JP2006143780A - バイオガス精製システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 充填層に坦持された微生物を常に活発な状態に維持しておくことにより、運転・停止を繰り返す断続的な運用をも可能としたバイオガス精製システムを提供する。
【解決手段】 脱硫装置11の出口側から入口を結ぶ循環配管25を敷設して脱硫塔11a内のガス流を常時維持することで、充填層11bに坦持された微生物を常に活発な状態に維持しておくので、断続的な運用にも対応可能で、出口への硫黄化合物の排出を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、畜産糞尿、下水処理場や工場排水処理設備から発生する汚泥、生ごみなどの有機性廃棄物をメタン発酵させて得られるバイオガスに含まれる硫化水素等の不純物を微生物の働きにより除去するバイオガス精製システムに関する。
近年、畜産糞尿、下水処理場や工場排水処理設備から発生する汚泥、生ごみなどの有機性廃棄物をメタン発酵させて得られるバイオガスを発電設備等の燃料として利用することが行なわれており、それに関する提案もなされている(例えば、特許文献1参照)。
このようなバイオガスは、多くの不純物を含んでおり、そのまま使用すると発電設備や環境に対して影響を与えるので、バイオガスを精製し、不純物を除去する必要がある。従来、脱硫のためには、乾式脱硫装置を使用するのが一般的であった。
この乾式脱硫装置は、酸化鉄などの脱硫剤を用いて脱硫を行なうものであるが、バイオガスに含まれる硫化水素のみが除去の対象となり、バイオガスに含まれる他の硫黄化合物やアンモニアなどの不純物が除去できない。このため、後段に適用できるガス使用設備が限定されてしまう。また、当然ながら硫黄酸化物や窒素酸化物排出の原因にもなる。さらに、使用時間経過に伴い脱硫剤を交換しなければならず、ランニングコストが上昇すると共に、メンテナンスが面倒である。
そこで、このような乾式脱硫装置に代って、バイオガスに含まれる硫化水素等の不純物を微生物の働きにより除去する生物脱硫装置が用いられるようになってきた。この生物脱硫装置は、脱硫塔内に、硫黄酸化細菌群を坦持する充填層を設け、この充填層にバイオガスを通すことで硫黄酸化細菌群と接触させ、バイオガス中に含まれる硫黄系化合物を酸化して硫酸とするものである。
充填層には、上述のように硫黄系化合物が酸化することにより硫酸が生じるが、脱硫塔に循環液を循環して充填層に散布することで、硫黄酸化細菌群によって生成される硫酸を循環液中に捕捉して除去する。また、硫黄酸化細菌群は好気性細菌であるため、脱硫塔へ流入する被処理ガスには予め空気を注入して細菌が必要とする酸素を供給する。この空気の注入量は、脱硫塔から吐出されるガス流量に合わせて調整されるが、ガス中酸素濃度が設定値以上になると空気の注入は休止する。
このように生物脱硫装置は、微生物によってバイオガス中の硫黄化合物を除去する装置であり、従来の脱硫剤(酸化鉄)を使用する乾式脱硫装置と比較して、脱硫剤交換が不要なためランニングコストが安価でメンテナンスが容易である上、硫化水素以外の硫黄酸化物(例えば、メルカプタン類、硫化メチル等)の除去も可能であるなどの利点を有する。
特開2002−275482号公報
生物脱硫装置は上述のように種々の利点を有するが、反面、運転開始時の立ち上がりに時間がかかるという問題を有する。すなわち、微生物を用いているため、この微生物が活性化するまで時間が係り、運転開始時の立ち上がりの際に、バイオガス中の硫黄化合物が除去しきれずに出口側に漏出してしまう。条件によっても異なるが、通常は、脱硫塔内に30分から1時間程度バイオガスを流通させると、充填層に坦持された硫黄酸化細菌群の働きが活発になり、所期の脱硫効果が生じることとなる。
このように、立ち上がりに時間がかかることから、運転・停止を繰り返す断続的な運用には不向きであった。したがって、精製後のバイオガスの消費が連続して安定している場合は問題ないが、消費が断続的で不安定な場合は脱硫塔の運転・停止を繰り返す断続的な運用をせざるを得ず、このようなガス使用施設に対しては適用が困難であった。
本発明の目的は、充填層に坦持された微生物を常に活発な状態に維持しておくことにより、運転・停止を繰り返す断続的な運用をも可能としたバイオガス精製システムを提供することにある。
本発明のバイオガス精製システムは、メタン発酵槽から発生したバイオガスを導入し硫黄酸化細菌群により脱硫する生物脱硫装置と、この脱硫装置により脱硫されたガスをガス利用設備に供給する吐出管路から分岐され、前記脱硫装置へのバイオガス導入管に連結し、中間部に循環ブロワを設けた循環配管とを備えたことを特徴とする。
また、本発明のバイオガス精製システムは、メタン発酵槽から発生したバイオガスを導入し硫黄酸化細菌群により脱硫する生物脱硫装置と、この脱硫装置により脱硫されたガスの吐出管路に設けられたブロワ、このブロワの吐出側に連結した圧力調整タンク、この圧力調整タンクに一次側が連通し二次側が前記脱硫装置へのバイオガス導入管に連通し、前記一次側の圧力を所定値に保つリリーフ弁を有する循環配管と、前記圧力調整タンクからガス利用設備へのガス供給配管とを備えた構成としてもよい。
また、本発明のバイオガス精製システムは、メタン発酵槽から発生したバイオガスを導入し硫黄酸化細菌群により脱硫する生物脱硫装置と、この脱硫装置により脱硫されたガスの吐出管路に設けられたブロワ、このブロワの吐出側に連結した圧力調整タンク、この圧力調整タンクに一次側が連通し二次側が前記脱硫装置へのバイオガス導入管に連通し、前記一次側の圧力を所定値に保つリリーフ弁を有する大循環配管と、この大循環配管の途中から分岐され、開閉弁を介して前記ブロワの入側管路に連通する小循環配管と、前記圧力調整タンクからガス利用設備へのガス供給配管とを備えた構成でもよい。
さらに、本発明のバイオガス精製システムでは、圧力調整タンクからガス利用設備へのガス供給配管でのガス供給量を検出し、ガス供給量が設定値以上であれば小循環配管に設けた開閉弁を開き、設定値に満たない場合は小循環配管に設けた開閉弁を閉じる循環路切替手段を設けた構成としてもよい。
本発明によれば、脱硫装置の出口側から入口を結ぶ循環配管を敷設して脱硫塔内のガス流を常時維持することで、充填層に坦持された微生物を常に活発な状態に維持しておくので、断続的な運用にも対応可能で、出口への硫黄化合物の排出を防止することができる。
以下、本発明によるバイオガス精製システムの一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1において、11は生物脱硫装置で、脱硫塔11a内の高さ方向中間部に硫黄酸化細菌群を坦持する充填層11bを設けており、脱硫塔11aの下部に連結された配管12により、前段に設けられた図示しないメタン発酵槽で発生したバイオガスを、脱硫塔11a内の下部に導入する。導入されたバイオガスは、充填槽11bに上向きに流れ、充填層11bに坦持された硫黄酸化細菌群により脱硫されて上部に連結された吐出管路13に吐出される。
また、脱硫塔11a内の上部には散布器11cが設けられ、循環ポンプ15を有する配管16により脱硫塔11a内下部から供給される循環液を、充填層11bに散布する。充填層11bには、バイオガスとの接触により硫黄系化合物が酸化することで硫酸が生じているが、散布された循環液により、硫黄酸化細菌群によって生成された硫酸は循環液中に捕捉され、除去される。なお、循環液は硫酸を捕捉することから、アルカリ性の液を用いるとよい。また、長期間使用するとpHが低下するため、ある程度使用したなら、新たな液を補充するとよい。
また、充填層11bに坦持された硫黄酸化細菌群は好気性細菌であるため、前記配管12により脱硫塔11aへ流入する被処理ガスには、エアポンプ17から、電磁弁18を有する空気管19を介して予め空気を注入して、細菌が必要とする酸素を供給する。この空気の注入量は、脱硫塔11aから吐出されるガス流量に合わせて調整するが、ガス中酸素濃度が設定値以上になると空気の注入は休止する。
すなわち、脱硫装置11により脱硫されたガスをガス利用設備に供給する吐出管路13に酸素濃度計21及びガス流量計22を設け、それらの測定値を、前記電磁弁18の制御装置23に入力することにより電磁弁18を開閉制御し、前述のように空気の注入制御を行なう。
また、脱硫装置11により脱硫されたガスをガス利用設備に供給する吐出管路13を、前記酸素濃度計21及びガス流量計22を経た位置で分岐し、脱硫装置11へのバイオガス導入用の配管12に連結して、循環配管25を形成する。この循環配管25の中間部には循環ブロワ26を設ける。
上記構成において、ブロワ26を有する循環配管25により、脱硫塔11a内には、後段のガス利用設備におけるガスの消費の有無に係わらず常にガスが循環している。後段のガス利用設備でガスが消費されると循環系の圧力が低下し、前段のメタン発酵槽から未処理のバイオガスが流入する。
ここで、従来は後段のガス利用設備でガスが消費されないと脱硫塔11aにはバイオガスが流れないため、脱硫塔11a内が嫌気(酸素欠乏状態)になって硫黄酸化細菌群の活性が低下してしまい、その後、後段のガス利用設備でのガス消費が生じ、前段のメタン発酵槽から未処理のバイオガスが流入しても瞬時に脱硫作用を生じるまで立ち上がることができなかった。
これに対し、図1のシステムでは、後段のガス利用設備でガス消費がなくとも、ブロワ26を有する循環配管25により、脱硫塔11a内には、空気量が一定に管理されたバイオガスが常に流れている。すなわち、必要な酸素を含んだバイオガスが、脱硫塔11aの充填層11bを通っているので、脱硫塔11a内が嫌気(酸素欠乏状態)になって硫黄酸化細菌群の活性が低下することはなく、後段のガス利用設備でのガス消費が生じて、前段のメタン発酵槽から未処理のバイオガスが流入すると瞬時に脱硫作用を生じる。したがって、バイオガスの消費が断続的に生じる施設に対しても、なんら問題なく適用することができる。
次に、図2で示す実施の形態を説明する。なお、図1と対応する部分には同一符号を付している。
この実施の形態では、脱硫装置11により脱硫されたガスの吐出管路13に、酸素濃度計21と直列にブロワ28を設け、このブロワ28の吐出側に圧力調整タンク29を連結している。この圧力調整タンク29に対しては、リリーフ弁30の一次側(入側)を連結し、その二次側(出側)は、前記脱硫装置11へのバイオガス導入管12に連結して循環配管31を形成している。リリーフ弁30は、周知のように一次側の圧力を所定値に保つ機能を有する。また、圧力調整タンク29には、減圧弁32を有する、ガス利用設備へのガス供給配管33が連結している。減圧弁32は、周知のように二次側の圧力を所定値に保つ機能を有する。
その他の構成は、図1と同じであり、説明は省略する。
上記構成において、有機性廃棄物のメタン発酵によって生成されたバイオガスは、所定量の空気と共にブロワ28により吸引されて脱硫装置11に導入される。そして、脱硫塔11a内の充填層11bに坦持された硫黄酸化細菌群により脱硫されて吐出管路13に吐出され、ブロワ28を経て圧力調整タンク29内に流入する。
このとき、後段のガス利用設備でのガス消費が無いと、流入したバイオガスは圧力調整タンク29内に貯留される。そして、圧力調整タンク29内の圧力が所定値を越えると、リリーフ弁30が作動し、一部のバイオガスを循環配管31に流し、圧力調整タンク29内の圧力を所定値に維持する。このため、脱硫塔11aには、後段のガス利用設備でのガス消費が無くても、循環配管31を通して常に一定流量のバイオガスが流れ、充填層11bに坦持された硫黄酸化細菌群を活性に保つ。
一方、後段のガス利用設備でガス消費が生じると、減圧弁32の二次側圧力が低下するため、圧力調整タンク29内に貯留されたバイオガスが配管33によりガス利用設備に供給される。このガス供給により、圧力調整タンク29内の圧力が低下するためリリーフ弁30の働きにより循環配管31への循環量を低下させる。このとき、脱硫塔11aには、後段のガス利用設備でガス消費に対応したガス量と循環ガス量とが流れる。
ここで、後段のガス利用設備でガス消費が大きければ、圧力調整タンク29内の圧力低下も大きいため圧力調整タンク29に流入するガス量も多くなるが、リリーフ弁30により循環配管31への循環量は大幅に低下する。したがって、後段のガス利用設備でのガス消費の大きさにかかわらず、脱硫塔11aには常にほぼ一定量のガスが流れることになる。
すなわち、図1のシステムでは、後段のガス利用設備でガス消費がある場合、脱硫塔11aには循環ガス量に加えてガス消費量に相当するガス量が流れるので、後段のガス利用設備でガス消費の有無により、脱硫塔11aに流れるガス量が大きく変動したが、図2のシステムではそのようなことは無く、脱硫塔11aには常にほぼ一定量のガスが流れる。このため、制御装置23による空気注入量の調整は、酸素濃度計21による測定値のみで行なえ、図1で示したガス流量計22は不要となる。
また、生成されたバイオガスは、脱硫装置11の吐出管路13に設けたブロワ28により吸引されて脱硫装置11に導入しているので、バイオガス精製システムにおける圧力損失以上のガス圧(約150mmAq)が得られないメタン発酵槽やバイオガスホルダからのバイオガスにも適用が可能となる。
次に、図3で示す実施の形態を説明する。なお、図2と対応する部分には同一符号を付している。
この実施の形態も、図2の実施の形態と同様に、脱硫装置11により脱硫されたガスの吐出管路13に、ブロワ18、圧力調整タンク29、リリーフ弁30を設けている。ただし、このリリーフ弁30の二次側に、大循環配管35と小循環配管36との2つの循環配管を設ける点で異なる。大循環配管35は、一端がリリーフ弁30の二次側に他端は開閉弁37を介して前記脱硫装置11へのバイオガス導入管12に連通している。一方、小循環配管36は、大循環配管35の途中、すなわち、前記開閉弁37の入口の手前の部分から分岐され、開閉弁38を介して前記ブロワ28の入側管路に連通している。
なお、後段のガス利用設備へは、圧力調整タンク29から、減圧弁32を有するガス供給配管39によりによりバイオガスが供給される。また、このガス供給配管39にはガス流量計22を設け、その測定値を制御装置33に与え、空気供給用電磁弁18の開閉制御に用いている。
ここで、前記図1及び図2で示した実施の形態では、後段のガス利用設備でガス消費がある場合、脱硫塔11aを通過するガス量は、循環配管25または31による循環分だけガス量が増えることになる。図2の実施の形態では、前述のように圧力調整タンク29とリリーフ弁30の作用により、図1の場合のように大きく変動することは無いが、循環分だけ増えることには変わりない。
このように、後段のガス利用設備でガス消費がある場合、循環分だけ脱硫塔11aを通過するガス量が増えることから、充填層11bでのガスと硫黄酸化細菌群の接触時間を一定以上に保つためには、脱硫塔11aを大きくせざるをえない。
そこで、この実施の形態では、大循環配管35と小循環配管36との2つの循環配管を設け、開閉弁37,38により、後段でのガス使用の有無に応じて大循環配管35,小循環配管36の切り替えを行って、ガス使用時の通過ガス量を管理できるようにしている。
すなわち、後段のガス利用設備でガスを使用(消費)しているときは、大循環配管35の開閉弁37を閉じ、小循環配管36の開閉弁38を開いて循環路を小循環側に切替える。この操作により、大循環配管35からの循環分が加わらなくなるため、脱硫塔11aを通過するガス量を抑えることが可能となり、脱硫塔11aを必要以上に大きくする必要が無くなり、省スペースとなる。
また、後段のガス利用設備でのガス消費が無く、ガス流が無い場合は、循環路を大循環側に切替える。この操作により、脱硫塔11aへは大循環配管35からの循環分だけが流れ、充填層11bに坦持された硫黄酸化細菌群の活性状態を維持する。なお、大循環運転中も、一部を小循環に流すことにより、脱硫塔11aの通ガス量を調整することができる。
次に、図4で示す実施の形態を説明する。なお、図3と対応する部分には同一符号を付している。
この実施の形態の基本構成は、図3と同じであるが、大・小循環の切替用開閉弁47,48に電動の自動弁を用い、圧力調整タンク29からガス利用設備へのガス供給配管33に設けたガス流量計22によりガス供給量を検出し、ガス供給量が設定値以上であれば小循環配管36に設けた自動弁を48を開いて循環路を小循環側に切り替え、反対に設定値に満たない場合は小循環配管36に設けた自動弁48を閉じ、循環路を大循環配管35側に切り替えている。したがって、これらガス流量計22、自動弁47,48は循環路切替手段として機能する。
上記構成により、図4の実施の形態では、後段のガス使用設備でのガス消費量に応じてガスの循環路を大循環配管35又は小循環配管36のいずれかに自動的に切り替えることができ、システムの無人化・省力化が可能となる。
このように、上記いずれの実施形態においても、硫黄化合物の酸化に関与する硫黄酸化細菌に常に適正な酸素が供給されるため、菌の活性が維持され、脱硫装置11の後段にあるガス利用設備のガス消費量が断続的になっても、従来のように脱硫装置出口に硫黄化合物が漏出するようなことは無い。また、ガス利用設備の段続使用が可能となる。
本発明によるバイオガス精製システムの一実施の形態を示すシステム構成図である。 本発明の他の実施の形態を示すシステム構成図である。 本発明のさらに他の実施の形態を示すシステム構成図である。 本発明のさらにまた他の実施の形態を示すシステム構成図である。
符号の説明
11 脱硫装置
12 バイオガス導入配管
13 脱硫装置からの吐出管路
25,31 循環配管
35 大循環配管
36 小循環配管
37,38 開閉弁
22,47,48 循環路切替手段を構成する要素

Claims (4)

  1. メタン発酵槽から発生したバイオガスを導入し硫黄酸化細菌群により脱硫する生物脱硫装置と、
    この脱硫装置により脱硫されたガスをガス利用設備に供給する吐出管路から分岐され、前記脱硫装置へのバイオガス導入管に連結し、中間部に循環ブロワを設けた循環配管と
    を備えたことを特徴とするバイオガス精製システム。
  2. メタン発酵槽から発生したバイオガスを導入し硫黄酸化細菌群により脱硫する生物脱硫装置と、
    この脱硫装置により脱硫されたガスの吐出管路に設けられたブロワ、このブロワの吐出側に連結した圧力調整タンク、この圧力調整タンクに一次側が連通し二次側が前記脱硫装置へのバイオガス導入管に連通し、前記一次側の圧力を所定値に保つリリーフ弁を有する循環配管と、
    前記圧力調整タンクからガス利用設備へのガス供給配管と
    を備えたことを特徴とするバイオガス精製システム。
  3. メタン発酵槽から発生したバイオガスを導入し硫黄酸化細菌群により脱硫する生物脱硫装置と、
    この脱硫装置により脱硫されたガスの吐出管路に設けられたブロワ、このブロワの吐出側に連結した圧力調整タンク、この圧力調整タンクに一次側が連通し二次側が前記脱硫装置へのバイオガス導入管に連通し、前記一次側の圧力を所定値に保つリリーフ弁を有する大循環配管と、
    この大循環配管の途中から分岐され、開閉弁を介して前記ブロワの入側管路に連通する小循環配管と、
    前記圧力調整タンクからガス利用設備へのガス供給配管と
    を備えたことを特徴とするバイオガス精製システム。
  4. 圧力調整タンクからガス利用設備へのガス供給配管でのガス供給量を検出し、ガス供給量が設定値以上であれば小循環配管に設けた開閉弁を開き、設定値に満たない場合は小循環配管に設けた開閉弁を閉じる循環路切替手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載のバイオガス精製システム。
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