JP7030582B2 - 脱硫設備及びバイオガスの脱硫方法 - Google Patents
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Description
なお、上記特許文献1にあっては、充填材自体に硫黄酸化細菌等の微生物を担持させ、さらに脱硫性能を向上させることも検討されている。
バイオガス供給部から供給されるバイオガスを脱硫する脱硫設備であって、
バイオガスを貯留するガスホルダと、バイオガスを受け入れて、気液接触によりバイオガス中の可溶性硫黄成分を溶解して脱硫する気液接触塔とを設け、
前記気液接触塔は、前記バイオガス供給部からのバイオガスを受け入れるバイオガス受入部と、硫黄吸収液との気液接触により脱硫されたバイオガスを前記ガスホルダに流通するバイオガス流通部と、気液接触により可溶性硫黄成分を吸収した硫黄吸収排水を処理する水処理槽に硫黄吸収排水を供給する硫黄吸収排水排出部と、前記水処理槽で硫黄吸収排水から硫黄成分の処理された処理済み排水を硫黄吸収液として受け入れる硫黄吸収液受入部と、を備え、
前記ガスホルダは、前記気液接触塔からの脱硫されたバイオガスを受け入れるバイオガス主受入部と、前記バイオガス供給部からのバイオガスを直接受け入れるバイパス受入部と、貯留したバイオガスを外部に排出するバイオガス排出部とを備える点にある。
なお設定流量としては、気液接触塔の構成や、バイオガスの組成、用いられる液体の循環量等に基づき算定される圧損等を考慮して、気液接触塔に安定してバイオガスを流通させられる流量に設定することができる。
また、このような脱硫処理を行うと、ガスホルダ内に貯留される未脱硫のバイオガスを気液接触塔で脱硫処理することができる。すると、バイオガスの発生量の少ない期間に、ガスホルダ内の未脱硫のバイオガスを脱硫処理することができる。ガスホルダ内の硫黄成分濃度を、より低減して、より一層ガス利用設備側で問題の起きない範囲での濃度管理を容易に行える。
ここで、ガスホルダ内に貯留されるバイオガスは、原則気液接触塔を経たものであるから、脱硫部における負荷は極端に高くなることがなく、乾式脱硫であっても、ランニングコストやメンテナンスの煩わしさを気にすることなく、利用することができ、精度の高い脱硫操作が継続的に行えるようになる。
なお、硫黄吸収液がバイオガス中の可溶性硫黄成分を溶解した硫黄吸収排水は、水処理槽でさらに上述の好気処理により硫黄粒子を生成され、沈殿分離により硫黄粒子を分離することにより脱硫されるので、水処理槽における処理済み排水を硫黄吸収液として用いたとしても、充填材が閉塞するような不都合が生じにくい。
バイオガス供給部からのバイオガス供給量が、設定流量以上のとき、前記バイオガス供給部から供給されるバイオガスを気液接触塔において硫黄吸収液との気液接触によりバイオガス中の可溶性硫黄成分を溶解して脱硫し、脱硫されたバイオガスをガスホルダに流通するとともに、
前記バイオガス供給部からのバイオガス供給量が、前記設定流量未満のとき、供給されるバイオガスを、気液接触塔を経ずに直接ガスホルダに流通させる点にある。
バイオガス供給部からのバイオガス供給量が、設定流量以上のとき、前記バイオガス供給部から供給されるバイオガスを気液接触塔において硫黄吸収液との気液接触によりバイオガス中の可溶性硫黄成分を溶解して脱硫し、脱硫されたバイオガスをガスホルダに流通し、
前記バイオガス供給部からのバイオガス供給量が、前記設定流量未満で、かつ、前記ガスホルダのバイオガス貯留量が設定容量未満のとき、前記バイオガス供給部から供給されるバイオガスを、前記気液接触塔を経ずに直接ガスホルダに流通させるとともに、
前記バイオガス供給部からのバイオガス供給量が、前記設定流量未満で、かつ、前記ガスホルダのバイオガス貯留量が設定容量以上のとき、前記バイオガス供給部から供給されるバイオガスを前記気液接触塔に供給しつつ、前記ガスホルダからもバイオガスを前記気液接触塔に返送供給し、前記バイオガス供給部から供給されるバイオガス流量と、前記ガスホルダから返送供給されるバイオガス流量との和を、前記設定流量以上になるように維持し、前記気液接触塔において硫黄吸収液との気液接触により脱硫されたバイオガスを前記ガスホルダに流通させてもよい。
このようにすると、上述のバイオガスの脱硫方法において、ガスホルダに混入する可溶性硫黄成分をより高度に除去したバイオガスを排出し、ガス利用設備等でより安定な利用が可能となる。
バイオガス供給部5としては、例えばUASB装置を備えた嫌気処理設備が用いられる。UASB装置は、下部に嫌気性菌(メタン生成菌)を主体とする汚泥のグラニュール52を充填され、有機排水(硫黄含有排水)を受け入れる反応容器50を備える。これにより、導入される有機排水の上向流が形成されるとともに、内部の有機排水の循環を促し、流動するグラニュール52により有機物をメタン発酵する。充填されるグラニュール52の上下部には、グラニュール52の分離板51を設けてある。上側の分離板51の上方に移流した処理済みの処理水は、オーバーフローにより反応容器50外へ取出されるとともに、生成したメタンガスを含むバイオガスが、脱硫設備に供給される構成となっている。また、脱硫設備には、バイオガス供給部5から供給されるバイオガス流量を測定する流量センサ53が設けられ、流量センサ53の出力に基づいて、気液接触塔2やガスホルダ1に供給されるバイオガス流量を制御する制御部6が備えられている。このようなバイオガス供給部5から供給されるバイオガスは、流量が0~100m3/hと変動するが、硫化水素濃度5000ppm程度、メタン含有量70%程度のバイオガスとして供給することができる。
気液接触塔2は、充填材21を内挿するとともに、充填材21に対して上方からSS濃度が2~20g/Lである弱アルカリ性(pHが7.5~9.3)の硫黄吸収液を散布供給可能な硫黄吸収液受入部22を有し、充填材21の下方から上方に向かってバイオガスを流通可能なバイオガス受入部23を有する、硫化水素(H2S)をHS-として溶解することを主とするスクラバ式のガス吸収塔20として構成してある。また、ガス吸収塔20には、バイオガス供給部5からのバイオガスを受け入れるバイオガス受入部23と、硫黄吸収液との気液接触により脱硫されたバイオガスをガスホルダ1に流通するバイオガス流通部24と、気液接触により可溶性硫黄成分を吸収した硫黄吸収排水を処理する水処理槽3に硫黄吸収排水を供給する硫黄吸収排水排出部25と、水処理槽3で硫黄吸収排水から硫黄成分の処理された処理済み排水を硫黄吸収液として受け入れる硫黄吸収液受入部22と、を備える。
なお表1においてガスホルダ1の圧力が2kPa設定時の各バイオガス供給量に対する通気抵抗(気液接触塔前後の差圧)を示す。気液接触塔内で硫黄粒子の閉塞を防止するためには通気抵抗を0.2kPa以下にする必要があることを確認しているため、20m3/hr以上では安定した処理が可能である。
水処理槽3は、硫黄吸収排水を好気処理する好気性微生物を収容してなる生物処理槽で構成してある。このような水処理槽3は、硫黄吸収排水を受け入れて貯留する貯留部30から構成される。
ここでは、その好気性微生物に硫黄吸収排水を供給して、溶解されている硫黄成分を酸化して0価の硫黄として析出除去する。そして、硫黄成分の除去された処理済み排水は、返送ポンプ32により硫黄吸収液として気液接触塔2に返送される。
このような場合、可溶性硫黄成分としての硫化物イオン(S2-)を硫酸イオンSO4 2-にまで酸化するのではなく、0価の硫黄(S)にまで酸化して硫黄吸収排水から除去するような脱硫反応を優先的に行えるので、酸性度の高い硫黄酸化物にまで酸化させる脱硫反応を行うのに比べて、pH調整剤を削減することができる。
また、余剰の処理済み排水は放流水として外部に放流するとともに、硫黄吸収液の供給に不足する水を補給水として補充可能に構成してある。
ガスホルダ1は、気液接触塔2からの脱硫されたバイオガスを受け入れるバイオガス主受入部11を備えるとともに、バイオガス供給部5からのバイオガスを直接受け入れるバイパス受入部12と、貯留したバイオガスを、ブロワ17を介して外部に排出するバイオガス排出部13とを備え、さらに、ガスホルダ1が貯留したバイオガスを、ブロワ14によりバイオガス供給部5とバイオガス受入部23との間の配管における流量センサ53よりも下流側に返送供給するバイオガス返送部15を備える。
また、ガスホルダ1には、ガスホルダ1内に貯留されているバイオガス貯留量を測定する容量センサ16が設けられ、制御部6は、流量センサ53によるバイオガス供給量と、容量センサ16によるガスホルダ1内のバイオガス貯留量とに基づいて、ブロワ14によるバイオガス返送量を制御する構成としてある。
脱硫部4は、バイオガス排出部13から排出されるバイオガスを乾式脱硫する脱硫触媒41を充填してなる。この脱硫触媒41によってバイオガスに含まれる硫化水素等の硫黄成分が吸着除去される。脱硫触媒41としては、鉄、銅、亜鉛、マンガン等の脱硫触媒成分を、混合成形してなるもの、あるいは、無機酸化物担体に担持させてなるもの等が用いられ、脱硫部4に流入するバイオガス中に含まれる硫黄成分を吸着され、酸化分解により除去される構成となる。
上述の脱硫設備を用いて、バイオガスの脱硫を行う場合、バイオガス供給部5からのバイオガス供給量と、ガスホルダ1のバイオガス貯留量とに基づいて、バイオガスを流通制御して脱硫工程の切り替えを行う。
上記実施形態における充填材21は、硫黄酸化細菌等の微生物を担持したものであってもよい。このような場合、充填材21は脱硫触媒による脱硫に加えて、微生物による脱硫も同時に進行させられる。このような場合であっても気液接触塔2は十分量のバイオガスの流通する状態でのみ脱硫工程を行えるから、安定した運転状況を維持できる。
気液接触塔2内の閉塞状態を測定可能な閉塞値測定部(図示せず)が設けられている。本実施形態においては、閉塞値測定部は、気液接触塔2のバイオガス受入部23におけるバイオガスの圧力値を測定する圧力計(図示せず)と、バイオガス流通部24におけるバイオガスの圧力値を測定する圧力計(図示せず)とから構成されている。したがって、閉塞値とは、気液接触塔2の圧力損失値であり、設計閉塞値とは、予め定められた圧力損失値の閾値をいう。なお、設計閉塞値は、単一の値であってもよいし、チャタリングを防止すべく上限値及び下限値を有してもよい。また、閉塞値の測定にあたっては、気液接触塔2へのバイオガスの通流が行われる。その際、バイオガス供給部5からバイオガスを供給してもよいが、脱硫部4において乾式脱硫されたバイオガスの少なくとも一部を、後述する脱硫バイオガス返送部18を介して気液接触塔2に返送供給することが好ましい。
〔水処理槽〕
水処理槽3は、該水処理槽3内の負荷値を測定可能な負荷値測定部31が備えられている。本実施形態においては、負荷値測定部31は、水処理槽3の酸化還元電位を測定する酸化還元電位計から構成されている。したがって、負荷値とは酸化還元電位の測定値であり、設計負荷値とは、予め定められた、酸化還元電位の測定値の閾値をいう。なお、設計負荷値は、単一の値であってもよいし、チャタリングを防止すべく上限値及び下限値を有してもよい。
〔脱硫部〕
図5及び6に示すように、脱硫部4は、脱硫部4において乾式脱硫されたバイオガスの少なくとも一部を、気液接触塔2に返送供給可能な脱硫バイオガス返送部18が備えられている。本実施形態においては、脱硫バイオガス返送部18は、脱硫部4において乾式脱硫されたバイオガスの少なくとも一部を、バイオガス供給部5と気液接触塔2のバイオガス受入部23との間に直接的に返送供給可能に構成されている。
図2に示すように、バイオガス供給部5から供給されるバイオガスに含まれる可溶性硫黄成分は、気液接触塔2において、硫黄吸収液との気液接触により脱硫される。脱硫されたバイオガスは、ガスホルダ1に供給され、バイオガス排出部13から外部のガス利用設備等に対して排出される。気液接触塔2において、気液接触により可溶性硫黄成分を吸収した硫黄吸収排水は、水処理槽3において処理され、処理済み排水が硫黄吸収液として気液接触塔2に循環供給される。
11 :バイオガス主受入部
12 :バイパス受入部
13 :バイオガス排出部
15 :バイオガス返送部
18 :脱硫バイオガス返送部
2 :気液接触塔
20 :ガス吸収塔
21 :充填材
22 :硫黄吸収液受入部
23 :バイオガス受入部
24 :バイオガス流通部
25 :硫黄吸収排水排出部
3 :水処理槽
31 :負荷値測定部
4 :脱硫部
5 :バイオガス供給部
6 :制御部
Claims (20)
- バイオガス供給部から供給されるバイオガスを脱硫する脱硫設備であって、
バイオガスを貯留するガスホルダと、バイオガスを受け入れて、気液接触によりバイオガス中の可溶性硫黄成分を溶解して脱硫する気液接触塔とを設け、
前記気液接触塔は、前記バイオガス供給部からのバイオガスを受け入れるバイオガス受入部と、硫黄吸収液との気液接触により脱硫されたバイオガスを前記ガスホルダに流通するバイオガス流通部と、気液接触により可溶性硫黄成分を吸収した硫黄吸収排水を処理する水処理槽に硫黄吸収排水を供給する硫黄吸収排水排出部と、前記水処理槽で硫黄吸収排水から硫黄成分の処理された処理済み排水を硫黄吸収液として受け入れる硫黄吸収液受入部と、を備え、
前記ガスホルダは、前記気液接触塔からの脱硫されたバイオガスを受け入れるバイオガス主受入部と、前記バイオガス供給部からのバイオガスを直接受け入れるバイパス受入部と、貯留したバイオガスを外部に排出するバイオガス排出部とを備える脱硫設備。 - 前記ガスホルダが、貯留したバイオガスを前記バイオガス供給部と前記気液接触塔の前記バイオガス受入部との間に返送供給するバイオガス返送部を備える請求項1に記載の脱硫設備。
- 前記バイオガス排出部から排出されるバイオガスを乾式脱硫する脱硫部を設けた請求項1又は2に記載の脱硫設備。
- 前記バイオガス供給部がUASB装置を備えた嫌気処理設備である請求項1から3のいずれか一項に記載の脱硫設備。
- 前記水処理槽が硫黄吸収排水を好気処理する生物処理槽である請求項1から4のいずれか一項に記載の脱硫設備。
- 前記気液接触塔が、充填材を内挿してあるとともに、前記硫黄吸収液受入部が、充填材に対して上方から硫黄吸収液を散布供給可能に構成され、前記バイオガス受入部が、充填材の下方から上方に向かってバイオガスを流通可能に構成されているスクラバ式のガス吸収塔である請求項1から5のいずれか一項に記載の脱硫設備。
- 前記バイオガス排出部から排出されるバイオガスを乾式脱硫する脱硫部が設けられ、
前記脱硫部において乾式脱硫されたバイオガスの少なくとも一部を、前記気液接触塔に返送供給可能な脱硫バイオガス返送部が備えられている請求項1から6のいずれか一項に記載の脱硫設備。 - 前記脱硫バイオガス返送部は、前記脱硫部において乾式脱硫されたバイオガスの少なくとも一部を、前記バイオガス供給部と前記気液接触塔の前記バイオガス受入部との間に直接的に返送供給するように構成されている請求項7に記載の脱硫設備。
- 前記ガスホルダは、貯留したバイオガスを前記バイオガス供給部と前記気液接触塔の前記バイオガス受入部との間に返送供給するバイオガス返送部を備えるとともに、前記脱硫部において乾式脱硫されたバイオガスを受け入れ可能に構成され、
前記脱硫バイオガス返送部は、前記脱硫部において乾式脱硫されたバイオガスの少なくとも一部を、前記ガスホルダに直接的に返送供給するように構成されている請求項7又は8に記載の脱硫設備。 - 前記水処理槽の負荷値を測定可能な負荷値測定部が備えられ、
前記負荷値測定部によって測定された前記負荷値が設計負荷値未満であるとき、前記気液接触塔が前記バイオガス供給部からのバイオガスを受け入れて脱硫し、かつ、脱硫されたバイオガスを前記ガスホルダに供給するように構成され、
前記負荷値が前記設計負荷値以上のとき、前記ガスホルダが前記バイパス受入部を介して前記バイオガス供給部からのバイオガスを直接的に受け入れるように構成されている請求項1から9のいずれか一項に記載の脱硫設備。 - 前記負荷値が前記設計負荷値以上となったあと、前記設計負荷値未満となると、前記気液接触塔は処理すべきバイオガスを設計流量となるまで経時的に増やしながら受け入れ可能に構成されている請求項10に記載の脱硫設備。
- 前記バイオガス排出部から排出されるバイオガスを乾式脱硫する脱硫部が設けられ、
前記脱硫部において乾式脱硫されたバイオガスの少なくとも一部を、前記気液接触塔に返送供給可能な脱硫バイオガス返送部が備えられ、
前記気液接触塔内の閉塞値を測定可能な閉塞値測定部が設けられ、
前記負荷値が前記設計負荷値以上のときであっても、前記閉塞値測定部によって測定された前記閉塞値が設計閉塞値以上のとき、前記脱硫部において乾式脱硫されたバイオガスの少なくとも一部を、前記脱硫バイオガス返送部を介して前記気液接触塔に返送供給可能に構成されている請求項10又は11に記載の脱硫設備。 - 前記閉塞値が前記設計閉塞値以上となったあと、前記設計閉塞値未満となると、前記脱硫バイオガス返送部を介したバイオガスの返送供給を停止可能に構成されている請求項12に記載の脱硫設備。
- 前記バイオガス排出部から排出されるバイオガスを乾式脱硫する脱硫部が設けられ、
前記脱硫部において乾式脱硫されたバイオガスの少なくとも一部を、前記気液接触塔に返送供給可能な脱硫バイオガス返送部が備えられ、
前記ガスホルダに、該ガスホルダ内に貯留されているバイオガス貯留量を測定する容量センサが設けられ、
前記負荷値が前記設計負荷値以上のときであって、前記容量センサによって測定された前記バイオガス貯留量が設計容量値以上のときは、前記脱硫部を介して外部へ排出されるバイオガスの流量を増加可能に構成されている請求項10又は11に記載の脱硫設備。 - 前記バイオガス貯留量が前記設計容量値以上となったあと、前記設計容量値未満となると、前記脱硫部を介して外部へ排出されるバイオガスの流量を減少可能に構成されている請求項14に記載の脱硫設備。
- バイオガス供給部からのバイオガス供給量が、設定流量以上のとき、前記バイオガス供給部から供給されるバイオガスを気液接触塔において硫黄吸収液との気液接触によりバイオガス中の可溶性硫黄成分を溶解して脱硫し、脱硫されたバイオガスをガスホルダに流通するとともに、
前記バイオガス供給部からのバイオガス供給量が、前記設定流量未満のとき、供給されるバイオガスを、気液接触塔を経ずに直接ガスホルダに流通させるバイオガスの脱硫方法。 - バイオガス供給部からのバイオガス供給量が、設定流量以上のとき、前記バイオガス供給部から供給されるバイオガスを気液接触塔において硫黄吸収液との気液接触によりバイオガス中の可溶性硫黄成分を溶解して脱硫し、脱硫されたバイオガスをガスホルダに流通し、
前記バイオガス供給部からのバイオガス供給量が、前記設定流量未満で、かつ、前記ガスホルダのバイオガス貯留量が設定容量未満のとき、前記バイオガス供給部から供給されるバイオガスを、前記気液接触塔を経ずに直接ガスホルダに流通させるとともに、
前記バイオガス供給部からのバイオガス供給量が、前記設定流量未満で、かつ、前記ガスホルダのバイオガス貯留量が設定容量以上のとき、前記バイオガス供給部から供給されるバイオガスを前記気液接触塔に供給しつつ、前記ガスホルダからもバイオガスを前記気液接触塔に返送供給し、前記バイオガス供給部から供給されるバイオガス流量と、前記ガスホルダから返送供給されるバイオガス流量との和を、前記設定流量以上になるように維持し、前記気液接触塔において硫黄吸収液との気液接触により脱硫されたバイオガスを前記ガスホルダに流通させるバイオガスの脱硫方法。 - 前記ガスホルダから排出されるバイオガスをさらに乾式脱硫する請求項16又は17に記載のバイオガスの脱硫方法。
- 気液接触により可溶性硫黄成分を吸収した硫黄吸収排水を処理する水処理槽の負荷値が、設計負荷値未満のとき、バイオガス供給部から供給されるバイオガスを気液接触塔において硫黄吸収液との気液接触によりバイオガス中の可溶性硫黄成分を溶解して脱硫し、脱硫されたバイオガスをガスホルダに流通するとともに、
前記負荷値が前記設計負荷値以上のとき、バイオガス供給部から供給されるバイオガスを、前記気液接触塔を経ずに直接的にガスホルダに流通させるバイオガスの脱硫方法。 - 前記負荷値が前記設計負荷値以上のときであっても、前記気液接触塔の閉塞値が設計閉塞値以上であるときは、
前記ガスホルダから排出されるバイオガスを乾式脱硫し、該乾式脱硫されたバイオガスを、前記気液接触塔に直接的に、又は前記ガスホルダを介して間接的に返送供給する請求項19に記載のバイオガスの脱硫方法。
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