プロテクター1とタ
イヤ内面との接触が局部的なものとなつて、その
接触面が早期に摩滅してしまうが、このように接
触面である外周面13に若干の傾斜を付けること
により、前記摩滅を大幅に減少できるからであ
り、このさい前記傾斜の傾斜角θは、車両の大
小、アラインメント、FPサポーター2の外径の
大小等によつて異なるが、1度乃至数度程度の傾
斜面であることが好ましい。
又車両の旋回時には当然遠心力が働くので、車
両が傾くと共にタイヤ4を傾くため、第3図で示
した外周面13と側面11の連亘する隅部R1
分が、タイヤ4の内面と接触することが予想さ
れ、従つてこの隅部R1の曲率半径の大小は、パ
ンク状態で走行時の耐久性に大きな影響を及ぼす
ので、R1部の曲率半径の大きさは少なく共4mm
以上、好ましくは7〜15mmの範囲が妥当である。
更にフラツトプロテクター1のタイヤ4のトレツ
ド部4cの内面と接触する外周面13には、図示
省略してあるが、溝を付けることも好ましい。こ
の溝の形成はプロテクター1の外周面13とトレ
ツド部4c内面との接触時に、周知のようにタイ
ヤ4内に封入してある潤滑剤が逃げて潤滑効果を
弱めるのを、同溝内に保持することにより有効で
ある。しかしながらこの溝の形成に当つては、そ
の溝の幅及び深さが、プロテクター1の剛性を弱
めない程度のものに抑えることが、パンク状態で
の走行時における車両の操縦安定性を確保するた
めに必要であり、又ビード14の埋設は、使用す
るプロテクター材質、負荷される車両の荷重、更
には遠心力等に応じて、ビードワイヤの1本乃至
数本物から成るビードの1本乃至数本を使用し、
補強に役立てるものである。
これに対し一体リム3側に固定されて、フラツ
トプロテクター1を支えるFPサポーター2にお
いては、フラツトプロテクター1の側面12を支
承するサポート部21の高さは、少なく共リム3
におけるリムフランジ3aの高さよりも大きく
し、かつフラツトプロテクター1における断面高
さ(内周面15より外周面13に至る高さ)の50
〜90%程度の範囲であることが望ましい。このサ
ポート部21のサポート高さが、パンク状態での
走行時におけるフラツトプロテクター1の変形を
最少限に押え、同走行下における耐久性及び操縦
安定性の向上に有効である。第1図に例示した
FPサポーター2は、その素材として鋼材、アル
ミ材あるいはFRTP(FRP包含)のような強化プ
ラスチツク材を用いるので、一体リム3の全周長
に亘つて一体物として形成することは、組立製作
上不可であるため、その周方向に亘り、2分割、
好ましくは3乃至4分割のように分割した分割体
を連結した構造のものとする。図例のベース部2
3サポート部21及び補強リブ22による形態と
するのは、剛性、強度を損なうことなく軽量化を
図つたためであり、必要に応じては、そのベース
部23及びサポート部21の壁状プレート面には
小孔を明けて、より軽量化を企図することも可能
である。この第1図に例示したFPプロテクター
2は、当然一体リム3側と遊動することのないよ
うに固定する必要があり、その固定手段を第5,
6,7図に夫々示す。即ち第5図に例示したもの
は、サポーター2を直接一体リム3にボルトによ
り締結するもので、一体リム3のドロツプ底面3
cの周側面位置において、締結ボルト51、ナツ
ト52、リム3を内外より挾んでボルト51上に
遊嵌される介入パツキン53,54、ナツト52
側のワツシヤ55によつて一体に締結固定され
る。このさいFPサポーター2側の介入パツキン
53がドロツプ底面3cの周側面に当る部分で
は、その周側面側に凹面3dを形成して置き、パ
ツキン53が凹面3d内に入り込んで、後にサポ
ーター2とリム3とが接した時、同パツキン53
に適度に圧縮力が働くようにし、更に外周側のパ
ツキン54の存在により、ボルト締結部分を密封
し、タイヤ内空気圧の漏出を防止しつつ、リム3
とプロテクター2との一体化を図るのである。こ
れに対し第6,7図に示した実施例は、分割体相
互を緊結することによつて、リム3のドロツプ底
面23の周上において固定するようにしたもので
あり、第6図実施例では、互いに分割された分割
体2a,2bの相隣る接続端において、ジヨイン
トアーム61及びジヨイントアーム62を組合せ
可能に突設し、この両アーム61,62に亘つて
割ピン63(これはボルト、ナツトでもよい)に
よつて一体に接結したものである。このさい各接
結部の内、少なく共1箇所では、ドロツプ底面2
3より割ピン63までの高さhを、ドロツプ底面
におけるドロツプ深さよりも大きくして置くか、
ジヨイントアーム61,62の幅を割ピン63が
入る程度にすることが、後にこのFPサポーター
2をリム3上にセツトする上において必要であ
る。
第7図実施例では、締結バンド71を用いたも
のを示し、バネ鋼板等による締結バンド71の両
端に結合台72,73を夫々付設し、一方の結合
台72には締結ボルト74より若干大径の遊挿孔
72aを明け、他方の結合台73にはボルト74
の螺孔73aを明け、例えば6角孔付きボルト7
4を用い、結合台72側よりボルト74を通し、
結合台73の螺孔73aに螺じ込んでバンド71
を緊結する。このさいそのバンド71の接するサ
ポーター2のベース部23には凹溝23aを設
け、バンド71を嵌支させる。
第2図に例示した本発明の安全車輪における
FPサポーター2は、第4図に例示するような分
割構造を持つている。これは同サポーター2を先
に述べたFRTP(FRP包含)材のような強化プラ
スチツク材料を用いる場合に、その成形製作及び
重量面できわめて好ましい1つのタイプを例示し
たもので、第4図で明かなように、このサポータ
ー2は、一体リム3の全周長に亘り、多数3角ボ
ツクス型の分割体2cの屈撓自在な連結であり、
即ちフラツトプロテクター1の側面12を支える
サポート壁41、この壁41より派出された複数
の補強リブ43、同リブ43の各下端を連ねかつ
リム3のドロツプ底面3c内に嵌り込むベース壁
42から成り3角ボツクス形態の分割体2cであ
り、これら分割体2cの各長さ方向の外側に当る
補強リブ43,43には連結用のアーム44a,
44b、アーム46a,46bが夫々突設され、
かつ一方のアーム44a,44bには連結孔45
a,45bが明けられ、他方のアーム46a,4
6bには連結ピン47a,47bが設けられ、従
つてこれら各分割体2cをそのピンと孔を有する
各アームが対向状に接続してゆくことによつて、
FPサポーター2が得られる。但し組立上、1箇
所のみはその連結アーム46a,46bの連結ピ
ン47a,47bはこれを連結孔として、割ピ
ン、ボルト等で止めるようにする。尚このさい前
記補強リブ43は図示の他、これらリブ43を直
角の連亘するリブを付加形成してもよい。
本発明による安全車輪は以下のようにして組立
られる。即ち先ずフラツトプロテクター1を楕円
形に変形させて、これをタイヤ4内に入れる。次
にFPサポーター2を同じくタイヤ4内に入れ
(このさい第4図実施例で示した分割体2cによ
るもの及び第6図実施例のジヨイントアーム6
1,62割ピン63による型式のものは、その1
箇所だけが連結されない状態で入れる)、続いて
一体リム3のウエザーサイド側のリムフランジ3
aに、タイヤ4のウエザーサイド側のビード部4
aを通常手段で組み込み、リム3のインサイド側
のリムフランジ3aとこの側のタイヤ4のビード
部4a間から内部に手を入れ、第1,2図で示す
ような状態にフラツトプロテクター1及びFPサ
ポーター2を組立セツトし(これに代りインサイ
ド側のリムフランジ3aにインサイド側のタイヤ
ビード部4aを組み込み、適宜の手段でこの組み
込んだビード部4aをウエザーサイド側に押し付
けて、FPサポーター2をセツトすることも可能
である)、しかる後、インサイド側のタイヤビー
ド部4aをリム3のインサイド側のリムフランジ
3aに組み入れて、組立を完了することになる。
この最後にインサイド側のタイヤビード部4aを
インサイド側のリムフランジ3aに組み込む時、
容易に組み込めるように、FPサポーター2のリ
ムドロツプ底面3cと接触しているベース部23
のインサイド側を、一部欠損状に切欠形成してお
けば有利である(図示省略)。
このようにして組立てられた安全車輪におい
て、パンク状態が発生した時、第8図にその状態
を示すように、内部空気圧の喪失と共に、タイヤ
4は扁平状に潰れるが、その潰れはフラツトプロ
テクター1における外周面13が、タイヤ4のト
レツド部4cを支承し、かつこのプロテクター1
がFPサポーター2によつて強固に固持されるこ
とにより、プロテクター1の変形を生じることな
く、車両荷重を安定に支え、かつその扁平化した
タイヤ4におけるウエザーサイド側ビード部4a
が、リムフランジ3aとFPサポーター2のサポ
ート部21とにより挾持固定されることにより、
極端な操縦安定性の変化を生じることなく、タイ
ヤ4のサイドウオール部4bの過度な折れ込みや
摩擦も防止され、このため第8図の状態でタイヤ
4は落ち着くため、ある程度の距離間をこのタイ
ヤ状態の下で走行を維持できるのであり、急ブレ
ーキによる車両のスピン等をなくし、スピードを
ダウンすることによつて、若干の不安定はあつて
も安全な走行が保証されることになり、最寄りの
空いた場所への待避、修理工場やサービスエリヤ
への到達も可能である。
本発明は、特に最少の部品と簡単な構造、又組
立の容易性において優れる。この場合本発明では
タイヤ4内に組込まれる必要部材として、ドーナ
ツ型円盤の一体物であるフラツトプロテクター1
と、周方向に分割されたFPサポーター2の両者
のみで足り、従来のように各種の補助部材や補助
構造を全く必要としないのであり、安全車輪とし
ての必要重量も著しく軽量化できるのである。そ
の組立に当つても、リム3やタイヤ4に特別な介
入構造は全く必要なく、現行の一体リム及びチユ
ーブレスタイヤをそのまま利用でき、しかもその
一体リム3上におけるフラツトプロテクター1及
びFPサポーター2の組込み取付けも、先に述べ
たように一挙手一投足の労で足り、従来のような
複雑さや困難さは全く生じない。特にリムを分割
リムとする必要のないこと、フラツトプロテクタ
ー1も一体物で可能であることは、製作組立の容
易という点で格段に有利であり、コスト的に見て
も経済的に得られるし、強度的に見ても一体リム
及び一体プロテクターによることはきわめて有利
であり、新しい安全車輪として機能と実施の容易
性において優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は何れも本発明安全車輪実施例の組
立断面図、第3図は同フラツトプロテクター実施
例の断面図、第4図は第2図実施例のFPサポー
トの要部斜面図、第5,6,7図は何れも本発明
のFPサポーター及びリムの結合実施例の各構造
説明図、第8図は同安全車輪のパンク状態断面図
である。 1……フラツトプロテクター、2……FPサポ
ーター、3……一体リム、4……チユーブレスタ
イヤ、13……外周面、15……内周面、11,
12……側面、11a……凹面、21……サポー
ト部、22……補強リブ、23……ベース部、3
a……リムフランジ、3b……ビード座、3c…
…ドロツプ底面、4a……ビード部、4b……サ
イドウオール部、4c……トレツド部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一体リムと、同リムに装着されるチユーブレ
    スタイヤと、同タイヤと前記一体リムとによつて
    囲成される空気室内においてその内周面が一体リ
    ムのビード座に適合し、かつその内周面に続く一
    方の側面が前記チユーブレスタイヤのビード部に
    当接し、前記チユーブレスタイヤにおける封入空
    気の喪失時にタイヤトレツド部内面を支承する外
    周面を持つドーナツ型円盤状のフラツトプロテク
    ターと、前記一体リムのドロツプ底面に沿うベー
    ス部分と前記フラツトプロテクターのビード部に
    当接する側面と反対側の側面を支えるサポート部
    分とを持つフラツトプロテクターサポーターとか
    ら成り、前記フラツトプロテクターサポーターは
    周方向において少なく共2分割以上に分割された
    分割体の連結構成とされ、前記チユーブレスタイ
    ヤのビード部とフラツトプロテクターの内周面側
    基部の両者が、一体リムのリムフランジ及びフラ
    ツトプロテクターサポーターのサポート部分とに
    よつて相対移動不可能に挾持されたことを特徴と
    する安全車輪。
JP3737779A 1979-03-28 1979-03-28 Safety wheel Granted JPS55132313A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3737779A JPS55132313A (en) 1979-03-28 1979-03-28 Safety wheel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3737779A JPS55132313A (en) 1979-03-28 1979-03-28 Safety wheel

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55132313A JPS55132313A (en) 1980-10-15
JPS6137123B2 true JPS6137123B2 (ja) 1986-08-22

Family

ID=12495820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3737779A Granted JPS55132313A (en) 1979-03-28 1979-03-28 Safety wheel

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS55132313A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2516868A1 (fr) * 1981-11-20 1983-05-27 Michelin & Cie Support interne pour s'opposer a l'aplatissement d'un pneumatique
JP2802825B2 (ja) * 1990-09-22 1998-09-24 大日本スクリーン製造 株式会社 半導体ウエハの電気測定装置
JP2682464B2 (ja) * 1994-09-26 1997-11-26 株式会社日立製作所 表面計測装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55132313A (en) 1980-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4346747A (en) Run-flat support and tire assembly
JPS5813366B2 (ja) 車輪
US4159730A (en) Safety wheel
US4573509A (en) Run flat device
US5820709A (en) Vehicle tire and rim combination
US6401773B1 (en) Puncture-compensating tire
US4265290A (en) Tire and wheel rim assemblies
JPH0382601A (ja) 非空気式車輪
JPS6137123B2 (ja)
JPH01314603A (ja) 非空気式タイヤ
JPH0253241B2 (ja)
CA1050404A (en) Run-flat system for a vehicle wheel
JPH01262206A (ja) ランフラットタイヤ組立体
EP1209005B1 (en) Elastic wheel
JPS6136004A (ja) 車両用車輪
CA1086202A (en) Deflated tire annular support
JPS5920483B2 (ja) 空気タイヤ車輪
JPS5813361B2 (ja) クウキタイヤシヤリン
JPS5845364B2 (ja) チユ−ブレス空気タイヤ
JPH0327845Y2 (ja)
JPS62178405A (ja) 車両用空気タイヤ
JPS6133304A (ja) タイヤをホイ−ルリムに取り付けるための多機能固定装置
JPS6137124B2 (ja)
JPS6137125B2 (ja)
JPS5833121B2 (ja) 車輪