JPS6133422A - 粉粒体の空気輸送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明鉱粉粒体を空気、特に高圧空気によって輸送す
る装置に関するものである。

（従来ρ技？ｔｆ） 高圧空気輸送装置の１種として知られている回分プラグ
輸送装置では、粉粒体装入用の大きな圧力タンクを必要
とするのが普通である。すなわち、圧力タンクを上下に
少くとも２個直列に設置し、これに連結されている排出
弁の操作によって上部圧力タンクに装入された粉粒体を
下部圧力タンクへ供給し、この下部圧力タンクを加圧し
て粉粒体を連続的に輸送するようになっているのがその
好例として挙げられる。しかしながら、前記のような圧
力タンクを有する装置においては、ノ々タフ２イ弁やば
一ル弁などの弁類が多数使用されるため、操作がどうし
ても複雑にならざるを得ないとともに、これら弁類が粉
粒体中で作動して使用される友め、粉粒体による摩耗に
よって空気の漏洩が起きる虞れがある。また、大きな圧
力タンクを設置すると、どうしても装置全体の設置高が
高くなって、広い設置スペースを要するとともに、コス
トも高くなるなどの欠点がある。

（目　的） この発明は前記従来の装置のもつ欠点を排除して、圧力
タンクを必要としない簡単な構・造で、かつ操作性にす
ぐれた粉粒体の空気輸送装置を提供することを目的とす
る。

（構　成） 前記目的を達成するためにこの発明紘、気密性を有する
粉粒体供給機の下部供給口に、ベント管の縦向き上部開
口を連結し、このベント管の横向き下部を下端に向けて
徐々に細径となった細管部に形成し、この細管部の下端
開口をこれとほぼ同径の輸送管に連結し、前記ベント管
の上部に第１空気供給ノズルを開口させるとともに、前
記下端開口と反対側の湾曲部に第２空気供給ノズルを開
口させ、前記第１、第２空気供給ノズルによｐ所定時間
ごとに断続して交互に空気を供給するように構成したこ
とを特徴とする。

以下、この発明の好適な実施例を回器を参゛照して説明
する。

第１図においてホッノぞ工には下部に供給口を有する粉
粒体の供給機２、短管３、ベント管４が下方に順次連結
され、（ント管４には水平配置された輸送管５が連結さ
れている。供給機２は例えばロータリーノ々ルゾなどで
あシ、気密性の比較的高い例えば０．３〜０．５　ｋｇ
／ｃｒ４程度の耐圧性のものが使用される。短管３には
上部空気供給／　スル６が横向きに開口されている。ベ
ント管４は９０°に湾曲した湾曲部４ｃを、垂直上部４
＆と水平下部４ｂの中間部に具えている。ベント管４の
水平下部４ｂは水平の管底に対し骨頂が下端に向けて徐
々に下向き傾斜のテーパ状となった細管部に形成され、
該細管部の下端開口は輸送管５とほぼ同径となっている
。細管部の下端開口と反対側のベント管４の前記湾曲部
４ｃＫは下部空気供給ノズル７が横向きに、すなわち前
記下端開口から輸送管５ｔ−臨むように開口されている
。

８．９は図示しない空気供給源に一端が連結　　　′さ
れ、途中で分岐された空気配管で、この空気配管８，９
はそれぞれ電磁弁１０，１ｌｔ−有し、かつ他端が前記
ノズル６．７に連結されている。

電磁弁１０．１１は電気配線によって制御装置１２に接
続され、この制御装置１２には電磁弁１０、ｌｌ′ｔ−
所定時間（たとえば０．５〜２秒）ごとに断続して交互
に開閉作動するように制御する制御回路が組み込まれて
いる。

次に、前記の作用について説明する。

ホッパ１に貯留された粉粒体は供給機２を経て定量的に
連続して短管３及びベント管４に落下供給されるが、こ
のような状態において、まず電磁弁１０が開、電磁弁１
１が閉となっていると、短管３に供給された粉粒体は、
ノズル６からの空気圧によりノズル６と反対側に片寄せ
られて圧縮されるとともに、ベント管４の湾曲部４Ｃか
ら水平下部４ｂ付近に堆積する。そして、この堆積した
粉粒体はなおも供給されるノズル６からの空気圧によシ
圧縮、凝縮されながら水平下部４ｂに形成された細管部
に押し込まれ、この細管部で強い圧縮作用を受けて圧密
された粉粒体の塊力となる（１次圧密）。前記に際し、
ノズル６からの空気は供給機２が気密性を有しているた
め、ホッパ１側に流れることがなく、全て短管３からベ
ント管４側に流れ、粉粒体の圧縮作用を行なう。

次に、電磁弁１０が閉、電磁弁１１が開となると、前記
粉粒体の塊夛はノズル７からの空気圧によって圧縮され
（２次圧密）、細管部から輸送管５に押し出され、１個
のプラグｐを形成する。そして、再び電磁弁１０が開、
電磁弁１１が閉となって前記動作を反復し、１サイクル
を終了することとなるが、供給機２からの粉粒体の供給
は前記電磁弁１０　、ｉｌの開閉時間とは無関係に間欠
的に連続して行なわれる。

このようにして、供給機２から供給される粉粒体は固体
／気体比が大きな高濃度状態でプラグとなシ連続して輸
送管５の中を輸送されて行く。第２図はこの状態を示し
たものであシ、吹抜けのないきれいな完全な粉粒体プラ
グｐが、空気プラグ人を間に挟んで輸送されているのが
理解される。

第３図は短管３の別の実施例を示したもので、短管３の
内部に多孔質リング１３を設け、ノズル６からの空気を
全周から内部へ均一に吹き込んで供給できるようにし、
ベント管４に堆積した粉粒体を撹乱せずに圧縮できるよ
うにしたものである。

尚、前記においてノズル６．７から供給される空気の圧
力は、粉粒体の物性、輸送管５の長さなどの条件によっ
て変わることは通常の粉粒体の空気輸送装置と同様であ
る。また、運転方法として、粉粒体プラグｐの長さを長
くしたいときには１サイクルの操作のあと、次のサイク
ルに入るまでの時間を少し長くと夛、また粉粒体プラグ
ｐと粉粒体プラグｐとの間隔を小さくしてよシ高濃度輸
送としたいときには、ノズル７からの空気供給時間を少
し短くすればよいなど適宜ある範囲での調節が可能であ
ることは勿論である。さらに、必要によっては供給機２
をやや長い一定時間運転した後、一旦停止し、ノズル６
から空気を供給した後、ノズル７がら空気を供給すると
いうことを繰返すことによシ間欠した回分プラグ輸送を
行なうこともできる。

次にこの発明の具体的設計に基づく使用例を説明する。

粉粒体として粒子径４０μｍ以下の粒度のもの６５％を
含む見掛比重０．６の乾燥クレイを使用し、供給機２と
して気密性０．４にν冨のロータリーフィーダを使用し
、また短管３を内径１８ｃｒｎ１長さ１５釧としたうえ
内部に孔径５μｍ１　厚さ１０簡の多孔質リングを設け
、ベンート管４を内径１８ｃｒｎ、細管部を含む長さ６
０口、テーノＲ比１とし、かつ細管部の下端開口と輸送
管５の内径５ｃｎ１とし、輸送管５の水平距離ｌＱｍと
した装置を使用し、ノズル６．９からそれぞれ０．４饗
物：の空気を１秒間断続して交互に供給したところ、き
れいな粉粒体ゾ２グｐが連続して得られ、このときの粉
粒体輸送量は１１４０ｋｙ＋／ｈ　、固体／気体比（重
量）は６ｏであった。

（効　果） この発明は前記のようであって、従来のような圧力タン
クを必要としないので構造が簡単となシ、しかも弁類も
最小限にできるので摩耗によって空気の漏洩が起きる虞
れもなく、操作性にすぐれているとともに、設置スペー
スも広くとることがないのに加え、粉粒体は第２空気供
給ノズルからの圧縮の前に、第１空気供給ノズルからの
圧縮を受けるため、ベント管の細管部において圧密状態
のよい塊シに形成され、そのうえで第２空気供給ノズル
からの空気圧によって押し出され、きれいな粉粒体プラ
グを形成することができるなどすぐれた効果を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の実施例の概略正面図、第２図は粉粒
体プラグの輸送状態を説明するための説明図、第３図は
短管の別の実施例を示す断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、気密性を有する粉粒体供給機の下部供給口に、ベン
   ト管の縦向き上部開口を連結し、このベント管の横向き
   下部を下端に向けて徐々に細径となった細管部に形成し
   、この細管部の下端開口をこれとほぼ同径の輸送管に連
   結し、前記ベント管の上部に第１空気供給ノズルを開口
   させるとともに、前記下端開口と反対側の湾曲部に第２
   空気供給ノズルを開口させ、前記第１、第２空気供給ノ
   ズルにより所定時間ごとに断続して交互に空気を供給す
   るようになっていることを特徴とする粉粒体の空気輸送
   装置。