JPS6132919B2 - - Google Patents

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JPS6132919B2
JPS6132919B2 JP51012842A JP1284276A JPS6132919B2 JP S6132919 B2 JPS6132919 B2 JP S6132919B2 JP 51012842 A JP51012842 A JP 51012842A JP 1284276 A JP1284276 A JP 1284276A JP S6132919 B2 JPS6132919 B2 JP S6132919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excitation
phase
rotor
pulse motor
vibration
Prior art date
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Expired
Application number
JP51012842A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5296309A (en
Inventor
Taku Goto
Kazuo Kanzaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP1284276A priority Critical patent/JPS5296309A/ja
Publication of JPS5296309A publication Critical patent/JPS5296309A/ja
Publication of JPS6132919B2 publication Critical patent/JPS6132919B2/ja
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  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパルスモータの励磁磁極の励磁相を順
次切換えて励磁し、回転子の2ステツプ以上の変
位を得ようとするパルスモータ駆動方式に関し、
特にパルスモータを最終変位後に振動なく歩進さ
せることのできるパルスモータ駆動方式に関する
ものである。
従来のこの種残留振動抑制のための駆動方式と
しては、例えば第1図に示すような1相起動の入
力信号の到来より、遅延回路によりある一定時間
遅らせてから2相を励磁し制動をかける方法など
がある。第1図においてa図は励磁のタイムチヤ
ートを示しており、1相起動の入力信号より時間
を遅らせて2相を制動用として励磁する。ここ
に、,は1相のみが励磁され(1相励磁)、
は1相と2相とが同時励磁されている状態(2
相励磁)である。このような励磁状態を規定する
タイムチヤートと位置信号の関係をb図に示す。
回転子は2相の安定点より1相の安定点に向つて
回転していくものとする。起動時においては1相
の巻線が励磁され回転子は1相の安定点に向う
が、ここで制動を加えない場合、回転子の位置信
号はAのように1相の安定点を中心とする残留振
動となる。次にBはの状態において2相を制動
用として励磁したときの回転子位置を示す特性で
ある。2相を励磁することにより回転子には1相
安定点とは逆方向のトルクが働き回転子の速度は
減小する。1相安定点の近傍に回転子が近づき、
且つ十分に速度が小さくなつた時点での状態に
もどすと、速度が小さいため回転子は振動なく1
相安定点に吸引され停止を行う。
このような制動制御は第2図に示す制御回路に
より行われる。1はタイミング制御部、2は駆動
回路、3はパルスモータである。パルスモータ3
には複数の巻線が設置され第2図は4相分の巻線
を有する例が示されている。これらの巻線はそれ
ぞれ駆動回路2により励磁される。駆動回路2は
タイミング制御部1からの制御信号にもとづき
個々の巻線を励磁するものである。タイミング制
御部は位置決めのための時間タイミングを発生さ
せる。第1図に示した制動制御の場合には、4
相,3相,2相,1相の順に切換る回転方向を設
定し、最終励磁相を1相とし、1相励磁に切換つ
た時点を基準に遅延させて一定区間2相励磁の状
態をつくりだすように時間タイミングを制御す
る。
この方法の欠点は2相励磁をかけるタイミング
設定が適切でないと2相励磁トルクが加速用に働
き振動抑制が行われない場合がある。また、この
方法のみでは回転子の移動ストローク量に対応し
た2ステツプ以上の入力パルス信号に対し、短時
間に振動なくモータを歩進させることはできな
い。
本発明は以上の点に鑑み、このような問題を解
決すると共に、かかる欠点を除去すべくなされた
もので、その目的は2ステツプ以上の入力パルス
信号数に対して変位後の振動がないように回転子
を変位させるパルスモータ駆動方式を提供するこ
とにある。
まず、パルスモータの安定点に関する運動を説
明する。この運動は第3図に示すような1自由度
弾性糸の力学モデルで近似することができる。力
学モデルの固定端はパルスモータの安定点に相
当する。パルスモータの回転子を変位させること
は第3図のモデルではバネを伸張させることにな
る。パルスモータの慣性をJ、トルク定数をKと
すると、回転子の運動は次の運動方程式で表わさ
れる。
J=dθ/dt+Kθ=0 t:時間、θ:変位 この運動方程式の解は1ステツプの変位をθ
とすれば、 θ(t)=θ(1―cosω0t) ただし、ωは系の固有振動数でω=√
Jのように求まり、第4図に示すように回転子は
θを中心とした振動を行う。
次に、ステツプ入力を連続的に与えたときのパ
ルスモータの運動は第3図のモデルの運動をステ
ツプ入力に対応して加え合せたものとみなすこと
ができ、パルスモータにおいて1ステツプ目、2
ステツプ目、3…iステツプ目のそれぞれの励磁
による変位を各々θ,θ,θ…θiとする
と、回転子の最終的な運動θ(t)は各励磁での運
動の総和となり次のように表わされる。
θ(t)=θ+θ+θ+…+θi −{θ1cosω0t+θ2cos(ω0t−τ) +θ3cos(ω0t−τ)+… …+θicos(ω−τi)} ここで、τ,τ…τiは各ステツプの1ス
テツプ目の励磁からの励磁タイミング位相角であ
り、回転子の最終的な運動θ(t)は(θ+θ
+θ+…+θi)だけ歩進し、さらに次式に示
す振動成分θ′をもつ。
θ′=θ1cosω0t+θ2cos(ω0t−τ) +θ3cos(ω0t−τ)+… +θicos(ω0t−τi) 第5図はθ=θ=…=θi=θ(一定)
としたときの励磁信号と変位の関係を示したもの
である。変位=θ,2θ,…は各励磁におけ
る安定点となる。実線、点線および2点鎖線で示
した各変位信号は対応する励磁信号による振動で
あり、実線、点線および2点鎖線の振動に対する
安定点はそれぞれ変位がθ,2θ,…の位置
である。前述したように、このような振動する変
位を加え合せたものであるθが連続したステツプ
入力に対するパルスモータの運動となる。θ
θ=…=θi=θとすれば、加え合わせた振
動成分θ′は次式のように表される。
θ′=θ{cosω0t+cos(ω0t−τ) +…+cos(ω0t−τi)} ここで1例として、2ステツプでθ′を零とす
る場合は振動成分は第2項までを考慮し、さらに
位相差τ=πと規定する。このとき第2項cos
(ω0t−τ)=−cosω0tとなり振動成分θ′は零
となる。
このように回転子の振動θ′が零となるように
各振動成分の位相を規定すれば回転子は振動する
ことなく所要の変位を行うことができる。一般に
正弦波で表される単振動はベクトルを用いて表わ
すことができ、cos(ωt−τ)はej(t-)
対応させることができる。このようなベクトルは
位置信号の振動成分を表現するものであるから、
位置の振動ベクトルと定義する。
なお、位相差τは各ステツプの励磁タイミング
の間隔に対応することはもちろんである。
本発明は以上の振動ベクトルの総和を零とする
ように励磁して回転子制動をかけるものであり第
6図に実施例を示す。
この例は3ステツプの励磁でかつステツプ変位
は等変位θ=θ=θ=θ、各励磁のタイ
ミング位相角はτ=2π/3、τ=4π/3
であるとする。
第6図aは回転子の振動を、第6図bは各励磁
により発生する振動の様子を、第6図cは第6図
bのベクトルの様子をそれぞれ示し、3ステツプ
目の励磁以降は回転子の振動が零となる。第6図
aは第6図bの各振動成分,,を加えたも
のである。,,をベクトルで表わすと=
jt,=ej(t-2/3),=ej(t-4/3
となり、位相の関係のみを用いて第6図cのよ
うに表される。このベクトルの総和は零となり、
釣り合い関係がある。
また、例えば1ステツプの励磁による変位が同
一のステツプn=4の場合の実施例を第7図に示
し説明すると、第7図a,bは,,,の
4ステツプ励磁の場合の各励磁で発生する振動の
ベクトルが零となる例を示したものである。ここ
で第7図aは τ=π/6、τ=π、τ=7/6
π の例、第7図bは τ=5/12π、τ=π、τ =17/12πの例であるが、n=4の場合については
、 4ステツプの励磁後の振動を防止するための励磁
タイミング位相角の設定方法はほかに数多く存在
する。
上記実施例においては、1ステツプの励磁によ
る変位が同一である場合について説明したが、こ
の変位が異なる場合についても、各励磁により発
生する振動のベクトル和が零となるように励磁タ
イミング位相角を設定すればよい。そして実際に
使用するときの励磁時刻tiは ω0t−τi=ω(1−τ/ω) となるから、各励磁により発生する振動のベクト
ル和が零となる励磁タイミング位相角について ti=τi/ωより求めればよい。
例えば、K=90000gcm/rad、J=15gcm2とす
ると、第6図で示した3ステツプの励磁の場合に
は、 であるから、 となり、第1ステツプの励磁から0.9msごとに2
ステツプと3ステツプの励磁を切り換えてやれば
よいこととなる。
また、第7図aの4ステツプの場合には、t2
0.0002sec、t3=0.0013sec、t4=0.0015secとな
り、2,3,4ステツプの励磁を第1ステツプの
励磁から0.2msec、1.1msec、0.2msecの間隔で行
えばよい。
かくして2以上の入力パルス信号数に対して変
位後の振動なく回転子を変位させることができ、
また所定の変位量に対応した2ステツプ以上の入
力パルス信号に対し、短時間に振動なくパルスモ
ータの回転子を歩進させることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明の駆動
方式によれば、2以上の使用ステツプ数が指定さ
れたときのパルスモータ駆動に際して、最終段に
おいて振動のない停止を行うための最適駆動時間
間隔を定めることができ、かつ2ステツプ以上の
入力パルス数に対して振動なく回転子を変位させ
ることができるので、実用上の効果は極めて大で
ある。また駆動時間間隔を不等間隔にしても同様
の効果を発揮することができると共により短い時
間での駆動も可能であるという点において極めて
有効である。
そして例えば、印字装置のプラテンの改行機構
におけるパルスモータの駆動に本発明によるパル
スモータ駆動方式を用いるならば、安定にして良
好な動作を行うことができ、この種の装置に用い
て顕著な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の制動方法を説明する図、第2図
は制御回路、第3図,第4図,第5図は本発明の
動作を説明する図、第6図,第7図は本発明の実
施例および実施例の説明に供する図である。 1……タイミング制御部、2……駆動回路、3
……パルスモータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 パルスモータの励磁磁極の励磁相を順次切換
    えて励磁し、回転子の2ステツプ以上の変位を得
    るようにしたパルスモータ駆動方式において、各
    励磁相を励磁する時間タイミングに同期して振動
    する位置信号成分に対応するベクトルの総和を零
    とするように定め、最終励磁以後における回転子
    の振動を防止するようにしたことを特徴とするパ
    ルスモータ駆動方式。
JP1284276A 1976-02-10 1976-02-10 Driving system for pulse motor Granted JPS5296309A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1284276A JPS5296309A (en) 1976-02-10 1976-02-10 Driving system for pulse motor

Applications Claiming Priority (1)

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JP1284276A JPS5296309A (en) 1976-02-10 1976-02-10 Driving system for pulse motor

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Publication Number Publication Date
JPS5296309A JPS5296309A (en) 1977-08-12
JPS6132919B2 true JPS6132919B2 (ja) 1986-07-30

Family

ID=11816631

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JP1284276A Granted JPS5296309A (en) 1976-02-10 1976-02-10 Driving system for pulse motor

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JPH0224316U (ja) * 1988-08-01 1990-02-19

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JPS5125720A (ja) * 1974-08-28 1976-03-02 Brother Ind Ltd Parusumootakudosochi

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JPS5296309A (en) 1977-08-12

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