JPS6134549B2 - - Google Patents
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- JPS6134549B2 JPS6134549B2 JP4850282A JP4850282A JPS6134549B2 JP S6134549 B2 JPS6134549 B2 JP S6134549B2 JP 4850282 A JP4850282 A JP 4850282A JP 4850282 A JP4850282 A JP 4850282A JP S6134549 B2 JPS6134549 B2 JP S6134549B2
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- JP
- Japan
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- wall
- braces
- floor
- steel frame
- slab
- Prior art date
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 47
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 47
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 8
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 6
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 claims description 4
- QNRATNLHPGXHMA-XZHTYLCXSA-N (r)-(6-ethoxyquinolin-4-yl)-[(2s,4s,5r)-5-ethyl-1-azabicyclo[2.2.2]octan-2-yl]methanol;hydrochloride Chemical compound Cl.C([C@H]([C@H](C1)CC)C2)CN1[C@@H]2[C@H](O)C1=CC=NC2=CC=C(OCC)C=C21 QNRATNLHPGXHMA-XZHTYLCXSA-N 0.000 claims 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 7
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000003351 stiffener Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、H−PC工法による建物において、
所定の間隔を隔てて建込んだ柱鉄骨間に、筋違が
埋設されたプレキヤストコンクリート壁版(以
下、PC壁版と記載する。)を複数階にわたつて、
且つ、各階ごとに2枚ずつ面一状に並べて配置
し、これらのPC壁版同士、ならびに、PC壁版と
柱鉄骨とを一体に結合して構築される連層耐震壁
に関する。
所定の間隔を隔てて建込んだ柱鉄骨間に、筋違が
埋設されたプレキヤストコンクリート壁版(以
下、PC壁版と記載する。)を複数階にわたつて、
且つ、各階ごとに2枚ずつ面一状に並べて配置
し、これらのPC壁版同士、ならびに、PC壁版と
柱鉄骨とを一体に結合して構築される連層耐震壁
に関する。
一般に、H−PC工法における連層耐震壁に
は、鉄骨帯板を内蔵するPC壁版が用いられてい
る。そして、構造耐力上では、コンクリートに内
蔵された鉄骨帯板のみを考慮する筋違架構と考
え、コンクリートは鉄骨帯板の座屈を防止する部
材として考えられている。また、構造計算上で
は、鉄骨帯板のみが剪断力に抵抗する剪断破壊許
容応力度設計を行なつている。
は、鉄骨帯板を内蔵するPC壁版が用いられてい
る。そして、構造耐力上では、コンクリートに内
蔵された鉄骨帯板のみを考慮する筋違架構と考
え、コンクリートは鉄骨帯板の座屈を防止する部
材として考えられている。また、構造計算上で
は、鉄骨帯板のみが剪断力に抵抗する剪断破壊許
容応力度設計を行なつている。
しかしながら、構造物の終局耐力を想定する場
合、各層における剪断設計に加えて、架構全体の
破壊モードを考慮した設計を行なうことが望まし
い。即ち、高層、超高層の建物では、低層階での
剪断破壊が生じないように、剪断耐力を高め、曲
げ破壊先行型の設計とすることが望ましい。ま
た、当然のことながら、施工性、特にPC壁版同
士やPC壁版と柱鉄骨の連結作業がどのようにし
たら簡易化されるかという点や、連結箇所への後
打ちコンクリートの行きわたり(隅々までコンク
リートが流れ込むこと)、特に、柱梁仕口部にお
ける後打ちコンクリートの行きわたりをいかにし
て良好にするかということも重視されなければな
らない。
合、各層における剪断設計に加えて、架構全体の
破壊モードを考慮した設計を行なうことが望まし
い。即ち、高層、超高層の建物では、低層階での
剪断破壊が生じないように、剪断耐力を高め、曲
げ破壊先行型の設計とすることが望ましい。ま
た、当然のことながら、施工性、特にPC壁版同
士やPC壁版と柱鉄骨の連結作業がどのようにし
たら簡易化されるかという点や、連結箇所への後
打ちコンクリートの行きわたり(隅々までコンク
リートが流れ込むこと)、特に、柱梁仕口部にお
ける後打ちコンクリートの行きわたりをいかにし
て良好にするかということも重視されなければな
らない。
このような観点から、従来の連層耐震壁に内蔵
された鉄骨帯板筋違の全体架構を考慮すると、次
のとおり、諸々の点で問題が多い。
された鉄骨帯板筋違の全体架構を考慮すると、次
のとおり、諸々の点で問題が多い。
即ち、従来の連層耐震壁では、第1図に示すよ
うなW字型の筋違形態(各々のPC壁版2には、
V字状の筋違3………と梁鉄骨9とが内蔵されて
いる。)や、第2図に示すようなV字型と逆V字
型を併用した筋違形態(各々のPC壁版2には、
X字状をなす筋違3………と梁鉄骨9とが内蔵さ
れている。)や、第3図に示すようなW字型とM
字型をそれらが交互に1階おきに位置するように
併用した筋違形態(2種類のPC壁版、つまり、
V字状の筋違3………及び梁鉄骨9が内蔵された
PC壁版2aと、逆V字状の筋違3………及び梁
鉄骨9が内蔵されたPC壁版2bとが使用され
る。)が採用されていた。
うなW字型の筋違形態(各々のPC壁版2には、
V字状の筋違3………と梁鉄骨9とが内蔵されて
いる。)や、第2図に示すようなV字型と逆V字
型を併用した筋違形態(各々のPC壁版2には、
X字状をなす筋違3………と梁鉄骨9とが内蔵さ
れている。)や、第3図に示すようなW字型とM
字型をそれらが交互に1階おきに位置するように
併用した筋違形態(2種類のPC壁版、つまり、
V字状の筋違3………及び梁鉄骨9が内蔵された
PC壁版2aと、逆V字状の筋違3………及び梁
鉄骨9が内蔵されたPC壁版2bとが使用され
る。)が採用されていた。
第1図に示す筋違形態では、全てのPC壁版2
が同一構造であり、施工性が良いが、上下の階の
筋違に連続性がないため(即ち、上下の階の筋違
が直線状に連続しないため)、剪断力の伝達に関
して非合理的である。また、第2図や第3図に示
す筋違形態においては、上下の階の筋違に連続性
がある点で合理的ではあるが、PC壁版同士の連
結作業やPC壁版と柱鉄骨1の連結作業が困難で
あり、施工性に問題があつた。即ち、第2図の場
合、上下及び左右に隣接する4枚のPC壁版2の
連結箇所において、4個の部材(つまり、4枚の
PC壁版が形成する十字目地の位置に来る筋違
3,3の下端部と、筋違3,3と梁鉄骨6,6と
の連結端部の4部材である。)を、突き合わせ溶
接、ボルト締め等の手段によつて正確に同芯状に
連結しなければならず、PC壁版2と柱鉄骨1と
の連結箇所においても、上階のPC壁版2の筋違
下端部、下階のPC壁版2における梁鉄骨9と筋
違3との連結端部、柱鉄骨1の3部材を連結する
ことになり、これら各部材の位置合わせが困難
で、施工性が悪い。また、第3図の場合、2種類
のPC壁版2a,2bを1階分ずつ交互に積み重
ねて行くため、資材管理が面倒であるばかりでな
く、経済性に欠け、しかもW字型の筋違3………
を有する階のPC壁版2aとその上階(即ち、M
字型の筋違3………を有する階)のPC壁版2b
との連結箇所においては、第2図の場合と同じく
4部材を位置合わせして連結することになり、柱
鉄骨1に対する連結箇所においても、1階おきに
3部材が連結されることになり、施工性がかなり
悪い。
が同一構造であり、施工性が良いが、上下の階の
筋違に連続性がないため(即ち、上下の階の筋違
が直線状に連続しないため)、剪断力の伝達に関
して非合理的である。また、第2図や第3図に示
す筋違形態においては、上下の階の筋違に連続性
がある点で合理的ではあるが、PC壁版同士の連
結作業やPC壁版と柱鉄骨1の連結作業が困難で
あり、施工性に問題があつた。即ち、第2図の場
合、上下及び左右に隣接する4枚のPC壁版2の
連結箇所において、4個の部材(つまり、4枚の
PC壁版が形成する十字目地の位置に来る筋違
3,3の下端部と、筋違3,3と梁鉄骨6,6と
の連結端部の4部材である。)を、突き合わせ溶
接、ボルト締め等の手段によつて正確に同芯状に
連結しなければならず、PC壁版2と柱鉄骨1と
の連結箇所においても、上階のPC壁版2の筋違
下端部、下階のPC壁版2における梁鉄骨9と筋
違3との連結端部、柱鉄骨1の3部材を連結する
ことになり、これら各部材の位置合わせが困難
で、施工性が悪い。また、第3図の場合、2種類
のPC壁版2a,2bを1階分ずつ交互に積み重
ねて行くため、資材管理が面倒であるばかりでな
く、経済性に欠け、しかもW字型の筋違3………
を有する階のPC壁版2aとその上階(即ち、M
字型の筋違3………を有する階)のPC壁版2b
との連結箇所においては、第2図の場合と同じく
4部材を位置合わせして連結することになり、柱
鉄骨1に対する連結箇所においても、1階おきに
3部材が連結されることになり、施工性がかなり
悪い。
さらに、第1,2,3図の筋違形態では、いず
れも、PC壁版と柱鉄骨1との連結が、最も鉄筋
の輻湊する箇所でもある柱梁仕口部で行なわれる
ため、作業しにくく、且つ、柱鉄骨1に設けられ
たガセツトプレートやスチフナー、PC壁版側の
ジヨイントプレート等のために、柱梁仕口部が一
層複雑になつて後打ちコンクリートの行きわたり
が悪くなるといつた欠点があつた。
れも、PC壁版と柱鉄骨1との連結が、最も鉄筋
の輻湊する箇所でもある柱梁仕口部で行なわれる
ため、作業しにくく、且つ、柱鉄骨1に設けられ
たガセツトプレートやスチフナー、PC壁版側の
ジヨイントプレート等のために、柱梁仕口部が一
層複雑になつて後打ちコンクリートの行きわたり
が悪くなるといつた欠点があつた。
本発明は、上下左右のPC壁版を連結した際、
それらの筋違が連続性をもつ架構では剪断力の伝
達が合理的に行なわれること、及び、架構全体を
基礎を固定端とする片持梁と見做してトラスモデ
ルにより解析すると、最上階を除いて、梁鉄骨に
は応力が作用せず、従つて、剪断破壊に対して有
効に機能する梁鉄骨を省略しても、剪断破壊より
も曲げ破壊を先行させた構造設計が可能であるこ
とに着目し、梁鉄骨を省略すると共に、筋違の配
置形態に工夫をこらすことにより、従来の連層耐
震壁における上述した諸欠点を解消したものであ
る。
それらの筋違が連続性をもつ架構では剪断力の伝
達が合理的に行なわれること、及び、架構全体を
基礎を固定端とする片持梁と見做してトラスモデ
ルにより解析すると、最上階を除いて、梁鉄骨に
は応力が作用せず、従つて、剪断破壊に対して有
効に機能する梁鉄骨を省略しても、剪断破壊より
も曲げ破壊を先行させた構造設計が可能であるこ
とに着目し、梁鉄骨を省略すると共に、筋違の配
置形態に工夫をこらすことにより、従来の連層耐
震壁における上述した諸欠点を解消したものであ
る。
そして、本発明は、上記の目的を達成するため
に、菱形状に連結された筋違が、その連結端部を
壁版の上下両縁における中央と左右両縁における
中央に位置させた状態に埋設され、且つ、壁版の
上縁部分に梁鉄骨が埋設されていないPC壁版
を、所定間隔を隔てて建込んだ柱鉄骨の間に、複
数階にわたつて、且つ、各階ごとに2枚ずつ面一
状に並べて配置し、これらのPC壁版における菱
形状筋違の上下方向及び左右方向に隣接する連結
端部同士、ならびに、前記柱鉄骨とそれに隣接す
る連結端部とを、夫々連結し、最上階において
は、最上階のPC壁版に埋設した菱形状筋違と連
結された水平力伝達材を前記柱鉄骨間に架設した
のである。
に、菱形状に連結された筋違が、その連結端部を
壁版の上下両縁における中央と左右両縁における
中央に位置させた状態に埋設され、且つ、壁版の
上縁部分に梁鉄骨が埋設されていないPC壁版
を、所定間隔を隔てて建込んだ柱鉄骨の間に、複
数階にわたつて、且つ、各階ごとに2枚ずつ面一
状に並べて配置し、これらのPC壁版における菱
形状筋違の上下方向及び左右方向に隣接する連結
端部同士、ならびに、前記柱鉄骨とそれに隣接す
る連結端部とを、夫々連結し、最上階において
は、最上階のPC壁版に埋設した菱形状筋違と連
結された水平力伝達材を前記柱鉄骨間に架設した
のである。
上記の構成によれば、上下及び左右方向に隣接
するPC壁版同士の連結、ならびに、柱鉄骨とPC
壁版の連結の全てが2部材の連結となり、それ
故、位置合わせが容易でPC壁版同士の連結作業
が容易となり、しかも、柱鉄骨に対するPC壁版
の連結が、柱梁の仕口部から離れた位置、つま
り、階高の上下中間位置で行なわれるから、前述
したように2部材を連結するだけでよいことと相
まつて、柱鉄骨に対するPC壁版の連結も極めて
容易であり、延いては仕口部における現場打ちコ
ンクリートの行きわたりも良くなる。
するPC壁版同士の連結、ならびに、柱鉄骨とPC
壁版の連結の全てが2部材の連結となり、それ
故、位置合わせが容易でPC壁版同士の連結作業
が容易となり、しかも、柱鉄骨に対するPC壁版
の連結が、柱梁の仕口部から離れた位置、つま
り、階高の上下中間位置で行なわれるから、前述
したように2部材を連結するだけでよいことと相
まつて、柱鉄骨に対するPC壁版の連結も極めて
容易であり、延いては仕口部における現場打ちコ
ンクリートの行きわたりも良くなる。
また、PC壁版としては、全部が同一構造のも
のでよく、たとえ、最上階におけるPC壁版に梁
鉄骨を埋設する場合であつても、異種のPC壁版
は、各連層耐震壁あたり2枚だけで済み、2種類
のPC壁版を交互に積層して行く場合に比べて、
資材管理が容易で、施工性、経済性に優れてい
る。
のでよく、たとえ、最上階におけるPC壁版に梁
鉄骨を埋設する場合であつても、異種のPC壁版
は、各連層耐震壁あたり2枚だけで済み、2種類
のPC壁版を交互に積層して行く場合に比べて、
資材管理が容易で、施工性、経済性に優れてい
る。
これらの結果として、曲げ破壊先行型の連層耐
震壁を、容易かつ経済的に実現し得るのである。
震壁を、容易かつ経済的に実現し得るのである。
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
る。
第4図は本発明に係るH−PC工法による建物
における連層耐震壁Aを示し、所定間隔を置いて
建込んだ柱鉄骨1,1の間に、各階において2枚
のPC壁版2,2を面一状に並べて配置し、それ
らPC壁版2に埋設した筋違3の隣接する端部ど
うし、及び、前記柱鉄骨1とそれに隣る筋違3の
端部を夫々連結し、そして最終的に、前記柱鉄骨
1,1の上端側にわたつて連結した一連の鉄骨等
よりなる水平力伝達材4とそれに隣るPC壁版2
の筋違3を連結し、PC壁版2同士の連結箇所、
柱、スラブにコンクリートを現場打ちして曲げ破
壊先行型の連層耐震壁Aを構成してある。
における連層耐震壁Aを示し、所定間隔を置いて
建込んだ柱鉄骨1,1の間に、各階において2枚
のPC壁版2,2を面一状に並べて配置し、それ
らPC壁版2に埋設した筋違3の隣接する端部ど
うし、及び、前記柱鉄骨1とそれに隣る筋違3の
端部を夫々連結し、そして最終的に、前記柱鉄骨
1,1の上端側にわたつて連結した一連の鉄骨等
よりなる水平力伝達材4とそれに隣るPC壁版2
の筋違3を連結し、PC壁版2同士の連結箇所、
柱、スラブにコンクリートを現場打ちして曲げ破
壊先行型の連層耐震壁Aを構成してある。
前記PC壁版2は、第5図に示すように、ジヨ
イントプレート5を介して端部どうしが連結され
た菱形状の筋違3………を、前記ジヨイントプレ
ート5が上下両縁6aの左右方向中間位置と左右
両縁6bの上下方向中間位置において各縁6a,
6bから突出した状態で、版状のコンクリート部
材6に埋設してなり、上縁部分には梁鉄骨や梁主
鉄筋が埋設されていない。そして前記柱鉄骨1,
1には、各階の上下中間位置でかつPC壁版2の
前記ジヨイントプレート5に相当する箇所にガセ
ツトプレート7が設けられ、また前記水平力伝達
材4に相当する箇所にもガセツトプレート8が設
けられている。
イントプレート5を介して端部どうしが連結され
た菱形状の筋違3………を、前記ジヨイントプレ
ート5が上下両縁6aの左右方向中間位置と左右
両縁6bの上下方向中間位置において各縁6a,
6bから突出した状態で、版状のコンクリート部
材6に埋設してなり、上縁部分には梁鉄骨や梁主
鉄筋が埋設されていない。そして前記柱鉄骨1,
1には、各階の上下中間位置でかつPC壁版2の
前記ジヨイントプレート5に相当する箇所にガセ
ツトプレート7が設けられ、また前記水平力伝達
材4に相当する箇所にもガセツトプレート8が設
けられている。
筋違3………は、鉄骨帯板の他、型鋼あるいは
これらのフープ筋を組合わせたもの、主鉄筋とフ
ープ筋等のいずれであつてもよい。また、第5図
のように、最上階において柱鉄骨間に架設する水
平力伝達材4がPC壁版2と別個に製作されたも
のである場合、PC壁版2は全てが同一構造であ
るが、第6図に示すように、最上階のPC壁版
2′だけは、梁鉄骨9を菱形状筋違3………と連
結された状態に埋設したものを用いてもよい。こ
の場合は、梁鉄骨9,9の隣接端部同士を連結し
て、柱鉄骨1,1間の前記水平力伝達材4を構成
することになる。
これらのフープ筋を組合わせたもの、主鉄筋とフ
ープ筋等のいずれであつてもよい。また、第5図
のように、最上階において柱鉄骨間に架設する水
平力伝達材4がPC壁版2と別個に製作されたも
のである場合、PC壁版2は全てが同一構造であ
るが、第6図に示すように、最上階のPC壁版
2′だけは、梁鉄骨9を菱形状筋違3………と連
結された状態に埋設したものを用いてもよい。こ
の場合は、梁鉄骨9,9の隣接端部同士を連結し
て、柱鉄骨1,1間の前記水平力伝達材4を構成
することになる。
尚、上記の実施例では、PC壁版2………が、
その上下巾の全長にわたつて均一な厚さに形成さ
れているが、壁版上縁に沿つてコンクリートの梁
形部分を一体成形したPC壁版であつてもよい。
この場合、梁形部分のコンクリートの亀裂を防止
し、且つ、長期の床荷重を柱、壁に伝達するため
の補強鉄筋を前記梁形部分に配筋して実施しても
よい。
その上下巾の全長にわたつて均一な厚さに形成さ
れているが、壁版上縁に沿つてコンクリートの梁
形部分を一体成形したPC壁版であつてもよい。
この場合、梁形部分のコンクリートの亀裂を防止
し、且つ、長期の床荷重を柱、壁に伝達するため
の補強鉄筋を前記梁形部分に配筋して実施しても
よい。
第1図乃至第3図は夫々従来の連層耐震壁の架
構説明図、第4図以降は本発明の実施例を示し、
第4図は連層耐震壁の架構説明図、第5図は一部
を破断した要部拡大正面図、第6図は別実施例を
示す一部を破断した要部拡大正面図である。 1……柱鉄骨、2……PC壁版、3……筋違、
4……水平力伝達材。
構説明図、第4図以降は本発明の実施例を示し、
第4図は連層耐震壁の架構説明図、第5図は一部
を破断した要部拡大正面図、第6図は別実施例を
示す一部を破断した要部拡大正面図である。 1……柱鉄骨、2……PC壁版、3……筋違、
4……水平力伝達材。
Claims (1)
- 1 菱形状に連結された筋違が、その連結端部を
壁版の上下両縁における中央と左右両縁における
中央に位置させた状態に埋設され、且つ、壁版の
上縁部分に梁鉄骨が埋設されていないプレキヤス
トコンクリート壁版を、所定間隔を隔てて建込ん
だ柱鉄骨の間に、複数階にわたつて、且つ、各階
ごとに2枚ずつ面一状に並べて配置し、これらの
プレキヤストコンクリート壁版における菱形状筋
違の上下方向及び左右方向に隣接する連結端部同
士、ならびに、前記柱鉄骨とそれに隣接する連結
端部とを、夫々連結し、最上階においては、最上
階のプレキヤストコンクリート壁版に埋設した菱
形状筋違と連結された水平力伝達材を前記柱鉄骨
間に架設してあることを特徴とするH−PC工法
による建物の連層耐震壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4850282A JPS58164866A (ja) | 1982-03-25 | 1982-03-25 | H−pc工法による建物の連層耐震壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4850282A JPS58164866A (ja) | 1982-03-25 | 1982-03-25 | H−pc工法による建物の連層耐震壁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58164866A JPS58164866A (ja) | 1983-09-29 |
JPS6134549B2 true JPS6134549B2 (ja) | 1986-08-08 |
Family
ID=12805152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4850282A Granted JPS58164866A (ja) | 1982-03-25 | 1982-03-25 | H−pc工法による建物の連層耐震壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58164866A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09279858A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-28 | De-P Kensetsu Kogyo Kk | 既設建物の耐震補強構造 |
JP2015052248A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 株式会社竹中工務店 | 鉄骨組み上げ方法 |
-
1982
- 1982-03-25 JP JP4850282A patent/JPS58164866A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09279858A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-28 | De-P Kensetsu Kogyo Kk | 既設建物の耐震補強構造 |
JP2015052248A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | 株式会社竹中工務店 | 鉄骨組み上げ方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58164866A (ja) | 1983-09-29 |
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