JPS6135839A - 触媒の交換方法 - Google Patents
触媒の交換方法Info
- Publication number
- JPS6135839A JPS6135839A JP15952484A JP15952484A JPS6135839A JP S6135839 A JPS6135839 A JP S6135839A JP 15952484 A JP15952484 A JP 15952484A JP 15952484 A JP15952484 A JP 15952484A JP S6135839 A JPS6135839 A JP S6135839A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- catalyst
- reactor
- piping
- alkali solution
- wetted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J8/00—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
- B01J8/0015—Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor
- B01J8/0025—Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor by an ascending fluid
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、化学プラントにおける各種塔槽類、例えば水
添脱硫反応器内の、活性の劣化したいわゆる廃触媒等の
触媒を交換する方法に関する。
添脱硫反応器内の、活性の劣化したいわゆる廃触媒等の
触媒を交換する方法に関する。
[背景技術とその問題点]
一般に、化学プラントにおける塔槽類には各種触媒が用
いられているが、この触媒は、炭化物、金属等の堆積に
基づく被毒による活性の低下、機械的強度の低下に、よ
る破砕、および機器の修繕或いは検査等のため、交換す
る必要がある。
いられているが、この触媒は、炭化物、金属等の堆積に
基づく被毒による活性の低下、機械的強度の低下に、よ
る破砕、および機器の修繕或いは検査等のため、交換す
る必要がある。
この触媒交換作業は、プラント稼動停止期間をできるだ
け短くする必要から、工期を短縮する必要があり、また
、使用中の触媒は還元性雰囲気にあるものが多く、これ
を触媒交換のために大気に開放すると、触媒の使用中に
付着した炭化物、硫黄等が酸化するため発熱、発火する
等め危険性があり、かつ1発火に伴うSOxの発生によ
る人体への影響、更には、触媒の粉塵による人体への影
響等を防止しながら適切な交換作業をしなければならな
い。
け短くする必要から、工期を短縮する必要があり、また
、使用中の触媒は還元性雰囲気にあるものが多く、これ
を触媒交換のために大気に開放すると、触媒の使用中に
付着した炭化物、硫黄等が酸化するため発熱、発火する
等め危険性があり、かつ1発火に伴うSOxの発生によ
る人体への影響、更には、触媒の粉塵による人体への影
響等を防止しながら適切な交換作業をしなければならな
い。
従来は、触媒の抜出しにあたり、比較的小型の反応器に
おいては、スチーム、空気により再生し1反応器内で完
全に燃焼させ、この後触媒を抜出す方法が行われている
が、反応器内での燃焼再生であるため、再生時間に長時
間を要し、コストアップになるばかりでなく、再生に伴
いSOx等の発生による公害を処理する費用がかかる等
の欠点がある。また、大型の反応器においては、触媒の
酸化による発火等を防止する方法として反応器内に窒素
ガスを供給し、この窒素ガス雰囲気下にて触媒を抜出す
か、或いは、運転停止操作により触媒を軽油等で湿潤さ
せ、触媒を酸化させないようにして抜出す方法が取られ
ている。しかし、前者の方法においては、触媒抜出し作
業中、完全に空気を遮断することは技術的に困難であり
、また、作業員のエアラインマスクからの空気の流出等
により、時間と共に触媒、が徐々に酸化発熱し、触媒の
抜出し作業中に著しく反応器の中の温度が上昇したり、
Son等のガスの発生、更には粉塵等により作業環境が
極めて悪化し、ときには発火−の危険もある等、必ずし
も良好な触媒の交換方法ではない、また、軽油等で湿潤
させる後者の方法においても、−週間程度の作業期間は
有効であるが、それ以上の長期間の作業には必ずしも有
効ではなく、特にかなり大型の反応器では一週間以上の
かなり長期にわたる抜出し作業をするため、この方法も
万全ではない。
おいては、スチーム、空気により再生し1反応器内で完
全に燃焼させ、この後触媒を抜出す方法が行われている
が、反応器内での燃焼再生であるため、再生時間に長時
間を要し、コストアップになるばかりでなく、再生に伴
いSOx等の発生による公害を処理する費用がかかる等
の欠点がある。また、大型の反応器においては、触媒の
酸化による発火等を防止する方法として反応器内に窒素
ガスを供給し、この窒素ガス雰囲気下にて触媒を抜出す
か、或いは、運転停止操作により触媒を軽油等で湿潤さ
せ、触媒を酸化させないようにして抜出す方法が取られ
ている。しかし、前者の方法においては、触媒抜出し作
業中、完全に空気を遮断することは技術的に困難であり
、また、作業員のエアラインマスクからの空気の流出等
により、時間と共に触媒、が徐々に酸化発熱し、触媒の
抜出し作業中に著しく反応器の中の温度が上昇したり、
Son等のガスの発生、更には粉塵等により作業環境が
極めて悪化し、ときには発火−の危険もある等、必ずし
も良好な触媒の交換方法ではない、また、軽油等で湿潤
させる後者の方法においても、−週間程度の作業期間は
有効であるが、それ以上の長期間の作業には必ずしも有
効ではなく、特にかなり大型の反応器では一週間以上の
かなり長期にわたる抜出し作業をするため、この方法も
万全ではない。
このため、長期の作業期間においても触媒の酸化による
発熱等が発生しない触媒の交換方法が望まれている。
発熱等が発生しない触媒の交換方法が望まれている。
[発明の目的〕
本発明の目的は、触媒の酸゛化防止を長期にわたって有
効に行うことができ、安全かつ経済的な触媒の交換方法
を提供するにある。
効に行うことができ、安全かつ経済的な触媒の交換方法
を提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用]本発明は、
運転停止操作により触媒を軽油等の鉱油により第一次的
に湿潤させた後、第二次的に触媒の表面をアルカリ液で
湿潤させ、これにより触媒の表面を完全に被覆して触媒
の酸化を防止し、空気の雰囲気下での作業を可能として
前記目的を達成しようとするものである。
運転停止操作により触媒を軽油等の鉱油により第一次的
に湿潤させた後、第二次的に触媒の表面をアルカリ液で
湿潤させ、これにより触媒の表面を完全に被覆して触媒
の酸化を防止し、空気の雰囲気下での作業を可能として
前記目的を達成しようとするものである。
本発明において用いられる鉱油としては、軽油、灯油、
アスファルテン含有量の少ない芳香属に富む重油等広範
囲なものが包含される。この第一次的に湿潤させるのに
使用される鉱油は、蒸留性状が90%、留出温度350
℃以下の軽油が好ましいが、本発明において洗浄油は高
温高圧下で使用されるため、この点はさほど重要でない
。
アスファルテン含有量の少ない芳香属に富む重油等広範
囲なものが包含される。この第一次的に湿潤させるのに
使用される鉱油は、蒸留性状が90%、留出温度350
℃以下の軽油が好ましいが、本発明において洗浄油は高
温高圧下で使用されるため、この点はさほど重要でない
。
また、アルカリ液としては炭酸ナトリウム(NacO3
)、水酸化ナトリウム(NaOH)等が用いられる。
)、水酸化ナトリウム(NaOH)等が用いられる。
本発明におけるアルカリ液には、界面活性剤を含有させ
ることにより、より良く本発明の目的を達成でき、この
界面活性剤としては、いかなる種類の界面活性剤でもよ
く、いわゆる、アニオン活性剤、カチオン活性剤、被イ
オン活性剤および両性活性剤の何れでもよい。
ることにより、より良く本発明の目的を達成でき、この
界面活性剤としては、いかなる種類の界面活性剤でもよ
く、いわゆる、アニオン活性剤、カチオン活性剤、被イ
オン活性剤および両性活性剤の何れでもよい。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
重油等の原料油を供給する供給配管lの途中には、開閉
弁2およびポンプ3が設けられ、このポンプ3の吐出側
には加熱炉4が設けられて所定温度の加熱ができるよう
になっている。この加熱炉4からの出口配管5の途中に
は、板を挿入して前後の縁切りを行なえる仕切弁6が設
けられるとともに、この出口配管5の先端は、触媒が充
填された水添脱硫用等の反応器7に接続されている。こ
の反応器7の塔底配管8の途中には、前述と同様な盲板
を挿入できる仕切弁9が設けられるとともに、冷却器l
Oが設けられ、更にその先端は分離器11の頂部に連結
されている。この分離器11の頂部には途中に開閉弁1
2を有するフレア配管13が接続されるとともに、分離
器11の気相部にはガス循環配管14が接続されている
。このガス循環配管14の途中にはプロワ15が設けら
れるとともに、ガス循環配管14の先端は、前記ポンプ
3と加熱炉4との間において供給配管lに接続されてい
る。このガス循環配管14には、プラントの運転時には
通常水素ガスが流通されている。
弁2およびポンプ3が設けられ、このポンプ3の吐出側
には加熱炉4が設けられて所定温度の加熱ができるよう
になっている。この加熱炉4からの出口配管5の途中に
は、板を挿入して前後の縁切りを行なえる仕切弁6が設
けられるとともに、この出口配管5の先端は、触媒が充
填された水添脱硫用等の反応器7に接続されている。こ
の反応器7の塔底配管8の途中には、前述と同様な盲板
を挿入できる仕切弁9が設けられるとともに、冷却器l
Oが設けられ、更にその先端は分離器11の頂部に連結
されている。この分離器11の頂部には途中に開閉弁1
2を有するフレア配管13が接続されるとともに、分離
器11の気相部にはガス循環配管14が接続されている
。このガス循環配管14の途中にはプロワ15が設けら
れるとともに、ガス循環配管14の先端は、前記ポンプ
3と加熱炉4との間において供給配管lに接続されてい
る。このガス循環配管14には、プラントの運転時には
通常水素ガスが流通されている。
前記分離器11の液体抜出配管16には、蒸留塔17の
塔央部が接続され、この蒸留塔17には塔頂配管18お
よび塔底液抜出配管19が設けられている。この塔底液
抜出配管19の途中にはポンプ20が設けられるととも
に、このポンプ20の吐出側は二股に分岐され、一方は
途中に開閉弁21を有する塔底液次工程供給配管22と
され、他方は同じく途中に開閉弁23を有する塔底液循
環配管24とされ、この塔底液循環配管24の先端は、
前記供給配管lの開閉弁2とポンプ3との間に接続され
ている。
塔央部が接続され、この蒸留塔17には塔頂配管18お
よび塔底液抜出配管19が設けられている。この塔底液
抜出配管19の途中にはポンプ20が設けられるととも
に、このポンプ20の吐出側は二股に分岐され、一方は
途中に開閉弁21を有する塔底液次工程供給配管22と
され、他方は同じく途中に開閉弁23を有する塔底液循
環配管24とされ、この塔底液循環配管24の先端は、
前記供給配管lの開閉弁2とポンプ3との間に接続され
ている。
前記供給配管lの塔底液循環配管24の接続部より上流
側で開閉弁2よりも下流側には、途中に開閉弁25を有
する一次被覆液供給配管26が接続され、この−次被覆
液供給配管26を介して軽油等の鉱油が供給されるよう
になっている。
側で開閉弁2よりも下流側には、途中に開閉弁25を有
する一次被覆液供給配管26が接続され、この−次被覆
液供給配管26を介して軽油等の鉱油が供給されるよう
になっている。
前記反応器7の塔頂には、二次被覆液供給配管27の一
端が接続され、この二次被覆液供給配管27の途中には
ポンプ2Bが設けられるとともに、その他端は被覆液収
納タンク29に接続され。
端が接続され、この二次被覆液供給配管27の途中には
ポンプ2Bが設けられるとともに、その他端は被覆液収
納タンク29に接続され。
ている。この被覆液収納タンク29内には二次被覆液と
してのアルカリ液30が収納され、このアルカリ液30
としては、界面活性剤を含有した炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウム等が用いられる。界面活性剤としては、ア
ニオン、カチオン、両性、被イオン等必要に応じて各種
の界面活性剤が里いられる。
してのアルカリ液30が収納され、このアルカリ液30
としては、界面活性剤を含有した炭酸ナトリウム、水酸
化ナトリウム等が用いられる。界面活性剤としては、ア
ニオン、カチオン、両性、被イオン等必要に応じて各種
の界面活性剤が里いられる。
なお、図中符号31は、反応器7の塔底に設けられたド
レン配管である。
レン配管である。
次に、本実施例のプラントにおける触媒の交換方法につ
き説明する。
き説明する。
運転停止操作に入る前に、加熱炉4の加熱温度を下げて
反応器7の温度を200℃程度迄、徐々に下げる。次い
で、供給配管lの開閉弁2を閉止するとともに、−次被
覆液供給配管26の開閉弁25を開いて原料油から軽油
等の鉱油に切換える。この鉱油への切換後、反応器7内
の油を適宜サンプリングし、完全に軽油等の鉱油に切換
わったことを確認し、全系のリサイクル運転を行う。
反応器7の温度を200℃程度迄、徐々に下げる。次い
で、供給配管lの開閉弁2を閉止するとともに、−次被
覆液供給配管26の開閉弁25を開いて原料油から軽油
等の鉱油に切換える。この鉱油への切換後、反応器7内
の油を適宜サンプリングし、完全に軽油等の鉱油に切換
わったことを確認し、全系のリサイクル運転を行う。
即ち、蒸留塔17の塔底液抜出配管19に接続された塔
底液次工程供給配管22の開閉弁21を閉止するととも
に、塔底液循環配管24の開閉弁23を開き、塔底液抜
出配管19から抜出される液体を塔底液循環配管2・4
を介して供給配管1に戻し、このリサイクル運転を1乃
至60時間継続する。
底液次工程供給配管22の開閉弁21を閉止するととも
に、塔底液循環配管24の開閉弁23を開き、塔底液抜
出配管19から抜出される液体を塔底液循環配管2・4
を介して供給配管1に戻し、このリサイクル運転を1乃
至60時間継続する。
リサイクル運転の完了と同時に、−次被覆液供給配管2
6の開閉弁25を閉じ、軽油等の鉱油の供給を停止する
。この鉱油の供給停止後、ガス循環配管14内を流通す
るリサイクル水素ガスで加熱炉4、出口配管5、反応器
7および塔底配管8内に存在する余分の鉱油を排除する
いわゆるオイルパージを行い、かつ、加熱炉4をシャッ
トダウンして反応器7の温度を常温近くまで下げる。こ
の後、フレア配管13の開閉弁12を開いて系内の水素
ガスの排出を行い、かつ、不活性ガス(通常窒素ガス)
で系内を置換し、また、系内圧力を大気圧近くまで下げ
る。大気圧近くになったら。
6の開閉弁25を閉じ、軽油等の鉱油の供給を停止する
。この鉱油の供給停止後、ガス循環配管14内を流通す
るリサイクル水素ガスで加熱炉4、出口配管5、反応器
7および塔底配管8内に存在する余分の鉱油を排除する
いわゆるオイルパージを行い、かつ、加熱炉4をシャッ
トダウンして反応器7の温度を常温近くまで下げる。こ
の後、フレア配管13の開閉弁12を開いて系内の水素
ガスの排出を行い、かつ、不活性ガス(通常窒素ガス)
で系内を置換し、また、系内圧力を大気圧近くまで下げ
る。大気圧近くになったら。
反応器7の前後の出口配管5および塔底配管8にそれぞ
れ設けられた仕切弁6および仕切弁9に盲板を投入し、
反応器7の前後の縁切りを行う。
れ設けられた仕切弁6および仕切弁9に盲板を投入し、
反応器7の前後の縁切りを行う。
次いで、反応器7の塔頂にあるマンホールを開放し、ポ
ンプ28を駆動して被覆液収納タンク29内のアルカリ
液30を二次被覆液供給配管27を介して反応器7内に
散布する。このアルカリ液30の散布により、反応器7
のドレン配管31からア、ルカリ液30が出たことを確
認し、アルカリ液30の散布作業を完了する。この後、
空気雰囲気下で、反応器7のマンホールから作業員が入
り、反応器7内の触媒を外部に搬出することとなる。
ンプ28を駆動して被覆液収納タンク29内のアルカリ
液30を二次被覆液供給配管27を介して反応器7内に
散布する。このアルカリ液30の散布により、反応器7
のドレン配管31からア、ルカリ液30が出たことを確
認し、アルカリ液30の散布作業を完了する。この後、
空気雰囲気下で、反応器7のマンホールから作業員が入
り、反応器7内の触媒を外部に搬出することとなる。
なお、この搬出作業中に、万一、反応器7の内部の温度
上昇があったときは一1前記操作の内、軽油等の鉱油の
供給からの操作を繰返し、一連の操作が終った後に再度
触媒の搬出を行う、′上述のような本実施例によれば、
触媒は軽油等の鉱油により第一次的に湿潤され、触媒内
はこの鉱油で満たされ、この後、この触媒の表面にアル
カリ液30の皮膜が形成されて第二次的に湿潤されるか
ら、触媒の酸化が完全に防止され、触媒の搬出交換作業
時に発熱を生ずることがない、また、この触媒の第一次
および第二次の湿潤操作は、比較的短時間で行えるから
、作業能率がよく、極めて経済的である。更に、触媒を
湿潤させる軽油等の鉱油およびアルカリ液30はその量
も比較的少なく、かつ、価格も安価であるから、大量の
窒素ガスを用いる従来法に比べてこの点からも経済的で
ある。また、触媒を燃焼させるものでないから、触媒の
燃焼に伴なう公害の発生等を生じることもなく、かつ、
湿潤状態で触媒の抜取りを行うから粉塵等の発生もなく
、安全かつ衛生的である。更に、空気雰囲気下で作業を
行うものであるから、酸欠事故等を発生することもなく
、この点からも安全な作業環境を確保できる。
上昇があったときは一1前記操作の内、軽油等の鉱油の
供給からの操作を繰返し、一連の操作が終った後に再度
触媒の搬出を行う、′上述のような本実施例によれば、
触媒は軽油等の鉱油により第一次的に湿潤され、触媒内
はこの鉱油で満たされ、この後、この触媒の表面にアル
カリ液30の皮膜が形成されて第二次的に湿潤されるか
ら、触媒の酸化が完全に防止され、触媒の搬出交換作業
時に発熱を生ずることがない、また、この触媒の第一次
および第二次の湿潤操作は、比較的短時間で行えるから
、作業能率がよく、極めて経済的である。更に、触媒を
湿潤させる軽油等の鉱油およびアルカリ液30はその量
も比較的少なく、かつ、価格も安価であるから、大量の
窒素ガスを用いる従来法に比べてこの点からも経済的で
ある。また、触媒を燃焼させるものでないから、触媒の
燃焼に伴なう公害の発生等を生じることもなく、かつ、
湿潤状態で触媒の抜取りを行うから粉塵等の発生もなく
、安全かつ衛生的である。更に、空気雰囲気下で作業を
行うものであるから、酸欠事故等を発生することもなく
、この点からも安全な作業環境を確保できる。
なお、本発明は、前記実施例に示すような水添脱硫用の
反応器等を含むプラントに限らず、他の形式のプラント
における触媒の交換作業にも適用できる。
反応器等を含むプラントに限らず、他の形式のプラント
における触媒の交換作業にも適用できる。
また、前記実施例においては、アルカリ液の注入時期は
、軽油等の鉱油の全系リサイクル運転の後に行なったが
、本発明はこれに限定されるものではなく、軽油等の鉱
油による全系リサイクル運転時に、ある程度鉱油による
一次的湿潤を行なった後、リサイクル中の鉱油にアルカ
リ液を注入して行なってもよく、かつ、その注入位置も
反応塔の塔頂から行なうものに限らず、リサイクルの系
のい声なる点から注入してもよい、更に、アルカリ液に
は、界面活性剤を必ずしも含ませなくともよいが、含ま
せた方が酸化防止上より有効である。
、軽油等の鉱油の全系リサイクル運転の後に行なったが
、本発明はこれに限定されるものではなく、軽油等の鉱
油による全系リサイクル運転時に、ある程度鉱油による
一次的湿潤を行なった後、リサイクル中の鉱油にアルカ
リ液を注入して行なってもよく、かつ、その注入位置も
反応塔の塔頂から行なうものに限らず、リサイクルの系
のい声なる点から注入してもよい、更に、アルカリ液に
は、界面活性剤を必ずしも含ませなくともよいが、含ま
せた方が酸化防止上より有効である。
[発明の効果]
上述のように本発明によれば、触媒の交換にあたり、発
熱等を生じることがなく、かつ、安全に作業を行える触
媒の交換方法を提供できるという効果がある。
熱等を生じることがなく、かつ、安全に作業を行える触
媒の交換方法を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の方法を実施する化学プラントの一例を示す
系統図である。 1・・・供給配管、4・・・加熱炉、5・・・出口配管
、6.9・・・仕切弁、7・・・反応器、8・・・塔底
配管、11・・・分離器、17・・・蒸留塔、19・・
・塔底液抜出配管、24・・・塔底循環配管、26・・
・−次被覆液供給配管、29・・・被覆液収納タンク、
30・・・アルカリ液。
系統図である。 1・・・供給配管、4・・・加熱炉、5・・・出口配管
、6.9・・・仕切弁、7・・・反応器、8・・・塔底
配管、11・・・分離器、17・・・蒸留塔、19・・
・塔底液抜出配管、24・・・塔底循環配管、26・・
・−次被覆液供給配管、29・・・被覆液収納タンク、
30・・・アルカリ液。
Claims (2)
- (1)化学プラントの塔槽類内の触媒を鉱油により第一
次的に湿潤させた後、この鉱油で湿潤された触媒の表面
をアルカリ液で第二次的に湿潤させた状態で触媒を塔槽
類から抜出すことを特徴とする触媒の交換方法。 - (2)特許請求の範囲第1項において、前記アルカリ液
には界面活性剤が含有されていることを特徴とする触媒
の交換方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15952484A JPS6135839A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 触媒の交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15952484A JPS6135839A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 触媒の交換方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6135839A true JPS6135839A (ja) | 1986-02-20 |
Family
ID=15695647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15952484A Pending JPS6135839A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 触媒の交換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6135839A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5293677A (en) * | 1976-02-04 | 1977-08-06 | Idemitsu Kosan Co Ltd | Drawing out method of waste catalyst |
JPS5973038A (ja) * | 1982-10-16 | 1984-04-25 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 廃触媒の抜出し前処理方法 |
-
1984
- 1984-07-30 JP JP15952484A patent/JPS6135839A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5293677A (en) * | 1976-02-04 | 1977-08-06 | Idemitsu Kosan Co Ltd | Drawing out method of waste catalyst |
JPS5973038A (ja) * | 1982-10-16 | 1984-04-25 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 廃触媒の抜出し前処理方法 |
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