JPS6133445B2 - - Google Patents

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JPS6133445B2
JPS6133445B2 JP55122713A JP12271380A JPS6133445B2 JP S6133445 B2 JPS6133445 B2 JP S6133445B2 JP 55122713 A JP55122713 A JP 55122713A JP 12271380 A JP12271380 A JP 12271380A JP S6133445 B2 JPS6133445 B2 JP S6133445B2
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Japan
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inspection
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products
molded product
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JP55122713A
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English (en)
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JPS5746109A (en
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Yoshiichi Sakamura
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Sakamura Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sakamura Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sakamura Machinery Co Ltd filed Critical Sakamura Machinery Co Ltd
Priority to JP12271380A priority Critical patent/JPS5746109A/ja
Publication of JPS5746109A publication Critical patent/JPS5746109A/ja
Publication of JPS6133445B2 publication Critical patent/JPS6133445B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D21/00Measuring or testing not otherwise provided for

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、多段式圧造成形機で製造された圧
造成形品についての抜取り検査を自動的に行なわ
せるための検査方法及び装置に関するものであ
る。
ところで、供給された素材に順次段階的な圧造
加工を施して所要の圧造成形品を製造するように
構成されたパーツフオーマーなどのような多段式
圧造成形機に於ては、素材側に存する要因や、圧
造工具としてのダイもしくはパンチ側に存在する
要因などがもとになつて、いずれかの圧造段階
で、その成形品に何らかの形状異常を来たさしめ
ることがある。
例えば、この圧造成形品が第1図に示すような
ソケツトレンチのソケツト1である場合における
該ソケツトの形状異常としては、 (1) 圧造段階へ供給された素材の長さの過不足に
よる全長aの過不足、 (2) ダイの摩耗による外径bの過大、 (3) ダイの割れや局部的な欠けによる外周形状の
不整、 (4) ダイとパンチの中心不一致による内孔2,3
の偏心、 (5) パンチの摩耗による内孔2,3の深さc,d
の過小、 (6) 同じく内孔2,3合内径e,fの過小、 (7) パンチの摩耗、割れもしくは局部的な欠けに
よる内孔2,3の形状不整、 などを挙げることができる。
然してこのような形状に異常のある不良品が良
品中へ混入されることは、甚だ好ましくない。そ
こでその混入を防止するには、でき得れば圧造成
形品の全数に対して、形状異常の有無につき、例
えば上記の(1)〜(7)を検査項目とするような検査が
行なわれることを要する。
然し乍ら、多段式圧造成形機の製造能力は、1
分間当りにつき数10個から数100個であるため、
圧造成形品の全数に対して上記したような多項目
にわたる検査を行なうことは、事実上困難であ
り、定期的な抜取り検査を行なうのが精一杯であ
る。また上記したような形状の異常は、いつたん
発生すれば以後も引き続き発生するのが通例であ
つて、散発的に発生するのは極めて稀であるか
ら、ロツト生産方式を採用する場合に於ては、各
ロツトごとに1個の圧造成形品を抽出して行なう
抜取り検査でも、充分にその検査目的を達成でき
る。
然るにこのような抜取り検査を多段式圧造成形
機から全く分離して行なうときは、個々のロツト
に於て、方向が定まつていない多数の圧造成形品
の中から1個の検体だけを機械的に抽出させるこ
とが、非常に難しい。なかでも頭部に相当するよ
うな径大部分がなくて外形が端から端まで実質的
に一様であり乍ら、内部形状だけが両端で相違し
ているような圧造成形品、例えば第1図に示すよ
うなソケツトにあつては、上記の頭部を利用する
公知の整列手段が適用できないため、検体の抽出
時もしくは抽出後に於て、該検体を内部形状の両
端での相違にもとづき自動的に特定の方向へ向け
させることが、更にむずかしい。
そこで、多段式圧造成形機に於て次々に圧造さ
れる成形品を、これらに圧造完了時の方向性を保
たせ乍ら順次に整然と機外へ送り出させて、それ
らの中から1ロツトごとに1個の割合で抽出させ
た検体につき、前記各項目の検査を行なわせるよ
うにすれば、検体の抽出及び方向を特定すること
に関する上記したような問題点は解決される。
一方、多段式圧造成形機の全圧造段数は、目的
とする圧造成形品の形状によつては、すべて使用
されるとは限らず、最終段階が遊びの状態におか
れることもよくある。従つて、この遊んでいる圧
造段階を利用するか、もしくは圧造成形品の所要
圧造段数よりも1段余裕のある圧造成形機を用意
して、これの余分な最終段階を利用すれば、該段
階のダイ及びノツクアウト機構に替えて上記した
圧造成形品の送出経路を構成することができる。
然もこのようにすれば、圧造加工の完了した成形
品を当該圧造成形機に備えられたトランスフアー
チヤツクで上記送出経路の入口まで移送させ、最
終段階のパンチに替えた押込み用工具でその成形
品を送出経路内へ押し込ませ得るので、圧造成形
品を、圧造完了時の方向性が保たれたままで順次
に整然と機外へ送り出させることも、何ら困難で
はない。
そこで本発明に係る検査方法及び装置は、上記
したような考察にもとづいて、多段式圧造成形機
で製造される圧造成形品についての抜取り検査の
自動化を実現させるため、上記成形機で次々に圧
造される成形品を、これらに圧造完了時の方向性
を保たせ乍ら機外へ順次に整然と送り出させて、
それらの中から所定個数ごとに1個の割合で検体
となる圧造成形品を抽出させ、引き続きこの検体
に対して所要項目の検査を行なわせるようにした
ものである。以下その詳細を図面に示す実施例に
ついて詳述する。
まず第2図に於て、11は多段式圧造成形機の
フレーム、12は該フレーム内を繰り返し往復さ
せられるラムである。上記フレーム11のラム1
2と対向する内側面には、2個以上の圧造ダイを
一定間隔に並べて装着し得るダイベース13が、
またラム12の先端面には、上記の圧造ダイと同
数の圧造パンチを一定間隔に並べて装着し得るパ
ンチベース14が、夫々取り付けられている。か
かる多段式圧造成形機としては、目的とする圧造
成形品の所要圧造段数よりも更に1段余裕のある
ものが用意され、従つて所要圧造段数が例えば4
段であれば、図例の如く5段式のものが使用され
る。この多段式圧造成形機には、1組のダイ及び
パンチからなる圧造ユニツトが、所要圧造段数に
相当する組数だけ組み付けられているものとし、
図例では4組の圧造ユニツトを構成する各4個の
圧造ダイ15〜15と圧造パンチ16〜1
とが、ダイベース13及びパンチベース14
によつて、各ユニツト毎に対向する如く装着支持
されている。なお図中の17は圧造成形品の棒状
素材を供給するクイル、18はその素材を所定長
さに切断するカツターである。
然して本発明に係る検査方法及び装置は、上記
した多段式圧造成形機における圧造成形には余分
とされた最終圧造段階及びこれに附随して、例え
ば次の如く実施される。
即ち第2,3図に於て、Aは前記の圧造ダイ1
〜15及び圧造パンチ16〜16
次々に圧造される成形品を圧造完了時の方向性が
保たれるようにして機外へ順次に整然と送り出さ
せるための送出経路である。この送出経路Aは、
上記の如く余分とされた最終圧造段階に於て、本
来ならばこの段階に配置されるべき圧造ダイ及び
これに附属するノツクアウト機構に替え、ダイベ
ース13からフレーム11へ貫通する装填孔19
の全長にわたり構成され、その入口及び出口はダ
イベース13の前面及びフレーム11の背面に
夫々開口させられている。かかる送出経路Aは、
第1図に例示したような圧造成形品を中心線方向
へ一列に並べて傾きなく過過させることのできる
管路とされている。然し圧造された直後の成形品
は、圧造油で濡れた状態にあるため、後の検査段
階へ達するまでに、その圧造油をできるだけ除去
しておく必要がある。そこで上記の送出経路Aに
は、これに遠心脱油機能をもたせるため、多孔管
20が用いられ、且つこの管20は軸受21で回
転自在に支持されて、他から回転力が与えられる
プーリ22等を有し、例えば毎分1500回転ぐらい
の高速で回転させられるようになつている。また
この送出経路Aは、第3図に示す如く、その全
長を上記の回転する多孔管20で構成してもよい
が、同図図に示す如く、入口附近だけを回転し
ない別の管23で構成してもよい。いずれにして
も多孔管20の周囲の空間は、除去された圧造油
の回収経路(図示せず)へ接続されているものと
する。なお第2図中の24は送出経路Aの入口に
対向して本来の圧造パンチに替えパンチベース1
4へ装着された押込みピンである。
次に第2,4図に於て、Bは上記の送出経路A
から送り出されて来る圧造成形品を貯溜ホツパー
Cの上方まで誘導するための案内手段である。こ
の案内手段Bは、前記の多孔管20を延長する方
向に近接配置して固定支持された案内管25から
なり、上記多孔管20の末端から回転しつつ送り
出されて来る圧造成形品を受け取つて、その回転
を停止させ、引き続きこれを同方向へ誘導するよ
うになつている。なおこの案内手段Bを構成する
案内管25は、第4図に示す如く、その全長を
管形状のままとしておいても良いが、同図に示
す如く、貯溜ホツパーCに近い先端部分を上方に
開設された樋状部26としても良く、且つこの樋
状部26の断面形状は、半円筒形であつても、或
は第7図に示すようなV溝形であつても良い。
一方、上記した貯溜ホツパーCは、基本的には
第5図に示す如く、圧造成形品を滑落排出させ
得るような形状の上方に開放されたホツパー本体
27と、該本体の出口28を開閉するシヤツター
29とで構成されるが、同図に示す如く、中程
に中間シヤツター30を設けてホツパー本体27
内を前半と後半に分け、前記案内手段Bからはそ
の前半へ圧造成形品を落下させるようにする方が
好ましい。
更に第2,6,7図に於て、Dは前記の案内手
段Bで誘導されて来る圧造成形品の中から所定個
数ごとに1個の割合で検体となるべきものを抽出
するための手段、Eはその抽出された検体につき
所要項目の検査を行なわせるための検査機構であ
る。然して前者の抽出手段Dは、案内手段Bから
送り出された圧造成形品を軽く弾力的に捕捉する
ための、例えばバネ31で附勢されたチヤツク爪
32,33からなるチヤツク34と、このチヤツ
ク34を案内手段Bの先端位置から検査機構Eの
検査中心位置までの間で随時往復させるための、
例えば流体圧シリンダ35とから構成され、その
チヤツク34は上記シリンダのプランジヤ36の
先端に取り付けられている。
また上記の検査機構Eは、複数項目にわたる検
査を同時もしくは相前後して行なわせるべく例え
ば第6図のように構成されている。即ち37,3
8は前記のチヤツク34が移動させられて来る位
置に配置された平行な2枚一対の検査ガイドであ
つて、検査すべき圧造成形品、例えば前記したソ
ケツト1の正しい全長aを基準にして所要の間隔
に保たれ、夫々の先端部分は八字形に拡開されて
いる。これら両ガイド37,38の検査中心線O
―Oが貫通する個所には、例えば上記ソケツト1
の外径bよりも小さく内孔2,3の内径e,fよ
りも大きい窓39,40が穿設されている。4
1,42は上記各ガイド37,38の外側に於て
前記の検査中心線O―O上に配置された検査ゲー
ジであつて、窓39,40に近い方の各先端に
は、例えば前記ソケツト1における各内孔2,3
の正しい内部形状に合致するよう形成したゲージ
ヘツド43,44が備えられている。これらの各
検査ゲージ41,42は、夫々のゲージソケツト
45,46に挿入して固着され、またそれらの各
ソケツト45,46は、夫々のゲージ台47,4
8によつて回転自在に支持されている。49は両
端にプランジヤ50,51を備えた双頭形の流体
圧シリンダであつて、検査時を除き、普段は両プ
ランジヤ50,51を流体圧で突出させておくよ
う動作させられるものとする。然して上記の各ゲ
ージ台47,48は、上記の各プランジヤ50,
51上へ軸方向に摺動自在なるよう夫々嵌合され
て、前記のゲージヘツド43,44を互に遠ざけ
る方向に対しては該各プランジヤの段差部52,
53で押され、ゲージヘツド43,44を互に接
近させる方向に対してはバネ54,55で弾力的
に押されるようになつており、56,57はバネ
受けを兼ねるプランジヤガイドである。なお前記
した検査ゲージ41,42のいずれか一方は、積
極的に回転させられるものとし、図例では検査ゲ
ージ42を保持するゲージソケツト46に従動ギ
ヤ58が備えられ、且つ該ギヤはゲージ台48の
移動に関係なく駆動ギヤ59に常時噛合させられ
ている。
上記した構成に於て、クイル17から供給され
カツター18で切断された所定長さの棒状素材
が、各圧造段階で圧造ダイ15〜15及び圧
造パンチ16〜16により順次圧造加工され
て、目的とする圧造成形品、例えば第1図に示す
ようなソケツト1に成形されたものとすれば、こ
のソケツト1は、ラム12が後退している時間帯
内に於て、圧造ダイ15から抜き出され、最終
段階に配置構成された送出経路Aの入口前方へ、
図示しないトランスフアーチヤツクによつて移送
される。次いでラム12が前進し始めると、上記
のソケツト1は、最終段階の圧造パンチに替えて
パンチベース14へ装着された押込みピン24
で、送出経路Aの入口から該経路内へ押し込まれ
る。このようにして、次々に圧造されたソケツト
1が順次に送出経路Aへ押し込まれると、それら
のソケツト1は該経路内に於て、圧造完了時の方
向性を保ち乍ら一列に整然と並び、そのままの態
勢で入口へ1個押し込まれるごとに1個分ずつ該
経路内を移動して、その出口へ向かう。
然して送出経路Aは、これの全長もしくは大部
分が高速回転する多孔管20によつて構成されて
いるため、この管内へ送り込まれたソケツト1も
また高速回転させられる。従つて圧造時にこのソ
ケツト1へ注がれた圧造油は、該ソケツトが多孔
管20内を通過する間に於て、附着している金属
粉などのゴミと共に、遠心力で除去されることに
なる。
なお送出経路Aが、第3図に示す如く、その
全長にわたつて多孔管20で構成されている場合
には、その入口におけるトランスフアーチヤツク
から高速回転する多孔管20へのソケツト1の受
渡しに円滑を欠く懸念がある。そこで第3図に
示す如く、送出経路Aの入口附近だけを回転しな
い管23で構成しておけば、トランスフアーチヤ
ツクからこの管23へのソケツト1の受渡しは円
滑に行なえ、またこの管23から多孔管20への
受渡しも、管どうしであるため円滑に行なえる。
一方、前記のようにして送出経路Aに送り込ま
れた各ソケツト1は、その出口から1個ずつ押し
出され、なおも圧造完了時の方向性を保ちつつ、
引き続き案内手段Bで誘導される。然して送出経
路Aの高速回転する多孔管20から、案内手段B
の回転しない案内管25へのソケツト1の受渡し
は、双方が管どうしであるため円滑に行なえ、ま
たそのソケツト1は、回転しつつ案内管25へ渡
つた後、速かに回転しなくなる。
このようにして案内手段Bに渡つたソケツト1
は、該手段の先端から1個ずつ押し出され、その
先端に抽出手段Dのチヤツク34が位置していな
いときは直ちに貯溜ホツパーCのホツパー本体2
7内へ落下し、上記のチヤツク34が位置してい
るときはチヤツク爪32,33間へ進入していつ
たん該チヤツク捕捉された後、次に押し出されて
来るソケツトで、そのチヤツク34から突き出さ
れて、そのソケツトと入れ替わりに該チヤツクか
ら上記のホツパー本体27内へ落下する。
そこで、少なくとも所定個数のソケツト1が貯
溜ホツパーCへ落下した時点では、案内手段Bの
先端にチヤツク34が位置して、次のソケツト1
が該チヤツクで捕捉されているように配慮し、こ
の捕捉されたソケツトが更に次のソケツトで突き
出されるまでの時間帯内に於て、そのチヤツク3
4を流体圧シリンダ35のプランジヤ36で検査
機構Eまで移動させる。すると、このチヤツク3
4に捕捉されているソケツト1は、検体として他
のソケツト群から抽出され、検査ガイド37,3
8の八字形なる先端部分で長さ方向のズレを修正
されつつ両ガイド間へ進入して、第6図に示す如
く検査中心線O―O上へ達する。
然る後、駆動ギヤ59で従動ギヤ58を介しゲ
ージソケツト46を、従つて一方の検査ゲージ4
2を回転させ乍ら、流体圧シリンダ49から両プ
ランジヤ50,51へ作用している流体圧を除く
と、それらの各プランジヤ上に支持されているゲ
ージ台47,48は、夫々のプランジヤと共にバ
ネ54,55で押されて、検査ゲージ41,42
の各ヘツド43,44を互に接近させる方向へ前
進させられる。このため検査ゲージ41,42の
各ヘツド43,44は、検査ガイド37,38の
窓39,40を通つて、検体たるソケツト1の各
内孔2,3へ夫々進入し、また検査ゲージ42の
回転はそのヘツド44から上記ソケツト1へ、更
には検査ゲージ1のヘツド43を介し該ゲージに
伝えられて、そのソケツト1を支承なく回転させ
る。
よつてこの検査機構Eでは、上記の検体に対し
て例えば次のような複数項目にわたる検査を、同
時もしくは相前後して行なわせることができる。
(1) 全長aについて……… 検査ガイド37,38のいずれか一方を他方
に対し少しだけ進退自在となし、且つ該他方に
接近させる方向へ弾力的に附勢しておけば、そ
の弾力的に附勢されたガイドが、それらの両ガ
イド間へ進入して来たソケツト1でどの程度ま
で押し戻されるかを適当なセンサーで検出させ
ることによつて、当該ソケツトの全長aの過不
足を検査できる。
(2) 外径bについて……… 検査ゲージ41,42間で回転させられるソ
ケツト1の外周面を適当なセンサーで走査させ
ることによつて、当該ソケツトの外径bが過大
であるか否かを検査できる。
(3) 外周形状の不整について……… 上記(2)と同様にして、ソケツト1の外周形状
が不正であるか否かを検査できる。
(4) 内孔の偏心について……… ソケツト1における内孔2,3のいずれか一
方もしくは双方が偏心している場合には、検査
ゲージ41,42のいずれか一方のゲージヘツ
ドが、これの進入すべき内孔へ進入し得ず、従
つてこの検査ゲージが前進不足となるため、そ
れら検査ゲージ41,42の前進量を適当なセ
ンサーで監視させることによつて、内孔2,3
の偏心の有無を検査できる。
(5) 内孔の深さc,dについて……… 上記(4)と同様にして、ソケツト1における内
孔2,3の深さc,dが過小であるか否かを検
査できる。
(6) 内孔の内径e,fについて……… 上記(4)と同様にして、ソケツト1における内
孔2,3の内径e,fが過小であるか否かを検
査できる。
(7) 内孔の形状不整について……… 上記(4)と同様にして、ソケツト1における内
孔2,3の形状が不整であるか否かを検査でき
る。
このようにして各項目についての検査が完了し
た後、流体圧シリンダ49に流体圧を供給して、
両端からプランジヤ50,51を押し出させる
と、ゲージ台47,48を介して検査ゲージ4
1,42が後退させられるため、夫々のゲージヘ
ツド43,44はソケツト1の各内孔2,3及び
検査ガイド37,38の各窓39,40から抜け
出す。そこでチヤツク34を、流体圧シリンダ3
5によつて案内手段Bの先端位置まで戻すと。こ
れまで該チヤツクに捕捉されていた検査済みのソ
ケツト1は案内手段Bから新たに押し出されて来
る他のソケツトによつて、そのチヤツクから突き
出され、貯溜ホツパーCへ落下する。
ところで、1個のソケツトを捕捉したチヤツク
34が、前記の如く案内手段Bの先端位置から検
査機構Eへ向かうとき、或は上記の如く案内手段
Bの先端位置へ戻つて来たとき、その時点で案内
手段Bの先端から押し出されようとするソケツト
が該チヤツクに衝突する可能性がある。従つて案
内手段Bを構成する案内管25が、第4図に示
す如く、その全長にわたつて管形状を維持してい
ると、衝突したソケツトの逃げ道がなくて具合悪
い。然し乍ら案内管25の先端部分を第4図に
示すような樋状部26としておくときは、衝突し
たソケツトをその樋状部26から側方へ逃がすこ
とができて都合良い。
一方、貯溜ホツパーCにおけるホツパー本体2
7の出口28に備えられたシヤツター29は、所
定個数、即ち1ロツト分の個数だけソケツト1が
落下して来るまでは出口29を閉じており、その
個数だけ落下したときだけ開かれるべきである。
そうすれば、ホツパー本体27内へ落下したソケ
ツト1は、所定個数に達するまでは該ホツパー内
へ溜められ、所定個数に達したとき、その出口2
9から一度に1ロツト分だけ排出せしめられるこ
とになる筈である。更に上記のシヤツター29
は、検査機構Eでの各項目にわたる検査結果がす
べて良であつたときのみ開かれ、例え1項目につ
いてだけでも不良であつたならば開かれないよう
にしておく方が望ましい。そうすれば、ホツパー
本体27の出口からは、良品のみが排出されるこ
とになる筈である。
然し乍ら多段式圧造成形機の製造能力は、1分
間当りにつき数10個から数100個にも達するの
で、例えば第5図に示す如く、ホツパー本体2
7が1槽形であるときは、シヤツター29を開い
て所定個数のソケツト1と排出している間にも、
案内手段Bからは次々に新たなソケツトが落下し
て来て、共に出口28から排出されてしまい、所
定個数だけを正確に排出させることができなくな
る。また抽出した検体を検査している間に於ても
案内手段Bの先端からはホツパー本体27内へ
次々にソケツトが落下するから、その検体までは
良品であつてこれの次から圧造されたソケツトが
不良品であるような場合には、ホツパー本体27
が上記のような1槽形であると、検体の検査中に
ホツパー本体27へ落下した不良品も良品である
として、検査が完了したとき一諸に排出される不
都合がみられる。
そこで第5図に示す如く、ホツパー本体27
を中間シヤツター30で2槽形として、案内手段
Bより押し出されて来るソケツトはすべてその前
半部内へ落下させてから後半部内へ滑落させるよ
う配慮し、普段はシヤツター29を閉じ中間シヤ
ツター30を開いておいて、所定個数のソケツト
がホツパー本体27へ落下したとき、まず中間シ
ヤツター30を閉じて、以後に落下するソケツト
を前半部内へ仮に貯溜せしめ、その間に検体を検
査して良であるとの結果が出たとき、シヤツター
29を先に開いて後半部内のソケツト群を排出さ
せ、然る後このシヤツター29を閉じてから中間
シヤツター30を開いて、前半部内に仮貯溜され
ていたソケツト群を後半部内へ滑落させるように
すれば、そのホツパー本体27からは1度に所定
個数だけ正確に排出させることができ、且つまた
検査中に不良品が良品へ混ざり込むこともなくな
る。
なお検査機構Eでの検査に於て不良品が検出さ
れたときは、多段式圧造成形機での圧造加工を直
ちに中断させるようにしておくと、以後の不良品
の発生を防止でき、その発生原因の探査と除去を
促し得て都合が良い。
よつて以上のような本発明によれば、多段式圧
造成形機で次々に圧造される成形品を改めて整列
し直すことなしに、それらの中から検体となるべ
きものを、所定個数ごとに1個の割合で、検査に
都合のよい特定の方向へ向けて容易に抽出させる
ことができると共に、その抽出された検体の形状
につき、複数項目にわたる検査を同時もしくは相
前後して実行させることができ、そのため上記圧
造成形品についての抜取り検査を、圧造成形機で
の圧造加工と併行し乍ら、その加工に引き続き自
動的に能率よく行なわせ得て、圧造成形品の不良
品が含まれないロツト生産を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の対象となる圧造成形品の一例
を示した拡大縦断面図、第2図は本発明の実施例
を示す平面図、第3図,は第2図のX―X線
よりみた送出経路についての各実施例を示す断面
図、第4図,は同じく案内手段についての各
実施例を示す断面図、第5図,は同じく貯溜
ホツパーについての各実施例を示す断面図、第6
図は検査機構についての拡大横断面図、第7図は
第6図のY―Y線よりみた抽出手段についての断
面図である。 A……送出経路、B……案内手段、C……貯溜
ホツパー、D……抽出手段、E……検査機構、1
……ソケツト(圧造成形品)、11……フレー
ム、13……ダイベース、19……装填孔、20
……多孔管、25……案内管、26……樋状部、
27……ホツパー本体、28……出口、29……
シヤツター、30……中間シヤツター、34……
チヤツク、37,38……検査ガイド、41,4
2……検査ゲージ、O―O……検査中心線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フレームがわのダイベースと、このダイベー
    スに向けて往復動するラムの各対向面に夫々一定
    間隔として対設させた所要圧造段数のダイとパン
    チ間に順次素材を移送させることにより圧造せし
    めた成形品を、これらに圧造完了時の方向性を保
    たせ乍ら、上記圧造段数より余裕をもつてダイベ
    ースの前面からフレームの背面まで貫通して設け
    た送出経路を通じて機外へ次々と一列に並べて送
    り出させ、この送り出されて来る圧造成形品の中
    から検体となるべきものを所定個数ごとに1個の
    割合で抽出して、複数項目にわたる形状異常の有
    無を検査させるようにしたことを特徴とする多段
    式圧造成形機の圧造成形品検査方法。 2 所要圧造段数より少なくとも1段余裕がある
    ように選択された多段式圧造成形機であつて、そ
    の余分な最終圧造段階における圧造ダイ及びノツ
    クアウト機構の装填孔内にダイベースの前面から
    フレームの背面まで貫通するよう構成された圧造
    成形品の送出経路と、上記フレームの背後に上記
    の送出経路を延長する如く配置された圧造成形品
    の案内手段と、この案内手段の先端下方に配置さ
    れた圧造成形品の貯溜ホツパーと、上記案内手段
    の先端から所定個数ごとに1個の割合で検体とな
    るべき圧造成形品を抽出する手段と、その抽出さ
    れた検体につき所要項目の検査を行なう検査機構
    とからなり、且つ上記の送出経路は、圧造成形品
    に圧造完了時の方向性を保たせ乍ら該成形品をそ
    の方向へ一列に並べて通過させ得る管路とされ、
    上記の案内手段は、送出経路から送り出された圧
    造成形品を同方向へ誘導する構造とされ、上記の
    抽出手段には、検体となるべき圧造成形品を案内
    手段の先端で捕捉して上記の検査機構まで移送す
    るチヤツクが備えられ、その検査機構には、上記
    検体の形状に関する複数項目についての検査機能
    が備えられていることを特徴とする多段式圧造成
    形機の圧造成形品検査装置。 3 送出経路の全長もしくは入口付近を除いた残
    り部分が、高速回転させられる多孔管で構成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第2項に
    記載した検査装置。 4 案内手段を構成する案内管の先端部分が、樋
    状とされていることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項に記載した検査装置。 5 貯溜ホツパーのホツパー本体が、出口を開閉
    するシヤツターの他に中間シヤツターを備えた2
    槽形とされていることを特徴とする特許請求の範
    囲第2項に記載した検査装置。 6 検査機構には、抽出手段によつて検査中心線
    上へ送り込まれた検体を長さ方向に規制する平行
    な一対の検査ガイドと、これら両ガイドの両側に
    おける上記検査中心線上に配置されて上記検体に
    対し夫々進退させられる2個の検査ゲージとが備
    えられていることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項に記載した検査装置。
JP12271380A 1980-09-03 1980-09-03 Method of and apparatus for inspecting press molded product by multi-stage press molding machine Granted JPS5746109A (en)

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JPS60111101A (ja) * 1983-11-21 1985-06-17 Nuclear Fuel Co Ltd 円柱状体の直径計測装置
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JPS4829079A (ja) * 1971-08-20 1973-04-17
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