JPS6133278Y2 - - Google Patents

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JPS6133278Y2
JPS6133278Y2 JP16063781U JP16063781U JPS6133278Y2 JP S6133278 Y2 JPS6133278 Y2 JP S6133278Y2 JP 16063781 U JP16063781 U JP 16063781U JP 16063781 U JP16063781 U JP 16063781U JP S6133278 Y2 JPS6133278 Y2 JP S6133278Y2
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JP
Japan
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blade
fan
blades
shape
line
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JP16063781U
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JPS5864895U (ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のラジエータやエンジンなどを
冷却するフアンに関する。
一般に、自動車などには、エンジンやラジエー
タを冷却するためにフアンが取付けられる。従来
この種のフアンAは、第1図に示すように一枚の
金属板をプレス加工で一体成形したもので、各羽
根1にビード2を設けた構造を有する。
しかし乍ら、このフアンAの羽根1は、第2図
に示すように単に横断面を弧状に湾曲させ、そこ
に突起するビード2を設けただけであり、各羽根
1が翼形状をなすものではない。従つて、フアン
としての送風性能が劣り、羽根後方に乱流が生じ
て大きな騒音を発生する原因となつていた。
そこで、フアンの羽根を翼形状に形成した樹脂
成形のものが提案されたが、羽根を樹脂材料で成
形した場合、成形後の冷却に長時間を要し、生産
性が低下するのみならず、羽根に熱変形が生じや
すい欠点があつた。
本考案は、上述した点を考慮し、送風性能が高
められ、羽根後方の乱流による騒音を低め、強度
の向上が図れ、しかも生産性の向上が図れ、熱変
形も生じないフアンを提供することを目的とする
ものである。
上記目的を達成するための本考案の基本的構成
は、金属板の一体成形により放射方向に複数の凸
条、凹溝及び平坦な後縁部を有する複数の羽根を
設け、該各羽根の凸条を翼形状のアツパーライン
に、凹溝を翼形状のロワーラインに、平坦な後縁
部を翼形状の弦に沿つてそれぞれ設けたことを特
徴とするもので、以下図面によつて詳細に説明す
る。
第3図は、本考案に係るフアンの一実施例を示
したものである。
フアンBは、複数枚、例えば4枚の羽根3を有
する。各羽根3は、金属板をプレス加工すること
により一体成形したもので、各羽根3には放射方
向に延びる凸条4、凹溝5及び平坦な後縁部6を
有する。各凸条4、凹溝5及び平坦な後縁部6
は、羽根3の根本から先端までその全長に渡つて
延びている。各羽根3は、横断面(翼断面)が第
4図の拡大図に示すように翼形状をなすように構
成されている。羽根3のリーテイング縁7とトレ
ーリング縁8とは、キヤンバライン9に沿うよう
に形成され、このリーテイング縁7に第1の凸条
4が続き、以後第1の凹溝5、第2の凸条4、第
2の凹溝5及び第3の凸条4と続き、凸条4と凹
溝5を交互に連結している。第3の凸条4からト
レーリング縁8、更に平坦な後縁部6を連接して
いる。
尚、第3の凸条4に第3の凹溝を連設し、この
凹溝に直接平坦な後縁部6を連結するように構成
してもよい。
そして、前記羽根3の各凸条4を翼形状のアツ
パーライン10に沿つて設け、各凹溝(凹溝の外
表面)5を翼形状のロワーライン11に沿つて設
け、平坦な後縁部6を翼形状の弦12に沿つてそ
れぞれ設けて、全体として流線形の翼断面にして
いる。
この羽根3は羽根近傍を風が滑らかに流れ、且
つ羽根後方に乱れを起こさないように平坦な後縁
部6が5〜10mm幅を有する。また羽根3の板厚
は、0.6mm程度になつている。
しかして、羽根3の横断面を、第6図に示すよ
うに構成して、第5図に示す流線形の翼形状に近
似させることにより、羽根3周囲を流れる風が羽
根3の後方で乱流することなく、第5図の翼形状
に近似した円滑な流れとなる。従つて、騒音の発
生を小さくすることができるものである。
尚、上記実施例においては、羽根3に放射方向
にのみ凸条4及び凹溝5を設けた例について説明
したが、第7図に示すように、羽根の強度をより
強化するために凸条を、横方向に補強ビード13
を設けた凸条14としてもよいことは、言うまで
もない。
以上述べたように、この考案に係るフアンにお
いては、各羽根に放射方向に延びる複数の凸条、
凹溝及び平坦な後縁部をそれぞれ一体成形し、各
凸条を翼形状のアツパーラインに、各凹溝を翼形
状のロワーラインに、平坦な後縁部を翼形状の弦
に沿つて設けたから、各羽根の横断面(翼断面)
を流線形の翼形状に近似させることができ、風
は、各羽根近傍をなめらかに、かつ円滑に流れ、
羽根後方に乱れもないので、騒音の発生を阻止
し、かつフアンの送風性能を向上させることがで
きるものである。
また、羽根は、凸条及び凹溝を設けることによ
り充分な剛性が保持され、強度上も優れたものと
なる。また、羽根は金属板の一体成形により形成
するので、生産性が向上し、更には金属製の羽根
であるから、成形後の熱変形による歪やゆがみを
も有効に防止できる等、本考案による効果は、極
めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフアンを示す斜視図、第2図は
第1図のX−X線に沿つた拡大断面図、第3図は
本考案に係るフアンの一実施例を示す斜視図、第
4図は第3図のY−Y線に沿つた拡大断面図、第
5図は一般の流線形をした翼断面形状の風の流れ
を示す図、第6図は本考案に係るフアンの羽根の
翼断面形状の風の流れを示す図、第7図は本考案
に係るフアンの他の実施例の要部平面図である。 1,3……羽根、4,14……凸条、5……凹
溝、6……平坦な後縁部、7……リーテイング
縁、8……トレーリング縁、9……キヤンバライ
ン、10……アツパライン、11……ロワーライ
ン、12……弦、A,B……フイン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属板の一体成形により放射方向に複数の凸
    条、凹溝及び平坦な後縁部を有する複数の羽根を
    設け、該各羽根の凸条を翼形状のアツパーライン
    に、凹溝を翼形状のロワーラインに、平坦な後縁
    部を翼形状の弦に沿つてそれぞれ設けたことを特
    徴とするフアン。
JP16063781U 1981-10-28 1981-10-28 フアン Granted JPS5864895U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16063781U JPS5864895U (ja) 1981-10-28 1981-10-28 フアン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16063781U JPS5864895U (ja) 1981-10-28 1981-10-28 フアン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5864895U JPS5864895U (ja) 1983-05-02
JPS6133278Y2 true JPS6133278Y2 (ja) 1986-09-29

Family

ID=29953028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16063781U Granted JPS5864895U (ja) 1981-10-28 1981-10-28 フアン

Country Status (1)

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JP (1) JPS5864895U (ja)

Families Citing this family (12)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Publication date
JPS5864895U (ja) 1983-05-02

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