JPS6134646Y2 - - Google Patents

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JPS6134646Y2
JPS6134646Y2 JP1978089548U JP8954878U JPS6134646Y2 JP S6134646 Y2 JPS6134646 Y2 JP S6134646Y2 JP 1978089548 U JP1978089548 U JP 1978089548U JP 8954878 U JP8954878 U JP 8954878U JP S6134646 Y2 JPS6134646 Y2 JP S6134646Y2
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JP
Japan
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lamp body
window hole
transparent
transparent body
light
Prior art date
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JP1978089548U
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English (en)
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JPS557255U (ja
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  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、船灯、特に合成樹脂製の船灯に係る
ものである。
船舶には、いわゆる船灯が取付けられているこ
とは周知の通りである。この船灯は、風雨に晒さ
れることから、防水を要し、ランプが防水性外殼
に投光可能に包まれている。そして、通常、ラン
プを支える下部灯体の上に、上部灯体を結合して
おり、上部灯体には、周面に窓孔を設けて、これ
に彎曲板又は、フレネルレンズ等(以下透明体と
云う)を水密に嵌着している。
ところで、上記灯体は、当初、金属板又はダイ
カスト等による金属性であり、窓孔にガラスを嵌
めていた。しかし、この場合には、かなり高価に
なること、腐蝕、発錆を生じ長期の使用に耐えな
いこと、直射日光に晒されて、かなりの高温にな
つたり、気温の低下に伴い、かなりの低温になつ
て凍結もすると共に、その変化が激しいために、
付属のバツキング及接着材その他が短期間で使用
不能になり、雨水の浸入が十分防止できないこと
等の多大な問題点があつた。
そこで、本出願人は、上記灯体を合成樹脂にす
ることを考え、灯体を適宜合成樹脂により射出成
形すると共に、その窓孔に接着の透明体も合成樹
脂で射出成形し、該透明体をその窓孔に嵌めて双
方を超音波接着した。
これによつて、従来の問題点が大半解決でき
た。
しかし、透明体の接着が、実際には十分に行え
ず、雨水の浸入を確実に防止できず、いま一歩の
感があつた。
本考案は斯る点に鑑み研究を進め、完成の域に
達したものである。
以下、図示の実施例について説明する。
図において、1はランプを支える下部灯体、2
は上部灯体であり、それぞれ不透明合成樹脂で別
体に射出成形したものである。上部灯体2の下端
には、周縁を垂下縁とした外向きフランジ21を
設け、これを以つて下部灯体1の上に嵌合するよ
うにし、双方をねじ3…で締付けるようにしてい
る。
また、外向きフランジ21と下部灯体1の一側
で互いに嵌合のヒンジ片22,22,11,11
を突設して、双方の嵌合により下部灯体1と上部
灯体2とをヒンジ結合している。上記上部灯体2
は、前面に投光用窓孔23を有し、その内側孔縁
部に予め透明台成樹脂で射出成形した透明板から
なる透明体4をインサートしている。
上記透明体4は、窓孔23よりもやや大きく且
つ窓孔23に相似乃至それに近い輪郭をなし、ま
た、その外縁部に一連に断面三角の埋め込み用突
条41を周設している。
次に、上記透明体4を上部灯体2にインサート
する手段について述べると、上部灯体2の射出板
成形用金型の適所に、透明体4挿入用の空間を設
けると共に、その前方に窓孔23が構成されるよ
うな金型構造とし、更に、その透明体挿入用空間
の周囲に透明体の周縁が埋設されるよう空間を拡
大させておき、また、金型には、キヤビテイの上
部灯体頂部の中心にあたる位置にゲートを設けて
おく。
而して、上部灯体2を射出成形するにあたり、
透明体4にこれが変形しないまでの温度で十分に
予熱を与え、これを金型内の上記透明体挿入用空
間に納めて型締めし、上記ゲートから溶融した合
成樹脂を射出し、成形して取出す。
上記の透明体4の予熱は、極端な温度差による
歪をなくし、また、双方のなじみ密着性を良好に
するためのものであり、その予熱により、これに
接する溶融合成樹脂の硬化時間を遅らせることに
なり、溶融合成樹脂の流動性がよくなる結果、溶
融合成樹脂が十分に行き渡り、密接し、わずかな
がら溶け込みが生じて、これによる接着を得るこ
とができ、また、冷却収縮時の収縮率が上部灯体
とその透明体とで同等となり、歪が生じない。
この予熱によつて、はじめて同材料による先行
成形部材のインサートが可能になり、且つ十分な
密着性が得られた。
また、合成樹脂としてはポリカーボネートを用
いはる。ポリカーボネートは、衝撃強さ、引張強
さ、クリープ特性、熱変形温度、低温特性、耐候
性、電気的性質、非吸水性等に甚だ優れており、
長期の使用に耐える十分なものを得ることができ
る。
なお、透明体4は、フレネルレンズでもよく、
適宜な色に着色してよい。また、窓孔23の形
状、大きさ及びこれに従う透明体4の形状、大き
さは適宜である。
更に、第1図に二点鎖線で示すように、窓孔2
3の脇に遮光板24,24を設けてもよい。下部
灯体1と上部灯体2とのヒンジ結合手段は、上記
に限るものではない。また、第5図A,B例のよ
うに、下部灯体と上部灯体を一体的に構成して、
別にランプ交換用開閉蓋を装着してもよいし、ふ
たつの灯体を結合した二重灯としてもよいし、上
部灯体の窓孔を上部灯体全周に一巡するものと
し、これに適合する透明体4をインサートで設け
てもよい。
本考案によれば、透明体に予熱を与えた上でこ
れをインサートしており、また、透明体外縁部に
予め断面三角に尖つた一連の埋め込み用突条が設
けられてこれが埋め込まれるから、透明体の埋め
込み部分は、表面積が大きいわりに体積が小さ
く、溶融樹脂が接するとただちに高い温度になつ
て、表面が溶け、したがつて透明体は上部灯体に
一体に結合し、強固にとりつけられる。そして、
雨水の浸入することが皆無である。
また、上部灯体は、これにインサートされた透
明体と共に同材質の合成樹脂で構成されているか
ら、温度変化による膨張、収縮があつても、双方
の間の密着性に悪影響はなく、腐蝕、発錆の心配
もなく、勿論、下部灯体も同材質の合成樹脂で形
成されているから、これが、上部灯体と温度変化
による膨張、収縮状態が等しく、双互間の密着性
が粗害されることがなく、下部灯体に腐蝕、発錆
の心配もなく、長期の使用にも安定に耐える。
更に、材質を全てポリカーボネートにすること
によつて、これのもつ優れた性質、即ち、衝撃強
さ、引張強さ、クリープ特性、熱変形温度、低温
特性、耐候性、電気的性質、非吸水性等が活かさ
れて、これと相俟つて従来品に比べて格段に優れ
たものとなり、しかも、簡単に製作できて、安価
に得ることができ、実用上頗る有益である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
一例斜視図、第2図は第1図−線の断面図、
第3図は第1図−線の断面図、第4図は第1
図の透明体一部の截断拡大斜視図、第5図A,B
は他の例の斜視図である。 1……下部灯体、2……上部灯体、2……ね
じ、4……透明体、23……窓孔、41……突
条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ランプを支える下部灯体1とこれの上に嵌着固
    定する上部灯体2をそれぞれ不透明ポリカーボネ
    ート樹脂により射出成形して構成し、上部灯体2
    には投光用窓孔23を形成して、該窓孔の孔縁部
    に該窓孔へ装備する彎曲板またはフレネルレンズ
    等の透明体4をインサートにより付設し、該透明
    体4は上部灯体と同材質の透明ポリカーボネート
    樹脂により予め射出成形し且つ外縁部に断面三角
    に尖つた一連の埋め込み用突条41を形成してお
    き、該透明体4の上記インサートに際してこれに
    予熱を与えてインサートして上部灯体2の窓孔2
    3の孔縁部と透明体4の外縁部の上記埋め込み用
    突条41とを一体に溶着させたことを特徴とする
    船灯。
JP1978089548U 1978-06-29 1978-06-29 Expired JPS6134646Y2 (ja)

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JP1978089548U JPS6134646Y2 (ja) 1978-06-29 1978-06-29

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JP1978089548U JPS6134646Y2 (ja) 1978-06-29 1978-06-29

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Publication Number Publication Date
JPS557255U JPS557255U (ja) 1980-01-18
JPS6134646Y2 true JPS6134646Y2 (ja) 1986-10-08

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ID=29017046

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JP1978089548U Expired JPS6134646Y2 (ja) 1978-06-29 1978-06-29

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6302641B2 (ja) * 2013-10-09 2018-03-28 コイト電工株式会社 灯器、点灯監視装置およびその監視方法
JP6302640B2 (ja) * 2013-10-09 2018-03-28 コイト電工株式会社 灯器

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4883150A (ja) * 1972-02-10 1973-11-06
JPS5332554U (ja) * 1976-08-26 1978-03-22

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5535683Y2 (ja) * 1976-11-09 1980-08-22

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4883150A (ja) * 1972-02-10 1973-11-06
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JPS557255U (ja) 1980-01-18

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