JPS6130523A - 還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤 - Google Patents

還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤

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JPS6130523A
JPS6130523A JP59152704A JP15270484A JPS6130523A JP S6130523 A JPS6130523 A JP S6130523A JP 59152704 A JP59152704 A JP 59152704A JP 15270484 A JP15270484 A JP 15270484A JP S6130523 A JPS6130523 A JP S6130523A
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amino acid
reducing sugar
electrolyte
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amino acids
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Toshio Wakabayashi
若林 利生
Naoki Hayakawa
直樹 早川
Teruko Shigematsu
重松 照子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、発明の背景 〔技術分野〕 本発明は還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有す
る輸液剤に関するものである。更に詳しくはアミノ酸と
して分岐鎖アミノ酸を使用した新規な輸液剤に関するも
のである。
〔先行技術〕
術中、術後ならびに飢餓状態等の異化期においては筋タ
ン/やりがカロリー源として使われゐた・めに、筋タン
パクの崩壊が起仁るという伺龜亦ある。
筋タンノ9りの崩壊を抑制する為には分岐鎖アミノ酸を
投与するのが有効であるこ七が知られている(「外科と
代謝・栄養」16巻4号、1982年12月発行、第5
247i〜第531頁参照)。また、アミノ酸を有効に
利用させて筋タン−fりの崩壊を抑制するとともにカロ
リー源として優れた糖としてグルコース、マルトース、
フルクトース等の還元糖がある。
さらに電解質バランスを取るのKWL解質を補充する必
要がある。これら各製剤をあらかじめ配合、滅菌して製
造した場合ICは使用時KS合する手間が省けるととも
に混合時tcmが侵入することを防止することができる
。しかしながら、前記各製剤をあらかじめ配合して熱滅
菌した場合、アミノ酸と還元糖との間でメイラ−F (
Maillard )反応が起、こシ、着色が生じると
いう問題がある。
従来よりアミノ酸を含有する輸液剤として社分岐鎖アミ
ノ酸の他にL−メチオニン、L−7エニルアラニン、L
−トリブトファン等の必須アミノ酸が配合されたものが
一般的で13)、前記異化期において有効に作用する仁
とを目的に、アミノ酸として分岐鎖アミノ酸のみを使用
若しくは分岐鎖アミノ酸を主成分として使用した輸液剤
は知られていない。まして多量の分岐鎖アミノ酸をあら
かじめ還元糖と配合したうえで熱滅菌することは前述の
メイラード反応を引き起こす可能性が危惧される為、着
色が生じることなく製造する仁とは困難であると予想さ
れていた。
1、発明の目的 かかる状況下に、本発明者等扛、異化期に有用表新規輸
液剤を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、驚くべきこと
にアミノ酸として分岐鎖アミノ酸のみを使用若しくは分
岐鎖アミノ酸を主成分として使用することによプ、異化
期に有用であるとともに、予想に反して熱滅菌後のメイ
ラード反応を抑えることが可能であることを見い出し、
本発明を完成させるに至ったものである。
従って本発明の目的社、カロリー源として優れている還
元糖、ならびに術中、術後等の異化期における筋タンp
4りの崩壊を抑制するのに効果を発揮する分岐鎖アミノ
酸、さらに電解質バランスをとるのに補充する必要のあ
る電解質とを好ましい組成で同時に含むように配合する
とともに熱滅菌後に実質的に着色しない新規な輸液剤を
提供することにある。
■1発明の詳細な説明 上記目的に沿う本発明は、第1表に示す組成および配合
量を有することを特徴とし、熱滅菌後に実質的に着色し
ていない還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有す
る輸液剤である。
第1表 尚、本発明において熱滅菌とは高圧蒸気滅菌(オートク
レーブ滅菌)等の加熱による滅菌を意味する。また熱滅
菌後に実質的に着色していないとは、滅菌彼、室温にて
少なくとも14日経過した後に透過率を分光光置針(4
20nrn )でml(1足した結果が少なくとも98
%であること若しくは肉眼で観察し、た場合に外観が実
質的に烈色演明であることr言うものと定義する。
本発明の輸液剤に用いられる還元糖としてはブドウ糖お
よび/またはマルトースが好ましく用い。
られる。またフルクトースも使用可能である。
また、分岐鎖アミノ酸の配合量は下記第2表に示す範囲
とするのが好ましい。
第2表 電解質としては、無機塩あるいは/及び有機塩が好まし
く用いられる。また、亜鉛、銅、鉄、マンガン、クロム
、セレン、ヨウ素等を予め本発明の輸液剤に含めさせて
おくことも出来る。
本発明の輸液剤に用いられる電解質のす) IJウム供
給源の例としては水酸化ナトリウム、塩化ナトリウム、
リン酸−水素ナトリウム、リン欽二水素ナトリウムの如
き無機塩、乳酸ナトリウム、酢酸ナトリウムの如き有機
塩があり、カリウムの供給源としては、水酸化カリウム
、塩化カリウム、リン酸−水素ガリウ□ム、リン酸二水
素カリウム、などが使用でき、りpルの・供給源として
は塩化ナトリウム、塩化カリ□ウム、塩化カルシウム、
塩化マグネシウムなどが使用でき、カルシウムの供給源
としては塩化カルシウムなどが使用でき、リンの供給源
として社リン酸−水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリ
ウム、リン酸−水素カリウム、リン酸二水素カリウムな
どが使用できる。さらに本発明の輸液剤に用いられる亜
鉛、銅、鉄、マンガン、クロム、セレン、ヨウ素等の供
給源としては、一般の輸液剤や注射剤の製造に用いられ
る化合物であれは、いずれも好適に使用する仁とができ
る。
本発明の還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有す
る輸液剤は、驚くべきことに110℃で30分間熱滅菌
し、室温にて少なくとも14日経過した後でも、メイラ
ード反応が抑えられておシ、無色澄明である。
本発明の輸液剤の−1は3.5〜7.0とするのが好ま
しい。また安定剤、−調節剤等輸液剤のW@製上必要な
物質を含んでいてもよい。
本発明の輸液剤は静注により末梢静脈あるいは中心静脈
よシ投与される。投与量は一般に成人1日量500〜1
000−である。
以下、実施例によυ本発明の詳細な説明するが本発明は
これらに何ら限定されるものではない。
実施例1゜ マルトース         500.Of塩化ナトリ
ウム        60.Of塩化カリウム    
      3.Of塩化カルシウム(2水塩)   
   2.Of乳酸ナトリウム        31.
OfL−バリン         59.OfL−イン
ロイシン       63.OfL−ロイシン   
      77.Of亜硫酸水素ナトリウム    
 2.01以上を注射用蒸留水’l#に溶解し、乳酸を
添加してp[(を4.9に調整する。仄に蒸留水を追加
して全j−七を10j3とし、フィルター(ミリポア社
製)で濾過して、容量250−の軟質ノラスチック製バ
ッグに分注して密封後、110℃で30分間高圧蒸気滅
菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、還元糖、分岐鎖ア
ミノ酸および電解質を含有する輸液剤を得る。
該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計(42011I
′I+)で測定した結果は99,8チであル、外観は無
色澄明であった。
実施例2゜ マルトース         500.Of塩化ナトリ
ウム        60.Or塩化カリウム    
      3.02塩化カルシウム(2水塩)   
   2.Of乳酸ナトリウム        31.
OfL−バリン        2B、5?L−インロ
イシン       24.6 fL−ロイシン   
      46.92亜硫酸水素ナトリウム    
 2.01以上を注射用蒸留水7!に溶解し、乳酸を添
加    ′してPHを4.9に調整する。次に蒸留水
を追加して全量を10!とし、フィルター(ミリポア社
製)で濾過して、容量が500−およびl!の軟質グ′
)スチック製バッグに分注して密封後、110′Gで3
0分間、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)を行ない
、還−元糖、分岐鎖アミノ酸および1Tf解質を含有す
る輸液剤を得る。
該輸液剤の滅菌後の透過率を分光九匹FH’ (420
nm)で測定した結果は100.0%であり、外観は無
色澄明であった。
実施例3゜ マルトース         50(1,or塩イ1ニ
ナ ト リ ウ )−6+1.Of塩化カリウム   
       30グ塩化カルシウム(2水塩)   
    2.01i’乳酸ナトリウム        
31.0fL−バリン         590VL−
イソロイシン       6301L−ロイシン  
       77、Of亜硫酸水素ナトリウム   
   2.02以上を注射用蒸留水7I/に溶解し、I
NN水化化ナトリウム添加し、Pl(を6.5に調整す
る。次に蒸留水を追加して全量を10にとし、フィルタ
ー(ミリポア社製)で濾過して容量250づの軟質プラ
スチック製バッグに分注して密封後、110℃で30分
間、高圧蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、還
元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤を
得る。
該l輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計(420℃m
)で測定した結果は、99.3チであり、外観は無色澄
明であった。
実施例4゜ グルコース         500.0y乳酸ナトリ
ウム        30.39塩化カリウム    
     20.1F塩化マグネシウム(6水塩)  
    3.Ofリン酸−水素カリウム      2
.6fL−バリン         92.6rL−イ
ソロイシン       84.0fL−ロイシン  
       123.5f亜硫酸水素ナトリウム  
    3、Of以上を注射用蒸留水7!に溶解し、1
0%!jンプ酸を飾加し、pi(を4.9に調整する。
次に蒸留水を追加して全量を10Jとし、フィルター(
ミリポア社製)で63FAして容J1゛が500πeの
バイアル瓶に分注して晋封後、110℃で30分間高圧
蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、還元糖、分
岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤を得る。
鏡検液剤の滅菌後の透過率を分光光度it (4,20
nm)で測定した結果は、99.7チであシ、外観は無
色澄明であった。
実施例5゜ グルコース         750.Or乳酸ナトリ
ウム        30.3 f塩化カリウム   
      20.1F塩化マグネシウム(6水塩) 
     3.(1リン酸−水素カリウム      
2.61L−バリン        83.:IL−イ
ソロイシン       75.6fL−ロイシン  
      111.2f亜硫酸水素ナトリウム   
   3.0?以上を注射用蒸留水7Jに溶解し、乳酸
を添加し、声を4.6に調整する。次に蒸留水を追加し
て全景を10/3とし、フィルター(ミリポア社製)で
濾過して、容部コが500 mlのバイアル瓶に分注し
て密封後、110℃で30分間高圧蒸気滅菌(オートク
レーブ滅菌)を行ない、還元糖、アミノ酸および電解質
を含有する輸液剤を得る。
該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計(42゜nm)
で測定した結果は99.8%であシ、外観は無色澄明で
あった。
実施例6゜ グルコース         2000.Of塩化ナナ
トリウム        41.8  F塩化マグネシ
ウム(6水塩)     14.5  S’乳酸カルシ
ウム(5水塩)      13.2  yリン酸二水
素カリウム      15.7  Fクエン酸カリウ
ム(1水塩)33.9F乳酸ナトリウム       
  16.OffaQ12Nj 鉛(7水tM )  
       0.043fL−バリン       
  77、OfL−イノロイシン       66.
4  fL−ロイシン         126.6 
 r亜硫酸水素ナトリウム      5.02以上を
注射用蒸留水77に溶解し、10%リンゴ酸を添加し、
pi(を4.3に調整する。次に蒸留水を追加して全量
を10!とじ、フィルター(ミリボア社友)で濾過して
、容量が1!の軟質プラスチック製バッグに分注して、
密封後、110℃で30分間高圧蒸気滅菌(オートクレ
ーブ滅菌)を行ない、還元糖、アミノ酸および電解質を
含有する輸液剤を得る。
該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計(420nr1
1)で測定した結果は98.3%であシ、外観は無色澄
明であった。
実施例7゜ グルコース2800.Of 塩化ナトリウム         41.8 f塩化マ
グネシウム(6水塩)     14.5f乳酸カルシ
ウム        13.2Fリン酸二水素カリウム
     15.71クエン酸カリウム       
 33.9f乳酸ナトリウム        16.0
f硫酸亜鉛0.0435’ ■、−バリン         28.5  fL−イ
ンロイシン       24.6  ii’L−ロイ
シン          46.9  r亜硫酸水素ナ
トリウム       3.02以上を注射用蒸留水7
!に溶解し、乳酸を添加し、−1を4.6に調整する。
次に蒸留水を追加して全量を1013とし、フィルター
(ミリポア社製)で濾過して容量が1.#の軟質プラス
チック製パ。
グに分注して、密封後、110℃で30分間高圧蒸気滅
菌(オートクレーブ滅菌)を行ない、還元糖、分岐鎖ア
ミノ酸および電解質を含有する輸液剤を得る。
該輸液剤の滅菌後の透過率を分光光度計(420nm)
で測定した結果は99.4%であシ、外観は無色?笠間
であった。
■1発明の効果 以上述べたように本発明によれば還元糖、分岐鎖アミノ
酸および電′M質を含有する新規な輸液剤が提供される
本発明に係る輸液剤はアミノ酸として分岐鎖アミノ酸の
み若しくは分岐鎖アミノ酸を主成分として使用するもの
であるから術中、術後等の異化期における筋タンパクの
崩壊を抑m11することができる。
また、熱滅菌後に時間が経過しても実質的に着色するこ
とがないから、着色に伴うアミノ酸の減少、栄養価の低
″′Fq;を防止することができる。
寸た、木発すJKJ:れば還元糖、アミノ酸および電b
7りqをあらかじめ配合し、滅菌された状態で提供され
るから、使用時に各製剤を混合する手間が省けるととも
に菌による汚染の問題もない。
’t、!I許出願人 チル七株式会社r。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1表に示す組成および配合量を有することを特
    徴とし、熱滅菌後に実質的に着色していない還元糖、分
    岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤。 第1表 ▲数式、化学式、表等があります▼
  2. (2)還元糖がグルコースおよび/またはマルトースで
    ある特許請求の範囲第1項記載の還元糖、分岐鎖アミノ
    酸および電解質を含有する輸液剤。
  3. (3)分岐鎖アミノ酸の配合量が第2表に示す範囲内で
    ある特許請求の範囲第1項記載の還元糖、分岐鎖アミノ
    酸および電解質を含有する輸液剤。 第2表 ▲数式、化学式、表等があります▼
JP59152704A 1984-07-23 1984-07-23 還元糖、分岐鎖アミノ酸および電解質を含有する輸液剤 Granted JPS6130523A (ja)

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