JPS6131706A - サ−ボバルブ保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサーボバルブ保護装置に関する。

〔従来の技術〕

従来のサーボバルブの制御は、例えば、第２図ブロック
図に示すように、信号設定器１からの設定信号を入力す
るつき合せアンプ２の出力がパワーアンプ３により増巾
されてサーボコイル４に供給され、これによりパイロッ
トバルブのスプール５が動き、その変位が変位計６によ
り検出され、変位計用アンプ７により増巾されてつき合
せアンプ２にフィードバックするようになっている。

このような従来のサーボパルプの制御において、サーボ
パルプのコイル４に流を制御電流は数１０ｍＡ程度のも
のかほど〜とであるが、高応答大容量に適用する直動型
サーボバルブにおいては、コイルに流す制御電流は数ア
ンペア程度のものもある。

通常サーボ電流は正常な制御状態においては、偏差分制
御の故をもってスプール移動時を除いて、零となってお
り、したがって油圧源オフ又はスプールのステップ等で
スプール動作が異常となった場合、サーボ電流が連続的
に流れ、サーボコイルが発熱し、コイルの劣化・焼損が
生ずる。

そこで、従来、コイルの劣化・焼損対策として、強制冷
却及びシステムの故障時のアンプ電源のオフ処置が併用
されているが、アンプ電源オフとすると、ノンコントロ
ール状態となり、機械本体の定位置保持が不可能で、機
械本体の異常処理が不可能となり、場合によっては、機
械本体を破損することへなる。

また、油圧源オンの状態で、サーボアンプをオフとする
と、サーボ弁の機差による中立点変動で油圧源からタン
ク側に廻り回路が発生し、油圧源システムのオーバロー
ド、さらには故障へと連なる。

また、第３図に示すように、第２図の制御回路に、メイ
ンパルプのスプール９．スプール位置検出器１０．変位
計用アンプ１１及びつき合せるアンプ８よりなるメイン
フィードバック回路を付設した構造も知られている。

しかしながら、このような制御回路においては、メイン
サーボパルプのスプール９はパイロットサーボパルプの
油圧信号により制御　　−されているので、油圧ポンプ
がオフとなった場合、メインスプール９が動作せず、そ
のためメインスプールフィードバックが一定値に固定さ
れ、−力制御回路は定位制御ループがオンであるから、
メインスプール９の位置を制御しようとして大きなサー
ボ電流が流れ続けることになり、コイル４が劣化、・）
焼損を起こす。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明はこのような事情に鑑みて提案されたもので、電
源が異常になったことを検出して自動的に回路を切換え
、別の電源回路から安全な電流を流すことにより、コイ
ルの劣化及び焼損を防止すると〜もに、サーボ弁の中立
点変動をも加味したうえで、制御対象を安全な状態に保
持するサーボパルプ保護装置を提供することを目的とす
る。

〔問題点を解決するための手段〕

そのために本発明は、設定信号をつき合せアンプに入力
しパワーアンプを経てサーボコイルを付勢し、これによ
るパイロットパルプのスプールの変位を検出して変位計
アンプを介して前記パワーアンプにフィードバックする
ようにしたフィードバック制御回路において、サーボコ
イルに流れる異常電流を検出する手段と、上記異常電流
が設定時間以上流れたときに作動するタイマーと、上記
タイマーの出力により前記つき合せアンプの出力の代わ
りに安全電流設定器の出力を上記パワーアンプに入力す
るリレースイッチを具えたことを特徴とする。

〔作　用〕

このような構成により、コイルの劣化及び焼損を防止す
るサーボバルブ保護装置を得ることができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面について説明する゛　と、第１
図はそのブロック線図である。

上図において、第１〜２図と同一の記号はそれぞれ第」
〜２図と同一の機器・部材を示し、１２はサーボ電流を
モニターし電流の異常状態を検知するコンパレータ、１
３はコンパレータ１２の出力で作動するタイマー、１４
は制御信号の切換えを行５１Ｊレー、１５は安全電流設
定器である。

このような回路において、正常電流時はリレー１４の接
点は位置１４ａにあって、通常の制御を行うが、つき合
せアンプ２の出力が異常に大きくなったときは、コンパ
レータ１２で検知しその状態があらかじめ設定した時間
以上経過すると、タイマー１３が作動して、リレー１４
がオンとなり、その接点が位置１４ｂへ切換わり、安全
電流設定器１５の信号がパワーアンプ３に流れ、サーボ
コイル４が焼損しない程度の電流値に保持される。

なおりｏの設定値は、サーボ弁の中立点変動を含めても
、機械本体の異常処理で、安全側に回避でき得る値で、
かつ連続的にサーボ電流を流しても温度上昇としては問
題のない値である。

このような信号電源の切換えにより、サーボコイルの劣
化・焼損を防止すると〜もにサーボ弁の中立点変動をも
加味したうえで、制御対策を安全な状態に保持すること
が可能となる。

こ〜で、サーボコイル４に流れる異常電流の検出を変位
計アンプ７の出力に置替えても同様な動作を行うことが
できる。

このような回路によれば、サーボパルプのムービングコ
イルに供給する電流を監視し、異常電流状態を検知して
コイルの劣化・焼損を防止すると〜もに、制御対象を安
全な方向に保持することにより機械の破損等を防止する
ことが可能となる。

〔発明の効果〕

要するに本発明によれば、設定信号をつき合せアンプに
入力しパワーアンプを経てサーボコイルを付勢し、これ
によるパイロットパルプのスプールの変位を検出して変
位計アンプを介して前記パワーアンプにフィードバック
するようにしたフィードバック制御回路において、サー
ボコイルに流れる異常電流を検出する手段と、上記異常
電流が設定時間以上流れたときに作動するタイマーと、
上記タイマーの出力により前記つき合せアンプの出力の
代わりに安全電流設定器の出力を上記パワーアンプに入
力するりレースインチを具えたことにより、コイルの劣
化及び焼損を防止し制御対象を安全な方向に保持するサ
ーボパルプ保護装置を得るから、本発明は産業上極めて
有益なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック線図、第２図
及び第３図はそれぞれ公知のサーボパルプ保護装置を示
すブロック線図である。 １・・・信号設定器、２・・・アンプ、３・・・ノくワ
ーアンプ、４・・・サーボコイル、５・・・ノクイロソ
トバルブのスプール、６・・・変位計、７・・・変位計
アンプ、１２・・・コンパレータ、１３・・・タイマー
、１４・・・リレー、１５・・・安全電流設定器。 復代理人　弁理士　塚　本　正　文 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 設定信号をつき合せアンプに入力しパワー アップを経てサーボコイルを付勢し、これによるパイロ
   ットバルブのスプールの変位を検出して変位計アンプを
   介して前記パワーアンプにフィードバックするようにし
   たフィードバック制御回路において、サーボコイルに流
   れる異常電流を検出する手段と、上記異常電流が設定時
   間以上流れたときに作動するタイマーと、上記タイマー
   の出力により前記つき合せアンプの出力の代わりに安全
   電流設定器の出力を上記パワーアンプに入力するリレー
   スイッチを具えたことを特徴とするサーボバルブ保護装
   置。