JPS6134868B2 - - Google Patents
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- JPS6134868B2 JPS6134868B2 JP5894481A JP5894481A JPS6134868B2 JP S6134868 B2 JPS6134868 B2 JP S6134868B2 JP 5894481 A JP5894481 A JP 5894481A JP 5894481 A JP5894481 A JP 5894481A JP S6134868 B2 JPS6134868 B2 JP S6134868B2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23K—FEEDING FUEL TO COMBUSTION APPARATUS
- F23K5/00—Feeding or distributing other fuel to combustion apparatus
- F23K5/02—Liquid fuel
- F23K5/14—Details thereof
- F23K5/18—Cleaning or purging devices, e.g. filters
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B17/00—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
- B05B17/04—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
- B05B17/06—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
- B05B17/0607—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers
- B05B17/0638—Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers spray being produced by discharging the liquid or other fluent material through a plate comprising a plurality of orifices
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は灯油や軽油等の液体燃料、水、薬液等
の霧化装置に関する。
の霧化装置に関する。
その目的とするところは構成が簡単でコンパク
ト、低価格であり、霧化性能に優れ、しかも霧化
量制御が極めて容易な霧化装置を提供することで
ある。
ト、低価格であり、霧化性能に優れ、しかも霧化
量制御が極めて容易な霧化装置を提供することで
ある。
従来液体の霧化装置は、種々のものが提案され
実用化されており、1液体を高圧ポンプで圧送し
小孔ノズルから高圧噴霧する圧力噴霧装置、2回
転体に液体を滴下し遠心力により霧化する回転霧
化装置、3高圧気体と高圧液体を噴出させ共振構
造により振動を発生させて霧化する2流体霧化装
置、4電歪素子等の振動をホーン状振動子によつ
て増巾し、増巾された振動部分に液体に供給して
霧化させる振巾増巾型超音波霧化装置、5液槽中
に超音波を照射して液面近傍に集中させ、液面か
らの一種のキヤビテーシヨン的現象を利用して霧
化させる霧化装置などが実用化されている。
実用化されており、1液体を高圧ポンプで圧送し
小孔ノズルから高圧噴霧する圧力噴霧装置、2回
転体に液体を滴下し遠心力により霧化する回転霧
化装置、3高圧気体と高圧液体を噴出させ共振構
造により振動を発生させて霧化する2流体霧化装
置、4電歪素子等の振動をホーン状振動子によつ
て増巾し、増巾された振動部分に液体に供給して
霧化させる振巾増巾型超音波霧化装置、5液槽中
に超音波を照射して液面近傍に集中させ、液面か
らの一種のキヤビテーシヨン的現象を利用して霧
化させる霧化装置などが実用化されている。
しかしながら上記1、3は共に高圧力を発生す
る高圧ポンプ等が必要であり、また上記2は高速
回転を得るモータ等が必要であつて、いずれも霧
化装置が大型化する、騒音が大きい等の問題点を
有しており、また、霧化性能(霧化粒径、分布、
安定性等)も十分なものではなかつた。上記4は
効率良い振巾増巾を得るためホーン状振動子の加
工法、組立法等が難しく、そのため高価なものに
ならざるを得ず、霧化性能も好ましいものではな
かつた。また、上記5は霧化粒径が小さいという
優れた特徴を有するものの、液槽中に直接超音波
を照射する構成のため大きな電力を必要とすると
共に最適周波数が1〜2MHzであるため、電波障
害を発生するという重大な欠点を有するものであ
つた。また液面に有効に超音波を集中することが
必要であり、液面の高さ、液温等によつて著しく
性能が変化するという問題を有しており、その補
償は極めて困難度が高く、高価格化せざるを得な
いものであつた。
る高圧ポンプ等が必要であり、また上記2は高速
回転を得るモータ等が必要であつて、いずれも霧
化装置が大型化する、騒音が大きい等の問題点を
有しており、また、霧化性能(霧化粒径、分布、
安定性等)も十分なものではなかつた。上記4は
効率良い振巾増巾を得るためホーン状振動子の加
工法、組立法等が難しく、そのため高価なものに
ならざるを得ず、霧化性能も好ましいものではな
かつた。また、上記5は霧化粒径が小さいという
優れた特徴を有するものの、液槽中に直接超音波
を照射する構成のため大きな電力を必要とすると
共に最適周波数が1〜2MHzであるため、電波障
害を発生するという重大な欠点を有するものであ
つた。また液面に有効に超音波を集中することが
必要であり、液面の高さ、液温等によつて著しく
性能が変化するという問題を有しており、その補
償は極めて困難度が高く、高価格化せざるを得な
いものであつた。
本発明は上記従来の霧化装置の欠点に鑑みてな
されたものであつて、構成が簡単でコンパクトで
あり、従つて極めて低価格であると共に、霧化粒
径、霧化動作の安定性等の霧化性能に優れ、かつ
霧化量制御が極めて容易な霧化装置を提供せんと
するものである。
されたものであつて、構成が簡単でコンパクトで
あり、従つて極めて低価格であると共に、霧化粒
径、霧化動作の安定性等の霧化性能に優れ、かつ
霧化量制御が極めて容易な霧化装置を提供せんと
するものである。
以下、本発明を液体燃料燃焼装置に適用した実
施例について図面と共に説明する。
施例について図面と共に説明する。
第1図は、本発明になる霧化装置を温風暖房機
に応用した実施例を示す構成断面図である。
に応用した実施例を示す構成断面図である。
第1図において、1は温風機外装であり、室内
空気を吸込口2から対流フアン3によつて吸込
み、熱交換器兼燃焼筒4によつて温風にして室内
に吐出する温風暖房機である。
空気を吸込口2から対流フアン3によつて吸込
み、熱交換器兼燃焼筒4によつて温風にして室内
に吐出する温風暖房機である。
燃焼用空気は燃焼フアン5により吸気筒6から
吸込まれ、バイパス路7とダンパ装置8より成る
空気量制御部によつて調整された空気量だけがバ
ーナ部9に供給され、旋回器10にて図中矢印の
ように旋回され、霧化部11より噴霧される霧化
灯油と混合して燃焼筒4に送られ火災12を形成
して燃焼する。燃焼排ガスは、排気筒13より排
気される。
吸込まれ、バイパス路7とダンパ装置8より成る
空気量制御部によつて調整された空気量だけがバ
ーナ部9に供給され、旋回器10にて図中矢印の
ように旋回され、霧化部11より噴霧される霧化
灯油と混合して燃焼筒4に送られ火災12を形成
して燃焼する。燃焼排ガスは、排気筒13より排
気される。
一方燃料である灯油はカートリツジタンク14
より液面が略一定に維持されるレベラ15を通
り、脱気部16に送られる。この脱気部で脱気さ
れた空気は、排気部17を通つて排気され、脱気
された灯油は供給路18中に設けられた簡単な構
成の循環用ポンプ19によつて霧化部11に送ら
れ、霧化部11を充満させた後、リターン路20
を通つて脱気部16にリターンされるよう構成さ
れている。供給路18とリターン路20に設けら
れた音波減衰器21a,21bは、霧化部11と
脱気部16との間の相互干渉を軽減せしめるもの
であり、必要により両方又は片方を設ける構成で
よい。
より液面が略一定に維持されるレベラ15を通
り、脱気部16に送られる。この脱気部で脱気さ
れた空気は、排気部17を通つて排気され、脱気
された灯油は供給路18中に設けられた簡単な構
成の循環用ポンプ19によつて霧化部11に送ら
れ、霧化部11を充満させた後、リターン路20
を通つて脱気部16にリターンされるよう構成さ
れている。供給路18とリターン路20に設けら
れた音波減衰器21a,21bは、霧化部11と
脱気部16との間の相互干渉を軽減せしめるもの
であり、必要により両方又は片方を設ける構成で
よい。
また燃焼空気の一部は、燃焼フアン5により送
風パイプ23を通つて、霧化部11の後方から送
風される構成となつており、霧化部11の冷却と
霧化粒子の搬送を兼ねている。
風パイプ23を通つて、霧化部11の後方から送
風される構成となつており、霧化部11の冷却と
霧化粒子の搬送を兼ねている。
24は点火器の電極、25は炎検知のためのフ
レームロツドであり、26はこの温風機の動作を
制御する燃焼制御装置であつて、27は操作部で
ある。
レームロツドであり、26はこの温風機の動作を
制御する燃焼制御装置であつて、27は操作部で
ある。
ここで、霧化装置について説明する。第2図は
第1図の温風暖房機の灯油霧化装置のさらに詳し
い実施例を示す構成断面図である。図において第
1図と同符号は相当物である。
第1図の温風暖房機の灯油霧化装置のさらに詳し
い実施例を示す構成断面図である。図において第
1図と同符号は相当物である。
霧化部11は、ホーン状の加圧室28を有する
基体29の先端に小孔ノズル30を有するノズル
部31が取付けられ、一方加圧室28のノズル部
31と対向する位置に円板状の圧電素子32と円
板状の振動板33より成る電気的振動子34が基
体29の底板と一体に設けられている。すなわち
電気的振電子は、基体29の底板から円筒状の支
え部35によつて図のように支えられ、基体29
の内部を加圧室28と供給室36に分割してい
る。これは加圧室28への灯油の供給が、振動板
33の全周から円滑に連通部37を通つて行われ
るようにするための構成である。
基体29の先端に小孔ノズル30を有するノズル
部31が取付けられ、一方加圧室28のノズル部
31と対向する位置に円板状の圧電素子32と円
板状の振動板33より成る電気的振動子34が基
体29の底板と一体に設けられている。すなわち
電気的振電子は、基体29の底板から円筒状の支
え部35によつて図のように支えられ、基体29
の内部を加圧室28と供給室36に分割してい
る。これは加圧室28への灯油の供給が、振動板
33の全周から円滑に連通部37を通つて行われ
るようにするための構成である。
脱気部16は、脱気室39を有し、底部に圧電
素子40、振動板41より成る第2の電気的振動
子42を有しておりこの振動子の超音波振動によ
り灯油中の溶存空気を脱気するものである。脱気
室39の上部にはテーパ状をした接合部43が設
けられており、排気部17の断面積を脱気室の断
面積より十分小さくすることを可能にしている。
すなわち、振動子42の発生する超音波振動エネ
ルギーにより灯油の液面44からの空気の再溶解
を極力小さくすることができ脱気効率を向上でき
るのである。また、このテーパ状の構成により、
脱気された空気の気泡をすみやかに排気部17に
集めることができるものである。
素子40、振動板41より成る第2の電気的振動
子42を有しておりこの振動子の超音波振動によ
り灯油中の溶存空気を脱気するものである。脱気
室39の上部にはテーパ状をした接合部43が設
けられており、排気部17の断面積を脱気室の断
面積より十分小さくすることを可能にしている。
すなわち、振動子42の発生する超音波振動エネ
ルギーにより灯油の液面44からの空気の再溶解
を極力小さくすることができ脱気効率を向上でき
るのである。また、このテーパ状の構成により、
脱気された空気の気泡をすみやかに排気部17に
集めることができるものである。
このように超音波振動を利用した脱気部を構成
する場合は、脱気室を排気部より十分小さい断面
積とすること、脱気室と排気部とをテーパ状の接
合部により連結することが効率的かつ速かな脱気
を可能にする上で極めて重要である。
する場合は、脱気室を排気部より十分小さい断面
積とすること、脱気室と排気部とをテーパ状の接
合部により連結することが効率的かつ速かな脱気
を可能にする上で極めて重要である。
21はフイルタであつて、脱気部16と霧化部
11の間の灯油供給流路、およびリターン流路中
に設けられており、混入ゴミの除去をすると同時
に、第1図に示した音波減衰器21a,21bの
作用を兼ねるものである。すなわち、霧化部11
の第1の電気的振動子34と脱気部16の第2の
電気的振動子42との間の音波的な相互作用によ
る不都合を防止するものであり、安定な霧化動
作、脱気動作を実現する上で極めて重要な役割を
果すものである。
11の間の灯油供給流路、およびリターン流路中
に設けられており、混入ゴミの除去をすると同時
に、第1図に示した音波減衰器21a,21bの
作用を兼ねるものである。すなわち、霧化部11
の第1の電気的振動子34と脱気部16の第2の
電気的振動子42との間の音波的な相互作用によ
る不都合を防止するものであり、安定な霧化動
作、脱気動作を実現する上で極めて重要な役割を
果すものである。
ここで、脱気部の効果について説明する。本発
明になる霧化部11は、その構造が極めてコンパ
クトで簡単であり、その霧化粒径は、第1の電気
的振動子の駆動周波数が高い程小さくすることが
できるものである。ところが、液体中の空気溶存
率が高い程霧化動作中の気泡発生率が高く、加圧
室28内等で気泡が発生してしまい、霧化動作が
極めて不安定になつてしまうのである。すなわち
溶存空気率が低い程高い周波数で動作させること
ができ、従つて微粒化性能の良い霧化装置とする
ことができるのであり、この脱気部16は、液体
中の溶存空気を排出し、霧化性能の優れた霧化装
置を実現せしめるものである。
明になる霧化部11は、その構造が極めてコンパ
クトで簡単であり、その霧化粒径は、第1の電気
的振動子の駆動周波数が高い程小さくすることが
できるものである。ところが、液体中の空気溶存
率が高い程霧化動作中の気泡発生率が高く、加圧
室28内等で気泡が発生してしまい、霧化動作が
極めて不安定になつてしまうのである。すなわち
溶存空気率が低い程高い周波数で動作させること
ができ、従つて微粒化性能の良い霧化装置とする
ことができるのであり、この脱気部16は、液体
中の溶存空気を排出し、霧化性能の優れた霧化装
置を実現せしめるものである。
次に霧化動作について説明する。
霧化動作開始時において、まず最初に一定時間
第2の電気的振動子42が駆動され脱気室39内
の灯油が脱気される。次に、循環ポンプ19が起
動され、供給路18内の液面45は上昇してい
き、供給室36、加圧室28内は灯油が充満され
る。さらに溢出した灯油はリターン路20を通つ
て脱気室39にリターンされ循環される。従つて
液面46は低下し、ついにはリターン路20内の
空気も排出される。ポンプ19による循環が十分
行われ加圧室28、供給室36が脱気された灯油
で満たされた後第1の電気的振動子34が励振さ
れる。前記第1の電気的振動子は、励振周波数
(20〜50KHz)に応じた鼓状振動をノズル部31
の方向に向つて発生する。振動子34がノズル部
31側にたわみを生じた時、加圧室28内に発生
した圧力上昇は、ノズル部31に伝達され、ノズ
ル30より微小液滴が吐出される。前述と逆方向
にたわみを生じた時、加圧室28内に発生した負
圧力により供給室36より灯油が加圧室28に連
通部37より流入する。この時ノズル30は小口
径であるため灯油の表面張力が強く、空気がノズ
ル30から流入することはない。前述の動作によ
り供給室36内も負圧となり、供給ポンプ19の
供給量の大小にあまり影響を受けずに灯油の加圧
室28への供給量が決定される。
第2の電気的振動子42が駆動され脱気室39内
の灯油が脱気される。次に、循環ポンプ19が起
動され、供給路18内の液面45は上昇してい
き、供給室36、加圧室28内は灯油が充満され
る。さらに溢出した灯油はリターン路20を通つ
て脱気室39にリターンされ循環される。従つて
液面46は低下し、ついにはリターン路20内の
空気も排出される。ポンプ19による循環が十分
行われ加圧室28、供給室36が脱気された灯油
で満たされた後第1の電気的振動子34が励振さ
れる。前記第1の電気的振動子は、励振周波数
(20〜50KHz)に応じた鼓状振動をノズル部31
の方向に向つて発生する。振動子34がノズル部
31側にたわみを生じた時、加圧室28内に発生
した圧力上昇は、ノズル部31に伝達され、ノズ
ル30より微小液滴が吐出される。前述と逆方向
にたわみを生じた時、加圧室28内に発生した負
圧力により供給室36より灯油が加圧室28に連
通部37より流入する。この時ノズル30は小口
径であるため灯油の表面張力が強く、空気がノズ
ル30から流入することはない。前述の動作によ
り供給室36内も負圧となり、供給ポンプ19の
供給量の大小にあまり影響を受けずに灯油の加圧
室28への供給量が決定される。
前記ポンプ19の吐出量は、霧化部11の最小
霧化量(平均値)とほぼ同等かそれより小さく選
ばれている。これは、霧化動作中は、加圧室28
内がノズル30前方の空気圧に対して適度の正圧
力にならないようにするためである。もし過度の
正圧力が発生するとノズル30からは灯油が溢出
するため安定な霧化動作を維持することができな
いからであつて、ポンプ吐出量≦平均最小霧化量
という関係を満たすよう構成することは、安定な
霧化動作を保証する上で極めて重要である。
霧化量(平均値)とほぼ同等かそれより小さく選
ばれている。これは、霧化動作中は、加圧室28
内がノズル30前方の空気圧に対して適度の正圧
力にならないようにするためである。もし過度の
正圧力が発生するとノズル30からは灯油が溢出
するため安定な霧化動作を維持することができな
いからであつて、ポンプ吐出量≦平均最小霧化量
という関係を満たすよう構成することは、安定な
霧化動作を保証する上で極めて重要である。
なおポンプは上記関係を満たすものであるから
必然的に灯油のバイパスが可能な構成のものであ
ることが必要であり、必要な場合はバイパス路を
別に設けてもよい。
必然的に灯油のバイパスが可能な構成のものであ
ることが必要であり、必要な場合はバイパス路を
別に設けてもよい。
このように構成することにより極めてコンパク
トな霧化装置にすることができる。例えば霧化部
の第1の電気的振動子は直径10mm程度のものでよ
く、5000KCal/hに相当する霧化量を得るのに必
要な第1の振動子34の消費電力は、0.1〜
0.2Watts程度である。そして霧化特性も良好で
あつて、霧化粒径はノズル30の径によつて違う
が5〜30μm程度であり、かつ脱気部16を設け
て脱気された灯油を霧化するよう構成されている
から極めて安定な霧化動作をすることができるの
である。
トな霧化装置にすることができる。例えば霧化部
の第1の電気的振動子は直径10mm程度のものでよ
く、5000KCal/hに相当する霧化量を得るのに必
要な第1の振動子34の消費電力は、0.1〜
0.2Watts程度である。そして霧化特性も良好で
あつて、霧化粒径はノズル30の径によつて違う
が5〜30μm程度であり、かつ脱気部16を設け
て脱気された灯油を霧化するよう構成されている
から極めて安定な霧化動作をすることができるの
である。
第3図は第1図の温風機の燃焼制御装置26の
一実施回路図である。第1図と同符号は相当物で
ある。燃焼制御装置26は主制御部47を中心に
構成されており、前記主制御部47は点火器2
4、脱気部16、霧化部11、ダンパ装置8、リ
レー接点48を介して燃焼フアン5、燃焼フアン
の回転力又は送風圧力を利用して駆動されるポン
プ(燃料供給手段)19等を駆動すると共に、炎
検知器(フレームロツド)25、室温検知器49
(第1図には図示せず)等の信号を入力信号とし
て動作するものである。50は運転スイツチ、5
1はサーモスイツチである。
一実施回路図である。第1図と同符号は相当物で
ある。燃焼制御装置26は主制御部47を中心に
構成されており、前記主制御部47は点火器2
4、脱気部16、霧化部11、ダンパ装置8、リ
レー接点48を介して燃焼フアン5、燃焼フアン
の回転力又は送風圧力を利用して駆動されるポン
プ(燃料供給手段)19等を駆動すると共に、炎
検知器(フレームロツド)25、室温検知器49
(第1図には図示せず)等の信号を入力信号とし
て動作するものである。50は運転スイツチ、5
1はサーモスイツチである。
運転スイツチ50が投入され、室温検知器49
の信号により暖房すべき温度であると判定する
と、主制御部47は例えば第4図に示すような暖
房開始シーケンスにて運転を開始する。第4図に
おいて、1〜7はそれぞれ運転スイツチ50、脱
気部16、燃焼フアン5、ポンプ19、点火器2
4、霧化部11、炎検知器25の動作シーケンス
を示すものである。
の信号により暖房すべき温度であると判定する
と、主制御部47は例えば第4図に示すような暖
房開始シーケンスにて運転を開始する。第4図に
おいて、1〜7はそれぞれ運転スイツチ50、脱
気部16、燃焼フアン5、ポンプ19、点火器2
4、霧化部11、炎検知器25の動作シーケンス
を示すものである。
すなわち運転スイツチ50が投入され、室温検
知器49の信号により、主制御部47が暖房すべ
き温度であると判定すると、脱気部16を起動し
一定時間T1の経過後、燃焼フアン5を起動し、
同時にポンプ19も起動する。点火器24を起動
するまでの時間T2はプリパージ時間であると同
時に前述した如くポンプ19により霧化部11の
加圧室28等に灯油を充満させるための時間であ
る。点火器動作開始後T3のプリイグニシヨン時
間を経て霧化部11が起動され、炎検知器25の
信号が検知されるとT4のポストイグニシヨン時
間を経て点火器24は停止され着火動作が完了す
る。
知器49の信号により、主制御部47が暖房すべ
き温度であると判定すると、脱気部16を起動し
一定時間T1の経過後、燃焼フアン5を起動し、
同時にポンプ19も起動する。点火器24を起動
するまでの時間T2はプリパージ時間であると同
時に前述した如くポンプ19により霧化部11の
加圧室28等に灯油を充満させるための時間であ
る。点火器動作開始後T3のプリイグニシヨン時
間を経て霧化部11が起動され、炎検知器25の
信号が検知されるとT4のポストイグニシヨン時
間を経て点火器24は停止され着火動作が完了す
る。
第5図は、第3図の主制御部47のさらに詳し
い一実施例を示す回路図である。
い一実施例を示す回路図である。
第5図において第1〜3図と同符号は相当物で
ある。
ある。
第5図に示した主制御部47はマイクロコンピ
ユータ52を中心に構成されている。53,54
は商用電源端子であり第3図における運転スイツ
チ50の投入により商用電源が供給される。55
は電源トランスであり電源回路56により各出力
電圧E1〜E3を形成すると共に、第2巻線W2によ
りフレームロツド25とバーナ57の間に抵抗器
58,59、コンデンサ60を介して交流電圧を
印加する。この抵抗器59とコンデンサ60の端
子電圧は、電界効果トランジスタ(FET)61
のゲート・ソース間に供給される構成となつて炎
検知回路を成しており、FET61のドレイン電
圧はマイクロコンピユータ52の入力A1端子に
炎検知信号として供給されるものである。
ユータ52を中心に構成されている。53,54
は商用電源端子であり第3図における運転スイツ
チ50の投入により商用電源が供給される。55
は電源トランスであり電源回路56により各出力
電圧E1〜E3を形成すると共に、第2巻線W2によ
りフレームロツド25とバーナ57の間に抵抗器
58,59、コンデンサ60を介して交流電圧を
印加する。この抵抗器59とコンデンサ60の端
子電圧は、電界効果トランジスタ(FET)61
のゲート・ソース間に供給される構成となつて炎
検知回路を成しており、FET61のドレイン電
圧はマイクロコンピユータ52の入力A1端子に
炎検知信号として供給されるものである。
室温は室温検知器であるサーミスタ49により
検知される。サーミスタ49は温度設定用可変抵
抗器62、抵抗器63〜65、コンパレータ66
と共にヒステリシス付温度検知回路を形成してお
り、その出力はマイクロコンピユータ52の入力
A〓に入力されている。また、前記温度検知回路
の動作温度は、マイクロコンピユータの出力O〓
により抵抗器67を介してZレベルに制御される
ようになつており、いわゆるHi/Lo/OFFの燃
焼量制御を可能にしている。
検知される。サーミスタ49は温度設定用可変抵
抗器62、抵抗器63〜65、コンパレータ66
と共にヒステリシス付温度検知回路を形成してお
り、その出力はマイクロコンピユータ52の入力
A〓に入力されている。また、前記温度検知回路
の動作温度は、マイクロコンピユータの出力O〓
により抵抗器67を介してZレベルに制御される
ようになつており、いわゆるHi/Lo/OFFの燃
焼量制御を可能にしている。
48′はリレー接点48の励磁コイル、8はダ
ンパ装置のソレノイドコイル、24は放電式点火
器であり、それぞれマイクロコンピユータ出力
O2,O3,O4により、インバータバツフア68〜
70を介して駆動される。
ンパ装置のソレノイドコイル、24は放電式点火
器であり、それぞれマイクロコンピユータ出力
O2,O3,O4により、インバータバツフア68〜
70を介して駆動される。
11は霧化装置に相当するものであり電気的振
動子34の駆動回路である。この回路は、トラン
ジスタ71、ゼオダイオード72、抵抗器73、
コンデンサ74より成る安定化電源回路と、
CMOS NAND ゲート75,76、コンデンサ
77、抵抗器78,79より成る発振停止入力付
無安定マルチバイブレータ回路と、インバータバ
ツフア80、トランジスタ81〜83、抵抗器8
4,85、コンデンサ86より成る増巾出力回路
とより構成されており、マイクロコンピユータ5
2の出力O1は前記無安定マルチバイブレータの
発振・停止入力に接続されている。したがつて、
マイクロコンピユータ52は、電気的振動子34
への定電圧方形波(20〜50KHz)を一定の周期
(例えば10mS)でデユーテイー制御することが
できる。例えば、第6図a,bのように制御する
ことができ、また停止することもできるのであ
る。
動子34の駆動回路である。この回路は、トラン
ジスタ71、ゼオダイオード72、抵抗器73、
コンデンサ74より成る安定化電源回路と、
CMOS NAND ゲート75,76、コンデンサ
77、抵抗器78,79より成る発振停止入力付
無安定マルチバイブレータ回路と、インバータバ
ツフア80、トランジスタ81〜83、抵抗器8
4,85、コンデンサ86より成る増巾出力回路
とより構成されており、マイクロコンピユータ5
2の出力O1は前記無安定マルチバイブレータの
発振・停止入力に接続されている。したがつて、
マイクロコンピユータ52は、電気的振動子34
への定電圧方形波(20〜50KHz)を一定の周期
(例えば10mS)でデユーテイー制御することが
できる。例えば、第6図a,bのように制御する
ことができ、また停止することもできるのであ
る。
16は脱気部に相当するものであり、第2の電
気的振動子42の駆動回路である。前記駆動回路
は、トランジスタ87〜89、コンデンサ90、
抵抗器91〜96、インダクタ97、コンデンサ
98より成る自励発振回路であり、発振・停止は
マイクロコンピユータ52の出力O5によりイン
バータバツフア99を介して制御されるよう構成
されている。
気的振動子42の駆動回路である。前記駆動回路
は、トランジスタ87〜89、コンデンサ90、
抵抗器91〜96、インダクタ97、コンデンサ
98より成る自励発振回路であり、発振・停止は
マイクロコンピユータ52の出力O5によりイン
バータバツフア99を介して制御されるよう構成
されている。
主制御部47は以上のような構成であるから前
述のような暖房機の燃焼制御を極めて容易に行う
ことができる。
述のような暖房機の燃焼制御を極めて容易に行う
ことができる。
以上のように、本発明によれば、小孔ノズルと
第1の電気的振動子とにより構成される霧化部と
脱気室と排気部の第2の電気的振動子とにより構
成される脱気部とを備え、液体供給路およびリタ
ーン路によりそれらを接続し、かつ、液体供給流
路中又はリターン流路中の少なくとも一方に音波
減衰部を設けるよう構成したから、極めて構造が
簡単でコンパクトで低価格であると共に、霧化性
能に優れ、かつ、2つの電気的振動子の相互干渉
を防止し、極めて安定な動作を実現することがで
きる霧化装置を提供することができる。
第1の電気的振動子とにより構成される霧化部と
脱気室と排気部の第2の電気的振動子とにより構
成される脱気部とを備え、液体供給路およびリタ
ーン路によりそれらを接続し、かつ、液体供給流
路中又はリターン流路中の少なくとも一方に音波
減衰部を設けるよう構成したから、極めて構造が
簡単でコンパクトで低価格であると共に、霧化性
能に優れ、かつ、2つの電気的振動子の相互干渉
を防止し、極めて安定な動作を実現することがで
きる霧化装置を提供することができる。
また、霧化部の消費電力は極めて小さいので霧
化動作の安定化、霧化量制御は極めて容易に実現
することができる。
化動作の安定化、霧化量制御は極めて容易に実現
することができる。
なお、音波減衰部をフイルタで兼ねることによ
り液中の不純物等を確実に除去し、かつ、音波に
よる相互作用を防止することができる。
り液中の不純物等を確実に除去し、かつ、音波に
よる相互作用を防止することができる。
第1図は本発明の一実施例を示す温風暖房機の
構成断面図、第2図は同霧化装置の構成断面図、
第3図は同温風暖房機の燃焼制御装置の回路図、
第4図は同温風暖房機の制御シーケンス説明図、
第5図は同燃焼制御装置のさらに詳しい一実施例
を示す回路図、第6図は第1の電気的振動子の駆
動電圧波形図である。 11……霧化部、16……脱気部、17……排
気部、18……液体供給路、20……リターン
路、21……音波減衰部、28……加圧室、29
……基体、30……小孔ノズル、31……ノズル
部、34……第1の電気的振動子、39……脱気
室、42……第2の電気的振動子。
構成断面図、第2図は同霧化装置の構成断面図、
第3図は同温風暖房機の燃焼制御装置の回路図、
第4図は同温風暖房機の制御シーケンス説明図、
第5図は同燃焼制御装置のさらに詳しい一実施例
を示す回路図、第6図は第1の電気的振動子の駆
動電圧波形図である。 11……霧化部、16……脱気部、17……排
気部、18……液体供給路、20……リターン
路、21……音波減衰部、28……加圧室、29
……基体、30……小孔ノズル、31……ノズル
部、34……第1の電気的振動子、39……脱気
室、42……第2の電気的振動子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくともノズルおよび第1の電気的振動子
を有する霧化部と、脱気室および第2の電気的振
動子等を有する脱気部と、前記脱気室の液体を前
記霧化部に供給する液体供給路とを設けると共
に、前記第1の電気的振動子による振動と前記第
2の電気的振動子による振動が相互に又は他方に
対して干渉することを防止する手段を設けたこと
を特徴とする電子霧化装置。 2 前記手段は、多孔質材料等より成る音波減衰
部により構成されたものであることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の電子霧化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5894481A JPS57174609A (en) | 1981-04-17 | 1981-04-17 | Electronic atomizing device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5894481A JPS57174609A (en) | 1981-04-17 | 1981-04-17 | Electronic atomizing device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57174609A JPS57174609A (en) | 1982-10-27 |
JPS6134868B2 true JPS6134868B2 (ja) | 1986-08-09 |
Family
ID=13098934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5894481A Granted JPS57174609A (en) | 1981-04-17 | 1981-04-17 | Electronic atomizing device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57174609A (ja) |
-
1981
- 1981-04-17 JP JP5894481A patent/JPS57174609A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57174609A (en) | 1982-10-27 |
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