JPS5838233Y2 - 液化ガス低温貯蔵タンク - Google Patents
液化ガス低温貯蔵タンクInfo
- Publication number
- JPS5838233Y2 JPS5838233Y2 JP6857981U JP6857981U JPS5838233Y2 JP S5838233 Y2 JPS5838233 Y2 JP S5838233Y2 JP 6857981 U JP6857981 U JP 6857981U JP 6857981 U JP6857981 U JP 6857981U JP S5838233 Y2 JPS5838233 Y2 JP S5838233Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer shell
- roof
- shell
- insulating material
- cold insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は温度が一60° C以上の液化ガヂ低温貯蔵タ
ンクの最も経済的な形式に関する。
ンクの最も経済的な形式に関する。
従来、第1図に示すように、温度が一60’C以上の低
温液化ガスを貯蔵するタンクは内殻工と外殻Oとの二重
殻よりなり、外殻は保冷材(粒状パーライト)および窒
素ガスの保持のみでよいので比較的安価な鋼材な使用で
きるが、内殻は低温ガスおよび液体を保持しなげればな
らないので高価な耐低温材料の底部、側部および屋根部
が必要である。
温液化ガスを貯蔵するタンクは内殻工と外殻Oとの二重
殻よりなり、外殻は保冷材(粒状パーライト)および窒
素ガスの保持のみでよいので比較的安価な鋼材な使用で
きるが、内殻は低温ガスおよび液体を保持しなげればな
らないので高価な耐低温材料の底部、側部および屋根部
が必要である。
この場合、内殻において低温蒸気の圧力によりその側部
と屋根部との境界部に大きな圧縮力が生じるので、第1
図Bに示すように、該境界部には高価な耐低温材料でか
つ側部よりはるかに厚い特殊構造のナックルプレートK
またはコンプレッションリング等が必要であった。
と屋根部との境界部に大きな圧縮力が生じるので、第1
図Bに示すように、該境界部には高価な耐低温材料でか
つ側部よりはるかに厚い特殊構造のナックルプレートK
またはコンプレッションリング等が必要であった。
更に、内殻■と外殻Oとの間に窒素ガスを封入して圧力
のバランスをとる必要があるために低温貯蔵タンク以外
に窒素タンクNが必要であった。
のバランスをとる必要があるために低温貯蔵タンク以外
に窒素タンクNが必要であった。
このように従来の低温貯蔵タンクは非常にコスト高とな
り、維持費も高くなるという欠点があった。
り、維持費も高くなるという欠点があった。
本考案は上記従来のタンクの欠点を除き、構造が簡単で
建造が容易で安価な液化貯蔵タンクを提供するものであ
る。
建造が容易で安価な液化貯蔵タンクを提供するものであ
る。
以下図面に即して本考案実施の1例を説明すれば、第2
図、第3図、第4図および第5図に示すように、外殻は
安価な材料を用いた外殻屋根板1a、外殻測板2および
外殻底板3からなり、側板2を側板補強リング4で補強
する。
図、第3図、第4図および第5図に示すように、外殻は
安価な材料を用いた外殻屋根板1a、外殻測板2および
外殻底板3からなり、側板2を側板補強リング4で補強
する。
該外殻の内部に設けられた内殻は上部開放の筒体からな
り。
り。
該内殻のうち高価な耐低温材な用いるのは内殻側板5お
よび内殻底板6のみである。
よび内殻底板6のみである。
そして1本考案にあって内殻は上部開放構造として屋根
を設けず、外殻の屋根部1な兼用する。
を設けず、外殻の屋根部1な兼用する。
7は内殻側板5の補強リング、8はパーライトコンクリ
ート等の底部保冷材、12はタンク基礎、13.14は
外及び内殻用アンカーボルトである。
ート等の底部保冷材、12はタンク基礎、13.14は
外及び内殻用アンカーボルトである。
しかして、第2図に示すように、内殻側板5と外殻側板
2との間には保冷材として粒状パーライト9を充填し、
また、兼用屋根部1の内壁面にはグラスクールの如き繊
維状の保冷材10ケ取付ける。
2との間には保冷材として粒状パーライト9を充填し、
また、兼用屋根部1の内壁面にはグラスクールの如き繊
維状の保冷材10ケ取付ける。
該保冷材10の取付は例えば第3図に示すように、外殻
屋根部1の屋根板1aの屋根骨1b間に屋根骨補助材1
cを架設し、該補助材1cに掛けた鋼線10bにより該
グラスウール支持用金網10aを吊持させ、該金網10
aで保冷材グラスウール10を包んで行なうことができ
る。
屋根部1の屋根板1aの屋根骨1b間に屋根骨補助材1
cを架設し、該補助材1cに掛けた鋼線10bにより該
グラスウール支持用金網10aを吊持させ、該金網10
aで保冷材グラスウール10を包んで行なうことができ
る。
さらに。第4図に示すように屋根部と側部との境界部に
はパーライト9の飛散を防ぐために、該境界部の内外殻
に突設した補強リング11bの上に剛性IJタンク1a
を取付け、該剛性リング11a上に境界用グラスウール
11な保冷材として取付けろ。
はパーライト9の飛散を防ぐために、該境界部の内外殻
に突設した補強リング11bの上に剛性IJタンク1a
を取付け、該剛性リング11a上に境界用グラスウール
11な保冷材として取付けろ。
この場合、第5図の通り剛性リング11aは内殻側板5
の収縮による水平方向の移動に追従できるように長孔1
1cを有するスライド形式にて取付けられる。
の収縮による水平方向の移動に追従できるように長孔1
1cを有するスライド形式にて取付けられる。
外殻屋根部1と外殻側部2との境界部には、従来の二重
殻冷凍タンクにおげろ内殻の該当部分と同様に内部の圧
力による変形を防ぐためにコンプレッションリング15
を設けるが、該リング15は大気に接触しているので安
価な普通鋼材でよい。
殻冷凍タンクにおげろ内殻の該当部分と同様に内部の圧
力による変形を防ぐためにコンプレッションリング15
を設けるが、該リング15は大気に接触しているので安
価な普通鋼材でよい。
本考案によれば、内殻はその上部が開放されでいて屋根
が不要となり、また、外殻と内殻との間の圧力バランス
をとるための窒素タンクも不要となる。
が不要となり、また、外殻と内殻との間の圧力バランス
をとるための窒素タンクも不要となる。
従って構造簡単で、建造および維持が容易な極めて経済
的な液化ガス低温貯蔵タンクが実現できる。
的な液化ガス低温貯蔵タンクが実現できる。
第1図A、Bは従来の低温貯蔵タンクの説明用縦断面図
及びナックルプレート部分の拡大縦断面図、第2〜第5
図は本考案実施の1例を示すもので、第2図は全体の縦
断面図、第3図は屋根部の一部分の拡大縦断面図、第4
図は屋根部と側部との境界部分の拡大縦断面図、第5図
は同じく斜視図である。 上図中、各符号は次のものを示す。 ■・・・・・・内殻。K・・・・・・ナックルプレート
、O・・・・・・外殻、N・・・・・・窒素タンク、1
・・・・・・屋根部、1a・・・・・・外殻屋根板。 1b・・・・・・屋根骨、lc・・・・・・屋根骨補助
材、2・・・・・・外殻側板、3・・・・・・外殻底板
、4・・・・・・mIl板補強リング、5・・・・・・
内殻測板、6・・・・・・内殻底板、7・・・・・・側
板輛強リング、8・・・・・・底部保冷材、3・・・・
・・粒状パー−yイト保冷材、10・・・・・・屋根部
のグラスウール保冷材、10a・・・・・・金網、10
b・・・・・・鋼線、11・・・・・・境界部のグラス
ウール保冷材、11a・・・・・・剛性リング、11b
・・・・・・補強リング、11c・・・・・・長孔、1
2・・・・・・タンクの基礎、13・・・・・・外殻用
アンカーボルト、14・・・・・・内殻用アンカーボル
ト。 15・・・・・・コンプレッションリング。
及びナックルプレート部分の拡大縦断面図、第2〜第5
図は本考案実施の1例を示すもので、第2図は全体の縦
断面図、第3図は屋根部の一部分の拡大縦断面図、第4
図は屋根部と側部との境界部分の拡大縦断面図、第5図
は同じく斜視図である。 上図中、各符号は次のものを示す。 ■・・・・・・内殻。K・・・・・・ナックルプレート
、O・・・・・・外殻、N・・・・・・窒素タンク、1
・・・・・・屋根部、1a・・・・・・外殻屋根板。 1b・・・・・・屋根骨、lc・・・・・・屋根骨補助
材、2・・・・・・外殻側板、3・・・・・・外殻底板
、4・・・・・・mIl板補強リング、5・・・・・・
内殻測板、6・・・・・・内殻底板、7・・・・・・側
板輛強リング、8・・・・・・底部保冷材、3・・・・
・・粒状パー−yイト保冷材、10・・・・・・屋根部
のグラスウール保冷材、10a・・・・・・金網、10
b・・・・・・鋼線、11・・・・・・境界部のグラス
ウール保冷材、11a・・・・・・剛性リング、11b
・・・・・・補強リング、11c・・・・・・長孔、1
2・・・・・・タンクの基礎、13・・・・・・外殻用
アンカーボルト、14・・・・・・内殻用アンカーボル
ト。 15・・・・・・コンプレッションリング。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 液化ガスを保持する耐圧気密構造であって普通鋼板から
なり屋根部と外殻側板と外殻底板とから構成されて全周
を蔽う外殻と、該外殻の内部にあって低桶液体を保持す
る上部開放で屋根がなく材質が耐低温材の内殻とからな
り、外殻底板と内殻底板との間に底部保冷材を介在させ
、外殻測板と内殻側板との間に粒状保冷材を充填し、外
殻屋根部の内面には金網に包んだ繊維状保冷材を外殻屋
根部の内面の屋根骨間に架設した補助材に掛けた線材に
より吊持して取付け、内外殻の屋根部と側部との境界部
においては前記外殻屋根部内面の繊維状保冷材と前記内
外殻側板内の粒状保冷材との間に介在する繊維状保冷材
を設け、かつ該境界部において外殻の内周および内殻の
外周にそれぞれ水平な補強リングを突設し、該補強リン
グ上に剛性リング娶載置して外殻の補強リングに固着し
。 剛性リングと内殻の補強リングとの間はタンクの半径方
向にスライド自在に結合して、該剛性リングにより前記
境界部の繊維状保冷材を支持したことを特徴とする液化
ガ又低温貯蔵タンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6857981U JPS5838233Y2 (ja) | 1981-05-14 | 1981-05-14 | 液化ガス低温貯蔵タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6857981U JPS5838233Y2 (ja) | 1981-05-14 | 1981-05-14 | 液化ガス低温貯蔵タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56173297U JPS56173297U (ja) | 1981-12-21 |
JPS5838233Y2 true JPS5838233Y2 (ja) | 1983-08-29 |
Family
ID=29662513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6857981U Expired JPS5838233Y2 (ja) | 1981-05-14 | 1981-05-14 | 液化ガス低温貯蔵タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838233Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58163796U (ja) * | 1982-04-28 | 1983-10-31 | 日本鋼管株式会社 | 低温液体貯蔵用二重殻タンク |
JP2754174B2 (ja) * | 1995-01-24 | 1998-05-20 | 川崎重工業株式会社 | Lngなどの低温タンク |
JP5047035B2 (ja) * | 2008-04-03 | 2012-10-10 | 三菱重工業株式会社 | 低温流体の貯蔵タンク |
KR101422594B1 (ko) * | 2012-07-20 | 2014-07-23 | 삼성중공업 주식회사 | 액화가스의 저장 용기 |
-
1981
- 1981-05-14 JP JP6857981U patent/JPS5838233Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56173297U (ja) | 1981-12-21 |
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