JPS6136880Y2 - - Google Patents

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JPS6136880Y2
JPS6136880Y2 JP15734178U JP15734178U JPS6136880Y2 JP S6136880 Y2 JPS6136880 Y2 JP S6136880Y2 JP 15734178 U JP15734178 U JP 15734178U JP 15734178 U JP15734178 U JP 15734178U JP S6136880 Y2 JPS6136880 Y2 JP S6136880Y2
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liquid receiving
tank
pump
pump pit
liquefied gas
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JP15734178U
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、低温液化ガスを貯蔵する二重殻式
タンクにおける貯蔵液の受入払出装置の改良の関
するものである。
(従来技術) LPGやLNGなどの低温液化ガスを貯蔵する二
重殻式の低温タンクは公知である。
一般にこの構造形式とくに外槽の底部、周壁を
プレストレスコンクリート構造で構成した二重殻
式低温タンクにおける貯蔵液の受入払出装置は、
第1図で示すように、タンク中央部に屋根を貫通
させた数本の液受入払出管11…を吊下し、その
液受入払出管11の下端開口部12より貯蔵液を
吸引排出して受入払出しを行うように構成してい
るのが普通である。なお、数本の液受入払出管1
1…は、第1図及び第2図で示すように連結材で
結合し、上端部側をタンク屋根側に直接固定する
か、全体の重量を屋根側にかけるのを回避するた
め、図には示さないが、屋根上に特別のガントリ
ー(構台)を設けて支持する構造方式をとつてい
るのが普通である。
そして、装置を構成する受入払出管11…は貯
蔵液の受入専用管13と払出専用管14に振り分
けて使用するようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、この構造形式をとる液受入払出装置
を組込むタンンクは通常タンク直径(内槽)が、
小さいもので20m、大きいもので60〜70mにも及
ぶのが普通である。
したがつて液受入払出装置を構成する受入払出
管11の口径は、通常350〜750mmという大口径管
が使用される。
そのため装置重量も非常に重い構造物となる。
そこで装置をタンク屋根の中央部に吊下支持する
ために、前述したようにガントリーを屋根側に組
み、装置荷重をそれで支持する構造としている
が、使用鋼材が増えることはもちろん構造自体が
複雑となり、建設費も高くなるという欠点があ
る。
また、装置をタンク屋根中心より吊下し、片持
構造となつているため、貯蔵液が低温であること
によりタンク底板が凍上したり、装置自体が液の
出入れにともなう温度変化により伸縮作用を起し
ても、支持部側または底板側に無理な力を作用さ
せ、亀裂その他変移による事故誘発の要因は回避
されるメリツトはある。しかし次のような大きな
構造的な問題がある。すなわち、地震が発生した
場合の構造上の安全性の問題である。
一般に地震が発生すれば、貯蔵液は揺動し、い
わゆるスロツシングと呼ばれる現象を呈し、左右
に大きく波動を起す。
ところで、液受入払出装置がタンクの中央部に
位置すると、その液動圧がもろに装置に作用する
ことによる。
その結果、装置支持部、具体的には屋根側にか
なりの負荷重が衝動的に、しかも繰返し作用する
ことになり、構造上安全性に問題となる。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案は、これらの問題点を解決するた
め、内槽周壁の下部にポンプピツトを周壁よりそ
と側に張り出して設けるとともに、外槽屋根側よ
り内外槽間の断熱層を貫通する複数本の液受入れ
払出管を垂設し、この液受入払出管と前記ポンプ
ピツトとを気密性、可撓性を有する部材を介して
連通し、その内いずれか1本の液受入払出管を前
記ポンプピツトに収納した液中ポンプの吐出口側
に接続し、液受入払出装置としての組込み位置を
タンク中心位置から外周位置に変更し、構造上の
簡素化と安全性の向上を図つたものである。以下
実施例に基づいて具体的に説明する。
(実施例) まず第3図は本案装置を組込んだ二重殻式低温
液化ガス貯蔵タンクである。
15は外槽で、屋根部分を除いて周壁・底壁は
プレストレストコンクリート構造となつている。
16は内槽で低温用鋼材で構成されている。1
7は前記外槽15と内槽16との間に形成した断
熱層である。18はこの内槽16の周壁19より
そと側に張り出して設けたポンプピツトである。
なお、実施例では、このポンプピツト18は、
第5図で示すように内槽周壁19を3等分する3
ケ所の位置に設け、その各ポンプピツト18,1
8,18に対応させて、以下説明する液受入払出
管を組込んである。
ポンプピツト18の対応する外槽15の屋根側
より、複数本、この実施例では2本の液受入払出
管11の内外槽16,15間の断熱層17を貫通
させて、前記ポンプピツト18に気密性、可撓性
をもつた部材を介して連通させてある。
なお、液受入払出管11をポンプピツト18に
気密性、可撓性をもたせて連通させる部材とし
て、第4図イまたはロに、その実施例を示す。
第4図イは、波形管で形成した伸縮継手21を
用い、波形管の変形で伸縮や曲りに応じ、同時に
気密性をもたせる構造としたものである。また同
図ロは、ラビリンスシールリング22を使用し
て、当該ラビリンスシールリング22の内周面
と、液受入払出管11の外周面で気密性と液受入
払出管11の伸縮に応ずる構造としたものであ
る。
第4図イの実施例は、ポンプピツト18の天井
に連通口20を穿け、この連通口20に伸縮継手
21を上下に振り分けて、気密に取付け、その伸
縮継手21の上部側に液受入払出管11の下端部
を接続して連通させたものである。
第4図ロは前記連通口20にラビリンスシール
リング22を気密に取付け、その中へ液受入払出
管11の下端部を挿入して気密性、伸縮性をもた
せて、液受入払出管11とポンプピツト18を連
通する構造としたものである。
次に、ポンプピツト18内に、液中ポンプPを
収納し、この液中ポンプPの吐出口側を前記液受
入払出管11のいずれか1本の下端部に接続連通
させ、この液中ポンプPを駆動し貯蔵液をタンク
へ払出しするものである。
実施例では、伸縮継手21を介してポンプピツ
ト18に連通する液受入払出管11側を液中ポン
プPに接続し、これを液の払出専用に構成してあ
る。なおラビリンスシールリング22を介して連
通した液受入払出管11側は、受入専用に配管と
してある。すなわち外部よりタンク内へ貯蔵液を
供給する受入管として機能するものである。
(作用効果) 本考案による液受入払出装置は、以上説明した
ようにタンク自体に対する液受入払出装置の組み
込み位置を、タンク(内槽)の外周位置にし、と
くにタンク内貯蔵液と直接接触しない外周位置に
設置したため、まず、貯蔵液の温度影響を受けな
い。
すなわち低温貯蔵液の影響による装置構成部材
である液受入払出管等の伸縮作用による支持部へ
の影響が回避される。
もちろん地震にともなうスロツシングによる波
動圧の影響を受けることもない。
また、液受入払出管11のポンプピツト18へ
の連通部の構造に、伸縮継手21を用いるとか、
ラビリンスシールリング22を介在させるとかし
て、液受入払出管11とポンプピツト18との間
に気密性を保持し、液受入払出管11の伸縮や傾
きに対応できる構造としてあるため、安全性に対
する信頼度が高いという利点がある。
さらに従来のタンク中央部に吊下する支持構造
に比較し、支持構造が簡単になり、建設費のコス
トダウンも可能となる。
以上のように本考案による貯蔵液の液受入払出
装置は、構造的にも、安全性の面においても、従
来装置構造とは格段に優位するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の貯蔵液受入払出装置を備えた二
重殻式低温液化ガス貯蔵タンクの縦断面図、第2
図は第1図におけるA−A線横断平面図、第3図
は本考案に係る液受入払出装置を組込んだ二重殻
式低温液化ガス貯蔵タンク縦断面図、第4図は液
受入払出装置を構成する受入払出管とポンプピツ
トとの連通部の取り付け構造を示すもので、イ及
びロはそれぞれの実施態様を例示する縦断面図、
第5図は第3図におけるB−B線横断平面図であ
る。 11……液受入払出管、12……液受入払出管
下端開口部、13……液の受入専用管、14……
液の払出専用管、15……外槽、16……内槽、
17……断熱層、18……ポンプピツト、19…
…内槽周壁、20……連通口、21……伸縮継
手、22……ラビリンスシールリング、P……液
中ポンプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 二重殻式低温液化ガス貯蔵タンクにおける内
    槽周壁の下部に、ポンプピツトを周壁より外側
    に張り出して設けるとともに、外槽屋根側より
    内・外槽間の断熱層を貫通する数本の液受入払
    出管を垂設し、この液受入払出管と前記ポンプ
    ピツトとを気密性・可撓性を有する部材を介し
    て連通し、そのうちいずれか1本の液受入払出
    管をポンプピツト内に収納した液中ポンプの吐
    出口側に接続したことを特徴とする低温液化ガ
    ス貯蔵タンクの液受入払出管装置。 (2) 気密性・可撓性を有する部材をポンプピツト
    の連通孔に上下に振分けて取付け、上部側に液
    受入払出管の下端部を接続する伸縮継手で形成
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の低温
    液化ガス貯蔵タンクの液受入払出装置。 (3) 気密性・可撓性を有する部材を、ポンプピツ
    トの連通孔に取付け、内側に液受入払出管の下
    端部を挿入するラビリンスシールリングで形成
    した実用新案登録請求の範囲第1項記載の低温
    液化ガス貯蔵タンクの液受入払出装置。 (4) ポンプピツトを内槽周壁下部に複数個設けた
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の低温液化
    ガスの液受入払出装置。
JP15734178U 1978-11-17 1978-11-17 Expired JPS6136880Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15734178U JPS6136880Y2 (ja) 1978-11-17 1978-11-17

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JP15734178U JPS6136880Y2 (ja) 1978-11-17 1978-11-17

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Publication Number Publication Date
JPS5573698U JPS5573698U (ja) 1980-05-21
JPS6136880Y2 true JPS6136880Y2 (ja) 1986-10-25

Family

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