JPS6132166B2 - - Google Patents

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JPS6132166B2
JPS6132166B2 JP7180977A JP7180977A JPS6132166B2 JP S6132166 B2 JPS6132166 B2 JP S6132166B2 JP 7180977 A JP7180977 A JP 7180977A JP 7180977 A JP7180977 A JP 7180977A JP S6132166 B2 JPS6132166 B2 JP S6132166B2
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JP
Japan
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shift
gear
select
reverse gear
select position
Prior art date
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Application number
JP7180977A
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English (en)
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JPS546238A (en
Inventor
Katsumi Kato
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP7180977A priority Critical patent/JPS546238A/ja
Publication of JPS546238A publication Critical patent/JPS546238A/ja
Publication of JPS6132166B2 publication Critical patent/JPS6132166B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/18Preventing unintentional or unsafe shift, e.g. preventing manual shift from highest gear to reverse gear
    • F16H2061/185Means, e.g. catches or interlocks, for preventing unintended shift into reverse gear

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等の手動変速機のうちシフト
レバーのセレクト操作とシフト操作により歯車変
速装置の変速段を切換える変速操作機構に関し、
特に後進段と或る一つの前進変速段のシフト位置
が中立位置へ通じる中間位置を挟み互いに対向し
て位置するシフトパターンを有する変速機におい
て、前記或る一つの前進変速段を解除する際に誤
つて後進段にシフトされるのを防止するミスシフ
ト防止装置を備えた変速操作機構に係るものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に、この種の変速機のシフトパターンにお
いて、前進4段変速機のように後進段が前進変速
段から独立したセレクト位置にある場合は問題に
ならないが、前進5段変速機のように後進段と前
進変速段の第1速または第5速のシフト位置が中
立位置へ通じる中間位置(セレクト位置)を挟ん
で互いに対向して位置する場合は、第1速または
第5速を解除するためにシフトレバーを戻そうと
する時、反動で中間位置を越えて後進段の方へオ
ーバシフト操作したり、変速操作の途中で誤つて
後進段へシフト操作する虞がある。係るミスシフ
ト操作が行われると、ギヤ鳴りやギヤの破損を招
いたり、逆転駆動により急激な制動力が車両に加
わることがある。
上記対策として、従来から後進段へシフトする
場合、シフトレバーを更に押し下げたり、あるい
は引き上げたり、または別に設けたレバーやプツ
シユボタン等の操作を併用させないと後進段ヘシ
フトできないように構成したミスシフト防止装置
(所謂リバースレストリクト機構)が採用されて
いる。また、これら機械的なものに対し、最近で
はシフトレバーノブに設けたプツシユボタンスイ
ツチにより電気的に操作するものも提案されてき
ている。
しかしながら、これらのミスシフト防止装置に
あつては、後進段へシフトするためには操作上の
慣れが必要であり、しかも運転席でこれらの操作
をすることは姿勢的に行い難く、迅速な操作がで
き難い等の欠点を含んでいた。
また、シフトレバーノブにプツシユボタンスイ
ツチを設けてミスシフト防止装置を電気的に操作
するものにおいては、上記欠点に加え、変速操作
のためにシフトレバーノブを握る時にプツシユボ
タンスイツチを押してしまうことがあり、不用意
にミスシフト防止手段が解除されてしまい、完全
なミスシフト防止機能を果たすことができない欠
点を含んでいた。
そこで、後進段と対向した前進変速段のセレク
ト位置において、後進段側へのシフト操作を阻止
するストツパを固定部材に取付け、シフトレバー
を前進変速段のセレクト位置から更に側方(セレ
クト方向)にずらして直接機械的に前記ストツパ
との係合を解除することにより、後進段へのシフ
ト操作が可能となるように構成したもの(例え
ば、実公昭51−30547号公報)や、同様に前記ス
トツパとしてインタロツク機構を用いたもの(特
公昭52−1458号公報)が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した実公昭51−30547号公
報や特公昭52−1458号公報に示された方式のミス
シフト防止装置においては、変速操作フイーリン
グの点から前記ストツパとシフト操作部材との係
合量(オーバラツプ量)を十分に大きく設定でき
ない。すなわち、シフトレバーのセレクト方向ず
らし操作によつて、直接機械的にストツパとシフ
ト操作部材との係合を解除する手段をとつている
ため、ストッパとシフト操作部材との係合量を大
きく設定するということは、それにシフトレバー
のレバー比を乗じた量だけ必然的に前進変速段の
セレクト位置から後進段のセレクト位置までのず
らし量が大きくなることに他ならない。つまり、
シフトレバーのセレクト方向ずらし量を小さく設
定して変速操作フイーリングを向上させること
と、ストツパとシフト操作部材との係合量を十分
に大きく設定して後進段へのミスシフトを確実に
防止することとは相反する関係にある。
それ故、変速操作フイーリングを考慮すると、
前記ストツパとシフト操作部材との係合量は小さ
くなつてしまい、加えて加工誤差や組付誤差等に
よりミスシフト防止装置の作動は確実性に乏し
い。しかも、ストツパは正確に組付けられなけれ
ばならないといつた問題があつた。
従つて、本発明の目的は、前述した不具合に鑑
み、変速操作フイーリングを犠牲にすることなく
後進段へのミスシフトを確実に防止することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、上述の問題点を解決するため
の手段として、次のような構成を採用したもので
ある。
すなわち、本発明は、後進段と或る一つの前進
変速段のシフト位置が中立位置へ通じる中間位置
を挾み互いに対向して位置するシフトパターンを
有する自動車用変速機の変速操作機構において、
前記或る一つの前進変速段のセレクト位置を定め
るセレクト位置設定手段と、前記或る一つの前進
変速段のセレクト位置において後進段へのシフト
操作をロツクするロツク手段と、そのロツク手段
の前記ロツク状態を解くソレノイドと、そのソレ
ノイドと電源との間に接続され前記或る一つの前
進変速段のセレクト位置から更に側方にずらした
後進段セレクト位置にて作動するスイツチとから
なるミスシフト防止装置を設けたことを特徴とす
る。
具体的には、第1図〜第3図を例にとつて説明
すると、自動車用変速機の変速操作機構は、歯車
変速装置の歯車を切換えるシフトフオーク17
と、そのフオーク17が連結されて軸方向に移動
可能に支承された複数本のシフトフオークシヤフ
ト9,10,11と、前記歯車変速装置を内蔵し
たケースまたはエクステンシヨンハウジング等の
固定部材2に揺動可能に支承されかつセレクト操
作により前記シフトフオークシヤフト9,10,
11のいずれか1本を選択し、シフト操作により
その選択したシフトフオークシヤフトを移動させ
るシフトレバー3とを備えている。
そして、後進段と或る一つの前進変速段(第5
速)のシフト位置が中立位置(N)へ通じる中間
位置を挟み互いに対向して位置するシフトパター
ンを有している。
更に、前記或る一つの前進変速段(第5速)の
セレクト位置N′を定めるセレクト位置設定手段
30,33aと、前記或る一つの前進変速段(第
5速)のセレクト位置N′において後進段側への
シフト操作をロツクするロツク手段34,35
と、そのロツク手段34,35のロツク状態を解
くソレノイド37と、そのソレノイド37と電源
Bとの間に接続され前記或る一つの前進変速段
(第5速)のセレクト位置N′から更にずらした後
進段セレクト位置にて作動するスイツチ31とか
らなるミスシフト防止装置が設けられている。
〔作用〕
上述の手段によれば、後進段と対向する或る一
つの前進変速段(第5速)を解除すべくシフトレ
バー3を中立位置Nへ戻そうとすると、ロツク手
段34,35により後進段側へのシフト操作が中
立位置Nへ通じる中間位置N′にてロツクされ
る。
その結果、後進段へのミスシフト、すなわち、
上記前進変速段(第5速)解除時に誤つて後進段
にオーバシフトされることが防止される。
次に、後進段へシフト操作する場合は、上記前
進変速段(第5速)のセレクト位置N′から更に
側方へセレクト操作する(ずらす)。すると、ス
イツチ31がONとなり、ソレノイド37が励磁
され、ロツク手段34,35のロツク状態を解
く。それ故、後進段へのシフト操作が可能とな
る。
従つて、ロツク手段34,35の解除は、ソレ
ノイド37によつて電気的に行われるため、シフ
トレバー3の後進段セレクト位置へのずらし量と
無関係にロツク手段35とシフト操作部材11と
の係合量を任意に設定できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明するが、シフトレバーが直接シフトフオーク
シヤフトに係合するように構成されたタイプと、
シフトレバーが中間ロツド等を介して間接的にシ
フトフオークシヤフトと係合するように構成され
たタイプの変速機を夫々実施例の対象としてい
る。
先ず、第1図および第2図にシフトレバーが直
接シフトフオークシヤフトと係合するように構成
されたタイプの変速機に本発明を適用した第1実
施例が示されている。
これらの図において、1は歯車ケースの一部を
示しており、歯車ケース1はその内部に図示され
ていない一般的な歯車変速装置、例えば前進5段
後進1段を達成する歯車変速装置を内蔵し、後部
(図にて右側)に符号2で一部分が示されたエク
ステンシヨンハウジングを取付ボルトにて装着し
ている。エクステンシヨンハウジング2の上方開
口部には、手動にて変速操作されるシフトレバー
3を支持するためのリテーナ4がボルトにて取り
付けられている。シフトレバー3は、その中央部
に略半円球に形成された球面部3aを有し、この
球面部3aがリテーナ4の球面座4aと球面接触
される。そして、球面部3aと上部平面部分とリ
テーナ4に取り付けられたキヤツプ5に摺接する
スプリングシート6との間には、スプリング7が
介在され、このスプリング7のばね力によりシフ
トレバー3が球面座4aに適当な圧接力で着座さ
れている。これによりシフトレバー3は、第1図
に示すX方向のセレクト操作とY方向のシフト操
作が可能にされている。なお、キヤツプ5とシフ
トレバー3との間にはブーツ8が覆われており、
歯車ケース1の内部に泥水や塵埃等が入ることを
防止している。
また、歯車ケース1の内部には、シフトレバー
3と連動して歯車変速装置の歯車の噛合を変速状
態に応じて切換えるため、例えば3本のシフトフ
オークシヤフト9〜11が同一平面上に並んで軸
方向移動可能に配設されている。これらのシフト
フオークシヤフト9〜11は、夫々シフトレバー
3の先端部3bと係合可能な係合溝12〜14を
有し、これらの係合溝12〜14が一直線状に配
列されている中立位置でシフトレバー3のセレク
ト操作により先端部3bが係合溝12〜14と選
択的に係合される。こうして、シフトレバーの先
端部3bが係合溝12と係合され、シフトレバー
3のシフト操作によりシフトフオークシヤフト9
が後方(図にて右側)に移動されると前進第1速
の変速状態となり、逆に中立位置へ通じる中間位
置から前方(図にて左側)に移動されると前進第
2速の変速状態になる。また、先端部3bが係合
溝13と係合され、同様にシフトレバー3のシフ
ト操作によりシフトフオークシヤフト10が中立
位置から後方および前方に移動されると、前進第
3速および前進第4速の変速状態になる。更に、
先端部3bが係合溝14と係合され、シフトレバ
ー3のシフト操作によりシフトフオークシヤフト
11が中間位置から後方および前方に移動される
と、前進第5速および後進段の変速位置になる。
この結果、第3図に示すようなシフトパターンと
なり、前進第5速と後進段のシフト位置とが中立
位置Nへ通じる中間位置N′を挟み互いに対向し
て位置する。
これらのシフトフオークシヤフト9〜11は、
また隣り合う2本のシフトフオークシヤフト9と
10,10と11との間にインタロツクピン15
と溝16とからなるインタロツク機構が設けられ
ており、シフトレバー3のセレクト操作とシフト
操作により選択された1本のシフトフオークシヤ
フトが移動するとき、他のシフトフオークシヤフ
トは同時に移動できないようにされている。17
は、シフトフオークシヤフト11にスプリングピ
ンにて一体的に取り付けられた前進第5速−後進
段用シフトフオークである。
また、これらのシフトフオークシヤフト9〜1
1には、夫々中立位置と各シフト位置に対応した
ロツクボール溝18が形成されており、歯車ケー
ス1にあけた孔19内にスプリング20を背設し
たロツクボール21を前記ロツクボール溝18の
一つに嵌入させて位置決めするシフト位置決め機
構が設けられている。22はカバープレート、2
3は取付ボルトである。
更に、中立状態のシフトレバー3を最も使用頻
度が多い中央の中央位置Nに保持するためのセレ
クトリターン機構が設けられている。このセレク
トリターン機構は次のように構成される。
すなわち、シフトレバー3にはその球面部3a
と先端部3bとの間に中間球部3cが形成されて
おり、この中間球部3cを横切つて水平にプレー
ト24が配設されている。プレート24は、シフ
ト方向の一端がリテーナ4に植設されたセツトボ
ルト25に支承され、その他端近くがリテーナ4
にセレクト方向に沿つて渡されたシヤフト26に
摺動可能に嵌合されている。そして、その中央部
にはシフトストロークよりも長く切欠かれた開口
部27が形成され、この開口部27にシフトレバ
ー3の中間球部3cが係合されている。これによ
り、プレート24はシフトレバー3のセレクト操
作時においてのみシフトレバー3と共に左右(セ
レクト方向)に摺動する。シヤフト26は、小径
部を有する段付ボルト26aとこの小径部を受け
入れる孔を持つボルト26bからなり、中央部に
プレート24の開口部27の幅と略同じ長さの小
径部が構成され、その段部にスプリングシート2
8a,28bを嵌合してその間にセレクトリター
ンスプリング29が取り付けられる。これによ
り、中立状態におけるシフトレバー3の位置は、
第3図に示すシフトパターンの中央部である前進
第3速と前進第4速との中間位置である中立位置
Nに設定され、変速解除後のシフトレバー3はセ
レクトリターンスプリング29のばね力により自
動的に中立位置Nに戻されるものである。
このように構成された変速操作機構において、
本発明は、後進段と対向する或る一つの前進変速
段のセレクト位置を定めるセレクト位置設定手段
と、前記或る一つの前進変速段のセレクト位置に
おいて後進段側へのシフト操作をロツクするロツ
ク手段と、そのロツク手段のロツク状態を解くソ
レノイドと、そのソレノイドと電源との間に接続
され前記或る一つの前進変速段のセレクト位置か
ら更に側方にずらした後進段セレクト位置にて作
動するスイツチとからなるミスシフト防止装置を
設けている。
すなわち、リテーナ4の後方壁の略中央部には
段付穴4bがあけられ、この段付穴4b内にボー
ル30と後進段セレクト位置検出スイツチ31が
設けられている。ボール30は、スイツチ31に
内挿したスプリング(図示せず)により作動杆3
2を介してセレクトリターン機構のプレート24
の端面24aに圧接させられている。プレート2
4の端面24aには或る一つの前進変速段、実施
例においては前進第5速のセレクト位置N′にて
ボール30と当接する位置に突起33が一体的に
設けられている。この突起33は、ボール30と
当接する斜面33aと所定の高さ(後方への突出
量)を持つており、前記スイツチ31内のスプリ
ングにより圧接されたボール30とこの突起33
の斜面33aとにより前進第5速のセレクト位置
設定手段を構成すると共に、前進第5速のセレク
ト位置から更に側方にずらした後進段のセレクト
位置に操作されてプレート24が移動した時、突
起33の斜面33aにてボール30を後方へ押し
戻してスイツチ31を作動させるように構成され
ている。
続いて、前進第5速−後進段用シフトフオーク
シヤフト11には、後進段へのシフト操作をロツ
クするロツク手段と、そのロツク手段のロツク状
態を解くソレノイドとが設けられている。すなわ
ち、シフトフオークシヤフト11の途中には、第
2図に示すように軸方向の細長いロツク溝34が
形成されている。そして、そのロツク溝34の側
方(または上方)には、その溝34と直交する方
向にロツクピン35が配設されており、スプリン
グ36の力により溝34内に嵌入されている。こ
のロツク溝34は、中立位置Nへ通じる中間位置
N′と前進第5速のシフト位置5thとの間において
のみシフトフオークシヤフト11の移動を許容す
る長さに設定される。また、ロツクピン35の周
囲には、ソレノイド37が励磁によりロツクピン
35をロツク溝34から抜いてシフトフオークシ
ヤフト11の後進段側への移動制限を解くように
設けられている。更に、このソレノイド37は前
記後進段セレクト位置検出スイツチ31およびバ
ツテリーBと電気的に接続されている。
なお、前進第5速−後進段用シフトフオークシ
ヤフト11の係合溝14は、他の係合溝よりもセ
レクト方向の深さが大きく設定されている。
以上の如き構成よりなるミスシフト防止装置を
備えた変速操作機構は、次に説明する如く作動す
る。
先ず、シフトレバー3を第3図に示すシフトパ
ターンに基づき中立位置N、換言すれば前進第3
速と前進第4速とのセレクト位置から図にて右側
に揺動させると、そのセレクト操作に応じてプレ
ート24が左方(第2図にて下側)に移動し、突
起33の斜面33aがボール30と当接して前進
第5速のセレクト位置N′が定められる。この状
態において、シフトレバー3を前方へシフト操作
すると、シフトレバー先端部3bと係合したシフ
トフオークシヤフト11が後方に移動されシフト
フオーク17により前進第5速の変速状態にな
る。
次に、係る前進第5速を解除すべくシフトレバ
ー3を前進第5速のシフト位置から中立位置へ戻
そうとすると、シフトフオークシヤフト11に形
成したロツク溝34とロツクピン35との関係に
より、ロツク溝34の後方端面(第2図にて右側
端面)がロツクピン35に当接して後進段側への
移動が中間位置N′にて阻止される。従つて、前
進第5速の解除時に誤つて後進段にオーバシフト
される問題を完全に回避する。
更に、後進段へシフト操作する場合は、前記前
進第5速のセレクト位置N′から更に側方(第3
図にて右側)にセレクト操作する。すると、プレ
ート24が更に左方(第2図にて下側)に移動
し、突起33の斜面33aによりボール30が押
し戻されてスイツチ31がONとなり、ソレノイ
ド37が励磁されロツクピン35が後退させられ
る。従つて、シフトフオークシヤフト11の移動
は自由となる。このセレクト位置において、シフ
トレバー3を後方にシフト操作することにより、
シフトレバー先端部3bが深く係合したシフトフ
オークシヤフト11が前方に移動されてシフトフ
オーク17にて後進段へシフトされる。
なお、この後進段セレクト位置においても前進
第5速へのシフト操作は可能であり、この結果、
本発明により得られるシフトパターンは前進第5
速が第3図に示す実線と破線との間で示される。
この実施例において、セレクトリターン機構を
併せて設けたので、後進段のセレクト位置におい
て前進第5速へシフト操作したとしても、セレク
トリターン機構のスプリングのばね力により中央
側へ押し戻され、シフトレバー3はその先端部3
bが隣接する前進第3速−前進第4速用シフトフ
オークシヤフト10の側面に当接した位置をと
る。すなわち、シフトレバー3は、自動的に第3
図に示す前進第5速のセレクト位置の実線に相当
する位置にあり、不用意に後進段セレクト位置検
出スイツチ31を作動させることがなく、より確
実にミスシフトを防止できる。
次に、第4図は上記第1実施例と同タイプの変
速機に適用した第2実施例を一部断面にて要部を
示す前記第2図と同様な図である。なお、第4図
において第1図および第2図に対応する部分は、
第1図および第2図に付した符号と同一の符号を
付してその詳細な説明を省略する。
第4図に示された第2実施例においては、前記
第1実施例が前進第5速のセレクト位置設定手段
を後進段セレクト位置検出スイツチ部で兼ねさせ
た構成としたのに対し、後進段セレクト位置検出
スイツチとは別に前進第5速のセレクト位置設定
手段を設けたものである。
すなわち、前進第5速−後進段用シフトフオー
クシヤフト11は、係合溝14の底部14aにお
いてセレクト方向に孔38を有し、この孔38の
内部にスプリング39を背設すると共にスナツプ
リング40により係合溝14内への突出量を制限
しているピン41が摺動可能に挿入され、このピ
ン41の途中に凹面41aが設けられている。ま
た、シフトフオークシヤフト11のピン41の凹
面41aと対向する位置には、孔38と連通した
小孔42が設けられ、その小孔42内にスプリン
グ43を背設して収容されたボール44が凹面4
1aに当接される。
また、ロツク手段としてのロツクピン35を、
中立状態においてシフトフオークシヤフト11の
前端面(第4図にて左側側面)が当接する位置関
係に配置し、前記第1実施例のシフトフオークシ
ヤフト11に形成したロツク溝34を廃止してい
る。
係る第2実施例においては、シフトレバー3が
前進第5速側にセレクト操作された時、係合溝1
4においてシフトレバー先端部3bの側面がピン
41に接することにより前進第5速のセレクト位
置N′を定める。また、シフトレバー3の同じセ
レクト方向に更に力が加えられ、先端部3bがボ
ール44を押し戻してピン41を係合溝14から
押し下げることにより後進段のセレクト位置を定
める。従つて、後進段へのセレクト操作には、ス
プリング43に抗してボール44を押し戻す力と
ピン41をスプリング39に抗して押し下げる力
とを要し、大きな節度感を運転者に与えることに
なり、より確実に前進第5速および後進段のセレ
クト位置を定めることができる。
続いて、第5図〜第9図にシフトレバーが中間
ロツク等を介して間接的にシフトフオークシヤフ
トと係合するように構成されたタイプの変速機
に、本発明を適用した第3実施例が示されてい
る。なお、これらの図においても前記実施例に対
応する部分は、同一の符号を付してその詳細な説
明を省略する。
これらの図において、シフトレバー3の先端部
3bはシフトレバーハウジング45に嵌合され、
このハウジング45に中間ロツド46の一端がス
プリングピン47により一体的に固定されてい
る。中間ロツド46は、エクステンシヨンハウジ
ング2に設けられた軸方向の孔48内に摺動およ
び回転可能に支承され、かつ歯車ケース1の方に
伸張されて他端に係合レバー49を担持してお
り、シフトレバー3のセレクト操作およびシフト
操作を回転運動および軸方向運動として係合レバ
ー49に伝える。また、係合レバー49が運動さ
れる領域に歯車ケース1から例えば前記実施例と
同様に3本のシフトフオークシヤフト9〜11が
軸方向移動可能に配設され、これらのシフトフオ
ークシヤフト9〜11の係合溝12〜14に係合
レバー49の先端爪部49aが選択的に係合され
る。
また、この実施例の場合、シフトレバーハウジ
ング45の下部に別のセレクトリターン機構が設
けられている。このセレクトリターン機構は、第
9図に示すように、シフトレバーハウジング45
の下方に形成した突起45aと、この突起45a
の両側においてエクステンシヨンハウジング2の
段付孔2a・2′aにセレクト方向に移動可能に
挿入され先端を突起45aに接触するピン50,
50′と、孔2a,2′aにねじ止めされるプラグ
51,51′と、ピン50,50′とプラグ51,
51′との間に夫々介在されるセレクトリターン
スプリング52,52′およびピン50,50′に
夫々形成されて孔2a,2′aの段部との関係に
よりピン50,50′の中心側への移動量を制限
すると共に、プラグ51,51′との関係により
逆にピン50,50′の外側への移動量を制限す
るフランジ50a,50′aとからなる。なお、
前進第5速および後進段へのセレクト操作の時に
スプリングに抗して後退させられるピン50の外
側への移動量は、前進第5速と後進段とのセレク
ト位置のずれの分だけ大きく設定される。
こうして中立状態にあつては、シフトレバー3
は、ばね力が与えられかつ移動量が制限された2
つのピン50,50′によりシフトレバーハウジ
ング45と共に中央の前進第3速と前進第4速の
中立位置Nに保持される。
このように構成された変速操作機構において、
先ず前述した第2実施例と同様にシフトフオーク
シヤフト11に前進第5速のセレクト位置設定手
段が設けられている。すなわち、第7図に示され
るように、シフトフオークシヤフト11の係合溝
14の底部14aに孔53が設けられ、この孔5
3内に係合溝14への突出量を制限したピン54
がねじ55とスプリング56を介して収容されて
いる。これに対し、係合レバー49の先端爪部4
9aの端面には、前記ピン54と当接する斜面4
9bが形成されている。こうしてシフトレバー3
による前進第5速または後進段へのセレクト操作
において、係合レバー49の揺動に伴い斜面49
bをピン54に当接して前進第5速のセレクト位
置N′を定め、更にシフトレバー3にセレクト方
向の力が加えられ、斜面49bによつてスプリン
グ56に抗してピン54を押し下げて先端爪部4
9aが係合溝14と深く係合することにより、後
進段のセレクト位置が定められる。
また、係合レバー49には第7図に示す突起4
9cが一体的に形成されており、この突起49c
の前方には後進段へのシフト操作をロツクするロ
ツクピン35が配設されてロツク手段を構成して
いる。
更に、中間ロツク46の途中には、軸方向の切
欠き溝46aが形成され、この溝内に後進段セレ
クト位置検出スイツチ31の作動杆32が嵌入さ
れている。また、この溝46aとスイツチ31の
作動杆32との関係は、前進第5速のセレクト位
置N′から更にシフトレバー3のセレクト操作に
より中間ロツド46が回転させられた時にのみ、
スイツチ31がONになるように溝46aの形
状、作動杆32の位置を設定する。こうして定め
られた前進第5速のセレクト位置N′から後進段
へのシフト操作は、係合レバー49の突起49c
がロツク手段のロツクピン35と当接することに
よつて阻止され、ミスシフトは完全に防止され
る。
最後に、第10図示す本発明の第4実施例は、
上記第3実施例と同タイプの変速機において別の
前進第5速のセレクト位置設定手段の例を示すも
ので、シフトレバーハウジング45には側方へ突
出した突起45bが形成される。この突起45b
の上方には、リテーナ4の孔内に摺動自在に挿入
されたスピンドル57の下方先端部が当接してい
る。このスピンドル57には、軸方向の切欠き5
7aが形成されており、この切欠き部には半径方
向に後進段セレクト位置検出スイツチ31内のス
プリングにより作動杆32を介してばね力を受け
るボール30が圧接されている。また、スピンド
ル57には、そのスピンドル57の下方への突出
量を制限して中立位置Nを定める深い切欠き溝と
前進第5速のセレクト位置N′を定めると共に、
後進段へのセレクト操作によりスイツチ31を作
動させるための斜面57bが形成されている。そ
して、スピンドル57はセレクトリターンスプリ
ング58によつて下方に弾発されている。
この実施例においては、シフトレバー3を時計
方向に揺動させて前進第5速(第10図の右側)
へセレクト操作すると、シフトレバーハウジング
45が反時計方向に回転し、突起45bにてスピ
ンドル57をスプリング58に抗して押し上げ
る。そして、スピンドル57の斜面57bとボー
ル30とが当接して前進第5速のセレクト位置
N′が定められ、後進段のセレクト位置へセレク
ト操作するために更にシフトレバー3に同一方向
への力が加えられると、斜面57bにてボール3
0が更に押し戻されてスイツチ31を作動するも
のである。
なお、本発明は、以上説明した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内にて種々の実
施例並びに修正が可能であることは当業者にとつ
て明らかであろう。例えば、ロツク手段の取付箇
所は、後進段へのシフト操作時に移動されるシフ
ト操作部材に関連して設ければよく、シフトレバ
ーやシフトフオーク等に設けることも可能であ
る。更に、後進段と対向した或る一つの前進変速
段のセレクト位置設定手段や後進段セレクト位置
検出スイツチは、セレクト操作時に移動される部
材に対して設ればよく、係合レバーやシフトレバ
ーに対向して設けることも可能である。
また、本発明は、他のタイプの変速機、例えば
公知のリモートコントロール方式の変速機にも同
様に適用可能である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、ロツク手段の解
除をソレノイドにより電気的に行うようにしたた
め、シフトレバーの後進段セレクト位置へのずら
し量とは無関係にロツク手段のストローク、すな
わち、ロツク手段とシフト操作部材との係合量を
任意に設定できる。
従つて、シフトレバーのセレクト方向ずらし量
を小さく、かつロツク手段とシフト操作部材との
係合量を十分に大きく設定可能であり、変速操作
フイーリングを犠牲にすることなく後進段へのミ
スシフトを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による変速操作機構の第1実施
例を示す要部縦断面図、第2図は第1図の線−
に沿う断面図、第3図は本発明による変速操作
機構のシフトパターンを示す解図、第4図は本発
明による変速操作機構の第2実施例を示す前記第
2図と同様な図、第5図は本発明による変速操作
機構の第3実施例を示す要部縦断面図、第6図は
第5図の線−に沿う断面図、第7図は第5図
の線−に沿う断面図、第8図は第7図の線
−に沿う平面図、第9図は第5図の線−に
沿う断面図、第10図は本発明による変速操作機
構の第4実施例を示す前記第9図と同様な図であ
る。 符号の説明、1……歯車ケース、2……エクス
テンシヨンハウジング、3……シフトレバー、4
……リテーナ、9,10,11……シフトフオー
クシヤフト、12,13,14……係合溝、24
……プレート、29,52,52′,58……セ
レクトリターンスプリング、30,44……ボー
ル、31……後進段セレクト位置検出スイツチ、
32……作動杆、33,45a,45b,49c
……突起、33a,49b,57b……斜面、3
4……ロツク溝、35……ロツクピン、36,3
9,43,56……スプリング、37……ソレノ
イド、41,50,50′,54……ピン、41
a……凹面、46……中間ロツド、49……係合
レバー、57……スピンドル、B……電源(バツ
テリー)、N……中立位置、N′……前進第5速の
セレクト位置(中立位置に通じる中間位置)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 歯車変速装置の歯車を切換えるシフトフオー
    ク、該フオークが連結されて軸方向に移動可能に
    支承された複数本のシフトフオークシヤフト、前
    記歯車変速装置を内蔵したケースまたはエクステ
    ンシヨンハウジング等の固定部材に揺動可能に支
    承されかつセレクト操作により前記シフトフオー
    クシヤフトのいずれか1本を選択しシフト操作に
    より該選択したシフトフオークシヤフトを移動さ
    せるシフトレバーを備え、後進段と或る一つの前
    進変速段のシフト位置が中立位置へ通じる中間位
    置を挟み互いに対向して位置するシフトパターン
    を有する自動車用変速機の変速操作機構におい
    て、 前記或る一つの前進変速段のセレクト位置を定
    めるセレクト位置設定手段と、前記或る一つの前
    進変速段のセレクト位置において後進段側へのシ
    フト操作をロツクするロツク手段と、該ロツク手
    段のロツク状態を解くソレノイドと、該ソレノイ
    ドと電源との間に接続され前記或る一つの前進変
    速段のセレクト位置から更にずらした後進段セレ
    クト位置にて作動するスイツチとからなるミスシ
    フト防止装置を設けたことを特徴とする自動車用
    変速機の変速操作機構。
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JPS6132166B2 true JPS6132166B2 (ja) 1986-07-25

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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