JPS6131987Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6131987Y2 JPS6131987Y2 JP1981127701U JP12770181U JPS6131987Y2 JP S6131987 Y2 JPS6131987 Y2 JP S6131987Y2 JP 1981127701 U JP1981127701 U JP 1981127701U JP 12770181 U JP12770181 U JP 12770181U JP S6131987 Y2 JPS6131987 Y2 JP S6131987Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- bottom plate
- earthquake
- protrusions
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000003208 petroleum Substances 0.000 description 2
- 239000010779 crude oil Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はタンクの耐震装置に係り、特に平底形
タンクの耐震装置に関する。
タンクの耐震装置に関する。
原油、重油等の石油類、またはLNG,LPG等
の液体ガスを貯蔵するタンクは、第1図に略示す
るような平底形の円筒タンクが用いられる。主と
して石油用として用いられるタンクの場合は、第
2図に一部を示すようにタンク1の底板2が基礎
3上に単に載置される構成であり、また液体ガス
貯蔵タンクの場合は、第3図に一部を示すように
タンク1の基部と基礎3とをアンカーボルト4に
より固定する構造、あるいは第4図に示すように
アンカーストラツプ5により止着する構成が採ら
れている。
の液体ガスを貯蔵するタンクは、第1図に略示す
るような平底形の円筒タンクが用いられる。主と
して石油用として用いられるタンクの場合は、第
2図に一部を示すようにタンク1の底板2が基礎
3上に単に載置される構成であり、また液体ガス
貯蔵タンクの場合は、第3図に一部を示すように
タンク1の基部と基礎3とをアンカーボルト4に
より固定する構造、あるいは第4図に示すように
アンカーストラツプ5により止着する構成が採ら
れている。
しかし、上記従来の設置構造では、アンカーボ
ルト4で固定する場合以外では、底板2の摩擦係
数以上の地震動を受けるとタンク1は滑り生じて
移動し、タンク1に接続されている接続配管の切
損や底板2の破断などの大きな被害をもたらすと
いう問題がある。またアンカーボルト4によるも
のは、小形のタンクの場合は、或る程度の耐震効
果は得られるも、大形タンクの場合にはやはり十
分なる効果は期し難い。
ルト4で固定する場合以外では、底板2の摩擦係
数以上の地震動を受けるとタンク1は滑り生じて
移動し、タンク1に接続されている接続配管の切
損や底板2の破断などの大きな被害をもたらすと
いう問題がある。またアンカーボルト4によるも
のは、小形のタンクの場合は、或る程度の耐震効
果は得られるも、大形タンクの場合にはやはり十
分なる効果は期し難い。
本考案は、上記従来の問題点を解消するタンク
の耐震装着を提供することを目的としてなされた
ものである。
の耐震装着を提供することを目的としてなされた
ものである。
上記目的を達成するため、本考案においては、
平底形タンクにおいて、タンクの側板直下位置の
底板下面に放射方向に位置する突出部を複数個設
け、タンクを設置する基礎上に前記突出部を受入
れる凹部を熱収縮・膨張に対処し得るよう放射方
向に長めに形成し、前記突出部を凹部を放射方向
にのみわずかに移動可能に嵌合することにより地
震時の水平力に耐抗し得るようにしたことを要旨
とするものである。
平底形タンクにおいて、タンクの側板直下位置の
底板下面に放射方向に位置する突出部を複数個設
け、タンクを設置する基礎上に前記突出部を受入
れる凹部を熱収縮・膨張に対処し得るよう放射方
向に長めに形成し、前記突出部を凹部を放射方向
にのみわずかに移動可能に嵌合することにより地
震時の水平力に耐抗し得るようにしたことを要旨
とするものである。
以下本考案の実施例を第5図乃至第8図を参照
し、前記第1図乃至第4図と共通する部分には同
一の符号を使用して説明する。
し、前記第1図乃至第4図と共通する部分には同
一の符号を使用して説明する。
タンク1の側板6の直下位置における底板2の
下面に、周方向に所要の間隔をおいて複数の突出
部7,7…が設けられている。この突出部7は、
第6図および第7図にその1つを示しているよう
に、平鋼、H形鋼等の鋼材を底板2の下面に溶接
して固着することにより形成され、好ましくはそ
の鋼材の面が第8図のように底板2の半径方向に
平行する方向に固着するのがよい。
下面に、周方向に所要の間隔をおいて複数の突出
部7,7…が設けられている。この突出部7は、
第6図および第7図にその1つを示しているよう
に、平鋼、H形鋼等の鋼材を底板2の下面に溶接
して固着することにより形成され、好ましくはそ
の鋼材の面が第8図のように底板2の半径方向に
平行する方向に固着するのがよい。
基礎3の上面には、前記突出部7,7…と対応
する部位に凹部8,8…が形成されている。この
凹部8は第7図示のようにタンク1の半径方向に
やや長めに形成され、タンク1の熱収縮、膨張に
よる半径方向変化に対処し得るようになされてい
る。
する部位に凹部8,8…が形成されている。この
凹部8は第7図示のようにタンク1の半径方向に
やや長めに形成され、タンク1の熱収縮、膨張に
よる半径方向変化に対処し得るようになされてい
る。
上記タンク1の突出部7,7…を基礎3上の凹
部8,8…に嵌合して設置すれば、地震時にタン
ク1の底板2の摩擦係数を超える水平力が作用し
ても、タンク1の底板2の下面に突出する突出部
7が基礎3の凹部8の内側面に当接することによ
り滑動が阻止され、タンク1の移動を防止する。
部8,8…に嵌合して設置すれば、地震時にタン
ク1の底板2の摩擦係数を超える水平力が作用し
ても、タンク1の底板2の下面に突出する突出部
7が基礎3の凹部8の内側面に当接することによ
り滑動が阻止され、タンク1の移動を防止する。
また、図示実施例のように、突出部7を底板2
の下面周辺に放射方向に設ければ、あらゆる方向
からの水平力に対しても均等に耐抗し、一層効果
的である。
の下面周辺に放射方向に設ければ、あらゆる方向
からの水平力に対しても均等に耐抗し、一層効果
的である。
このように本考案によれば、基礎上に載置され
る構成の平底形タンクであつても、地震時の水平
力に対し確実に耐抗することができるので、タン
クの移動が防止され、タンクに接続されている配
管の切損や、底板の破断等の大きな被害を未然に
防止することができ、大形タンクであつても初期
の効果を期待することができる。また在来の滑動
防止手段に比し構造的に簡単であり、きわめて低
廉に得られ、実用化が容易であるなどの種々の効
果を有する。
る構成の平底形タンクであつても、地震時の水平
力に対し確実に耐抗することができるので、タン
クの移動が防止され、タンクに接続されている配
管の切損や、底板の破断等の大きな被害を未然に
防止することができ、大形タンクであつても初期
の効果を期待することができる。また在来の滑動
防止手段に比し構造的に簡単であり、きわめて低
廉に得られ、実用化が容易であるなどの種々の効
果を有する。
第1図は平底円筒形タンクを示す正面図、第2
図乃至第4図は従来の設置例を示す一部の断面
図、第5図は本考案のよる耐震装置の一実施例を
示す一部の正面図、第6図は第5図−線断面
図、第7図は第6図の−線視図、第8図は突
出部の配置方向の例示略図である。 1……タンク、2……底板、6……側板、7…
…突出部、8……凹部。
図乃至第4図は従来の設置例を示す一部の断面
図、第5図は本考案のよる耐震装置の一実施例を
示す一部の正面図、第6図は第5図−線断面
図、第7図は第6図の−線視図、第8図は突
出部の配置方向の例示略図である。 1……タンク、2……底板、6……側板、7…
…突出部、8……凹部。
Claims (1)
- 平底形タンクにおいて、タンクの側板直下位置
の底板下面に放射方向に位置する突出部を複数個
設け、タンクを設置する基礎上に前記突出部を受
入れる凹部を熱収縮・膨張に対処し得るよう放射
方向に長めに形成し、前記突出部を凹部に放射方
向にのみわずかに移動可能に嵌合することにより
地震時の水平力に耐抗し得るようにしたことを特
徴とするタンクの耐震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12770181U JPS5833494U (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | タンクの耐震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12770181U JPS5833494U (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | タンクの耐震装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5833494U JPS5833494U (ja) | 1983-03-04 |
JPS6131987Y2 true JPS6131987Y2 (ja) | 1986-09-17 |
Family
ID=29921422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12770181U Granted JPS5833494U (ja) | 1981-08-28 | 1981-08-28 | タンクの耐震装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5833494U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57180695U (ja) * | 1981-05-14 | 1982-11-16 |
-
1981
- 1981-08-28 JP JP12770181U patent/JPS5833494U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5833494U (ja) | 1983-03-04 |
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