JPH042985Y2 - - Google Patents

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JPH042985Y2
JPH042985Y2 JP1986046487U JP4648786U JPH042985Y2 JP H042985 Y2 JPH042985 Y2 JP H042985Y2 JP 1986046487 U JP1986046487 U JP 1986046487U JP 4648786 U JP4648786 U JP 4648786U JP H042985 Y2 JPH042985 Y2 JP H042985Y2
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steel belt
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iron powder
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、熱処理炉、例えば鉄粉を還元処理す
る鉄粉還元炉に最適の、被処理材が詰まりを起こ
すのを防止できるようにした詰まり防止装置に関
する。
〔従来の技術〕
一般に使用されているベルトコンベアでは、
前、後端のプーリにベルトを巻回し、一方のヘツ
ドプーリを駆動側とし、他方の被駆動側のテール
プーリにタコメーター等の回転計を取り付けて、
ベルトのスリツプ等の検出を行い、移送される材
料や貨物の詰まりを防止するようにしている。
従来、熱処理炉、例えば第4図に示すような鉄
粉を連続的に還元、焼鈍処理する還元炉において
も、スチールベルト上に載置された被処理材が搬
送の途中で詰まるのを防止するため、上述の考え
方に基づいて以下のような方法を採用している。
図において、25は還元炉本体であり、これに
は冷却ゾーン26と出口部29が接続されてい
る。この出口部29にはシユート30が取り付け
られており、該シユート30は粗割機31に接続
されている。そして、上記炉本体25、冷却ゾー
ン26、出口部29には無端状のスチールベルト
20が配設されている。
このスチールベルト20は、炉の前端のテール
プーリ21と後端のヘツドプーリ22に巻回され
ている。また上記スチールベルト20は、ハース
ロール23とピンチロール24とによつて一方向
に駆動されるようになつている。そして、上記ヘ
ツドプーリ22には、該プーリ22の回転速度を
検出する回転検出器32が取り付けられている。
上記従来の還元炉においては、被処理材、例え
ば鉄粉27は、粉状の状態で供給口28からスチ
ールベルト20上に供給され、炉本体25内で昇
温されるに伴い、固形化されて板状になり、その
後冷却される。そして出口部29から炉外に抽出
され、シユート30を通つて粗割機31内に導か
れ、ここで解粒処理される。
ところで上記処理工程では、上記固形化されて
板状になつた鉄粉27が、スチールベルト20か
らシユート30に乗り移る時にその境目で突掛つ
たり、また板状のまま進行して、その先端がシユ
ート30の内壁に突き当たつたりして鉄粉27が
動かなくなる場合がある。
このような場合に鉄粉27を搬送するスチール
ベルト20に負荷がかかり、その速度が遅くなつ
たり、あるいは停止したりすれば、上記ヘツドプ
ーリ22の回転速度を検出する回転検出器32に
よつて、上記異常が検出され、スチールベルト2
0を停止させ、動かなくなつた鉄粉27を除去
し、詰まりを防止できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の方法では、完全に詰まり
を防止できない場合がある。即ち、鉄粉27は移
送されていないのに、スチールベルト20が鉄粉
27との間でスリツプを起こし、スチールベルト
20は移動を続け、従つてヘツドプーリ22も回
転を続けている場合があり、この場合は、異常を
検出することは全くできないという問題がある。
つまり上記鉄粉27はスチールベルト20上に載
置されているだけであり、しかも板状になつてい
るので、鉄粉27とスチールベルト20との間の
摩擦力は小さく、そのため鉄粉27とスチールベ
ルト20とがスリツプを起こすのである。その結
果、第4図に示すように、板状鉄粉27aが前方
の板状鉄粉27aの上に炉本体25内で重なり合
い、ひどい場合には、特に冷却ゾーン26や出口
部29が詰まることがある。この状態になるとス
チールベルト20にかかる負荷が大きくなり、そ
の結果ベルト20は極端に遅くなるか停まつたり
するので、そこで初めて、異常が検出されるとい
う場合も考えられる。
こうなると、この重なりによつて詰まつた鉄粉
27aを取り出すには、炉の運転を一旦中断し、
炉内を常温にしてから炉を開けなければならず、
これに伴う中断時間は長く、その結果生産能率の
低下を招くという問題点もあつた。また、このと
きの未還元の鉄粉は、廃却する以外にはなく、そ
の損失は多大である。
本考案は、このような従来の問題点を解決する
ためになされたもので、スチールベルトがスリツ
プを起した場合でも確実に被処理材の詰まりを防
止でき、その結果、炉の中断による生産能率の低
下を回避でき、さらには未還元による損失をなく
すことのできる熱処理炉の被処理材の詰まり防止
装置を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、熱処理炉の被処理材の詰まり防止す
る装置において、搬送される被処理材そのものの
搬送速度を検出し、該検出速度が所定の速度以下
のとき、即ち被処理材が動かなくなる状態のとき
詰まり検出信号を出力する詰まり検出装置と、該
検出装置からの詰まり検出信号が入力されたとき
スチールベルトの駆動装置を停止させる駆動制御
装置とを設け、上記詰まり検出装置を、上記搬送
方向と直角の軸まわりに揺動可能に支持され、そ
の自重によつて被処理材の上面に転接し、かつ外
周縁部に多数の検出用孔を等間隔に設けた円板
と、上記検出用孔の通過によつてパルス信号を出
力するスイツチと、該スイツチからのパルス信号
が入力され、該入力パルス信号によつて上記円板
の回転速度を求め、該回転速度が所定の回転速度
以下のとき詰まり検出信号を出力する演算回路と
で構成したことを特徴としている。
〔作用〕
本考案に係る熱処理炉の被処理材の詰まり防止
装置では、被処理材の移動そのものを検出してい
るから、スチールベルトがスリツプしているかど
うかに関係なく、被処理材が動かなくなると確実
にこれを検出でき、この検出と略同時にスチール
ベルトを停止させることができる。従つて従来の
ようなスリツプを起こした場合は異常を検出でき
ず、被処理材が重なり合つたり、出口部で詰まつ
たりするという問題は解消される。
しかも本考案では、詰まり検出装置の検出用円
板を、被処理物に直接接触させ、これにより回転
させるようにしたので、構造が非常に簡単であ
る。
また本考案では上記円板を搬送方向と直交する
軸で支持したので、該円板を自重でもつて被処理
材に確実に転接させることができ、自重を利用し
た簡単な構造で搬送速度を確実に検出できる。
よつて、運転を一旦中断して炉を開けるという
必要がないので、中断による生産能率の低下を大
幅に回避できる。
さらにまた、炉を開けることによつて生じてい
た未還元の被処理材の廃却による損失を防止する
ことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
熱処理炉の被処理材の詰まり防止装置を示し、図
中第4図と同一符号は同一部分を示す。
図において、1は詰まり防止装置であり、該装
置1は、主として円板2、光電管スイツチ3、詰
まり検出信号作成装置8、及びスチールベルト駆
動制御装置9から構成されている。
上記円板2は、出口部29とシユート30との
間の鉄粉27の上面に、その軸方向と鉄粉27の
進行方向とが交差するように載置されている。ま
た上記円板2の外周縁部には多数の検出用孔2a
が等角度間隔ごとに穿設されている。
上記円板2の中心には支持軸4が貫挿固着さ
れ、該支持軸4の両端部は軸受5によつて回転自
在に保持されている。そしてこの軸受5はボルト
ナツト6により上記円板2を状に囲うブラケツ
ト7に締着され、このブラケツト7は、アーム1
1に揺動可能に連結されている。該アーム11
は、スチールベルト20を挟んで立設された一対
の支柱13間に架設された連結棒12に軸着され
ている。また、上記ブラケツト7には発光部と受
光部とからなる光電管スイツチ3が受け金7aに
よつて固定されており、この光電管スイツチ3の
発光部、受光部は上記検出用孔2aを挟んで相互
に対向している。
上記光電管スイツチ3は、これの発光部、受光
部間を円板2の検出用孔2aと該孔2a以外の部
分とが交互に通過することによる電圧差からなる
パルスを出力する。
そして、上記光電管スイツチ3は上記詰まり検
出信号作成装置8に接続されていおり、該装置8
は上記光電管スイツチ3から出力されたパルスか
ら回転速度を演算し、該回転速度が所定の回転速
度以下になると詰まり検出信号を出力する。
また、上記詰まり検出信号作成装置8は、スチ
ールベルト駆動制御装置9に接続されている。こ
の駆動制御装置9は、ハースロール23及びピン
チロール24を駆動する駆動モーター10に接続
され、該モータ10の回転速度を制御しており、
上記詰まり検出信号の入力によつて駆動モーター
10を停止するモータ停止信号を出力する。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例還元炉では、スチールベルト駆動制御
装置9からのモータ駆動信号に応じて駆動モータ
10がピンチローラ24を回転駆動し、これによ
つて鉄粉27は所定の搬送速度で炉内を搬送さ
れ、この際に還元処理が施された後、炉外に抽出
され粗割機31に移送される。
このような状態において、鉄粉27がシユート
30の入口で突掛つたり、シユート30の内壁に
突き当たつたりして極端に遅くなつたり、動かな
くなつたりすると、この鉄粉27の上面と転接す
る円板2も回転が極端に遅くなるか、止まつてし
まうことになる。すると、光電管スイツチ3から
出力されるパルス間隔が長くなり、該パルスを回
転速度に演算する詰まり検出信号作成装置8が所
定の回転速度以下になつていると判定し、該装置
8から詰まり検出信号が出力される。該詰まり検
出信号はスチールベルト駆動制御装置9に入力さ
れ、該制御装置9は駆動モーター10に停止信号
を出力する。すると上記モーター10は停止し、
これによりスチールベルト20が停まることにな
る。ここで、この停止されている間に、作業者が
シユート30内で詰まつている鉄粉27を除去す
れば、再び駆動モーター10をONにして運転は
再開できる。
このように本実施例によれば、鉄粉27そのも
のの動きを検出するようにしたので、スチールベ
ルト20がスリツプを起こしている場合でも、異
常を直ちに検出でき、鉄粉27の移動停止と略同
時にスチールベルト20を停止させることがで
き、鉄粉27が重なり合うことは確実に防止でき
る。
また、本実施例では、上述のように鉄粉27の
重なりを防止できるから運転を中断して炉を開け
る必要はなくなり、炉の中断による生産能率の低
下を確実に回避できるとともに、未還元の鉄粉が
生じることはなく、未還元鉄粉の廃却による損失
はなくなる。
なお、上記実施例では光電管スイツチ3によつ
て円板2の回転速度を検出するようにしたが、本
考案は円板2の回転を近接スイツチによつて検出
してもよい。
また、上記実施例では被処理材が詰まるのと略
同時にスチールベルトを止めるようにしたが、本
考案では、スチールベルトの停止と同時に警報音
も発するようにしてもよい。この場合は、作業者
に素早く知らせることができる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る熱処理炉の被処理材
の詰まり防止装置によれば、被処理材の詰まりと
略同時にスチールベルトを停止するようにしたの
で、上記スチールベルトがスリツプを起こして、
炉内で被処理材が重なり合うことは確実に防止で
きる効果があり、また炉の運転を中断されること
もないので生産能率の低下を大幅に回避できると
ともに、被処理材の未還元も防止でき、廃却によ
る損失をなくす効果がある。
また、検出用円板を自重によつて被処理物に転
接させるようにしたので、簡単な構造で搬送速度
を確実に検出できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
熱処理炉の被処理材の詰まり防止装置を説明する
ためのもので、第1図はその詰まり防止装置の概
略構成図、第2図は第1図の−線断面図、第
3図はその還元炉の概略構成図、第4図は従来還
元炉の構成図である。 図において、1は詰まり防止装置、2は円板、
2aは検出用孔、3は光電管スイツチ、7はブラ
ケツト、8は詰まり検出信号作成装置、9はスチ
ールベルト駆動制御装置、10は駆動モータ(駆
動装置)、20はスチールベルト、25は還元炉
本体、27は鉄粉(被処理材)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被処理材を搬送用スチールベルト上に載置し、
    炉内を搬送しつつ熱処理する熱処理炉において、
    上記被処理材の搬送速度を検出し、該検出速度が
    所定速度以下のとき詰まり検出信号を出力する詰
    まり検出信号作成装置と、該検出装置からの詰ま
    り検出信号が入力された時、上記スチールベルト
    の駆動装置を停止させる駆動制御機構とを設け、
    上記詰まり検出信号作成装置を、上記搬送方向と
    直角の軸まわりに揺動可能に支持され、その自重
    によつて被処理材の上面に転接し、かつ外周縁部
    に多数の検出用孔を等間隔に設けた円板と、上記
    検出用孔の通過によつてパルス信号を出力するス
    イツチと、該スイツチからのパルス信号が入力さ
    れ、該入力パルス信号によつて上記円板の回転速
    度を求め、該回転速度が所定の回転速度以下のと
    き詰まり検出信号を出力する演算回路とで構成し
    たことを特徴とする熱処理炉の被処理材の詰まり
    防止装置。
JP1986046487U 1986-03-28 1986-03-28 Expired JPH042985Y2 (ja)

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JP1986046487U JPH042985Y2 (ja) 1986-03-28 1986-03-28

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JPS62157933U JPS62157933U (ja) 1987-10-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2742193B1 (en) * 2011-08-12 2014-12-03 VSL International AG A tension member feeding device

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4925721U (ja) * 1972-06-06 1974-03-05

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JPS4925721U (ja) * 1972-06-06 1974-03-05

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JPS62157933U (ja) 1987-10-07

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