JPS6132916Y2 - - Google Patents

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JPS6132916Y2
JPS6132916Y2 JP17866181U JP17866181U JPS6132916Y2 JP S6132916 Y2 JPS6132916 Y2 JP S6132916Y2 JP 17866181 U JP17866181 U JP 17866181U JP 17866181 U JP17866181 U JP 17866181U JP S6132916 Y2 JPS6132916 Y2 JP S6132916Y2
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paper
book
sheets
double
books
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JP17866181U
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JPS5883342U (ja
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  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は小判断裁紙の包装単位(以下、冊と略
称する)において、保護紙としてシリカ顔料を片
面若しくは両面に付与した重送防止用保護紙を冊
の最上面及び/または最下面に配置した重送防止
情報紙堆積体に関するものであり、特に該堆積体
の冊を幾冊も積上げる際に、この重送防止用保護
紙を取除いて複写機若しくはプリンター内へ給紙
する場合の冊間における重送を皆無ならしめるた
めの考案である。 本考案において“重送”とは堆積した紙の最上
部から1枚宛複写部若しくは記録部内へ給紙する
際に2枚以上の紙を一緒に給紙して了うトラブル
を指し、紙を円滑に給送することを不可能ならし
めるものである。 従来、複写若しくは記録の目的にはA列3判、
A列4判、B列4判、B列5判などの様に紙を小
判に断裁し、通常は500枚を単位として包装され
ている。紙の使用者はこの包装を開封し紙の堆積
を複写機若しくはプリンターの給紙部に置き堆積
の最上部から1枚宛複写若しくは記録部内へ給送
しているのであるが、近時複写機の高速化、軽印
刷分野への進出に伴い、紙を数千枚(2000〜4000
枚)一度に堆積し、無人下で複写部内に給紙する
事例が増加して来ている。またコンピユーターの
アウトプツト用に電子写真方式漢字プリンターと
してLB(レーザービーム)プリンターやOFTC
(オプテイカルフアイバーチユーブ)プリンター
が実用化される様になり、高速で印字、記録が行
なわれる様になつている。 この記録式では機種によつては小判断裁の枚葉
紙が使用される。之等の場合に高速の機能を活か
すには500枚入りの冊を例えば4〜8冊を一括し
て給紙部に堆積することとなる。 この様な何冊もの情報用紙の冊を堆積して、作
業を行なうと次の様なトラブルを生ずる。即ち最
初第一の冊の最上部から1枚宛正常に給送されて
いたものが、第一の冊と第二の冊の境目近くなる
と急に調子が崩れ、第一の冊の最後の2〜3枚が
同時に複写若しくは記録部内に給紙されて重送を
発生する。 茲で更に作業を続行すると、第二の冊の給送さ
れる間重送は一時治まるが、第二の冊と第三の冊
の境目に近付くと再び重送が発生する。 以下同様にして冊と冊との境目近くで重送が発
生するので本考案ではこのことを冊間重送と名付
けた、重送トラブルは作業を非能率、不経済にす
るだけでなく、複写に従事する者に余計な労力の
負担を掛ける結果となる。 重送発生を防止するため情報機器メーカーによ
つては給紙部に重送防止装置を取付けており、之
によつて或る程度の重送は防止出来るが上述の冊
間重送の防止までは至つていないのが実状であ
る。 この理由は冊の最上位と最下位の紙の表面物性
が冊内の紙のそれと著しく異なるためである。即
ち小判断裁後、情報用紙は冊の単位でベルトコン
ベアによる輸送、自動包装による包装、或いは箱
詰め作業などの過程を経るが、この間に冊の上面
と下面に加えられる加圧、衝撃、摩擦などによつ
て冊の最上位と最下位の紙は表面物性が変化す
る。この変化は目視或いは顕微鏡観察によつては
識別出来ない性質のものであり、また平滑度を測
定しても顕著な差は現われない。 しかし冊内と冊間と紙を適宜に組合わせて堆積
し、1枚目と2枚目、2枚目と3枚目という風に
順次静摩擦力を測定して行くと、冊の最下位と次
の冊の最上位の紙が合わさつたところでは静摩擦
力に著しい低下が見られる。第1図はこの状況を
実測のチヤートによつて示したもので、図の1,
2,4,5は冊内の紙間の静摩擦力、3は冊間の
紙間の静摩擦力を示している。図において冊内の
紙の間の静摩擦力は約320gfと略一定の値を示し
ているのに反し、冊間の紙の間の静摩擦力は約
265gfで、両者の間には約55gfの差が見られる。
静摩擦力の測定を引続いて行なえば冊間の紙のと
ころで周期的に谷が現われることは勿論である。 以上の実験事実から冊間重送は冊の最下位の紙
と次の冊の最上位の紙の間の静摩擦力の低下によ
るものであることが明らかとなつた。 本考案は上述の静摩擦力の低下を防ぎ、冊間重
送を簡単に且つ経済的に皆無とする手段を提供す
るものである。即ち冊間重送は冊の最上位と最下
位の紙各枚の表面物性の変化によるものであるか
ら、冊の最上位及び/または最下位に第2図及び
第3図に示した様にシリカ顔料を片面若しくは両
面に付与した紙を重送防止用保護紙としてシリカ
顔料付与面を冊の外側に在る様に置き、複写機若
しくはプリンターの給紙部に冊を積上げる場合に
冊の上及び/または下から之等の紙を取り除けば
冊間の静摩擦力低下を完全に防止することが出来
る。シリカ顔料付与方法としてはシリカ顔料とし
て含水ケイ酸塩または無水ケイ酸塩の微粉末を直
接散布若しくは噴霧するか、液状に分散させたも
のを塗布または噴霧する方法が採られる。 第2図は保護紙を冊の上下に配した場合、第3
図はシリカ顔料を付与した紙を冊の下に配した場
合を図示したものである。図においては1は冊内
の紙、2はシリカ顔料付与紙を示す。この他の組
合わせについては図を省略した。 本考案において保護紙として使用する紙は片面
若しくは両面にシリカ顔料を付与された紙を指
し、片面付与の場合は付与面を冊の外側に向ける
必要がある。 本考案はシリカ顔料を付与した紙を冊の最上位
及び/または最下位に置いて、冊の最外層部の紙
を保護し、紙の表面の微細な変化を防止して重送
を皆無ならしめるものであるから、保護紙は必ず
しも冊内の紙と同質、同坪量である必要はない。
寧ろ冊内の紙よりも低米坪であつた方がよい。 本考案によつてシリカ顔料を付与した紙を冊の
上及び/または下に配するのは小判断裁後、包装
前の適当な場所において行なう必要があることは
言うまでもない。 以下に実施例を挙げて説明する。実施例中の静
摩擦力の測定及び冊間重送テストは次の様にして
行なつた。A列4判に断裁した冊の最上位、最下
位並びに冊内の紙を適宜組合わせて50枚程度の堆
積ブロツクを造り、堆積した状態で24時間静止し
た。紙の堆積を木製の台に載せ、更に堆積の上に
は底面にゴムを貼り付けた重さ500gfの錘を載
せ、錘の先端に取付けた糸によつて1000mm/min
の速さで、錘を水平に引張り、テンシロンUT
型(東洋ボールドウイン社製)によつて力を計測
した。之により1枚目の紙と2枚目の紙との間の
静摩擦力と動摩擦力が同時に測定されるが静摩擦
力の値を以て摩擦力とした。以下同様の実験を繰
り返して冊内及び冊間の静摩擦力を測定し、その
平均を求めた。 一方500枚入りの冊を7冊用意し、冊間部分と
その上下適当枚数を慎重に重ね合わせて約400枚
の堆積を造り、PPC用複写機(キヤノンNP−
5500)による重送テストを行なつて冊間重送の回
数を記録した。 実施例 坪量64g/m2、A4列4判上質複写用紙の製造
工程中レノツクスカツター断裁直後500枚の堆積
となつたところで、冊の上下(実験番号1)、冊
の上(実験番号2)、冊の下(実験番号3)に
夫々同寸法、同坪量のシリカ顔料付与紙を配し、
コンベアベルトに流して爾後常法通りクラフト包
装、段ボール箱詰め作業、輸送を行なつた。冊を
解体し、最上位、最下位、並びに冊内の紙を適宜
組合わせて50枚の堆積ブロツクとし、静摩擦力を
測定した結果は下表の通りである。
【表】 表から明らかな様にシリカ顔料付与紙の様な保
護紙を使用しない場合は冊内の紙の間の静摩擦力
と冊間の紙の間の静摩擦力の差が大きく実機によ
る重送テストでは7冊の冊間の総べてで重送が発
生した。之に対して保護紙を冊の上下に配する場
合は冊内と冊間の静摩擦力差は極めて小さく、重
送も皆無であつた。冊の上または下何れか一方に
保護紙を配する場合は静摩擦力差は上下に配する
場合に比して若干大となるが、この場合でも重送
防止効果は著しく、実機テストで7冊中1回以下
であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は冊内と冊間の紙の間の静摩擦力を実測
によつて示したものである。図中1,2,4,5
は冊内の紙の間の静摩擦力、3は冊間の紙の間の
静摩擦力を示す。第2図はシリカ顔料付与紙を冊
の上下に配した例、第3図は保護紙を冊の下にの
み配した例を示したものである。 図中1は紙、2は保護紙を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 情報紙堆積体の最上面及び/または最下面に
    シリカ顔料を片面若しくは両面に付与された重
    送防止用保護紙のシリカ顔料付与面を堆積体の
    外側に在る如く配置されている重送防止情報紙
    堆積体。 2 シリカ顔料が含水ケイ酸塩の微粉末である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の重送防止情
    報紙堆積体。 3 シリカ顔料が無水ケイ酸の超微粒子ゾルであ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の重送防
    止情報紙堆積体。 4 紙へのシリカ顔料付与が堆積体への直接散布
    で行なわれたものである実用新案登録請求の範
    囲第1項ないし第3項中の何れか1項に記載の
    重送防止情報紙堆積体。 5 紙へのシリカ顔料付与が表面に塗布で行なわ
    れたものである実用新案登録請求の範囲第1項
    ないし第3項中の何れか1項に記載の重送防止
    情報紙堆積体。
JP17866181U 1981-12-02 1981-12-02 重送防止情報紙堆積体 Granted JPS5883342U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17866181U JPS5883342U (ja) 1981-12-02 1981-12-02 重送防止情報紙堆積体

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17866181U JPS5883342U (ja) 1981-12-02 1981-12-02 重送防止情報紙堆積体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5883342U JPS5883342U (ja) 1983-06-06
JPS6132916Y2 true JPS6132916Y2 (ja) 1986-09-25

Family

ID=29973662

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JP17866181U Granted JPS5883342U (ja) 1981-12-02 1981-12-02 重送防止情報紙堆積体

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JPS5883342U (ja) 1983-06-06

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