JPH0595777A - 複数の喫煙物品の自動検査 - Google Patents

複数の喫煙物品の自動検査

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JPH0595777A
JPH0595777A JP4070415A JP7041592A JPH0595777A JP H0595777 A JPH0595777 A JP H0595777A JP 4070415 A JP4070415 A JP 4070415A JP 7041592 A JP7041592 A JP 7041592A JP H0595777 A JPH0595777 A JP H0595777A
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gripping
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JP4070415A
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Wayne B Adkins
ウエイン・ビー・アドキンス
Charles T Higgins
チヤールズ・テイー・ヒギンス
Hugh J Mccafferty
ヒユー・ジエイ・マカフアーテイ
Edgar L Moss
エドガー・エル・モス
Jose I Roncero
ジヨーズ・アイ・ロンセロ
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Philip Morris Products Inc
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Philip Morris Products SA
Philip Morris Products Inc
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    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
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    • A24C5/32Separating, ordering, counting or examining cigarettes; Regulating the feeding of tobacco according to rod or cigarette condition
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    • A24C5/32Separating, ordering, counting or examining cigarettes; Regulating the feeding of tobacco according to rod or cigarette condition
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    • Y10S83/931Tobacco

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  • Manufacturing Of Cigar And Cigarette Tobacco (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】フィルター450部分について、物理的因子を
測定するための融通性に富む自動検査設備。 【構成】マイクロプロセッサーベースの調節装置と、希
望する測定を行うための複数の機器と、一度に一本のシ
ガレット20を把持して、ソフトウエアの指示に従って
各物品の物理特性を測定するための機器、または除去手
段へ移動させるためのコンピューター制御のロボット5
03が含まれる。各セット中のそれぞれの物品の検査順
序と因子がデータベースから分かるので、コントローラ
ーがロボット503に命令して、予め定めた測定順序に
従って供給されたシガレット20を把持して一つ、また
はそれ以上の機器へ送って測定を行うか、または処理ス
テーションへ送ってフィルター450を除去する。所定
の試料セット中の試料が終ると、次の試料セットを装入
し、識別して、そのセットに予め定めた順序でプロセス
が進行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は束になった喫煙物品を処理するた
めと;個々の喫煙物品とその要素について、複数の物理
特性のうちの一つ、またはそれ以上を実施するための自
動検査ステーションに関係する。さらに詳述すれば、本
発明は複数の測定用ステーションと;寸法の異なる喫煙
物品を一つ、またはそれ以上の測定用ステーションへ、
予め選定した順序に従って、無人方式で送るためのロボ
ット装置とを備えた自動検査ステーションに関係する。
【0002】市場にある喫煙物品と、実験用の喫煙物
品、および組み立てに関係する構成部品について一つ、
またはそれ以上の検査、または測定を行って結果を求め
るのが従来のやり方である。これらの測定には物品の圧
降下、換気、フィルターの圧降下、物品の円周、物品の
長さ、フィルターの長さ、フィルターと煙草の重量、お
よび紙の通気性等の、物品と構成部品(例えばフィルタ
ー)に関する物理特性が含まれている。まず複数の類似
喫煙物品を検査して一つ、またはそれ以上のこれらの特
性値を測定する。ついで本検査結果を用いて、複数の類
似物品内での物品から物品への測定した性質の均一性を
評価したり、この複数の物品内での類似物品の特性値に
関する統計値を得るのが目的である。さらにそれぞれの
複数内の物品が異なることがある類似物品の複合複数の
場合も、異なる類似物品の統計的特性値の比較ができる
条件の許で、同じ一連の検査に代表としてかけることが
ある。
【0003】検査は物品の完成品と、これとは別に完成
品の要素についても行う。例えばフィルターの吸口つき
喫煙物品のフィルター部分について、圧降下、円周とサ
イズを測定することがある。そのためにはフィルターを
喫煙物品から分離する必要がある。そのときフィルター
に付着して残留している煙草のかすは、全部フィルター
部分から除去する必要がある。
【0004】在来の検査では、一連の通常の検査機器を
作業領域に配置する。そして一人の作業員がそれぞれの
喫煙物品、またはその要素を手で各機器へ装入し、機器
を作動させて希望する測定を実施する。検査結果、すな
わち測定因子を機器に表示させ、そのデータをホストコ
ンピューターへ送って、データーベースへ記録させる。
このデーターベースは事後の分析と表示に利用する。構
成部品について測定を行うには、作業員がまず物品から
手で要素を分離し、物品の残部を処分し(あるいは事後
の検査用に保存)、次にその要素を適当な機器内へ装入
して希望する測定値を求める。例えば通常のシガレット
についているフィルターの、棒の部分について検査を行
うには、かみそりの刃を用いて煙草部分を切断してフィ
ルターの棒をシガレットから分離し、フィルターに付着
して残留する煙草の残りを、作業員が小形の器具を用い
るか、または指で分離する。煙草のかすをとって、きれ
いになったフィルターを測定器へ入れてデータを求め
る。
【0005】本技術に伴う一つの問題は、全操作中一人
の作業員が付き添っている必要があることである。手で
操作する物品について行う検査では、測定操作中、喫煙
物品の把持方法と、把持する位置で測定値が変動するこ
とがある。正確な統計値を得るのに、これらの変動は好
ましくない。
【0006】フイヅス−インスツルメント・コーポレー
ション(Fidus −Instrument Corporation )、リッチ
モンド(バージニア)がオートマティック テスト ス
テーションズ(Automatic Test Stations )なる商品
名で製品を販売している。本自動検査ステーションは一
回から数回にわたって重量、円周/直径、換気、圧降
下、及び硬度を測定する機器の組み合わせからなってい
る。モデル番号CTS500、CTS400、CTS3
50、およびCTS(300)がシガレットの検査専用
の自動検査ステーションである。モデル番号FTS40
0と、FTS(300)がフィルターの棒部分の検査専
用の自動検査ステーションである。指定番号がこれと異
なるものは、各種の測定を行う機器が、一個のCTS、
またはFTSステーションと組みあった。別の組みあわ
せを構成していることを示す。多くの測定ユニットが互
いに上下に重ねて配置してあるので、検査する各物品、
またはフィルター棒は機器を通る軸に沿って下向きに、
連続して指示されることになる。
【0007】これらの自動検査ステーションは、Automa
tic Hopper Loader 、モデル番号AHL100なる商
品名のもとに、製品と組みあわせてフイヅス−インスツ
ルメント・コーポレイションから入手できる。本オート
マチックホッパーローダー装置は18束までの喫煙物品
(またはフィルター棒)の装填能力があって、複数の喫
煙物品の束(またはフィルター棒)を受け入れできる複
数のビンを備えている。市販の本ホッパー装置が一つの
ビンの内容物をホッパー領域へ移す。ホッパー領域へ供
給された本内容物は、ホッパーと対になったCTS、ま
たはFTS装置のいずれかへ、一時に一つずつ供給され
る。次にビンをインデックスして、次のビンが内容物を
ホッパーへ供給できる位置まで来るようにする。CTS
とFTSの自動検査ステーション装置は、読みとった検
査データの結果を親コンピューターへ送って、表示と記
録を行うことができる。
【0008】従来からあるこれらの市販装置がもつ一つ
の問題点はそれぞれの束の内で、または束から束へ、各
試料の検査順序の変更が可能なほど十分な融通性を備え
ていないことである。これら各モデルの自動検査ステー
ションは、そのステーションへ供給されたそれぞれの喫
煙物品、またはフィルター棒について行った、十分な数
の検査を基にして構成したものにすぎない。従って、不
必要な検査まで実施している。またステーション中の一
機器のモジュールが作動しなくなったとき、本モジュー
ルを修理するか、また交換するまでは全ステーションが
作動しなくなる。
【0009】従来からあるこれらの装置がもつ別の問題
は、例えばフィルターの棒部分のようなその喫煙物品の
要素について検査したあとでは、選定したその喫煙物品
の検査ができないことである。むしろCTS系列のステ
ーションの外に、二台目のFTS自動検査ステーション
を購入して、CTSステーションで測定した喫煙物品か
ら、作業員が手でフィルターを分離し、この除去したフ
ィルターをFTSステーションへ挿入して、フィルター
についての測定を実施する必要がある。
【0010】分析試験室内の分析用機器へ導入する前
に、構成物の集積と;例えば化学物質の稀釈、または混
合のような試料作成の目的で、対象物をある位置から別
の位置へ把持して移動させるために、相対するメンバー
をもつロボット装置を使用することは周知である。この
ような装置として、Perkins −Elmer Corp.(Norwal
k)から入手できるMasterlab システムをあげることが
できる。しかし複数の異なる喫煙物品の把持と移動に、
この種の装置を使用することはまだ聞いたことがない。
またこのようなロボットシステムで生ずる一つの問題
は、喫煙物品のような寸法の異なる粉になり易い、非弾
性的対象物をその物品の全部とまでは言わないが、少な
くとも若干を損傷せずに容易に把持することはロボット
の不得意とすることである。さらに詳述すれば、寸法が
ある選定した範囲内で異なる喫煙物品を、その範囲内に
ある少なくとも若干の物品を損傷することなしに確実に
把持する能力を、この種のロボット装置は一般にもって
いない。本物品の把持を調節するためにかけるべき力を
モニターする目的で、力変換器の使用を検討した。しか
しこの種の変換器は、装置のコストと複雑さを増大する
だけである。またこの種の変換器は力をモニターするこ
とはするが、その変形し易い物品を確実に把持すること
で、変形と損傷が生じなかったかどうかを検出する能力
はない。従ってこのような力変換基が、相対するメンバ
ーが比較的脆弱な喫煙物品を損傷するのを防止できると
は考えられない。
【0011】従って操作に融通性があって、希望する一
連の検査測定を実施するためのプログラムが組める、自
動検査ステーションの出現を望む要求が久しかった。そ
のうえ無人操作が可能な、この種の自動検査ステーショ
ンが待望されている。
【0012】従って複数の可能性のある測定値のうちか
ら、選定した喫煙物品についての一つ、またはそれ以上
の測定値を得るための、自動検査ステーションを提供す
るのが本発明の一つの目的である。異なる喫煙物品につ
いて、異なる検査を無人方式で実施するための、プログ
ラム可能自動検査ステーションを提供するのが別の目的
である。試料の複合セットについて、無人方式で連続測
定が可能な自動検査ステーションを提供するのが別の問
題である。
【0013】喫煙物品とその物品の要素について、選定
した順序で特性値の測定が実施できる、自動検査ステー
ションを提供するのが本発明の別の目的である。それぞ
れの喫煙物品とその要素を把持して移動させるためのロ
ボット装置を提供するのが別の目的である。
【0014】一試料セット内の異なる試料と、異なる試
料セット内の試料について、異なるプロトコルを実施す
るよう指示することができる自動検査ステーションを提
供するのが本発明の別の目的である。
【0015】在来の測定機器に最小限度の改造を施した
測定機器で測定検査が実施できる、自動検査ステーショ
ンを提供するのが本発明の別の目的である。必要な場
合、または希望によって手動操作が可能な、検査ステー
ションを提供するのが別の目的である。
【0016】実施すべき検査に関する情報を受けとり、
事後の評価のためにデータを伝達するためにコンピュー
ター装置と通信できる、自動検査ステーションを提供す
るのが本発明の別の目的である。
【0017】本発明に従えば喫煙物品、および/または
喫煙物品の要素についての、選定した数の複数の物理的
因子を、選定した順序で測定する、コンピューター制御
のロボット自動検査ステーションが提供できることにな
る。
【0018】本発明の一形態は、複数の喫煙物品の物理
特性を測定する装置に向けられている。この種の装置は
喫煙物品を把持し、解放する手段と;運動の範囲内で、
把持した喫煙物品を移動させる手段と;運動範囲内の第
一位置にある、複数の喫煙物品の一つを受領するための
手段と;運動範囲内の第二位置にある、喫煙物品の物理
特性を測定するための手段と;その一つの喫煙物品の物
理特性が測定できるように、把持と解放手段と移動手段
を調節して、第一位置にあるその一つの喫煙物品を把持
して、その一つの喫煙物品を測定手段へ移動させる手段
とを備えている。
【0019】本装置の一実施態様にあっては、調節手段
を把持と解放手段を調節するマイクロプロセッサーにし
て、物理特性が測定できるように、測定手段ではこれが
一つの喫煙物品を解放し、測定後、測定手段にあるその
一つの喫煙物品を把持するようにする。把持と解放手段
と移動手段を、その間で喫煙物品を把持するために、反
対方向に可動になった第一メンバーと第二メンバーとを
もつロボットにするのが好ましい。
【0020】この種の装置の好ましい実施態様にあって
は、第二位置にある喫煙物品の第一物理特性を測定する
ための第一手段と;運動範囲内の第三位置にある、喫煙
物品の第二物理特性を測定するための第二手段とをさら
に測定手段が具備し、そのとき調節手段が把持と解放手
段と移動手段を調節して、第一位置にあるその一つの喫
煙物品を把持して、その一つの喫煙物品を第一と第二測
定手段の一つへ移動させて、それによって第一と第二物
理特性の一つが測定できるようにする。このとき調節手
段が把持と解放手段と移動手段を調節して、第一と第二
測定ステーションのうちの一つから、第一と第二測定手
段のうちの別の測定手段へ移動させて、それによって第
一と第二物理特性のうちの別の物理特性が測定できるこ
とになる。
【0021】この種の装置の別の好ましい実施態様にあ
っては、一つの喫煙物品について、一つ以上の選定した
物理特性を測定するために、測定手段がさらに一つ以上
の手段を備え、そのとき周囲を測定する手段と、圧降下
を測定する手段と、長さを測定する手段と、フィルター
吸口つき喫煙物品の長さを測定する手段と、換気を測定
する手段のグループから選定した各手段が、運動範囲内
の異なる位置にあって異なる物理特性を測定し、そのと
き調節手段が把持と解放手段と移動手段を調節して、そ
の一つの喫煙物品を一つ、またはそれ以上の測定手段へ
移動させる。本調節手段には、測定すべき一つの喫煙物
品の一つ、またはそれ以上の物理特性を識別する検査順
序を提供するための手段を含ませて、そのとき調節手段
が検査順序に応じて、把持と解放手段と移動手段を調節
して一つ、またはそれ以上の識別した物理特性が測定で
きるように、把持した一つの喫煙物品を一つ、またはそ
れ以上の測定手段へ移動させるのが好ましい。好ましい
実施態様にあっては、検査順序が一つの喫煙物品の測定
順番を識別でき、さらに複数の喫煙物品中の各喫煙物品
の測定順番が識別できれば更に好ましい。
【0022】本発明の別の形態では、複数の喫煙物品の
要素について、物理特性の測定が可能な装置が対象にな
っている。この種の装置の一つにあっては、喫煙物品を
把持し、解放するための手段と;把持した喫煙物品を、
運動範囲内で移動させるための手段と;運動範囲内の第
一位置にある複数の喫煙物品の一つを受領する手段と;
運動範囲内の第二位置にあって、喫煙物品から喫煙物品
の要素を除去するための手段と;運動範囲内の第三位置
にあって、喫煙物品の要素について物理特性を測定する
ための手段と;把持と解放手段と移動手段を調節して、
第一位置にあるその一つの喫煙物品を把持して、その一
つの喫煙物品を除去手段へ移動させ、その一つの喫煙物
品の要素の物理特性が測定できるように、その一つの喫
煙物品の要素を測定手段へ移動させる手段が含まれてい
る。
【0023】本装置の一実施態様にあっては、調節手段
を把持と解放手段を調節するマイクロプロセッサーにし
て、その一つの喫煙物品の要素の物理特性が測定できる
ように、要素でその一つの喫煙物品を把持し、測定手段
にくるとその一つの喫煙物品の要素を解放して、測定後
第一測定手段にあるその一つの喫煙物品の要素を把持す
る構造に作る。把持と解放手段と移動手段を、その間で
喫煙物品を把持するために、反対方向に可動になった第
一と第二メンバーを備えたロボットにするのが好まし
い。
【0024】この種の装置の好ましい実施態様にあって
は、測定手段を第三位置にある喫煙物品の要素の第一物
理特性を測定する第一測定手段と;運動範囲内の第四位
置に配置した、喫煙物品の要素の第二物理特性を測定す
るための第二手段から構成し、その際調節手段が把持と
解放手段と移動手段を調節して、その一つの喫煙物品の
要素を把持して、第一と第二測定手段のうちの一つへ移
動させて、第一と第二物理特性の一つが測定できるよう
にする。ここで調節手段が把持と解放手段と移動手段を
調節して、第一と第二の測定ステーションの一つから、
第一と第二の測定手段の別の測定手段へ一つの喫煙物品
の要素を移動させて、そのためにその喫煙物品の第一と
第二の物理特性のうちの別の物理特性が測定できるよう
にするのが好ましい。第一と第二の測定手段は、換気の
測定手段と、圧降下の測定手段と、長さの測定手段から
なるグループから選定するのが好ましい。
【0025】本装置の代案の好ましい実施態様にあって
は、喫煙物品の要素の第一物理特性を測定するための第
一手段と;運動範囲内の第四位置にあって、喫煙物品の
第二物理特性を測定するための第二手段とから測定手段
を構成し、その際調節手段が把持と解放手段と移動手段
を調節して、その一つの喫煙物品の第一物理特性が測定
できるように、第一位置にあるその一つの喫煙物品を把
持して、この一つの喫煙物品を第二測定手段へ送り、次
に除去手段へ移動させて要素を除去してから、この一つ
の喫煙物品の要素を第一測定手段へ移動させて、この一
つの喫煙物品の要素の第一物理特性を測定する。
【0026】この代りに、第一測定手段がさらに運動範
囲内の一つ以上の位置にある喫煙物品の要素について、
一つ以上の物理特性を測定するための一つ以上の手段を
備え;第二測定手段がさらに運動範囲内の一つ以上の位
置にある喫煙物品の、一つ以上の物理特性を測定するた
めの一つ以上の手段を備え;調節手段がさらにその一つ
の喫煙物品の一つ、またはそれ以上の物理特性と、測定
すべき一つの喫煙物品の要素の一つ、またはそれ以上の
物理特性を識別する検査順序を提供する手段を備え、そ
の際調節手段が提供された検査順序に応じて把持と解放
手段と移動手段を調節して、その喫煙物品と喫煙物品の
要素の一つ、またはそれ以上の識別した物理特性が測定
できるように、把持した一つの喫煙物品を第二測定手段
の一つ、またはそれ以上と、除去手段と、第一測定手段
の一つ、またはそれ以上へ移動させる。検査順序がその
一つの喫煙物質の要素の測定順番を識別できるのが好ま
しく、さらに複数の喫煙物質の各喫煙物質の測定を行う
順番を識別できればさらに好ましい。喫煙物品の物理特
性は、喫煙物品の要素についての物理特性前に得ること
ができる。
【0027】またある実施態様にあっては、運動範囲内
の第五位置で喫煙物品を受けとるための第二手段を装置
に含ませて、マイクロプロセッサー手段が把持と解放手
段と移動手段を調節して、その一つの喫煙物品を第二の
受領手段上へ解放し、次いで第二受領手段上の喫煙物品
を要素で把持して、その一つの喫煙物品を除去手段へ移
動させ、除去プロセス中この一つの喫煙物品を把持する
ようにする。さらに各喫煙物品の要素がシガレットのフ
ィルター棒であって、装置にさらにシガレットから除去
したフィルター要素のくず掃除手段をつけて、マイクロ
プロセッサー手段が、把持と解放手段と移動手段を調節
して、除去したフィルターを除去操作後のくず掃除手段
へ送るようにするのが好ましい。
【0028】本発明のさらに別の形態では、喫煙物品を
把持し解放する手段と;把持した喫煙物品を運動範囲内
で移動させる手段と;運動範囲内の第一位置で複数の喫
煙物品の一つを受けとる手段と;運動範囲内の第二位置
にある、喫煙物品の物理特性を測定する手段と;把持と
解放手段と移動手段を調節するマイクロプロセッサー手
段を備えた検査ステーションで、複数の喫煙物品の物理
特性を測定するための方法を目標にしている。この種の
方法は、複数の喫煙物品を提供するステップと;供給さ
れた一つの喫煙物品を受領手段へ供給することと;受領
手段にあるその一つの喫煙物品を把持することと;把持
したその一つの喫煙物品を測定手段へ移動させること
と;その一つの喫煙物品の物理特性を測定することから
構成される。
【0029】これに代わる実施態様にあっては、物理特
性が測定できるように、測定手段にあるその一つの喫煙
物品を解放することと、測定後第一測定手段にあるその
一つの喫煙物品を把持することが本法に含まれる。
【0030】ここで把持と解放手段と移動手段を、反対
方向へ可動になった第一と第二メンバーを備えたロボッ
トにして、その一つの喫煙物品の把持と解放を、まず第
一と第二メンバーを動かして一つの喫煙物品を把持し、
第一と第二メンバーを離して、喫煙物質を解放する構造
に作るのが好ましい。
【0031】検査ステーションが喫煙物品の、一つ以上
の選定した物理特性を測定するために一つ以上の手段を
備え、円周測定用手段と、圧降下測定用手段と、長さ測
定用手段とからなるグループから選定した本手段のそれ
ぞれを、運動範囲内の異なる位置に配置した別の好まし
い実施態様においては、測定する一つの喫煙物品の一
つ、またはそれ以上の物理特性を識別する検査順序を提
供するステップと;その一つ、またはそれ以上の識別し
た物理特性が測定できるように、提供された検査順序に
従って一つ、またはそれ以上の測定手段へ、その一つの
喫煙物品を把持して移動させるステップをさらに本法が
備えている。ここで検査順序の提供に、一つの喫煙物品
の測定順番の識別が含まれるのが好ましく、複数の喫煙
物品の各喫煙物品の測定順番の識別が含まれるとさらに
好ましい。
【0032】本発明の別の形態にあっては、喫煙物品を
把持して解放するための手段と;把持した喫煙物品を運
動範囲内で移動させるための手段と;運動範囲内の第一
位置にある、複数の喫煙物品の一つを受領するための手
段と;喫煙物品の要素を喫煙物品から除去するための、
運動範囲内の第二位置にある除去手段と;運動範囲内の
第三位置にある、喫煙物品の要素の物理特性を測定する
ための手段と;把持と解放手段と移動手段を調節するた
めの手段を備えた検査ステーションで、複数の喫煙物品
の物理特性を測定するための方法を指向している。この
種の一つの方法には、複数の喫煙物品を提供すること
と;一つの喫煙物品を受領手段へ供給することと;供給
されたその一つの喫煙物質を要素で把持することと;把
持した喫煙物品を除去手段へ移動させることと;その一
つの喫煙物品の要素を、その一つの喫煙物品から除去す
ることと;その一つの喫煙物品の要素を測定手段へ移動
させることと;その一つの喫煙物品の要素の物理特性を
測定することが含まれる。
【0033】希望によっては、その一つの喫煙物品の要
素の物理特性が測定できるように、測定手段にある喫煙
物品の要素を解放することと、測定後に測定手段にあ
る、その一つの喫煙物品の要素を把持することをその方
法に含ませる。
【0034】把持と解放手段と移動手段を反対方向に可
動になった第一と、第二メンバーを備えたロボットにし
て、その一つの喫煙物品、または一つの喫煙物品の要素
を把持するステップに、第一と第二メンバーを互いに接
近させる運動を;またその一つの喫煙物品の要素を解放
するステップに、第一と第二メンバーを互いに離す運動
をもたせるのが好ましい。
【0035】またある好ましい実施態様にあっては、換
気の測定手段と、圧降下の測定手段と、長さの測定手段
と、運動範囲内の異なる位置にある、喫煙物品の一つ、
またはそれ以上の物理特性を測定するための一つ、また
はそれ以上の手段からなるグループから選定した、喫煙
物品の要素の一つ、またはそれ以上の物理特性を測定す
るための一つ、またはそれ以上の手段を測定手段が備
え、そのときさらに測定すべきその一つの喫煙物品と、
その一つの喫煙物品の要素について一つ、またはそれ以
上の物理特性を識別する検査順序を提供することと;そ
の一つの喫煙物品と、その一つの喫煙物品の要素につい
て一つ、またはそれ以上の識別した物理特性が測定でき
るように、識別した順序に従って、その一つの喫煙物品
を一つ、またはそれ以上の測定手段と、除去手段へ送る
ための把持と解放と移動が含まれる。
【0036】検査順序の提供に、その一つの喫煙物品
と、その一つの喫煙物品の要素の測定を行う順番の識別
を含ませるのが好ましく、複数の喫煙物品の各喫煙物品
と喫煙物品の要素のそれぞれの測定順番の識別が含ませ
られると更に好ましい。
【0037】好ましい実施態様にあっては、運動範囲内
の第四位置にある喫煙物質を受けとるための第二手段が
検査ステーションに含まれていて、把持した一つの喫煙
物品を除去手段へ移動させるステップに、把持した物品
の第二受領手段への移動と;第二受領手段上でのその一
つの喫煙物品の解放と;物品が第二受領手段にある間、
その一つの喫煙物品の要素を把持することと;除去プロ
セス中、把持手段がその一つの喫煙物品の要素を把持す
るように、その一つの喫煙物品を除去手段へ移動させる
ことが含まれる。
【0038】喫煙物品とその要素に、さらに煙草含有の
シガレットとフィルター吸口を含ませて、本法がさらに
シガレットから除去して把持された状態のフィルター
を、フィルターの物理特性を測定する前に、運動範囲の
第五位置にあるフィルターから煙草のくずを掃除する手
段への移動を包含するようにする。
【0039】またある見地から見ると、本発明はロボッ
トと、システムマイクロプロセッサー調節器と、選定し
た数の現存する測定機器と、喫煙物品の除去ステーショ
ンの提供と関係する。このうちマイクロプロセッサー装
置がロボット、計器、および除去ステーションを調節し
て、検査すべき各物品、または要素を予め定めた検査順
序で移動させる。ここでホッパーフィーダー装置も使用
できて、その際は数セットの試料を、本装置の別々にな
ったビンへ一度に投入し、それで各試料セットをコード
で識別し、各セットの試料の物理的因子を数値化してそ
のコードへ割り当てる。そのうえそのセットの試料につ
いて実施する検査順序と、その試料について行う検査の
種類は、コードと関連するデータベース中に定められて
いる。従って一つの資料ビンを処理する場合には、コー
ドを読みとって、適当なデータベース因子をロボットへ
の指令として導入すると、選定した順序で選定した測定
が行われるように、試料が適当な位置へ適当に移動する
ことになる。
【0040】操作に際しては、システム調節器がホッパ
ーフィーダーへ指令して、一つの試料セットを容れたホ
ッパービンから供給装置へ送って、そのセットから一度
に一つの物品が供給されるようにする。システム調節器
がそのビンと、試料セットと関連したコードを読みとっ
て、測定する試料の因子と、実施する検査順序に責任を
もつロボットへ送られる指示を調節する。次にシステム
調節器が、検査結果とデータを得るために、ロボットに
指令して物品を把持して、選定した検査機器へ選定した
順序で送りこませ、希望に応じてデータをプリントし、
さらに取得したデータをホストコンピューターへ送って
データ処理を行わせる。システム調節器が処理した試料
数をカウントして、次の検査順序のために、ホッパー供
給機が別の試料を出すことになる。
【0041】本発明においては、検査ステーションが複
合試料セットを処理中は、システム作業員はロボット制
御の仕事とは無関係な業務、または検査に従事できるの
で、全体としての生産性を高めることが可能な、融通性
に富む自動検査ステーションが提供される。これらの業
務には検査データの再検討と、ステーションへの追加の
試料セットの装入を加えることができる。また本発明に
従ったステーションは無人操作が可能であって、従って
検査を手動で行うために余分の作業員の教育を実施せず
とも、正規の勤務時間後にピーク業務を受け入れること
ができる。そのうえ本検査ステーションは、通常の機器
を採用しているので、検査ステーションの自動特性を使
用しない場合は、これらの機器を手動で使用できる。本
発明の融通性に富んだ検査ステーションの別の利点は、
各種の測定機器を必要に応じてつけたり、外したり出来
ることである(遠隔操作のマイクロプロセッサー調節用
に改造)。さらに別の利点をあげれば、若し一つの機器
が作動しなくなったときは、検査ステーションが停止し
て、世話をしている作業員に警告を発するか、作業員不
在のときはこの作動しない機器をとばして、試料セット
にある試料について、ほかの検査を継続することであ
る。
【0042】図1において、本発明の好ましい実施態様
に従ったステーション10にはテーブル12、ロボット
503、ホッパーフィーダー100、物品の長さ測定用
ステーション200、喫煙物品の円周測定用の円周ステ
ーション600、喫煙物品の圧降下とフィルターの換気
測定用PDIステーション700、喫煙物品を再配置す
る固定具900、物品から物品要素を除去する除去ステ
ーション300、除去した要素から煙草くずを除去する
くず掃除ステーション400、フィルターの圧降下測定
用PDI800、フィルターの長さを測定するステーシ
ョン850、ステーション10の操作を調節するための
マイクロプロセッサー1000が含まれる。ステーショ
ン10にはホストコンピューター1200が付属してい
て、検査プロトコルとパラメーターをデータベース作表
に貯えて、表の作成、評価と分析用に検査データを取り
出す。更に、ステーション10はオペレターのワークス
テーションをも含む。
【0043】テーブル12は各種の装置、機器と処理ス
テーションをロボット503の手の届く範囲に支持する
ための平らな机である。テーブル12は5×7フィート
の十分な大きさにして、作業員がロボット503の動き
を妨害して、作業員が傷を受けたり、またはロボットの
動きを止めたりしないようにする。
【0044】図1〜図5において、ホッパーフィーダー
100には、スプロケット122の周囲を移動する、連
続ベルト120につけた複数のポケット110が存在す
る。一つの実施態様では、各ポケット間の間隔に相当す
る距離だけ、複数のポケット110が移動するようにベ
ルト120の位置あわせがしてある。好ましい実施態様
にあっては、各ポケット110は、例えば30個までの
好ましくは同じタイプ、または銘柄に属する複数の喫煙
物品20の試料セットを収容することができる。各ポケ
ット110は、ほかのポケット中の各試料セットと同じ
か、または異なる複数の類似物品20からなる試料セッ
トを収容しているのが普通である。
【0045】ポケット110の一つが、装置130と位
置あわせがしてあって、一つのポケットの内容物がその
ポケットから装置130へ移るように、ベルト120の
通路に対して選定した位置に排出装置130を配置す
る。排出装置130は物品をポケット110から押し出
すか、または内容物を放出するためにポケット110を
操作するへら、またはフランジでもかまわない。図2に
おいて、装置130は移動範囲の最左端から最右端へ移
動する。一つのポケット110を装置130と位置あわ
せして、この装置を次に最右端から最左端まで移動させ
て、一つのポケット110から物品20を供給メカニズ
ム140へ押し出せるようにする。
【0046】供給メカニズム140が、装置130内の
物品を、一度に一つずつシュート220へ分配する。こ
の種の供給メカニズム140を、物品20が頂上の開口
部経由で一度に一つずつ供給されるように、頂上に開口
部152が、例えばV型の供給構造150と、一度に一
つの物品を受けてこれをシュート220へ送る装置(図
示せず)とから構成する。ポケット110内の複数の物
品20をシュート220方向と一致させるのが好まし
く、そのときは方向変換が不用になる。
【0047】ホッパーフィーダー100、排出装置13
0、および供給メカニズム140を、例えばフイヅス−
インスツルメント・コーポレーションから入手できる、
モデルAHL100の市販品にするのが好ましい。市販
の本装置は一度に一つずつポケットから排出される内容
物を、垂直下向きに中間に接続した市販のCTS、また
はFTS検査ステーションへ供給する、ろと型供給メカ
ニズムになっている。本発明に使用できるように市販の
ろと型メカニズムを取り外して、シュート220に接近
したテーブル12の一端に市販のホッパー供給器をつけ
て、市販装置がついた供給メカニズムから供給される各
物品20をシュート220が受けとるようにする。従っ
て各物品20は、水平とある角度でシュート220をす
べり落ちることになる。
【0048】市販の本装置に脚(図示せず)をつけて、
床に自立するように改造することもできる。購入したホ
ッパーシステム100には、コンピューターへ直接接続
された、モーターを駆動する電子部品と調節器がついて
いる。そのために一つのポケット110から、次のポケ
ットへ位置ぎめするのに16000パルスを必要とする
パルスを、ベルト120が動く度にパルスモーターへ送
る必要がある。この仕事からコンピューター1000を
切断して、コンピューター1000を別の可能性のある
仕事へ使用するために市販のプリセットインデクサーを
付属させる(図示せず)。本装置はコンピューター10
00がインデクサーへデイジタル入力をトグルすると
き、必要な数のパルスを発生するようにプログラム化し
てある。本インデクサーは装置130への調節シグナル
を発生できるので、制御コンピューター1000を無負
荷にできる。本インデクサーへのデイジタル入力は、押
しボタンでもトグルできるので、システム1000の手
動調節が可能になる。本手動調節はシステム100の立
上りと調整、および故障の追求を、全てコンピューター
1000を使用せずに実施するのに使用できる。購入し
た状態の供給メカニズム140の調節にも、インデック
ス検出器をモニターするためと、モーター駆動用装置1
40をいつ停止するかを決定するために、同じようにコ
ンピューター調節を必要とする。同じようにホッパーシ
ステム100を独立して作動するように改造して、モー
ター回転をスタートするためにデイジタル入力をトグル
すると、いつでも供給メカニズムを一回転すると自動的
に停止する。
【0049】図1と図13〜図21において、ロボット
503にはベース590、回転プラットフォーム59
1、ピボットメンバー592、ピッボットアーム59
3、手500と相対するメンバー510,520が含ま
れる。ベース590はロボット503の水平面で、軸の
まわりにベースが回転し、テーブル12に固定してあ
る。ピボットメンバー592は二次元の垂直面内での回
転による肩接手の運動をあたえる。ピボットメンバー5
93は二次元の垂直面内での回転による、エルボー接手
の運動をあたえる。手500は三次元の手首のピッチ運
動と、手首の回転運動を提供する。手500には一つの
喫煙物品を把持するために、一対の相対するメンバー5
10と520を接近させたり、離したりの移動を行う手
段があって、物品20に接触してこれをしっかり把持す
るが、物品20を変形させるようなことはない。
【0050】ロボット503には、位置の繰り返し性が
+1〜0.5mmで、最大の到達範囲が24〜27イン
チの、独立して調節される5本の軸をつけるのが好まし
い。本ロボット503はマイクロプロセッサー1000
で調節されているので、同一の精度と正確さをもって、
起る可能性のある順序、またはプロセスのそれぞれを無
人で繰り返し行うことができる。ロボットはソフトウエ
アで調節される装置であるために、次に述べる通り把持
して移動させる各物品に対して、同じであるか、または
異なる順序の運動を実施するための適当なプログラムで
調節することができる。
【0051】ロボット503は三菱(日本)製のMove -
masterII型にするのが好ましくて、Masterlab システ
ムとして周知の製品の一部として、Perkin - Elmer Co
rporation から入手できる。本 Masterlab 装置にはマ
イクロプロセッサー1000として、IBM PCコン
ピューターAT型がついていて、これには Intel 80
88マイクロプロセッサー装置、286キロバイトメモ
リーとソフトウエアが付属し、本ソフトウエアはロボッ
ト503の初期設定と、ベース509に対する5次元の
運動、従ってここに説明するロボット503が相互作用
する各ステーションに対する運動まで調節することにな
る。ロボットの運動を調節するためのソフトウエアは、
市販の周知のプログラム言語PERL(Perkin - Elmer
Robot Language )であって、この言語は専用の指令構
造をもつメニュー駆動の言語である。マイクロプロセッ
サー1000にも、喫煙物品、またはフィルター部分、
またはそのほかの要素が測定ステーションへ挿入された
とき、希望する測定を行うため各種の検査機器を調節す
るためと、得られた検査データを受けとるために、在来
式のデータ交信ポートがついている。これに付属してい
るソフトウエア付表は、本発明に従って自動検査ステー
ション10にあるロボット503を操作するためのソフ
トウエア作表である。
【0052】図13〜図20に本発明に従ったロボット
503の、相対する把持メンバーの好ましい実施態様が
示してある。第一メンバー510はフランジ501に固
定してあり、支持メンバー506(従ってメンバー52
0)も、対応するフランジ502に固定してあるので、
メンバー510と520は一般に比較的固定した角配
置、すなわち平行していて、それぞれが相対する内面5
11,521をもっている。力を変更する手段570を
支持メンバー560と第二メンバー520に接続する。
その結果支持560に対して、把持した喫煙物品20に
かかる力を変更、または調節する移動メンバー520が
できて、その結果このような運動がなければ喫煙物品2
0にかかる力以下に力を保ち、しかも物品20を押しつ
ぶすか、または変形させる選定された最大の力以下に保
つことになる。
【0053】好ましい実施態様にあっては、力を変更す
る手段570には、レバー530、スプリング540、
ストップ550と、ピン563が含まれる。レバー53
0は一端がボルト531でメンバー520に固定してあ
る。スプリング540は支持560にあけた容器541
中へセットして、レバー530を押しつけるようにす
る。メンバー520はヨーク561と562間の支持5
60へ、ピン563のまわりにピボット運動でとめる。
ストップ550は支持560から選定した距離だけのび
るように、支持560へ調整自在に固定する。ストップ
550にはレバー530の端末533に適合する形状に
した、フランジ551がついている。従ってスプリング
540がレバー530を、ストップ550、フランジ5
51へ押しつける。レバー530とメンバー520の運
動範囲は、レバー530がピン563のまわりにピボッ
ト運動するにつれて、支持560とストップ550の間
のレバー端末533の運動によって制限されることにな
る。ストップ550の位置は、運動範囲を調節するため
に調整自在で、いずれの物品20とも接触しないとき
は、メンバー520が通常メンバー510へ平行にかた
よるようにセットするのが一般である。ここでスプリン
グ540がレバー530にかける力のために、メンバー
520がメンバー510の方へ伸びすぎないようにスト
ップ550を使用する。
【0054】また別の実施態様では、ヨーク561と5
62からメンバー510までのスペースより、チップ5
12へより接近してチップ522がかたよるように、ス
トップ550を調整することができる。その結果メンバ
ー510と520が平行に片よった時と比較して、寸法
差が僅かに大きな範囲の物品も把持できることになる
が、開いた位置ではメンバー510と520間に比較的
大きな距離を必要とするので、各物品のまわりのメンバ
ー510と520の位置づけをよけい難しくする。同様
に寸法の異なる予め選定した範囲内にある各物品を把持
するとき、メンバー510と520によって物品20に
かかる力が少しでも変えられるように、メンバー570
を調整することができる。
【0055】メンバー520には、チップ522に近い
面521に切ったノッチ525があり、メンバー510
にもチップ512に近い反対面511に切った、相当す
るノッチ515が存在する。従ってノッチ515と52
5は、その間に喫煙物品20を把持するために相対する
位置を占める。ノッチ515と525は、αが約90°
の角で交差する、二つの平面からなるようにするのが好
ましい。さらにこれらのノッチが、物品20を受けて支
持する容器を作るように配列する。
【0056】ノッチ515と525の形状と寸法を選定
して、寸法の異なる喫煙物品20の予め選定した寸法範
囲が、メンバー510,520が及ぼす反対方向の力で
支持されて、確実に把持されるようにする。このように
して、寸法の異なる物品がそれぞれの平面上で異なる接
触点をもつことになる。さらに各物品がメンバー510
と520間の4個の接点で強固に支持されて、ステーシ
ョンからステーションへ移動される間、または一つのス
テーションに止っている間は軸方向、または縦方向に
「スリップ」しないように、ノッチ515と525の形
をきめる。ノッチ515と525に、別の角と輪郭形状
をもたせることも可能である。
【0057】また好ましい実施態様にあっては、ノッチ
515と525の把持面に通常のエメリー紙、例えば2
40度、または研摩性のおだやかな材料をはりつけて、
喫煙物品20とメンバー510,520間の抵抗を増大
して、スリップを最少にする。
【0058】操作に際しては、マイクロプロセッサー1
000の適切な指示によって、フランジ501と502
を第一距離だけ離れた「開いた」位置へ移し、次に手5
00を選定した喫煙物品20の反対側で、これと一致し
た位置ノッチ515と525まで移動させる。物品20
をシュート220、再配置用の取りつけ具900、また
は適当な容器がついた何れか一つの測定機器へのせても
かまわない。第一距離は選定した円周範囲内にある最大
円周の喫煙物品にまたがるのに十分な寸法にとる。
【0059】次にマイクロプロセッサー1000がロボ
ット503にフランジ501と502を「閉じよ」と指
示すると、メンバー510と支持メンバー560が互い
に移動して、第二距離だけ離れ、ノッチ515と525
が喫煙物品と把持接触する。ここでメンバー510と支
持560が平行配置になるのが好ましい。第二距離とノ
ッチ515と525の寸法と深さを選定して、閉じた位
置ではノッチ515と525が、予め選定した範囲内の
最小と最大寸法の喫煙物品でも変形させずに確実に把持
するようにする。
【0060】好ましい実施態様にあっては、スプリング
540がストップ550に対して、レバー530を片よ
らせて、メンバー520をメンバー510に平行にす
る。その結果選定した範囲にある最小寸法の物品に対し
ても、メンバー510と520がノッチ515と525
にある物品を確実に把持できる形状とスペースを保っ
て、その結果メンバー520が支持560に対して余り
ひどく動くようなことはおこらない。選定した範囲内の
より大きな寸法の物品に対しては、その大きな方がメン
バー520を動かし、ピボット運動でメンバー510か
ら遠ざけて、スプリング540を圧縮する。ここでメン
バー520が支持560に対してピボット運動していな
かったら、第二距離が、より大きな寸法の物品がノッチ
515と525でつぶされていたであろう寸法のときで
も、スプリング540がメンバー520をメンバー51
0の方へ片よらせつづけて、物品20を確実に把持する
ことになる。このようにして、スプリング540が物品
20にかかる力を変更または調整するので、物品20が
つぶれるようなことはない。
【0061】力変更手段570、好ましい実施態様にあ
ってはスプリング540が、力変更手段をもたない手段
510と520が把持する場合とくらべて、喫煙物品の
寸法、特に変動の広い円周でも確実に把持できるように
する。把持範囲と把持性能のこれらの改善は、作業員が
自分の把持具合を物品の寸法にあわせて直感的に調整で
きる手動操作システムとくらべて、寸法の違いが実質上
の問題を提供するロボット作動の検査ステーションへの
応用を考えたとき特に重要なことである。この点に関し
て、検査すべき複数の喫煙物品には本来同一の物理特性
など存在しない。例えば、同じ試料セット中でも物品か
ら物品へ、または一つのグループから、別のグループへ
喫煙物品の円周は変動する。そのうえ複合試料セットに
は、寸法の異なる類似物品が存在する。本発明に従った
ロボット装置用の把持メカニズムは、希望する寸法変動
をも受け入れることができて、その結果出てくる複合セ
ットの検査データは、作業員の立会いなしに、または相
対する把持メンバーを調整、または変更することなしに
自動的に出てきて、しかも信頼性と再現性の高いデータ
である。
【0062】一対になった把持メンバー510と520
は、円周寸法が22〜25cmの範囲にあるものから選
定した喫煙物品の把持用に製作し、操作上も成功したも
のである。図15〜図18において、メンバー510と
520は幅dが約0.56インチ、厚みtが約0.28
インチの鏡像チップ部つきの構造になっている。ノッチ
515と525は、面に対して45°の角度で切断した
二つの平らな側面をもち、その結果αが90°になっ
て、その頂点がメンバーの面511と512に対して、
約0.172インチの深みhまでのびる。深さhのノッ
チベースは、メンバーのチップから約0.280インチ
の距離rの位置にあって、ノッチ開口部のスペースsは
約0.345インチになる。面511と521の間隔を
約2.0mmに固定したが、この寸法はシム板(図示せ
ず)を手で充填して、面511と521を互いに十分接
近させて、処理する最小寸法の物品、すなわち円周22
cmの物品上を把持しても、メンバー510と520が
そらないようにするのが目的である。
【0063】メンバー520はノッチ525のベースが
ピン563の軸から約1.22インチ離れるようにす
る。スプリング540のスプリングの力を数オンス、好
ましくは3〜6オンスに選定する。所定設計の把持器用
の最適スプリング力は、レバー530、メンバー52
0、ノッチ525と515、メンバー510と520の
間隔、メンバー520の蝶番の動く範囲、検査する寸法
の異なる喫煙物品の範囲等の、設計に使用する特有の幾
何学的な間隔をベースにして選定する。スプリング力の
大きさは、ピボットピン563と、ノッチ525,51
5間の分離距離、ピボットピン563とスプリング54
0間の分離距離できまる。
【0064】本発明によると、例えば輪状体に対比する
ものとして、支持に対してメンバーを動かす力変更手段
と組みあって、支持に対して移動するメンバーである、
別のタイプの相対する把持器メンバーを使用することも
できる。さらに力変更手段に、従来のスプリングがもつ
代表的な線形特性と対照的に、非線形特性をもたせるこ
ともできる。
【0065】本発明の方法によるときは、ロボット50
3を使用することで、ある範囲の円周寸法をもつシガレ
ットを含む従来サイズの各種喫煙物品を経済的、かつ効
果的に把持できる利点があって、その範囲内にある寸法
の異なる物品用のロボットの把持エレメントを変えた
り、または手動調節せずとも、プログラム化した移動順
序と操作によって、この種物品の効率的な操作が可能に
なる。
【0066】図1,図2、および図5を見れば、本発明
による物品の長さ測定用ステーション200の一実施態
様には、シュート220、カメラ230と、ブラケット
240が含まれる。シュート220はその頂上221で
一つの物品20を受けとる形状をもち、断面がU型(図
5)をした凹所表面を備えているために、物品20は重
力でシュートをストップ222まで落下する。この種の
表面をV形にして、例えばテフロンなどの抵抗の少ない
材料でコートするとか、高度に研摩して物品20とシュ
ート220間の抵抗を最少にする。2本の棒、またはレ
ールを互いに平行に、ある間隔で離してシュート220
につけて(図示せず)、物品20がシュート220を通
るとき物品20からもぎとられる煙草、その他の物質が
シュート220へ蓄積したり、でなければ物品20の流
れを妨害するのを阻止する。
【0067】カメラ230を選定した距離だけシュート
220から離れたブラケット240上に設置する。カメ
ラ230は一つの軸に沿う長さ、または寸法を測定する
ための、電子線形配列カメラにするのが好ましい。従っ
てこの測定軸をシュート220と平行にして、物品20
が長さの測定に好都合な配置になるようにする。カメラ
230は測定時に物品20が占める位置から、焦点距離
fだけ離して据えて、焦点距離fに相当する視野rにな
るようにする。
【0068】測定は視野rの内にある物品の長さlを直
接測定(図6)するか、さらに好ましくは、第一軸中の
視野の一端から視野までのびる、物品20の長さaを測
定する間接法による(図7)。間接法では、視野rの一
端をストップ222から既知の距離dに配置する。従っ
てカメラ230が測定長さaと既知の距離dの和を求め
て、間接的に物品の長さlを出す。
【0069】好ましい実施態様によれば、カメラ230
は距離dが75mm、視野rが50mm、これの一端が
ストップ222から75mm離れ、これの他端はストッ
プ222から125mmまでのびて、225〜260m
mの範囲で焦点距離がえらべるようになっている。従っ
てカメラ230は、長さが75〜125mmの在来のシ
ガレットも自動測定できる。カメラ230の視野rに現
れる像が真の尺度を示さない実施態様にあっては、カメ
ラレンズの拡大(縮少)能力によって、尺度を真の寸法
に変換する必要がある。
【0070】これに代る実施態様では、ストップ222
に接触スイッチ(図示せず)をつけて、物品20がスト
ップ222に当って止ると直接、またはマイクロプロセ
ッサー1000を通して、カメラ230へ使用可能なシ
グナルが送られるようにする。本実施態様では、カメラ
230が使用シグナルに対応する長さの測定値を出すこ
とになる。
【0071】カメラ230は Honeywell の Microswit
ch Division , Engelwood , Colorado が販売している
カメラ、モデルHVS256の、選定した線形寸法、ま
たは軸で256pixel の解像度をもつものを使用するの
が好ましい。モデルHVS256は0.1mm以上、好
ましくは0.05mmの精度で50mm視野になるよう
に作られていて、解像度は0.1mm以上、好ましくは
0.02mmのものが好ましい。このカメラは比較的安
価な線形配列カメラであって、物品の長さを間接測定す
るのに有利である。
【0072】間接測定をするには、多数の異なる喫煙物
品の許容できる長さの希望範囲(さらに長さの変動)が
測定できるように、第一距離dと視野r、および希望す
る解像度を調整する。
【0073】またカメラ230を外向きに動かして、再
度焦点をあわすか、異なるレンズを用いて相当する拡大
視野を得るか、または距離dを適当に変更する。pixels
値の高いほかの線形配列カメラ、例えばEG&G、Re
ticon カメラ、モデルLCO120、4096pixels、
解像度一軸で0.01mm、または低 pixels で、解像
度もこれに相当して低いカメラを用いても、直接または
間接に長さの測定ができる。このように高い pixel解像
力をもつ線形配列カメラは、実質上さらに高価であるの
が一般的である。
【0074】電子式線形配列カメラは、殆ど瞬間的に間
接的長さa、または希望する形状に応じて直接の長さl
を与えることができる。従って連続的に運動している物
体の長さの測定も可能である。しかし0.085秒の間
静止している物体の測定も、最適解像力を得るのに最適
である。
【0075】カメラ230は測定した長さを電子的にマ
イクロプロセッサーへ送るのに適したものが好ましく、
するとマイクロプロセッサーが今度はデータをホストコ
ンピューター1200へ送って、記録と測定した各物品
20用にデータを表示することができる。
【0076】長さの測定が終ると、ロボット503が物
品20の、フィルター端末から約65mmの所を、メン
バー510と520の間で把持して、物品20をシュー
ト220から取り出して、喫煙物品の特性を測定、また
は検査するために選定した一つ、またはそれ以上の作業
ステーションへ送る。従ってシュート220とストップ
222を、ロボットの手50に適当な余裕を見こんで、
ロボット503が動く範囲内に適当に配置する。
【0077】図22〜図24を参照すると、喫煙物品を
再配置するための固定具900を、ロボット503の手
が届く範囲のテーブル12上に配置する。ロボット50
3が把持物品20を別の場所へ移動できるように、ロボ
ット503が物品20(図22のゴースト線)を入れる
場所を固定具900に作っておく。固定具900にはV
形をした凹面910があって、ここに110°の角Bを
作って交差するだけの長さと二つの平面をつける。面9
10をストップ920から約1.25インチのD2だけ
離して、ロボット503のメンバー510と520が物
品20を把持しても、固定具900と接触しないように
する。ストップ920を面910に垂直に配置して、ス
トップ920からのびる凸起925をこれにつけ、物品
20の端末がストップ920から僅か離れるようにする
のが好ましい。表面910をテーブル12(水平)に対
して約30°に保って、物品20が表面910をすべっ
て、ストップ920の凸起925に来て止るようにする
のが好ましい。
【0078】図1,図8および図9において、物品から
要素、さらに詳述すればフィルター棒の部分450を物
品からとる除去ステーション300に、切断エレメント
310、開口部330、空気シリンダー340、および
ボールスライドユニット370を含ませる。切断エレメ
ント310は、ロボット503のメンバー510と52
0によって、開口部330の選定位置へ喫煙物品20を
配置してから、一つの喫煙物品を除去するために通すの
に使用する。切断エレメント310は相対する往復台ブ
ラケット361と、クランプ板362の間にあるボール
スライドユニット370の往復台360上に据える。往
復台360はそれぞれスパナバー373と374で支持
した、二つの端末ブロック371と372に設置した二
つのスライドバー368と369上に乗っている。スパ
ナバー373と374の方は前の側板364と、後の側
板375で支持する。ボールスライドユニット370の
ために、エレメント310が沿って移動する、例えばSt
elron製のモデル番号DS3−2−Cのようなまっ直ぐ
で、一次元の切断通路が出来上る。空気シリンダー34
0のストローク長が、エレメント310用の最大のスト
ローク、例えば2.54mmを規定する。
【0079】エレメント310の運動は、往復台360
と往復台ブラケット361を、スライドバー368と3
69に沿って側方へ動かすためのピストンロッド350
を作動させる、空気シリンダー340で調節する。ピス
トンロッド350は、シリンダーブロック379で往復
台ブラケット361についている。ピストンロッド35
0は空気シリンダー340に接続していて、空気シリン
ダー340で前後に往復動をする。空気シリンダー34
0は力をかけるとピストン350が前進し、力をさげた
あとはスプリング(図示せず)でピストン350が元の
静止位置までもどる、単動タイプにするのが好ましい。
例えば40psiの圧空を空気シリンダー340の圧空
入口381へ供給して、往復台360を駆動するピスト
ン350を前進させて、切断エレメント310を喫煙物
品20へ通す。空気シリンダー340はBimba が製作
し、販売している番号FOS−04−1000−3(一
つのフラットな空気シリンダーつき、単動、もどりはス
プリング、3/4インチ口径、ストローク1インチ)を
使用するのが好ましい。シリンダーの空気入口381に
はClippard製、モデル番号11752−1(内径1/8
インチホースにホース接続具10〜32)を使用するの
が好ましい。
【0080】空気シリンダー340は前側板364を後
側板375から分離するためと、切断ユニットに全体と
しての安定性を与えるために用いた端板383で支持す
る。さらに切断ユニットを安定にする目的で、前側板3
64と後側板375、およびテーブル12へ支持アング
ル377と378をつける。
【0081】本発明の一実施態様では、切断プロセスを
開始するために、ソレノイド(図示せず)を用いて入口
381への圧空の供給を調節する。ソレノイドは選定し
た第二位置にある物品20に応じて、マイクロプロセッ
サー1000で作動するのが好ましい。本ソレノイドは
また切断装置の近くにあるスイッチで、手動調節するこ
ともできる。
【0082】第二位置にくる物品20に応じて切断エレ
メントを動かす代案の装置には、ステッパーモーター、
線形作動器、ラックとピニオン機構と、類似装置を付属
させる。
【0083】切断エレメント310を鋭敏な刃にするの
が好ましく、さらに刃の長さが3.88cmの在来の片
側エッジのレザー刃にするのが更に好ましい。刃310
を相対する往復台ブラケット361とクランプ板362
の間の往復台360につける。クランプ板362のレザ
ー刃側に凹み363を作って、ピストン方向に対して固
定した角度でレザー刃310がこの凹みで保持できる形
にする。この角度は刃が喫煙物品を除去(押しつぶすの
と対比)して、物品20の断面へ完全に通るのに十分な
角度、例えば25〜35°、さらに好ましくは30°に
保つ必要がある。さらにレザー刃310を切断中その位
置に固定するために、ロールピン366を使用すること
もできる。
【0084】本発明を好ましく使用するにあたっては、
除去作業前に物品20をロボット503を用いて位置決
めステーション900に置くのが好ましい。そのために
ロボット503が相対するメンバー510と520の間
に、フィルター部450の吸口端で物品20を把持し
て、前側板364と羽根ガード365を通って選定した
距離、または深さまでのびる開口部330中へ軸方向に
物品を移動させる。開口部330の直径は円周にある範
囲がある物品20を挿入したり、抜き出すための交差を
与えるために、切断する物品の円周より大きくとるのが
好ましい。好ましい実施態様にあっては、円周が22〜
25mmの範囲のシガレットに対して、開口部330の
直径を0.328インチ(8.33mm)にとる。開口
部330は直径、または断面形状の異なる喫煙物品を収
容するために改造が可能であって、そのときは前側板3
64と羽根ガード365を、適当な寸法の開口部つきの
前側板と羽根ガードと交換する。開口部330には物品
320を切断位置へ最初挿入するのをガイドする目的
で、羽根ガード365に皿孔367をつける。
【0085】切断操作中はロボット503がフィルター
の端末部分450で物品20を保持して、物品の除去す
る部分を刃310の切断通路にのせる。一度第二位置へ
くると、空気シリンダー340が作動して、指定位置で
物品20を除去するためにレザー刃310を動かす。
【0086】マイクロプロセッサー1000が、前以て
定めておいた除去すべき物品の断片の長さ、すなわちシ
ガレットのフィルター部分450に応じて、ロボット5
03の位置を定める。従ってロボット503が例えば吸
口端、またはフィルター部分450の中点で物品320
を把持するようにメンバー510と520を移動させる
プログラムを組んで、レザー刃310が除去するフィル
ター部分の端末から選定した距離で物品320を除去す
る深みへ物品320を挿入するようにする。この選定し
た距離は2mmにとるのが好ましい。例えばフィルター
の公称の長さが27mmの喫煙物品の場合、この喫煙物
品をフィルターの吸口端から29mmのところで切断す
るように、ロボットのプログラムを作成する。従ってレ
ザー刃がフィルター材でなしに、煙草を切断することに
なる。
【0087】本発明によるときは、自動検査ステーショ
ンが完成品と、フィルター(またはほかの)要素の両方
について特性づけの検査が出来るようにして、除去ステ
ーション300が喫煙物品からフィルター棒の除去が行
えるようにするのが好ましい。これを作業員の手作業と
比較すると、切断操作の精度と正確さはコンピューター
制御の装置の機械部分の精度と正確さによって決まる。
切断の質もまた一層再現性に富むようにできたので、そ
の結果複数の類似喫煙物質から除去した複数の類似要素
について行った検査の精度と、統計的分析の結果を高め
ることになった。
【0088】図1と図10〜図12において、除去した
要素から煙草くずを除去するための、くず掃除ステーシ
ョン400にはハウジング400、くず掃除用モーター
410、くず掃除具420、真空ポート430、空気流
導管440が付属する。ハウジング400にはモーター
端末402と、開口部端末404がついている。掃除用
モーター410はハウジング400の端末402にあっ
て、3000〜4000rpm範囲のうち、好ましくは
3600rpmの選定した速度で掃除用具420を回転
させるのに使用する。ロボット503がフィルター部分
450(断面で示す)を、ハウジング400の端末40
4へ、モーター410と工具420と軸を一致させて挿
入する。端末404にはフィルター部分450が入る開
口部がある。この開口部の寸法は周囲の範囲が例えば2
2〜25mmの、喫煙物品のフィルター部分が入って、
フィルター部分450を挿入したとき、ハウジング40
0中へ環状に空気が流入できるようにとるのが好まし
い。開口の好ましい寸法は直径が9〜10mmである。
【0089】部分450のさしむけた端末452がくず
掃除用工具420の端末から選定した距離、例えば2m
m以内にくるようにするのが好ましい。高圧空気源44
2から高圧の空気流を導管440経由で、フィルター4
50の端末452へ吹きつける。くず掃除工具420を
回転すると、空気流でゆるまない、フィルター450に
ついている煙草くずと接触して、空気流でとれなかった
くずをゆるめることになる。また減圧ポート430を設
置して、真空に通じる流路経由で空気流、くず掃除工具
420、またはこの両方でフィルター端末からはなれ
た、ゆるんだ煙草くずを排出する。
【0090】くず掃除モーター410をスクリュー41
2で、ハウジング内に配置する。くず掃除モーターのシ
ャフト414の端末に、くず掃除工具420をつけ、こ
れをセットスクリュー413で固定する。くず掃除工具
420は硬質材料で製作するが、最も好ましいのは硬質
鋼、または例えば黒染め(black oxide)仕上げのアルミ
合金である。
【0091】図11,図12において、工具420には
チップ421から2本のくまで422と423をのばし
て、チップ421が幅w、長さdの長方形断面をもつよ
うにする。長さdは中でチップ421(フィルター部分
の相当直径より小さい)が回転する直径に相当して、例
えば0.2〜0.23インチ、好ましくは0.2インチ
にとる。各くまで424と423は第一寸法wを好まし
くは約0.045インチに、第二寸法tを好ましくは
0.053インチの4側面体に作って、各くまでをhの
距離、好ましくは約0.15インチだけ機械加工を施し
ていない長方形の本体から突出させる。くまで422と
423の間隔sを0.095インチにとり、距離dの周
囲に配置する。
【0092】これに代る代案の実施態様にあっては、く
ず掃除工具420に交互運動、例えば円形の前後運動を
させて、半回転してから回転方向が変わるようにする。
工具420をチップを交互にもつ構造、例えば二つ以上
のくまでを互いにある角度でつけたり、フック、鎌、平
たいループ、またはスパイラル、またはヘリカル断面に
作る。
【0093】導管440は簡単な構造の外径1/8イン
チ、内径0.07インチの標準銅管であって、くず掃除
工具420に隣接して端末を接続する。このような配管
は鍛造可能であり、導管440はチップ444を選定位
置と、フィルター450の端末へ向けたくず掃除工具4
20とへ接近して配置するため、必要に応じて曲げるこ
とができる。チップ444はくだ440を横断して切断
して作るのが好ましいが、ノズルをつけるために形状を
変えることもできる。空気源442を導管440に接続
して空気流を供給するが、その際10〜40psiの高
圧、好ましくは20psiの圧空にする。空気源442
はフィルター部分がのっているか、またはくず掃除する
位置へつけるかで、作動状態にあったり止ったりする。
本発明によるときは別のタイプの不活性高圧ガス、例え
ば窒素、そのほかのタイプのガスジェット供給システム
も使用できる。
【0094】真空源433をハウジング400の真空ポ
ート430へ導管432で接続する。真空源433は1
/2インチ径の家庭用真空にして、15〜25インチH
g範囲のサクションをつけて、導管400経由で供給さ
れた全てのガスを排出して、ハウジング400内を公
称、または若干減圧に保つ。真空源433はフィルター
450を離れてくる煙草くずを含んで排出する役目をし
て、フィルター部分がのっているか、くず掃除位置へつ
けるかで作動したり止ったりする。
【0095】操作にあたっては、除去したフィルター部
分450を相対するロボットメンバー510と520間
で第一位置、好ましくは除去操作に使用するのと同じ位
置に保って、軸方向にハウジング400の端末404へ
移動させる。ロボット503にはフィルターの長さを規
定する情報を送って、フィルター450の煙草端末45
2をくず掃除領域へおくことに好都合な、予め選定した
位置へフィルター450を配置する。一つの実施態様に
あっては、それぞれの掃除用モーター410が工具42
0を回転させ、空気源442が導管440に空気流を通
し、挿入中、またはその前にポート430経由で真空源
443が排気を開始するように、マイクロプロセッサー
1000が指令を発する。その結果これらのエレメント
は、フィルター450が選定位置にあるときは十分に活
動する。ロボット503がフィルター450の端末をく
ず掃除用工具420から数mm内、例えば1.5〜2.
5mm、好ましくは2mmへもってきて、提示端末45
2がガス流にあたるので、端末452が選定位置へ来る
前でも、煙草くずをゆるめてとり去り始める。
【0096】ロボット503がこのときフィルター45
0を選定した位置に1〜4秒、好ましくは2秒間保つ。
この期間の終りになると、マイクロプロセッサー100
0が指示して掃除器モーター410、空気源442、真
空433の作動を止め、掃除用ハウジング400から掃
除したフィルター450を取り除く。これに代る実施態
様では、工具420、空気源442と真空433を連続
操作にすることもできる。
【0097】除去すべき煙草くずの量によって、くずを
ゆるめるために選定した位置で工具420を比較的厚い
煙草くずのプラグの中に初めから浸すか、またはくずと
全く接触させないようにする。工具420のチップとフ
ィルター450の端末間の距離を選定して、もし工具が
領域452のくずと接触しないなら、空気流がくずを除
去してしまったか、選定位置にフィルターが保たれてい
る間くずを除くのには十分であっても、空気流と工具4
20の両方に耐えるには、フィルター端末にくずを保つ
のに力が不十分のいずれかであるようにする。操作にあ
たって、空気流が煙草の大部分を除くことと、この部分
が2mm以上の厚みの煙草くずのプラグを包む、長いシ
ガレット紙を含むときは、本工具が最も有用であること
が分かった。従って最後の2mm以外全てのくずを除く
のにくず掃除工具420を使用するとか、残留するくず
を取り去ってくず掃除操作を完了するのが空気流を供給
する理由である。その上掃除工具420がくずをゆるめ
るのを助長する空気渦流を発生させることになる。
【0098】本発明に従うと、類似物品20、または要
素、特に物品20のフィルター部分450の一つ、また
はそれ以上のグループについて、特徴づけの検査を実施
するステーションとして、複数の測定機器が提供され
る。
【0099】円周ステーション600が、一度に一つの
物品20の円周を測定する。ステーション600はロボ
ット503の手の届く範囲の、テーブル12上の定位置
に据える。ステーション600はフイヅス−インスツル
メント・コーポレーションから入手できる、モデルFilt
rona Lasermike FLM200にするのが好ましい。ロボッ
ト503による物品20の挿入と抽出を容易にするため
に、試料保持部を拡大して本発明と使用できるように市
販装置を改造した。本発明に従うとロボット503が物
品20を把持して、物品20を前以てコード化した物品
の公称長さを基礎にして、一つの選定した深さの試料ホ
ルダーへ、軸方向に挿入するために移動させると(図示
せず)、マイクロプロセッサー1000が装置指示装置
600へ指令を発して、円周を読みとらせる。物品20
の直径について200の測定を行うために、在来のレー
サ測定技術が使用されている通り物品20を一回転させ
る。装置600が次に直径の測定値の平均から、物品2
0の円周を計算する。このデータをマイクロプロセッサ
ー1000へ送って記憶させ、必要に応じてホストコン
ピューターへ送って事後の表示と分析に使用する。測定
結果の結論に続いて、ロボット503が物品20を試料
ホルダーから取り出して、その特定物品20処理のプロ
グラムに従って次のステーションへ送る。
【0100】PDIステーション700が一つの物品2
0の圧降下と、フィルターの換気を一度に測定する。ス
テーション700はテーブル12上でロボットの手の届
く所に固定する。ステーション700にはフイヅス・コ
ーポレイションから入手できる、モデルPDI/ODI
を使用するのが好ましい。市販の本装置は通常手動操作
である。本発明と共に使用するには、マイクロプロセッ
サー1000が本機の「手動」操作を調節できるよう
に、適当数の普通のソレノイドとリレーを装着して装置
を改造した。従って本装置を操作するには、マイクロプ
ロセッサー1000が最初ロボット503へ適当な指示
を出して、一つの物品20を操作して、本装置の市販の
受領部分へ物品20を挿入したり、または取り出させ
て、次にソレノイドを作用さすためにリレーを働かせ
て、通常は圧降下と換気の測定用操作を行わせる。同様
にマイクロプロセッサー1000を機器のデータポート
へ接続して、得られた測定結果がマイクロプロセッサー
1000へ送られ、記録と表示がされるようにする。測
定操作が終ると、マイクロプロセッサー1000が装置
を調節して、物品20を受領部分へ排出させると、再び
物品20を把持して、その特定物品20を処理するため
のプログラムに応じて、これを次のステーションへ移動
させるようにロボット503へ指示する。
【0101】PDIステーション800が、一度に一本
のフィルター棒の部分450の圧降下を測定する。ステ
ーション800はロボット503の手が届く、テーブル
12上の固定位置へ据えつける。ステーション800は
フイヅス・コーポレイションから入手できる、市販のモ
デルPDIにするのが好ましい。本市販装置は手動操作
が普通である。本発明と一緒に使用するには、マイクロ
プロセッサー1000が本装置の「手動」操作の調節が
可能になるように、従来の方法で必要とする数のソレノ
イドとリレーを装備するために本装置を改造した。従っ
て本装置を操作するにはマイクロプロセッサー1000
がまずロボット503へ適当な指令を発して、フィルタ
ー棒の部分450を操作して、解放するか機器の市販の
受領部分へ挿入させ、ついでソレノイドを駆動させるた
めにリレーを作動させて、フィルターの圧降下を測定す
る。同様にプロセッサー1000を装置のデータポート
へ接続して、測定値をマイクロプロセッサーへ送って記
録と表示に利用できるようにする。測定操作が終了する
と、マイクロプロセッサー1000が機器を調節して、
フィルター部分450をごみ捨て容器へ排出する。
【0102】ステーション850がフィルター棒の部分
450の長さを一度に一つずつ測定する。ステーション
850はロボット503の手が届く範囲の、テーブル1
2の固定位置に据える。ステーション850はオノソツ
キ(株)(日本)の市販装置、モデルEG−250がオ
ノソツキ(株)から購入できる。本市販装置は可動チッ
プと固定ベース(図示せず)間の厚みを測定するため
の、デイジタル線形ゲージであって、測定したデータを
提供するためのデータ通信ポートを備えていて、通常は
手動操作である。本発明とともに使用する目的で、通常
の方法で空気シリンダーとソレノイドが設置できるよう
に本装置を改造して、マイクロプロセッサー1000が
装置の「手動」操作、特にベースに対するチップの動き
を調節できるようにした。従って本装置を操作するに
は、マイクロプロセッサー1000がロボット503へ
適当な指令を出して、フィルター棒450を操作して、
チップと装置の市販の受領部分間で軸方向を一致させ、
さらにソレノイドと空気シリンダーに指示して、フィル
ターの長さを測定するために、チップを移動させて並ん
だフィルター部分と組みあわせ、次でフィルターを放出
するようにする。同様に得られた測定結果をマイクロプ
ロセッサー1000へ送って記録と表示を行うために、
マイクロプロセッサー1000を装置のデータポートへ
接続する。測定が終了すると、マイクロプロセッサー1
000がロボット503に指示してフィルター450を
把持させ、次にソレノイドと空気シリンダーを調節し
て、ベースからチップを引っこませるので、フィルター
部分450はロボット503のために取り除かれて次の
ステーションへ送られるなど、その特定のフィルター部
分450についてのプログラムに従った処理を受ける。
【0103】マイクロプロセッサー1000が集めたデ
ータは調節器、またはホストコンピューター1200へ
送って処理するのが一般である。コンピューター120
0にはPC/286マイクロプロセッサー装置、Sun Mi
crosystems Inc. から入手できるモデルSun SPARC stat
ion 、および在来のデータベースコンピューターが含ま
れる。 Ethernet ネットワーク(図示せず) がマイクロ
プロセッサー1000、コンピューター1200と、相
互間の通信を行うための各種の検査機器を接続する。
【0104】図1においてバーコード読みとり機130
0をコンピューター1200と接続して、複数の類似物
品20の各試料セットの試料識別用コードを入力するた
めと、公称寸法とその試料中の物品の特性値に関する関
係データのデータファイルの作成用とする。試料セット
を所定のバーコードと関係づけたホッパーフィーダー1
00の、指定したホッパー110へ装入する。データベ
ースファイルはコンピューター1200とマイクロプロ
セッサー1000の共有で、Ethernetネットワーク経由
で入手できるソフトウエアデイスクに記憶させる。検査
ステーション10は本発明の実施態様に応じて、フィル
ターがついたものと、つかないシガレット、および周囲
が22〜25mmの範囲で、公称長さが80〜120m
mのほかのタイプの喫煙物品についても検査ができる。
ホッパーフィーダー装置100を使用すると、各ホッパ
ー110が与えられた試料セット中、30本までのシガ
レットを収容できる、例えば18個の複数のホッパー1
10が提供できる。好ましい実施態様にあっては、検査
ステーション10が物品の圧降下、フィルター換気、フ
ィルターの圧降下、周囲、シガレットの長さのいずれを
も、各試料セット中の複数物品の数と、その測定順序が
希望通りに行えるようなプログラム化を可能にして、こ
れらのことは物品から除去した要素について検査するま
えに、完成した物品検査が終了している限り可能であ
る。
【0105】本発明に従った検査ステーション10の操
作は、作業員が一つの試料セットをホッパーフィーダー
100へ供給し、試料セットに識別用バーコードを与
え、そのセットに対する検査順序のデータベースファイ
ルをホストコンピューター1200、またはマイクロプ
ロセッサー1000の一つに作成するときに始まる。本
データベースファイルには試料セット中の物品20の
数、物品とフィルターの公称の長さ、物品のそのほかの
関係する諸元、要素とその試料セット用の検査プロトコ
ル、すなわちどの検査をその試料セットの何個の物品に
ついて行うかが含まれている。各試料セットを指定ホッ
パー110へ投入したとき、この情報がオペレターワー
クステーション1100において作業員によってマイク
ロプロセッサー1000、またはコンピューター120
0中へ記録される。
【0106】作業員は各試料がバーコードと、関連する
データベースとをもつ18個までの試料を、システムへ
送りこみ続けることができる。例えば代表的な試料セッ
トが25個の物品を含むことができる。作業員は各物品
についてその長さ、周囲、圧降下;フィルターについて
は換気、圧降下と長さが測定できることの教育を行う。
あるいはその代りに、25個のうち10個だけが物品の
長さ、円周、およびフィルターの長さについて、さらに
物品の25個全部について圧降下、フィルター換気、フ
ィルターの圧降下が測定できると教育してもよい。この
点に関してロボット503が、ほかの15個の物品を選
定していないステーションまで移動させることはしな
い。
【0107】適当なソフトウエアと記憶能力をもつ実施
態様にあっては、物品の長さに対して選定された10個
の検査が、最初の5個の物品と最後の5個の物品から省
略され、これに対してフィルターの長さに対しては、1
0個の検査がこれに代るフィルター棒の部分から省略で
きるように、各試料セット中の物品を検査するのに特別
な順番をもつプログラムを、ステーション10用に組む
ことができる。これ以外の組みあわせも希望によって作
ることができる。
【0108】ここでコンピューター1200を用いて、
マイクロプロセッサーが使用する「作業表」へ選定した
バーコードを記入することができる。最後の検査仕様の
入力が終ったら、作業員がマイクロプロセッサー100
0の方へ移動して、ステーションの操作方式を決定する
ソフトウエアが発生した質問に答える。マイクロプロセ
ッサー1000がロボット503を初期設定して、通信
用ネットワークの作動準備が完了したことを確認する。
ここで実際に試料検査の開始指令を作業員がオペレータ
ーワークステーション1100において入力するのをマ
イクロプロセッサーが待つことになる。この開始指令を
入力したあとは、作業員は自由にほかの仕事ができる。
【0109】マイクロプロセッサー1000がコンピュ
ーター1200のデータデイスクからくる、バーコード
作業表とデータベース仕様ファイルを転送し、作業表か
らの最初のバーコードを読みとり、相当する仕様ファイ
ルから選定した検査要求事項を抽出して、この情報を作
業者が見えるように端末に表示する。
【0110】ホッパー110からのシガレットの一試料
を、供給装置140へ供給する。この最初のシガレット
は装置140からシュート220へ入って下り、フィル
ター端末450を下にしてストップ222へ来て止るの
で、ここで長さをカメラ230が測定する。ロボット5
03がフィルター端末から約65mmの煙草端末をつか
んでシガレットを取りあげて、フィルター端末が上にく
るように回転して、これを例えば物品の圧降下と換気測
定をするステーション700、仕様ファイルに要請され
ている通りの物品の円周測定用ステーション600へ通
す。マイクロプロセッサー1000が各機器を作動させ
て、データを読みとり記録し、検査値をシステムモニタ
ーに表示する。これ以上の検査を実施しないときは、ロ
ボット503が物品20をごみ容器へ放りこむ。
【0111】フィルター部分450についてこのあとも
検査を実施するには、ロボット503が最終の喫煙物品
の検査ステーションから物品20を検索して、再配置用
固定具900へのせて物品20を解放する。次にロボッ
ト503が手500を動かして、フィルター端末で物品
20を回転し把持する。シガレットは除去ステーション
300に乗せて、仕様ファイルから得た公称の長さよ
り、約2mm長いところでフィルター450を切断す
る。除去した煙草棒はシュートを落下してごみ容器(図
示せず)へ入る。ロボット503が次にフィルター45
0をくず掃除ステーション400へ送って、ここで残留
する煙草を取り除いて真空で貯蔵タンクへ送る。
【0112】次にロボット503が、仕様ファイルに指
示されている通りフィルター450をステーション85
0と800へ通して、フィルターの長さとフィルターの
圧降下(またはこの逆)を測定する。フィルターの圧降
下測定は最後に行うのが好ましい。従って測定が終る
と、空気流がフィルター450を装置からシュートへ吹
き出して、ごみ箱(図示せず)へ送りこむ。検査ステー
ションのマイクロプロセッサー1000が各機器を作動
させてデータを集めて記録し、これらの機器から得たデ
ータをシステムモニターに表示する。
【0113】試料セット中の全てのシガレットの検査を
終えたら、蓄積したデータは検査データのファイルにし
てホストコンピューター1200へ送る。25本のシガ
レット試料について全検査を行うのに、約30分かかる
ことが判った。
【0114】そのあとのホッパー110にある次の試料
を装置140へ装入し、バーコードと、因子の相当する
データベースファイルが判明すると、そのセット中の試
料についての特定の検査順序で行う。本操作を最後の試
料セットの検査が終るまで繰り返す。作業表中の最終試
料セット用データの転送が終ったら、マイクロプロセッ
サー1000がホストコンピューターで別の作業表を探
す。そして追加試料セットをホッパーフィーダー110
へ供給して、相当するデータベースをもつバーコードを
含む第二の作業表をホストコンピューター1200内に
作成する。もしこのような第二作業表が発見できたら、
マイクロプロセッサー1000へ送って検査を継続す
る。でなければロボット503を休止位置まで移す。
【0115】本発明のテストステーションは、最適使用
のために融通性に富む設計になっている。もしホストコ
ンピューター1200が故障のときは、必要コードと因
子の入力を直接マイクロプロセッサー1000に行うこ
とができる。本データはマイクロプロセッサー1000
に記憶させ、通信が再開されたらホストコンピューター
1200へ送る。もしホッパーフィーダー100が機能
しなくなったら、試料セットを手動でフィーダー機構1
40へ送ることもできる。
【0116】作業員はまたデータベースの検査仕様ファ
イル中の特定検査を要求せずに、故障機器をバイパスさ
せることができる。作業員はまた、例えばロボットが作
動しないとき、またはほんの少しの検査だけが必要なと
きは、検査機器を手動操作することもできる。そのため
にはシガレットを機器に挿入し、検査するために機器を
手動で起動し、機器で得られたデータを読みこむとき
に、マイクロプロセッサー1000に指示すればよい。
データは一般にマイクロプロセッサー1000に貯え
て、検査終了とともにホストコンピューター1200へ
送る。
【0117】検査ステーション10はまた作動中に操作
上の問題、例えばホッパーからシガレットが供給されな
いとか、先に検査したシガレット/フィルターで機器が
閉塞されたとか、またはシガレットの機器への配置が悪
いとかの問題を探す働きをする。これらの事態の一つが
検出されたら、検査ステーション10がこれらの問題を
訂正しようと試みる。問題の訂正が不可能なときは、作
業員が指定したステーションの操作方式が、検査ステー
ション10がいかに反応すべきかを決定する。
【0118】作業員がその場にいるときに、マイクロプ
ロセッサー1000がある方式で作動していて、問題を
自動的に訂正できないときは、問題発生をマイクロプロ
セッサーが作業員に知らせて、ロボット503を止め、
作業員に問題を訂正して操作を再スタートすることを要
求する。再スタートしたときは、問題が検出された場所
から操作を再開する。
【0119】無人操業の場合で、マイクロプロセッサー
が問題を訂正出来ないときは、問題の機器をバイパスし
て、検査順序に従って次の機器へ進む。マイクロプロセ
ッサー1000が、故障信号をログファイル(log fil
e)へ送り、これが検査データと共にホストコンピュー
ター1200へ送られる。ファイルはあとで発生した問
題の原因決定に使用される。
【0120】
【実施例】上述の本発明の好ましい実施態様の検査ステ
ーションは、上述の機器を用いて構成したものである。
この操作を同じタイプの機器を用いて行う手動操作と比
較した。
【0121】長さが84〜120mmの異なる銘柄品に
ついて、本発明のロボットによる検査ステーションのデ
ータと、在来の機器を手動操作したときのデータとを比
較した。試料の二つのセットを、シガレットの同じ母集
団からとった。一つのセットをロボットの検査ステーシ
ョンにかけ、二つ目のセットは手動の機器にかけた。シ
ガレットの長さと周囲、全圧降下、フィルター換気、フ
ィルターの長さとフィルターの圧降下について比較し
た。これらの結果を表 I〜VIに示したが、これからロボ
ット検査ステーションと手動操作機器との差は、両法の
標準偏差よりも少なかった。
【0122】
【表1】
【0123】
【表2】
【0124】
【表3】
【0125】
【表4】
【0126】
【表5】
【0127】
【表6】
【0128】ロボット検査ステーションは手動操作ステ
ーションと比較して、試料の処理に約2倍の時間を必要
とするが、シガレットとフィルターの連続で均一な取り
扱いが可能であり、一日に25物品の36試料セットの
完全な検査ができる。さらにまた喫煙物品と、これらの
物品からのフィルターについての確実な検査と、試料の
改善された特徴づけを可能にするものである異なるロボ
ット装置の選定と、各種検査ステーションの間隔のとり
方でスピードを改善することができる。
【0129】技術に長じた者なら、例示目的であって制
限の意図でなしに、ここに提示した実施態様以外の方法
で本発明が実施できることは容易に理解できることであ
って、本発明は特許請求の範囲によってのみ制限され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面図である。
【図2】ホッパーフィーダーと、図1の長さを測定する
ためのステーションの正面図である。
【図3】図1の3−3線から見た側面図である。
【図4】図2の4−4線から見た平面図である。
【図5】図2の5−5線から見た断面図である。
【図6】長さを測定するステーションの一実施態様を示
す代表図である。
【図7】長さを測定するステーションの第二の実施態様
を示す代表図である。
【図8】図1の除去ステーション300の断面図であ
る。
【図9】図8の9−9線から見た側面図である。
【図10】図1のくず掃除ステーションの部分断面図で
ある。
【図11】図1のくず掃除工具の側面図である。
【図12】図11の12−12線から見た端面図であ
る。
【図13】図21の把持メカニズムの正面図である。
【図14】図13の14−14線から見た側面図であ
る。
【図15】図13の15−15線から見た側面図であ
る。
【図16】図15の16−16線から見た正面図であ
る。
【図17】図13の17−17線から見た把持メンバー
の側面図である。
【図18】図17の18−18線から見た正面図であ
る。
【図19】図13の19−19線から見た部分断面図で
ある。
【図20】図19の20−20線から見た正面図であ
る。
【図21】図1のロボットの透視図である。
【図22】図1の再配置固定具の側面図である。
【図23】図22の23−23線から見た端面図であ
る。
【図24】図22の24〜24線から見た平面図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チヤールズ・テイー・ヒギンス アメリカ合衆国ヴアージニア州23229、リ ツチモンド、グレンブルーク、サークル 30 (72)発明者 ヒユー・ジエイ・マカフアーテイ アメリカ合衆国ヴアージニア州22113、リ ツチモンド、ボシヤム、レイン 2811 (72)発明者 エドガー・エル・モス アメリカ合衆国ヴアージニア州23227、リ ツチモンド、チツカホミニー、ブラフス、 ロード 205 (72)発明者 ジヨーズ・アイ・ロンセロ アメリカ合衆国ヴアージニア州23233、リ ツチモンド、ブローニング、コート 12116

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 喫煙物品を把持し、解放する手段(50
    3)と;把持した喫煙物品を運動範囲内で移動させる手
    段(503)と;複数の本喫煙物品の一つを、運動範囲
    内の第一位置で受けとる手段と;運動範囲内の第二位置
    にある、喫煙物品または喫煙物品の要素(450)の物
    理特性を測定するための手段(200,600,70
    0,800,850)と;その一つの喫煙物品の物理特
    性が測定できるように、第一位置でその一つの喫煙物品
    を把持して、その一つの喫煙物品を測定手段まで移動さ
    せるための、把持と解放手段と移動手段を調節するため
    の手段(1000)とを備えている複数の喫煙物品20
    の物理特性を測定するための装置。
  2. 【請求項2】 物理特性が測定できるように、測定手段
    (200,600,700,800,850)にあるそ
    の一つの喫煙物品(20)またはその一要素(450)
    を解放するためと、測定後に測定手段にあるその一つの
    喫煙物品を把持するための把持と解放手段を調節するマ
    イクロプロセッサーが調節手段(1000)である請求
    項1の装置。
  3. 【請求項3】 把持と解放手段と移動手段が、さらにそ
    の間に喫煙物品(20)またはその一要素(450)を
    保持するために、反対方向へ可動になった第一メンバー
    (510)と第二メンバー(520)とを持つロボット
    (503)を備える請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 測定手段(200,600,700)が
    さらに第二位置にある喫煙物品(20)の第一物理特性
    を測定するための第一手段と、運動範囲内の第三位置に
    あって、喫煙物品の第二物理特性を測定するための第二
    手段とを備え、そのとき調節手段(1000)が把持と
    解放手段(503)と移動手段(503)を調節して、
    第一位置にあるその一つの喫煙物品を把持し、その一つ
    の喫煙物品を第一と第二測定手段の一つへ移動させ、そ
    れで第一と第二物理特性の一つが測定できる請求項1の
    装置。
  5. 【請求項5】 調節手段(1000)が把持と解放手段
    (503)と移動手段(503)を調節して、第一と第
    二測定手段(200,600,700)の一つから、そ
    の一つの喫煙物品を第一と第二測定手段の別の手段へ移
    動させて、それで、第一と第二物理特性の別の特性が求
    められる請求項4の装置。
  6. 【請求項6】 喫煙物品の一つ以上の選定した物理特性
    を測定するために、測定手段(200,600,70
    0)が一つ以上の手段を備え、そのときこの各手段が周
    囲を測定する手段(600)と、通気を測定する手段
    (700)と、圧降下を測定する手段(700)と、長
    さを測定する手段(200)からなるグループから選定
    され、かつ運動範囲内の異なる位置に存在して、さらに
    そのとき調製手段(1000)が把持と解放手段と移動
    手段(503)と移動手段(503)を調節し、喫煙物
    品を一つ、またはそれ以上の測定手段へ移動させるよう
    にした前記請求項の何れかの装置。
  7. 【請求項7】 調節手段(1000)が測定すべきその
    一つの喫煙物品(20)の一つ、またはそれ以上の物理
    特性を識別するための検査順序を提供する手段を備え、
    そのとき本調節手段が検査順序に応じて把持と解放手段
    (503)と移動手段(503)を調節して一つ、また
    はそれ以上の識別された物理特性が測定できるように、
    把持したその一つの喫煙物品またはその一要素(45
    0)を、一つまたはそれ以上の測定手段(200,60
    0,700,800,850)へ移動させる請求項4,
    5または6の装置。
  8. 【請求項8】 各喫煙物品(20)について行う測定の
    順番を、検査順序が識別する請求項7の装置。
  9. 【請求項9】 複数の喫煙物品の各喫煙物品(20)に
    ついて行う測定の順番を、検査順序が識別する請求項7
    または8の装置。
  10. 【請求項10】 運動範囲内の位置にあって、その喫煙
    物品(20)から喫煙物品の要素(450)を除去する
    手段(300)と;運動範囲内の位置にあって、喫煙物
    品の要素の物理特性を測定する手段(800,850)
    と;その一つの喫煙物品の要素の物理特性が測定できる
    ように、把持と解放手段(503)と移動手段(50
    3)を調節して、喫煙物品を把持して、その一つの喫煙
    物品を除去手段へ移動させ、その一つの喫煙物品の要素
    を測定手段へ移動させるための手段(1000)とを備
    える前記請求項の何れかに記載の装置。
  11. 【請求項11】 測定手段がさらに、喫煙物品の要素
    (450)の第一物理特性を測定するための第一測定手
    段(800)と、喫煙物品の要素の第二物理特性を測定
    するための第二手段(850)を備え、そのとき調節手
    段(1000)が把持と解放手段(503)と移動手段
    (503)を調節して、その一つの喫煙物品の要素を、
    第一と第二測定手段の一つまで把持して移動させて、そ
    のために第一と第二物理特性の一つが測定できる請求項
    10の装置。
  12. 【請求項12】 調節手段(1000)が把持と解放手
    段(503)と移動手段(503)を調節して、その一
    つの喫煙物品の要素(450)を第一と第二の測定手段
    (800,850)の一つから、第一と第二の別の測定
    手段へ移動させ、そのためにその喫煙物品の要素の、第
    一と第二の別の物理特性が測定できる請求項11の装
    置。
  13. 【請求項13】 第一と第二測定手段が、圧降下の測定
    手段(800)と、長さの測定手段(850)からなる
    ものである請求項11または12の装置。
  14. 【請求項14】 調節手段(1000)が、さらに測定
    すべきその一つの喫煙物品の要素(450)の一つ、ま
    たはそれ以上の物理特性を識別する検査順序を提供し、
    そのとき調節手段が提供された検査順序に応じて、把持
    と解放手段(503)と移動手段(503)を調節し
    て、喫煙物品の要素の一つ、または両方の識別された物
    理特性が測定できるように、把持した一つの喫煙物品
    を、測定手段(800,850)へ移動させる請求項1
    0乃至13の何れかの装置。
  15. 【請求項15】 検査順序がその一つの喫煙物品の要素
    の測定を行う順番を識別する請求項14の装置。
  16. 【請求項16】 検査順序が複数の喫煙物品(20)の
    各喫煙物品の要素(450)の測定を行う順番を識別す
    る請求項14または15の装置。
  17. 【請求項17】 調節手段(100)が把持と解放手段
    (503)および移動手段(503)を調節して、一つ
    の喫煙物品を把持し、その喫煙物品を測定手段(20
    0,600,700)に移動させ、喫煙物品の第一の物
    理的特性が測定できるようにし、次いで除去手段300
    へ移動させ、喫煙物品から要素(450)を除去し、そ
    して喫煙物品要素を他の測定手段(800,850)へ
    移動させ、喫煙物品の物理的性質を測定できるようにし
    た請求項10乃至16の何れかに記載の装置。
  18. 【請求項18】 測定手段が、さらに運動範囲内の一つ
    以上の位置にある喫煙物品の要素(450)の、一つ以
    上の物理特性を測定するための一つ以上の手段(80
    0,850)を備え、さらに運動範囲内の一つ以上の位
    置にある喫煙物品(20)の、一つ以上の物理特性を測
    定するための一つ以上の手段(200,600,70
    0)を備え、調節手段(1000)がさらにその一つの
    喫煙物品(20)の一つ、またそれ以上の物理特性と、
    検査すべきその一つの喫煙物品の要素(450)の一
    つ、またはそれ以上の物理特性を識別する検査順序を提
    供する手段を備え、そのとき調節手段が提供された検査
    順序に応じて把持と解放手段(503)と移動手段(5
    03)を調節して、喫煙物品と喫煙物品の要素の一つ、
    またはそれ以上の識別された物理特性が測定できるよう
    に、把持したその一つの喫煙物品を一つ、またはそれ以
    上の測定手段と、除去手段(300)と、一つまたはそ
    れ以上の測定手段へ移動させる請求項17の装置。
  19. 【請求項19】 その一つの喫煙物品(20)と、その
    一つの喫煙物品の要素(450)の測定を行う順番を検
    査順序が識別し、それによってその一つの喫煙物品の要
    素の物理特性の前に、その一つの喫煙物品の物理特性が
    得られる請求項18の装置。
  20. 【請求項20】 複数の喫煙物品の各喫煙物品(20)
    と、喫煙物品の要素(450)の測定を行う順番を検査
    順序が識別し、それによってその一つの喫煙物品の要素
    の物理特性の前に、それぞれ一つの喫煙物品の物理特性
    が得られる請求項18または19の装置。
  21. 【請求項21】 運動範囲内の位置にさらに喫煙物品
    (20)を受けるための手段(900)を備え、そのと
    き調節手段(1000)が把持と解放手段(503)と
    移動手段(503)を調節して、その一つの喫煙物品を
    該受領手段へ解放し、次いで喫煙物品の一要素を該受領
    手段上で喫煙物品の要素で把持して、その一つの喫煙物
    品を除去手段(300)へ移し、除去プロセス中その一
    つの喫煙物品を把持する請求項10乃至20の何れかの
    装置。
  22. 【請求項22】 喫煙物品の要素がシガレット(20)
    のフィルター棒(450)であって、本装置がさらにシ
    ガレットから除去したフィルター要素のくず掃除手段
    (400)を備え、調節手段(1000)が把持と解放
    手段(503)と移動手段(503)を調節して、除去
    作業後に除去したフィルターをくず掃除手段へ移動させ
    る請求項10乃至21の何れかの装置。
  23. 【請求項23】 喫煙物品を把持し解放する手段と、運
    動範囲内で把持した喫煙物品を移動させる手段と、運動
    範囲内の第一位置にある複数の喫煙物品の一つを受けと
    る手段と、運動範囲内の第二位置にある、喫煙物品の物
    理特性を測定する手段と、把持と解放手段と移動手段を
    調節するマイクロプロセッサー手段とを備える検査ステ
    ーションにおいて、複数の喫煙物品を提供することと;
    一つの喫煙物品を受領手段へ供給することと;受領手段
    にあるその一つの供給された喫煙物品を把持すること
    と;把持した一つの喫煙物品を、測定手段へ移動させる
    ことと;その一つの喫煙物品の物理特性を測定すること
    とからなる、複数の喫煙物品の物理特性を測定する方
    法。
  24. 【請求項24】 物理特性が測定できるように、測定手
    段にあるその一つの喫煙物品を解放し、測定後第一測定
    手段にあるその一つの喫煙物品を把持することをさらに
    含む請求項23の方法。
  25. 【請求項25】 把持と解放手段と移動手段が、さらに
    反対方向に可動になった第一メンバーと第二メンバーを
    もつロボットを備え、その一つの喫煙物品の把持と解放
    が、さらに喫煙物品を把持するために、第一と第二メン
    バーを互いに接近させ、その喫煙物品を解放するため
    に、第一と第二メンバーを離す運動を含む請求項23ま
    たは24の方法。
  26. 【請求項26】 検査ステーションが喫煙物品の一つ以
    上の選定した物理特性を測定するために、一つ以上の測
    定手段を含み、そのとき周囲を測定する手段と、換気と
    圧降下を測定する手段と、長さを測定する手段からなる
    グループから選定した各手段が、運動範囲内の異なる位
    置に存在し、本方法がさらに測定すべきその一つの喫煙
    物品の一つ、またはそれ以上の物理特性を識別する検査
    順序を提供することと;その一つ、またはそれ以上の識
    別された物理特性が測定できるように、提供された検査
    順序に応じて、その一つの喫煙物品を把持して一つ、ま
    たはそれ以上の測定手段へ移動させることを含む請求項
    23,24または25の方法。
  27. 【請求項27】 検査順序の提供が、さらにその一つの
    喫煙物品の測定を行う順番の識別を含む請求項26の方
    法。
  28. 【請求項28】 検査順序の提供が、さらに複数の喫煙
    物品の各喫煙物品の測定を行う順番の識別を含む請求項
    26または27の方法。
  29. 【請求項29】 喫煙物品を把持し解放する手段と、運
    動範囲内で把持した喫煙物質を移動させる手段と、運動
    範囲内の第一位置で複数の本喫煙物品の一つを受けとる
    ための手段と、運動範囲内の第二位置にあって、喫煙物
    品から喫煙物品の要素を除去するための手段と、運動範
    囲内の第三位置にあって、喫煙物品の要素の物理特性を
    測定するための手段と、把持と解放手段と移動手段を調
    節するためのマイクロプロセッサー手段とをもつ検査ス
    テーションにおいて、複数の喫煙物品の要素の物理特性
    を測定する方法で、複数の喫煙物品を提供することと;
    一つの喫煙物品を受領手段へ供給することと;その供給
    された一つの喫煙物品を要素で把持することと;把持し
    た喫煙物品を除去手段へ移動させることと;その一つの
    喫煙物品の要素をその一つの喫煙物品から除去すること
    と;その一つの喫煙物品の要素を、測定手段へ移動させ
    ることと;その一つの喫煙物品の物理特性を測定するこ
    とからなる方法。
  30. 【請求項30】 その一つの喫煙物品の要素の物理特性
    が測定できるように、さらに測定手段にある喫煙物品の
    要素を解放することと、測定後に測定手段にあるその一
    つの喫煙物品の要素を把持することを含む請求項29の
    方法。
  31. 【請求項31】 把持と解放手段と移動手段が、さらに
    第一メンバーと第二メンバーを反対方向に可動状態でも
    つロボットを備え、そのときその一つの喫煙物品、また
    は一つの喫煙物品の要素を把持することが、さらに第一
    と第二メンバーを接近させることと、その一つの要素を
    解放することが、さらに第一と第二メンバーを離すこと
    を含む請求項29または30の方法。
  32. 【請求項32】 それぞれの測定手段が運動範囲内の異
    なる位置にある、圧降下を測定するための手段と、長さ
    を測定するための手段と、喫煙物品の一つ、またはそれ
    以上の物理特性を測定するための一つ、またはそれ以上
    の手段からなるグループから選定した、喫煙物品の要素
    の一つ以上、またはそれ以上の物理特性を測定するため
    の一つ、またはそれ以上の手段をさらに測定手段が含
    み、本法がさらに測定すべき一つの喫煙物品と、一つの
    喫煙物品の要素の、一つまたはそれ以上の物理特性を識
    別する検査順序を提供することと;その一つの喫煙物品
    とその一つの喫煙物品の要素の、一つまたはそれ以上の
    識別された物理特性が測定できるように、識別された順
    序に応じて、その一つの喫煙物品を一つ、またはそれ以
    上の測定手段と、除去手段へ把持し、解放して移動させ
    ることを含む請求項29,30または31の方法。
  33. 【請求項33】 検査順序の提供が、さらにその一つの
    喫煙物品とその一つの喫煙物品の要素の測定を行う順番
    の識別を含む請求項32の方法。
  34. 【請求項34】 検査順序の提供が、さらに複数の喫煙
    物品の各喫煙物品と、喫煙物品の要素の測定を行う順番
    の識別を含む請求項32または33の方法。
  35. 【請求項35】 検査ステーションが運動範囲内の位置
    で喫煙物品を受けとる第二手段を含み、そのとき把持し
    た一つの喫煙物品の除去手段への移動が、さらに把持し
    た物品を第二受領手段へ移動させることと;第二受領手
    段上のその一つの喫煙物品を解放することと;その一つ
    の喫煙物品が第二受領手段上にある間、その一つの喫煙
    物品の要素を把持することと;除去プロセス中、把持手
    段がその一つの喫煙物品の要素を把持するように、除去
    手段へその一つの喫煙物品を移動させることを含む請求
    項32,33または34の方法。
  36. 【請求項36】 喫煙物品とその要素が、さらにそれぞ
    れ煙草含有の棒とフィルターを含み、本法がさらにシガ
    レットから除去して把持しているフィルターを、フィル
    ターの物理特性を測定する前に、運動範囲の位置にあ
    る、フィルターから煙草を掃除する手段へ移動させるこ
    とを含む請求項35の方法。
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