JPS6132786B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6132786B2 JPS6132786B2 JP17946882A JP17946882A JPS6132786B2 JP S6132786 B2 JPS6132786 B2 JP S6132786B2 JP 17946882 A JP17946882 A JP 17946882A JP 17946882 A JP17946882 A JP 17946882A JP S6132786 B2 JPS6132786 B2 JP S6132786B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- center electrode
- platinum
- plug
- tip
- Prior art date
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- Expired
Links
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は中心電極と接地電極間に磁器絶縁体を
介設した背後電極型点火プラグの該中心電極の頂
部側面が局部的に消耗して凹痕のような変形が生
ずる不具合を防止し、その延命をはかつたもので
ある。
介設した背後電極型点火プラグの該中心電極の頂
部側面が局部的に消耗して凹痕のような変形が生
ずる不具合を防止し、その延命をはかつたもので
ある。
背後電極型点火プラグでは火花が磁器絶縁体２
先端部分に隣接する中心電極１の側面に集中する
ため第１図に示す新品時の形状から第２図に示す
ように長時間使用後には磁器絶縁体の先端面近傍
で局部的に消耗して凹部Ａを生じその寿命を短く
する欠点がある。そのため磁器絶縁体先端部分は
熱引き作用をする中心電極から隔離され、点火プ
ラグの基本的に必要な性能とする耐熱性の低下を
招くことになり、さらに加鉛ガソリンで運転され
た場合には消耗が一層著しくなり、中心電極先端
部分は脱落するおそれがあつた。
先端部分に隣接する中心電極１の側面に集中する
ため第１図に示す新品時の形状から第２図に示す
ように長時間使用後には磁器絶縁体の先端面近傍
で局部的に消耗して凹部Ａを生じその寿命を短く
する欠点がある。そのため磁器絶縁体先端部分は
熱引き作用をする中心電極から隔離され、点火プ
ラグの基本的に必要な性能とする耐熱性の低下を
招くことになり、さらに加鉛ガソリンで運転され
た場合には消耗が一層著しくなり、中心電極先端
部分は脱落するおそれがあつた。
本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたもの
で、背後電極型点火プラグの磁器絶縁体の先端面
を基点として、少くともこれより突出する中心電
極部分、さらに好ましくは該基点の上下軸方向の
周側面にわたつて白金または白金イリジウム、白
金ロジウム等の白金を主成分とする貴金属材を焼
ばめあるいは溶接によつて取付け、電極の消耗を
少くしたものである。
で、背後電極型点火プラグの磁器絶縁体の先端面
を基点として、少くともこれより突出する中心電
極部分、さらに好ましくは該基点の上下軸方向の
周側面にわたつて白金または白金イリジウム、白
金ロジウム等の白金を主成分とする貴金属材を焼
ばめあるいは溶接によつて取付け、電極の消耗を
少くしたものである。
図面に示す実施例について説明すると、第３図
に示すものは中心電極母材に厚さｔ＝0.2〜0.4mm
の円筒状白金チツプ４を焼きばめまたは溶接し所
定の中心電極寸法に仕上げ加工し、磁器絶縁体と
接合するもので、この場合白金の使用量をできる
限り少なくするために中心電極１が磁器絶縁体２
の端面３から突出する部分の寸法ｌはプラグの性
能すなわち放電電圧に影響のない限り小さくする
ことが望ましい。経験的にはｌ＝0.2〜0.7mm程度
が適当でｌ＜0.2mmでは放電性能が低下し、また
ｌ＞0.7mmでは性能の向上を伴うことなく白金の
使用量が増加する。また蒸着、メツキなどの方法
により取付けた場合にはその肉厚は0.05〜0.2mm
が適当であつて、少くとも端面３を基点として軸
方向に上下ｈ＝0.5mmの被覆が好結果をもたらし
ている。この肉厚0.05mm以下では消耗防止の目的
を達成することなく、肉厚0.2mm以上では被膜生
成は実用的でない。７は取付金具を示し、その端
面から接地電極８が磁器絶縁体２を介して中心電
極１に対向して突設される。次に第４図の実施例
では従来の背後電極型点火プラグの中心電極の先
端部に磁器絶縁体２の端面３と接して0.2〜0.4mm
φの白金リング５を焼きばめ固着する。この際白
金リング５の取付けられる部分の中心電極母材に
あらかじめわづかな凹み６を周設しておけば白金
リングが安定して保持される。白金リングの線径
は0.2mmφ以下では消耗防止に効果少なく、0.4mm
以上では効果の向上は顕著でない。第５図は基点
の上下の軸方向に貴金属の円筒状チツプ６を部分
的に形成した別の実施例を示すもので基点の上下
軸方向わたり各0.5mm以下の範囲で周側面に形成
される。
に示すものは中心電極母材に厚さｔ＝0.2〜0.4mm
の円筒状白金チツプ４を焼きばめまたは溶接し所
定の中心電極寸法に仕上げ加工し、磁器絶縁体と
接合するもので、この場合白金の使用量をできる
限り少なくするために中心電極１が磁器絶縁体２
の端面３から突出する部分の寸法ｌはプラグの性
能すなわち放電電圧に影響のない限り小さくする
ことが望ましい。経験的にはｌ＝0.2〜0.7mm程度
が適当でｌ＜0.2mmでは放電性能が低下し、また
ｌ＞0.7mmでは性能の向上を伴うことなく白金の
使用量が増加する。また蒸着、メツキなどの方法
により取付けた場合にはその肉厚は0.05〜0.2mm
が適当であつて、少くとも端面３を基点として軸
方向に上下ｈ＝0.5mmの被覆が好結果をもたらし
ている。この肉厚0.05mm以下では消耗防止の目的
を達成することなく、肉厚0.2mm以上では被膜生
成は実用的でない。７は取付金具を示し、その端
面から接地電極８が磁器絶縁体２を介して中心電
極１に対向して突設される。次に第４図の実施例
では従来の背後電極型点火プラグの中心電極の先
端部に磁器絶縁体２の端面３と接して0.2〜0.4mm
φの白金リング５を焼きばめ固着する。この際白
金リング５の取付けられる部分の中心電極母材に
あらかじめわづかな凹み６を周設しておけば白金
リングが安定して保持される。白金リングの線径
は0.2mmφ以下では消耗防止に効果少なく、0.4mm
以上では効果の向上は顕著でない。第５図は基点
の上下の軸方向に貴金属の円筒状チツプ６を部分
的に形成した別の実施例を示すもので基点の上下
軸方向わたり各0.5mm以下の範囲で周側面に形成
される。
次に本発明点火プラグと従来点火プラグの火花
耐久テストの結果について示す。第３図に示すよ
うに中心電極にニツケル合金（Ni−Si（２％）−
Cr（２％）合金）を用いて絶縁対端面からの中
心電極の突出寸法ｌ＝0.5mmとし、且つ絶縁体端
面からの埋没寸法ｈ＝０、ｈ＝0.5mmとなるよう
に中心電極の先端周側に円筒状のPt−Ir（20％）
合金を接合して接地御電極との間に火花ギヤツプ
1.5mmを形成した夫々本発明点火プラグＡ及びＢ
と、上記点火プラグで円筒状貴金属材を接合しな
い構造の従来プラグＣ（第１図に図示）を用意
し、火花耐久テストは発生電源50ｍＪ、毎秒200
回パルスを点火プラグに連続して印加したときの
異常消耗について比較した。200時間テスト後に
おいて、従来点火プラグＣは絶縁体端面を基点と
する中心電極の先端周側に深さ1.0〜1.2mm陥没が
生じるのに対し、本発明点火プラグＡ及びＢは同
時間において0.06〜0.08mmの消耗しか認められず
良好であつた。
耐久テストの結果について示す。第３図に示すよ
うに中心電極にニツケル合金（Ni−Si（２％）−
Cr（２％）合金）を用いて絶縁対端面からの中
心電極の突出寸法ｌ＝0.5mmとし、且つ絶縁体端
面からの埋没寸法ｈ＝０、ｈ＝0.5mmとなるよう
に中心電極の先端周側に円筒状のPt−Ir（20％）
合金を接合して接地御電極との間に火花ギヤツプ
1.5mmを形成した夫々本発明点火プラグＡ及びＢ
と、上記点火プラグで円筒状貴金属材を接合しな
い構造の従来プラグＣ（第１図に図示）を用意
し、火花耐久テストは発生電源50ｍＪ、毎秒200
回パルスを点火プラグに連続して印加したときの
異常消耗について比較した。200時間テスト後に
おいて、従来点火プラグＣは絶縁体端面を基点と
する中心電極の先端周側に深さ1.0〜1.2mm陥没が
生じるのに対し、本発明点火プラグＡ及びＢは同
時間において0.06〜0.08mmの消耗しか認められず
良好であつた。
上記の構成により本発明背後電極型点火プラグ
はこの型式のプラグにおける消耗し易い中心電極
先端部の磁器絶縁体端面近傍の周側部分が白金ま
たは白金合金等の貴金属部材で置換または被覆さ
れることにより中心電極の局部的消耗すなわち前
記磁器絶縁体端面近傍の周側部分における凹部発
生を防止して耐熱性の低下を阻止し結局中心電極
全体の耐久性を著しく向上する効果を奏し、点火
プラグの寿命延長に資するものである。
はこの型式のプラグにおける消耗し易い中心電極
先端部の磁器絶縁体端面近傍の周側部分が白金ま
たは白金合金等の貴金属部材で置換または被覆さ
れることにより中心電極の局部的消耗すなわち前
記磁器絶縁体端面近傍の周側部分における凹部発
生を防止して耐熱性の低下を阻止し結局中心電極
全体の耐久性を著しく向上する効果を奏し、点火
プラグの寿命延長に資するものである。
第１図は従来の背後電極型点火プラグの要部縦
断面図、第２図は使用後の消耗状態を示す縦断面
図、第３図は本発明の円筒状チツプを形成した背
後電極型点火プラグの要部縦断面図、第４図は仝
じくリング状チツプを形成した背後電極型点火プ
ラグの要部縦断面図、第５図は別の実施例の縦断
面図である。 １……中心電極、２……磁器絶縁体、３……脚
部先端面。
断面図、第２図は使用後の消耗状態を示す縦断面
図、第３図は本発明の円筒状チツプを形成した背
後電極型点火プラグの要部縦断面図、第４図は仝
じくリング状チツプを形成した背後電極型点火プ
ラグの要部縦断面図、第５図は別の実施例の縦断
面図である。 １……中心電極、２……磁器絶縁体、３……脚
部先端面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 中心電極が磁器絶縁体の先端部をへだてて接
地電極と対向する背後電極型点火プラグにおい
て、前記磁器絶縁体の脚部先端面を基点として突
出する中心電極の該基点より少くとも上方周側面
を含み基点前後の軸方向周側面に白金などの貴金
属または白金を主成分とする貴金属合金の円筒状
あるいは円環状部材のチツプ電極を設けたことを
特徴とする背後電極点火プラグ。 ２ 上記チツプ電極は溶射あるいはメツキ、蒸着
加工により形成した肉厚0.05〜0.2mmの貴金属部
材から成ることを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の背後電極型点火プラグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17946882A JPS5971279A (ja) | 1982-10-13 | 1982-10-13 | 背後電極型点火プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17946882A JPS5971279A (ja) | 1982-10-13 | 1982-10-13 | 背後電極型点火プラグ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5971279A JPS5971279A (ja) | 1984-04-21 |
| JPS6132786B2 true JPS6132786B2 (ja) | 1986-07-29 |
Family
ID=16066372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17946882A Granted JPS5971279A (ja) | 1982-10-13 | 1982-10-13 | 背後電極型点火プラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5971279A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH034308A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-10 | Nec Corp | 安定化直流電源回路 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6062083A (ja) * | 1983-09-13 | 1985-04-10 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関の点火プラグ |
| JPS61292874A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-23 | 日本特殊陶業株式会社 | 小型点火プラグ |
| JPH0775192B2 (ja) * | 1985-06-19 | 1995-08-09 | 日本特殊陶業株式会社 | 小型点火プラグ |
| JP3140006B2 (ja) | 1998-06-11 | 2001-03-05 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ |
-
1982
- 1982-10-13 JP JP17946882A patent/JPS5971279A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH034308A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-10 | Nec Corp | 安定化直流電源回路 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5971279A (ja) | 1984-04-21 |
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