JPS6132879A

JPS6132879A - 電子複写機

Info

Publication number: JPS6132879A
Application number: JP15326284A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Sakamaki; 克己坂巻
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1984-07-25
Filing date: 1984-07-25
Publication date: 1986-02-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、使い捨て可能な感光体シートを装備した電子
複写機に関し、それによって、電子複写機のコストを大
幅に低下させることを可能にするものに関する。

（従来の技術）従来より用いられている複写機においては、感光体ドラ
ムを用いるか、または、無端ベルト状感光体を用い、複
写機の原稿台にセットされた原稿の情報を、感光体ドラ
ムの表面に現像させ、用紙に転写させるようにしている
。

つまり、第４図に示すように、従来の複写機１において
は、原稿台２に載置された原稿を光学系走査装置の照明
ランプ４によって照射し、その読取り情報をレンズ５お
よびミラーを介して感光体ドラム１５の表面に結像し、
潜像を形成させる。

この感光体ドラム１５の表面の感光体層には、画像の照
射に先だって、チャージコロトロン１２によって予め帯
電されているもので、画像の照射によって形成された潜
像は、現像器１３からトナーが供給されることにより、
トナー像が形成される。

そして、このトナー像を転写分離コロトロン１４で用紙
に転写するようにしている。

用紙は、給紙力セッート、または、手差し給紙装置６か
ら給紙ローラ７によって供給され、レジスターロール１
８により給紙のタイミングを一致させた状態で、トナー
像の転写位置に搬送され、像の転写が行われたのちに、
搬送ベルト１９により、定着器１０に送り込まれて、そ
のヒートローラによって加熱されて定着が行なわれ、コ
ピーとして完成される。

さらに、感光体ドラム１５は、画像の転写を行った後で
、清掃装置１７のクリーニングブレード１８によりその
表面に残留したトナーが掻き取られ、除電ランプ１６に
より表面の電荷が除去され、次のコピーサイクルに備え
るようになっている。

前記したような従来の電子複写機においては、感光体ド
ラム１５は、清掃装置１７のクリーニングブレード１７
ａおよび分離爪９によって、常時擦られるようになって
おり、その表面に傷が付きやすいという欠点を持ってい
る。また、複写のプロセス上、感光体ドラム１５の表面
をコピーの都度クリーニングブレード１７ａによって清
掃を行う際に、そのブレードを平均した圧力で感光体ド
ラム１５の表面に接触させることがむづかしいもので、
ブレードの接触不良や、ブレードの先端部に発生した傷
等により、クリーニングが完全に行われないことがあり
、その後のコピーに筋状の汚れが残る等の、コピー不良
が発生しやすいものであった。

また、感光体ドラム、１５は、その表面に常時クリーニ
ングブレード１７ａや、分離爪９等が接触しているもの
であるために、その接触により傷がつきやすく、それに
よって、必ずしも機械の寿命または、感光体ドラムの感
光層の劣化等で画質が低下するまで使用することが出来
ず、その使用の途中で交換を必要とすることが多いが、
このような感光体ドラム１５は、電子複写機を構成する
部品の中で最も値段の高いものであり、ユーザーに余分
な負担をかける原因となっている。

これに加えて、従来の゛電子複写機においては、感光体
ドラムに付属して、清掃装置１７や除電ランプ１６を設
けることが必要であり、さらに１、分離爪等の接触部材
の構造も感光体ドラムを傷付けないようにするためには
、精密なものにする必要が有り、そのためのコストが電
子複写機の大きな部分を占めているものの、従来の装置
においては、感光体ドラムのような部品を必ず使用する
ことが必要とされているために、小型の電子複写機にお
、いても、その構成を省略することが出来なかった。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、上記したような従来の電子複写機の欠点を解
決するとともに、電子複写機のコストを低下させ、コピ
一枚数の少ないユーザーにも安価な電子複写機を提供す
ることを目的とするもので、感光体として、従来の感光
体ドラム等に代えて、使い捨てタイプの感光体担持シー
トを用い、その付属部材の構成を簡素化することによっ
て、電子複写機のコストの引下げを可能にしようとする
ものである。

（問題点を解決するための手段および作用）本発明の電
子複写機は、使い捨てタイプの感光体シートを用いるも
ので、その感光体シートをカセットのハウジング内に設
けたシート担持ロールと、回収用ロールとに巻き掛ける
ようにしている。

そして、コピーを行う都度、感光体シートをシート担持
ロールから繰り出して使用し、コピーを終了した後では
、そのシートの表面を清掃することなしに、回収ロール
に巻き取るようにして形成する。そして、感光体シート
の繰り出しが終了すると、そのカセットを電子複写機か
ら取り外して新しいカセットと交換することが出来るよ
うになっている。

また、本発明の感光体シートは、その材料として価格の
安いものを使用することにより、コ（−のコストを引き
下げることを可能にする。

したがって、本発明の電子複写機は、その製造コストを
従来の装置に比較して、大幅に引き下げることを可能に
し、さらに、コピーに際してのランニングコストをも従
来の電子複写機と同様なものとすることが出来るように
している。

（実施例）第１図に示された実施例にしたがって本発明の電子複写
機の構成を説明すると、感光体カセット２０は、そのハ
ウジング２１内に、シート担持ロール２５と回収用ロー
ル２６とを回転可能に設け、複写機の駆動装置により回
転されるようになっているもので、この２つのロールに
感光体シート２４の端部をそれぞれ固定し、シート２４
の繰出と、巻き取りを行うようにしている。

また、感光体シート２４は、ハウジングに形成した開口
２２から繰り出され、電子複写機１の機内に設けたガイ
ドローラ２７．２７・・・・・・に案内されて、複写の
過程に従ってのチャージ、画像の形成や、トナー像の転
写等を行い、用ｉに画像の転写を終了した後で、開口２
３がらカセット２ｏの内部に導入し、回収用ロール２６
に巻き取られるように構成される。

また、電子複写機１は、原稿を載置する原稿台２と、そ
のプラテンの下面に沿って移動するように構成された光
学系ハウジング３を設け、さらに、感光体シート２４の
案内路にしたがって、チャージコロトロン１２、現像器
１３、転写コロトロン１４等を設けている。そして、原
稿を照明ランプ４によって照射しながら走査し、それに
よって得られた画像をレンズ５およびミラーを介して感
光体シートに結像し、シート上に潜像を形成させる。

次に、この潜像にトナーを供給し、トナー画像を形成さ
せ、転写コロトロン１４によって用紙に画像の転写を行
うようにする。

用紙搬送路は、手差し台６、給紙ローラ７に続いて、ガ
イド８を設け、さらに・、転写コロトロン１４および、
分離爪９が設けられ、用紙搬送路の終端部には、定着器
１０が設けられている。

つぎに、第１図に示されるような手差し専用の小型の電
子複写機１の動作について説明をすると、まず、最初に
、原稿台２のプラテンの上に原稿を載置して原稿のセッ
トを行い、つぎに、用紙を手差し台６から給紙ロール７
によって、複写機の用紙搬送路中に挿入すると、図示を
省略したスイッチ等の検知装置がその用紙を検知し、原
稿の画像の読取りを行うための光学系装置が作動を開始
肇る。

光学系装置には、光学系ハウジング３に照明ランプ４、
レンズ５、およびチャージコロトロン１２等を一体に形
成しているもので、この光学系装置がプラテンの下面を
移動しながら原稿の走査を行い、感光体シート２４の表
面に潜像を形成する。

この工程の間は、感光体シート２４は、停止された状態
におかれ、さらに、用紙も給紙ロール７の位置で停止さ
れている。

光学系装置によって原稿の走査が終了すると、回収用ロ
ール２６が駆動され、感光体シート２４を巻込み始める
。そして、感光体シート２４に形成された潜像は、現像
器１３がらトナーが供給されることによって、トナー像
として現像される。

そして、このシート上のトナー像が転写位置に移動する
ことに合せて、給紙ロール７を作動させ、用紙をタイミ
ングを合せた状態で供給し、転写コロトロン１４によっ
て像の転写を行うようにしている。

また、像の転写が行なわれた用紙は、しばらくの間、シ
ート２４とともに移動し、分離爪９によってシート２４
から用紙が剥離され、シートは開口２３を通って回収用
０−ル２６に巻きとられるものであり、用紙は、定着器
１ｏを通り、そのヒートロールによって加熱され、転写
されたトナー像をコピーとして完成するのである。

前述したような実施例においては、感光体シート２４は
、複写の完了した部分が用紙を剥離した状態で、その表
面の残留トナーを除去することなしに、回収用ロールに
巻き取られるものであり、複写をつづけて、シート担持
ロール２５に巻がれていたシートが全部繰り出されると
、感光体シート２４は、カセット２０とともに、複写機
１がら取り外される。そして、新たに未使用のカセット
を電子複写機に装着し、そのガイドローラ２７．２７・
・・・・・に感光体シート２４を巻き掛けて、っぎの複
写作業に対応させるようにしている。また、電子複写Ｉ
ａ１から取り外された感光体カセット２０は、そのまま
の状態で廃棄物として回収されることになる。

前記した第１図の本発明の実施例においては、原稿台２
は固定式のものであり、その原稿台２のプラテンの下面
で光学系装置が移動して、スキャンを行うようにしてい
るものであるが、第２図に示す実施例においては、光学
系装置を固定状態におき、原稿を載置した原稿台を左右
に移動させるようにしたものとして示している。

さらに、この実施例においては、カセット２０のハウジ
ング２１を、感光体シート２４のガイドとして使用する
ようにしているもので、これによって、第１図の例に比
較して、ガイドローラを省略することを可能にし、カセ
ットの交換等も非常に容易に出来るようになる。

また、Ｍ３図に示す実施例においては、感光体カセット
２０のハウジング２１の外周をほぼ楕円形に形成し、感
光体シートの繰出と、巻き込みを行うための開口を１つ
にまとめ、さらに、楕円形のハウジング２１の外周の一
部の直線状の部分に、光学系装置に対応した画像の照射
部分と、トナー画像の用紙への転写部分を形成している
もので、その全体の構成をさらに簡素化する。

さらに、第２〜３図に示されている装置においては、ハ
ウジングを感光体シートのガイド部材として使用するよ
うにしているものであるから、第１図に示されているも
のに比較して、ガイド０−ラ等を設ける等の余分な装置
を必要としないために、複写機の構成を簡素化すること
が可能であり、さらに、感光体カセットの交換作業に際
して、単にカセットのみを取外して、新しいカセットを
装着するだけで良いことになるために、その作業を容易
に行い得るようにする。

本発明の感光体カセットを用いる場合の感光体シートは
、例えば、感光体シート２４の感光材として酸化亜鉛を
使用し、この感光材を紙または、プラスチックフィルム
の表面に塗布する。そして、これによって製造された感
光体シートの全体の厚さを８５μに形成し、感光体シー
ト担持ロール２５の直径を４０ｍとし、このロールにフ
ィルムを巻いたときの外径を１００ｍとすると、この感
光体シートを使用して、Ａ４サイズの用紙を横送りでコ
ピーを行った場合には、一枚のコピーでのシートの使用
長さを３００ｔｒｙｒとして、約２５０枚のコピーが可
能になる。

前述したように、本発明においては、感光体シートをコ
ピーの後で清掃し、再び使用することがないので、複写
の後で分離爪などによって、その表面に傷が付いたとし
ても、その影響がコピーに現れることはなく、従来の感
光体ドラムや無端ベルト状感光体を用いた場合のように
、その表面に接触する部材を精密な部材として製造し、
正確に取り付ける等の余分な作業を行うことを必要とし
ないことになる。

なお、前述した本発明の実施例において、その給紙装置
として、手差しによるものを用いることを示している亦
、本発明においては、そのような例に限定されるもので
はなく、従来より一般に用いられている給紙カセットを
用いることも可能である。しかし、この場合には、カセ
ットと給紙ロールとを組合せて装着することになり、手
差し専用のものに比較して電子複写機のコストが上昇す
ることは避けられないことになるが、これは、便利さと
コストの比較の問題になる。

（発明の効果）本発明の装置は、前記したような構成を有するものであ
るから、感光体カセットや、感光体シートとしてコスト
の安いものを使用することが出来、従来の電子複写機に
おいて、コストの大きな部分を占めていた感光体を低価
格で提供することを可能にするために、コピ一枚数の少
ないユーザーにも低価格の電子複写機の使用を可能にす
ることが出来る。

さらに、本発明は、従来の電子複写機に用いられるよう
な、清掃装置等を装着することを必要とせず、これに加
えて、電子複写機の他の構成部材の構造を簡素化するこ
とを可能にするものであるから、全体として電子複写機
の価格を大幅に引き下げることが出来る。

そして、電子複写機の機構の簡素化により、メンテナン
スのコストも引き下げることが出来るために、コピ一枚
数の少ないユーザーにとっても、非常にメリットの大き
い電子複写機を提供するこ、　とを可能にしている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の電子複写機の構成を示す断面図、第
２〜３図は、それぞれ本発明の他の実施例を示す断面図
であり、第４図は、従来の電子複写機の断面図である。図中の符号１・・・・・・電子複写機、２・・・・・・原稿台、３
・・・・・・光学系ハウジング、４・・・・・・照明ラ
ンプ、５・・・・・・レンズ、６・・・・・・手差し台
、７・・・・・・給紙ロール、８・・・・・・ガイド、
９・・・・・・分離爪、１０・・・・・・定着器、１１
・・・・・・排出トレイ、１２・・・・・・チャージコ
ロトロン、１３・・・・・・現像器、１４・・・・・・
転写コロトロン、１５・・・・・・感光体ドラム、１６
・・・・・・除電ランプ、１７・旧・・清掃袋装置、１
８・・・・・・レジスターロール、１９・・・・・・搬
送ベルト、２０・・・・・・感光体カセット、２１・旧
・・ハウジング、２２．２３・旧・・開口、２４・・・
・・・感光体シート、２５・・・・・・シート担持ロー
ル、２６・旧・・回収用ロール、２７・・・・・・ガイ
ドロール。第４図第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

感光体カセットのハウジング内にシート担持ロールと、
回収用ロールとを設け、複写の都度、担持ロールから回
収用ロール方向に繰り出して、巻き取りを行うようにし
た長尺の感光体シートを備えるとともに、コピー毎に感
光体シートの表面に残留したトナーの清掃を行うことな
しに、コピーの終了した部分の感光体シートを、回収ロ
ールに巻き取るように構成してなることを特徴とする電
子複写機。