JPS6134286Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本考案は、カセツト収納ケースに関するもので
ある。

【従来技術とその問題点】

本願出願人は、その底面図、右側面図、左側面
図及び正面図を第１図〜第４図に示すように構成
したテープカセツトを先に提案している。 すなわち、このテープカセツトは、その枠体が
不透明な上ハーフ１と不透明な下ハーフ２及び例
えば透明な前蓋３とからなり、この前蓋３は、開
蓋状態と閉蓋状態とにおいてそれぞれの状態が維
持されるような適当な保持機構、例えばＵ状バネ
４とスライド部材５とからなる保持機構が設けら
れており、これによつて前蓋３は開蓋状態と閉蓋
状態のそれぞれにおいてその状態が自然に維持さ
れるように構成された回動開閉式の蓋である。 下ハーフ２には、記録再生装置の供給側リール
デイスク挿入用の孔６が形成されており、この孔
６の位置に対応して孔６の径より大きな径のフラ
ンジを有する供給側リール７が内蔵されている。
そして、上ハーフ１に取り付けられた弾揆体によ
つて供給側リール７は下ハーフ２側に押圧付勢さ
れており、この押圧付勢圧力によつて供給側リー
ル７は下ハーフ２と圧接しているので、供給側リ
ール７は自然回動をすることはない。又、このテ
ープカセツトが記録再生装置に装着されると、記
録再生装置の供給側リールデイスクが孔６より供
給側リール７の穴８に嵌合し、弾揆体の弾揆力に
抗して供給側リール７を上ハーフ１側に持ち上
げ、供給側リール７のロツク状態が解除されて、
供給側リールデイスクの駆動力によつて供給側リ
ール７は直接駆動回転され、供給側リール７に巻
回されている磁気テープが送り出されるように構
成されている。 又、下ハーフ２には、供給側リール７と並列し
て巻取側リール９が下ハーフ２に固定された軸の
回りを回転できるように配されており、この巻取
側リール９の配設位置の下ハーフには供給側リー
ルデイスク挿入用の孔６のような孔は形成されて
いない。すなわち、巻取側リール９は、供給側リ
ールが供給側リールデイスクによつて直接駆動さ
れるような構成ではなく、巻取側リールデイスク
の駆動力が例えばギヤを介して間接駆動されるよ
うに構成されており、例えば巻取側リール９の下
フランジ１０の周側部にギヤ１１が形成され、こ
のギヤ１１が他のギヤすなわち巻取側リールデイ
スクによつて直接駆動されるギヤに噛合して、巻
取側リール９が間接駆動回転するように構成され
ている。その為、テープカセツトを記録再生装置
に装着した場合には、巻取側リールデイスクによ
つて直接駆動される例えばギヤに巻取側リール９
の下フランジのギヤ１１が噛合できるように、下
ハーフ２には切欠部１２が形成されており、この
切欠部１２よりギヤ１１の一部が露出している。 又、供給側リール７を巻取側リール９とは、上
ハーフ１に取り付けられた弾揆体によつて下ハー
フ２側に付勢されているので、供給側リール７の
下端面部はテープカセツトが記録再生装置に装着
されていない状態においては下ハーフ２の下端外
面より少し飛び出しているようになつている。 又、テープカセツトの枠体の側壁部、すなわち
上ハーフ１と下ハーフ２との後部側の左右側壁部
には上下方向に凹溝１３，１４が形成されてい
る。 そして、上記のように構成されているテープカ
セツトを用いて記録再生を行なうには、このテー
プカセツト専用の記録再生装置の場合には、その
まま装着、又他のタイプの記録再生装置の場合に
はテープカセツトを適当なアダプタに配設して装
着し、スイツチをオンにすると、記録再生装置の
供給側リールデイスクは供給側リールに嵌合して
いるので、供給側リールは磁気テープ送り出し方
向に直接駆動回転され、又巻取側リールは巻取側
リールデイスクに直結していないのであるが、ギ
ヤ１１等の駆動力伝達機構を介して磁気テープ巻
き取り方向に間接駆動回転され、磁気テープは供
給側リールかな巻取側リールに所定の走行経路を
走行し、記録再生が行なわれる。 しかし、上記のように左右側壁部に底面部より
上方に向かつて位置規制用の凹溝１３，１４を設
けたタイプのテープカセツトを収納保管する為の
カセツト収納ケースとしては、現在の所、望まし
いものは見当らない。 すなわち、これまでのオーデイオ用又はビデオ
用のテープカセツトは、左右の側壁部に底面部よ
り上方に向かつて位置規制用の凹溝１３，１４が
設けられていないタイプのものであるから、この
テープカセツトを収納保管するカセツト収納ケー
スには位置規制用の凹溝１３，１４に対する工夫
は何等施されていないものであり、従つてこのよ
うなカセツト収納ケースに上記のような新しいタ
イプのテープカセツトを収納保管したのでは様々
な不都合が生じるようになり、例えばテープカセ
ツトの位置規制と収納ガタツキ防止とを併せて行
なえない等の欠点がある。

【問題点を解決する為の手段】

本考案は前記の問題点に鑑みてなされたもので
あり、カセツト筐体の左右側面部に、底面部より
上方に向かつて位置規制用の凹溝を設けたタイプ
のテープカセツトを収納する為のカセツト収納ケ
ースであつて、このカセツト収納ケースは、側面
部、背面部及び底面部を有するベース体と、上面
部及び前面部を有する回動開閉式のカバー体とか
らなり、収納されるカセツト筐体の位置規制部材
を、このカセツト筐体の位置規制用の凹溝と対応
するベース体の内側部に設け、かつ、この位置規
制部材のベース体の底面部よりの高さをベース体
の背面部の高さより低く構成したカセツト収納ケ
ースを提供するものである。

【実施例】

第５図、第６図、第７図、第８図及び第９図
は、例えば前記タイプのテープカセツトを収納す
る本考案に係るカセツト収納ケースの１実施例の
斜視図、正面図、平面図、底面図、Ａ−Ａ線断面
説明図である。 同図中、３０はカセツト収納ケースのベース体
の底面部、３１は背面部、３２は前方側部分が一
部切り欠いた形の右側面部、３３は右側面部３２
と同様に前方側部分が一部切り欠いた形の左側面
部であり、これらの底面部３０、背面部３１、右
側面部３２及び左側面部３３とによつてベース本
体が構成されている。 そして、第１図〜第４図に示すようなタイプの
テープカセツトの前蓋３側をカセツト収納ケース
の背面部３１側に位置させ、かつテープカセツト
の下ハーフ２側をカセツト収納ケースの底面部３
０上に載置した場合に、テープカセツトの供給側
リール７の穴８の位置に対応して、穴８に挿入さ
れて供給側リール７のガタツキを防ぐ為の円筒状
の突出部３４が底面部３０上に設けられている。
尚、この突出部３４には、その外周側壁部に上端
面部がテーパー状に形成された垂直壁３５が設け
られており、この垂直壁３５が供給側リール７の
穴８内壁に形成された凹部に掛止するように構成
されている。又、突出部３４の突出高さは、供給
側リール７の穴８の深さより短く構成されてい
る。すなわち、テープカセツトをカセツト収納ケ
ースに収納した場合において、突出部３４によつ
て供給側リール７が上ハーフ１側に持ち上げられ
ないように構成されているのである。 又、底面部３０上には、前記突出部３４の高さ
よりはるかに低い高さの略トラツク形状の凸部３
６が形成されており、テープカセツトが底面部３
０上に載置された場合にテープカセツトの供給側
リール７の下端面部が宙に浮いているように、す
なわち供給側リール７の下端面部が底面部３０上
面に当接しないようになつている。 右側面部３２は、前方側部分が略階段形状に切
欠構成されたものであり、この右側面部３２の外
壁部には回転用軸３７と略半球状凸部３８が形成
されており、又、右側面部３２内壁部にはほぼ切
欠位置近傍において垂直方向の垂直壁３９，４
０，４１が形成されている。 左側面部３３は、右側面部３２と同形状に構成
されており、左側面部３３外壁部には右側面部３
２の回転用軸３７と略半球状凸部３８と同様な位
置に同様な回転用軸と略半球状凸部とが形成され
ており、又、左側面部３３内壁部には右側面部３
２の垂直壁３９と同様な位置に同様な垂直壁４２
が形成されている。 尚、右側面部３２の垂直壁３９と左側面部の垂
直壁４２は、テープカセツトの前蓋３側をカセツ
ト収納ケースの背面部に向け、かつ、下ハーフを
底面部上に載置するといつたように正しい向きで
収納した場合に、テープカセツトの凹溝１４と１
３とにそれぞれ嵌まり込むように構成されたもの
であり、又、右側面部３２の垂直壁４０，４１
は、テープカセツトの下ハーフの切欠部１２より
巻取側リール９の下フランジのギヤ１１部に噛合
するように構成されたものである。 又、底面部３０下面は、カセツト収納ケースを
把持した場合に、指が当たる部分に凹凸状部４３
が形成されており、滑り止め効果をもたせてい
る。 このように構成されたカセツト収納ケースのベ
ース体は、例えば不透明なABS樹脂等によつて
所定形状に成型して作られる。 ５０はカセツト収納ケースのカバー体の上面
部、５１は前面部、５２は右側面部、５３は左側
面部であり、それら上面部５０、前面部５１、右
側面部５２及び左側面部５３とによつてカバー体
が構成されている。 カバー体の右側面部５２と左側面部５３には、
ベース体の右側面部３２と左側面部３３の回転用
軸が挿入されてカバー体が回動開閉できるように
回転用軸挿入孔が構成されており、この孔にベー
ス体の回転用軸３７が挿通されて配設されてい
る。又、ベース体の右側面部３２と左側面部３３
に形成された略半球状凸部３８に対応して、カバ
ー体の右側面部５２と左側面部５３には孔５４，
５５が形成されており、カバー体が閉状態におい
てはベース体の略半球状凸部３８がカバー体の孔
５４，５５に嵌合してロツクがかかるようになつ
ている。又、カバー体の半開きの状態において
は、カバー体に手を加えていなくても、カバー体
の右側面部５２と左側面部５３の下端がベース体
の右側面部３２と左側面部３３に形成した略半球
状凸部３８に当接し、その状態が維持され、例え
ばこの状態でもテープカセツトをカセツト収納ケ
ースに収納でき、又この半開き状態でテープカセ
ツトの収納されたカセツト収納ケースを展示でき
るようになつている。 カバー体の前面部５１には、そのほぼ中央下端
外面部に凹部５６が形成されており、カバー体を
開ける際にこの凹部５６に指が引つ掛かり、カバ
ー体を開けやすくしている。 尚、このカバー体は、例えば透明なPMMA樹
脂で所定形状に成型されて作られる。 尚、ベース体の回転用軸３７とカバー体の孔と
の形成位置は、ベース体の回転用軸３７をカバー
体の孔に挿入してカバー体をベース体に取り付け
た場合において、カバー体が完全に開かれると、
カバー体の上面部５０の後端がベース体の背面部
３１の下端に当接し、すなわち第５図に示す状態
となるように構成されており、このような状態で
もカセツト収納ケースを安定して平面上に載置で
き、かつ開角度ができるだけ大きなようになつて
いる。 上記のように構成されたカセツト収納ケース
は、収納されるテープカセツトの供給側リール７
に対してのみ突出部３４を設けているので、テー
プカセツトの前蓋３側を手前側に向けて収納しよ
うとしても収納できず、テープカセツトの誤挿入
が防止でき、テープカセツトを常に正しく収納す
るようになり、すなわちテープカセツトの前蓋３
側がカセツト収納ケースの背面に向き合つて常に
収納されるようになるので、カセツト収納ケース
のカバー体が例えば半開きの状態であつてもテー
プカセツト内の磁気テープは安全であり、すなわ
ちテープカセツトの前蓋３が誤つて開けられ、テ
ープカセツト内の磁気テープが外部に引き出され
るようなことはないので、磁気テープに対する安
全性は極めて高いものとなる。 又、テープカセツトの収納時において、テープ
カセツトの供給側リール７はベース体の突出部３
４によつて規制されるので、巻取側リール９のよ
うに固定軸に配設されていない供給側リール７の
位置規制は効果的なものとなり、テープカセツト
の収納されたカセツト収納ケースが乱暴に取り扱
われても供給側リール７がガタツクことはないも
のとなる。又、突出部３４には爪のような垂直壁
３５が設けられているので、テープカセツトの収
納時においてはこの垂直壁３５が供給側リール７
の穴８の内壁の凹部に掛止し、供給側リール７が
回転し、供給側リール７に巻かれている磁気テー
プが弛んだりすることは全くない。尚、この垂直
壁３５による効果は、供給側リール７が弾揆体に
よつて下ハーフに圧接されているので、供給側リ
ール７が自然に回り、供給側リール７に巻かれて
いる磁気テープが弛むといつたことはあまりない
のであるが、供給側リール７が何かの拍子に回動
して磁気テープが弛むといつた事故がおきること
を完全になくしているのである。そして、その垂
直壁３５の先端部はテーパー状に形成されている
ので、この垂直壁３５部分に供給側リール７の穴
８が嵌まり易くなつている。 又、ベース体の底面部３０には、例えば略トラ
ツク形状の凸部３６が形成されているので、テー
プカセツトの収納時において、テープカセツトの
下面より少し飛び出している供給側リール７の下
端面部はあたかも宙に浮いている如くベース体の
底面部３０上面には接しておらず、従つて供給側
リール７は弾揆体による弾揆力に抗して上ハーフ
１側に持ち上げられておらず、供給側リール７は
下ハーフ２に圧接しているので、垂直壁３５によ
る回転防止効果がなくても磁気テープの弛みが生
じないようになつている。又、さらには弾揆体の
弾揆力に抗して必要以上に逆に力を加えないこと
になるので、弾揆体の弾揆力の耐久性が長いもの
となり、長期間収納されていても弾揆体の経年変
化はない。 又、カバー体が透明材で構成されているので、
例えばテープカセツトの上面部と後面部にラベル
等が貼られていると、カセツト収納ケースにテー
プカセツトが収納されている状態でも外部からこ
のラベル内容を認識できるようになり、テープカ
セツトの収納されたカセツト収納ケースの整理が
極めて便利なものとなる。 又、テープカセツトの収納時において、テープ
カセツトの巻取側リール９の駆動力伝達機構であ
るギヤ１１に噛み合う垂直壁４０，４１がカセツ
ト収納ケースに設けられているので、この垂直壁
４０，４１が巻取側リール９のブレーキ機構とな
り、巻取側リール９の回転防止が行なえ、磁気テ
ープが巻取側リール９に巻かれていても弛むよう
なことはなくなる。特に、この垂直壁４０，４１
の上方先端部の厚み幅が薄いようにテーパー状に
形成されているので、ギヤ１１と垂直壁４１との
噛み合いはスムーズに行なわれ、テープカセツト
の収納がスムーズなものとなる。 又、カセツト収納ケースのベース体には前方側
に前面部が設けられず、かつ右側面部３２と左側
面部３３の前方側部分は一部切り欠かれているの
で、テープカセツトの収納及び取り出し作業が極
めてスムーズなものとなり、すなわちテープカセ
ツトの後部両側部を持つてテープカセツトの収納
及び取り出し作業ができるのでその作業が極めて
容易であり、さらにはカセツト収納ケースのカバ
ー体が半開き状態であつてもテープカセツトの収
納及び取り出しを簡単に行なえる。例えば、テー
プカセツトの収納及び取り出しは、カセツト収納
ケースの上方側からのみでなく、前方側からも行
なえるのである。そして、テープカセツトを前方
側から移動させて収納する場合には、上方側から
移動させて収納するよりも、カセツト収納ケース
の背面部にテープカセツトの前蓋が当接した後、
テープカセツトを下側に降下すれば良いのみであ
るから極めてスムーズに収納できるようになる。 又、テープカセツトの収納時において、テープ
カセツトの位置規制部材として垂直壁３９，４２
は、その高さが例えば背面部３１の高さより低く
構成されているので、テープカセツトの収納作業
が極めてスムーズなものとなる。すなわち、テー
プカセツトの収納に際しては、まずテープカセツ
トの外面部とカセツト収納ケースの内面部とによ
つてテープカセツトの収納位置がほぼ決まつた
後、収納途中において凹溝１３，１４に垂直壁４
２，３９が嵌まり込んでいくので、垂直壁３９，
４２の凹溝１４，１３への挿入がスムーズなもの
となる。さらには、垂直壁３９，４２はベース体
の前方側に設けられているので、テープカセツト
はこの垂直壁３９，４２と背面部３１とによつて
効果的に位置規制されるものとなる。 尚、位置規制部材としての垂直壁は一個所のみ
でもよく、又、上記実施例においては側面部と底
面部とにつながつているが、これは側面部のみ又
は底面部のみとしかつながつていなくてもよい。

【効 果】

本考案に係るカセツト収納ケースは、カセツト
筐体の左右側面部に、底綿部より上方に向かつて
位置規制用の凹溝を設けたタイプのテープカセツ
トを収納する為のカセツト収納ケースであつて、
このカセツト収納ケースは、側面部、背面部及び
底面部を有するベース体と、上面部及び前面部を
有する回動開閉式のカバー体とからなり、収納さ
れるカセツト筐体の位置規制部材を、このカセツ
ト筐体の位置規制用の凹溝と対応するベース体の
内側部に設け、かつ、この位置規制部材のベース
体の底面部よりの高さをベース体の背面部の高さ
より低く構成したので、テープカセツトの収納に
際しては、例えばテープカセツトの前蓋とカセツ
ト収納ケースの背面部とによつてテープカセツト
の位置が決まつた後、テープカセツトが底面部に
載置される直前になつてから、カセツト筐体に設
けた位置規制用の凹溝に位置規制部材が嵌合掛止
するようになり、わざわざカセツト筐体の位置規
制用の凹溝と位置規制部材との位置合わせを収納
動作の最初にする必要がなく、収納に際して手間
が省け、スムーズなものとなり、又、テープカセ
ツトの収納時においてはカセツト筐体にガタツキ
が起きることなく、特にカセツト筐体に設けた位
置規制用の凹溝と、カセツト収納ケース内のこの
凹溝と対応する位置に設けた位置規制部材との相
互作用により、カセツト筐体の位置規制と収納ガ
タツキ防止とを併わせて行なえ、テープカセツト
の収納作業性及び保護安全性が極めて高いもので
ある等の特長を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図はテープカセツトの底面図、第２図は同
右側面図、第３図は同左側面図、第４図は同正面
図、第５図は本考案に係るカセツト収納ケースの
１実施例の斜視図、第６図は同正面図、第７図は
同平面図、第８図は同底面図、第９図は第６図の
Ａ−Ａ線断面図である。 １３，１４……凹溝、３０……底面部、３１…
…背面部、３２……右側面部、３３……左側面
部、３９，４２……垂直壁（位置規制部材）、５
０……上面部、５１……前面部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 カセツト筐体の左右側面部に、底面部より上
   方に向かつて位置規制用の凹溝を設けたタイプ
   のテープカセツトを収納する為のカセツト収納
   ケースであつて、このカセツト収納ケースは、
   側面部、背面部及び底面部を有するベース体
   と、上面部及び前面部を有する回動開閉式のカ
   バー体とからなり、収納されるカセツト筐体の
   位置規制部材を、このカセツト筐体の位置規制
   用の凹溝と対応するベース体の内側部に設け、
   かつ、この位置規制部材のベース体の底面部よ
   りの高さをベース体の背面部の高さより低く構
   成したことを特徴とするカセツト収納ケース。 位置規制部材は、ベース体の少なくとも側面
   部又は底面部の前方部側に設けられたものであ
   る実用新案登録請求の範囲第１項記載のカセツ
   ト収納ケース。