JPS6134906Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6134906Y2
JPS6134906Y2 JP15181680U JP15181680U JPS6134906Y2 JP S6134906 Y2 JPS6134906 Y2 JP S6134906Y2 JP 15181680 U JP15181680 U JP 15181680U JP 15181680 U JP15181680 U JP 15181680U JP S6134906 Y2 JPS6134906 Y2 JP S6134906Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
propeller shaft
split
intermediate bearing
ventilation hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15181680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5773225U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15181680U priority Critical patent/JPS6134906Y2/ja
Publication of JPS5773225U publication Critical patent/JPS5773225U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6134906Y2 publication Critical patent/JPS6134906Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、分割型プロペラ・シヤフトと中間
軸受との組付け構造に関する。
一般に、ホイール・ベースの長い大型自動車に
おいては、プロペラ・シヤフトが長くなるので、
その固有振動数が低下し、そのプロペラ・シヤフ
トの強度に支障を来たす虞れがあることから、そ
のような大型自動車には分割型プロペラ・シヤフ
トおよび中間軸受が適用されている。
その中間軸受はシヤシ・フレーム側に固定さ
れ、その分割型プロペラ・シヤフトの一端方を回
転可能に支持するもので、その分割型プロペラ・
シヤフトの一端方に嵌め合わされるベアリング
と、そのベアリングの外側に配置されるベアリン
グ・クツシヨンの両側を支持するベアリング・プ
レートと、そのベアリング付近を密閉するオイ
ル・シールなどより構成されている。
すなわち、その中間軸受におけるオイル・シー
ルは、そのベアリングの両側の位置で、先端が分
割型プロペラ・シヤフト上に接触するようにして
配置され、そのベアリングに供給される潤滑油が
外側に流出することを防止し、また、砂や塵など
の侵入を防止している。
しかし、そのオイル・シールによつてそのベア
リング付近が密閉されるものの、その分割型プロ
ペラ・シヤフトが回転されるときには、そのオイ
ル・シールによつて密閉されたベアリング付近に
おける空気が、温度の上昇に伴つて膨脹し、その
オイル・シールが分割型プロペラ・シヤフトに不
適正な状態で押し付けられ、摩擦抵抗が大くなる
結果、そのオイル・シールの先端が摩耗し、従つ
て、ベアリングに供給される潤滑油が外側に流出
したり、また、砂や塵などがそのベアリング側に
侵入する虞れがあつた。
この考案の目的は、オイル・シールによつて密
閉されるベアリング付近における圧力の上昇を回
避し、そのオイル・シールを適正な使用状態に維
持して、そのオイル・シールの摩耗を少なくし、
そのベアリングに供給される潤滑油が外側に流出
したり、また、砂や塵などがそのベアリング側に
侵入することを防止する分割型プロペラ・シヤフ
トと中間軸受との組付け構造の提供にある。
それらを課題として、この考案の分割型プロペ
ラ・シヤフトと中間軸受との組付け構造は、シヤ
シ・フレーム側に固定されるベアリング・ケース
およびそのベアリング・ケース内に組み込まれた
ベアリングよりなる中間軸受と、そのベアリング
に嵌め合わせられてその中間軸受に回転可能に支
持された分割型プロペラ・シヤフトと、その中間
軸受のベアリング・ケースとそのプロペラ・シヤ
フトとの間に配置されたオイル・シールと、その
ベアリング・ケースの内側において、そのプロペ
ラ・シヤフトの外周面に開口され、かつ、そのプ
ロペラ・シヤフトの直径方向において、そのプロ
ペラ・シヤフトに形成された入口側通気孔と、そ
のベアリング・ケースの外側において、そのプロ
ペラ・シヤフトの外周側に開口され、かつ、その
プロペラ・シヤフトの直径方向において、そのプ
ロペラ・シヤフトに形成された出口側通気孔と、
そのプロペラ・シヤフト内においてその入口側お
よび出口側通気孔を互いに連絡させてそのプロペ
ラ・シヤフトに形成された連通孔とを含んで構成
している。
以下、この考案に係る分割型プロペラ・シヤフ
トと中間軸受との組付け構造の望ましい具体例に
ついて、図面を参照して説明する。
図はこの考案の分割型プロペラ・シヤフトと中
間軸受との組付け構造の具体例10を示してい
る。
その分割型プロペラ・シヤフトと中間軸受との
組付け構造10は、シヤシ・フレーム(図示せ
ず)側に固定される中間軸受11と、その中間軸
受11に回転可能に支持された分割型プロペラ・
シヤフト12と、その中間軸受11のベアリング
13付近を密閉するように、その中間軸受11と
そのプロペラ・シヤフト12との間に設けられる
オイル・シール15,16と、そのオイル・シー
ル15,16によつて密閉されたベアリング13
側とその中間軸受11の外側とを連絡するよう
に、そのプロペラ・シヤフト12に形成された入
口側通気孔23、出口側通気孔24および連通孔
22とより構成されている。
その中間軸受11は、ベアリング・ケース14
内に組み込まれたベアリング13と、そのベアリ
ング・ケース14の外側に嵌め込まれるリング状
のベアリング・クツシヨン19と、そのベアリン
グ・クツシヨン19の両側を支持するようにし
て、そのベアリング・ケース14の両側にそれぞ
れ嵌め込まれたベアリング・プレート20,21
などより構成され、そのベアリング・クツシヨン
19の外側に配置されるベアリング・ホルダ(図
示せず)を介して自動車のシヤシ・フレーム(図
示せず)に固定される。
勿論、そのベアリング・クツシヨン19は、柔
軟性を有する合成ゴム、合成樹脂などから成形さ
れるため、そのベアリング・クツシヨン19は、
そのベアリング13の振動に伴う力を吸収し、そ
の振動がシヤシ・フレーム側に伝達されることを
防止する。
また、そのように構成される中間軸受11にお
いて、そのベアリング・ケース14の両端内側に
は、オイル・シール15,16がそれぞれ配置さ
れている。
そのオイル・シール15,16は、柔軟性を有
し、かつ、耐摩耗性および耐油性を有する合成コ
ム、合成樹脂などからリング状に成形されたもの
で、そのベアリング・ケース14の両端内側に固
定されている。
上述のように構成された中間軸受11のベアリ
ング13には、分割型プロペラ・シヤフト12の
一端方が嵌め込まれる。
すなわち、その分割型プロペラ・シヤフト12
は、一端方にベアリング13が位置される段29
を形成し、さらに、その段29よりも一端寄りの
位置で、ジヨイント・フランジ25がスプライン
連結され得るように構成されたもので、その分割
型プロペラ・シヤフト12の一端はねじ切られて
いる。
さらに、その分割型プロペラ・シヤフト12の
一端方には、入口側通気孔23、出口側通気孔2
4および連通孔22が形成されている。
その入口側通気孔23は、そのベアリング・ケ
ース14の内側において、そのプロペラ・シヤフ
ト12の外周面に開口され、かつ、そのプロペ
ラ・シヤフト12の直径方向において、そのプロ
ペラ・シヤフト12に形成されている。すなわ
ち、その入口側通気孔23の開口端は、そのプロ
ペラ・シヤフト12の一端方がその中間軸受11
のベアリング13に嵌め込まれたとき、そのベア
リング13とオイル・シール15との間に配置さ
れるよう、そのプロペラ・シヤフト12に位置決
めされている。
その出口側通気孔24は、そのベアリング・ケ
ース14の外側において、そのプロペラ・シヤフ
ト12の外周面に開口され、かつ、そのプロペ
ラ・シヤフト12の直径方向において、そのプロ
ペラ・シヤフト12に形成されている。すなわ
ち、この出口側通気孔23の開口端は、そのプロ
ペラ・シヤフト12の一端方がその中間軸受11
のベアリング13に嵌め込まれたとき、ダスト・
カバー17の外側に配置されるよう、そのプロペ
ラ・シヤフト12に位置決めされている。
また、連通孔22は、そのプロペラ・シヤフト
12内において、その入口側および出口側通気孔
23,24を互いに連絡させてそのプロペラ・シ
ヤフト12に形成されている。すなわち、その連
通孔22は、そのプロペラ・シヤフト12の一端
におけるほぼ中心から軸線方向に沿つて形成さ
れ、その入口側および出口側通気孔23,24を
互いに連絡させている。
そのようにして、入口側通気孔23、出口側通
気孔24、および連通孔22が形成された分割型
プロペラ・シヤフト12の一端方は、中間軸受1
1のベアリング13に嵌め込まれ、さらに、その
一端方には、そのベアリング13を挟み付けるよ
うにして、ジヨイント・フランジ25がスプライ
ン連結され、そのジヨイント・フランジ25は、
その分割型プロペラ・シヤフト12の一端にねじ
込まれるロツク・ナツト27によつて固定され
る。
勿論、その中間軸受11の両側には、ダスト・
カバー17,18が予め配置されている。
上述のようにして、一端方に入口側通気孔2
3、出口側通気孔24、および連通孔22を備え
る分割型プロペラ・シヤフト12が、その中間軸
受11のベアリング13に回転可能に支持される
ならば、その中間軸受11において、本来、オイ
ル・シール15,16によつて密閉され得るベア
リング13付近が、その分割型プロペラ・シヤフ
ト12の入口側通気孔23、出口側通気孔24、
および連通孔22によつて、その中間軸受11の
外側に連絡される。
また、その分割型プロペラ・シヤフト12の他
端は、トランスミツシヨン(図示せず)側に連結
され、さらに、その分割型プロペラ・シヤフト1
2の一端に固定されたジヨイント・フランジ25
には、出力側ヨーク26がボルト締めされる。
すなわち、その出力側ヨーク26の孔28に
は、他の分割型プロペラ・シヤフト(図示せず)
の一端に固定された出力側ヨーク(図示せず)が
クロス・スパイダー(図示せず)を介して連結さ
れ、その分割型プロペラ・シヤフトの他端は後輪
側の車軸に配置されたデイフアレンシヤル・ギア
(図示せず)側に連結される。
従つて、今、内燃機関(図示せず)が運転さ
れ、その分割型プロペラ・シヤフト12が回転さ
れると、中間軸受11のベアリング13における
ボール付近での摩擦によつて、熱が発生し、その
ベアリング13付近の空気は、その熱を吸収して
膨脹する。
そのようにして、ベアリング13付近で膨脹さ
れた空気は、その分割型プロペラ・シヤフト12
に形成された入口側通気孔23、出口側通気孔2
4、および連通孔22により、その中間軸受11
の外側に排出される。
すなわち、そのベアリング13付近で膨脹され
た空気は、その中間軸受11の外側に排出される
ので、そのベアリング13側の圧力が上昇され
ず、オイル・シール15,16がその分割型プロ
ペラ・シヤフト12に不適正な状態で押し付けら
れることがなく、そのオイル・シール15,16
の摩耗を少なくし、従つて、そのベアリング13
に供給される潤滑油が外側に流出したり、また、
砂や塵などがそのベアリング13側に侵入するこ
とを防止する。
勿論、その中間軸受11のベアリング13側に
おいて、その分割型プロペラ・シヤフト12に形
成された入口側通気孔23内に潤滑油が侵入した
場合には、その潤滑油は、その分割型プロペラ・
シヤフト12が回転されれば、遠心力によつてそ
のベアリング13側に戻される。
また、その中間軸受11の外側において、その
分割型プロペラ・シヤフト12に形成された出口
側通気孔24に砂、塵、水などが侵入した場合に
は、その砂、塵、水などは、その分割型プロペ
ラ・シヤフト12が回転されれば、遠心力によつ
て外側に排出される。
如上のこの考案によれば、入口側通気孔がベア
リング・ケースの内側において、分割型プロペ
ラ・シヤフトの外周面に開口され、かつ、そのプ
ロペラ・シヤフトの直径方向において、そのプロ
ペラ・シヤフトに形成され、また、出口側通気孔
がそのベアリング・ケースの外側において、その
プロペラ・シヤフトの外周面に開口され、かつ、
そのプロペラ・シヤフトの直径方向において、そ
のプロペラ・シヤフトに形成され、さらに、連通
孔がそのプロペラ・シヤフト内において、その入
口側および出口側通気孔を互いに連絡させてその
プロペラ・シヤフトに形成されているので、オイ
ル・シールによつて密閉されるベアリング付近に
おける圧力の上昇が回避され、そのオイル・シー
ルを適正な使用状態に維持して、そのオイル・シ
ールの摩耗が少なくなり、そのベアリングに供給
される潤滑油の外側への流出および砂、塵、など
の内側への侵入が防止される。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案に係る分割型プロペラ・シヤフト
と中間軸受との組付け構造の具体例を示す部分断
面図である。 11……中間軸受、12……分割型プロペラ・
シヤフト、13……ベアリング、15,16……
オイル・シール、22……連通孔、23……入口
側通気孔、24……出口側通気孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シヤシ・フレーム側に固定されるベアリング・
    ケースおよびそのベアリング・ケース内に組み込
    まれたベアリングよりなる中間軸受と、 そのベアリングに嵌め合わせられてその中間軸
    受に回転可能に支持された分割型プロペラ・シヤ
    フトと、 その中間軸受のベアリング・ケースとそのプロ
    ペラ・シヤフトとの間に配置されたオイル・シー
    ルと、 そのベアリング・ケースの内側において、その
    プロペラ・シヤフトの外周面に開口され、かつ、
    そのプロペラ・シヤフトの直径方向において、そ
    のプロペラ・シヤフトに形成された入口側通気孔
    と、 そのベアリング・ケースの外側において、その
    プロペラ・シヤフトの外周面に開口され、かつ、
    そのプロペラ・シヤフトの直径方向において、そ
    のプロペラ・シヤフトに形成された出口側通気孔
    と、 そのプロペラ・シヤフト内においてその入口側
    および出口側通気孔を互いに連絡させてそのプロ
    ペラ・シヤフトに形成された連通孔 とを含む分割型プロペラ・シヤフトと中間軸受と
    の組み付け構造。
JP15181680U 1980-10-24 1980-10-24 Expired JPS6134906Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15181680U JPS6134906Y2 (ja) 1980-10-24 1980-10-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15181680U JPS6134906Y2 (ja) 1980-10-24 1980-10-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5773225U JPS5773225U (ja) 1982-05-06
JPS6134906Y2 true JPS6134906Y2 (ja) 1986-10-11

Family

ID=29511135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15181680U Expired JPS6134906Y2 (ja) 1980-10-24 1980-10-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6134906Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4940936A (en) * 1989-02-24 1990-07-10 The Torrington Company Antifriction bearing with a clip-on sensor cooperating with a shaft mounted magnetic encoder retainer ring

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5773225U (ja) 1982-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7866231B2 (en) Axle assembly having gasket that shields an opening
JPH0510342A (ja) 継手空間内に圧力補償部を有する回転式等速継手用ロール形又は波形ベローズ
JPS6340986B2 (ja)
US4421326A (en) Oil seals with mounting surface vent mechanisms
KR20100102685A (ko) 오일 디플렉터 쉴드를 구비한 차동 어셈블리
US4445601A (en) Vehicle having a main clutch and an auxiliary controllable clutch
JPS6134906Y2 (ja)
US4987985A (en) Automotive fan drive train assembly having a hydraulic coupler and a viscous clutch
JP3287226B2 (ja) ハブ減速機付車輪駆動装置
US2281541A (en) Dual wheel assembly
US2338796A (en) Driving unit for boats
ITMI982463A1 (it) Passaggio d'aria per la regolazione della pressione di pneumatici
JPS6234878Y2 (ja)
US6092813A (en) Sealing ring at axle shaft flange for a vehicle
JPS5916579Y2 (ja) 車両用ディスクブレ−キのダストカバ−
JPS6314206B2 (ja)
JPS603416Y2 (ja) 空冷式動力伝達装置
JPS6232896Y2 (ja)
JPS6324302Y2 (ja)
JPH082502Y2 (ja) 継手部の通気機構
JPH0526506U (ja) 全浮動式駆動車軸装置のホイールハブ
JPS6234051Y2 (ja)
JPH04501397A (ja) 油内を回転するディスクブレーキ用車輪ヘッド
JP2515170Y2 (ja) センタベアリング
JPS6039572Y2 (ja) 減速歯車ケ−スのブリ−ザ装置