JPS6134877B2 - - Google Patents
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- JPS6134877B2 JPS6134877B2 JP5661182A JP5661182A JPS6134877B2 JP S6134877 B2 JPS6134877 B2 JP S6134877B2 JP 5661182 A JP5661182 A JP 5661182A JP 5661182 A JP5661182 A JP 5661182A JP S6134877 B2 JPS6134877 B2 JP S6134877B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F3/00—Biological treatment of water, waste water, or sewage
- C02F3/02—Aerobic processes
- C02F3/08—Aerobic processes using moving contact bodies
- C02F3/085—Fluidized beds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F3/00—Biological treatment of water, waste water, or sewage
- C02F3/02—Aerobic processes
- C02F3/12—Activated sludge processes
- C02F3/22—Activated sludge processes using circulation pipes
- C02F3/223—Activated sludge processes using circulation pipes using "air-lift"
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、廃水を担体に着成させた活性汚泥
で処理するためのコンパクトな流動担体生物処理
装置に関する。 〔従来の技術〕 従来、活性汚泥により廃水を処理する方法が広
く行われているが、その処理方法および装置にお
いて種々の提案があり、BOD容積負荷を大きく
する試みも多数提案されている。活性炭、コーク
ス、炭酸カルシウム等の粉粒体を担体として、こ
れに活性汚泥を着成させて廃水処理の効率化を図
ることも多く行われているが、活性汚泥の担体粒
子への着成が不充分で曝気槽内での流動のため活
性汚泥が剥離し期待する効率化が得られない。こ
のため担体粒子として珊瑚粉末を使用することに
より従来の担体の問題点を解消することができ、
これについてはこの出願の出願人がすでに特許出
願している。〔特願昭56−154882(特開昭58−
58192号公報参照)〕 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、この珊瑚粉末に活性汚泥を着成
させて効率的に廃水を処理し得るにしても、装置
の面からみてその効率を発揮させるには充分なも
のでなく、特に廃水が増加した場合にその処理量
に限界がある。また、この種の処理装置を設置す
るには大きな面積を要し、設置場所の大きさに対
応させることができず問題点があつた。 この発明の目的は、一般的な円筒型タンク式の
処理装置に代えて、上面長方形の角筒型槽を採用
することにより、極めて効率的でしかも処理すべ
き廃水が増加しても、複数個のユニツト型処理装
置をパラレルまたはシリーズに継ぎ足しができコ
ンパクトに構成できると共に、傾斜板調節により
廃水量、汚泥量の変化に応じて分離排出量を調節
することができる処理装置を提供することであ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、上記の問題点を解消し、上記の目
的を達成するために、次のように構成されてい
る。すなわち、この発明の1番目の発明は、担体
粒子に着成させた活性汚泥を、空気を吹込みつつ
内部に設けた隔壁の周りを循環させて流入する廃
水と接触させて処理する流動担体生物処理装置に
おいて、担体及び廃水を循環させる処理槽と前記
処理槽のオーバーフロー側に設けた汚泥と担体の
分離のための沈降分離部とを有し、前記処理槽は
その上部横断面が長方形をなし、長方形の長辺に
相当する対向する側壁が平行であり、かつ長方形
の短辺に相当する2つの側壁の一方が垂直に立下
り、他方が傾斜している形状をなし、垂直に立下
つた前記側壁との間に、分割可能なエアリフト部
を形成し得る隔壁を前記処理槽内部に有し、前記
エアリフト部を通つて浮上する担体が循環沈降す
るための前記側壁は50°以上の角度に傾斜してお
り、前記沈降分離部は傾斜した前記側壁側の上方
に隔壁を垂設し、前記隔壁と前記側壁との間に角
度調節可能な傾斜板を設けたことを特徴とするユ
ニツト型流動担体生物処理装置に関する。 また、この発明の2番目の発明は、担体粒子に
着成させた活性汚泥を、空気を吹込みつつ内部に
設けた隔壁の周りを循環させて流入する廃水と接
触させて処理する流動担体生物処理装置におい
て、担体及び廃水を循環させる処理槽と前記処理
槽のオーバーフロー側に設けた汚泥と担体の分離
のための沈降分離部とを有し、前記処理槽はその
上部横断面が長方形をなし、長方形の長辺に相当
する対向する側壁が平行であり、かつ長方形の短
辺に相当する両側壁が傾斜しており、前記処理槽
内に分割可能なエアリフト部を形成し得る隔壁を
設け、前記エアリフト部を通つて浮上する担体が
循環沈降するための前記側壁は50°以上の角度に
傾斜しており、前記沈降分離部は傾斜した前記側
壁側の上方に前記隔壁を垂設し、前記隔壁と前記
側壁との間に角度調節可能な傾斜板を設けたこと
を特徴とするユニツト型流動担体生物処理装置に
関する。 〔作用〕 この発明は、上記のように構成されており、次
のような作用を有する。すなわち、エアリフト部
の反対側の側壁は50°以上の角度に傾斜している
ので、担体粒子は循環液と共に側壁に滞留せずに
循環させることができ、沈降分離部には小隔壁と
オーバーフロー部の間にその角度を適宜変えれる
傾斜板を設けることにより、廃水量、汚泥量の変
化に応じて分離排出量を調節することができる。 また、この処理槽の形状を上部横断面長方形と
しているため、長方形で継ぎ足すことができるの
で、廃水量に応じて増設する場合にコンパクトに
設置できるユニツト・タイプとなつている。さら
に、処理槽内のエアリフト部において、そのエア
リフト管を分割してエアリフトとすると、空気は
拡散せず狭い区画内を集中して上昇するのでエア
リフト効果が大きい。 〔実施例〕 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。第1図Aは平面図で長方形をなし、前記長
方形の長辺に相当する相対する側壁が平行であ
り、且つ前記長方形の短辺に相当する2つの側壁
は第1図Bの如く一方が垂直に立下り、他方が傾
斜している。または処理槽内に隔壁を有し、立下
り側壁との間でエアリフト部を形成する。第1図
Bは縦断面図である。第1図Bにおいて、処理槽
1の下部より廃水Wを流入させ、処理槽の一方の
立下り側壁2と隔壁5との間に形成されたエアリ
フト部を、廃水Wが空気Aによつて活性汚泥を着
成させた担体粒子と接触しつつ浮上する。浮上後
は図中矢印のように流れは循環し、処理槽内を下
降し下部に到り、再びエアリフト部を通つて繰り
返し循環処理され、清浄化する。担体粒子も循環
液と共に循環するがエアリフト部の反対側の側壁
は、50°以上の角度を有する傾斜構造となつてい
るので、側壁に滞留せずに循環させられる。角度
が50゜未満では循環液に伴われない担体粒子が一
部側壁に残り、これが嫌気状態となつて微生物の
好気性消化を妨げるので好ましくない。 隔壁を設ける位置は廃水量、空気量、廃水の
BOD負荷、BOD濃度、滞留時間等によつて一定
ではないが立下り側壁と傾斜した側壁の立下り部
分との距離の中央点より立下り側壁までの間で過
宜選択される。すなわち、立下り側壁と隔壁との
間の距離をBとし、両側壁の距離(槽の長さ)を
Lとすれば1/2L≦B>0 である。この隔壁は
第1図Aのように処理槽の幅を1セツシヨンとす
るもの、第3図のように例えば3セクシヨンに分
割したエアリフトとするものでもよく、さらに分
割の仕方も第4図の如く円形の数セクシヨンとし
てもよい。分割した方が空気量が同一の場合、空
気が拡散せず狭い区画内を集中して上昇するので
エアリフト効果が大きい。循環する担体粒子は処
理槽の容積の約10%を仕込む。また吹き込む空気
量は処理すべき廃水のBODと担体粒子をエアリ
フトによつて流動させるために必要な量のいずれ
か大きい方を選んで決定する。一方処理すべき廃
水の流入は処理槽の上部からでも下部からでもよ
い。 処理済みの廃水は傾斜した側壁にある小隔壁6
の下部の空隙を経て処理水溜め8に到りオーバー
フローして系外に排出される。この際オーバーフ
ローの手前に設けた沈降分離部により担体から剥
離した汚泥と担体とを分離する。この沈降分離部
は担体の沈降速度がその粒径、空孔率、付着汚泥
及びその量により左右されるが、一般に、5〜15
cm/minであるので、担体が系外に流失しないよ
うにする目的に適するものであればいかなる方法
でも差し支えないが、小隔壁6及びオーバーフロ
ー部3の間が処理槽内の曝気による乱流の影響を
受けることがなく、且つ上昇速度が上記沈降速度
より小になればよい。これを実現する方法として
ある場合には上記上昇流速を得られるような位置
に小隔壁6を設けることでもよいが、より好まし
くは、例えば、小隔壁6及びオーバーフロー部3
の間の部分に傾斜板7を備えることにより、この
間の部分の占める大きさを小さくしてしかもその
目的を達成することもできる。更に、傾斜板7は
その角度を適宜変えることにより沈降分離の程度
を調節し得るので、廃水量、汚泥量の変化に応じ
て分離排出量を調節することができる。この場合
に傾斜板7の角度を垂直にすれば単に整流板とな
る。 この発明の処理装置は1〜20m3(例えば、上面
長方形の長手方向長さ2m、短手方向幅1m、高
さ4〜5m)が最も操作し易く、これ以上の小容
積では却つて実際の操作上煩雑となるが、これ以
上の廃水量となればこのユニツト型処理装置を第
5図の如く2基継ぎ足す代わりに、第2図の如く
2基分を立下がり側壁を省いて継ぎ足した形にす
ることもできる。この場合、隔壁5,5′の間隔
は第1図における間隔Bの関係式1/2L≧B>0
は同様にB′=2Bから1/2L≧1/2B′>0であれ
ばよい。この隔壁5,5′間内を右廻りと左廻り
のエアリフトが形成される。更に、この隔壁5,
5′間を第3図または第4図のように分割するこ
とも勿論可能である。 第1表に示す本発明の装置を用い廃水を処理し
た。結果を第2表に示すが、併せて比較のために
従来の円筒形の処理装置についても形状、容量及
び結果を第1表及び第2表に示した。
で処理するためのコンパクトな流動担体生物処理
装置に関する。 〔従来の技術〕 従来、活性汚泥により廃水を処理する方法が広
く行われているが、その処理方法および装置にお
いて種々の提案があり、BOD容積負荷を大きく
する試みも多数提案されている。活性炭、コーク
ス、炭酸カルシウム等の粉粒体を担体として、こ
れに活性汚泥を着成させて廃水処理の効率化を図
ることも多く行われているが、活性汚泥の担体粒
子への着成が不充分で曝気槽内での流動のため活
性汚泥が剥離し期待する効率化が得られない。こ
のため担体粒子として珊瑚粉末を使用することに
より従来の担体の問題点を解消することができ、
これについてはこの出願の出願人がすでに特許出
願している。〔特願昭56−154882(特開昭58−
58192号公報参照)〕 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、この珊瑚粉末に活性汚泥を着成
させて効率的に廃水を処理し得るにしても、装置
の面からみてその効率を発揮させるには充分なも
のでなく、特に廃水が増加した場合にその処理量
に限界がある。また、この種の処理装置を設置す
るには大きな面積を要し、設置場所の大きさに対
応させることができず問題点があつた。 この発明の目的は、一般的な円筒型タンク式の
処理装置に代えて、上面長方形の角筒型槽を採用
することにより、極めて効率的でしかも処理すべ
き廃水が増加しても、複数個のユニツト型処理装
置をパラレルまたはシリーズに継ぎ足しができコ
ンパクトに構成できると共に、傾斜板調節により
廃水量、汚泥量の変化に応じて分離排出量を調節
することができる処理装置を提供することであ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、上記の問題点を解消し、上記の目
的を達成するために、次のように構成されてい
る。すなわち、この発明の1番目の発明は、担体
粒子に着成させた活性汚泥を、空気を吹込みつつ
内部に設けた隔壁の周りを循環させて流入する廃
水と接触させて処理する流動担体生物処理装置に
おいて、担体及び廃水を循環させる処理槽と前記
処理槽のオーバーフロー側に設けた汚泥と担体の
分離のための沈降分離部とを有し、前記処理槽は
その上部横断面が長方形をなし、長方形の長辺に
相当する対向する側壁が平行であり、かつ長方形
の短辺に相当する2つの側壁の一方が垂直に立下
り、他方が傾斜している形状をなし、垂直に立下
つた前記側壁との間に、分割可能なエアリフト部
を形成し得る隔壁を前記処理槽内部に有し、前記
エアリフト部を通つて浮上する担体が循環沈降す
るための前記側壁は50°以上の角度に傾斜してお
り、前記沈降分離部は傾斜した前記側壁側の上方
に隔壁を垂設し、前記隔壁と前記側壁との間に角
度調節可能な傾斜板を設けたことを特徴とするユ
ニツト型流動担体生物処理装置に関する。 また、この発明の2番目の発明は、担体粒子に
着成させた活性汚泥を、空気を吹込みつつ内部に
設けた隔壁の周りを循環させて流入する廃水と接
触させて処理する流動担体生物処理装置におい
て、担体及び廃水を循環させる処理槽と前記処理
槽のオーバーフロー側に設けた汚泥と担体の分離
のための沈降分離部とを有し、前記処理槽はその
上部横断面が長方形をなし、長方形の長辺に相当
する対向する側壁が平行であり、かつ長方形の短
辺に相当する両側壁が傾斜しており、前記処理槽
内に分割可能なエアリフト部を形成し得る隔壁を
設け、前記エアリフト部を通つて浮上する担体が
循環沈降するための前記側壁は50°以上の角度に
傾斜しており、前記沈降分離部は傾斜した前記側
壁側の上方に前記隔壁を垂設し、前記隔壁と前記
側壁との間に角度調節可能な傾斜板を設けたこと
を特徴とするユニツト型流動担体生物処理装置に
関する。 〔作用〕 この発明は、上記のように構成されており、次
のような作用を有する。すなわち、エアリフト部
の反対側の側壁は50°以上の角度に傾斜している
ので、担体粒子は循環液と共に側壁に滞留せずに
循環させることができ、沈降分離部には小隔壁と
オーバーフロー部の間にその角度を適宜変えれる
傾斜板を設けることにより、廃水量、汚泥量の変
化に応じて分離排出量を調節することができる。 また、この処理槽の形状を上部横断面長方形と
しているため、長方形で継ぎ足すことができるの
で、廃水量に応じて増設する場合にコンパクトに
設置できるユニツト・タイプとなつている。さら
に、処理槽内のエアリフト部において、そのエア
リフト管を分割してエアリフトとすると、空気は
拡散せず狭い区画内を集中して上昇するのでエア
リフト効果が大きい。 〔実施例〕 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。第1図Aは平面図で長方形をなし、前記長
方形の長辺に相当する相対する側壁が平行であ
り、且つ前記長方形の短辺に相当する2つの側壁
は第1図Bの如く一方が垂直に立下り、他方が傾
斜している。または処理槽内に隔壁を有し、立下
り側壁との間でエアリフト部を形成する。第1図
Bは縦断面図である。第1図Bにおいて、処理槽
1の下部より廃水Wを流入させ、処理槽の一方の
立下り側壁2と隔壁5との間に形成されたエアリ
フト部を、廃水Wが空気Aによつて活性汚泥を着
成させた担体粒子と接触しつつ浮上する。浮上後
は図中矢印のように流れは循環し、処理槽内を下
降し下部に到り、再びエアリフト部を通つて繰り
返し循環処理され、清浄化する。担体粒子も循環
液と共に循環するがエアリフト部の反対側の側壁
は、50°以上の角度を有する傾斜構造となつてい
るので、側壁に滞留せずに循環させられる。角度
が50゜未満では循環液に伴われない担体粒子が一
部側壁に残り、これが嫌気状態となつて微生物の
好気性消化を妨げるので好ましくない。 隔壁を設ける位置は廃水量、空気量、廃水の
BOD負荷、BOD濃度、滞留時間等によつて一定
ではないが立下り側壁と傾斜した側壁の立下り部
分との距離の中央点より立下り側壁までの間で過
宜選択される。すなわち、立下り側壁と隔壁との
間の距離をBとし、両側壁の距離(槽の長さ)を
Lとすれば1/2L≦B>0 である。この隔壁は
第1図Aのように処理槽の幅を1セツシヨンとす
るもの、第3図のように例えば3セクシヨンに分
割したエアリフトとするものでもよく、さらに分
割の仕方も第4図の如く円形の数セクシヨンとし
てもよい。分割した方が空気量が同一の場合、空
気が拡散せず狭い区画内を集中して上昇するので
エアリフト効果が大きい。循環する担体粒子は処
理槽の容積の約10%を仕込む。また吹き込む空気
量は処理すべき廃水のBODと担体粒子をエアリ
フトによつて流動させるために必要な量のいずれ
か大きい方を選んで決定する。一方処理すべき廃
水の流入は処理槽の上部からでも下部からでもよ
い。 処理済みの廃水は傾斜した側壁にある小隔壁6
の下部の空隙を経て処理水溜め8に到りオーバー
フローして系外に排出される。この際オーバーフ
ローの手前に設けた沈降分離部により担体から剥
離した汚泥と担体とを分離する。この沈降分離部
は担体の沈降速度がその粒径、空孔率、付着汚泥
及びその量により左右されるが、一般に、5〜15
cm/minであるので、担体が系外に流失しないよ
うにする目的に適するものであればいかなる方法
でも差し支えないが、小隔壁6及びオーバーフロ
ー部3の間が処理槽内の曝気による乱流の影響を
受けることがなく、且つ上昇速度が上記沈降速度
より小になればよい。これを実現する方法として
ある場合には上記上昇流速を得られるような位置
に小隔壁6を設けることでもよいが、より好まし
くは、例えば、小隔壁6及びオーバーフロー部3
の間の部分に傾斜板7を備えることにより、この
間の部分の占める大きさを小さくしてしかもその
目的を達成することもできる。更に、傾斜板7は
その角度を適宜変えることにより沈降分離の程度
を調節し得るので、廃水量、汚泥量の変化に応じ
て分離排出量を調節することができる。この場合
に傾斜板7の角度を垂直にすれば単に整流板とな
る。 この発明の処理装置は1〜20m3(例えば、上面
長方形の長手方向長さ2m、短手方向幅1m、高
さ4〜5m)が最も操作し易く、これ以上の小容
積では却つて実際の操作上煩雑となるが、これ以
上の廃水量となればこのユニツト型処理装置を第
5図の如く2基継ぎ足す代わりに、第2図の如く
2基分を立下がり側壁を省いて継ぎ足した形にす
ることもできる。この場合、隔壁5,5′の間隔
は第1図における間隔Bの関係式1/2L≧B>0
は同様にB′=2Bから1/2L≧1/2B′>0であれ
ばよい。この隔壁5,5′間内を右廻りと左廻り
のエアリフトが形成される。更に、この隔壁5,
5′間を第3図または第4図のように分割するこ
とも勿論可能である。 第1表に示す本発明の装置を用い廃水を処理し
た。結果を第2表に示すが、併せて比較のために
従来の円筒形の処理装置についても形状、容量及
び結果を第1表及び第2表に示した。
【表】
以上のように構成されているので、この発明は
次のような効果を奏することができる。すなわ
ち、この発明の処理装置は、一定の容量にするこ
とによつて廃水の種類によつて異なる廃水の流入
量及び空気必要量に応じ、この空気量の範囲内で
エアリフト部を形成させれば経済的に廃水を処理
できる。 また、処理装置の容量が足りない場合には、パ
ラレルまたはシリーズに複数個の処理槽を隣接し
て設置する、言い換えると継ぎ足すことにより対
処でき、この際、処理槽の形状が長方形で継ぎ足
すに便なるためコンパクトに設置できるので設置
場所の広さに応じたものにできる利点がある。こ
の発明の処理装置は鉄製でもコンクリート製でも
よく、特にコンクリート製にすれば制作費も極め
て廉価となる。更に、上記した実施例からも明ら
かなように、この発明の処理装置は、例えば、従
来の円筒型タンク式のものと比較して担体の流出
量が極めて少ないので、廃水を安定的に効率よく
処理することができる。更に、沈降分離部には小
隔壁とオーバーフロー部の間にその角度を適宜変
えれる傾斜板を設けることにより、廃水量、汚泥
量の変化に応じて分離排出量を調節することがで
きる等、種々の効果を奏することができる。
次のような効果を奏することができる。すなわ
ち、この発明の処理装置は、一定の容量にするこ
とによつて廃水の種類によつて異なる廃水の流入
量及び空気必要量に応じ、この空気量の範囲内で
エアリフト部を形成させれば経済的に廃水を処理
できる。 また、処理装置の容量が足りない場合には、パ
ラレルまたはシリーズに複数個の処理槽を隣接し
て設置する、言い換えると継ぎ足すことにより対
処でき、この際、処理槽の形状が長方形で継ぎ足
すに便なるためコンパクトに設置できるので設置
場所の広さに応じたものにできる利点がある。こ
の発明の処理装置は鉄製でもコンクリート製でも
よく、特にコンクリート製にすれば制作費も極め
て廉価となる。更に、上記した実施例からも明ら
かなように、この発明の処理装置は、例えば、従
来の円筒型タンク式のものと比較して担体の流出
量が極めて少ないので、廃水を安定的に効率よく
処理することができる。更に、沈降分離部には小
隔壁とオーバーフロー部の間にその角度を適宜変
えれる傾斜板を設けることにより、廃水量、汚泥
量の変化に応じて分離排出量を調節することがで
きる等、種々の効果を奏することができる。
第1図Aはこの発明によるユニツト型流動担体
生物処理装置の一実施例を示す平面図、第1図B
は第1図Aの縦断面図、第2図Aはこの発明によ
るユニツト型流動担体生物処理装置の他の実施例
を示す平面図、第2図Bは第2図Aの縦断面図、
第3図及び第4図は隔壁の分離したエアリフト部
の異なつた実施例を示す第1図Bと同様の縦断面
図、第5図及び第6図はこの発明によるユニツト
型流動担体生物処理装置の継ぎ足した例を示す第
1図Aまたは第2図Bと同様の平面図である。 1……処理槽、2……垂直立下がり側壁、3…
…オーバーフロー部、4……傾斜した側壁、5,
5′……隔壁、6……小隔壁、7……傾斜板、8
……処理水溜め、9……担体粒子、A……空気、
W……廃水。
生物処理装置の一実施例を示す平面図、第1図B
は第1図Aの縦断面図、第2図Aはこの発明によ
るユニツト型流動担体生物処理装置の他の実施例
を示す平面図、第2図Bは第2図Aの縦断面図、
第3図及び第4図は隔壁の分離したエアリフト部
の異なつた実施例を示す第1図Bと同様の縦断面
図、第5図及び第6図はこの発明によるユニツト
型流動担体生物処理装置の継ぎ足した例を示す第
1図Aまたは第2図Bと同様の平面図である。 1……処理槽、2……垂直立下がり側壁、3…
…オーバーフロー部、4……傾斜した側壁、5,
5′……隔壁、6……小隔壁、7……傾斜板、8
……処理水溜め、9……担体粒子、A……空気、
W……廃水。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 担体粒子に着成させた活性汚泥を、空気を吹
込みつつ内部に設けた隔壁の周りを循環させて流
入する廃水と接触させて処理する流動担体生物処
理装置において、担体及び廃水を循環させる処理
槽と前記処理槽のオーバーフロー側に設けた汚泥
と担体の分離のための沈降分離部とを有し、前記
処理槽はその上部横断面が長方形をなし、長方形
の長辺に相当する対向する側壁が平行であり、か
つ長方形の短辺に相当する2つの側壁の一方が垂
直に立下り、他方が傾斜している形状をなし、垂
直に立下つた前記側壁との間に、分割可能なエア
リフト部を形成し得る隔壁を前記処理槽内部に有
し、前記エアリフト部を通つて浮上する担体が循
環沈降するための前記側壁は50°以上の角度に傾
斜しており、前記沈降分離部は傾斜した前記側壁
側の上方に隔壁を垂設し、前記隔壁と前記側壁と
の間に角度調節可能な傾斜板を設けたことを特徴
とするユニツト型流動担体生物処理装置。 2 担体粒子に着成させた活性汚泥を、空気を吹
込みつつ内部に設けた隔壁の周りを循環させて流
入する廃水と接触させて処理する流動担体生物処
理装置において、担体及び廃水を循環させる処理
槽と前記処理槽のオーバーフロー側に設けた汚泥
と担体の分離のための沈降分離部とを有し、前記
処理槽はその上部横断面が長方形をなし、長方形
の長辺に相当する対向する側壁が平行であり、か
つ長方形の短辺に相当する両側壁が傾斜してお
り、前記処理槽内に分割可能なエアリフト部を形
成し得る隔壁を設け、前記エアリフト部を通つて
浮上する担体が循環沈降するための前記側壁は50
°以上の角度に傾斜しており、前記沈降分離部は
傾斜した前記側壁側の上方に前記隔壁を垂設し、
前記隔壁と前記側壁との間に角度調節可能な傾斜
板を設けたことを特徴とするユニツト型流動担体
生物処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57056611A JPS58174289A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | ユニツト型流動担体生物処理装置 |
AU13180/83A AU559833B2 (en) | 1982-04-07 | 1983-04-06 | Waste water treating apparatus |
GB8309470A GB2118162B (en) | 1982-04-07 | 1983-04-07 | Unit type waste water treating apparatus |
US06/777,599 US4696740A (en) | 1982-04-07 | 1985-09-19 | Unit type waste water treating apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57056611A JPS58174289A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | ユニツト型流動担体生物処理装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60280968A Division JPS61167499A (ja) | 1985-12-16 | 1985-12-16 | ユニツト型流動担体生物処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58174289A JPS58174289A (ja) | 1983-10-13 |
JPS6134877B2 true JPS6134877B2 (ja) | 1986-08-09 |
Family
ID=13032037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57056611A Granted JPS58174289A (ja) | 1982-04-07 | 1982-04-07 | ユニツト型流動担体生物処理装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4696740A (ja) |
JP (1) | JPS58174289A (ja) |
AU (1) | AU559833B2 (ja) |
GB (1) | GB2118162B (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60179194A (ja) * | 1984-02-27 | 1985-09-13 | Kyoritsu Yuki Kogyo Kenkyusho:Kk | 曝気槽処理能力向上方法 |
DE3526651A1 (de) * | 1985-07-25 | 1987-02-05 | Linde Ag | Verfahren und vorrichtung zur biologischen reinigung von abwasser |
FR2619804B1 (fr) * | 1987-08-27 | 1991-06-28 | Sogea | Procede continu de reduction de la pollution dissoute dans un liquide par voie biologique |
US4938867A (en) * | 1988-09-02 | 1990-07-03 | Sam Long | Configuration of aeration chamber for an activated-sludge sewage treatment system |
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US5527465A (en) * | 1994-03-16 | 1996-06-18 | Dickerson; J. Rodney | Method for preventing erosion in headworks of waste water treatment facilities |
DE10211608A1 (de) * | 2002-03-11 | 2003-09-25 | Hansgrohe Ag | Anlage zur Wiederverwertung von gebrauchtem Wasser |
US20040159607A1 (en) * | 2003-02-14 | 2004-08-19 | Kilian Rodolfo Ernesto | Ammonia nitrification over a carbonate alkalinity source |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1282587A (en) * | 1914-10-09 | 1918-10-22 | Walter Jones | Apparatus for the purification of sewage and analogous liquids. |
US3215276A (en) * | 1961-12-08 | 1965-11-02 | Rex Chainbelt Inc | Adjustable baffle grit chamber |
US3206032A (en) * | 1963-06-24 | 1965-09-14 | M C Nottingham Co Of Temple Ci | Sewage disposal tank |
US3244280A (en) * | 1963-09-09 | 1966-04-05 | Rex Chainbelt Inc | Aerated grit chamber |
US3681200A (en) * | 1970-11-09 | 1972-08-01 | Standard Oil Co | Shell-and-tube fermentor |
US3790141A (en) * | 1971-07-19 | 1974-02-05 | Creusot Loire | Apparatus for producing a flow in a liquid mixture |
US4104167A (en) * | 1976-10-08 | 1978-08-01 | Ferdinand Besik | Apparatus for purifying waste waters |
US4282102A (en) * | 1978-09-11 | 1981-08-04 | Rexnord Inc. | Activated sludge wastewater treatment having suspended inert media for biota growth |
GB2084127B (en) * | 1980-09-24 | 1984-02-08 | Nealvane Ltd | Biological treatment of sewage |
-
1982
- 1982-04-07 JP JP57056611A patent/JPS58174289A/ja active Granted
-
1983
- 1983-04-06 AU AU13180/83A patent/AU559833B2/en not_active Ceased
- 1983-04-07 GB GB8309470A patent/GB2118162B/en not_active Expired
-
1985
- 1985-09-19 US US06/777,599 patent/US4696740A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58174289A (ja) | 1983-10-13 |
AU559833B2 (en) | 1987-03-19 |
US4696740A (en) | 1987-09-29 |
GB2118162A (en) | 1983-10-26 |
AU1318083A (en) | 1983-10-13 |
GB2118162B (en) | 1984-12-19 |
GB8309470D0 (en) | 1983-05-11 |
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