JPS6135890B2 - - Google Patents

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JPS6135890B2
JPS6135890B2 JP54025191A JP2519179A JPS6135890B2 JP S6135890 B2 JPS6135890 B2 JP S6135890B2 JP 54025191 A JP54025191 A JP 54025191A JP 2519179 A JP2519179 A JP 2519179A JP S6135890 B2 JPS6135890 B2 JP S6135890B2
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JP
Japan
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steam
pressure
heat
gas
water
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Application number
JP54025191A
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English (en)
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JPS54155172A (en
Inventor
Ii Benson Homaa
Eichi Makurei Donarudo
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Union Carbide Corp
Original Assignee
Union Carbide Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Union Carbide Corp filed Critical Union Carbide Corp
Publication of JPS54155172A publication Critical patent/JPS54155172A/ja
Publication of JPS6135890B2 publication Critical patent/JPS6135890B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/14Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by absorption
    • B01D53/1456Removing acid components
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/14Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by absorption
    • B01D53/1425Regeneration of liquid absorbents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/48Sulfur compounds
    • B01D53/52Hydrogen sulfide
    • B01D53/526Mixtures of hydrogen sulfide and carbon dioxide

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Industrial Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、蒸気を含む熱ガス混合物中のCO2
よびH2Sの如き酸性ガスを該混合物より除去する
ための改良方法に係わる。 種々の粗ガス混合物から酸性ガス特にCO2およ
びH2Sを大量除去することを含むガススクラビン
グの工業的重要性が今日確実に高まつている。而
して、天然ガス、油および石炭の如き燃料源から
生ずる合成ガス並びに合成燃料に対する需要が高
まるにつれ、粗ガス混合物からCO2およびH2Sを
除去するための効率的な方法が益々必要になつて
きた。例えば、合成メタンをナフサ、燃料油又は
石炭から製造する際、用いられる出発原料が含硫
黄物であるなら、それをリフオーミング又は部分
酸化に付すことによつて、例えば20%から50%程
度に高いCO2含量とそれよりは少いH2S含量を有
する粗ガスが生成される。同様に、天然ガスをリ
フオーミングすることによつて、アンモニア合成
又は水素添加反応に使われる水素を製造すると
き、生成せる粗ガスに通常16〜20%のCO2が含ま
れる。このガスに含まれるCO2は、アンモニア合
成に先立つて全て除去せねばならない。 スチームリフオーミングおよび部分酸化の如き
方法によつて生じた、酸性ガスを含む粗ガス混合
物は昇温(且つ通常昇圧)状態にあり、しかも大
量の蒸気を含んでいる。熱効率を良くするには、
かかる粗ガスの熱含量を効率的に回収し且つ利用
することが必要である。これに関連して言及する
に、かかる熱含量を効率的に利用することによつ
て、粗ガスに含まれる大量の酸性ガスを除去する
のに必要なエネルギーをどの程度までまかないう
るかが、全エネルギー効率を調べる際の非常に有
意な要素となる。 而して、叙上のガス混合物からCO2および(又
は)H2Sを大量除去するのに今日最も広く実用化
されている方法は、酸性ガスを水性アルカリ洗浄
液(scrubbing solution)に吸収させる吸収工程
と該洗浄液から酸性ガスをスチームストリツピン
グで脱着する再生工程との間を連続的に再循環せ
しめた水性アルカリ洗浄液でガス混合物をスクラ
ビングすることも包含する。かかる循環プロセス
の最も効率的なタイプは、ほとんどの適用例にお
いて、実質上等温の吸収−再生サイクルを用いて
いる。即ち、吸収工程と再生工程が同じ温度すな
わち洗浄液の大気圧沸点近傍の温度か又はそれに
近い温度で作動せしめられる。この場合、非等温
プロセスに必要な加熱冷却が排除されるので、熱
損失は大いに減ぜられる。 等温、非等温いずれの循環プロセスにおいて
も、その主なエネルギー需要は、洗浄液を再生す
るためのストリツピング用蒸気である。従つて、
この再生に必要な熱量を少くし且つ(或は)再生
のための熱量を、他の用途にはほとんど又は全く
利用し得ない熱源から得ることは非常に望まし
い。 特に望ましいのは、粗供給ガスの熱含量を最大
限に利用して、所要のストリツピング用蒸気を生
成するのに必要な熱エネルギーを得るようにする
ことであり、またプロセスガスから引出される熱
のエネルギーレベルをできるだけ最低にして、そ
れよりエネルギーレベルの高い熱を他の用途に利
用できるようにすることである。而して、粗プロ
セスガスに含まれる、エネルギーレベルの低い量
を効率的に回収することによつて、吸収工程への
供給ガスは低温となり、またそれによつて、吸収
工程の効率が高められる。 従前、酸性ガスの除去を目的に処理しようとす
る蒸気含有熱ガス混合物からの熱回収効率を高め
るために、いくつかの提案がなされた、例えば、
1974年7月9日に公示されたHomer E.Bensonの
米国特許第3823222号を参照されたい。この特許
に示された方法では、二つの熱交換器すなわち、
蒸気エジエクターを作動させるため水を沸とうさ
せて中圧蒸気を生成する熱交換器と、比較的低圧
の蒸気を生ぜしめて洗浄源を加熱する熱交換器と
に、蒸気含有熱供給ガスを直列で通している。而
して、再生された洗浄液を減圧に付すことによつ
て追量の低圧蒸気を生ぜしめ次いでかかる低圧蒸
気と圧縮し、またこれを再生装置内に追量のスト
リツピング用蒸気として噴射させるのに蒸気エジ
エクターが使用される。その総合効果は、プロセ
スの正味熱効率を高め、しかも蒸気含有熱供給ガ
スより引き出される熱量を少くして所要のストリ
ツピング用蒸気を生成することである。 本発明に従えば、蒸気含有熱供給ガスから引き
出しうる低レベルの熱量(すなわち比較的低い温
度で入手しうる熱量)を更に高めることができ、
またこのような熱を再生ストリツピング用蒸気に
有効に変換することのできる方法が発見された。 本発明をその広い様相で示すなら、それは、蒸
気含有熱供給ガスに含まれる酸性ガスを水性アル
カリ洗浄液に吸収させる吸収工程と、吸収された
酸性ガスをスチームストリツピングで脱着する再
生工程との間を連続的に再循環せしめる水性アル
カリ洗浄液を用いた循環スクラピング方法を使用
する。所要のストリツピング用蒸気の少くとも一
部分は、回収し得且つ有用なストリツピング用蒸
気に変換しうる供給ガス中の低レベル熱の量を最
大限にする一連の熱回収工程を経て供給ガスより
引き出される。その第一の熱回収工程は、熱供給
ガスと洗浄液との間で間接的に熱交換させ、それ
によつて洗浄液をその沸点に加熱し而して蒸気を
生成せしめることを包含する。この蒸気はストリ
ツピング用蒸気として再生工程で利用される。ま
た、部分冷却された熱ガスは次いで別の(第二
の)熱交換器に導かれ、該器を水(この水は好ま
しくは、スクラビング工程で生成せる凝縮水であ
る)との熱交換関係で通過する。この第二の熱交
換工程は、ガスと水との直接接触で実施してもよ
く、或は間接接触で実施してもよい。この工程
で、水は減圧に付されるので、その沸点は降下す
る。沸点の低められた水は熱供給ガスと熱交換開
係に置かれる。上記減圧とそれに続く沸点降下に
よつて生じた水とガスとの温度差の開きは、更に
供給ガスの冷却を惹起し、また供給ガスから水へ
の伝熱量を高める。減圧下での水の加熱によつて
生成せる蒸気は、再生工程における圧力よりも低
圧で発生せしめられ、そしてこの低圧蒸気は少く
とも再生工程と同じレベルに圧縮されて再生装置
内にストリツピング用蒸気として噴射される。こ
の第二の熱交換工程で水に対し減圧を生ぜしめ且
つ生成せる低圧蒸気を圧縮する適当な手段に、蒸
気エジエクターの如き熱圧縮機および機械圧縮機
が包含される。低沸点水との熱交換後第二の熱交
換工程を退出する供給ガスの温度は在来のものよ
りかなり低く、そして該ガスは、その中に含まれ
る酸性ガスを除去すべく吸収工程に通される。こ
のように連続した熱交換の正味効果は、供給ガス
の低レベル熱をかなりの追量で回収し得、またこ
の低レベル熱を効果的に、有用なストリツピング
用蒸気に変換しうるということである。典型的な
工業的適用例において、本発明以外の態様で所要
のストリツピング用蒸気を生成するのに必要な熱
ガスからの高レベル熱(すなわち高温で入手され
る熱)は本発明に従うとき15%〜20%範囲で節減
されうる。また、ストリツピング用蒸気の製造で
供給ガスの低レベル熱を有効利用することによつ
て、供給ガスからの全熱回収効率が高められ、且
つ中圧蒸気の惹起の如き他用途のための高レベル
熱が保持される。 本発明は、吸収と再生を同じ温度か又は近似温
度で実施し、そして吸収を少くとも100psig(703
Kg/cm2G)代表的には200〜1000psig(14〜7030
Kg/cm2G)というかなりの過圧下に生ぜしめ、ま
た再生を大気圧近傍で生ぜしめるタイプのスクラ
ビングに特に有益な用途を有する。スクラビング
に用いられる好ましい洗浄液は、アルカリ金属炭
酸塩の水溶液特に比較的濃厚な炭酸カリウム溶液
である。かかる好適なタイプのスクラビングにつ
いては、例えば、1959年5月12日に公示された
H.E.Benson等の米国特許第2886405号に記載され
ている。 特に好ましい具体化において、本発明の系は、
熱い再生液に加わる圧力を低めて低圧蒸気を増産
させることにより該再生液から追量の低圧蒸気を
引き出す手段を併用される。引出された低圧蒸気
は圧縮されて再生装置内にストリツピング用蒸気
として噴射される。このような好ましい具体化で
は、第二の熱交換工程に用いられる水の圧力を低
下させ、また得られた低圧蒸気を圧縮させるのに
使用せる同じ装置を、熱い再生液上に低圧をもた
らし、かくして生ずる低圧を圧縮するときにも使
用することができる。 添付図を概記する。第1図は、熱供給ガスと熱
交換する水および再生された熱い洗浄液の両者か
ら低圧蒸気を発生させ、またこれら両蒸気給源を
圧縮そ且つこれらをストリツピング用蒸気として
再生装置に供給する本発明の特に好ましい具体化
を例示したフローシートである。 第2図は、熱い蒸気含有供給ガスと水との間の
熱交換を両者間の直接接触で生ぜしめる本発明の
具体化を例示したフローシートである。 第1図をみるに、そこに示されたスクラビング
系は、洗浄液が連続的にその間を循環せしめられ
る吸収塔1へ再生塔2を含む。この系に、蒸気含
有熱供給ガスが管路3より入り、次いで総体的に
参照番号4によつて示される第一の熱交換工程を
通つたのち、総体的に参照番号5によつて示され
る第二の熱交換工程を通り、次いで管路6を経て
吸収塔1の底部に導入される。 吸収塔1には、記号AおよびA′で示される斜
交平行線部分に、均質な気−液接触をもたらす手
段が適宜備えられる。かかる目的のために、ラツ
シヒリング、バールサドル、インタロツクスサド
ル、ボールリング、その他の充填用物体の如き、
これら物体を流通するガスに大表面の液体をさら
す充填物が用いられる。充填物の代りに、プレー
ト(例、板)の如き他の手段を用いて均質な気
−液接触を確保することができる。再生装置2で
も、同様に斜交平行線部分Bに、充填物又はプレ
ートが収蔵されて、この装置内を通る洗浄液−ス
トリツピング用蒸気間の均質な接触を確実にす
る。 本発明の好ましい具体化において、吸収塔は、
少くとも100psig(703Kg/cm2G)好ましくは少く
とも200psig(14Kg/cm2G)というかなりの過圧
で保持される。本発明の代表的な適用例での吸収
圧力は一般に250〜1500psig(16〜105Kg/cm2G)
の範囲である。 吸収塔では、管路7Aと冷却器49を通つてき
た再生液の一部分が管路7Cを経て吸収塔の頂部
に供給され、そこで管路6より塔底部に入つてき
た供給ガスと向流で、気−液接触区域A′を下方
向に流れる。管路7Aを通つてきた再生洗浄液の
別の部分は管路7Bを経て吸収塔の中間部に供給
され、そこで、塔頂部に入つてきた再生液と一緒
になつて、気−液接触区域Aを下方向に供給ガス
と向流で流れる。供給ガスに含まれるCO2および
(又は)H2Sの如き酸性ガスはこの再生洗浄液に
吸収され、而して精製された供給ガスは管路8に
よつて塔頂部を退出する。 酸性ガスを吸収含有せる洗浄液は塔底部の液溜
め9に集まり、そこから管路10を経て減圧バル
ブ11に導かれ、そこで洗浄液の圧力が、再生塔
2の頂部にいきわたつた圧力に低められ、減圧さ
れた洗浄液は次いで管路12によつて再生塔2の
頂部へと流入する。 既述の如く、本発明は、再生可能な任意のアル
カリ洗浄水溶液、例えばアルカリ金属炭酸塩特に
炭酸カリウムの水溶液、エタノールアミン又はア
ルカリ金属リン酸塩の水溶液を用いる系に概ね適
用することができる。特に好ましいのは、炭酸カ
リウム濃度が15〜45重量%好ましくは20〜35重量
%(但し、該濃度は、存在するカリウムが全て炭
酸カリウムとして存在するとの仮定に立つて算出
した値である)の比較的濃厚な炭酸カリウム溶液
である。好ましくは、アミン類特にエタノールア
ミン、ほう酸カリウム又はほう酸ナトリウムの如
きアルカリ金属ほう酸塩、AS2O3、グリシンの如
きアミノ酸、その他、炭酸カリウム溶液中の酸性
ガスの吸収量および脱着量を高める傾向のある添
加剤を炭酸カリウム溶液に加えることによつて、
炭酸カリウム溶液は活性化される。 特に、炭酸カリウム溶液に好ましい添加剤は、
1〜10重量%好ましくは1〜6重量%範囲の量で
加えられるアルカノールアミンである。なかんづ
く、ジエタノールアミンがその価格、比較的低い
揮発生および効力の点からみて好ましい。 再生塔2では、酸性ガスを吸収含有せる圧縮さ
れた洗浄液が管路12より流入し、そして該液
は、再生塔の頂部で生起する減圧を介して、含有
せる酸性ガスの一部分を直ちに放出する。更に、
この洗浄液は、再生塔2の気−液接触区域Bにお
いて、塔底部に導入され而して区域Bでは下降し
きた液と向流で上昇すストリツピング用蒸気と向
流接触することにより酸性ガスを更に脱着せしめ
られる。 吸収塔1および再生塔2で夫々生ずる吸収反応
および脱着反応については斯界によく知られてお
り、また例えば米国特許第2886405号にも説示さ
れている。 かくして、再生により、吸着せる酸性ガスのほ
とんどを除去せしめられた洗浄液は塔2の底部で
トラツプアウトトレー13上に集められ、次い
で、総体的に参照番号4によつて示される熱交換
系に管路14より給送される。洗浄液は熱交換系
4から管路15を経て退出し、再生塔の底部に給
送され、そこで液溜め16に集められる。次い
で、再生された洗浄液は再生塔2の底部から管路
17を経て退出し、減圧バルブ17Aを通つて管
路17B次いで減圧下で作動するフラツシユ槽1
8へと導入される。このタンクについてはあとで
詳述する。洗浄液は槽18の底部で液溜めに集め
られ、そこから管路20に、循環ポンプ21およ
び管路7Aを経て吸収塔1に導入される。液の大
部分は冷却に付されることなく管路7Bから吸収
塔の中間部に導入され、また小部分は冷却器49
で先ず冷却されたのち管路7Cより吸収塔の頂部
へと導入される。 洗浄液を再生するストリツピング用蒸気は管路
22および23から再生塔2に導入される。な
お、この蒸気はのちに詳述す態様で発生せしめら
れる。而して、塔に入つたストリツピング用蒸気
は、下降してくる洗浄液と向流関係で上昇し、そ
して塔2の頂部において、脱着されたガスと蒸気
との混合物が、矢印26によつて示されるよう
に、泡鍾25を備えた接触トレー24を通り抜け
る。蒸気−脱着ガス混合物は塔2の頂部から管路
27によつて退去し、凝縮器28に導かれ、次い
で管路30より流出する。なお、凝縮器28は、
管路29より供給される冷却剤によつて冷やされ
る。凝縮器28では、混合物に含まれる蒸気のほ
とんどが凝縮される。凝縮した水は管路31によ
つて凝縮器から抜き取なれる。而して、この凝縮
物の一部分ないし全部は管32によつて再生塔2
の頂部に戻される。塔内の物質(水)収支に依つ
ては、凝縮物の一部分を管路33により除去する
こともできる。塔2に導入された凝縮物は、参照
番号34によつて示される如く接触トレー24上
に集められる。トレー24上の凝縮物34中をバ
ブルしながら上昇する蒸気−脱着ガス混合物によ
つて、該凝縮物は例えば190〓〜210〓(88〜99
℃)の温度に加熱される。この予熱された水性凝
縮物は管路35によつて熱交換系5に給送され
る。 ここで、熱交換系4に関し詳述するなら、それ
は熱供給ガス流れと洗浄液との間接的な熱交換を
もたらすもので、胴36を含む。再生塔2のプレ
ート13上に集められた再生済みの洗浄液は管路
14から抜き取られて、胴36の底部に導入され
る。洗浄液は、参照番号37により示される管束
の外を流れ、また管束の中には熱供給ガスが管路
3から導入される。而して、供給ガスの熱は管束
を介して洗浄液に伝わり、該液をその沸点にまで
加熱する。発生せる蒸気は管路23を通つて再生
塔の底部にストリツピング用蒸気として導入され
る。洗浄液は堰38から溢流し、次いで管路15
によつて胴36より引き抜かれ、再生塔2の底部
に導入されて液溜め16に集まる。熱交換器4
で、熱供給ガスは部分的に冷却され、また該交換
器における洗浄液との間接的熱交換によつてその
熱の一部分を洗浄液に付与したのち、熱交換器4
から管路39を経て流出し、熱交換器5へと導入
される。図示せる具体化では、熱交換器5は、管
路35によつて水性凝縮物を供給される胴40を
含む。また、管路39によつて、供給ガスが管束
内に通される。管束は参照番号41によつて示さ
れる如く、上記水性凝縮物に浸漬されている。こ
の熱交換器5では、熱が管束41を介して胴40
内の水の伝わり、沸とうを引起こす。かくして発
生せる蒸気は管路42を経て胴40から流出す
る。熱供給ガスは管束41を通過するときに更に
冷却されて、管路43より熱交換器5を退去す
る。冷却せしめられた供給ガスは、突出しがま
(knockout pot)43Aは又は類似の凝縮水除去
装置を通つて管路6より吸収塔1の底部へと導か
れる。 蒸気含有熱供給ガスからの熱回収を高め且つ追
量の有用なストリツピング用蒸気を生成するため
に、胴40を管路42および44を経て機械圧縮
機45の吸込側部に連通させることによつて、胴
40内の水の沸とう温度が低められる。すなわ
ち、圧縮機45は、胴40内に加わる圧力を、再
生塔2の底部に行きわたつた圧力よりも低くし、
それに対応して、胴40内の水の沸とう温度を低
める。この減圧とそれによる沸点降下という作用
は、管束41を流れる熱供給ガスと水との温度差
を大きくし、それによて熱供給ガス(これはこの
時点で概ね水蒸気で飽和されている)からの高い
熱移動を可能にする。この熱供給ガスからの高い
熱回収によつて、追量の低圧蒸気が発生せしめら
れる。この低圧蒸気は、圧縮機45内の蒸気を少
くとも、再生塔の底部に行きわたつた圧力に等し
い圧力に圧縮することにより有用なストリツピン
グ用蒸気に変換せしめられる。圧縮された蒸気は
圧縮機45から管路46を経て退出し、次いで管
路22によつて再生塔2の底部に導入される。図
示した具体例の圧縮機45は、シヤフト48で圧
縮機に連結された電動機47によつて駆動され
る。無論、圧縮機45を駆動するのに、蒸気ター
ビンドライブの如き別の手段も亦使用することが
できる。 第1図に示した具体化では、圧縮器45は、熱
交換器5内の沸とう水に加わる圧力を低めて減圧
蒸気を発生させる目的に用いられるだけでなく、
管路17よりフラツシユ槽18に給送される熱い
再生液に加わる圧力を低めて追量の低圧蒸気を生
成する目的にも使われる。再生塔2の底部を退出
する洗浄液は代表的には248〓(120℃)又はそれ
以上の温度になることがあり、而して、この液に
加わる圧力を低下させると、相当量の低圧蒸気が
取得されうる。フラツシユ槽18は管路44を介
して圧縮機45の吸込部に連通しているので、熱
交換器5から流出せる蒸気とこのフラツシユ槽1
8から流出せる蒸気との混合物は管路44を通つ
て圧縮機45に流れ、そこで圧縮されたのち、管
路46および22を経て再生塔2の底部に入り、
ストリツピング用蒸気を供与する。而して槽18
における蒸気のフラツシングによつて洗浄液が冷
却せしめられるので、該槽18を退去して管路2
0より吸収塔1に再循環される洗浄液の温度は代
表的には、再生塔の底部より流出してくる洗浄液
の温度よりも10〓〜30〓(6〜17℃)低い。 本発明に従つた操作による熱の変換は、熱供給
ガス流れから回収される熱量がかなりなだけでな
く、この回収熱が低エネルギーレベル(すなわち
低温)であり、他の用途に有効なガス流れに高エ
ネルギーレベルの熱をもたらすことで特に有利で
ある。本発明に従つて有用なストリツピング流れ
として供給ガス流れから回収された低レベルの熱
は多くの場合、エネルギーレベルがあまりに低す
ぎるため、経済的に回収し得ず、廃棄される。而
して、供給ガス流れの高エネルギーレベルの熱を
変換するならば、スクラビングの正味再生熱要求
数量を供与するのに必要なプロセスガスの温度が
かなり低められることとなる。 本発明の他の重要な利点として、第1図に示し
た具体化の頭上凝縮器28および液冷却器49の
小型化の如く、通常用いられる特定装置の寸法を
有意に小さくし而してコストを軽減することが挙
げられる。かかる利点は、熱交換器5によるプロ
セスガス流れの追加冷却とフラツシユ槽18での
フラツシングによる再生洗浄液の冷却から取得さ
れる。このプロセスガス流れとの再生洗浄液を冷
却することのもう一つの利点は吸収塔底部の液温
が若干低くなること、またそれによつて循環液単
位容積当りの酸性ガス(CO2および(又は)
H2S)吸収量が増加することである。而してま
た、それによつて液の循環量が少くて済み、かく
してポンプ輸送コストも軽減し、加えてスクラビ
ングプロセスの全熱効率が高まる。 本発明の上記利点は以下の詳細な実施例で例示
される。例1は、第1図に示した系を用いる本発
明を例示する。例2も、第1図に示した系を用い
る本発明を例示するが、管路17によつて再生塔
の底部より流出する再生洗浄液をフラツシユ槽1
8に通さず直接再循環ポンプ21に供給する。従
つて、例2では、熱交換器5で生成されたフラツ
シユ蒸気のみが圧縮機45に給送されて圧縮さ
れ、ストリツピング用蒸気として再生塔2に導入
される。慣用操作に比したときの本発明の利点を
例証するために、熱交換器5ないしフラツシユ槽
18によるストリツピング用蒸気の供給をなくし
て、第1図の熱交換器4で熱供給ガスを洗浄液と
熱交換させることにより、全ての再生用蒸気を得
るようにした例Aを包含させる。 例Aと例1および例2とを直接比較できるよう
に、流入供給ガスおよび流出供給ガスの同一組成
を用い、また洗浄液の同一組成を用いた。全ての
場合、供給ガスは下記組成(乾操基準)のアンモ
ニア合成ガスとした:
【表】 各場合において、供給ガスは、熱交換器4に流
入する温度の蒸気で飽和し、而して該熱交換器系
には410psia(29Kg/cm2A)の圧力で流入した。 各々の場合、供給ガスのCO2含量は吸収塔を去
るとき0.1容量%に減少していた。各場合、洗浄
液の組成は、K2CO330重量%(存在する炭酸塩が
全てK2CO3として存在すると仮定して)とジエタ
ノールアミン3重量%を含む炭酸カリウムの水溶
液とした。吸収塔と再生塔は同一寸法のもので、
同容量および同種類の充填物を収蔵させるように
した。各場合、吸収塔の圧力を400psia(28Kg/
cm2A)、再生塔底部の圧力24.7psia(1.7Kg/cm2
A)とした。各々の場合、吸収塔の頂部に入る洗
浄液部分は全循環液の25%とし、それを吸収塔の
頂部に導入する前に冷却器49で158〓(70℃)に
冷却せしめた。而して、循環液の大部分(75%)
は管路7Bより吸収塔の中間部に入れた。再生塔
の底部を流出する液の温度は各々の場合248〓
(120℃)とした。 熱交換器5とフラツシユ槽18の双方を用いる
例1では、胴40内の沸とう水に加わる圧力とフ
ラツシユ槽18内の再生液に加わる圧力が、
15psia(1Kg/cm2A)に低下した。これは、再生
塔2の底部に行きわたつた24.7psia(1.7Kg/cm2
A)の圧力と対比される。胴40内に行きわたつ
たこの圧力15psia(1Kg/cm2A)では、水の沸と
う温度が213〓に降下し、また管路43によつて
熱交換器5を退出するプロセスガスの温度は231
〓(111℃)となつた。フラツシユ槽18内に行
きわたつた圧力15psia(1Kg/cm2A)では、液温
が槽に流入するとき248〓(120℃)であつたもの
が、蒸気フラツシングの吸熱性故に槽流出時220
〓(104℃)に低下した。かかる条件下、熱交換
器5からは23260lb/hr(10550Kg/hr)の流量が
蒸気が放出し、またフラツシユ槽18の液からは
54105lb/hr(24542Kg/hr)の流量で蒸気が放出
した。これら二つの給源から出た底圧蒸気は一緒
になつて圧縮機45の吸込側部に入り、そこで再
生塔2の底部に行きわたつた圧力に圧縮せしめら
れたのち管路22によつて再生塔内に給送され
た。例1では、熱交換器4において、更に
68315lb/hr(30988Kg/hr)の蒸気が生じて、再
生塔の底部内にストリツピング用蒸気として導入
された。また、フラツシユ槽18を用いずに熱交
換器4および5のみを用いた例2では、胴40内
の圧力が15psia(1Kg/cm2A)に低下し、
23260lb/hr(10550Kg/hr)の蒸気が放出した。
これを圧縮機45で圧縮して再生塔の底部に給送
したが、更に熱交換器4からのストリツピング用
蒸気124737lb/hr(56581Kg/hr)の追加が必要
であつた。然るに、ストリツピング用蒸気を全て
熱交換器4で発生せしめる例Aでは、該給源から
のストリツピング用蒸気151050lb/hr(68516
Kg/hr)が必要であつた。 下記表、例1および例2と比較例Aの結果を
要約する。全ての場合において、蒸気1ib
(0.4536Kg)を950BTUに等しいと仮定して所要
の再生熱を百万BTU/hr(MM Kcal/hr)で表
す。
【表】
【表】 本発明の利点は表より明らかである。すなわ
ち、その主な利点は熱い供給ガスの節減された熱
量であり、他の用途に有効なものとすることであ
る。熱交換器5とフラツシユ槽18を併用する例
1では、例Aに比較される熱供給ガスの節減熱が
78.6MM BTU/hr(19.8MMKeal/hr)であり、
これは82.737lb/hr(37.530Kg/hr)量の蒸気に
相当する。この熱供給ガスの熱節減によつて、該
ガスが所要の再生熱要求数量をまかなうべく熱交
換器に流入するとき例Aよりも低い温度で済む。
すなわち、慣用の熱交換系4を用いた例Aでは、
該装置に流入する、蒸気で飽和された熱供給ガス
の温度が362.1〓(183.4℃)であつたのに対し、
例1では、蒸気飽和供給ガスの、熱回収装置への
流入温度は325.7〓(163.2℃)であつた。これ
は、例1において、これらの温度362.1〓(183.4
℃)および325.7〓(163.2℃)間の78.6MM
BTU/hr(19.8MMKcal/hr)に相当する供給ガ
ス流れの顕熱および潜熱含量が他の用途に有効な
ことを意味する。かくして節減された高レベル熱
の78.6MM BTU/hr(19.8MMKcal/hr)は、例
Aの慣用系の全再生熱要求数量の54.8%に等し
い。また、熱交換器4および5を用いたが、再生
後をフラツシングさせなかつた例2では、熱供給
ガスの節減熱が25.1MM BTU/hr(6.3MMKg/
hr)と、例1よりは少いがしかしなお非常に有意
な値を示している。これは、例Aの慣用系の全再
生熱要求数量の17.5%に等しい。 本発明の別の利点は、必要な全再生熱(而して
それに相応した必要なストリツピング用蒸気量)
が有意に低められるということである。すなわ
ち、例Aの全再生熱要求数量が143.5MM BTU/
hr(36.2MMKg/hr)であつたのに対し、例1お
よび例2の全再生熱要求数量は夫々138.4MM
BTU/hr(34.9MMKg/hr)および140.6MM
BTU/hr(35.4MMKg/hr)であつた。更に別の
利点は、液冷却器(第1図中冷却器49)と頭上
凝縮器(第1図中凝縮器28)の寸法および液循
環量において相当縮減ないし軽減され、かくして
ポンプの大きさおよびポンプ輸送のエネルギーも
それに相応して、小型化し少量化するということ
である。かくして、本発明は、熱供給ガス流れか
らの熱回収を高めることによつてプロセスの熱効
率をかなり向上させるだけでなく、同時にガスス
クラビングプラントに必要な資本経費を全面的に
かなり節減する。 第2図に説明するに、それは、第1図に示した
と同様の本発明の具体化を例示するものである
が、但し熱交換器5(そこではプロセスガスから
の熱が間接的に水に伝わる)は、蒸気含有熱供給
ガスと水との熱交換を両者間の直接接触によつて
行う熱交換器に置き代つている。この第2図にお
いて、洗浄液は吸収塔50と再生塔51との間を
連続的に循環せしめられる。蒸気含有熱供給ガス
は管路52よりスクラビング系に入り、先ず、総
体的に参照番号53で示される熱交換装置に通さ
れる。次いで、これは直接接触塔54に通され、
そこで、該塔を循環する水と直接接触せしめら
れ、そのあと管路55によつて吸収塔の底部に導
かれる。 吸収塔50は、第1図に記載の塔1の如き均質
な気−液接触をもたらす手段とともに、記号Cお
よびC1で示される斜交平行線部分に適宜備えら
れる。再生塔51でも第1図と同様に、斜交平行
線部分に、この塔を通る洗浄液とストリツピング
用蒸気との間に均質な接触をもたらす手段が収蔵
されている。 再生された液は再生塔51から吸収塔50に二
つの流れで導入される。すなわち、再生液の小部
分(全循環液の通常15〜35%)は冷却器57を通
つたのち管路56を経て塔の頂部に導入され、ま
た大部分は管路58を経て吸収塔の中間部に導入
される。除去すべきCO2および(又は)H2Sの如
き酸性ガスを含む供給ガスは管路55から吸収塔
の底部に導入され、下降してきた洗浄液に向流で
上昇する。精製されたガスは吸収塔50の頂部か
ら管路59を経て退出する。 酸性ガスを吸収含有せる洗浄液は吸収塔底部の
液溜め60に集まり、管路61によつて減圧バル
ブ62に導かれる。そこで、液に加わる圧力は再
生塔51の頂部に行きわたつた圧力に低下せしめ
られ、かくして減圧された液は次いで管路63に
より再生塔の頂部へと導入される。 再生塔51の頂部では、吸収された酸性ガスの
一部分が蒸気と一緒に流去し、また部分再生され
た液は、塔底部に導入された上昇中のストリツピ
ング用蒸気(あとで説示する)に向流で区域Dを
下降する。 この時点で吸収した酸性ガス含量の比較的少く
なつた再生液は塔51底部のトラツプアウトトレ
ー64上に集まり、次いで総体的に参照番号53
で示される熱交換器の管路65より給送される。
洗浄液は熱交換器53から管路66を経て流出
し、再生塔底部に送られ、そこで液溜め67に集
まる。再生された液は再生塔の底部から管路68
によつて流出し、減圧バルブ69を経て管路70
により、減圧下作動するフラツシユ槽71へと導
かれる。槽71でフラツシングされた液72は次
いで管路73、循環ポンプ74および管路75を
経て吸収塔50に導かれるが、このとき、再生液
は既述の如く、先ず冷却器57で冷却されたのち
管路56によつて吸収塔の頂部に導入される小さ
な流れと、管路50によつて吸収塔の中間部に導
入される大きな流れの二つに分岐する。 洗浄液から酸性ガスを脱着するためのストリツ
ピング用蒸気は管路76,77および78によつ
てストリツピング塔51の底部に導入される。か
かる三つのストリツピング用蒸気源を発生させる
方法についてはのちに詳述する。而して、これら
三つの給源から導入されるストリツピング用蒸気
は、下降してくる洗浄液に向流で塔51内を上昇
する。塔51の頂部に達した蒸気と脱着された酸
性ガスとの混合物は、泡鍾80を備えた接触トレ
ー79を通る。この接触トレー79には、後述の
水性凝縮物81が供給されている。蒸気と脱気さ
れたガスとの混合物は、矢印82によつて示され
る如く水性凝縮物の層81を上方向に通過し、塔
頂部より管路83を経て取り出され、次いで凝縮
器84に導入されたのち管路86によつて該凝縮
器を退去する。なお、凝縮器84は、管路85に
よつて供給される冷却剤で冷やされている。この
凝縮器において、混合物に含まれた蒸気のほとん
どは凝縮される。而して、生成せる凝縮水は管路
87より引き出され、その一部分又は全部が管路
88によつて再生塔頂部のトレー79に戻され
る。系内の水収支に依つては、凝縮物の一部分を
管路89より取り除くこともできる。凝縮器84
を例えば130〜150〓(54〜66℃)の温度で退出す
る凝縮物はトレー79上で、該凝縮物の中をバブ
ルしながら上昇する蒸気と脱着されたガスとの混
合物に接触して例えば190〜210〓(88〜99℃)の
温度に加熱される。かくして予熱された水性凝縮
物はトレー79より管路90を介して引き出さ
れ、次いでポンプ91および管路92によつて直
接接触塔54の頂部に循環せしめられ、そこで蒸
気含有熱供給ガス(あとで詳述する)と直接接触
する。 ここで、熱交換器53について詳述するなら、
それは、熱供給ガス流れと洗浄液との間に間接的
な熱交換をもたらしてストリツピング用蒸気を生
成する。この交換器には胴93が含まれる。胴9
3には、管路65よりトレー64に集まる洗浄液
が供給される。洗浄液は、参照番号94により示
される管束の外を流れ、また管束の内には熱供給
ガスが管路52より導入される。而して、供給ガ
スの熱は管束を経て洗浄液に伝わり、該液をその
沸点にまで加熱する。発生した蒸気は管路78を
通つて再生塔51の底部にストリツピング用蒸気
として導入される。洗浄液は堰95から溢流し、
次いで胴から管路66によつて引き出され、再生
塔51の底部に導入されて液溜め67に集まる。
熱交換器53で、熱供給ガスは部分的に冷却さ
れ、またその熱の一部分を間接的な熱交換によつ
て洗浄液に供与し、低められた温度で熱交換器5
3から管路96を経て退出する。それは、突出し
がま97を通つて凝縮水を除去されたのち、管路
98により直接接触塔54の底部に導かれる。そ
こで、供給ガス流れは、充填物、トレー、その
他、参照記号Eで示された塔の斜交平行線部分に
均質な気−液接触をもたらす手段を備えた直接接
触塔54内に上方向に通る。而して、プロセスガ
スは、管路92より直接接触塔54の頂部に導入
され下降してきた水の流れに向流で上昇する。蒸
気含有熱供給ガスと管路92より導入された水と
が直接接触する結果、水は例えば245〜260〓
(118〜127℃)の温度に加熱され、プロセスガス
も相応に冷却されて、含有する蒸気を或る程度凝
縮せしめられる。かくして冷却されたプロセスガ
スは直接接触塔54の頂部を退出し、管路55に
よつて吸収塔50の底部に導入される。 直接接触塔54において、熱プロセスガスとの
直接接触により例えば245〜260〓(118〜127℃)
の温度に加熱された水は接触塔底部の液溜め99
に集まる。次いで、この加熱された水は、圧力を
異にする2段階のフラツシングに付される。フラ
ツシングの第一段階は、再生塔51の底部に行き
わたつた圧力よりわずかに高い圧力で作動するフ
ラツシユ槽100で生ずる。而して、液溜め99
を出た熱水はフラツシユ槽100に導入される前
に管路101を通つて減圧バルブ102に導か
れ、そこで槽100に行きわたつた圧力に減圧さ
れる。その液を槽100でフラツシングさせるこ
とにより生じた蒸気は管路103によつて槽から
取り出され、管路76によつて再生塔51の底部
へと導入される。 直接接触塔54で加熱された水の第二段階は別
のフラツシユ槽104で生ずる。若干冷却された
液はフラツシユ槽100から管路105および減
圧パルブ106を経てフラツシユ槽104に導か
れる。フラツシユ槽104は管路107および1
08を介して圧縮機109の吸込側部に連通し、
それによつてフラツシユ槽104内の液に加わる
圧力が再生塔51底部に行きわたつた圧力よりも
低下せしめられる。槽104内の液に加わる圧力
が低くなる結果、更に蒸気がフラツシングされ
る。発生した蒸気は管路107および100を経
て圧縮機109に導かれ、そこで、再生塔51底
部に行きわたつた圧力より少くともわずかに高い
圧力に圧縮されたのち、管路77から塔の底部に
ストリツピング用蒸気として導入される。圧縮機
109は、シヤフト111によつて圧縮機109
に連結された蒸気タービン(又は他の適当な駆動
手段)により駆動される。 槽104に集まつた水は、この槽内で生起する
蒸気の吸熱性フラツシングにより更に冷却された
のち管路112によつて取り出され、管路90に
導かれ次いで循環ポンプ91および管路92によ
つて直接接触塔54の頂部に再循環される。 かくして、上記直接接触系に、直接接触塔5
4、フラツシユ槽100、フラツシユ槽104お
よび循環ポンプ91が含まれる。循環ポンプ91
は水を直接接触塔54に絶えず循環させる。冷却
された水はそこで、管路98により塔底部に入つ
てきた熱ガスと接触せしめられ、ガス熱の一部分
を付与される。かくして生じた熱水は次いで、フ
ラツシユ槽100および104で2段階のフラツ
シングに付されて蒸気を発生する。この蒸気はス
トリツピング用蒸気として塔51で用いられる。
また、冷却さた水は循環ポンプ91により再循環
されて新たな熱ガス流れと接触せしめられる。 第2図に示した具体化で、上記の直接接触系を
循環する水は二つの給源から供給される。すなわ
ち、熱供給ガスが直接接触塔54内の循環水と接
触するとき該ガス中の水蒸気が凝縮することによ
つて、水の或る部分が供給され、また残り部分
は、再生塔51の頂部に集まつた凝縮物が既述の
如くトレー79で予熱されたのち管路90を経て
循環ポンプ91に導かれるものによつて供給され
る。而して、上記直接接触系に、熱供給ガスから
の凝縮物によつて供給さる水と再生塔51の頂部
から流入する凝縮物によつて供給される水との相
対割合は、熱供給ガス中の蒸気含量、その他系内
の総水収支影響を及ぼす要素によつて左右され
る。水の収支は、管路89によつて系外に引き出
される凝縮物の量によつて適宜調整することがで
きる。 また、圧縮機109の吸込側部は、再生塔2の
底部から熱い再生液を給送されるフラツシユ槽7
1に管路108を介して連通している。槽71内
の再生液に加わる圧力は、再生塔の底部に行きわ
たつた圧力よりも低くされ、而して該液から低圧
蒸気がフラツシングせしめられる。この低圧蒸気
は管路108によつて圧縮機109の吸込側部に
流入し、そこで、圧縮機底部に行きわたつた圧力
より少くともわずかに高い圧力に圧縮されたの
ち、管路77により再生塔底部にストリツピング
用蒸気として導入される。 第1図の間接式熱交換器5を上記の直接接触装
置で置き換えた第2図に示す系では、熱供給ガス
流れから更に追量の熱を回収することができる。
なぜなら、供給ガス流れと、ストリツピング用蒸
気に変換せしめられる水との温度差を更に近接さ
せることができるからである。その結果、より多
くの熱が水に移されて有用なストリツピング用蒸
気を生成し得、同時に供給ガスが更に冷却される
ために、スクラビングの全効率を一層高めること
となる。 第2図に示した系の利点は下記例3によつて例
示される。ここでも先行例と同じ洗浄液および供
給ガス組成物が用いられる。例1および例2で記
述したように、供給ガスCO2含量を0.1容量%に
低下されたのち吸収塔から流出せしめられる。吸
収塔および再生塔の寸法は同じであり、またその
中に内蔵された充填物の種類および大きさも同じ
とした。更に、例3の結果を先行例のそれと直接
比較できるように、他の条件例えば吸収塔および
再生塔の圧力、吸収塔の頂部に流入する液の温度
を同じに保持した。 本例において、蒸気で飽和された供給ガスを
322.6〓(161.5℃)の温度、410psia(28.8Kg/cm2
A)の圧力で管路52より第2図の系に流入させ
た。熱交換器53では、この供給ガスと洗浄液と
の間接的な熱交換によつて、63.260lb/hr
(28.695Kg/hr)量の蒸気が生成した。これをス
トリツピング用蒸気として再生塔に供給したとこ
ろ、ガスは265.6〓(129.8℃)の温度に冷却し
た。この部分冷却せるガスを直接接触塔54に流
し入れ、そこで管路92より塔頂部に入つてきた
温度214〓(101℃)の水と直接接触させた。この
供給ガスと水とが直接接触した結果、供給ガスは
223〓(106℃)に冷却して塔54の頂部より流出
し、また水は256.6〓(124.8℃)に昇温して塔5
4の底部より流出した。而して、供給ガスは223
〓(106℃)の温度、404psia(28.4Kg/cm2A)の
圧力で吸収塔50に導入さる。 熱せられた水は直接接触塔54から、25.0psia
(1.8Kg/cm2A)の圧力に保持せるフラツシユ槽1
00に導いた。而して、この圧力は、再生塔51
の底部に行きわたつた24.7psia(1.7Kg/cm2A)
の圧力よりわずかに高かつた。これらの条件下、
フラツシユ槽100で10.804lb/hr(49.001Kg/
hr)の蒸気が発生した。これを管路103および
76によつて再生塔の底部に流し込んだ。また、
槽100における吸熱性蒸気フラツシングの結果
240.1〓(115.7℃)に冷却せる水を槽100の底
部より管路105を経て、15.3psia(1.1Kg/cm2
A)の圧力に保持したフラツシユ槽104に導入
した。更に、この減圧の結果、17090lb/hr
(7752Kg/hr)の流量で蒸気が発生した。これを
管路107および108を通して圧縮機109の
吸込側部に導入し、そこで再生塔51の底部に行
きわたつた圧力に圧縮せしめたのち、管路77に
よつて再生塔の底部に導いた。かくして、二つの
フラツシユ槽100および104で発生せしめら
れた蒸気の総流量は27895lb/hr(12653Kg/hr)
となつた。 塔51の頂部より流出せる、210〓(99℃)の
温度に予熱された水性凝縮物は、管路90から直
接接触系に11925lb/hr(5409Kg/hr)の流量で
供給されたのに対し、熱供給ガス中の水凝縮によ
つて生成された凝縮物は、全水要求数量
27895lb/hr(12653Kg/hr)のうち15970lb/hr
(7244Kg/hr)を構成した。 ストリツピング用蒸気の残り要求数量はフラツ
シユ槽71で生じた蒸気によりまかなわれた。再
生塔51の底部に集まつた温度248〓(120℃)の
熱い再生液を、15.0psia(1.1Kg/cm2A)の圧力
に保持せるフラツシユ槽71に導入した。これら
の条件下で、再生液から53790lb/hr(24399Kg/
hr)の流量で蒸気が発生し、液は220.2〓(104.5
℃)の温度に冷却した。発生した蒸気は管路10
8によつて圧縮機109の吸込部に導き、そこで
再生塔51の底部に行きわたつた圧力より正しく
高い圧力に圧縮せしめたのち、ストリツピング用
蒸気として管路77より再生塔底部へと導入し
た。 また、槽71から流出してきた液は循環ポンプ
74を介して吸収塔に導いた。その際、これを二
つの流れに分岐した。その一つ(全体の75%)は
220.2〓(104.5℃)の温度で管路58により吸収
塔の中間部に流し入れ、また列の流れ(全体の25
%)は冷却器57で158〓(70℃)の温度に冷却
せしめたのち管路56を通つて吸収塔の頂部に流
入させた。 下記表に、例3の結果を要約し、また比較例
Aの結果も併記する。なお、比較例Aでは、慣用
方法と同様に、ストリツピング用蒸気の要求数量
を全て、第1図の系4又は第2図の系53の如き
熱交換器で熱供給ガスと洗浄液との間接的熱交換
によつて生成した。全ての場合において、所要再
生熱を、蒸気1 lbが950BTUに等しいと仮定し
てMM(百万)BTU/hr(MM Kcal/hr)で表
わす。
【表】 表より理解しうるように、熱供給ガスから節
減された熱量は、1時間当り87790lb(39822Kg)
の蒸気回収増分に相当する83.4MM BTU/hr
(21.0MMKcal/hr)でつた。これは、例Aの慣
用系における全再生熱要求数量の58.1%をなす。
注目すべきは、スクラビング系に流入する熱供給
ガスの温度が例3において322.6〓(161.5℃)で
あるのに対し、例Aでは362.1〓(183.4℃)の温
度が必要とされたことである。362.1〓(183.4
℃)と322.6〓(161.5℃)の温度間の蒸気飽和せ
る供給ガス流れの熱含量は83.4MM BTU/hr
(21.0MMKcal/hr)の熱節減に相当する。而し
て、それは、本発明に従つた操作により他の用途
向けに変換せしめられる。例1および例2に記述
したように、この有用な熱節減はまた、液冷却器
(第2図中の冷却器57)および頭上凝縮嬉(第
2図中の凝縮器84)の有意に軽減された冷却能
並びに液循環量の有意な低下よつても達成され
る。 第1図の間接式熱交換器5又は第2図の直接接
触系で水をフラツシングさせることにより回収す
ることのできる蒸気の量は、水に加わる圧力を低
下させる程度に依つて変動する。熱回収に関する
このような実際上の制約は、水に加わる圧力の低
下をもたらし且つまたそれによつて生じた蒸気を
圧縮して再生塔の底部に行きわたつた圧力にする
コストとかかわり合う。減圧の程度が大きければ
大きいほど、フラツシングによつて放出される蒸
気の量も多くなるが、しかし減圧をもたらしまた
蒸気を再生縮するための所要動力は、圧力が180
〓(82℃)の水沸点に相当するレベルより低くな
つたときは反比例的に高くなる。一般に、水から
フラツシユ蒸気を生成するための実用的な圧力範
囲は、194〓〜250〓(90〜121℃)更に好ましく
は200〓〜220〓(93〜104℃)の降下沸点に相当
する。かくして、第1図の間接式熱交換器5は一
般に、10psia(0.70Kg/cm2A)〔194〓(90℃)の
水沸点に相当〕より低くない好ましくは11.5psia
(0.8Kg/cm2A)〔200〓(93℃)の水沸点に相当〕
以上の圧力で作動される。同様に、第2図の直接
接触装置のフラツシユ槽104も上記と同じ減圧
に関する実際上の制約を受ける。 第1図のフラツシユ槽18および第2図のフラ
ツシユ槽71で再生液に対しフラツシング操作を
行う際、放出されるフラツシユ蒸気の量は、フラ
ツシユ槽内の再生液に加わる最終圧力によつて変
動する。一般に、再生液をフラツシングする場合
減圧の下限は、上記水のフラツシング例と同じ実
際上の制約を受ける。 また、再生液のフラツシングによつて回収され
る熱の量は無論、再生塔を流出するときの液温に
依つて左右される。一般に、再生液の温度が高け
れば高いほど、再生液のフラツシングによつて回
収することのできる熱量は多い。ほとんどの適用
例において、再生塔は、再生液の温度が代表的に
230〓〜270〓(110〜132℃)程度となるように大
気圧よりわずかに高い圧力で作動される。これら
の条件でしかも溶液に加わる圧力を低下させうる
程度の制約下では、一般に、フラツシユ蒸気の生
成量は、液スクラビング温度における(吸熱的な
蒸気フラツシングの結果としての)約7〓〜35〓
(4〜19℃)までの降下、ほとんどの例では10〓
〜30〓(6〜17℃)までの降下に相当する。 第1図および第2図に示した具体化において、
水および再生液に加わる圧力の低下は、水又は再
生液の減圧をもたらし次いで生成せる低圧蒸気を
圧縮して再生塔の底部に行きわたつた圧力にする
機械圧縮機によつてもたらされる。減圧をもたら
し且つ放出された蒸気を圧縮する他の手段、例え
ばHomer E.Bensonの米国特許第3823222号に示
された蒸気エジエクター装置を用いることもでき
る。蒸気エジエクターを用いるときは、動力蒸気
として高圧又は中圧の蒸気がエジエクターに供給
される。それは減圧をもたらし、また動力蒸気と
フラツシユ蒸気との混合物を再生塔に行きわたつ
た圧力に圧縮する。また、蒸気エジエクター系を
用いるとき、蒸気ストリツピング要求数量の或る
部分が動力蒸気によつてまかなわれる。第1図お
よび第2図に示す如き気械圧縮装置を選ぶか或は
蒸気エジエクターの如き別の手段を選ぶかは、資
本投資、適当な動力蒸気の入手性、水収支等種々
の考慮すべき事柄に依拠する。 先に指摘したように、熱供給ガスとの直接的又
は間接的に熱交換に使用する水を、スクラビング
の過程で生成する水によつてまかなうことは有利
である。例えば、第1図の熱交換器5で水と熱供
給ガスとの間接的熱交換を行うとき、再生塔の頂
部より排出せる蒸気を凝縮させることによつて製
せられる予熱された水性凝縮物を用いることは非
常に好ましい。すなわち、再生塔の頂部で凝縮物
を予熱することにより、熱効率が高められる。ま
た、別の利点は、処理されたボイラー供給水の外
部給源を用意する必要性が排除されることであ
る。頭上凝縮器からの水性凝縮物は洗浄液の成分
で汚染されることもあるが、しかしそれにもかか
わらず、スクラビング装置そのものの中で再使用
するには適している。なぜなら、汚染物はスクラ
ビング系内に留まるからである。 水と熱ガスとの間で熱交換させるのに第2図に
示す如き直接接触装置を用いる場合、直接接触装
置54内の熱供給ガスから蒸気を凝縮させること
によつて自動的に、水性凝縮物の一部分が生成す
る。この凝縮物給源は、第2図に例示する如き再
生塔の頭上凝縮器から得られる凝縮物によつて補
足することができる。この場合にも、スクラビン
グ装置そのものの中で生成する水性凝縮物から所
要の水を発生させることによつて、予熱されたボ
イラー供給水を用意する必要性は排除される。 第1図の系では、突出しがま43Aに集まるガ
スから凝縮する熱凝縮物によつて、更に追量の低
レベル熱を回収することができる。突出しがま4
3Aから流出してくる凝縮物は、該かまとフラツ
シユ槽との間に配置された適当な減圧バルブによ
つて別のフラツシユ槽(図示してない)に導入す
ることができる。熱凝縮物を受容するフラツシユ
槽は圧縮機45の吸込側部に連結されており、そ
のため凝縮物にかかる圧力が再生塔51底部の圧
力よりも低くなり、それによつて低圧蒸気が熱凝
縮物より発生し、そしてそれは、熱交換器5およ
びフラツシユ槽18で生じた圧縮蒸気と一緒に圧
縮機45で圧縮されたのち管路22を経て再生塔
底部へと給送される。 第2図の系では、突出しがま97を排除するこ
とによつて、熱ガスから追量の凝縮物を直接接触
塔54に給送することができる。それは、突出し
がま97で除かれる筈の凝縮物が該かまの排除に
よつて直接接触塔54に搬送され而してこの凝縮
物から追量の熱が回収されることに由る。その場
合、熱ガスからの凝縮物は、フラツシユ槽100
および104の要求数量をまかなうのに必要な全
水量の多割合を供給し、それに対応して再生塔5
1の頂部から管路90によつて供給される凝縮物
の量は少くなる。 無論、本発明は、ここに示した特定の具体例に
限定されない。それは、特に例示したもの以外の
タイプのスクラビング系にも適用することができ
る。例えば、洗浄液を第1図および2図で示した
ように二つの別個の流れで吸収塔に給送する代り
に、洗浄液を全て、冷却し又は冷却することなく
吸収塔の頂部より流入させることができる。同様
に、米国特許第2886405号の第7図に示される装
置のような所謂二段式再生塔を用いることによ
り、洗浄液の一部分を中程度の再生に付し(すな
わち液中に吸収ガスを多割合残存させ)、他方そ
れにより少い部分の液を別の蒸気ストリツピング
に付すことによつて、一層十分に再生された洗浄
液を生成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、熱供給ガスと熱交換する水および熱
再生液の両者から低圧蒸気を発生させ、また両蒸
気源を圧縮させ、且つこれらをストリツピング用
蒸気として再生装置に供給する本発明の特に好ま
しい具体化を例示するフローシートである。第2
図は、蒸気を含む熱供給ガスと水との間の熱交換
を両者間の直接接触で生ぜしせる本発明の具体化
を例示するフローシートである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蒸気を含む熱供給ガス流れ中の酸性ガスを水
    性アルカリ洗浄液に吸収させる吸収工程とスチー
    ムストリツピングで前記酸性ガスを脱着する再生
    工程との間を連続的に再循環せしめた前記水性ア
    ルカリ洗浄液により前記供給ガス流れから前記酸
    性ガスを除去する循環方法において、下記一連の
    工程すなわち、 (a) 前気蒸気を含む熱供給ガスと前記水性アルカ
    リ洗浄液とを間接的に熱交換させ、それによつ
    て前記洗浄液を加熱し且つ蒸気を生成し、 (b) 前記(a)工程で生成せる蒸気をストリツピング
    用蒸気として前記洗浄液の再生に利用し、 (c) 前記(a)工程からの部分冷却された供給ガスを
    用いて、前記(a)工程で使用した熱交換器とは別
    の熱交換系で水を加熱し、 (d) 前記(c)工程で加熱された水に加わる圧力を低
    め、かくして該水の沸点を降下させて前気再生
    工程における圧力よりも低い圧力で蒸気を生成
    し、また前記圧力の低下によつて得られた冷却
    水と前記供給ガスとを熱交換関係にもたらし、
    而してそれにより該供給ガスを更に冷却し、 (e) 前記(d)工程で生成された低圧蒸気を圧縮して
    少くとも、前記再生工程における圧力にし、こ
    のようにして圧縮された蒸気をストリツピング
    用蒸気として前記溶液の再生に利用し、 (f) 前記(d)工程で冷却された供給ガスを前記吸収
    工程に通して該供給ガスより酸性ガスを除去す
    る 諸工程により、前記蒸気を含む熱供給ガスを処理
    し、而してストリツピング用蒸気の回収率を高め
    ることを特徴とする酸性ガスの除去方法。 2 (c)および(d)の工程で用いられる水が、アルカ
    リによる洗浄過程で生成された水性凝縮物によつ
    て少くとも部分的に供給される特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 3 (c)工程の熱交換系が、熱供給ガスと水とを間
    接的に熱交換させる間接式熱交換系である特許請
    求の範囲第1項又は2項記載の方法。 4 (c)工程の熱交換系が、熱供給ガスと、水にか
    かる圧力の低下によつて得られる冷却水とを直接
    接触させる直接接触式熱交換系である特許請求の
    範囲第1項又は2項記載の方法。 5 洗浄液が水性炭酸カリウム液よりなる特許請
    求の範囲第1項〜4項のいずれか1項記載の方
    法。 6 吸収工程がかなりの過圧で実施され、また該
    工程における温度が再生工程のそれに近い特許請
    求の範囲第1項〜5項いずれか1項記載の方法。 7 蒸気を含む熱供給ガス流れ中の酸性ガスを水
    性アルカリ洗浄液に吸収させる吸収工程とスチー
    ムストリツピングで前記酸性ガスを脱着する再生
    工程との間を連続的に再循環せしめた前記水性ア
    ルカリ洗浄液により前記供給ガス流れから前記酸
    性ガスを除去する循環方法において、下記一連の
    工程すなわち、 (a) 前気蒸気を含む熱供給ガスと前記水性アルカ
    リ洗浄液とを間接的に熱交換させ、それによつ
    て前記洗浄液を加熱し且つ蒸気を生成し、 (b) 前記(a)工程で生成せる蒸気をストリツピング
    用蒸気として前記洗浄液の再生に利用し、 (c) 前記(a)工程からの部分冷却された供給ガスを
    用いて、前記(a)工程で使用した熱交換器とは別
    の熱交換系で水を加熱し、 (d) 前記(c)工程で加熱された水に加わる圧力を低
    め、かくして該水の沸点を降下させて前気再生
    工程における圧力よりも低い圧力で蒸気を生成
    し、また前記圧力の低下によつて得られた冷却
    水と前記供給ガスとを熱交換関係にもたらし、
    而してそれにより該供給ガスを更に冷却し、 (e) 前記(d)工程で生成された低圧蒸気を圧縮して
    少くとも、前記再生工程における圧力にし、こ
    のようにして圧縮された蒸気をストリツピング
    用蒸気として前記溶液の再生に利用し、 (f) 前記(d)工程で冷却された供給ガスを前記吸収
    工程に通して該供給ガスより酸性ガスを除去す
    る 諸工程により、前記蒸気を含む熱供給ガスを処理
    し、而してストリツピング用蒸気の回収率を高
    め; 更に、フラツシング帯域内の再生された熱い洗
    浄液に加わる圧力を低め、それによつて再生工程
    における圧力よりも低い圧力で蒸気を生成すると
    ともに前記再生された洗浄液を冷却し、かくして
    生成せる低圧蒸気を圧縮して少くとも前記再生工
    程における圧力にし、該圧縮された蒸気をストリ
    ツピング用蒸気として水性アルカリ洗浄液の再生
    に利用し、そして冷却された洗浄液を吸収帯域に
    戻すことによつて、ストリツピング用蒸気の追量
    を得ることを特徴とする酸性ガスの除去方法。 8 (c)および(d)の工程で用いられる水が、アルカ
    リによる洗浄過程で生成された水性凝縮物によつ
    て少くとも部分的に供給される特許請求の範囲第
    7項記載の方法。 9 (c)工程の熱交換系が、熱供給ガスと水とを間
    接的に熱交換させる間接式熱交換系である特許請
    求の範囲第7項又は8項記載の方法。 10 (c)工程の熱交換系が、熱供給ガスと、水に
    かかる圧力の低下によつて得られる冷却水とを直
    接接触させる直接接触式熱交換系である特許請求
    の範囲第7項又は8項記載の方法。 11 洗浄液が水性炭酸カリウム液よりなる特許
    請求の範囲第7項〜10項のいずれか1項記載の
    方法。 12 吸収工程がかなりの過圧で実施され、また
    該工程における温度が再生工程のそれに近い特許
    請求の範囲第7項〜11項いずれか1項記載の方
    法。
JP2519179A 1978-03-07 1979-03-06 Acidic gas removal from hot gas mixture Granted JPS54155172A (en)

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