JPS6130935Y2 - - Google Patents

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JPS6130935Y2
JPS6130935Y2 JP8796679U JP8796679U JPS6130935Y2 JP S6130935 Y2 JPS6130935 Y2 JP S6130935Y2 JP 8796679 U JP8796679 U JP 8796679U JP 8796679 U JP8796679 U JP 8796679U JP S6130935 Y2 JPS6130935 Y2 JP S6130935Y2
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JP
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liquid
circuit
pressure
switching valve
air
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車のブレーキ機構、クラツチ機
構等のごとく伝達媒体として液体が用いられる液
体駆動機構に対する液体充填装置に関するもので
ある。
従来の技術 自動車のサービスブレーキ機構やマニアルトラ
ンスミツシヨン装備車のクラツチ機構等の液体駆
動機構は、液体の圧力伝達作用を利用した一種の
油圧装置であり、この種の装置は、第1図、第7
図にも示すごとく、リザーバタンク1と称する液
体貯蔵部があり、その直下にピストンを摺動可能
に内蔵するマスタシリンダ2と、ピストン軸3に
ピン結合され、かつ支軸4回りに回動自在に支承
されているペダル5とが設けられ、ペダルパツト
6を乗員が足で踏むことにより、マスタシリンダ
2内の液体をピストンにより加圧するポンプ作用
を行なわしめるものであつて、この加圧液体を配
管7を介して、ドラムブレーキやデイスクブレー
キのごときブレーキ8に取付けられているホイル
シリンダと称する(クラツチ機構においてはレリ
ーズシリンダと称する)アクチユエータ9に供給
し、これを駆動せしめるものである。
自動車の生産時、修理時あるいは点検時等にお
いては、配管を含めた前記機構に予め液体を充填
する必要があり、しかもこの充填の際、配管その
他の全系統には異物の混入があつてはならず、ま
た空気の残留があつてもいけない。このため、先
に特公昭52−39485号(第3図参照)に示される
構成の圧力液体供給弁が発明された。該圧力液体
供給弁を用いる液体充填装置としては、現場で配
管使用されるため、特に纒まつて記載された文献
はないが、例えば、第7図に示すごとき配管、構
成の下で使用されていた。すなわち、加圧ポンプ
90および液体供給切替弁91とその配管とから
なる圧力液体供給回路92と、真空ポンプ93お
よび負圧切替弁94とその配管とからなる真空回
路95と、エア回路切替弁96とその配管とから
なるエア回路97と、前記圧力液体供給回路9
2、真空回路95およびエア回路97に配管結合
され、かつリザーバタンク1への密着部を有する
圧力液体供給弁71とにより構成されている。
前述の構成の液体充填装置による液体駆動機構
への液体充填は、次のごとくに行なわれる。
まず、圧縮エア供給源68からの圧縮エアをエ
ア回路97のエア回路切替弁96を介して圧力液
体供給弁71に印加し、該供給弁71のチヤツク
の作動により、圧力液体供給弁71をリザーバタ
ンク1に取付ける。
次いで加圧ポンプ90よりの加圧液体を液体供
給切替弁91および前記圧力液体供給弁71を介
してリザーバタンク1へ供給し、該リザーバタン
ク1を充満させた後作業員がペダル5のペダルパ
ツド6を繰返し踏込んで、加圧液体を配管7を介
してアクチユエータ9に送り込む。この間他の作
業員は、アクチユエータ9のブリーザプラグ10
を開放し該プラグ10より流出する液体とともに
液体駆動機構中の残留空気を排出し、流出液体中
に空気の混入がなくなつたことを確認した後前記
ブリーザプラグ10を閉じ圧力液体供給回路92
よりの加圧液体の供給を止め、エア回路97より
の圧縮エアの供給を止め、真空回路95よりの真
空を前記圧力液体供給弁71に印加しチヤツクを
解除し、余分の液体を真空ポンプ93により吸入
し、液体漏れを防止しつつ前記圧力液体供給弁7
1をリザーバタンク1より取外すという作業を行
なつていた。
前述の作業については、「昭和46年 4月26日
初版発行、昭和51年2月16日十版発行トヨタ修理
書・各車共通編、実費1100円、編集・発行、トヨ
タ自動車販売株式会社サービス部」に明示されて
いる。
考案が解決しようとす問題点 前述のごとく、エア回路切替弁96、液体供給
切替弁91、負圧切替弁94の切替操作、加圧ポ
ンプ90および真空ポンプ93の起動・停止操作
およびペダル5の踏込操作はそれぞれ関連なく行
なわれ、そのため前述のごとく従来の液体駆動機
構に対する液体充填作業では2名の作業員が必要
であり、しかも2名の作業員間で作業のマツチン
グが必要であり、そのために作業全体に時間を要
し、またペダルを踏み戻している間にはブリーザ
プラグから若干のエアが液体駆動機構内に、逆に
入るため、この間ブリーザプラグを閉じておく必
要があり、このブリーザプラグを閉じる作業はペ
ダルを踏み込みつつある間に行なう必要があり、
ペダルの踏み込みとブリーザプラグの監視とが別
人で行なわれるため、2名の作業者間での作業の
マツチングが外れると、若干のエアがブリーザプ
ラグより液体機構内に大気から入り込んでしま
い、このエアを排除するため、再度液体充填作業
をやり直す必要を生ずることがあり、残留空気の
除去という余分な作業の手間が必要となるという
問題があつた。本考案は、自動化により作業員数
を減らし、作業時間を短縮し、また液体駆動機構
内の残留空気を短時間に除去しうる液体充填装置
を提供し、前述の両問題点を同時に解決せんとす
ものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、リザーバタンクへの密着、開放およ
び余剰液体の回収のためのエア回路および真空回
路が連結されている圧力液体供給弁を介し、圧力
液体供給回路よりの圧力液体を前記リザーバタン
クに連設されているマスタシリンダのペダル操作
により、液体駆動機構に充填せしめる液体充填装
置において、前記ペダルを自動操作する圧踏機
と、該圧踏機の踏板を進退操作するため圧縮エア
供給源よりの圧縮エアを前記圧踏機に切替供給す
る圧縮エア切替弁とよりなるペダル切替回路が設
けられ、また液体駆動機構のブリーザプラグが前
記真空回路に連結可能とされているとともに、前
記圧力液体供給回路の加圧ポンプならびに該回路
の液体供給切替弁、前記エア回路のエア回路切替
弁、前記真空回路の真空吸引ポンプならびに該回
路の負圧切替弁、および前記ペダル切替回路の圧
縮エア切替弁をそれぞれ作動せしめうるプログラ
ム駆動装置が設けられている構成の液体充填装置
により前述の問題点を解決し得たものである。
作 用 前述の構成の液体充填装置による液体駆動機構
に対する液体充填は下記のごとくして行なわれ
る。
作業員単独で、リザーバタンクに圧力液体供給
弁を、該弁の操作レバーを操作して取付け、ペダ
ルパツドに圧踏機を正対せしめ、ブリーザプラグ
を真空ポンプに連結し、プログラム駆動装置を指
導すると、加圧ポンプ、真空ポンプが起動し、次
いで負圧切替弁が作動し、圧力液体供給弁と液体
駆動機構のブリーザプラグに負圧が印加される。
以下順にエア回路切替弁が作動し、圧力液体供給
弁がリザーバタンクに密着保持され、液体供給切
替弁が作動し、圧力液体供給弁を介してリザーバ
タンクへ液体が供給充填されるとともに負圧切替
弁た閉じられる。次に圧縮エア供給源に連結され
ているペダル切換回路の圧縮エア切替弁が作動さ
れ断続して圧縮エアが圧踏機に印加される。この
ため圧踏機が作動され、ペダルパツドの踏込み、
踏外しが自動的に繰返され、液体駆動機構中の空
気が混在した液体がブリーザプラグより吸引流出
せしめられる。ブリーザプラグよりの流出液体中
に空気の混在がなくなつたことを作業員が確認し
てブリーザプラグを閉じ液体供給切替弁を遮断す
ると圧力液体の供給が停止され、負圧切替弁が切
替えられ圧力液体供給弁へ負圧が印加され、余剰
液体が排出され、また圧縮エア切替弁が切替えら
れ、圧縮機の作動が停止され、次いでエア回路切
替弁が切替えられて圧力液体供給弁へ負圧が印加
されリザーバタンクとの密着が解除されるととも
に液漏れが防止される。
以上の作動終了後作業員が圧力液体供給弁の操
作レバーを動かして圧力液体供給弁をリザーバタ
ンクから取り外す。以上の作業は単独の作業員で
行なうことができる。
実施例 以下図面により実施例について説明する。
第1図に示すごとく、加圧ポンプ60、圧力調
整弁63および液体供給切替弁51とその配管と
からなる圧力液体供給回路47と、真空吸引ポン
プ61および負圧切替弁52とその配管とからな
る真空回路48と、エア回路切替弁53とその配
管とからなるエア回路49と、圧踏機34および
圧縮エア切替弁54とその配管とからなるペダル
切替回路50と、前記圧力液体供給回路47、真
空回路48およびエア回路49に配管結合され、
かつリザーバタンク1への密着部を有する圧力液
体供給弁11とが設けられ、また前記圧力液体供
給回路47、真空回路48、エア回路49および
ペダル切替回路50をそれぞれ作動せしめるプロ
グラム駆動装置62が設けられている。
前記圧力液体供給弁11は、第3図、第4図に
示すごときものが用いられ、また圧踏機34は第
5図、第6図に示すごときものが用いられる。ペ
ダルの圧踏機34はエアシリンダ35を有し、フ
レーム36の一端にピン37を介して、エアシリ
ンダ35の一端が回動自在に取付けられ、また反
力バー38が突設されている。前記フレーム36
の他端には、エアシリンダ35の他端がシヤフト
39およびスプリング40を介して上下に伸縮可
能に支承されている。従つてエアシリンダ35
は、例えばピン37廻りにαの角度だけ回動可能
とされている。
エアシリンダ35内にはピストン(図示せず)
が滑動可能に嵌挿され、ピストンロツド41の先
端には既述の液体駆動機構中のペダルパツド6に
対設される踏板42が固設され、該踏板42には
回り止めロツド43が取付けられ、該回り止めロ
ツド43は、エアシリンダ35に固設されている
ガイド44内に摺動可能に取付けられている。前
記エアシリンダ35の両端には、それぞれ圧縮空
気供給口45,46が設けられている。
第1図に示すごとく、本考案は圧力液体供給回
路47、真空回路48、エア回路49、ペダル切
換回路50よりなり、また前記圧力液体供給回路
47、真空回路48およびエア回路49と連結配
管された圧力液体供給弁11が、更に前記各回路
の液体供給切替弁51、負圧切替弁52、エア回
路切替弁53、圧縮エア切替弁54の各ソレノイ
ド55,56,57,58,59並びに加圧ポン
プ60および真空吸引ポンプ61の駆動原動機に
配線されるプログラム駆動装置62が設けられて
いる。
圧力液体供給回路47は加圧ポンプ60、圧力
調整弁63、フイルタ64および回路断続のため
の液体供給切替弁51が直列に連結配管され、加
圧ポンプ60の吸引側は貯蔵タンク65に、また
液体供給切替弁51の吐出側は圧力液体供給弁1
1の液体供給口21に接続配管されている。なお
図示例においては、圧力調整弁63の吐出側に液
圧を支持する圧力計66が設けられている。また
加圧ポンプ60の駆動原動機はプログラム駆動装
置62の端子P1に、液体供給切替弁51のソレノ
イド55は同駆動装置62の端子S3に結線されて
いる。
真空回路48は真空吸引ポンプ61および回路
断続用の負圧切替弁52を有し、その吸引側は前
述の液体駆動機構のアクチユエータ9のブリーザ
プラグ10と透明な可撓管67を介して連結可能
とされ、また負圧切替弁52を介して圧力液体供
給弁11の液体吸引口31と連結され、更にエア
回路49のエア回路切替弁53と連結されてお
り、排出側は貯蔵タンク65に配管されている。
前記真空吸引ポンプ61の駆動原動機はプログラ
ム駆動装置62の端子P2に、負圧切替弁52のソ
レノイド56は同駆動装置62の端子S4に結線さ
れている。
なお、真空吸引ポンプ61としては加圧ポンプ
60と略同形のポンプのサクシヨン側を利用する
ものであつてもよく、また加圧ポンプ60、真空
吸引ポンプ61、貯蔵タンク65は略同一面上に
集約して配設できる。
エア回路49は入力切替用のエア回路切替弁5
3を有し、その入力側は圧縮エア供給源68およ
び真空吸引ポンプ61のサクシヨン側にそれぞれ
連結され、出力側は前記圧力液体供給弁11のエ
ア供給口33に連結され、前記エア回路切替弁5
3のソレノイド57はプログラム駆動装置62の
端子S1に、同切替弁53の他のソレノイド58は
端子S2に結線れている。
ペダル切替回路50は、圧踏機34およびピス
トン運動切替用の圧縮エア切替弁54を有し、前
記切替弁54の入力側は圧縮エア供給源68に、
出力側はエアシリンダ35の圧縮エア供給口4
5,46にそれぞれ連結され、圧踏機34は、そ
の踏板42がペダル5のペダルパツド6に正対す
るごとく車室のフロア69上に載置され、その作
動中の後退を防止するため、反力バー38がフロ
ア69に突設されているクロスメンバ70に当接
するごとく位置されている。圧縮エア切替弁54
のソレノイド59はプログラム駆動装置62の端
子S5に結線されている。
次に本考案の液体駆動機構の液体充填作業につ
いて述べる。
準備作業として、第1図に示すごとく、配管、
配線されている液体充填装置の圧力液体供給弁1
1をリザーバタンク1に取付け、操作レバ20を
回動してチヤツク16による保持を確実とし、ア
クチユエータ9のブリーザプラグ10に透明な可
撓管67を連結し、同プラグ10を開放にする。
また圧踏機34を、その踏板42がペダルパツド
6に正対するごとく、車室のフロア69上に載置
する。この状態では、エアシリンダ35の圧縮エ
ア供給口45は圧縮エア切替弁54を介して圧縮
エア供給源68に連通しているため、踏板42は
最も後退した位置にある。
次いで第2図に示すごときシーケンス作動手順
により液体充填作業に移る。
まず電源スイツチSW1を投入し、プログラム駆
動装置62に通電する。この時間をt0とする。こ
の通電により端子P1,P2に通電され、加圧ポンプ
60および真空吸引ポンプ61が起動され、端子
S4に通電され、負圧切替弁52が作動し、遮断状
態にあつた圧力液体供給弁11の液体吸込口31
が真空吸引ポンプ61に連通され、可撓管67側
と相俟つてリザーバタンク1、マスタシリンダ
2、配管7、アクチユエータ9に負圧が印加され
る。その負圧力としては350〜650mmHgが好まし
い。
次に時間t1において起動スイツチSW2を押すと
端子S1に通電され、エア回路切替弁53が作動
し、圧力液体供給弁11のエア供給口33が圧縮
エア供給源68に導通され、その加圧により、圧
力液体供給弁11がリザーバタンク1に密着保持
される。それと同時に端子S3に通電され、液体供
給切替弁51が作動し、遮断状態にあつた加圧ポ
ンプ60と液体供給口21が連通され、圧力液体
供給弁11を介してリザーバタンク1へ液体が供
給充填される。この場合の供給圧力および供給流
量は2〜3.5Kg/cm2、2〜4/minが好まし
い。
他方、これと同時に端子S4への通電は遮断さ
れ、液体吸込口31は閉鎖される。
起動スイツチSW2か手を離せば、起動スイツチ
SW2は直ちに旧位置に復帰し、その通電は停止さ
れるが、前記のS1,S3,S4の通電状態は継続保持
されている。
前記の時間t1からT1時間経過後(T1は通常数
秒程度である)、時間t2に至つてプログラム駆動
装置62の作動により自動的に端子S5の通電の断
続が第2図に示すごとく繰返され(繰返しの周期
は1秒前後である)、エアシリンダ35の圧縮エ
ア供給口45,46が交互に圧縮エア供給源68
に連通されるため、ピストン従つて踏板42の前
進、後退が繰返され、踏板42によるペダルパツ
ド6の踏込み、踏外しが繰返される。
これによりマスタシリンダ2、配管7、アクチ
ユエータ9内に混在している空気と液体が可撓管
67を介して真空吸引ポンプ61へと流出する。
流失液体には、流出当初空気が混在しているが、
次第に少なくなり、遂には空気の混在はなくな
る。この時点(時間t3)で液体駆動機構から空気
は全く排除され、液体のみが充填された状態とな
る。前記の状態を可撓管67を注視する作業員が
確認してブリーザプラグ10を閉じ、時間t3にお
いて停動スイツチSW3を押すと、端子S3の通電が
停止され、液体供給切替弁51は遮断され、圧力
液体の供給が停止されるとともに、端子S4に通電
されて負圧切替弁52が作動し、液体吸込口31
と真空吸引ポンプ61が連通して、リザーバタン
ク1の余剰液体が吸引排出され、一定液面に保持
され、同時に端子S5の通電が停止されて圧縮エア
切替弁54の作動が停止され、圧縮エア供給口4
5が46圧縮エア供給源68と連通した位置で停
止するため、踏板42が後退した位置で圧踏機3
4の作動も停止する。
前述の各スイツチSW1,SW2,SW3は通常プロ
グラム駆動装置62の装着されている操作盤に併
設されている。
時間t3からT3時間後(通常数秒後)の時間t4
おいて自動的に端子S1への通電が停止されると同
時に端子S2に通電され、エア供給口33への圧縮
空気の供給が遮断され、逆に真空吸引ポンプ61
と連通されるため負圧が印加され圧力液体供給弁
11のリザーバタンク1への密着が解除される。
ここで操作レバ20を回動してリザーバタンク1
から圧力液体供給弁11を取り外し、ブリーザプ
ラグ10から可撓管67を取り外し、圧踏機34
を車外へ搬出し、その後時間t5において電源スイ
ツチSW1を切ると端子S2,S4,P1,P2の通電が遮
断され、液体充填装置はすべて停止し、各切替弁
の状態も始動前に復する。これですべての充填作
業を終了する。
なお、時間t2とt3との間のT2時間および時間t4
とt5との間のT4時間をプログラム駆動装置62に
おいて設定しうるごとくすれば、圧力液体供給弁
11のリザーバタンク1への着脱およびブリーザ
プラグ10への可撓管67の着脱を除き、電源ス
イツチSW1を入れ、起動スイツチSW2を投入する
ことにより、停動スイツチSW3のオン・オフを含
め液体充填の全行程を自動化することもできる。
この場合、T1,T2,T3,T4は液体の充填される
べき液体駆動機構により設定値の変更も可能とさ
れている。
前述の実施例の作用を列記すれば、下記の通り
である。
(1) 加圧ポンプ60、真空吸引ポンプ61が起動
される。
(2) 負圧切替弁52が作動し、圧力液体供給弁1
1と液体駆動機構のブリーザプラグ10へ負圧
が印加される。
(3) エア回路切替弁53が作動し、圧力液体供給
弁11がリザーバタンク1に密着保持される。
(4) 液体供給切替弁51が作動し、圧力液体供給
弁11を介してリザーバタンク1へ液体が供給
充填されるとともに負圧切替弁52が閉じられ
る。
(5) 圧縮エア切替弁54が断続され圧踏機34が
作動し、ペダル5の踏込み、踏外しが繰返さ
れ、液体駆動機構中の空気が混在した液体が流
出する。
(6) 空気の混在が無いことを作業者が確認してブ
リーザプラグ10を閉じる。
(7) 液体供給切替弁51が遮断されて圧力液体の
供給が停止される。
(8) 負圧切替弁52が切替えられて圧力液体供給
弁11に負圧が印加され、余剰油が排出され
る。
(9) 圧縮エア切替弁54が切替えられて圧踏機3
4の作動が停止され、エア回路切替弁53が切
替えられて圧力液体供給弁11へ負圧が印加さ
れ、リザーバタンク1への密着が解除されると
ともに液漏れが防がれる。
(10) 作業者が操作レバ20を動かして圧力液体供
給弁11をリザーバタンク1より取り外す。
本考案の液体充填装置によれば液体充填時間は
極めて短時間に短縮され、通常30秒以内で完了さ
れ、しかも作業者は1名で行いうる。
また、本考案の液体充填装置については第4図
に示した圧力液体供給弁を使用するものについて
述べたが、第3図に示す圧力液体供給弁を用いる
ことのできる。
考案の効果 本考案は、実用新案登録請求の範囲の構成をな
すものであるから、自動車の液体駆動機構に作動
液体を充填するに当り、圧力液体供給弁により一
定圧力の圧力液体を充填しつつ圧踏機を自動的に
作動せしめ、アクチユエータのブリーザプラグよ
り真空吸引ポンプにより気体混入液体を回収し、
これらの作動を予め所定の順序、周期により自動
的に行わしめうることにより、液体駆動機構全体
に気体を残すことなく、かつ異物の混入も液体の
漏れ、滴下流失もなく、液体を充填せしめること
ができ、しかもこれら液体充填の全作業を単独の
作業員により行わしめることが可能となり、装置
の小型化、コストの低下と相俟つて、大型の生産
向上から小型の検査、修理、サービス工場にも使
用可能とすることが可能となつた。即ち、本考案
により、 (1) 自動化によりブリーザプラグの開閉が作業員
1人でできるため、作業員1人で数台の液体充
填装置を受持つことが可能となるとともに、作
業のマツチングミスがなくなり、それに伴い、
ブリーザプラグからのエアの混入を防止するこ
とができ、作業時間の大幅な短縮が可能となつ
た。
(2) 真空吸引ポンプで余剰の液体が吸引されるの
で、液体の飛散による汚れが発生しなくなつ
た。
(3) ブリーザプラグ側より真空吸引ポンプで吸引
するので、ブリーザプラグからのエアの逆流混
入が防止でき、液体駆動機構中の液体の残留エ
アが迅速かつ確実に除去される。
という諸効果を奏することが可能となつたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の配置系統図、第2図はシーケ
ンス作動図、第3図は圧力液体供給弁の縦断面
図、第4図は別の圧力液体供給弁の縦断面図、第
5図はペタル圧踏機平面図、第6図は同上側面
図、第7図は従来例の配置系統図である。 1:リザーバタンク、2:マスタシリンダ、
5:ペダル、9:アクチユエータ、10:ブリー
ザプラグ、11:圧力液体供給弁、34:圧踏
機、42:踏板、47:圧力液体供給回路、4
8:真空回路、49:エア回路、50:ペダル切
替回路、51:液体供給切替弁、52:負圧切替
弁、53:エア回路切替弁、54:圧縮エア切替
弁、60:加圧ポンプ、61:真空吸引ポンプ、
62:プログラム駆動装置、63:圧力調整弁、
65:貯蔵タンク、68:圧縮エア供給源、1
3:ピストン、16:チヤツク、21:液体供給
口、31:液体吸込口、33:エア供給口、3
5:エアシリンダ、SW1:電源スイツチ、SW2
起動スイツチ、SW3:停動スイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リザーバタンクへの密着、開放および余剰液体
    の回収のためのエア回路および真空回路が連結さ
    れている圧力液体供給弁を介し、圧力液体供給回
    路よりの圧力液体を前記リザーバタンクに連設さ
    れているマスタシリンダのペダル操作により、液
    体駆動機構に充填せしめる液体充填装置におい
    て、前記ペダルを自動操作する圧踏機と、該圧踏
    機の踏板を進退操作するため圧縮エア供給源より
    の圧縮エアを前記圧踏機に切替供給する圧縮エア
    切替弁とよりなるペダル切替回路が設けられ、ま
    た液体駆動機構のブリーザプラグが前記真空回路
    に連結可能とされているとともに、前記圧力液体
    供給回路の加圧ポンプならびに該回路の液体供給
    切替弁、前記エア回路のエア回路切替弁、前記真
    空回路の真空吸引ポンプならびに該回路の負圧切
    替弁、および前記ペダル切替回路の圧縮エア切替
    弁をそれぞれ作動せしめうるプログラム駆動装置
    が設けられていることを特徴とする液体充填装
    置。
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