JPS6128459A - 触媒の交換方法 - Google Patents
触媒の交換方法Info
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- JPS6128459A JPS6128459A JP14875984A JP14875984A JPS6128459A JP S6128459 A JPS6128459 A JP S6128459A JP 14875984 A JP14875984 A JP 14875984A JP 14875984 A JP14875984 A JP 14875984A JP S6128459 A JPS6128459 A JP S6128459A
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- catalyst
- reactor
- oil
- paraffin
- mineral oil
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J8/00—Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
- B01J8/0015—Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J33/00—Protection of catalysts, e.g. by coating
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Devices And Processes Conducted In The Presence Of Fluids And Solid Particles (AREA)
- Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野J
本発明は、化学プラントにおける各種塔槽類、例えば水
添脱硫反応器内の、活性の劣化したいわゆる廃触媒等の
触媒を交換する方法に関する。
添脱硫反応器内の、活性の劣化したいわゆる廃触媒等の
触媒を交換する方法に関する。
[背景技術とその問題点]
一般に、化学プラントにおける塔槽類には各種触媒が用
いられているが、この触媒は、炭化物、金属等の堆積に
基づく被毒による活性の低下1機械的強度の低下による
破砕、および機器の修繕或いは検査等のため、交換する
必要がある。
いられているが、この触媒は、炭化物、金属等の堆積に
基づく被毒による活性の低下1機械的強度の低下による
破砕、および機器の修繕或いは検査等のため、交換する
必要がある。
この触媒交換作業は、プラント稼動停止期間をできるだ
け短くする必要から、工期を短縮する必要があり、また
、使用中の触媒は還元性雰囲気にあるものが多く、これ
を触媒交換のために大気に開放すると、触媒の使用中に
付着した炭化物、硫黄等が酸化するため発熱、発火する
等の危険性があり、かつ、発火に伴うSOxの発生によ
る人体への影響、更には、触媒の粉塵による人体への影
響等を防止しながら適切な交換作業をしなければならな
い。
け短くする必要から、工期を短縮する必要があり、また
、使用中の触媒は還元性雰囲気にあるものが多く、これ
を触媒交換のために大気に開放すると、触媒の使用中に
付着した炭化物、硫黄等が酸化するため発熱、発火する
等の危険性があり、かつ、発火に伴うSOxの発生によ
る人体への影響、更には、触媒の粉塵による人体への影
響等を防止しながら適切な交換作業をしなければならな
い。
従来は、使用後の触媒の抜出しにあたり、比較的小型の
反応器においては、スチーム、空気により再生し、反応
器内で完全に燃焼させ、この後触媒を抜出す方法が行わ
れているが、反応器内での燃焼再生であるため、再生時
間に長時間を要し、コストアップになるばかりでなく、
再生に伴いS0x等の発生による公害を処理する費用が
かかる等の欠点がある。また、大型の反応器においては
、触媒の酸化による発火等を防止する方法として反応器
内に窒素ガスを供給し、この窒素ガス雰囲気下にて触媒
を抜出すか、或いは、運転停止操作により触媒を軽油等
で湿潤させ、触媒を酸化させないようにして抜出す方法
が取られている。しかし、前者の方法においては、触媒
抜出し作業中、完全に空気を遮断することは技術的に困
難であり、また、作業員のエアラインマスクからの空気
の流出等により、時間と共に触媒が徐々に酸化発熱し、
触媒の抜出し作業中に著しく反応器の中の温度が上昇し
たり、Sow等のガスの発生、更には粉塵等により作業
環境が極めて悪化し、ときには発火の危険もある等、必
ずしも良好な触媒の交換方法ではない。また、軽油等で
湿潤させる後者の方法においても、−週間程度の作業期
間は有効であるが、それ以上の長期間の作業には必ずし
も有効ではなく、特にかなり大型の反応器では一週間以
上のかなり長期にわたる抜出し作業をするため、この方
法も万全ではない。
反応器においては、スチーム、空気により再生し、反応
器内で完全に燃焼させ、この後触媒を抜出す方法が行わ
れているが、反応器内での燃焼再生であるため、再生時
間に長時間を要し、コストアップになるばかりでなく、
再生に伴いS0x等の発生による公害を処理する費用が
かかる等の欠点がある。また、大型の反応器においては
、触媒の酸化による発火等を防止する方法として反応器
内に窒素ガスを供給し、この窒素ガス雰囲気下にて触媒
を抜出すか、或いは、運転停止操作により触媒を軽油等
で湿潤させ、触媒を酸化させないようにして抜出す方法
が取られている。しかし、前者の方法においては、触媒
抜出し作業中、完全に空気を遮断することは技術的に困
難であり、また、作業員のエアラインマスクからの空気
の流出等により、時間と共に触媒が徐々に酸化発熱し、
触媒の抜出し作業中に著しく反応器の中の温度が上昇し
たり、Sow等のガスの発生、更には粉塵等により作業
環境が極めて悪化し、ときには発火の危険もある等、必
ずしも良好な触媒の交換方法ではない。また、軽油等で
湿潤させる後者の方法においても、−週間程度の作業期
間は有効であるが、それ以上の長期間の作業には必ずし
も有効ではなく、特にかなり大型の反応器では一週間以
上のかなり長期にわたる抜出し作業をするため、この方
法も万全ではない。
このため、長期の作業期間においても触媒の酸化による
発熱等が発生しない触媒の交換方法が望まれており、特
に、バキュームガスオイルのクラッキング、脱硫等に用
いられる触iのように、再使用される関係上、水を嫌う
性質の触媒の交換にも適用できる方法が望まれている。
発熱等が発生しない触媒の交換方法が望まれており、特
に、バキュームガスオイルのクラッキング、脱硫等に用
いられる触iのように、再使用される関係上、水を嫌う
性質の触媒の交換にも適用できる方法が望まれている。
[発明の目的]
本発明の目的は、水を嫌う性質の触媒の酸化防止も長期
にわたって有効に行うことができ、安全かつ経済的な触
媒の交換方法を提供するにある。
にわたって有効に行うことができ、安全かつ経済的な触
媒の交換方法を提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用]本発明は、
化学プラントの塔槽内の炭化水素類の触媒反応に用いた
触媒を交換、再生、塔槽類の検査、メンテナンス等のた
めに抜出す場合、運転停止操作により触媒を軽油等の鉱
油により第一次的に湿潤させた後、第二次的に触媒の表
面をパラフィンまたは重油で湿潤させ、これにより触媒
の表面を水溶液を用いることなく、完全に被覆して触媒
の酸化を防止し、空気の雰囲気下での作業を可能として
前記目的を達成しようとするものである。
化学プラントの塔槽内の炭化水素類の触媒反応に用いた
触媒を交換、再生、塔槽類の検査、メンテナンス等のた
めに抜出す場合、運転停止操作により触媒を軽油等の鉱
油により第一次的に湿潤させた後、第二次的に触媒の表
面をパラフィンまたは重油で湿潤させ、これにより触媒
の表面を水溶液を用いることなく、完全に被覆して触媒
の酸化を防止し、空気の雰囲気下での作業を可能として
前記目的を達成しようとするものである。
本発明において用いられる油としては、軽油、灯油、ア
スファルテン含有、量の少ない芳香族に富む重油等広範
囲なものが包含される。この第一次的に湿潤させるのに
使用される油は、蒸留性状が90%留出温度350℃以
下の゛軽油が好まし、いが、本発明において洗浄油は高
温高圧下で使用されるため、この点はさほど重要でない
。また、パラフィンとしては、炭素数12〜100のパ
ラフィンが用いられ、好ましくは炭素数15〜60程度
である。炭素数11以下では、使用温度(0〜200℃
)における蒸気圧が高く、容易に触媒表面から蒸発する
とともに、粘度が低く、被り能力が小さすぎ、炭素数1
01以上では、流動点が高すぎて温度を上げないと使用
できないからである。
スファルテン含有、量の少ない芳香族に富む重油等広範
囲なものが包含される。この第一次的に湿潤させるのに
使用される油は、蒸留性状が90%留出温度350℃以
下の゛軽油が好まし、いが、本発明において洗浄油は高
温高圧下で使用されるため、この点はさほど重要でない
。また、パラフィンとしては、炭素数12〜100のパ
ラフィンが用いられ、好ましくは炭素数15〜60程度
である。炭素数11以下では、使用温度(0〜200℃
)における蒸気圧が高く、容易に触媒表面から蒸発する
とともに、粘度が低く、被り能力が小さすぎ、炭素数1
01以上では、流動点が高すぎて温度を上げないと使用
できないからである。
[実施例]
以下1本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
原料油を供給する供給配管lの途中には、開閉弁2およ
びポンプ3が設けられ、このポンプ3の吐出側には加熱
炉4が設けられて所定温度の加熱ができるようになって
いる。この加熱炉4からの出口配管5の途中には、板を
挿入して前後の縁切りを行なえる仕切弁6が設けられる
とともに、この出口配管5の先端は、触媒が充填された
水添脱硫用等の反応器7に接続されている。この反応器
7の塔底配管8の途中には、前述と同様な盲板を挿入で
きる仕切弁9が設けられるとともに、冷却器lOが設け
られ、更にその先端は分離器11の頂部に連結されてい
る。この分離器11の頂部には途中に開閉弁12を有す
るフレア配管13が接続されるとともに、分離器11の
気相部にはガス循環配管14が接続されている。このガ
ス循環配管14の途中にはブロワ15が設けられるとと
もに、ガス循環配管14の先端は、前記ポンプ3と加熱
炉4との間において供給配管1に接続されている。この
ガス循環配管14には、プラントの運転時には通常水素
ガスが流通されている。
びポンプ3が設けられ、このポンプ3の吐出側には加熱
炉4が設けられて所定温度の加熱ができるようになって
いる。この加熱炉4からの出口配管5の途中には、板を
挿入して前後の縁切りを行なえる仕切弁6が設けられる
とともに、この出口配管5の先端は、触媒が充填された
水添脱硫用等の反応器7に接続されている。この反応器
7の塔底配管8の途中には、前述と同様な盲板を挿入で
きる仕切弁9が設けられるとともに、冷却器lOが設け
られ、更にその先端は分離器11の頂部に連結されてい
る。この分離器11の頂部には途中に開閉弁12を有す
るフレア配管13が接続されるとともに、分離器11の
気相部にはガス循環配管14が接続されている。このガ
ス循環配管14の途中にはブロワ15が設けられるとと
もに、ガス循環配管14の先端は、前記ポンプ3と加熱
炉4との間において供給配管1に接続されている。この
ガス循環配管14には、プラントの運転時には通常水素
ガスが流通されている。
前記分離器11の液体抜出配管16には、蒸留塔17の
塔央部が接続され、この蒸留塔17には塔頂配管18お
よび塔底液抜出配管19が設けられている。この塔底液
抜出配管19の途中にはポンプ20が設けられるととも
に、このポンプ20の吐出側は二股に分岐され、一方は
途中に開閉弁21を有する塔底液次工程供給配管22と
され、他方は同じく途中に開閉弁23を有する塔底液循
環配管24とされ、この塔底液循環配管24の先端は、
前記供給配管lの開閉弁2とポンプ3との間に接続され
ている。
塔央部が接続され、この蒸留塔17には塔頂配管18お
よび塔底液抜出配管19が設けられている。この塔底液
抜出配管19の途中にはポンプ20が設けられるととも
に、このポンプ20の吐出側は二股に分岐され、一方は
途中に開閉弁21を有する塔底液次工程供給配管22と
され、他方は同じく途中に開閉弁23を有する塔底液循
環配管24とされ、この塔底液循環配管24の先端は、
前記供給配管lの開閉弁2とポンプ3との間に接続され
ている。
前記供給配管lの塔底液循環配管24の接続部より上流
側で開閉弁2よりも下流側には、途中に開閉弁25を有
する一次被覆液供給配管26が接続され、この−次被覆
液供給配管26を介して軽油等の鉱油が供給されるよう
になっている。
側で開閉弁2よりも下流側には、途中に開閉弁25を有
する一次被覆液供給配管26が接続され、この−次被覆
液供給配管26を介して軽油等の鉱油が供給されるよう
になっている。
前記反応器7の塔頂には、二次被覆液供給配管27の一
端が接続され、この二次被覆液供給配管27の途中には
ポンプ28が設けられるとともに、その他端は被覆液収
納タンク29に接続されている。この被覆液収納タンク
29内にはパラフィンまたは重油からなる二次被覆液3
0が収納され、このパラフィンとしては、炭素数が12
〜1004のパラフィンが用いられる。炭素数が11以
下では、粘度が低く、被覆能力が小さすぎ、101以上
では、流動点が高すぎて温度を上げないと使用できない
からである。また、この被覆液収納タンク29内に収納
されるパラフィンとしては、液体状のものが用いられる
。
端が接続され、この二次被覆液供給配管27の途中には
ポンプ28が設けられるとともに、その他端は被覆液収
納タンク29に接続されている。この被覆液収納タンク
29内にはパラフィンまたは重油からなる二次被覆液3
0が収納され、このパラフィンとしては、炭素数が12
〜1004のパラフィンが用いられる。炭素数が11以
下では、粘度が低く、被覆能力が小さすぎ、101以上
では、流動点が高すぎて温度を上げないと使用できない
からである。また、この被覆液収納タンク29内に収納
されるパラフィンとしては、液体状のものが用いられる
。
なお、図中符号31は、反応器7の塔底に設けられたド
レン配管である。
レン配管である。
次に、本実施例のプラントにおける触媒の交換方法につ
き説明する。
き説明する。
運転停止操作に入る前に、加熱炉4の加熱温度を下げて
反応器7の温度を200℃程度迄、徐々に下げる。次い
で、供給配管lの開閉弁2を閉止するとともに、−次被
覆液供給配管26の開閉弁25を開いて原料油から軽油
等の鉱油に切換える。この鉱油への切換後1反応器7内
の油を適宜サンプリングし、完全に軽油等の鉱油に切換
わったことを確認し、全系のリサイクル運転を行う。
反応器7の温度を200℃程度迄、徐々に下げる。次い
で、供給配管lの開閉弁2を閉止するとともに、−次被
覆液供給配管26の開閉弁25を開いて原料油から軽油
等の鉱油に切換える。この鉱油への切換後1反応器7内
の油を適宜サンプリングし、完全に軽油等の鉱油に切換
わったことを確認し、全系のリサイクル運転を行う。
即ち、蒸留塔17の塔底液抜出配管19に接続された塔
底液次工程供給配管22の開閉弁21を閉体を塔底液循
環配管24を介して供給配管1に戻し、このリサイクル
運転を1乃至60時間継続する。
底液次工程供給配管22の開閉弁21を閉体を塔底液循
環配管24を介して供給配管1に戻し、このリサイクル
運転を1乃至60時間継続する。
リサイクル運転の完了と同時に、−次被覆液供給配管2
6の開閉弁25を閉じ、軽油等の鉱油の供給を停止する
。この鉱油の供給停止後、ガス機内に存在する余分の鉱
油を排除するいわゆるオイルパージを行い、かつ、加熱
炉4をシャットダウンして反応器7の温度を常温近くま
で下げる。この後、フレア配管13の開閉弁12を開い
て系内の水素ガスの排出を行い、かつ、不活性ガス(通
常窒素ガス)で系内を置換し、又、系内圧力を体気圧近
く迄下げる0体気圧近くになったら、反応器7の前後の
出口配管5および塔底配管8にそれぞれ設けられた仕切
弁6および仕切弁9に盲板を投入し1反応器7の前後の
縁切りを行う。
6の開閉弁25を閉じ、軽油等の鉱油の供給を停止する
。この鉱油の供給停止後、ガス機内に存在する余分の鉱
油を排除するいわゆるオイルパージを行い、かつ、加熱
炉4をシャットダウンして反応器7の温度を常温近くま
で下げる。この後、フレア配管13の開閉弁12を開い
て系内の水素ガスの排出を行い、かつ、不活性ガス(通
常窒素ガス)で系内を置換し、又、系内圧力を体気圧近
く迄下げる0体気圧近くになったら、反応器7の前後の
出口配管5および塔底配管8にそれぞれ設けられた仕切
弁6および仕切弁9に盲板を投入し1反応器7の前後の
縁切りを行う。
、次いで、反応器7の塔頂にあるマンホールを開放し、
ポンプ28を駆動して被覆液収納タンク29内のパラフ
ィンまたは重油からなる二次被覆液30を二次被覆液供
給配管27を介して反応器7内に散布する。この二次被
覆液30の散布により、反応器7のドレン配管31から
二次被覆液30が出たことを確認し、二次被覆液30の
散布作業を完了する。この後、空気雰囲気下で、反応器
7のマンホールから作業員が入り1反応器7内の触媒を
外部に搬出することとなる。
ポンプ28を駆動して被覆液収納タンク29内のパラフ
ィンまたは重油からなる二次被覆液30を二次被覆液供
給配管27を介して反応器7内に散布する。この二次被
覆液30の散布により、反応器7のドレン配管31から
二次被覆液30が出たことを確認し、二次被覆液30の
散布作業を完了する。この後、空気雰囲気下で、反応器
7のマンホールから作業員が入り1反応器7内の触媒を
外部に搬出することとなる。
なお、この搬出作業中に、万一、反応器7の内部の温度
上昇があったときは、前記操作の内、軽油等の鉱油の供
給からの操作を繰返し、一連の操作が終った後に再度触
媒の搬出を行うこととなる。
上昇があったときは、前記操作の内、軽油等の鉱油の供
給からの操作を繰返し、一連の操作が終った後に再度触
媒の搬出を行うこととなる。
上述のような本実施例によれば、触媒は軽油等の鉱油に
より第一次的に湿潤され、触媒内はこの鉱油で満たされ
、この後、この触媒の表面にパラフィンまたは重油から
なる二次被覆液30の皮膜が形成されて第二次的に湿潤
されるから、触媒の酸化が完全に防止され、触媒の搬出
交換作業時に発熱を生ずることがない、また、この触媒
の第一次および第二次の湿潤操作は、比較的短時間で行
えるから、作業能率がよく、極めて経済的である。更に
、触媒を湿潤させる一次被覆液としての軽油等の鉱油お
よび二次被覆液30はその量も比較的少なく、かつ価格
も安価であるから、大量の窒素ガスを継続的に用いる従
来法に比べてこの点からも経済的である。また、触媒を
第二次的に湿潤させる二次被覆液30は、水溶液ではな
く、パラフィンまたは重油であるから、水を嫌う性質の
触媒の酸化防止も長期にわたって有効に行うことができ
る。更に、触媒を燃焼させるものでないから、触媒の燃
焼に伴なう公害の発生等を生じることもなく、かつ、湿
潤状態で触媒の抜取りを行うから粉塵等の発生もなく、
安全かつ衛生的である。また、空気雰囲気下で作業を行
うものであるから、酸欠事故等を発生することもなく、
この点からも安全な作業環境を確保できる。
より第一次的に湿潤され、触媒内はこの鉱油で満たされ
、この後、この触媒の表面にパラフィンまたは重油から
なる二次被覆液30の皮膜が形成されて第二次的に湿潤
されるから、触媒の酸化が完全に防止され、触媒の搬出
交換作業時に発熱を生ずることがない、また、この触媒
の第一次および第二次の湿潤操作は、比較的短時間で行
えるから、作業能率がよく、極めて経済的である。更に
、触媒を湿潤させる一次被覆液としての軽油等の鉱油お
よび二次被覆液30はその量も比較的少なく、かつ価格
も安価であるから、大量の窒素ガスを継続的に用いる従
来法に比べてこの点からも経済的である。また、触媒を
第二次的に湿潤させる二次被覆液30は、水溶液ではな
く、パラフィンまたは重油であるから、水を嫌う性質の
触媒の酸化防止も長期にわたって有効に行うことができ
る。更に、触媒を燃焼させるものでないから、触媒の燃
焼に伴なう公害の発生等を生じることもなく、かつ、湿
潤状態で触媒の抜取りを行うから粉塵等の発生もなく、
安全かつ衛生的である。また、空気雰囲気下で作業を行
うものであるから、酸欠事故等を発生することもなく、
この点からも安全な作業環境を確保できる。
なお、本発明は、前記実施例に示すような水添脱硫用の
反応器等を含むプラントに限らず、他の形式のプラント
における触媒の交換作業にも適用できる。また、前記実
施例においては、パラフィンまたは重油の注入時期は、
軽油等の鉱油の全系リサイクル運転の後に行なったが、
本発明はこれに限定されるものではなく、軽油等の鉱油
による全系リサイクル運転時に、ある程度鉱油による一
次的湿潤を行なった後、リサイクル中の鉱油にパラフィ
ンまたは重油を注入して行なってもよく、かつ、その注
入位置も反応塔の塔頂から行なうものに限らず、リサイ
クルの系のいかなる点から注入してもよい。更に、二次
被覆液としてのパラフィンは、反応塔の塔頂マンホール
を開放して供給する場合は液状であることが良いが、前
述のようにリサイクル運転中の鉱油に添加して注入する
場合にあっては、パラフィンは液状、粉末、固体の状態
で直接系内に添加してもよい、この場合、粉末または固
体のパラフィンは、系外又は系内で、そのパラフィンの
融点以上に一度加温し、直接もしくは一度液体と混合し
て系内に注入することもできる。また、パラフィンを鉱
油に添加する場合は、系内の鉱油に対しパラフィンを0
.005体積パーセントないし60体積パーセント添加
したものを使用する。このパラフィンが0.005体積
パーセント未満では触媒表面の被覆が充分でなく、また
60体積パーセント以上添加しても効果は変らず無意味
である0通常は1〜1.0体積パーセント程度の添加が
一般的であり、好適な結果が得られる。
反応器等を含むプラントに限らず、他の形式のプラント
における触媒の交換作業にも適用できる。また、前記実
施例においては、パラフィンまたは重油の注入時期は、
軽油等の鉱油の全系リサイクル運転の後に行なったが、
本発明はこれに限定されるものではなく、軽油等の鉱油
による全系リサイクル運転時に、ある程度鉱油による一
次的湿潤を行なった後、リサイクル中の鉱油にパラフィ
ンまたは重油を注入して行なってもよく、かつ、その注
入位置も反応塔の塔頂から行なうものに限らず、リサイ
クルの系のいかなる点から注入してもよい。更に、二次
被覆液としてのパラフィンは、反応塔の塔頂マンホール
を開放して供給する場合は液状であることが良いが、前
述のようにリサイクル運転中の鉱油に添加して注入する
場合にあっては、パラフィンは液状、粉末、固体の状態
で直接系内に添加してもよい、この場合、粉末または固
体のパラフィンは、系外又は系内で、そのパラフィンの
融点以上に一度加温し、直接もしくは一度液体と混合し
て系内に注入することもできる。また、パラフィンを鉱
油に添加する場合は、系内の鉱油に対しパラフィンを0
.005体積パーセントないし60体積パーセント添加
したものを使用する。このパラフィンが0.005体積
パーセント未満では触媒表面の被覆が充分でなく、また
60体積パーセント以上添加しても効果は変らず無意味
である0通常は1〜1.0体積パーセント程度の添加が
一般的であり、好適な結果が得られる。
[R,明の効果]
上述のように本発明によれば、触媒の交換にあたり、発
熱等を生じることがなく、かつ、安全に作業を行え、更
に、水を嫌う性質の触媒の酸化防止も長期にわたって有
効に行うことができる触媒の交換方法を提供できるとい
う効果かある。
熱等を生じることがなく、かつ、安全に作業を行え、更
に、水を嫌う性質の触媒の酸化防止も長期にわたって有
効に行うことができる触媒の交換方法を提供できるとい
う効果かある。
図は本発明の方法を実施する化学プラントの一例を示す
系統図である。 1・・・供給配管、4・・・加熱炉、5・・・出口配管
、6.9・・・仕切弁、7・・・反応器、8・・・塔底
配管、11・・・分離器1.17・・・蒸留塔、19・
・・塔底液抜出配・管、24・・・塔底循環配管、26
・・・軽油供給配管、29・・・被覆液収納タンク、3
0・・・パラフィンまたは重油からなる二次被覆液。
系統図である。 1・・・供給配管、4・・・加熱炉、5・・・出口配管
、6.9・・・仕切弁、7・・・反応器、8・・・塔底
配管、11・・・分離器1.17・・・蒸留塔、19・
・・塔底液抜出配・管、24・・・塔底循環配管、26
・・・軽油供給配管、29・・・被覆液収納タンク、3
0・・・パラフィンまたは重油からなる二次被覆液。
Claims (2)
- (1)化学プラントの塔槽類内の触媒を鉱油により第一
次的に湿潤させた後、この油で湿潤された触媒の表面を
パラフィンまたは重油で第二次的に湿潤させた状態で触
媒を塔槽類から抜出すことを特徴とする触媒の交換方法
。 - (2)特許請求の範囲第1項において、前記鉱油は、蒸
留性状が90%留出温度で350℃以下の軽油または灯
油とされたことを特徴とする触媒の交換方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14875984A JPS6128459A (ja) | 1984-07-18 | 1984-07-18 | 触媒の交換方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14875984A JPS6128459A (ja) | 1984-07-18 | 1984-07-18 | 触媒の交換方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6128459A true JPS6128459A (ja) | 1986-02-08 |
Family
ID=15460001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14875984A Pending JPS6128459A (ja) | 1984-07-18 | 1984-07-18 | 触媒の交換方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128459A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6415127A (en) * | 1987-07-10 | 1989-01-19 | Kashima Eng Kk | Method for discharging catalyst |
JP2020001028A (ja) * | 2018-07-02 | 2020-01-09 | 出光興産株式会社 | 反応塔内容物の処理方法、反応塔内容物の抜出し方法及び炭化水素油 |
JP2020146638A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | オルガノ株式会社 | 消耗材交換方法及び回収装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5244755A (en) * | 1975-10-08 | 1977-04-08 | Hitachi Ltd | Automatic soldering device |
JPS5437089A (en) * | 1977-08-29 | 1979-03-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Catalyst |
-
1984
- 1984-07-18 JP JP14875984A patent/JPS6128459A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5244755A (en) * | 1975-10-08 | 1977-04-08 | Hitachi Ltd | Automatic soldering device |
JPS5437089A (en) * | 1977-08-29 | 1979-03-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Catalyst |
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---|---|---|---|---|
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JP2020001028A (ja) * | 2018-07-02 | 2020-01-09 | 出光興産株式会社 | 反応塔内容物の処理方法、反応塔内容物の抜出し方法及び炭化水素油 |
JP2020146638A (ja) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | オルガノ株式会社 | 消耗材交換方法及び回収装置 |
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