JPS6136430B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6136430B2
JPS6136430B2 JP53149285A JP14928578A JPS6136430B2 JP S6136430 B2 JPS6136430 B2 JP S6136430B2 JP 53149285 A JP53149285 A JP 53149285A JP 14928578 A JP14928578 A JP 14928578A JP S6136430 B2 JPS6136430 B2 JP S6136430B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
high frequency
color
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53149285A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5575387A (en
Inventor
Mamoru Sugita
Masaru Noda
Toshio Murakami
Gentaro Myazaki
Kunio Ando
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14928578A priority Critical patent/JPS5575387A/ja
Publication of JPS5575387A publication Critical patent/JPS5575387A/ja
Publication of JPS6136430B2 publication Critical patent/JPS6136430B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカラーテレビジヨン受信機において色
の解像度を著しく高めることのできるクロマ回路
に関するものである。
NTSC方式カラーテレビジヨンシステムでは、
第1図に示すように、カメラからの出力である広
帯域3原色信号R.G.B(以下まとめてCと略記す
る)から、輝度信号Y(Y=0.30R+0.59G+
0.11B)と色差信号R−YおよびB−Yを合成
し、色差信号については1.5〜0.5MHz程度に帯域
制限して伝送する。従つて今、信号の低周波成分
には添字L、高周波成分には添字Hを付けて示す
ことにすると、カラーテレビジヨン受信機におい
て復調された輝度信号YはYL+YHとなり、色復
調後の色差信号はCL−YLとなる。これらの信号
を従来行なわれているように、第2図に示すよう
な映像出力回路41、あるいは第3図に示される
ようにカラーブラウン管42のカソード43と第
1グリツド44の間で合成すると(CL−YL)+
(YL+YH)=CL+YHとなり、輝度信号は高周波
成分まで再現されるが色信号については、低周波
成分しか再現されず、従つて色過渡特性もそのゆ
るやかな変化は再現されるが急激な変化は再現さ
れず、これがNTSC方式の一つの限界となつてい
た。
本発明の目的は、前記したNTSC方式の限界を
超えてきわめて良好な色解像度および色過渡特性
を得ることのできるクロマ回路を提供することに
ある。
本発明は、輝度信号の低周波部分において過渡
現象が生じていない場合には、輝度信号の高周波
成分と低周波成分の大きさの比が色信号において
も等しいものと仮定し、従来のように輝度信号の
高周波成分を各原色に1:1:1に分配するので
はなく上記の比に従つて作つた色信号高周波成分
を加え、また、輝度信号の低周波部分において過
渡現象が生じている場合には、輝度信号の高周波
部分の信号の大きさと、低周波部分の信号の符号
を含めた過渡応答の大きさの比が、色信号におい
ても成立しているものと仮定し、従来の様に輝度
信号の高周波成分を各原色に1:1:1に分配す
るのではなく、上記の比に従つて作つた色信号の
高周波成分を加えるようにした点に特徴がある。
第4図は、本発明の第1実施例を示すブロツク
図であり、色解像度を良好にするためのものであ
る。図において1R,1Gおよび1Bは、カラー
テレビジヨン受信機において色復調された後の各
色差信号入力端子、1Yはカラーテレビジヨン受
信機において映像検波された後の輝度信号入力端
子、2R,2Gおよび2Bは各原色信号出力端子
である。3R,3Gおよび3Bは各色信号に対応
する信号処理回路であり、各々の回路は、回路的
に同一の機能を有している。4は低域通過フイル
タ、5は高域通過フイルタであり、これらにより
入力端子1Yに印加される輝度信号Yを低周波成
分YLと高周波成分YHに分離する。なおフイルタ
4および5の遮断周波数は、色差信号の帯域であ
る0.5MHz程度に選ぶものとする。6R,6Gお
よび6Bは2つの入力信号を加え合わせて1つの
出力信号とする加算回路、7R,7Gおよび7B
は乗算回路、8R,8Gおよび8Bは加算回路、
9は除算回路である。10は搬送色信号に対する
帯域通過フイルタによつて生ずる色差信号の輝度
信号に対する遅れを補償するための遅延素子であ
り、遅延時間τは1/2π×(0.5MHz)程度を選
ぶ。な お細かな点について言及すれば、フイルタ4,5
による時間遅れ等、さらに補償を必要とするとこ
ろがあるが、ここでは説明の簡略化のためこれら
を省く。
第4図において入力端子1R,1Yと出力端子
2Rの間で行なわれる信号処理に着目して説明す
ると以下のようになる。入力端子1Rに印加され
た赤色差信号RL−YLと入力端子1Yに印加され
遅延素子10、低域通過フイルタ4を経たYL
加算回路6Rの入力となり、出力としてRLを得
る。そして、低域通過フイルタ4と高域通過フイ
ルタ5の出力信号であるYLとYHの除算出力Y
H/YLが除算回路9の出力として得られ、これが
乗算回路7Rに前記RLと共に入力される。この
乗算回路7Rの出力として(YH/YL)×RLを得
る。輝度信号の高周波部分と低周波部分の大きさ
の比が色信号においても変わらないものと仮定す
るとYH/YL=〔RH〕/RL(但し〔RH〕は仮定
による〔RH〕であることを示す)となる〔RH
は(YH/YL)×RLで表わされることになり、乗
算回路7Rの出力は〔RH〕となる。乗算回路7
Rの出力〔RH〕と加算回路6Rの出力RLの2つ
が加算回路8Rに入力され、出力端子2Rには出
力としてRL+〔RH〕を得る。信号処理回路3G
および3Bは機能的に3Rと全く同一であるので
これまでの説明から直ちに推定されるように、出
力端子2Gには出力GL+〔GH〕を、また出力端
子2Bには出力BL+〔BH〕を得ることができ
る。従つて第4図の回路を用いれば、3原色信号
として、従来のようなRL+YH、GL+YH、およ
びBL+YHではなく、RL+〔RH〕、GL+〔GH〕、
およびBL+〔BH〕を得ることができ、必ずしも
原画に忠実であるとは限らないが、輝度信号のみ
ならず色信号についても高解像度の画面を表示す
ることが可能となる。
第5図は、従来方式と第4図で説明した本発明
回路との信号波形の違いを説明するための図であ
る。例えば、赤、緑および青の原信号が第5図a
の11aおよび12aで示されるような波形であ
る場合について考える。11aは緑原信号Gの波
形を示しており、低周波成分GLは80(%)、高周
波成分GHは20(%)となつている。12aは赤
原色信号Rあるいは青原色信号Bの波形を示して
おり(説明を簡単にするため、この両者は同一の
波形であるとする。)、RL=BL=20(%)、RH
H=±5%となつている。13aはこれら3つ
の信号から合成された輝度信号Y(説明を簡単に
するためY=0.3R+0.6G+0.1Bで計算してあ
る)の波形を示しており、Y=0.3×(20±5)+
0.6×(80±20)+0.1×(20±5)=56±14(%)と
なつている。14aおよび15aは、これら11
a〜13aの原信号の場合に従来方式により再生
した色信号波形を示している。14aは再生緑信
号G1でGL+YH=80+(±14)=80±14(%)、1
5aは再生赤あるいは青信号R1,B1でRL+YH
=BL+YH=(20)+(±14)=20±14(%)を示し
ている。従つて、従来方式では、第5図aに示さ
れる期間18aの間の原信号の色の変化は全く再
生されない。次に本発明により再生した色信号波
形を16aおよび17aに示す。16aは再生緑
信号G2でGL+〔GH〕=(80)+{(±14)/56×
(80)}=80 ±20(%)、17aは再生赤あるいは青信号R2
B2でRL+〔RH〕=BL+〔BH〕=(20)+{(±14
)/56× (20)}=20±5(%)を示しており、それぞれ原
信号11aおよび12aと全く同一の波形となつ
ている。従つて本発明を用いれば、期間18aの
間の色解像度は少しも損なわれることなく再生さ
れる。すなわち11a〜13aに示されるよう
に、原信号での輝度信号の高周波部分と低周波部
分の信号の大きさの比が色信号においても変わら
ない場合(YH/YL=±14/56=RH/RL=G
H/GL=BH/BL)には本発明による各原色再生
方式を用いれば、原信号を完全に再生することが
できる。
第5図bは、原信号において、輝度信号の高周
波部分と低周波部分の信号の大きさの比が色信号
のそれと一致しない場合の例を示している。図に
おいて11b〜18bは11a〜18aに対応し
た波形を示している。11bは緑原信号Cの波形
を示しており、GL=80(%)、GH=±20(%)
となつており11aと同一の波形である。12b
は赤原信号Rあるいは青原信号Bの波形を示して
おり、RL=BL=20(%)、RH=BH=0(%)
となつており、12aと比べると高周波成分がな
くなつている。これらの信号から合成される輝度
信号Yの波形を13bに示す。Y=0.3×(20±
0)+0.6×(80±20)+0.1×(20±0)=56±12
(%)である。14bおよび15bはこれら11
b〜13bの原信号から従来方式により再生した
色信号波形を示している14bは再生緑信号G1
でGL+YH=(80)+(±12)=80±12(%)、15
bは再生赤あるいは青信号R1、B1でRL+YH
L+YH=(20)+(±12)=20±12(%)を示して
いる。従つて、第5図aの場合と同様に第5図b
の場合も従来方式では、第5図bに示される期間
18bの間の原信号の色の変化は、全く再生され
ない。次に本発明による再生色信号波形を16b
および17bに示す。16bは再生緑信号G2
で、GL〔GH〕=80+{(±12)/56×80}=80±
17.1 (%)、17bは再生赤あるいは青信号R2、B2
L+〔RH〕=BL+〔BH〕=(20)+{(±12)/
56×20}= 20±4.3(%)を示している。従つて、11b〜
13bに示されるような、たとえ原信号における
輝度信号の低周波部分と高周波部分の信号の大き
さの比が色信号のそれと一致しない場合でも(Y
H/YL=±12/56、GH/GL=±20/80、RH
L=BH/BL=0/20)本発明による各原色再
生方式を用いれば、期間18bの間の色解像度は
ほとんど損なわれることなく再生され、その信号
波形は原信号と完全に一致こそしないが、14b
〜15bと16b〜17bの波形を11b〜12
bに示される原信号と比較すれば明らかなよう
に、少くとも従来方式に比べれば、より原信号に
忠実な画面を再生することができる。
第5図cは原信号において輝度信号の高周波部
分と低周波部分の大きさの比が色信号において成
立しない場合のもう一つの例を示している。図に
おいて11c〜18cは第5図aにおける11a
〜18aに対応した波形を示している。11cは
緑原信号Gの波形を示しており、GL=80(%)
で11aに比べて高周波成分がなくなつている。
12cは赤原信号Rあるいは青原信号Bの波形を
示しておりRL=BL=20(%)、RH=BH=20
(%)となつている。
これらの信号から合成される輝度信号Yの波形
を13cに示す。Y=0.3×(20±20)+0.6×(80
±0)+0.1×(20±20)=56±8(%)である。1
4cおよび15cはこれら11c〜13cの原信
号から従来方式より再生した色信号波形を示して
いる。14cは再生緑信号G1でGL+YH=(80)
+(±8)=80±8(%)、15cは再生赤あるい
は青信号R2、B2でRL+YH=BL+YH=(20)+
(±8)=20±8(%)を示している。従つて第5
図aやbの場合と同様に、第5図cの場合も、従
来方式では、第5図cに示される期間18cの間
の原信号の変化は全く再生されない。
次に本発明による再生色信号波形を16cおよ
び17cに示す。16cは再生緑信号G2でGL
〔GH〕=80+{(±8)/56×80}=80±11.4(%
)、17c は再生赤あるいは青信号R2、B2でRL+〔RH〕=
L+〔BH〕=20+{(±8)/56×20}=20±2.9
(%)を 示している。波形11c〜12cと波形14c〜
15cおよび16c〜17cを比較すると第5図
cの場合は、原信号に対する再生信号の忠実性と
いう点では従来方式より劣る。しかしTV画面観
視者には原画がどうであるかは不明であり、TV
画面に表示されている絵の美しさが重要である。
この点から14c〜15cと16c〜17cの波
形を比較してみると、従来方式の14c〜15c
では緑の背景上に明暗のしまが画面となるのに対
し、新方式の16c〜17cでは緑の濃さが変化
することになり、みかけ上色の解像度が上つたよ
うに感じられるのである。
第6図は、本発明の第2の実施例を示すブロツ
ク図である。図において第4図と同じ部分は、同
じ符号により示している。24R,24Gおよび
24Bは各色信号に対応する信号処理回路であ
り、回路的には同一の機能を有している。21
R,21Gおよび21Bは加算回路、22R,2
2Gおよび22Bは乗算回路、23R,23Gお
よび23Bは加算回路である。
第6図において赤色信号に対する処理回路24
Rの動作は次のようになる。入力端子1Rに印加
された赤色差信号RL−YLが乗算回路22Rの一
つの入力端子に加えられると共に、低域通過フイ
ルタ4の出力YLと高域通過フイルタ出力YHを除
算回路9で除算回た出力YH/YLが他方の入力に
加えられ、乗算回路22Rの出力として(YH
L)×(RL/YL)=(YH/YL)×RL−YH=〔R
H〕−YHを得る。これは加算回路23Rの一方の
入力となり、同時にもう一方の入力に赤色差信号
L−YLと輝度信号Y(=YL+YH)を加算回路
21Rで加算した出力RL+YH信号が印加され
る。その結果、加算回路23Rの出力、つまり出
力端子2RにRL+〔RH〕を得ることができる。
信号処理回路24G,24Bは機能的に24Rと
全く同一であり、出力端子2GにはGL+〔GH
を、2BにはBL+〔BH〕を得ることができる。
第7図は本発明の第3の実施例を示すブロツク
図で、第4図と同じ部分は同じ符号で示してあ
る。3R,3Gおよび3Bは各色信号に対応する
信号処理回路であり、回路的には同一の機能を有
している。25R,25Gおよび25Bは加算回
路、26R,26Gおよび26Bは乗算回路、2
7R,27Gおよび27Bは除算回路、28R,
28Gおよび28Bは加算回路である。
第7図において赤色信号に対する処理回路3R
の動作は次のようになる。入力端子1Rに印加さ
れた赤色差信号RL−YLは加算回路25Rで低域
通過フイルタ4の出力YLと加算され、出力にRL
を得る。そして、このRL信号は乗算回路26R
で高域通過フイルタ5の出力YHと掛け算され
て、出力RL×YHを得る。さらにこの出力と低域
通過フイルタ4の出力YLを除算回路27Rに印
加し、その出力として(RL×YH)/YLを得
る。これは結局、輝度信号の高周波部分の信号の
大きさと低周波部分の信号の大きさの比例して作
り出した色信号の高周波信号〔RH〕に外ならな
い。つまり、第7図は第4図に対し、除算と乗算
の順序を変えたもので、〔RH〕を作り出す目的に
おいては何ら変わらない。ゆえに出力端子2Rに
は、加算回路28Rの出力として得られたRL
〔RH〕が出力される。信号処理回路3G,3Bは
機能的に3Rと全く同一であり、出力端子2Gに
はGL+〔GH〕を、2BにはBL+〔BH〕を得るこ
とができる。
第8図は、本発明の第4の実施例を示すブロツ
ク図である。図において第4図と同じ部分は同じ
符号で示している。24R,24Gおよび24B
は各色信号に対応する信号処理回路であり、回路
的には同一の機能を有している。30R,30G
および30Bは加算回路、31R,31Gおよび
31Bは乗算回路、32R,32Gおよび32B
は除算回路、33R,33Gおよび33Bは加算
回路である。
第8図において赤色信号に対する処理回路24
Rの動作は次のようになる。入力端子1Rに印加
された赤色差信号RL−YLが乗算回路31Rの一
つの入力端子に加えられると共に高域通過フイル
タ5の出力YHが印加され、出力に(RL−YL)×
H信号を得る。この信号と低域通過フイルタ4
の出力YLの除算を除算回路32Rで行なうと、
その出力に{(RL/YL)×YH}/YL=〔RH〕−
Hを得る。さらに、この信号を加算回路33R
の一方の入力に加えると共に、もう一方の入力
に、輝度信号Y(=YL+YH)と赤色差信号RL
−YLを加算した、加算回路30Rの出力信号RL
+YHを加えると出力端子2RにRL+〔RH〕の信
号が得られる。
信号処理回路24G,24Bは機能的に24R
と、全く同一であり、出力端子2GにはGL+〔G
H〕を2BにはBL+〔BH〕を得ることができる。
信号処理回路24G,24Bは機能的に24R
と、全く同一であり、出力端子2GにはGL+〔G
H〕を、2BにはBL+〔BH〕を得ることができ
る。
第9図は、本発明の第5の実施例を示すブロツ
ク図である。第9図において第6図と同じ部分は
同じ符号により示している24R,24Gおよび
24Bは各信号に対応する信号処理回路であり回
路的には、同一の機能を有している。162R,
162G,162Bおよび163は入力信号の過
渡応答を含めた大きさを検出する回路(過渡応答
レベル検出回路)であり、例えば、一次微分回路
を用いる。
第9図において赤色信号に対する処理回路24
Rの動作は以下のようになる。入力端子1Rに印
加された赤色差信号(RL−YL)は過渡応答レベ
ル検出回路162Rに印加され、出力として(R
L−YL)の符号を含めた過渡応答の大きさ(RL
−YLTを得る。一方、低域通過フイルタ4を通
して得たYLは過渡応答レベル検出回路163に
印加され出力としてYLの付号を含めた過渡応答
の大きさ(YLTを得る。そして、除算回路9
で、高域通過フイルタ5を通して得たYHとの除
算を行ない出力としてYH/(YLTを得るさらに
この信号と前述の(RL−YLTとを乗算回路22
Rに通し出力として{YH/(YLT}×(RL−Y
LT={YH/(YLT}×(RLT−YHとなる。ここ
で、輝度信号の低周波成分の信号の符号を含めた
過渡応答の大きさと、高周波成分の信号の大きさ
との比が、色信号においても成立していると仮定
すると、YH/(YLT=〔RH〕/(RLT(ただ
し〔RH〕は仮定によるRHであることを示すもの
とする。)となる色信号の高周波成分〔RH〕は
{YH/(YLT}×(RLTで表わされることとな
り、前記乗算回路22Rの出力として〔RH〕−Y
Hを得る。この〔RH〕−YHと、加算回路21Rの
出力RL+YHの和を加算回路23Rで演算した出
力端子2RにRL+〔RH〕を得る。信号処理回路
24G,24Bは機能的に24Rと全く同じであ
り出力端子2GにはGL+〔GH〕を、2BにはBL
+〔BH〕を得ることができる。ここで、上記の
〔RH〕の仮定は、全ての場合に正しいとは限らな
いが受信画面上で色の過渡現象を生じているよう
な場合には比較的よく成立する仮定である。
なお、除算回路9は、除数に対する入力(Y
LTが零のときには、出力が零となるように動作
するものとする。この結果、入力(YLTが零の
とき例えば、乗算回路22Rの出力は零となり、
従つて加算回路23Rの出力はRL+YHとなる。
すなわちYLが過渡現象を生じておらず、従つて
本発明による信号処理の対象とならない期間は、
出力端子2Rの出力はRL+YHとなり従来方式と
同じものとなる。
第10図は、従来方式と第9図で説明した本発
明との信号波形の違いを説明するための図であ
る。例えば、赤、緑および青の原信号R,G,B
が、第10図の11〜13で示されるような波形
である場合について考える。11で示される赤原
信号波形Rは、期間T1T3およびT5でのレベルが
それぞれ40%、50%および0%であり、期間T2
およびT4の間に過渡現象を生じている。12で
示される緑色原信号波形Gは、同じ期間でのレベ
ルがそれぞれ40%、0%、および100%、13で
示される青色原信号波形Bは、レベルがそれぞれ
40%、50%および100%である。12,13共1
1と同様に期間T2およびT4の間で過渡現象を生
じている。14はこれら3つの信号から合成され
た輝度信号Y(説明を簡単にするためY=0.3R
+0.6G+0.1Bで計算してある)の波形を示して
いる。
これらの波形11〜14から第9図での色信号
L,GLおよびBLは15,16および17とな
る。15〜17では高周波成分が無くなつている
ため、過渡応答に要する時間が長くなつており、
2SおよびT4Sの間が過渡応答期間となつてい
る。なお、11〜14と15〜17の時間軸は絶
対時間ではなく、波形の比較がしやすいようにタ
イミングを合わせてある。
次に第9図におけるYLおよびYHの波形を18
および19で示す。18は第9図における低域通
過フイルタ4を通過した後の輝度信号Yの低域成
分による波形YLを示しており期間T1S,T3S
よびT5Sでのレベルは14と変わらず40%、20
%、および70%であるが、高域成分が無くなつて
いるため、15〜17と同様に過渡応答に要する
時間が長くなつており、T2SおよびT4Sの間が過
渡応答期間となつている。19は第9図における
高域通過フイルタ5を通過した後の輝度信号Yの
高域成分による波形YHを示している。YHはY−
Lで得ることができる。なお、これらの信号1
8および19は第7図におけるフイルタ4,5の
遮断周波数が搬送色信号に対する帯域通過フイル
タの帯域幅のほぼ1/2に選んであるので、15〜
17とタイミングが一致している。
ここで、従来方式により再生した色信号波形を
20,21および22に示す。20は14に示す
輝度信号Yと、15から18を引いた赤色差信号
L−YLを加算して再生した赤信号RL+YHであ
り、21,22も同様にして再生した緑信号GL
+YH、青信号BL+YHである。これらの波形か
ら明らかなように輝度信号の高域成分YHはその
極性・大きさ共に、必ずしも再生色信号RL,GL
およびBLの過渡特性を改善するのに適当である
と限らない。
20〜22に図示される例では、22のBL
Hの期間T4Sにおいては、YHがBLの過渡特性
を改善するのに適当な波形となつているが、その
他の期間においてはいずれも極性が逆であつた
り、極性は適当であつてもレベルが不足したりし
ている。従つて従来方式では第10図に示される
期間T2SおよびT4Sの間の原信号での色過渡特性
は必ずしも再生されない。
再び本発明の方式による再生波形について説明
する。26,27および28は本発明により再生
した色信号波形RL+〔RH〕、GL+〔GH〕および
L+〔BH〕である。RL+〔RH〕を得る過程を第
9図を参照にして説明すると以下のようになる。
過渡応答レベル検出回路163に入力された輝
度信号低域成分YLは期間T1Sでは40%、T3S
は20%のレベルを示しているので、過渡応答レベ
ル検出回路163の出力は、過渡応答が生じてい
る期間T2Sの前後のレベル差−20%に対応した大
きさのパルスを出力する。同様に、期間T5Sでは
70%のレベルを示しているので、過渡応答を生じ
ている期間T4Sでは+50%に対応した大きさのパ
ルスを出力する。この波形(YLTは第10図2
4に示す。
また、入力端子1Rに印加された赤色差信号R
L−YL(第10図の15引く18)が過渡応答レ
ベル検出回路162Rで処理されると、前記と同
様に、その出力(RL−YLTを求めることができ
る。
さて、前述した(YLT信号は、高域通過フイ
ルタ5を通つたYH信号と共に除算回路9に入力
され、その出力としてYH/(YLTが得られる。
このYH/(YLTと(RL−YLT信号が乗算回路
22Rに入力され出力として、{YH/(YLT}×
(RL−YLT=〔RH〕−YHを得る。次いで、該出
力〔RH〕−YHを加算回路23Rに入力し、加算
回路21Rの出力RL+YHと加算すると、その出
力は〔RH〕+RLとなる。
ここで、〔RH〕は(RLTとYH/(YLTの積
であり、(RLTは期間T2SではRLの期間T2とT1
のレベル差50(%)−40(%)=+10%に対応した
大きさのパルスが、期間T4Sでは期間T3とT1
Lのレベル差0(%)−50(%)=−50(%)に
対応する大きさのパルスが出力される。この(R
LTの波形は第10図23の波形となる。
したがつて、期間T2Sの〔RH〕の大きさは
{YH/−20}×10=−0.5YH=−10(%)相当、
期間T4Sの〔RH〕の大きさは{YH/50}×(−
50)=−YH=−50(%)相当である。つまり、こ
れらはYHが極性を反転され、10(%)および50
(%)の大きさになつたものであり、その結果、
加算回路23Rの出力端子2Rには、RL+〔R
H〕として26に示すような、期間T2S,T4S
の過渡応答特性の良好な波形が得られる。
以上の外、第6の実施例として第11図が考え
られる。第11図は、第9図の実施例において除
算と乗算の順序を逆にしたものであり、第11図
で182R,182G,182Bおよび183は
入力信号の過渡応答の符号を含めた大きさを検出
する過渡応答レベル検出回路である。
ここでは、その信号処理動作の説明は省略す
る。
第12図は本発明の第7の実施例を示すブロツ
ク図であり、色解像度および色過渡特性の両方を
良好にするためのものである。図において第6図
および第9図と同じ部分は同じ符号で示してい
る。242R,242G,242Bおよび243
は過渡応答レベル検出回路163に何らかの出力
がある場合だけ、それぞれ過渡応答レベル検出回
路162R,162G,162Bおよび163の
出力を乗算回路22R,22G,22Bおよび除
算回路9に供給し、そうでない場合にはそれぞれ
色差入力信号RL−YL,GL−YL,BL−YLおよ
び低域通過フイルタ4の出力YLを直接前記乗算
回路、除算回路に供給するための選択スイツチ回
路である。
今、163の出力(YLTが零でないと仮定す
るとスイツチ回路242R,242G,242B
および243は、それぞれ図示のように162
R,162G,162Bおよび163の側へ切り
換えられるので、第9図に関して前述したと同じ
演算が行なわれる。一方、(YLTが零である場合
は前記スイツチ回路は図示と反対側へ切り換えら
れるので、第6図の場合と同様の演算が行なわれ
る。
第13図は従来方式と第12図で説明した本方
式との信号波形の違いを説明するための図であ
る。例えば、赤、緑および青の原信号が、第13
図の11〜13で示されるような波形である場合
について考える。11で示される赤原信号波形R
は、期間T1,T3およびT5でのレベルがそれぞれ
40%、50%および0%であり、期間T2およびT4
の間に過渡現象を生じている。12で示される緑
原信号波形Gは、期間T1,T3およびT5でのレベ
ルがそれぞれ40%、0%および80±20%である。
すなわち、期間T5に、±20%の高周波信号が存在
する。13で示される青原信号波形Bのレベル
は、それぞれ期間T1〜T3において40%、50%お
よび20%である。波形12,13とも、11と同
様に期間T2およびT4の間に過渡現象を生じてい
る。14は、これら3つの信号から合成された輝
度信号Y(説明を単純にするため、Y=0.3R+
0.6G+0.1Bで計算してある)の波形を示してい
る。
これらの波形11〜14からRL,GL,BL
よびYLの波形を描くと15〜18となる。15
〜18では高周波成分が無くなつているため過渡
応答に要する時間が長くなつておりT2SおよびT
4Sの間が過渡応答時間となつている。また、緑色
原信号Gに存在する±20%の高周波成分も消失し
ている。輝度信号14に含まれる高周波成分も同
様にYLでは消失している。19は第9図におけ
る高域通過フイルタ5を通過した後の輝度信号Y
の高域成分による波形YHを示している。YHはY
−YLで得ることができる。なお、これらの信号
18および19は第9図におけるフイルタ4,5
の遮断周波数が搬送色信号に対する帯域通過フイ
ルタの帯域幅のほぼ1/2に選んであるので、波形
15〜17とタイミングが一致している。20〜
22は従来方式による色信号再生波形であり、1
5〜17の原色信号RL,GL,BLに輝度高域成
分YHを加えたもので、YHが各色に1:1:1に
分配されるため色信号の解像度あるいは過渡特性
を改善するのには全く寄与していない。従つて従
来方式では、第13図に示される期間T2Sおよび
4Sの間の原信号での色過渡特性、あるいは12
で示される緑色原信号の期間T5における高周波
成分による色解像度は必ずしも再生されない。
次に本発明により再生した色信号波形RL+〔R
H〕、GL+〔GH〕、およびBL+〔BH〕を26,2
7,28に示す。GL+〔GH〕を作る過程を説明
する。
前記GL+〔GH〕に着目して説明すると、まず
L(第13図16)は入力端子1Gに印加され
た緑色差信号GL−YLと前記低周波輝度信号YL
との和で得られる。GLは期間T1Sでは40%、T3
では0%のレベルを示しているので、該GLの過
渡応答レベル(GLTは過渡現象の生じている期
間T2Sの前後のレベル差−40%に対応した大きさ
のパルスを出力する。さらにGLは期間T3Sで0
%、期間T5Sでは+80%のレベルであるので、こ
の期間の過渡応答レベル(GLTは過渡現象期間
4Sの前後のレベル差である+80%に対応した大
きさのパルスを出力する。この波形(GLTを第
13図23に示す。
一方、〔GH〕は{YH/YLT}×(GLTで求め
られ、(YLTは低周波輝度信号YLを過渡応答レ
ベル検出回路に入力することにより得られる。該
低周波輝度信号YLの期間T1S,T3SおよびT5S
でのレベルは40%、20%および50%であるので、
過渡応答期間T2S,T4Sにはそれぞれ−20%、+
30%に対応した大きさのパルスが出力される。こ
れを24に示す。
よつて、YH/(YLTは、期間T2SではYH
(YLT=20/(−20)=−1、期間T4SではYH
(YLT=30/30=1の出力が得られる。その結
果、〔GH〕としては、T2Sでは{YH/(YLT
×(GLT=40(%)、T4Sでは{YH/(YLT}×
(GLT=1×80=80(%)レベルに対応する補正
信号が得られ、T2S,T4Sにおいて27に示され
るような波形が得られる。
次に期間T1S,T3SおよびT5Sでは、過渡応答
レベル検出回路163の出力(YLTが零である
ので、スイツチ回路242Gおよび243の出力
はGL−YLおよびYLとなる。よつて出力端子2
Gには、GL+〔GH〕を得る(期間T1S,T3S
よびT5Sにおいて)。期間T1S,T3SではYHが零
であるからGL+〔GH〕=GLであるが、期間T5S
ではYHが±12%であるので〔GH〕=80×{(±
12)/50)=±19.2%となる。
信号処理回路24R,24Bは機能的に24G
と全く同一であるので、これまでの説明と同様に
して出力端子2RにはRL+〔RH〕として26に
示すような波形を、また出力端子2Bには出力B
L+〔BH〕として、28に示されるような波形を
得ることができる。
以上の説明から明らかなように本発明によれ
ば、過渡応答特性および色解像度はどの色につい
ても著しく改善され、原信号における期間T2
よびT4の色過渡応答特性をほとんど損なうこと
なく再生することができ、また、原信号の期間T
5Sにおける色解像度もほとんど損なわれることな
く再生される。
第14図は、本発明の第8の実施例を示すもの
であり、第12図の乗算と除算の演算を逆にした
もので、これらにおいても、第12図で得られた
効果を持つことは言うまでもない。
なお、以上に述べた本発明の第1〜第8の実施
例の変形として次のものがある。第1の変形は、
例えば第4図における3R,3G,3Bのうちの
一つまたは二つあるいは、例えば第6図における
24R,24G,24Bのうちの一つまたは二つ
を省略することである。人間の視覚系の色に対す
る感度は、色の種類によつて多少ちがいがあり、
普通は黄色乃至赤色系統に対する感度が高いか
ら、これらの色に関連の強い3Rあるいは24R
だけを作用させることで類似の解像度および過渡
応答改善効果が得られる場合がある。
第2の変形は、例えば第4図における3R,3
G,3Bのうちの一つあるいは、例えば第6図に
おける24R,24G,24Bのうちの一つを省
略し、この省略した信号処理回路に対応する色信
号を残つた他の二つの色信号と輝度信号ををマト
リクスすることによつて再生することである。
周知のごとくNTSC方式ではY=0.30R+0.59G
+0.11Bなる関係が成り立つているから、R,
G,Bの信号のうちの一つ又は(R−Y),(G−
Y),(B−Y)の信号のうちの一つは、他の二つ
の信号とY信号から容易に作り出せる。
第三の変形は、色差信号に代つてI信号((R
−Y)検波軸より33度進んだ位相の検波軸で色復
調した信号)とQ信号((B−Y)検波軸より33
度進んだ位相の検波軸で色復調した信号)とに代
表される任意の二つの検波軸で復調した復調色信
号を用いることである。(本明細書では、色差信
号や、I、Q信号等を総称して復調差信号と呼ぶ
ことにする。)I、Q信号とR、G、BおよびY
信号の間には、次式のような関係があるから、 Y=0.30R+0.59G+0.11B I=0.60R−0.28G−0.32B Q=0.21R−0.52G+0.31B I、Q信号の段階で、本発明による信号処理を
施した後、最終的にR、G、B原色信号に直すこ
とは容易である。
以上述べたように、本発明による信号処理回路
を備えたカラーテレビジヨン受像機では、色の解
像度および過渡応答特性をNTSC方式の限界以上
に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はNTSC方式カラーテレビジヨンシステ
ムにおける各信号の帯域幅を示す図、第2図はカ
ラーテレビジヨン受像機で通常用いられているカ
ラーブラウン管用映像出力回路、第3図はカラー
ブラウン管をグリツドドライブするときの信号の
供給法を示す図、第4図、第6図、第7図、第8
図、第9図、第11図、第12図、第14図はそ
れぞれ本発明の第1〜第8実施例を示すブロツク
図、第5図、第10図、第13図は本発明による
方式と従来方式との効果の差異を説明するための
波形図である。 1R,1G,1B……色差信号入力端子、2
R,2G,2B……原色信号出力端子、3R,3
G,3Bおよび24R,24G,24B……信号
処理回路、4,5……フイルタ、6R,6G,6
Bおよび8R,8G,8Bおよび21R,21
G,21Bおよび23R,23G,23Bおよび
25R,25G,25Bおよび28R,28G,
28Bおよび30R,30G,30Bおよび33
R,33G,33B……加算回路、7R,7G,
7Bおよび22R,22G,22Bおよび26
R,26G,26Bおよび31R,31G,31
B……乗算回路、9,27R,27G,27Bお
よび32R,32G,32B……除算回路、10
……遅延素子、162R,162G,162Bお
よび163および182R,182G,182B
および183……過渡応答レベル検出回路、24
2G,242B,および243……選択スイツチ
回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高周波成分を含まない色成分信号に、高周波
    輝度信号の掛算と低周波輝度信号による割算を、
    この順または同時に行なう演算回路と、該演算回
    路の演算出力に前記高周波成分を含まない色成分
    信号を加算する加算回路とを具備し、前記加算回
    路の和出力として高周波成分を付加された色成分
    信号を得るようにしたことを特徴とするクロマ回
    路。 2 高周波成分を含まない色成分信号が原色信号
    であり、かつ前記演算回路が、高周波成分を含ま
    ない色成分信号に高周波輝度信号を掛算する乗算
    回路と、該乗算回路の積出力を低周波輝度信号で
    割算する除算回路とからなることを特徴とする前
    記特許請求の範囲第1項記載のクロマ回路。 3 高周波成分を含まない色成分信号が原色信号
    であり、かつ前記演算回路が、高周波輝度信号を
    低周波輝度信号で割算する除算回路と、前記高周
    波成分を含まない色成分信号に該除算回路の商出
    力を掛算する乗算回路とからなることを特徴とす
    る前記特許請求の範囲第1項記載のクロマ回路。 4 高周波成分を含まない色成分信号に、高周波
    輝度信号の掛算と低周波輝度信号による割算を、
    この順または同時に行なう演算回路と、前記高周
    波成分を含まない色成分信号に輝度信号を加算す
    る第1の加算回路と、前記演算回路の演算出力に
    前記第1の加算回路の加算出力を加算する第2の
    加算回路とを具備し、該第2の加算回路の和出力
    として高周波成分を付加された色成分信号を得る
    ようにしたことを特徴とするクロマ回路。 5 高周波成分を含まない色成分信号が色復調後
    の色差信号であり、かつ前記演算回路が、高周波
    成分を含まない色成分信号に高周波輝度信号を掛
    算する乗算回路と、該乗算回路の積出力を低周波
    輝度信号で割算する除算回路とからなることを特
    徴とする前記特許請求の範囲第4項記載のクロマ
    回路。 6 高周波成分を含まない色成分信号が色復調後
    の色差信号であり、かつ前記演算回路が、高周波
    輝度信号を低周波輝度信号で割算する除算回路
    と、前記高周波成分を含まない色成分信号に該除
    算回路の商出力を掛算する乗算回路とからなるこ
    とを特徴とする前記特許請求の範囲第4項記載の
    クロマ回路。 7 高周波成分を含まない色成分信号の過渡応答
    信号に、高周波輝度信号の掛算と低周波輝度信号
    の過渡応答信号による割算を、この順または同時
    に行なう演算回路と、前記高周波成分を含まない
    色成分信号に輝度信号を加算する第1の加算回路
    と、前記演算回路の演算出力に前記第1の加算回
    路の加算出力を加算する第2の加算回路とを具備
    し、該第2の加算回路の和出力として高周波成分
    を付加された色成分信号を得るようにしたことを
    特徴とするクロマ回路。 8 高周波成分を含まない色成分信号が色復調後
    の色差信号であり、かつ前記演算回路が、高周波
    成分を含まない色成分信号の過渡応答信号に高周
    波輝度信号を掛算する乗算回路と、該乗算回路の
    積出力を低周波輝度信号の過渡応答信号で割算す
    る除算回路とからなることを特徴とする前記特許
    請求の範囲第7項記載のクロマ回路。 9 高周波成分を含まない色成分信号が色復調後
    の色差信号であり、かつ前記演算回路が、高周波
    輝度信号を低周波輝度信号の過渡応答信号で割算
    する除算回路と、前記高周波成分を含まない色成
    分信号の過渡応答信号に該除算回路の商出力を掛
    算する乗算回路とからなることを特徴とする前記
    特許請求の範囲第7項記載のクロマ回路。 10 高周波成分を含まない色成分信号およびそ
    の過渡応答信号のいずれか一方に高周波輝度信号
    の掛算と低周波輝度信号およびその過渡応答信号
    のいずれか一方による割算を、この順または同時
    に行なう演算回路と、前記高周波成分を含まない
    色成分信号に輝度信号を加算する第1の加算回路
    と、前記演算回路の演算出力と前記第1の加算回
    路の加算出力とを加算する第2の加算回路とを具
    備し、前記低周波輝度信号の過渡応答信号レベル
    が予定値以下のときは、前記高周波成分を含まな
    い色成分信号および低周波輝度信号を選択し、ま
    た前記低周波輝度信号の過渡応答信号レベルが予
    定値以上のときは、前記高周波成分を含まない色
    成分信号および低周波輝度信号の各過渡応答信号
    を選択入力し、これによつて前記第2の加算回路
    の和出力として高周波成分を付加された色成分信
    号を得るようにしたことを特徴とするクロマ回
    路。 11 高周波成分を含まない色成分信号が色復調
    後の色差信号であり、かつ前記演算回路が、高周
    波成分を含まない色成分信号およびその過渡応答
    信号の一方に高周波輝度信号を掛算する乗算回路
    と、該乗算回路の積出力を低周波輝度信号および
    その過渡応答信号の一方で割算する除算回路とか
    らなることを特徴とする前記特許請求の範囲第1
    0項記載のクロマ回路。 12 高周波成分を含まない色成分信号が色復調
    後の色差信号であり、かつ前記演算回路が、高周
    波輝度信号を低周波輝度信号およびその過渡応答
    信号の一方で割算する除算回路と、前記高周波成
    分を含まない色成分信号およびその過渡応答信号
    の一方に該除算回路の商出力を掛算する乗算回路
    とからなることを特徴とする前記特許請求の範囲
    第10項記載のクロマ回路。
JP14928578A 1978-12-01 1978-12-01 Chroma circuit Granted JPS5575387A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14928578A JPS5575387A (en) 1978-12-01 1978-12-01 Chroma circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14928578A JPS5575387A (en) 1978-12-01 1978-12-01 Chroma circuit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5575387A JPS5575387A (en) 1980-06-06
JPS6136430B2 true JPS6136430B2 (ja) 1986-08-18

Family

ID=15471846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14928578A Granted JPS5575387A (en) 1978-12-01 1978-12-01 Chroma circuit

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5575387A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01123715U (ja) * 1988-02-12 1989-08-23

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7688362B2 (en) * 2004-03-05 2010-03-30 Florida Atlantic University Single sensor processing to obtain high resolution color component signals

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01123715U (ja) * 1988-02-12 1989-08-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5575387A (en) 1980-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63198485A (ja) キー信号発生器
JPS6136430B2 (ja)
US5194942A (en) Variable bandwidth control apparatus for separating luminance and chrominance signals and the method thereof
JPS62253285A (ja) カラ−ビデオ信号の処理方法及び装置
JPS6136429B2 (ja)
JPS612488A (ja) 輝度信号搬送色信号分離装置
JPH0823551A (ja) 信号処理方法及び信号処理装置
GB2244406A (en) Chrominance signal mixing circuit in a motion adaptive type luminance/chrominance signal separator
JPH07298283A (ja) 色帯域改善回路
JPH0316078B2 (ja)
JPH0435111B2 (ja)
JP3253315B2 (ja) テレビ信号受像機
JPS6276985A (ja) テレビジヨン信号の形成方法
JPS63275285A (ja) テレビジョン信号の送像側ガンマ補正の補償方式
JPS6219115B2 (ja)
JPS6219116B2 (ja)
JP2501365B2 (ja) 再生信号処理回路
JPS6153915B2 (ja)
JPS60130289A (ja) 映像信号変換装置
JPH044693A (ja) 映像信号処理装置
JPS6049396B2 (ja) 色信号の空間周波数特性改善回路
JPH0418512B2 (ja)
JPS63198497A (ja) カラ−エンコ−ダ
JPH0738915A (ja) 信号処理装置
JP2000078604A (ja) 色帯域改善回路