JPS6131633Y2 - - Google Patents

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JPS6131633Y2
JPS6131633Y2 JP1977048022U JP4802277U JPS6131633Y2 JP S6131633 Y2 JPS6131633 Y2 JP S6131633Y2 JP 1977048022 U JP1977048022 U JP 1977048022U JP 4802277 U JP4802277 U JP 4802277U JP S6131633 Y2 JPS6131633 Y2 JP S6131633Y2
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JP
Japan
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planting
seedling
arm
claw
claws
Prior art date
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JP1977048022U
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JPS53142416U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、機体進行方向での後方側に苗のせ台
を配置し、その前方側に、前記苗のせ台の前方位
置で上下に循環作動する植付アームを配置し、そ
の植付アームに対して左右一対の植付爪と苗押出
具とを装着してある苗植付装置に関する。
この種、苗植付装置において、植付爪を植付ア
ームに固定装備して、爪先端の軌跡をアームの循
環軌跡によつて支配させたものでは、苗植付け作
用が機体進行態で行なわれる関係上、植付爪が泥
土中に突入開始してからその下降経路の最下降点
に至るまでの間に、第6図に示す如く、爪先端が
泥土中を進行方向前方に引摺り移動されて、植付
け箇所に前後に長い溝をつくり、その結果、植付
けられた苗の姿勢に乱れを発生し易い欠点があ
る。
そこで、このような欠点を解消するために、植
付アームの循環作動機構を工夫することによつ
て、爪先端の泥土中での移動軌跡が鉛直、又はほ
ぼ鉛直になるようになした技術が従来からも種々
提案されているが、これによるときは、植付アー
ムが比較的質量の大きいものであり、しかも、そ
の質量の大きい植付アームが約300r・p・m程度
の高速回転している箇所に対して循環作動軌跡を
変更する機構を組み込まねばならぬため、その軌
跡を変更する機構自体が複雑で、かつ、大掛かり
なものとなり、また、軽量化が望まれる田植機全
体の重量を増加する欠点を避け得ないものであ
り、さらに、このように高速回転し、かつ、質量
の大きい植付アームが変則的な軌跡を描くことに
よつて、植付アームの運動慣性も変則的に作用
し、その変則的な運動慣性はバランスウエイトな
どによつて消去し難いことから、機体全体に不規
則な振動を与えるという欠点があつた。
本考案は、かかる実状に鑑み、植付アームの円
滑な循環作動を保証した状態で、泥土中での爪の
引摺り移動距離を短縮して、植付け姿勢の乱れを
抑制せんとする点に目的を有する。
本考案による苗植付装置の特徴とする構成は、
前記左右一対の植付爪と苗押出具とを前記植付ア
ームに対して植付アーム下降方向に出退自在に装
着し、さらに、前記植付アームに対して、前記植
付アーム下降経路の最下降点に至る手前から前記
植付爪と苗押出具とを同時に突出作動させ、且
つ、前記下降経路の最下降点近くで植付爪に対し
て苗押出具を相対移動させて苗を押出すように構
成した駆動機構を設けた点にあり、かかる構成か
ら次の作用効果を奏する。
即ち、植付アームの循環作動軌跡を変更するの
ではなく、遥かに質量の小さい左右一対の植付爪
と苗押出具とを植付アームに対して突出させるこ
とによつて、その植付爪先端における爪軌跡を変
更するものであるから、植付アームの循環作動軌
跡を変更する場合のような、変則的な運動慣性に
よつて機体が不規則な振動を受ける虞れが少な
く、また、爪軌跡を変更するために大掛かりな変
更機構を設けて田植機全体の重量が増すという不
都合も避けることができる利点がある。
そしてまた、植付爪が、その下降経路の最下降
点に至る手前、つまり、泥土中に突入する時、又
は直前に、植付アームに対して植付爪と苗押出具
とを突出させ、この爪の突出により、機体進行に
伴なう爪の前方への対地移動速度を小さくできる
ので、泥土中での爪の引摺り移動距離を短縮で
き、この爪の引摺りによつて植付けられた苗姿勢
を乱す虞れも少ない点で有利である。
さらにまた、下降経路の最下降点近くでは、植
付爪に対して苗押出具を相対移動させて苗を押出
すように構成したものであるから、爪に対する苗
の分離が良好で、泥中への苗植付け姿勢の良い苗
植付作業行なえるものである。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
耕盤凹凸に追従して上下動する走行車輪1,1
と苗植付泥面を滑走するフロート2とを備えた機
体3に、その前部にエンジン機器4を、後部に苗
植付装置5を搭載すると共に、前記苗植付装置5
から後方に操従ハンドル6を延設し、そして一定
ストロークで機体左右方向に往復移動する傾斜苗
のせ台7を、前記苗植付装置5に相対向させて前
記ハンドル6に沿わせて設けて田植機が構成され
ている。
前記苗植付装置5は、一方向に駆動回動するア
ーム8と一端が枢支された揺動レバー9とを植付
けケース10に設け、そして植付爪11と苗押出
具12とを駆動機構13によつてその軸芯方向に
往復移動可能に装着した植付アーム14を、その
後端側を前記揺動レバー9の遊端に枢支連結する
と共に、その中間部を前記回転アーム8の遊端に
枢支連結し、もつて前記アーム8の回転による植
付アーム14の揺動により、植付爪11の先端が
前記苗のせ台7の苗取出口と苗植付け泥面との間
にわたつて軌跡Aを描きながら、土付苗の前縁か
ら一株相当分の苗株を取出して泥面に植付けるべ
く構成されている。
前記植付爪11は、その一端が扁平圧縮された
丸棒11aに二股状の植付爪本体11bをボルト
によつて着脱自在に取付けて形成され、シール構
造15を介して植付アーム14の先端側に軸芯方
向に出退自在に支承されている。また、苗押出具
12は、前記植付爪本体11bの苗取出面に対面
する押出具本体12aを丸棒12bの先端に装着
に形成され、前記植付爪11に対して適当軸間距
離をもつて平行に、かつシール構造16を介して
植付アーム14に軸芯方向に出退自在に支承され
ている。そして、これら植付爪11と苗押出具1
2とが駆動機構13によつてその出退方向に往復
駆動移動すべく構成されている。
前記駆動機構13は、回転アーム8と植付アー
ム14との枢支連結用の軸17に2個のカム体1
8,19を軸芯方向に固着並設すると共に、この
カム体18,19の夫々のカム面に接当するレバ
ー20,21を、その接当部近くにおいて前記軸
17に平行する軸22を介して植付アーム14に
揺動自在に架設し、かつその一方のレバー20の
遊端長さを他方のレバー21の遊端長さよりも長
く設定して、前記揺動レバー20の遊端を前記植
付爪11の端部に設けたコの字状係合部材11c
に係合すると共に、他方の揺動レバー21の遊端
を前記苗押出具12の端部に設けた係合部材12
cに係合し、そして前記植付爪11と苗押出具1
2とを植付アーム14に対して突出する方向に付
勢すべくスプリングからなる付勢機構C,
C′を、その一方の付勢機構Cを植付爪係合部材
11cと植付アーム14との間に、および他方の
付勢機構C′を揺動レバー21と植付アーム14
との間に介装し、もつて前記カム体18,19の
回転をレバー20,21の揺動に変換して伝達す
るカム機構B,B′と、前記付勢機構C,C′とに
よつて、前記植付爪11と苗押出具12とを個々
に往復移動すべく構成されている。
前記植付爪用カム機構Bを構成するカム体18
のカム面形状は、植付爪11が苗植付泥面近くに
達するまでは付勢機構Cに抗して植付爪11の植
付アーム14内への後退姿勢を維持する同芯円弧
の第1カム面18aと、植付爪11が泥面近くに
達した時に付勢機構Cによつて植付爪11を急速
に突出させる第2カム面18b、および苗植付け
後における植付爪上昇開始時で、かつ泥面近くま
での範囲において比較的急速に植付爪11を付勢
機構Cに抗してアーム14内に後退させる第3カ
ム面18cを持ち、そして他方の苗押出具用カム
機構B′のカム体19は、前記植付爪用カム体18
よりも径が大で、前記植付爪11の突出と同時に
苗押出具12を急速に突出させる第2カム面19
bと、植付爪後退と同時に苗押出具12を後退さ
せると共に、前記植付爪11の後退完了後に更に
引続いて苗押出具12を後退させる第3カム面1
9c、および植付アーム14による下降経路をと
つて苗押出具12が苗植付け泥面近くに達するま
では、付勢機構C′に抗して苗押出具12を植付
アーム14内に後退させた姿勢を維持する同芯用
弧の第1カム面19aを持つている。
即ち、植付アーム14の下降終端側、つまり植
付爪11と苗押出具12とが泥面近くに達した時
点において、植付爪11に対する苗押出具12の
相対突出量の大なる状態で両者11,12が同時
にアーム14から突出し、両者11,12の相対
移動によつて植付爪11からの苗離れを行なわせ
ると共に、引続く植付アーム14の上昇始端側、
つまり苗植付け後において植付爪11と苗押出具
12とを同時に植付アーム14内に後退させ、か
つ更に苗押出具12を後退させて、植付爪11と
苗押出具12との泥土に対する突入と退避の移動
速度を大にし、第5図に示すように、泥土に対す
る植付爪11と苗押出具12との相対移動量を小
にすべく設定されている。
別実施例として、植付爪11と苗押出具12と
の植付アーム14内への後退を同時に完了させる
も良く、また両者11,12の植付アーム14に
対する突出と後退とを、共に急速にまたは徐々
に、あるいは突入を徐々に後退を急速に行なわせ
るも良い。
更に、苗押出具用カム体19の第2カム19b
を二段カム面形状として、植付爪突出完了時に苗
押出具12の突出を一時停止させ、引続いて更に
苗押出具12が突出すべく構成するも良い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る苗植付装置の実施例を示
し、第1図は田植機の全体側面図、第2図は苗植
付装置の縦断面図、第3図は苗植付装置の横断面
図、第4図はカム体の詳細図、第5図は軌跡説明
図、第6図は従来構成の軌跡説明図である。 11……植付爪、12……苗押出具、13……
駆動機構、14……植付アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機体進行方向での後方側に苗のせ台7を配置
    し、その前方側に、前記苗のせ台7の前方位置で
    上下に循環作動する植付アーム14を配置し、そ
    の植付アーム14に対して左右一対の植付爪1
    1,11と苗押出具12とを装着してある苗植付
    装置において、前記左右一対の植付爪11,11
    と苗押出具12とを前記植付アーム14に対して
    植付アーム下降方向に出退自在に装着し、さら
    に、前記植付アーム14に対して、前記植付アー
    ム14下降経路の最下降点に至る手前から前記植
    付爪11,11と苗押出具12とを同時に突出作
    動させ、且つ、前記下降経路の最下降点近くで植
    付爪11,11に対して苗押出具12を相対移動
    させて苗を押出すように構成した駆動機構13を
    設けてある事を特徴とする苗植付装置。
JP1977048022U 1977-04-15 1977-04-15 Expired JPS6131633Y2 (ja)

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JP1977048022U JPS6131633Y2 (ja) 1977-04-15 1977-04-15

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JP1977048022U JPS6131633Y2 (ja) 1977-04-15 1977-04-15

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JPS53142416U JPS53142416U (ja) 1978-11-10
JPS6131633Y2 true JPS6131633Y2 (ja) 1986-09-13

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ID=28930962

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031452Y2 (ja) * 1977-04-18 1985-09-20 株式会社クボタ 苗植付装置
JPS5726570Y2 (ja) * 1977-04-18 1982-06-09
JPH062503Y2 (ja) * 1986-03-24 1994-01-26 株式会社クボタ 田植機の苗送り構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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