JPS6132995Y2 - - Google Patents

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JPS6132995Y2
JPS6132995Y2 JP5392084U JP5392084U JPS6132995Y2 JP S6132995 Y2 JPS6132995 Y2 JP S6132995Y2 JP 5392084 U JP5392084 U JP 5392084U JP 5392084 U JP5392084 U JP 5392084U JP S6132995 Y2 JPS6132995 Y2 JP S6132995Y2
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JP
Japan
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workpiece
heat treatment
workpieces
rotary cylinder
chute
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JP5392084U
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JPS60165457U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はシユートから供給されるワークを炉内
コンベヤで搬送しながら熱処理を行なう熱処理炉
に関する。
(従来技術) 熱処理炉として、炉壁上面にワーク投入用開口
部を設け、この開口部にシユートの出口端部を接
続し、シユートから供給されるワークを開口部よ
り熱処理炉内のコンベヤに直接落下せしめるよう
にしたものは知られている。この従来の熱処理炉
の問題点は次のとおりである。
(イ) ワークがシユートから落下した際にコンベヤ
上で重なり合い、コンベヤ上での搬送しながら
の熱処理が不均一となる。例えば、鍛造後のワ
ークを焼鈍する場合、ワーク同志の接触部分と
接触していない部分とで温度分布が異なり、均
一な焼鈍ができず、内部歪みが残ることがあ
る。
(ロ) ワークがシユートから落下した際にコンベヤ
の外へ飛び出し、ワークの損傷、コンベヤ装置
の故障を招く。
(ハ) ワークの投入用開口部において炉内が外部に
開放されているため、放熱による熱損失が大き
い。
(考案の目的) 本考案の目的は熱処理炉における上記従来の問
題点を解消することにある。すなわち、本考案は
ワークを炉内コンベヤ上に整列状態で載せること
ができるようにし、ワークの均一な熱処理を可能
にするとともにワークのコンベヤ外への飛び出し
による不具合を解消すること、並びにワーク投入
用開口部からの放熱を防止することを目的とす
る。
(考案の構成) 本考案の熱処理炉は、ワーク投入用開口部をも
つ熱処理炉本体と、ワークをシユートから受ける
回転筒体と、回転筒体を回転させてワークを炉内
のコンベヤ上に落下させる駆動装置とを備える。
ワークの投入用開口部は炉内コンベヤ走行方向と
直角な方向に延び、回転筒体はこの開口部と並行
な回転中心をもち、一端のシユート接続部からの
ワークを直列状に搬入せしめて他端のストツパで
受け止める中空部と、外周の軸線方向(筒長手方
向)に延びるスリツトとが形成されていて、この
スリツトを除く外周が前記投入用開口部を覆うよ
うに設けられている。従つて、シユートから搬入
されたワークは回転筒体の回転によりスリツトか
ら落下して炉内コンベヤ上に整列状態で載り、回
転筒体はワーク受入態勢にあるときはその外周部
でワーク投入用開口部を塞ぎ、放熱を防止する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図には熱処理炉1の概略構成が示されてい
る。この熱処理炉1において、2は炉内にコンベ
ヤ3をもつ自熱焼鈍用の熱処理炉本体、4は鍛造
後のワーク5を供給するシユート、6はシユート
4からのワーク5を受けてコンベヤ3に落下せし
める回転筒体である。
熱処理炉本体2は、シユート4の出口端部に位
置する炉壁上面に開口したワーク5の投入用開口
部7を備える。この投入用開口部7はコンベヤ3
の走行方向Aと直角な方向に延びている。
回転筒体6は、第2図にも示す如くワーク投入
用開口部7と並行な回転中心をもつように、この
投入用開口部7上に配置されている。そして、こ
の回転筒体6はシユート4側の一端部が基枠8に
ローラ9で支持され、他端より突設した支軸10
が基枠8の軸受11に支持されて回転可能となつ
ている。
回転筒体6の内部には一端がシユート4の出口
端部に接続すべく開口された中空部12が形成さ
れている。中空部12は一端の開口からワーク5
を重ならずに直列状に搬入できるように軸心方向
へ延びていて、他端側にはワーク5を受け止める
ストツパ13が設けられている。そして、回転筒
体6の外周には、熱処理炉本体2の投入用開口部
7に対応してワーク5を落下可能な軸心方向に延
びるスリツト14が形成されており、このスリツ
ト14を除く回転筒体6の外周面は熱処理炉本体
2の投入用開口部7の縁に接触しない程度に近接
してこの投入用開口部7を覆つている。
上記ストツパ13は、背部の支柱15にて回転
筒体6に対しスライド可能に支持されており、回
転筒体6に固定した固定壁16と支柱15に固定
したカラー17との間に介装されたスプリング1
8によりシユート4側へ付勢されている。また、
第3図に示す如く、ストツパ13のワーク当接面
19は回転筒体6のスリツト14が上向きから下
向きに回転する方向においてシユート4側から支
柱15側へ傾斜している。
そうして、回転筒体6の駆動は支軸10に連係
した回転筒体駆動装置20にて行なわれる。すな
わち、支軸10の端部にはピニオン21が固定さ
れ、このピニオン21に噛合うラツク22が基枠
8に支持したシリンダ装置23に取り付けられて
いる。また、ラツク22は背部からローラ24,
24で支えられている。シリンダ装置23の作動
はシユート4を搬送されてくるワーク5を検出し
て制御される。すなわち、シユート4の所定位置
でのワーク5の通過を光電管等により検出し、そ
の検出信号を受けて設定時間後にシリンダ装置2
3はラツク22の下動およびそれに続く上動を行
なう。なお、設定時間とはワーク通過検出位置か
らワーク5が回転筒体6の中空部12に搬入され
るまでの時間である。
また、コンベヤ3は第2図に示す如く2本のチ
エーン25,25をスプロケツト26,26(第
2図は従動側を示している。)に懸回し、チエー
ン25,25にメツシユベルト27を張設したも
のであり、この従動スプロケツト26を支持する
支軸28は第4図に示す如くスライダ29に支持
されている。このスライダ29は基枠8に固定し
たガイド30,30にコンベヤ走行方向において
スライド可能に支持されている。そして、このス
ライダ29はベルト緊張用シリンダ31にローラ
32,32を懸回してなるワイヤ33で連結され
ており、ベルト緊張用シリンダ31によりワイヤ
33を介して支軸28が引張られてメツシユベル
ト27に張力を付与している。
上記熱処理炉1において、シユート4からワー
ク5が回転筒体6の中空部12に搬入されると、
ワーク5はストツパ13で受け止められ、スリツ
ト14に対応する位置に停止する。そして、回転
筒体駆動装置20におけるシリンダ装置23の作
動でラツク22が下動し、回転筒体6は第1図の
矢符B方向に回動してスリツト14が熱処理炉本
体2の投入用開口部7で下向きとなり、ワーク5
はスリツト14、投入用開口部7を介してコンベ
ヤ3のメツシユベルト27上に落下する。
この場合、ワーク5は回転筒体6の中空部12
に直列状態で搬入されてきていて、この中空部1
2内では複数が重なつておらず、1個のワーク5
もしくは直列状に並んだ複数のワーク5が水平状
態で一旦停止しており、回転筒体6の回転によつ
て中空部12のワーク5は水平状態を保つたまま
落下することになり、メツシユベルト27に整列
状態で順次載置されていくことになる。従つて、
メツシユベルト27上で複数のワーク5が重なつ
たり、あるいはワーク5がメツシユベルト27か
ら外へ飛びだしたりはしない。そして、このワー
ク5の落下に際して、ワーク5がストツパ13の
ワーク当接面19に接触していても、このワーク
当接面19は傾斜していて、回転筒体6の回転に
伴つて下向きとなつていくことから、ワーク5は
回転筒体6が回転を始めるとワーク当接面19か
ら直ちに離れ、このワーク当接面19がワーク5
の落下に抵抗となることはなく、ワーク5の落下
方向が変わつたり、ワーク5が大きく傾いたりす
ることもない。
そうして、ワーク5はコンベヤ3で搬送されな
がら自熱で焼鈍され、内部歪が除かれて次工程へ
送られる。この自熱焼鈍に際しては、熱処理炉本
体2を所定の焼鈍温度に保持する必要があるが、
回転筒体6はスリツト14が上向きにあるとき、
投入用開口部7を覆つているから、この投入用開
口部7からの放熱はほとんどなく、熱処理炉本体
2に設ける保温用バーナーの数は少なくてよく、
また、バーナーの作動時間も短くすることができ
る。
なお、上記実施例は自熱焼鈍炉に本考案を適用
した例であるが、本考案がワークに搬送しながら
熱処理を施す他の熱処理炉にも適用できることは
もちろんである。
(考案の効果) 本考案によれば、熱処理炉本体のワーク投入用
開口部に回転筒体を設け、シユートからのワーク
を回転筒体内に直列状に搬入し、回転筒体の回転
でワークを炉内コンベヤに落下させることから、
ワークは炉内コンベヤ上に重なり合うことなく整
列状態で載り、均一な熱処理が可能となつて品質
が安定するとともに、ワークの飛散によるワーク
の損傷や炉内コンベヤの故障も防止され、しかも
回転筒体でワーク投入用開口部が塞がれるため、
放熱による熱損失も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を例示し、第1図は熱
処理炉の概略構成を示す側面断面図、第2図は第
1図の−線での断面図、第3図はストツパの
平面図、第4図は熱処理炉のワーク搬入部の側面
図である。 1……熱処理炉、2……熱処理炉本体、3……
コンベヤ、4……シユート、5……ワーク、6…
…回転筒体、7……投入用開口部、12……中空
部、13……ストツパ、14……スリツト、20
……回転筒体駆動装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シユートにて供給されるワークを投入用開口部
    から炉内のコンベヤ上に供給して搬送しながらワ
    ークに熱処理を施すようにしたものであつて、シ
    ユートの出口端部に位置する炉壁上面に炉内コン
    ベヤの走行方向と直角な方向に延びる投入用開口
    部を設けた熱処理炉本体と、この熱処理炉本体の
    投入用開口部上にこの投入用開口部と並行な回転
    中心をもつて回転可能に支持された回転筒体と、
    この回転筒体を回転させる回転筒体駆動装置とを
    備え、回転筒体は、一端がシユートの出口端部に
    接続されてワークを直列状に搬入可能な軸心方向
    の中空部を有し、この中空部の他端側にワークを
    受け止めるストツパが設けられ、外周にはワーク
    を落下せしめる軸心方向に延びるスリツトが形成
    されていて、スリツトを除く外周が熱処理炉本体
    の投入用開口部に近接しており、回転筒体駆動装
    置にて回転筒体を回転させ、シユートから搬入さ
    れたワークをスリツトから炉内コンベヤ上に落下
    させることを特徴とする熱処理炉。
JP5392084U 1984-04-11 1984-04-11 熱処理炉 Granted JPS60165457U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5392084U JPS60165457U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 熱処理炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5392084U JPS60165457U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 熱処理炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60165457U JPS60165457U (ja) 1985-11-02
JPS6132995Y2 true JPS6132995Y2 (ja) 1986-09-26

Family

ID=30575224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5392084U Granted JPS60165457U (ja) 1984-04-11 1984-04-11 熱処理炉

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JP (1) JPS60165457U (ja)

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JPS60165457U (ja) 1985-11-02

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