JPS6136075A

JPS6136075A - 自動二輪車等車両の操向装置

Info

Publication number: JPS6136075A
Application number: JP15687184A
Authority: JP
Inventors: 篤志松田; 細井　幸治; 幹夫斉藤
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1984-07-26
Filing date: 1984-07-26
Publication date: 1986-02-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、ホイールベースを可変とした自動二輪車等
車両の操向装置に関する。

（従来の技術）自動ニー車では、通常、前輪を支承するフロントフォー
クが車体フレームの前部に回動自在に支承され、このフ
ロントフォークの上部にステアリングハンドルが連結さ
れる。また、同上車体フレームの後部には後輪が支承さ
れる（例えば実公昭５８−３６６２６号公報）。

上記構成において、フロントフォークの回動軸心の傾斜
角であるキャスター角や、前、後輪間寸法であるホイー
ルベースを変更すると操安性に関し種々の特性が得られ
ることが知られている。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、いずれの特性を得るかはライダーの好みによ
り異なるため、例えば、フロントフォークの角度を可変
としてキャスター角やホイールベースを可変とすること
が考えられる。

しかし、前記従来構成において、単にフロントフォーク
の角度が可変となるよ）に構成すれば、」１記フロント
フォークはステアリングハンドルと連結されているため
、上記の変更に伴ってステアリングハンドルの位置や姿
勢も変化することとなる。従って、キャスター角やホイ
ールベースの変更がステアリングハンドルを操作するラ
イダーに対しライディングポジションの不必要な変更を
強制することとなり好ましくない。

（発明の目的）この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、操安性に関する特性がライダーの好みによって選択
できるようにし、かつ、この特性を選択する場合にライ
ディングポジションが変化しないようにすることを目的
とする。

（発明の構成）」１記目的を達成するためのこの発明の特徴とするとこ
ろは、フロントフォークの前後の回動で所望のキャスタ
ー角やホイールベースを得ることができるようにすると
共に、フロントフォークの前後の回動にステアリングハ
ンドルが連動しないようにした点にある。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面により説明す・る。

第１図から第３図において、ｌは低床式の自動二輪車で
ある。この自動二輪車１の車体フレーム２はその前部に
操向軸管３を有し、この操向軸管た、同上車体フレーム
２は左右一対のダウンチューブ５，５を有し、各ダウン
チューブ５の前部が上記連結チューブ４の突出端に支持
され、この各ダウンチューブ５の後部は後方に延び、そ
の後端にはシートピラーチューブ７が後上方に向って突
設される。そして、上記ダウンチューブ５上に低床式の
フロア８が形成され、また、シートピラ−チューブ７上
端部にシート９が形成される。

上記操向軸管３には前輪１１を支持するフロントフォー
ク１２が回動自在に支承される。一方、上記ダウンチュ
ーブ５の後端部にはエンジン１３が枢支される。このエ
ンジン１３には後方に向って突出するリヤアーム１４が
設けられ、このリヤアーム１４の後端に後輪１５が支持
され、この後輪１５はエンジン１３により駆動される。

１６は緩衝器で前記シートピラーチューブ７とリヤアー
ム１４との間に架設される。　　　　□前記ダウンチュ
ーブ５，５の各前端は車体フレーム２に対するフロント
フォーク１２の支承位置よりも前方に延長される。そし
て、この延長端にハンドル軸管１７が支持され、このハ
ンドル軸管１７にステアリングハンドル１８を支持する
ハンドル軸１９が回動自在に支承される。

上記ハンドル軸１９とフロントフォーク１２とを互いに
連動連結する連動手段２０が設けられる。この連動手段
２０はハンドル軸１９の下端にねじ１−めされる回動ア
ーム２２と、この回動アート２２の各回動端とフロント
フォーク１２の各側部との間に架設される左右一対の連
動ロッド２３．２３とで構成される。そして、上記連動
ロッド２３の各端部は回動アーム２２の回動端とフロン
トフォーク１２の肩部とにそれぞれポールジヨイント２
ｊ、２４’により連結され、また、この連動ロッド２３
はねじ手段により長さが調整自在とされている。２６は
ライダーである。

前記車体フレーム２に対する操向軸管３の支持部の構成
をより具体的に説明する。

上記各連結チューブ４の突出端にはそれぞれブラケット
２８が突設される。そして、この各ブラケット２８がダ
ウンチューブ５に枢支ポルト２９を介して枢支され、操
向軸管３はこの枢支ポルト２９の軸心回りに前後回動自
在とされる。上記の場合、各枢支ポルト２９は前記フロ
ントフォーク１２と連動ロッド２３の連結部におけるポ
ールジヨイント２４′と同軸上に配置される。

また、上記操向軸管３を車体フレーム２に対し任意の回
動姿勢に固定する固定手段３０が設けられる。この固定
手段３０は前記操向軸管３とダウンチューブ５，５の前
端部との間に架設されるターンバックルにて構成される
。そして、このターンバックルをねじり操作で伸縮させ
ることによって、操向軸管３が任意の回動姿勢に固定さ
れ、所望のキャスター角やホイールベースが選択可能と
される。

なお、以上は図示の例によるが、上記構成を後二輪の自
動三輪車に適用してもよい。

第４図は他の実施例を示し、これらの実施例については
上記実施例と異なる構成につき説明し、共通の構成につ
いては図面に符合を付してその説明を省略する。

図において、ダウンチューブ５の前端とハンドル軸管１
７とが支持板３５を介して溶接される。

また、上記支持板３５に枢支ピン３６を介し操向軸管３
が前後回動自在に枢支される。そして、上記操向軸管３
に支承されたフロントフォーク１２の上端と、ハンドル
軸管１７に支承されたハンドル軸１９の下端とが連動手
段２０で連結される。

上記連動手段２０は自在継手軸で構成され、この自在継
手軸はフロントフォーク１２の上端に十字継手３７を介
して連結されるスプライン軸３８と、ハンドル軸１９の
下端に十字継手３９を介して連結されるスリーブ４０と
で構成゛され、スプライン軸３８とスリーブ４０は軸方
向にのみ摺動自在に嵌り合っている。

そして、上記操向軸管３とダウンチューブ５との間にタ
ーンバックルで構成される固定手段３０が架設され、こ
のターンバックルをねじり操作で伸縮させることによっ
て操向軸管３が任意の回動姿勢に固定される。この場合
、操向軸管３の回動の際における上記両十字継手３７．
３９間の寸法の変化はスプライン軸３８とスリーブ４０
が摺動することで吸収される。

（発明の効果）この発明によれば、フロントフォークを支承する操向軸
管が車体フレームに対し前後”回動自在に枢支され、か
つ、こ蕊操向軸管が任意の回動姿勢に固定可能とされた
ため、操向軸管の回動操作により所望のキャスター角や
ホイールベースな選択することができる。従って、ライ
ダーはそれぞれ好みに合った特性を選択することができ
る。

また、上記の場合、ステアリングハンドルを支承するハ
ンドル軸管が車体フレームに固定され、このステアリン
グハンドルが操向軸管の回動操作に連動しないよう構成
されているため、横向軸管を回動操作して上記特性を選
択する場合にライディング示ジションが不必要に変化す
ることは防止される。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示し、第１図は自動二輪車の全
体側面図、第２図は第１図の■−■線矢視部分断面図、
第３図は同第１図のｍ−ｍ線矢視断面図、第４図は他の
実施例を示す自動二輪車の全体側面図である。ｉ−・自動二輪車、？・・車体フレーム、３・・操向軸
管、ｌｌ・・前輪、１２・・フロントフォーク、１７・
・ハンドル軸管、ｔａ−・ステアリングハンドル、３０
・・固定手段。

Claims

【特許請求の範囲】

１、前輪を支承するフロントフォークが設けられると共
に、このフロントフォークを支承する操向軸管が車体フ
レームに設けられ、一方、上記フロントフォークと連動
して前輪を操向するステアリングハンドルが設けられる
と共に、このステアリングハンドルを支承するハンドル
軸管が同上車体フレームに設けられた自動二輪車等車両
において、上記操向軸管が車体フレームに前後回動自在
に枢支され、かつ、この操向軸管を車体フレームに対し
任意の回動姿勢に固定する固定手段が設けられ、一方、
上記ハンドル軸管が同上車体フレームに固定されたこと
を特徴とする自動二輪車等車両の操向装置。