JPS6135103B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はシート材の折畳み装置に関し、詳しく
は上下方向中央部に左右方向の２本の折り目を有
し該両折り目の間に左右方向の折返し線を有する
シート材を、その両折り目にてシート材の上下面
部を折曲げるとともに折返し線にて上下面部の中
間部を折返してＷ字状に折畳むようにしたものに
関する。

（従来技術） 従来、このようなシート材の折畳み装置とし
て、例えばシート材を箱形に成形加工する製造ラ
インの途中において、前方に回行するベルトコン
ベアを上下に対向して配設し、該ベルトコンベア
の対向するベルト間に、後方から搬送されたシー
ト材をその側端部を前方にした状態で下面部を挟
持して前方に搬送し、この間にベルトコンベアの
側方に設けた第１折曲げガイド片によりシート材
の中間部を上方に案内して下面部と中間部との間
の折り目にてＬ字状に折曲げたのち、上記第１折
曲げガイド片の前方に設けた中間支持片で中間部
を支持しながら第２折曲げガイド片によりシート
材の上面部を該上面部が下面部に対向するように
内方に案内して中間部と上面部との間の折り目に
てＬ字状に折曲げ、次いで上記中間支持片の前方
に設けた上面支持片で上面部を支持しながら折返
しガイド片によりシート材の中間部の折返し線を
内方に押圧して該中間部を折返し線にて内方に突
出させて山形に折返し、このことによりシート材
をＷ字状に折畳み成形加工し、前方に搬送するよ
うにしたものは知られている。

しかるに、上記従来のものでは、シート材の上
下面部の折曲げおよび中間部の折返しを順次複数
工程を経て行う必要があり、しかもこれらの成形
加工を確実に行うために各ガイド片および支持片
を所定の長さに亘つて設けなければならないの
で、シート材の折畳み装置が長いものになり製造
ラインの設置スペースが大きくなるという問題が
あつた。

（発明の目的） 本発明の目的は、シート材を成形加工する製造
ラインの設置スペースの狭少化を図るべく、上記
のようなシート材を、その折り目および折返し線
を同時に押圧してＷ字状に折畳むことにより、コ
ンパクトでかつＷ字状の折畳み成形加工を確実に
行うことができるシート材の折畳み装置を提供す
ることにある。

（発明の構成） 上記目的を達成するため、本発明の解決手段
は、上下方向中央部に左右方向の２本の折り目を
有し該両折り目の間に左右方向の折返し線を有す
るシート材を、上記両折り目にて折曲げるととも
に折返し線にて折返してＷ字状に折畳むシート材
の折畳み装置であつて、シート材を垂直状態に保
持する保持部材と、該保持部材の後方に配設さ
れ、前方移動により保持部材に垂直支持されたシ
ート材の２本の折り目を前方に押圧して折曲げる
前後方向に移動自在な上下２枚の折曲げ板と、該
折曲げ板を前後方向に往復移動させる第１駆動装
置と、上記保持部材の前方に配設され、後方回動
によりシート材の折返し線を後方に押圧して折曲
げる前後方向に揺動自在な折返し板と、該折返し
板を、上記折曲げ板の前方移動による折り目折曲
げ開始時に後方に回動した折返し成形位置に位置
付ける一方、折曲げ板がさらに前方移動したとき
には前方に回動した退避位置に位置付けるように
前後方向に揺動させる第２駆動装置と、折返し成
形位置にある折返し板の上下に配設され前方移動
するシート材の上面部および下面部の前方移動を
規制ガイドするガイド部材とを備え、シート材の
上下面部の折曲げおよび該両面部間の中間部の折
返しを同時に行い下面部上に上面部を折り畳んだ
状態でシート材を中間部を前方にして突出するよ
うにしたものである。

このことにより、保持部材に垂直状態に保持さ
れたシート材を、その両折り目を前方移動する両
折曲げ板で押圧して折曲げるとともに、折返し線
を折返し成形位置にある折返し板で押圧して折返
し、かつガイド部材により上面部および下面部を
折曲げ方向に案内してシート材をＷ字状に折畳
み、さらに前方移動する折曲げ板により、折畳ま
れたシート材を前方へ送り出すようにしたもので
ある。

（発明の効果） したがつて、本発明によれば、後方から搬送さ
れたシート材を保持部材に垂直状態に保持してお
き、該シート材の２本の折り目を上下２枚の折曲
げ板で前方に押圧して折曲げると同時に、折返し
線を折返し板で後方に押圧して折返し、かつシー
ト材の上下面部をガイド部材により折曲げ方向に
案内して一挙にＷ字状に折畳み成形加工して前方
に送り出すようにしたので、従来のように長いガ
イド片や支持片を有する複数の工程を順次経ずに
一工程でもつてＷ字状の折畳み成形加工を確実に
行うことができ、よつて成形加工性に優れたコン
パクトなシート材の折畳み装置を提供でき、ひい
ては製造ラインの短小化や設置スペースの狭少化
を図ることができるものである。

（実施例） 以下、本発明の技術術的手段の具体例としての
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

以下の説明では本発明を、事務用キヤビネツト
の引出し等に並べられ書類等を収納するためのケ
ースフアイルをシート材から製造する装置に適用
した場合について説明する。

第１図および第２図はケースフアイルＡを示
し、該ケースフアイルＡは、長手辺が左右に延び
且つ前後方向中央部が上方に突出して山形に形成
された細巾の中間部ａと、該中間部ａの前後端に
立設された矩形状の下面部ｂおよび上面部ｃと、
長手辺が上下に延び且つ前後方向中央部が内方に
凹陥して山形に形成され前後端にて上記下面部ｂ
および上面部ｃの両側端に連設された細巾の側面
部ｄ，ｄとを備え、事務用キヤビネツトの引出し
等に上記下面部ｂが引手側に面して配設され両面
部ｂ，ｃの間に書類等を収納し、上記中間部ａお
よび側面部ｄの屈伸による前後収容巾の拡開性に
よつて書類の収納量を自在に変え得るようになさ
れている。

そして、第３図は上記ケースフアイルＡの展開
形状に形成されたケースフアイルＡの資材として
のシート材Ｂを示す。すなわち、該シート材Ｂ
は、上下方向中央に長手方向の折返し線taを設け
た中間部ａの下方および上方に、折り目ｂ，
ｃを介して下面部ｂおよび上面部ｃが連設され、
該下面部ｂおよび上面部ｃの両側端に両面部ｂ，
ｃで対応した位置にそれぞれ折り目_１，_２を
介して側片d₁，d₂が連設されているとともに、下
面部ｂの両側片d₁，d₁の側端に折返し線teを介し
て糊付け片ｅが連設されたもので、上記中間部ａ
の折り目ｂ，ｃにて両面部ｂ，ｃを折曲げ且
つ中間部ａを該中間部ａの折返し線taにて山形に
折返すとともに両面部ｂ，ｃの側片d₁，d₂を折り
目_１，_２にて内方に折曲げ且つ糊付け片ｅを
折返し線teにて折返して上面部ｃの側片d₂に糊付
けして両面部ｂ，ｃの両側片d₁，d₂により側面部
ｄを形成するようになされている。

第４図は本発明の実施例としてのケースフアイ
ルの製造装置Ｍを示す。該製造装置Ｍは、その始
端（第４図の右端）から供給されたシート材Ｂ
を、図の矢印に示すように前方（図の左方）に搬
送するとともに該シート材Ｂの各部分ａ…を成形
し終端（第４図の左端）から送り出すものであ
る。

１，１は左右に並行に立設された厚板鋼板製の
フレーム部材であつて、その始端にはシート材Ｂ
を１枚ずつ前方に供給する給紙装置１０が設けら
れている。該給紙装置１０は第４図に示すよう
に、前後端に垂直され上方に回行するチエーンコ
ンベア１０１…と、前後端部が該チエーンコンベ
ア１０１…に取付けられ、上面に下面部ｂを前方
にしたシート材Ｂ…が積重されるリフト板１０２
と、最上段のシート材Ｂが所定高さ位置に位置付
けられるようにチエーンコンベア１０１…の回行
を制御する制御装置（図示せず）と、リフト板１
０２の上方に設けられピストンクランク機構を介
して前後方向に所定周期Ｔでもつて往復移動する
スライダ１０３と、上記所定高さ位置に対応して
該スライダ１０３の下側に取付けられスライダ１
０３が後方停止位置から前方移動して前方停止位
置に至る間上記最上段のシート材Ｂを真空吸引に
より保持するデイスタツクフイーダ１０４とを備
え、上記リフト板１０２の上のシート材Ｂ…を最
上段のものから順次後方停止位置にあるデイスタ
ツクフイーダ１０４により吸引保持しスライダ１
０３の前方移動により搬送したのち前方停止位置
にて開放することにより、下面部ｂを前方にして
水平状態で周期Ｔでもつて前方に間欠供給するよ
うに構成されている。

該給紙装置１０の前方には、該給紙装置１０に
より供給されたシート材Ｂを前方から垂直下方に
搬送する前段搬送装置２０が配置されている。該
前段搬送装置２０は、その始端に設けられ、供給
されたシート材Ｂを引取り前方に搬送するシート
搬送装置２１０と該シート搬送装置２１０の前方
に配設され、前方に同期速度ｖで回行して上記搬
送面Ｈの終端から差出されたシート材Ｂを前方に
搬送する水平ベルトコンベア２３０と、該水平ベ
ルトコンベア２３０の前方に配設され始端側のベ
ルト車２４１の外周に沿つて後方から前方垂直下
方に同期速度ｖで回行してシート材Ｂを水平前方
から垂直下方に搬送する垂直ベルトコンベア２４
０とにより構成されている。

上記前段搬送装置２０の垂直ベルトコンベア２
４０の下方には、該垂直ベルトコンベア２４０の
終端に対向して第４図に示すような上方に開放す
るＵ字形の保持部材３０が配設されており、上記
垂直ベルトコンベア２４０の終端から下面部ｂを
下方にして落下するシート材Ｂを所定位置に位置
づけて垂直状態に保持するようになされている。

上記保持部材３０の前後には保持部材３０に垂
直支持されたシート材Ｂの両面部ｂ，ｃの折曲げ
および中間部ａの折返しを同時にシート材Ｂの折
畳み装置４０が配設されている。すなわち、第５
図〜第７図に示すように、４０１，４０２は垂直
ベルトコンベア２４０と保持部材３０との間の後
方に前後方向に移動自在に配設された上下２枚の
折曲げ板であつて、該折曲げ板４０１，４０２は
その前端部４０１ａ，４０２ａが上下方向に揺動
可能なように後端部でスライダ４０３に軸支され
ており、該スライダ４０３は前後方向に延びる２
本のスライドレール４０４，４０４上に摺動自在
に設けられているとともにピストンクランク機構
よりなる第１駆動装置４０５に連結されていて、
該第１駆動装置４０５により周期Ｔでもつて前後
方向に往復移動される。

さらに、上記第１駆動装置４０５において、上
記折曲げ板４０１，４０２の後端部には該折曲げ
板４０１，４０２とともに前後移動するカムフオ
ロワ４０６，４０７がその前端部で連設されてい
る。一方、折曲げ板４０１，４０２の上下には前
後方向に対向して延び対向面に前方に向い突出量
が増大するカム面４０９ａ，４１０ａを有するカ
ムレール４０９，４１０が配置されており、上記
上側折曲げ板４０１側のカムフオロワ４０６の後
端部は下側カムレール４１０のカム面４１０ａ
に、下側折曲げ板４０２側のカムフオロワ４０７
の後端部は上側カムレール４０９のカム面４０９
ａにそれぞれ両折曲げ板４０１，４０２間に縮装
されたスプリング４０８の付勢力により圧接され
ており、よつて折曲げ板４０１，４０２の前方移
動の際、折曲げ板前端部４０１ａ，４０２ａがカ
ム面４０９ａ，４１０ａに倣つて互いに接近移動
するように構成されている。

一方、垂直ベルトコンベア２４０と保持部材３
０との間の前方には上記折曲げ板４０１，４０２
に対峙して長手辺が左右に延びる細巾の折返し板
４２０…が配設されている。該折返し板４２０
は、前後方向に揺動可能なように上端部にてフレ
ーム部材１，１に軸支された揺動アーム４２１の
下端部に固設され、該揺動アーム４２１はリンク
機構よりなる第２駆動装置４２２に連結されてい
て該第２駆動装置４２２により周期Ｔでもつて前
後方向に揺動され、折曲げ板４０１，４０２の前
方移動による折り目折曲げ開始時には揺動アーム
４２１が後方に回動して後端部４２０ａを上記折
曲げ板前端部４０１ａ，４０２ａの中間位置前方
の折返し成形位置に位置付ける一方、折曲げ板４
０１，４０２がさらに前方移動した時には揺動ア
ーム４２１が前方に回動して後端部４２０ａを上
記折返し成形位置の前方上側の退避位置に位置付
けるように構成されている。

また、第５図において４３８，４３９は、上記
折返し成形位置にある折返し板４２０の上下に位
置づけられるようにフレーム板１，１間に架設さ
れた丸棒状のガイド部材であつて、前方移動する
シート材Ｂの下面部ｂおよび上面部ｃの前方移動
を規制しながらガイドして後方に折曲げるように
している。

而して、第７図ａに示すように上記保持部材３
０に垂直支持されたシート材Ｂは、その中間部ａ
の２本の折り目ｂ，ｃが前方移動する折曲げ
板４０１，４０２の前端部４０１ａ，４０２ａに
より前方に押圧され、第７図ｂに示すように、こ
の押圧により折り目ｂ，ｃが折曲げられると
同時に折返し線taが折返し成形位置に位置付けら
れた折返し板４２０の後端部４２０ａにより後方
に押圧されることにより中間部ａが山形に折返さ
れ、さらに第７図ｃに示すように、折返し板４２
０の退避位置への揺動により前方側に介在物のな
くなつた中間部ａが引き続き前方移動し且つ互い
に接近移動する折曲げ板前端部４０１ａ，４０２
ａにより折り目ｂ，ｃ同士が接するようにＷ
字状に折り畳まれるとともに上下面部ｂ，ｃがガ
イド部材４３８，４３９により後方に案内され、
よつてシート材ＢはＷ字状に折り畳まれた中間部
ａを前方にして水平状態で前方に突出される。そ
して、その後シート材Ｂは、上記折畳み装置４０
の前方に該折畳み装置４０の突出し位置に対置し
て前方水平に配置され上下に対向するベルトコン
ベア５０２により挟持されて前方に送り出され
る。

また、第５図〜第７図において、４３０，４３
１は上記中間部ａの折畳み成形時にシート材Ｂの
左右側端部を支持する側方支持板であつて、該側
方支持板４３０，４３１は、後端部が固定支軸４
３２に左右方向に揺動自在に軸支された揺動アー
ム４３３，４３４の前端部に軸支され、該揺動ア
ーム４３３，４３４の途中部には、一端が該両揺
動アーム４３３，４３４の間で連結され互いに連
係して左右方向に往復移動するリンク４３５，４
３６の他端が連結されていて、シート材Ｂが保持
部材３０に垂直支持された際、内方に向つて移動
する側方支持板４３０，４３１によりシート材Ｂ
の中間部ａの左右側端部を支持して中間部ａの側
方への移動を規制して中間部ａの折畳み成形をス
ムーズに行い得るようにしている。尚、上記揺動
アーム４３３，４３４の固定支軸４３２，４３２
と側方支持板４３０，４３１の支軸とはエンドレ
スベルト４３７を介して連係されており、揺動ア
ーム４３３，４３４の揺動に拘らず側方支持板４
３０，４３１が互いに平行に対峙するようになさ
れている。

上記折畳み装置４０の前方には該折畳み装置４
０から突出されるシート材Ｂを水平前方に搬送す
る後段搬送装置５０が配置されている。該後段搬
送装置５０は第４図に破線で示すようにフレーム
部材１，１間の左右方向中央部において上下に対
向して配設され同期速度ｖで前方に回行する中央
ベルトコンベア５０１と、該中央ベルトコンベア
５０１の前段の左右両側にそれぞれ上下に対向し
て配設され同期速度ｖで前方に回行する側設ベル
トコンベア５０２，５０２とからなり、下面部ｂ
上に上面部ｃが折り重ねられたシート材Ｂを対向
するベルトで挟持して水平前方に搬送するように
なされている。

そして、上記後段搬送装置５０の途中両側には
シート材Ｂの側片d₁，d₂の折曲げおよび糊付け片
ｅの折返しを行う折曲げ折返し装置６０，６０が
配置されている。すなわち、上記後段搬送装置５
０の始端側のフレーム部材１，１には、図示して
いないが前方に搬送されるシート材Ｂの両面部
ｂ，ｃの側片d₁，d₂や糊付け片ｅをシート材Ｂの
両面部ｂ，ｃ間に案内し折り目_１，_２および
折返し線teを介して折曲げ、折返すガイド片が取
付けられている。

さらに、上記後段搬送装置５０の途中両側で上
記折曲げ折返し装置６０の前方には糊付け片ｅを
対応する他方の側片d₂に糊付けする糊付け装置７
０が配置されている。すなわち、図示していない
が、上記折曲げ折返し装置６０のガイド片の前方
には糊付け片ｅを水平状態に保持する係止部材が
取付けられているとともに、該係止部材の上方に
は左右方向の支軸に軸支され周縁部が上記水平状
態に保持された糊付け片ｅの上側の面に接触しか
つ同期速度ｖで回転するように駆動される糊付け
ローラ７０３が配置され、該糊付けローラ７０３
の後方には該糊付けローラ周縁部に接着剤を供給
するリザーバ７０４が配設されており、よつて糊
付け片ｅに接着剤が塗布されるように構成されて
いる。

また、該糊付けローラ７０３の前方にはフレー
ム部材１に軸支され周縁部７０５ａで前方に搬送
されるシート材Ｂの中間部ａの折返し線taを内方
に押圧する接合ローラ７０５が配設されていて、
上記接着剤の塗布された糊付け片ｅを対応する他
方の側片d₂に接合することにより側片d₁，d₂で側
面部ｄを形成するようにしている。

さらに、上記後段搬送装置５０の前方には側面
部ｄの仕上げ成形を行う押圧装置８０が配設され
ている。該押圧装置８０は第４図に示すように各
フレーム部材１の内側に上下に対向して配設され
同期底度ｖで前方に回行するベルトコンベアより
なり、中間部ａが内方に山形に折畳まれたシート
材Ｂの左右両側端をベルトで挟持して押圧するこ
とにより糊付け片ｅと側片d₂との接着を固定する
とともに折り目_１，_２および折返し線taをさ
らになじみ付け、終端より前方に送り出すように
構成されている。

したがつて、上記実施例においては、前後搬送
装置２０により搬送されたシート材Ｂを保持部材
３０で垂直支持し、該シート材Ｂの中間部ａを、
折畳み装置４０の前方移動する折曲げ板４０１，
４０２と折返し成形位置に位置付けられた折返し
板４２０とにより前後方向に同時に押圧し、かつ
上面部ｃおよび下面部ｂをガイド部材４３８，４
３９により後方に案内することによりシート材Ｂ
が一挙にＷ字状に折畳まれるので、従来のように
長いガイド片や支持片を有する複数の工程を順次
経ずに一工程でもつてＷ字状の折畳み成形加工を
確実に行うことができ、よつて成形加工性に優れ
たコンパクトなシート材の折畳み折置を提供で
き、ひいては製造ラインの短小化や設置スペース
の狭小化を図ることができる。

尚、上記実施例では本考案をケースフアイルの
製造装置に適用した場合について説明したが、例
えば印刷装置や包装箱の製造装置、その他種々の
シート材の搬送装置に対して広く用いることがで
きるものである。

また、シート材としては厚紙に限定されるもの
ではなく、金属製や樹脂製、その他種々のシート
材を搬送する装置にも利用できるのは勿論であ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図はケース
フアイルの斜視図、第２図は第１図の―線断
面図、第３図はシート材の平面図、第４図は左側
のフレーム部材を取り除いたケースフアイルの製
造装置の全体概略側面図、第５図は折畳み装置の
拡大側面図、第６図は折畳み装置の拡大平面図、
第７図ａ〜ｃは折畳み装置の作動を示す説明図で
ある。 Ｂ……シート材、ａ……中間部、ｂ……下面
部、ｃ……上面部、ｂ……折り目、ｃ……折
り目、ta……折返し線、２０……前段搬送装置、
３０……保持部材、４０……折畳み装置、４０１
……折曲げ板、４０２……折曲げ板、４０５……
第１駆動装置、４２０……折返し板、４２２……
第２駆動装置、４３８，４３９……ガイド部材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 上下方向中央部に左右方向の２本の折り目を
   有し該両折り目に左右方向の折返し線を有するシ
   ート材を、上記両折り目にて折曲げるとともに折
   返し線にて折返してＷ字状に折畳むシート材の折
   畳み装置であつて、シート材を垂直状態に保持す
   る保持部材と、該保持部材の後方に配設され、前
   方移動により保持部材に垂直支持されたシート材
   の２本の折り目を前方に押圧して折曲げる前後方
   向に移動自在な上下２枚の折曲げ板と、該折曲げ
   板を前後方向に往復移動させる第１駆動装置と、
   上記保持部材の前方に配設され、後方回動により
   シート材の折返し線を後方に押圧して折曲げる前
   後方向に揺動自在な折返し板と、該折返し板を、
   上記折曲げ板の前方移動による折り目折曲げ開始
   時に後方に回動した折返し成形位置に位置付ける
   一方、折曲げ板がさらに前方移動したときには前
   方に回動した退避位置に位置付けるように前後方
   向に揺動させる第２駆動装置と、折返し成形位置
   にある折返し板の上下に配設され前方移動するシ
   ート材の上面部および下面部の前方移動を規制ガ
   イドするガイド部材とを備え、シート材の上下面
   部の折曲げおよび該両面部間の中間部の折返しを
   同時に行い下面部上に上面部を折り畳んだ状態で
   シート材を中間部を前方にして突出するようにし
   たことを特徴とするシート材の折畳み装置。