JPS6133369A

JPS6133369A - パワ−ステアリング装置

Info

Publication number: JPS6133369A
Application number: JP15685784A
Authority: JP
Inventors: Seiichi Takahashi; 清一高橋
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1984-07-26
Filing date: 1984-07-26
Publication date: 1986-02-17
Anticipated expiration: 2009-08-03
Also published as: JPH0657535B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、トラクタ等におけるパワーステアリング装置
に関する。

（従来技術）例えば、農用トラクタでは、エンジン下部前方に連設し
た前車軸受台に、その下方で、前車軸をセンタビン廻り
に揺動自在に備え、前車軸に、各前輪の操向アームを連
動連結し且つセンタピンと直交して前車軸と一体揺動す
るパワーシリンダを沿設したものがある。

ところで、上記従来においては、パワーシリンダを、前
車軸の後方位置で、且つ、センタピンよりも上方側位置
若しくは下方側位置に配置していた。

（発明が解決しようとする問題点）然し乍ら、パワーシリンダを、前車軸の後方位置に配設
した場合には、前車軸と、前車軸受台のセンタピン支持
部との間に、パワーシリンダを配置するスペースを確保
する必要があるため、ホイルベースが長（なると言う問
題がある。

そして、パワーシリンダをセンタピンよりも上方側位置
に配設した場合には、パワーシリンダの配置スペース確
保のため、前車軸受台後部を上方突出状とする必要があ
るが、このようにした場合には、前車軸受台の上方に突
出する後部と、ラジエータとダイナモを駆動するベルト
伝動機構等との干渉を避けるために、前車軸受台をエン
ジンに対して相対的に下げなければならず、前車軸受台
や前車軸の地上高が低いものになるか、車高が高いもの
となると言う問題が更に追加される。

又、パワーシリンダをセンタピンよりも下方側に配設し
た場合には、パワーシリンダ自体の地上高が低いものと
なると言う問題がある。

本発明は、ポイールベースを短くできると共に、前車軸
受台や前車軸の地上の地上高の低下や車高の増大を招来
することもなく、しかも、パワーシリンダ自体の地上高
も高くできるパワーステアリング装置を提供することを
目的とする。

（問題を解決するための手段）本発明は、上記目的を達成するために、その特徴とする
処は、パワーシリンダ３７を、前車軸２５の前方位置で
、且つ、前車軸２５と上下方向に関して略同一位置若し
くは前車軸２５よりも上方側位置に配設した点にある。

（実施例）以下、本発明を四輪駆動式農用トラクタに適用した第１
実施例を第１図乃至第５図の図面に基き説明すれば、１
はトラクタ車体で、ミッションケース２、エンジン３、
前車軸受台４を上記の順で前方に向って連設することで
構成されている。エンジン３の前面にはギヤケース５が
固設され、ギヤケース５下部の横方向中央部からはクラ
ンク軸６が前方に突設され、該クランク軸６に固設され
たプーリー７、該プーリー７に巻掛けられたベルト８等
により、ラジェータファンやダイナモ等を駆動するベル
ト伝動機構９が構成されている。前車軸受台４はエンジ
ン３下部から前方に突設されて、ギヤケース５、ヘルド
伝動機構９の下方側に配設されており、その前後方向略
中央部にはラジェータ１０が立設されている。１２は左
右一対の前輪、１３は左右一対の後輪、１４は前輪駆動
用の推進軸である。１５はハンドルである。

１７は前車軸ユニットで、ケース体１８と、その内部に
配設された左右一対の駆動軸１９とから構成されている
。ケース体１８は、横設された筒体２１と、筒体２１の
横方向中央部後面に着脱自在に備えられた軸受ケース２
２とから構成されている。筒体２１は、筒体２１の横方
向中央部に位置して前方突出状とされたデフ収容部２４
と、デフ収容部２４後部から左右両側に突設された一対
の前車軸２５とから構成されている。デフ収容部２４に
は、推進軸１４から動力が伝達されるデフ装置が内蔵さ
れ、デフ装置から、出力軸とされる駆動軸１９が左右に
延出されて、前車軸２５内を通っている。デフ収容部２
４は前車軸受台４の下方側に配置されており、その前面
の横方向中央部からは前側センタピン２６が前方に突設
され、該センタピン２６が、前車軸受台４前部下面から
下役された保持具２７に、又、前側センタピン２６と同
一軸心とされて後側センタピンとされる軸受ケース２２
が、エンジン３下面に固設された保持具２８に夫々回転
自在に支持されることで、前車軸ユニット１７は、セン
タピン２６及び軸受ケース２２の軸心廻りに揺動自在と
されている。２９は凋整ボルトである。

３１は左右一対の伝動ケースで、筒体２１両側端部のフ
ランジ部３２に取付けられている。

３４は左右一対の前輪ケースで、前輪ケース３４及び伝
動ケース３１に内蔵されたキングピン廻りに回動自在に
備えられ、前輪ケース３４及び伝動ケース３１に内蔵さ
れた終減速装置等を介して、前輪１２が駆動軸１９によ
り駆動される。前輪ケース３４前面側の上下方向中央部
には、前方斜め内側方に突出する操向アーム３５が固設
されている。

３７はパワーシリンダで、センタピン２６に直交状とさ
れて、前車軸ユニット１７と一体揺動するもので、シリ
ンダチューブ３８と、ピストン３９と、ピストン３９か
ら左右両側方に延設された一対のピストンロッド４０に
より主構成されている。そして、デフ収容部２４前部に
は横方向に装備孔４１が貫通形成され、該装備孔４１に
シリンダチューブ３８が挿通されている。シリンダチュ
ーブ３８の両側端部には、後方に突出する左右一対の筒
状取付片４２が固設され、該取付片４２に挿入装備され
たノックピン４３が、各前車軸２５前面に形成されたピ
ン孔４４に着脱自在に挿入されることで、パワーシリン
ダ３８は前車軸ユニット１７に位置決めされている。そ
して、チューブ゛３８のノックピン４３が備えられた１
固所には、Ｕ形状固定片４５が前方側から外嵌されて、
該固定片４５が上下一対のボルト４６により前車軸２５
に固定されることで、チューブ３８が前車軸ユニット１
７に固定されている。尚、チューブ３８を装備孔４１内
に挿通した状態で、ノックピン４３のビン孔４４への挿
脱を行えるように、装備孔４１はチューブ３８の横断面
形状よりも大き目に形成されている。このようにして、
シリンダ３７は、前車軸２５の前方で且つ、前車軸２５
の上下方向中央部と同一高さとして横設されている。チ
ューブ３８には、油圧油タンク４７から、油圧ポンプ４
Ｂ及びハンドル１５により操作される油圧制御弁４９を
介して油圧油が供給される。

各ピストンロッド４０は、継手体５１、ターンバックル
５２、等を介して、各操向アーム３５に連動連結されて
いる。

上記のように構成した実施例によれば、ハンド　−ル１
５により油圧制御弁４９を操作すれば、パワーシリンダ
３７に油圧油が供給されて、ピストン３９及び両ピスト
ンロッド４０が左右に動き、継手体５１、ターンバック
ル５２、操向アーム３５を介して、前輪ケース３４がキ
ングピン廻りに回動して、各前輪１２が操向操作される
。

そして、パワーシリンダ３７をセンタピン２６に直交状
として前車軸２５前面に沿設して、前車軸ユニット１７
と一体揺動するようにしているので、パワーシリンダ３
７が前車軸ユニット１７の揺動の支障となることはなく
、前車軸ユニット１７の最大揺動角を大きくとれると共
に、パワーシリンダ３７と操向アーム３５との連結部等
にガタが発生し易い惧れもない。

又、パワーシリンダ３７を前車軸２５の前方側に配設し
ているので、ホイールヘースを従来より短かくできる。

又、パワーシリンダ３７を、前車軸２５の上下方向中央
部と上下方向に関して同一位置としているので、前車軸
受台４前部を上方突出状とする必要がなく、前車軸受台
４とその上方に配設された部材との干渉を避けるために
、前車軸受台４をエンジン３に対して相対的に下げる必
要がなく、前車軸受台４や前車軸ユニット１７の地上高
の低下あるいは車高の増大を招来することがないと共に
、パワ−シリンダ３７自体の地上高も高くできる。

第６図は本発明の第２実施例を示すもので、デフ収容部
２４が、゛装備孔４１の前後方向略中央部位置で、前後
２個に分割されて、後側の本体５４と、前側の付設体５
５とから構成され、両者はボルト５６により分離自在に
一体化されている。

第２実施例によれば、ノックピン４３をビン孔４４に挿
脱するために、装備孔４１を、シリンダチューブ３８の
横断面形状よりもかなり大きくしたりする必要がない。

第７図及び第８図は本発明の第３実施例を示すもので、
デフ収容部２４が第２実施例同様に構成さ杵ており、シ
リンダチューブ３８は、本体５４と、付設体５５との合
せ面で挟持されると共に、シリンダチューブ３８両側に
設けられたリング部５７が、本体５４と付設体５５との
両側面に形成された凹部５８に係合されることで、シリ
ンダチューブ３８は横方向への移動を阻止されている。

第９図及び第１０図は本発明を、二輪駆動式農用トラク
タに適用した第４実施例を示すもので、前車軸２５は、
固定筒部６０と、その両側部に伸縮固定自在に挿入され
た左右一対の可動筒部６１とから成り、可動筒部６１外
側端部にはキングピン６２が回動自在に支持されて、キ
ングピン６２上端部に操向アーム３５が固設されている
。固定筒部６０の横方向中央部には、センタピン６４に
相対回動自在に外嵌された保持筒６５が前後方向に挿通
固着され、センタピン６４の前後端部が保持具２７　、
２８に回動自在に保持されている。固定筒部６０上部の
保持筒６５両側部分からは、左右一対の取付板６６が前
方に突設されて、その内側縁部が保持筒６５上部各側に
固設されている。パワーシリンダ３７は、両数付板６６
及び保持筒６５上方側に配置されて、前車軸２５よりも
上方突出状とされている。、そして、各取付板６６の外
側端部には、上方に突出するノックピン４３が固設され
て、８亥ノツクピン４３が、シリンダチューブ３８両側
端部から下段された取付片４２に係合されている。ボル
ト４６はＵ形状とされ、シリンダチューブ３８の各側端
部における取付片４２が設けられた個所に、上方側から
、Ｕ形状の当て板６７を介して外嵌され、ボルト４６両
端部が取付板６６に挿通されて、両端部にナツト６８が
締結されることで、シリンダチューフ３８は再取付板６
６に固定されている。６９は箱強板である。

第４実施例では、前車軸受台４前部を若干上方に突出さ
せる必要があるが、前部を上方に突出させても、伝動機
構９やラジェータ１０等と干渉しないので、前車軸受台
４をエンジン３に対して相対的に下げる必要がなく、前
車軸受台４や前車軸２５の地上高の低下あるいは、車高
の増大を招来することがない。

（発明の効果）以上詳述したように、本発明は、パワーシリンダを、前
車軸の前方位置で、且つ、前車軸と上下方向に関して略
同一位置若しくは前車軸よりも上方側位置に配設したの
で、ホイールヘースを短くできると共に、前車軸受台や
前車軸の地上高の低下、あるいは車高の増大を招来する
こともなく、しかも、パワーシリンダ自体の地上高も高
ぐできる。本発明は上記利点を有し、実益大である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明の第１実施例を示し、第１図
は要部の縦側断面図、第２図は全体側面図、第３図は前
輪系の正面図、第４図は同平面図、第５図は第４図のＡ
−Ａ線矢視断面図、第６図は本発明の第２実施例を示す
要部の縦側断面図、第７図及び第８図は本発明の第３実
施例を示し、第７図は要部の縦側断面図、第８図は第７
図のＢ−Ｂ線矢視断面図、第９図及び第１０図は本発明
の第４実施例を示し、第９図は一部断面平面図、第１０
図は第９図のＣ−Ｃ線矢視断面図である。１・・・トラクタ車体、３・・・エンジン、４・・・前
車軸受台、１２・・・前輪、１７・・・前車軸ユニット
、１８・・・ケース体、１９・・・駆動軸、２１・・・
筒体、２２・・・軸受ケース、２４・・・　デフ収容部
、２５・・・前車軸、２６．６４・・・センタビン、３
５・・・操向アーム、３７・・・パワーシリンダ。

Claims

【特許請求の範囲】１、エンジン３下部から前方に突出する前車軸受台４に
、前車軸２５をセンタピン２２、２６、６５廻りに揺動
自在に備え、前車軸２５に、各前輪１２の操向アーム３
５を連動連結し且つセンタピン２２、２６、６４と直交
して前車軸２５と一体揺動するパワーシリンダ３７を沿
設した車輌において、パワーシリンダ３７を、前車軸２５の前方位置で、且つ
、前車軸２５と上下方向に関して略同一位置若しくは前
車軸２５よりも上方側位置に配設したことを特徴とする
パワーステアリング装置。