JPS6136802Y2 - - Google Patents

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JPS6136802Y2
JPS6136802Y2 JP1981066334U JP6633481U JPS6136802Y2 JP S6136802 Y2 JPS6136802 Y2 JP S6136802Y2 JP 1981066334 U JP1981066334 U JP 1981066334U JP 6633481 U JP6633481 U JP 6633481U JP S6136802 Y2 JPS6136802 Y2 JP S6136802Y2
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JP
Japan
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plate member
members
hole
flange
plate
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JP1981066334U
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JPS57182615U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は互いに固着された2枚の板部材の平行
に離間した部材の夫々に孔を設け、その2枚の板
部材にボルトとナツト部材により他部材を支持す
る構造に関する。
(従来の技術) エンジンをホイールハウス、サイドフレーム等
から構成される車体フレームに支持するために従
来において第4図に示す構造が採用されていた。
上下に離間し互いに固着された上板部材40、下
板部材41に軸線を同じにして孔40a,41a
を形成し、上板部材40の上面にはナツト42を
溶接で固着するとともに、下面には中空筒部材4
3の上端面を溶接で固着し、下板部材41の孔4
1aから挿入したボルト44を筒部材43、上板
部材40の孔40aに挿通してナツト42のネジ
孔に螺合し、下板部材41と頭部44aの間に図
示しないスペーサを介してサブフレーム等を支持
するものである。
(考案が解決しようとする問題点) かかる従来構造においてはナツト42、筒部材
43は上板部材40への溶接によつて一体化され
る別部材であるため、該溶接の作業誤差によつて
ナツト42、筒部材43が上板部材40に対して
傾いたり、上下の板部材40,41間の距離と筒
部材43の長さとの違いや上板部材40と下板部
材41の角度誤差等により、上板部材40とナツ
ト42、筒部材43との面接触が全面接触となら
ない場合があり、この場合にはボルト44の締付
後の上板部材40の変形により、上下の板部材4
0,41を締め付けるべきボルト44の締付トル
クが低下し、ボルト44の本来の締付力を充分に
発揮させることができない。
本考案は以上の如き従来の問題を解決すべく案
出されたもので、本考案の目的は、ボルト締付後
の上板部材の変形等によつて生ずるボルト締付ト
ルクの低下を防止した支持構造を提供することに
ある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案の支持構造は、
互いに固着された2枚の板部材の平行に離間した
部材の夫々に孔を設け、該2枚の板部材にボルト
とナツト部材により他部材を支持する構造におい
て、中空筒部の軸方向端部にフランジが設けられ
且つ内部にネジ孔が形成されたナツト部材を一方
の上記板部材の孔に挿入して上記フランジを該一
方の板部材に当接させて溶着し、上記中空筒部の
端面を他方の上記板部材に当接させるとともに他
方の板部材の孔からボルトをカラーを介して挿入
して、上記ナツト部材のネジ孔に螺合させ、且
つ、上記カラーに他部材を取付支持した。
(実施例) 以下に本考案の好適実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
第1図は本考案に係る締付構造を示し、上下の
二枚の板部材10,11は平行に離間し、これら
の板部材10,11は図示しない箇所において結
合されているものである。夫々の板部材10,1
1には軸線を同じにして孔10a,11aが形成
され、図示例では上板部材10の孔10aが大径
になつている。ナツト部材12は中空筒部13
と、該筒部13の軸方向端部に形成されたフラン
ジ14との一体成形品となつており筒部13の長
さは上下の板部材10,11の離間距離と同じに
設定され、中空筒部13の上部及びフランジ14
にネジ孔12aが形成されている。
上板部材10、下板部材11を締め付ける場合
には、上板部材10の大径孔10aからナツト部
材12の中空筒部13を挿入し、フランジ14を
上板部材10の上面に当接させるとともに、筒部
13の下端面を下板部材11に当接させ、該下板
部材11の孔11aと筒部13とを一致させる。
図示例ではフランジ14が上板部材10に溶接部
15をもつて接合固着されている。締付ボルト1
6を下板部材11の孔11aから挿入して筒部1
3内部を挿通させ、雄ネジ部を上記ネジ孔12a
に螺合する。頭部16aと下板部材11との間に
スペーサを介在させ、ボルト16の締付力を該ス
ペーサを介して下板部材11に作用させると、ス
ペーサカラーとしての中空筒部13によつて一定
離間距離を維持して二枚の板部材10,11は締
付結合されることとなる。
以上の締付作業時、ナツト部材2は第4図で述
べた中空筒部材43に相当する中空筒部13と、
ナツト42に相当するフランジ14とを一体化し
たものであるため、これらの部分13,14が互
いに傾いたり、芯ずれすることは勿論ないととも
に、上下の板部材10,11に対する平行、直角
精度が得られ、又、中空筒部13とフランジ14
との平行精度が自ずと得られることからボルト螺
締時にはナツト部材12は板部材10,11と全
面接面することとなり、ボルト16の本来の締結
力をもつて板部材10,11を締め付けることが
できる。
第2図、第3図は本考案に係る構造を適用する
具体例を示し、この具体例は車両のエンジンマウ
ント構造である。第3図の通りホイールハウス2
0の内面には断面コの字状のサイドフレーム21
が接合され、且つホイールハウス20の内面と該
サイドフレーム21の内面との補強板22が架設
固着され、サイドフレーム21の強度、剛性が補
強板22によつて向上せしめられる。補強板22
が第1図の上板部材10であり、サイドフレーム
21の下面板21aが下板部材11である。エン
ジンはサブフレーム23に載せられて支持され、
該サブフレーム23は左右のホイールハウス2
0,20に接合されるサイドフレーム21,21
に掛け渡される。サブフレーム23には焼付固着
したラバー24を介してカラー25が取り付けら
れる。
ナツト部材26の中空筒部27を補強板22の
孔22aに挿入してフランジ28を補強板22に
溶接し、カラー25、サイドフレーム21の孔2
1bに挿入したボルト29をナツト部材26のネ
ジ孔26aに螺合することによりサブフレーム2
3はサイドフレーム21に組み付けられ、エンジ
ンはホイールハウス20、サイドフレーム21等
から構成される車体フレームにラバーマウントさ
れる。この時にはナツト部材26、ボルト29に
よつてサイドフレーム21と補強板22との締め
付けが成され、カラー25はサイドフレーム21
とナツト頭部29aとの間のスペーサとしての役
割を担う。
このようなエンジンマウント構造に本考案に係
る構造を採用すると、第4図の従来構造では必要
とされていた、補強板40にナツト42、中空部
材43を溶接接合した後、該補強板40をサイド
フレームに取り付けてアツセンブリを組み立て、
これをホイールハウスに接合する作業を不要にす
ることができ、本考案においては補強板22とサ
イドフレーム21とのアセンブリをホイールハウ
ス20に接合した後、補強板22にナツト部材2
6を挿入、溶接すればよく、作業性の容易化、迅
速化を達成できる。
(考案の効果) 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、従
来において別部材となつて板部材に溶接されてい
たナツトと中空筒部とを一体化したものとしてナ
ツト部材を形成しカラーを介して他部材を取付け
る構造としたため、板部材への取り付けにさいし
て傾き、芯ずれの誤差は発生せず、従つてネジ孔
の再ネジ切り加工の不要化、これによるネジ山の
強度の確保を達成でき、又、二枚の板部材とナツ
ト部材とは全面接触し、ボルトの本来の締結力で
二枚の板部材を締め付けて他部材を支持すること
ができ、従つてボルトの締付トルクを大きくで
き、更に上板部材が変形しても締付トルクが低下
することはない等の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は本考案に係る構造を示す断面図、第2図は車両
のエンジンマウント構造に採用して具体例を示す
断面図、第3図は第2図の3−3線断面図、第4
図は従来例を示す第1図と同様の図である。 尚図面中、10,11,21,22は板部材、
10a,11a,21b,22aは孔、12,2
6はナツト部材、12a,26aはネジ孔、1
3,27は中空筒部、14,28はフランジ、1
6,29はボルト、25はカラーである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに固着された2枚の板部材の平行に離間し
    た部分の夫々に孔を設け、該2枚の板部材にボル
    トとナツト部材により他部材を支持する構造にお
    いて、中空筒部の軸方向端部にフランジが設けら
    れ且つ上記中空筒部のフランジ側端部内にネジ孔
    が形成されたナツト部材を一方の上記板部材の孔
    に挿入して上記フランジを該一方の板部材に当接
    させて溶着し、上記中空筒部のフランジと反対側
    の端面を他方の上記板部材に当接させるとともに
    他方の板部材の孔からボルトをカラーを介して挿
    入して、上記ナツト部材のネジ孔に螺合させ、且
    つ、上記カラーに他部材を取付支持したことを特
    徴とする支持構造。
JP1981066334U 1981-05-08 1981-05-08 Expired JPS6136802Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981066334U JPS6136802Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981066334U JPS6136802Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57182615U JPS57182615U (ja) 1982-11-19
JPS6136802Y2 true JPS6136802Y2 (ja) 1986-10-25

Family

ID=29862373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981066334U Expired JPS6136802Y2 (ja) 1981-05-08 1981-05-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6136802Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5444126Y2 (ja) * 1975-06-24 1979-12-19
JPS52120276U (ja) * 1976-03-10 1977-09-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57182615U (ja) 1982-11-19

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