JPS6132176B2 - - Google Patents

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JPS6132176B2
JPS6132176B2 JP12423781A JP12423781A JPS6132176B2 JP S6132176 B2 JPS6132176 B2 JP S6132176B2 JP 12423781 A JP12423781 A JP 12423781A JP 12423781 A JP12423781 A JP 12423781A JP S6132176 B2 JPS6132176 B2 JP S6132176B2
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JP
Japan
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abnormality
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routine
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data
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JP12423781A
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JPS5826651A (ja
Inventor
Takaaki Kato
Yoshio Hirano
Takeshi Ochiai
Seiji Ishikawa
Kazunori Sakai
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Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, NipponDenso Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
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Priority to US06/405,903 priority patent/US4497057A/en
Priority to DE8282107141T priority patent/DE3279137D1/de
Priority to EP82107141A priority patent/EP0072000B1/en
Publication of JPS5826651A publication Critical patent/JPS5826651A/ja
Publication of JPS6132176B2 publication Critical patent/JPS6132176B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/08Registering or indicating performance data other than driving, working, idle, or waiting time, with or without registering driving, working, idle or waiting time
    • G07C5/0808Diagnosing performance data
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/22Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は車両に備えた制御装置の異常を検出し
て表示する車両用異常表示装置に関するものであ
る。 従来車両に於てはOKモニタと称しオイル量不
足、ウインドウオツシヤー液不足、ヘツドランプ
断線、テールランプ断線、ストツプランプ断線、
充電系異常等を検出し警告表示する装置がある。
そして、これらの点検項目は一般の運転者でも比
較的点検修理可能な項目が選ばれて本来が一般の
運転者を対象にした警告装置であつた。 ところが、最新の車両は次第にエレクトロニク
ス化されて複雑になり故障箇所を見つけ出す事が
困難になつてきた。例えば最近はマイクロコンピ
ユータを使つた制御装置、例えば燃料噴射制御装
置、点火制御装置、エアコンデイシヨナ(エアコ
ン)制御装置、自動運行速度制御装置等の1つ又
は複数が1つの車両に塔載され、それらの制御装
置は各々に複数のセンサ及びアクチユエータを持
ち各制御装置に内蔵された記憶部に記憶されてい
る制御プログラムに従つてマイクロコンピユータ
の特性を活かしてきめ細かく装置の制御を行つて
いる。 この様にセンサ、アクチユエータを多数備えた
複雑な制御装置の制御過程で異常が発生しても、
その異常を認識することが、その異常の程度が低
い場合は困難であり、またその原因としていろい
ろな条件またはそれらの組合わせが考えられる
が、真の原因を発見することは制御装置を外から
診断する限り、その制御プログラムによる動作ロ
ジツクが複雑になればなるほど容易ではない。ま
た、異常が断続的に発生する場合もその異常原因
を修理工場にて発見、確認することは容易ではな
い。 本発明は上記問題に鑑み、上記複数の制御装置
のそれぞれに発生した異常内容と、上記複数の制
御装置の少なくとも1つによつて制御される制御
対象部の作動状態とを車両の取扱者に容易に認識
させることを目的とする。 そこで本発明は、上記目的を達成するために、
車両に搭載された各種の制御対象部を予め定めら
れた制御プログラムに従つて独立に制御する複数
の制御装置を備えた車両において、 前記複数の制御装置のそれぞれに設けられ、前
記制御対象部の制御中に制御装置自身の制御異常
を検出して異常信号を発生する診断手段と、前記
複数の制御装置の少なくとも1つに設けられ、こ
の制御装置によつて制御される制御対象部の作動
状態に応じた状態信号を発生する作動状態判別手
段と、 前記状態信号を入力するとともに、前記異常信
号の発生の有無をそれぞれの制御装置に対して集
中管理し、異常信号の発生に対応した異常表示信
号と前記状態信号による状態表示信号とを選択的
に発生する集中管理装置と、 この集中管理装置から状態表示信号が発生した
時に制御対象部の作動状態を表示し、異常表示信
号が発生した時に異常発生内容を車室内に表示す
る表示装置とを具備するという技術手段を採用す
る。 以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。 第1図はその一実施例を示す全体構成図であ
る。この第1図に於いて、1はスイツチ群、1a
は集中管理装置6に対して表示装置7に表示する
内容を他の表示に優先して第1のダイアグノーシ
ス情報を選択表示する指令を発生する第1のダイ
アグノーシススイツチ、1bは集中管理装置6に
対して表示装置7に表示する内容を他の表示に優
先して第2のダイアグノーシス情報を選択表示す
る指令を発する第2のダイアグノーシススイツチ
である。この第1、第2のダイアグノーシス情報
の内容は後述するが、第2のダイアグノーシスス
イツチは通常の車両に於ては隠しスイツチで、ド
ライバーが容易には操作できないようになつてお
り、通常は修理、点検等の為にデイーラー等のサ
ービス、修理を目的とする設備を有するところへ
搬入して修理、点検等を行う時にのみ利用するも
のである。1cはイニシヤルセツトスイツチ(IS
スイツチ)で、集中管理装置6に対して集中管理
装置6の主構成部品である不揮発性RAM6cに
記憶されているダイアグノーシス情報を初期化す
る指令を発するものである。2は検出器群で、冷
却水レベルウオーニングスイツチ2a、ウインド
ウオツシヤー液レベルウオーニングスイツチ2
b、ヘツドランプ断線検出回路2c、リアランプ
断線検出回路2d、ストツプランプ断線検出回路
2e、ステアリングアンロツクスイツチ2f、ド
ア開スイツチ2g、イグニツシヨン閉スイツチ2
h、ライテイングスイツチ2i、バツテリ電圧分
圧回路2j、車室内温度センサ(サーミスタ等)
2k等車両の各部位に設置されて、設置された部
位の状態を監視し状態の変化に応じてそれらの状
態をアナログ又はデジタルの電気信号に変換して
集中管理装置6にその情報を提供するものであ
る。 4は車載制御装置群で、エンジン総合制御装置
4a、自動車速制御装置(車速警報制御装置を含
む)4b、アンチスキツド制御装置4c、エアコ
ン制御装置4d等である。それらの制御装置は
各々の制御装置の目的遂行のために必要な図示し
ないアクチユエータ群や検出器群が接続されて、
それらの検出器群から種々の情報を収集し、それ
らの情報を制御装置の主構成品である図示しない
マイクロコンピユータで演算処理し、その結果に
基いてアクチユエータ群を制御する。又各制御装
置4a,4b,4c,4dは制御プログラムの中
の1部の診断プログラムによりその制御の過程で
生じた各制御装置4a,4b,4c,4d毎のダ
イアグノーシス情報及び作動状態の情報を保持し
ていて、適当なタイミングで集中管理装置6と各
制御装置4a,4b,4c,4dとの間のデータ
通信線5を介して一定の通信手順に従つてそれら
の情報を直列にて集中管理装置6に送信する。 例えばエンジン総合制御装置4aは図示しない
水温センサ(サーミスタ)、吸気温センサ(サー
ミスタ)、吸入空気量センサ(ポテンシヨメー
タ)、バツテリ電圧、加速センサ、酸素センサ、
エンジンクランク角センサ、車速センサ、アイド
ルスイツチ、フルスロツトルスイツチ、エアコン
作動スイツチ、スタータ作動スイツチ、ニユート
ラルポジシヨンスイツチ等のエンジンの作動状態
を検知する検出器群が接続され、それらの検出器
群からの情報を入力し、制御装置の主構成部品で
ある図示しないマイクロコンピユータでそれらの
情報を演算処理し、排ガスの浄化、運転性向上、
燃費の改良、出力のアツプ等を目的とするエンジ
ンへの燃料供給の最適化のため、図示しないエン
ジンの吸気系へ燃料を噴射する図示しないアクチ
ユエータであるインジエクタの駆動コイルの導通
時間と導通開始のタイミングを制御し、又同目的
の為に図示しない点火装置の点火時期制御や、そ
の点火装置の着火能力を全回転域にわたつて一定
以上に制御するために種々のセンサの情報を演算
処理しその結果に基いて点火装置の中の図示しな
い点火コイルの導通開始タイミングと導通遮断の
タイミング制御する。又エンジンのアイドリング
時にエンジン回転数を一定値に安定させる為に吸
入空気量をエンジン回転数によつてフイードバツ
ク制御する為のアクチユエータである図示しない
ステツプモータによる吸入弁の開閉を制御する。
又、これは図示しない負圧スイツチングバルブの
駆動コイルの導通時間をデユーテイ制御してエン
ジンの吸入負圧と大気圧をデユーテイー比で混合
し適当な負圧を作り、その作られた負圧によつて
吸入空気量を制御する図示しないエアスイツチン
グバルブによつて吸入空気量を調整してもよい。 そしてこのエンジン総合制御装置はその制御の
過程でエンジン制御装置に接続されている各種の
検出器やアクチユエータの作動状態及び制御装置
自身の回路の動作状態を診断しそれらの正常/異
常を判定しそれらのデータを保持する。又、検出
器からの情報を基にしてエンジンの回転数等の作
動状態のデータを保持し適当なタイミングで集中
管理装置6に対して直列にデータ通信線5を介し
て予め定められた通信手順に従つてそれらのデー
タを送信する。 5は集中管理装置6と他の車載の制御装置群4
を結ぶデータ通信線群である。6は集中管理装置
で、CPU、ROM、PAM、I/O回路部等より成
る1チツプのマイクロコンピユータ6a、A/D
コンバータ6b、及びCMOSの不揮発性RAM6
cを主構成部品とし、マイクロコンピユータ6a
の入力ポートからスイツチ群1の集中管理装置6
への制御指令情報を入力し、検出器群2から検出
器が設置されている車両の各部位の状態の情報を
入力し、車載の他の制御装置群4からの直列のデ
ータ通信を受信し、それらの情報をマイクロコン
ピユータ6aで演算処理して種々の表示情報を作
成し、RAMへ記憶し、又記憶した種々の表示情
報の中から表示すべきデータを選択し、それらを
表示すべく表示装置7を制御する。なお、RAM
に記憶される表示情報の中で必要なものは電源遮
断時にも記憶が消えない不揮発性RAM6cの方
に記憶される。 この不揮発性RAM6cの記憶内容は表1に示
すようなもので、この不揮発性RAM6cのA領
域には主に各制御装置4a,4b,4c,4dか
ら送られてくるダイアグノーシス異常情報及び集
中管理装置6自身のダイアグノーシス異常情報が
記憶され、B領域にはOKモニタの情報、スイツ
チの情報、各制御装置4a,4b,4c,4dの
作動情報、バツテリ電圧、室温等及び演算処理過
程に発注するテンポラリーデータが記憶される。
【表】 なお、B領域の記憶内容に対してはイグニツシ
ヨンスイツチのオフによりその内容を消滅させる
ようにしてもよい。 又、A/Dコンバータ6bは検出器群2の中の
バツテリ電圧分圧回路2j、及び室温検出回路
(サーミスタを使用)2kから発生するアナログ
電圧を入力しそれをA/D変換して、変換後のデ
ジタル情報をマイクロコンピユータ6aからの要
求に応じてマイクロコンピユータ6aに供与す
る。 7は表示装置で、集中管理装置6からの表示指
令に対応した文字および数字等の表示器7aとラ
ンプ(警告灯)7bによる表示を行うもので、例
えば文字又は数字の表示としてブラウン管デイス
プレー、エレクトロルミネツセンスデイスプレー
(EL)、液晶デイスプレー(LC)、ガス放電管デ
イスプレー(GC)、螢光表示管デイスプレー、発
光ダイオードデイスプレー(LED)等を用いる
ことができる。又、ランプとしてLED、白色電
球、ガス放電管等を用いることができる。8はブ
ザーで集中管理装置6からのブザー起電信号(集
中管理装置6の出力段にブザー駆動トランジスタ
を備えている)によつてオンオフし運転者へ警報
を発する。 9は集中管理装置6の電源部で、バツテリ10
から直流電源の供給を受けて定電圧を発生する。
9a,9bは集中管理装置6の定電圧回路で、車
載のバツテリ10から一定電圧(共に5Vの定電
圧)を作り集中管理装置6へ供給する。第1の定
電圧回路9aはバツテリ10から直接接続され、
常時一定電圧を集中管理装置6の内の不揮発性
RAM6Cに供給し、この不揮発性RAM6Cを常
時通電状態とし、イグニツシヨンスイツチ9cの
オフ時にも記憶を保持させる。又、第2の定電圧
回路9bはイグニツシヨンスイツチ9cがオンす
るとバツテリ10よりイグニツシヨンスイツチ9
c、ダイオード9fを介して電源供給され、集中
管理装置6の不揮発性RAM6Cを除いた他の部
分に一定電圧を供給する。又、イグニツシヨンス
イツチ9cがオフでもドアスイツチ9d(運転席
ドアが開くとスイツチがオンする)がオンすると
PNPトランジスタ9eが導通状態となり、第2の
定電圧回路9bはバツテリ10からPNPトランジ
スタ9e、ダイオード9gを介した電源供給にて
作動状態になる。 次に上記構成に於てその作動を第2図に示す表
示説明図、第3図乃至第10図の演算流れ図、第
12図乃至第14図に示すタイミングチヤート、
および第11図と第15図のシリアルデータ構成
図とともに説明する。 今、第1図中の構成要素1〜10を備えた車両
に於て、その運転開始時にキースイツチ9cを投
入、あるいはキースイツチ9cがオフでも運転席
ドアが開の状態になると、バツテリ10より第2
の定電圧回路9bを介して定電圧が供給され、各
部電気系が作動状態となる。そしてマイクロコン
ピユータ6aに於ては第2の定電圧回路9bより
安定化電圧の供給を受けて作動状態となり、数
100msec程度の周期にて制御プログラムの演算処
理を実行する。 即ち、第3図のスタートステツプ100よりそ
の演算処理を開始し、初期設定ルーチン200に
進んでマイクロコンピユータ6a内のレジスタ、
カウンタ、ラツチ及びRAM内のいくらかの記憶
を演算処理の開始に必要な初期状態にセツトす
る。この初期状態のセツト作動には後述するOK
モニタ各項のモニタフラグのリセツト、シリアル
データ受信ルーチンの初期化および各制御装置4
a,4b,4c,4dの作動データの初期化の作
業等が含まれる。但し、この時それまでに記憶さ
れている各制御装置4a,4b,4c,4dのダ
イアグノーシス情報だけは初期設定作動の影響を
受けない。 また、不揮発性RAM6C内のチエツクコード
エリアのチエツクコードデータ(不揮発性RAM
6Cが前回のイグニツシヨンスイツチ9cのオン
時から継続して定電圧電源が供給されているなら
前回のイグニツシヨンスイツチ9cを切る直前に
不揮発性RAM6Cに書き込まれた不揮発性RAM
6Cの有効性を表わすデータ)と不揮発性RAM
6C内の他のデータを同時にチエツクするという
方法で、その参照結果が予測された値と違う時は
不揮発性RAM6Cに定電圧電源が供給された後
初めてイグニツシヨンスイツチ9cがオンし集中
管理装置6の全体に定電圧電源が供給されたと判
断し、不揮発性RAM6C内のデータは全て無効
と判断して初期化する。 この初期設定後に情報検索(スイツチ群、検出
器群)ルーチン300に進む。この情報検索ルー
チン300では第1、第2のダイアグノーシスス
イツチ1a,1b、ISスイツチ1cのオン/オフ
の状態に対応して第1、第2のダイアグノーシス
スイツチフラグ、ISスイツチフラグをセツト/リ
セツトする。又、検出器群2の中の冷却水レベル
ウオーニングスイツチ2a、ウインドウオツシヤ
ー液レベルウオーニングスイツチ2bのオン/オ
フ状態を検出して冷却水及びウインドウオツシヤ
ー液が不足しているか否かを判定し、冷却水不
足、ウインドウオツシヤー液不足のフラグをリセ
ツト/セツトする。又、ヘツドランプ断線検出回
路2c、リアランプ断線検出回路2d、ストツプ
ランプ断線検出回路2eの出力電圧のハイ/ロー
を検出してヘツドランプ、リアランプ、ストツプ
ランプの断線/導通を判定し、各ランプ断線フラ
グをセツト/リセツトする。又、イグニツシヨン
閉スイツチ2hのオン/オフ、ライテイングスイ
ツチ2i、ドア開スイツチ2gのオン/オフの状
態を検出してイグニツシヨン閉スイツチ2hがオ
フ(開)、ライテイングスイツチ2iがオン、ド
ア開スイツチ2gがオン(開)の3つの状態が成
立したのを判定し、条件が成立してから一定時間
「ライト消し忘れ」のフラグをセツトする。又、
イグニツシヨン閉スイツチ2h、ステアリングア
ンロツクスイツチ2f、ドア開スイツチ2gのオ
ン/オフの状態を検出して、イグニツシヨン閉ス
イツチ2hがオフ、ステアリングアンロツクスイ
ツチ2fがオン(キーが差し込まれている状態)
ドア開スイツチ2gがオンの状態が成立したのを
判定し、それらの条件が成立してから、一定時間
「KEY抜き忘れ」のフラグをセツトする。又、バ
ツテリ電圧分圧回路2j、室温検出回路2kの出
力電圧をA/Dコンバータ6bを介したデジタル
信号に基いてバツテリ電圧、室温のデータを求め
これをRAMに記憶する。以上の演算処理を行つ
た後、通信情報処理ルーチン400に進む。 この通信情報処理ルーチン400では第4図に
示すタイマ割込みルーチンで受信された各制御装
置群4からのデータをデコードして各制御装置4
a,4b,4c,4dのダイアグノーシス情報及
び作動状態の情報を得、それらの情報により各制
御装置4a,4b,4c,4dの作動表示及びダ
イアグノーシス表示の為のデータ処理を行う。
(第6図にその詳細な演算処理を示す。) この通信情報処理ルーチン400で使用する受
信データについて以下説明する。今、第3図の一
連のルーチンを実行している時に、予め定められ
た1msecの周期で発生するタイマ割込みによつ
て他のルーチンに優先して実行される第4図のタ
イマ割込みルーチンに於て、シリアルデータ受信
ルーチン800に到来すると、データ通信線群5
を介して制御装置群4から予め定められた通信手
順でもつて送信されてくる各制御装置4a,4
b,4c,4dのダイアグノーシス情報及び作動
情報のデータはタイマ割込みに同期した適当なタ
イミングでサンプリングされ、パリテイーエラー
チエツク等のデータの有効性を確認する演算処理
を行つた後、有効なデータと判定した時は不揮発
性RAM6c内にそれらのデータを通信線毎に記
憶し、同時にその通信線の未処理データ有フラグ
をセツトする。このシリアルデータの構成を第1
1図に示す。次にこのシリアルデータ受信ルーチ
ン800の作動を第12図に示すシリアルデータ
受信タイミングチヤートによつて説明する。この
第12図に於て、1はタイマ割込みの発生タイミ
ングを示す。2,6はデータ通信線群5のうちの
2つのデータ通信ライン(以下第1、第2のデー
タ通信ライン)のシリアルデータを示す。3,7
は第1、第2のデータ通信ラインのデータサンプ
リングタイミングを示す。4,8は第1、第2の
データ通信ラインのシリアルデータを受信中であ
ることを示すデータ受信中フラグのリセツト/セ
ツトのタイミングを示す。5,9は第1、第2の
データ通信ラインに対応して各通信ラインからの
受信したデータがメインルーチンの中の通信情報
処理ルーチン400でまた処理されていない事を
示す未処理データ有フラグをセツトするタイミン
グを示す。そして、このシリアルデータは伝送速
度は250ビツト/秒で、第11図に示すようにス
タートビツト(ST)がローレベルで1ビツト
(bit)データは正論理で8ビツト、パリテイ
(P)は偶数パリテイで1ビツト、ストツプビツ
ト(SP)はハイレベルで1ビツトである。デー
タが無い時はハイレベルである。 次に、このシリアルデータ受信ルーチン800
の作動を第12図のタイミングチヤートと第5図
の詳細演算処理に従つて説明する。この第5図の
演算処理は1つのシリアル受信データに対するも
のであつて、他のシリアル受信データに対しては
同様の演算処理を順次実行するようにしている。 先に示したタイミングチヤートにおける第1、
第2のデータ通信ラインのデータ(第12図2,
6)はタイマ割込発生タイミング(第12図1)
に同期してデータサンプリングタイミング(第1
2図3,7)でサンプリングされる。期間801
a,801bはスタートビツト検出期間で、この
間はデータ通信ラインは1つのデータ通信が終了
して無データの状態が続いている時で、タイマ割
込みが発生する毎(1msec毎)に各データ通信
ラインのデータをサンプリングしている。この期
間は前回のデータ通信が終了してデータ通信ライ
ンがハイレベルの状態になつてその後初めてロー
レベルに変化する。タイミングを見つけている期
間である。続いて802a,802bの期間は、
スタートビツト確認期間で各データ通信ラインの
レベルのハイからローの変化が検知されてから2
回目(2msec後)のタイマ割込タイミングに同
期して各データ通信ラインのデータをサンプリン
グし、この時も同じようにローレベルであれば真
のスタートビツト(ST)があると判断する。
又、サンプリングした値がハイレベルであれば前
にサンプリングしたローレベルは雑音であつたと
判断して再び802a,802bの状態に戻る。
そして、期間802a,802bに続いてシリア
ルデータ受信期間803a,803bに於て、前
回にデータサンプリングした後の4回目(4m
sec)のタイマ割込み発生タイミング毎に第1、
第2のデータ通信ラインのデータを通信データの
ビツト数分(データビツト8+パリテイビツト1
+ストツプビツト1=10ビツト)だけサンプリン
グする。そうして得られた10ビツトのデータの中
のデータ8ビツトのパリテイビツトの関係のチエ
ツク(パリテイチエツク)とストツプビツトのレ
ベル(ハイレベル)のチエツクを行ない、正常に
受信が完了したと判定したらデータ8ビツトを
PAM内に記憶し、同時に各データ通信ラインに
対応した未処理データ有フラグを第12図5,9
に示すタイミングでセツトする。なお、データ受
信中フラグは第12図4,8に示すようにスター
トビツトを確認した時点からストツプビツトをサ
ンプリングして後1回目のタイマ割込みが発生す
るまでセツトされていてこの間は無条件にデータ
はタイマ割込みの4回目毎にサンプリングされそ
のデータを通信データとして取扱う。 上述した受信データと未処理データ有フラグを
基に、通信情報処理ルーチン400に於て、先ず
初めに第6図の未処理データ有フラグの判定ステ
ツプ401に入る。ここで、前述の各通信線毎の
未処理データ有フラグのセツト/リセツト状態を
判定し、未処理データ有フラグがセツトされてい
てその判定がYESになると次のダイアグノーシ
ス情報と作動情報の判定ステツプ402へ進む。
この判定ステツプ402では通信線別又は同じ通
信線の情報でもそのデータの形によつて予め定め
られている分類に従つてダイアグノーシスと作動
状態の情報に分類し、ダイアグノーシス情報であ
ればダイアグノーシス情報のデコード及び記憶ル
ーチン403へ進み、作動情報であれば作動情報
のデコード及び記憶ルーチン407へ進む。そし
て、ルーチン407へ進んだ場合には、受信デー
タをデコードしてエンジン回転数、オートドライ
ブ作動状態、スピードウオーナ作動状態等の情報
として各々RAM内に記憶した後、次のステツプ
408へ進む。また、ルーチン403へ進んだ時
は受信データはダイアグノーシス異常情報として
デコードし、各制御装置別及び項目別に分類し
て、表2、表3に示す様に不揮発性RAM6C内
のダイアグノーシス情報記憶領域(表2、表3は
ダイアグノーシス異常の1群、2群を示すもの
で、1群はアドレスADR1からADR1+o、2群は
アドレスADR2からADR2+oまで)に各制御装置
の各ダイアグノーシス異常項目毎に1群、2群の
中のダイアグノーシス異常フラグ群(表中の1/
0部分)の中の対応するダイアグノーシス異常フ
ラグをそれぞれセツト(1/0部分を1にする)
する。そして、それに対応するダイアグノーシス
カウンタをそれぞれ0にセツトする。このダイア
グノーシスカウンタは第4図のタイマ割込みルー
チンの中のダイアグノーシス異常受信後経過時間
積算ルーチン1000の中でタイマ割込みに同期
した一定の周期(1群については1秒、2群につ
いては1時間)でダイアグノーシス異常フラグが
1になつているダイアグノーシスカウンタの内容
がマイクロコンピユータ6aに読み込まれ、マイ
クロコンピユータ6aの中で1つ加算されてその
値が再びそれが以前記憶されていたアドレスのカ
ウンタに書き込まれる。即ち、ダイアグノーシス
異常フラグが1になつている1群又は2群のカウ
ンタが、1群は1秒毎、2群は1時間毎に+1さ
れる。従つて、この2種類のダイアグノーシスカ
ウンタは対応するダイアグノーシス異常項目が最
後に受信されてからの経過時間を、1つは1秒単
位で、1つは1時間単位で示している。なお、表
2、表3における(1)、(2)、(3)、(4)は例えばエンジ
ンECUのNo.1の項目、エンジンECUのNo.2の項
目、エアコンECUのNo.1の項目、オートドライ
ブECUのNo.jの項目にそれぞれ対応付けてあ
る。
【表】
【表】 そして、このルーチン403が終了すると次に
重要度分類ルーチン404に進む。このルーチン
404の中で各ダイアグノーシス異常項目につい
て予め定められた重要度に従つてA/Bの2段階
にルーチン403で処理されたダイアグノーシス
受信データを分類し、次のA/B判定ステツプ4
05へ進んでA分類であればフラグAセツトルー
チン406へ進む。そして、このルーチン406
にてフラグAをセツトしてルーチン408に進
む。また、前記A/B判定ステツプ405にてB
分類であればそのままルーチン408へ進む。こ
の未処理データ有フラグリセツトルーチン408
はルーチン403,407で処理した受信データ
に対応する未処理データ有フラグのリセツトルー
チンである。このルーチン408を通つた後、ダ
イアグノーシス受信後経過時間判定ステツプ40
9へ進む。また、最初の未処理データ有フラグ判
定ステツプ401の判定がNOの場合は直接この
判定ステツプ409に進む。 そして、この判定ステツプ409では表2にお
ける1群のダイアグノーシス異常の各項目毎にそ
れを受信してから経過時間を第4図のルーチン1
000で積算するタイマカウンタの値で判定し、
一定時間T1(例えば15秒)以上経過していたら
フラグリセツトルーチン410へ進み、経過時間
がT1以内であればそのまま第3図のルーチン4
00aへ進む。そして、フラグリセツトルーチン
410に進んだ場合には判定ステツプ409でT
1以上経過したと判定された1群の中の全てのダ
イアグノーシス異常フラグをリセツトする。そし
て、次の判定ステツプ411で1群の中の分類A
のダイアグノーシス異常フラグが全てリセツトさ
れているかどうかを判定し、全てリセツトの状態
であればルーチン412へ進み、ルーチン406
でセツトされたフラグAをリセツトし、1つでも
まだセツトの状態であればそのまま次の判定ステ
ツプ413へ進む。この判定ステツプ413では
2群の中でセツトされているフラグに対応するダ
イアグノーシス受信後経過時間を第4図のルーチ
ン1000で積算されるタイマカウンタの値で判
定し、一定時間T2(例えば20時間)以上経過し
ていたら2群のフラグリセツトルーチン414へ
進み、T2以内であればそのまま第3図のルーチ
ン400aへ進む。また、ルーチン414に進ん
だ場合には、判定ステツプ413にてT2以上を
経過したと判定された2群中の全てのフラグをリ
セツトし、それに対応するカウンタのカウント動
作をデイセーブルにする。そして次のルーチン4
00aへ進む。 そして、この第3図に示す自己診断処理ルーチ
ン400aでは予め定められた判定規格に従つて
集中管理装置6の自己診断を行う。即ち集中管理
装置6への入力信号線の一定の条件のもとでのレ
ベルや一定期間内の信号の有無等を集中管理装置
6のマイクロコンピユータ6aによつてチエツク
し規格外であればその入力信号の入力系統のどこ
かに異常があると判定しダイアグノーシス異常情
報として不揮発性RAM6Cに他の制御装置4
a,4b,4c,4dから送信されてきたダイア
グノーシス異常情報と同じように記憶する。この
自己診断にはその他に出力信号を別の回路でモニ
ターして診断したり、マイクロコンピユータによ
つてはプログラムROMのチエツクも可能である
し、又電源ON時のRAMのチエツク等も考えられ
る。このルーチン400に続いて判定ステツプ5
00に進む。 この判定ステツプ500では、ルーチン300
で入力したISスイツチ1cの情報をISスイツチフ
ラグで判定し、ISスイツチフラグがセツトされて
いればダイアグノーシス情報初期設定ルーチン1
100を通つて初期設定ルーチン200へ戻り、
リセツトであれば次の表示項目選択ルーチン60
0に進む。そして、ルーチン1100に進んだ場
合には、ダイアグノーシス異常情報の1群、2群
の異常フラグを全てリセツトするとともにフラグ
Aもリセツトする。 また、表示項目選択ルーチン600に進んだ場
合には、ルーチン300及びルーチン400で入
力された情報をもとに、表示装置7に表示すべき
項目を定められた表示優先順位に従つて選択し、
選択された項目の内容を表示装置7への指令コマ
ンドを記憶する表示指令レジスタにセツトする。
この表示コマンドには警告灯を点灯する指令及び
ブザーオン指令を含んでおり、この警告灯点灯指
令とブザーオン指令は選択された表示項目の表示
指令と並行して行う事ができる。この表示項目選
択ルーチン600を第7図の詳細流れ図によつて
説明する。 この表示項目選択ルーチン600に入るとまず
フラグAの値を判定するステツプ601に進み、
ルーチン406,412にセツト/リセツトされ
るフラグAをチエツクしてセツトされていれば重
要度の高いダイアグノーシス異常が現在どこかの
制御装置で起きていると判定し、警告灯点灯指令
ルーチン602に進んで運転者に速やかに修理す
る事を促す為の警告灯を点灯させる警告灯表示指
令を表示指令レジスタにセツトする。又、フラグ
Aをチエツクしてリセツトされていれば現時点で
は重要度の高いダイアグノーシス異常が車両の全
システムについて起つていないと判定し、警告灯
消灯ルーチン603に進んで警告灯を消灯させる
消灯指令を表示指令レジスタにセツトする。そし
てそれぞれ次の第1のダイアグノーシススイツチ
フラグを判定する判定ステツプ604aへ進む。
この判定ステツプ604aでは前述したルーチン
300でセツト/リセツトされる第1のダイアグ
ノーシススイツチフラグの値を判定し、セツトさ
れていれば第1のダイアグノーシス情報の表示要
求が発生していると判断して第1のダイアグノー
シス表示指令ルーチン605aへ進む。この第1
のダイアグノーシス表示指令ルーチン605aで
は第2図1,2,3に示すような制御装置を区別
するコードと各制御装置4a,4b,4c,4d
のダイアグノーシス異常内容を区別する項目コー
ドの組合せ表示を表示装置7に表示するために各
表示に対応した表示指令を表示指令レジスタにセ
ツトする。この制御装置を区別するコードは第2
図1,2,3に示すようなE/G(エンジンコン
トローラ)、A/C(エアコンコントローラ)、
ESC(スキツドコントローラ)、および図示しな
いA/D(オートドライブコントローラ)等を用
いる。又各制御装置4a,4b,4c,4d毎の
ダイアグノーシス異常項目分類コードは「01」
「02」「11」という様なアラビア数字で表現する。
この第1のダイアグノーシス表示指令ルーチン6
05aの詳細な演算処理を第8図に示す。そし
て、上述した作動に対し、複数のダイアグノーシ
ス異常がある場合には一定の周期(例えば2秒)
にて1群の中のアドレス番号の低い順、すなわち
予め定められた優先順位に従つて表示指令コマン
ドをサイクリツクに書き換える。又、1群の中に
表示すべきダイアグノーシス異常項目がない時は
単に「OK」を使い何も異常がないことを表示す
る。 次に、判定ルーチン604aでその判定がNO
の時は次の第2のダイアグノーシススイツチフラ
グを判定する判定ステツプ604bに進む。この
判定ステツプ604bでは前述したルーチン30
0でセツト/リセツトされる第2のダイアグノー
シススイツチフラグの値を判定し、セツトされて
いれば第1、第2のダイアグノーシス情報(1
群、2群)の表示要求が発生していると判定して
第2のダイアグノーシス表示指令ルーチン605
bへ進む。このダイアグノーシス表示指令ルーチ
ン605bでは第2図1,2,3に示すような制
御装置を区別するコードと各制御装置4a,4
b,4c,4dのダイアグノーシス異常内容を区
別する項目コードの組合せ表示を表示装置7に表
示するように、各表示に対応した表示指令を表示
指令レジスタにセツトする。又、1群、2群共に
異常フラグがセツトされている項目については現
在も異常が継続しているものと判定して警告灯に
使われるランプ7bをダイアグノーシス異常項目
表示と同時に点灯させるように警告灯点灯指令も
表示指令レジスタにセツトし現在も起つている異
常と過去に起つた異常とを警告灯の点灯/消灯に
より区別して表示する。この場合も複数のダイア
グノーシス異常に対しては第1のダイアグノーシ
ス表示指令ルーチン605aの演算処理と同様に
一定の周期(例えば2秒)にてサイクリツクに表
示を書き換えるようにする。従つて、ユーザーは
ダイアグノーシス異常項目コードと異常内容の対
応表を用意してそれによつてダイアグノーシス異
常内容を知り故障修理の情報源とすることができ
る。この異常コードを決めるに当り、同じ異常内
容なら車種が異つても同じにする事が望ましく、
又異常内容によつてある程度分類してコードを割
り振つておいた方が故障修理にとつて望ましい。
次に、第2のダイアグノーシススイツチフラグ判
定ステツプ604bでその判定がNOの時は次の
表示優先順位であるOKモニタの表示項目がある
かないかを判定する判定ステツプ606に進む。 この判定ステツプ606では情報検索ルーチン
300でセツト/リセツトしたOKモニタ各項目
のフラグ群の値を全て判定してその中の1つ以上
がセツトされていればOKモニタの表示項目があ
ると判定してOKモニタの表示指令ルーチン60
7へ進む。このOKモニタの表示指令ルーチン6
07では、OKモニタとして運転者に警告すべき
異常内容を情報検索ルーチン300でセツトした
OKモニタ異常フラグのセツトされているのに従
つて第2図5,6,7,8,9に示すように英字
又はカタカナのキヤラクタで単語で表示すよう各
表示に対応した表示コマンドを表示コマンドレジ
スタにセツトする。なお、キー抜き忘れの「IG
KEY」及びライト消し忘れの「LIGHT SW」の
表示コマンドを表示コマンドレジスタにセツトす
る時は同時にブザーオンの指令もセツトする。こ
の「IG KEY」「LIGHT SW」及びブザーオンの
表示指令レジスタへのセツトは一定期間(例えば
10秒)とする。この2つの項目はいずれもイグニ
ツシヨンキースイツチ9cをオフにしてドアを開
けて運転者が車外に出ようとする時に警告を発生
するので運転者の注意をよくひきつける為にブザ
ーを併用する。又、表示すべきOKモニタ項目が
複数ある場合は第1のダイアグノーシス表示指令
ルーチン605aの演算処理のように一定の周期
(例えば5秒)にて表示コマンドをサイクリツク
に書き換える。又判定ステツプ606で表示すべ
きOKモニタ項目がないと判定したら次の表示優
先順位のオートドライブ、スピードウオーナの作
動表示の有無を判定する判定ステツプ608へ進
む。 この判定ステツプ608では通信情報処理ルー
チン400で処理したオートドライブの作動情報
及びスピードウオーナの作動情報を判定し、いず
れかが作動しているという情報があればオートド
ライブ又はスピードウオーナの作動表示指令ルー
チン609へ進む。このオートドライブ、スピー
ドウオーナの作動表示指令ルーチン609ではオ
ートドライブ、スピードウオーナの作動表示のう
ち現在作動していると判定される方の作動状態に
応じた表示を第2図10,11,12,13に示
すように表示するために、各表示に対応した表示
コマンドを表示コマンドレジスタにセツトする。
表示例の「AUTO DRIVE」は自動車速制御中を
示す作動表示であり、「A/D 100KM」は今は
キヤンセル状態であるが自動車速制御の設定車速
は既に設定されていてリジユームスイツチ(図示
せず)を押せば100KM/hの速度の自動運転に向
つて制御を始めることができる作動状態を表わ
す。「A/D MAIN」は単に自動車速制御装置
4bの主電源が投入されているだけの作動状態で
あることを表わす。「S/W 60KM」は車速警
報装置が動作して警報を発生する下限の車速が60
KM/hに設定されていて現時点ではその設定車速
以下で走行している状態を示す。又、同表示の点
滅は現時点での走行車速が設定車速を上回つてい
る事を表わし運転者に点滅によつて警告を与え
る。(この機能についての詳細は説明せず)又、
判定ステツプ608でオートドライブ及びスピー
ドウオーナが作動していないことを判定した時は
次の表示優先順位であるエンジン回転数を表示す
るかどうかの判定ステツプ610へ進む。 この判定ステツプ610ではエンジンが回転し
ているか否かを通信情報処理ルーチン400で処
理したエンジン回転数情報より判定し、エンジン
が回転していることを判定するとエンジン回転数
表示指令ルーチン611へ進み、ルーチン400
で処理したエンジン回転数を第2図14に示すよ
うな表示に対応した表示コマンドを表示コマンド
レジスタにセツトする。又、判定ルーチン610
でエンジンが回転していないことを判定すると、
最後の表示優先順位であるバツテリ電圧、又は室
温を表示指令するルーチン612へ進む。 この表示指令ルーチン612は情報検索ルーチ
ン300で入力したバツテリ電圧や室温の情報を
第2図15,16に示すように表示するために、
各表示に対応した表示コマンドを表示コマンドレ
ジスタにセツトする。以上述べてきた表示指令ル
ーチン605a,605b,607,609,6
11,612はルーチンを実行後いずれも次の第
3図の表示制御ルーチン700へ進む。 この表示制御ルーチン700は前述の表示項目
選択ルーチン600で表示指令レジスタにセツト
された表示指令に従つて表示装置7に対してキヤ
ラクターの表示及び警告灯の点灯指令を送信し、
又ブザー8に対してブザー起動記号を送る。この
ルーチン700の演算処理を第9図に示す詳細演
算流れ図に従つて説明する。まず、このルーチン
700に入るとブザー起動指令の有無判定ステツ
プ701に進み、表示指令レジスタ内のブザー起
動指令フラグを参照してそのフラグがセツトされ
ていればブザー駆動トランジスタをオンさせるル
ーチン702に進む。又、ブザー起動指令フラグ
がリセツトされていればブザー駆動トランジスタ
をオフさせるルーチン703に進む。このルーチ
ン702あるいは703の後に送信データ有無フ
ラグ判定ステツプ704に続く。この送信データ
有無フラグはシリアルデータ送信バツフア内のデ
ータがまだ表示装置7に対して送信完了していな
いことを示すためのフラグである。このフラグが
セツトされていればそのまま何もせずにこのルー
チン700の演算処理を終了する。しかし、送信
データ有無フラグがリセツトされていればルーチ
ン705へ進み、表示指令レジスタの中のキヤラ
クタ表示及び警告灯点灯/消灯指令に基いて表示
すべきキヤラクタ列にキヤラクタコード列(例え
ば「HEAD LANP」の表示であればそれぞれの
キヤラクタ列に対して8ビツトのキヤラクタコー
ドをそれぞれ設ける)と表示の点滅及び警告灯の
点灯/消灯を指示する1桁分のデータコードを送
信バツフアレジスタに書き込む。そして、これに
続くルーチン706では送信データフラグをセツ
トするとともにシリアルデータ送信ルーチン90
0で使用する桁カウンタ、ビツトカウンタを定め
られた値(桁カウンタ、ビツトカウンタ共に11)
にセツトする。そして、ルーチン700の演算処
理を終了し、第3図に於ける流れ図に従つて情報
検索ルーチン300に戻る。 次に、第4図の割込ルーチンに於けるデータ送
信ルーチン900について第10図の詳細演算流
れ図、第13図、第14図のシリアルデータ送信
タイミングチヤート、及び第15図のシリアル送
信データの構成図に従つて説明する。第13図に
於いて、1は送信データブロツクのタイミングチ
ヤートで図に示す様にSTX(スタートオブテキ
スト)コード、データ1〜データNのN個のキヤ
ラクタコード(内1つは表示点滅と警告灯点灯/
消灯の指令データコード)とETX(エンドオブ
テキスト)コードが順々にシリアルで送信される
タイミングを示す。同図2は送信データ有無フラ
グでこのフラグがセツトされてから最初のタイマ
割込みが発生するとSTXコードを送信し始め
る。又、ETXコードを送信完了すると同時に送
信データ有無フラグはリセツトされる。又、第1
4図の1,2,3,4,5は第13図のデータ送
信タイミングを拡大してみたもの(送信データー
桁分のタイミング)で、1は1msec毎のタイマ
割込み発生タイミングを示す。又、2は送信デー
タを示す。3は第10図で説明する桁カウンタを
1つ減算するタイミングを示す。4は第10図で
説明するビツトカウンタを1つ減算するタイミン
グを示し、これは送信データ有無フラグがセツト
されている間タイマ割込み発生に同期してある。
5は第10図で説明するビツトカウンタセツトタ
イミングを示し、これは1桁分のキヤラクタコー
ド(ヘツダーの分も含む)を送信し終つてまだ桁
カウンタが0でない時に発生する。さらに、第1
5図はこのシリアル送信データ1桁分の構成を示
す。このシリアル送信データの伝送速度は1000ビ
ツト/秒でスタートビツト(レベルロー)1ビツ
ト、データ8ビツト(正論値)、パリテイ1ビツ
ト、ストツプビツト(レベルハイ)1ビツトで構
成される。第10図に於て、データ送信ルーチン
900に入ると、まず送信データ有無フラグ判定
ステツプ901に進み、送信データ有無フラグの
値が判定される。そして、そのフラグがリセツト
されていればそのままルーチン900の演算処理
を終了し、セツトされていれば送信すべき表示デ
ータがあると判断して次のルーチン902へ進
む。このルーチン902では送信バツフアレジス
タ内の桁カウンタ、及び各桁のビツト位置カウン
タ(ビツトカウンタ)が示すビツトの値を送信バ
ツフアレジスタから読み出し、その値に応じて送
信出力信号をハイ又はローのレベルにセツトす
る。そして、次のルーチン903へ進み、ビツト
カウンタの値を1つ減算する。そして、このビツ
トカウンタの値を判定する判定ステツプ904へ
進み、ビツトカウンタの値が0であるか否かを判
定し、0でなければこのルーチン900の演算処
理を終了するが、0であれば次の桁カウンタ減算
ルーチン905へ進み、桁カウンタを1つ減算す
る。そして次の桁カウンタの値を判定する判定ス
テツプ906へ進み、桁カウンタが0であればル
ーチン907へ進んで送信データ有無フラグをリ
セツトする。又、桁カウンタの値が0でなければ
ビツトカウンタを定められた値にセツトするルー
チン908へ進む。即ち、このデータ送信ルーチ
ン900では、データ有無フラグがセツトされて
いる間、タイマ割込みが発生する毎に送信バツフ
アレジスタにセツトされている表示キヤラクタコ
ードを順次に1ビツトずつ読み出し、その値に対
応して送信出力をハイ/ローレベルにし、これに
よつて表示装置7へのシリアルデータの送信を行
なう。 なお、上記実施例において、各制御装置の異常
内容が複数発生した場合に1つの表示器7aにて
切換表示するものを示したが、その表示面を大き
くして並列的に全ての異常発生内容を表示するよ
うにしてもよい。 また、制御装置の異常発生時には表示装置7に
その異常発生内容を直ちに表示させるようにして
もよい。 以上述べたように、本発明では複数の制御装置
の各々から、各制御装置で発生した異常信号と、
上記複数の制御装置の少なくとも1つから制御さ
れる制御対象部の作動状態を示す状態信号とを集
中管理装置によつて集中して管理し、上記状態信
号および異常信号に対応した内容を表示装置に表
示させるようになつているため、車両の取扱者
は、表示装置に表示された表示内容から複数の制
御装置の異常診断内容と、少なくとも1つの制御
対象部の作動状態とを容易に認識でき、これによ
つて各制御装置の診断解析が従来に比べた非常に
容易となるという効果がある。 また、本発明によれば、集中管理装置に状態信
号による状態表示信号と異常信号による異常表示
信号とを選択的に発生させるようにすることによ
つて、制御対象部の作動状態と異常発生内容とを
択一的に表示させて表示手段による表示スペース
を有効利用することができるという優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、
第2図は作動説明に供する表示説明図、第3図乃
至第10図は第1図中のマイクロコンピユータの
制御プログラムによる演算処理を示す演算流れ
図、第11図はシリアル受信データの構成を示す
構成図、第12図乃至第14図は作動説明に供す
るタイミングチヤート、第15図はシリアル送信
データの構成を示す構成図である。 1……スイツチ群、2……検出器群、4……制
御装置群、6……集中管理装置、6a……マイク
ロコンピユータ、7……表示装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車両に搭載された各種の制御対象部を予め定
    められた制御プログラムに従つて独立に制御する
    複数の制御装置を備えた車両において、 前記複数の制御装置のそれぞれに設けられ、前
    記制御対象部の制御中に制御装置自身の制御異常
    を、検出して異常信号を発生する診断手段と、前
    記複数の制御装置の少なくとも1つに設けられ、
    この制御装置によつて制御される制御対象部の作
    動状態に応じた状態信号を発生する作動状態判別
    手段と、 前記状態信号を入力するとともに、前記異常信
    号の発生の有無をそれぞれの制御装置に対して集
    中管理し、異常信号の発生に対応した異常表示信
    号と前記状態信号による状態表示信号とを選択的
    に発生する集中管理装置と、 この集中管理装置から状態表示信号が発生した
    時に制御対象部の作動状態を表示し、異常表示信
    号が発生した時に異常発生内容を車室内に表示す
    る表示装置と を備えた車両用異常表示装置。 2 前記複数の制御装置は異常発生箇所を示唆す
    る異常信号をそれぞれ発生する特許請求の範囲第
    1項に記載の車両用異常表示装置。 3 前記集中管理装置は複数の制御装置からの異
    常信号を制御装置別に記憶する機能を有する特許
    請求の範囲第1項又は第2項に記載の車両用異常
    表示装置。 4 前記表示装置は制御装置を指示する記号と異
    常発生箇所を指示する記号とを同一表示面上に表
    示する特許請求の範囲第2項又は第3項に記載の
    車両用異常表示装置。 5 前記表示装置は異常発生内容の表示に対して
    所定の優先順位を有する特許請求の範囲第1項乃
    至第4項のいずれかに記載の車両用異常表示装
    置。
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