JPS6130117B2 - - Google Patents

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JPS6130117B2
JPS6130117B2 JP10503581A JP10503581A JPS6130117B2 JP S6130117 B2 JPS6130117 B2 JP S6130117B2 JP 10503581 A JP10503581 A JP 10503581A JP 10503581 A JP10503581 A JP 10503581A JP S6130117 B2 JPS6130117 B2 JP S6130117B2
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JP
Japan
Prior art keywords
bit
cutter
fluid supply
fluid
face
Prior art date
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Expired
Application number
JP10503581A
Other languages
English (en)
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JPS587094A (ja
Inventor
Tomoyuki Doi
Hiroyuki Iimura
Hidetsugu Yamazaki
Minoru Shiosaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Maeda Corp
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd, Maeda Corp filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP10503581A priority Critical patent/JPS587094A/ja
Publication of JPS587094A publication Critical patent/JPS587094A/ja
Publication of JPS6130117B2 publication Critical patent/JPS6130117B2/ja
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、回転体に掘削用ビツトを配置した全
断面ロータリーカツタ式トンネル掘進機に係り、
特に回転体前面から掘削面に対して流体を供給し
ながら掘削することにより、掘削用ビツトの損耗
を防止すると共に、掘削面の自然崩壊を防止する
トンネル掘進機に関する。
この種トンネル掘進機の従来のものは、カツタ
ーフエース面に水または界面活性剤を含む流体等
を掘削面に供給する流体出口を設けた構造を有し
ている。この従来のトンネル掘進機の一例を第1
図ないし第2図により説明する。1は円筒状をな
すシールド本体、2は該シールド本体1の前面に
回転自在に装着されたカツタードラムであり、該
カツタードラム2は、シヤフト40の先端に固定
され、シヤフト40はシールド本体に固設された
隔壁43の中心に取付けられた軸受44に貫通し
て支持され、かつ隔壁43と一体に設けられた駆
動支持部8により後端側が支持され、前端部には
センターカツター4が取付けられている。駆動支
持部8に取付けられた駆動モータ7の出力軸に固
定された駆動ピニオン6はシヤフト40に嵌着さ
れた駆動ギヤ5と噛合し、駆動モータ7を駆動さ
せることによりシヤフト40、カツタードラム2
が回転するように構成されている。
カツタードラム2は、シヤフト40に放射状に
取付けられた複数本の中空角筒状をなすカツター
スポーク15a〜15dおよびカツター面板16
a〜16dと、これらの外周部を一体化する外周
リング41とからなり、これらのカツタードラム
構成部材間に土砂取込口42が形成されている。
カツタースポーク15a〜15dの前面部の両側
には掘削用ビツト3が複数本づつ取付けられてお
り、各カツタースポーク15a〜15dのビツト
3の半径方向の取付位置はそれぞれ各カツタース
ポーク毎に異ならせており、これによつて、カツ
タードラム2が一回転した場合には掘削面全面の
掘削がなされるようにしている。また、外周リン
グ41の前面にも掘削用ビツト3が取付けられて
いる。
各カツタースポーク15a〜15dの前板部の
中央部には、半径方向に複数個の流体供給口13
が穿設されており、流体は、流体供給口12から
ロータリージヨイント11、シヤフト40内の流
体供給管22、各カツタースポーク内の流体供給
管23および各流体供給管23から分岐させた流
体供給管23aを通して、前記流体供給口13か
ら切羽面へと供給されるようになつている。な
お、流体の一部は、センターカツター4の流体供
給口14およびカツター面板16の流体供給口1
3からも切羽面へと供給される。9は排土搬送装
置、10は排土取込口である。
このトンネル掘進機においては、前記カツター
ドラム2を回転させ、かつ流体供給口13,14
から水あるいは界面活性剤を含む流体等を供給
し、掘削した土砂を排土搬送装置9によつて外部
に排土しながら掘削を行う。この掘削において、
第2図の矢印45の方向にカツタードラム2を回
転させて切羽面の切削を行つた場合、カツタース
ポーク15aを中心にみると、該カツタースポー
ク15のビツト3が同心円状の切削軌跡を残し、
この切削軌跡間をカツタースポーク15b,15
c,15dの各ビツトが追跡切削して1回転した
時には掘削面が平面をなすように掘削が行われ
る。第4図はこの掘削の様子を説明するもので、
34は1つのカツタースポークのビツトによる切
羽断面で、上半はカツタースポーク15aのビツ
ト、下半はカツタースポーク15cのビツトによ
るもので、上半部について追跡すると、カツター
スポーク15b,15c,15dの順に切羽面を
通過することにより、35,36,37に示すよ
うな切羽断面が順に得られる。なお、35〜37
においては、既に削り取られた部分について、点
線で示している。そして最終的には38に示すよ
うな切羽断面形状、すなわち掘削面が平面をなす
形状が得られる。
しかし、この従来のものにおいては、流体をカ
ツターフエース面(カツター面板16およびカツ
タースポーク15の前面)から供給しているた
め、次のような欠点がある。
まず、掘削時においては、カツタースポーク1
5、カツター面板16、ビツト3および土砂取込
口42は切削土砂や切羽面で覆われた状態となつ
ているため、流体供給口13からビツト先端部に
向けて流体を供給しても、土砂が障害となつてビ
ツト先端部の切削刃は届かない。このように、切
削負担の最もかかるビツト先端部およびその近傍
に供給されないため、流体として水を使用した場
合は、水の持つ冷却および潤滑等の効果がなく、
ビツト3の損耗の軽減がなされない。
また、流体として、界面活性剤を含む流体を供
給した場合も同様に、水を使用する場合と同じ理
由でビツトの損耗の軽減はなされず、また、供給
圧力と界面活性剤を含む流体の持つ安定化作用に
よる切羽面の安定泥壁は、カツターフエースが1
回転した後にはほとんど残つておらず、切羽の安
定性を向上させるという目的が達成できない。第
4図の斜線部は安定泥壁を示すもので、第1の工
程34で形成される安定泥壁は第2の工程35で
切削され、第2の工程35で形成される安定泥壁
は第3の工程36で切削され、最終工程37では
32で示す部分以外には安定泥壁は残らず、切羽
の安定が著しく低下する。
本発明の目的は、切羽面に供給する流体による
ビツト冷却および切羽面安定化が有効に行える流
体供給構造を有するトンネル掘進機を提供するこ
とにある。
この目的を達成するため、本発明においては、
回転するカツタースポークに掘削用ビツトを取付
けた全断面ロータリーカツタ式トンネル掘進機に
おいて、上記掘削用ビツト内に流体供給路を設け
ると共に、掘削用ビツトの先端部ないしはその近
傍に該流体供給路に連通するノズルを設け、前記
流体供給路を切羽安定・ビツト損耗防止用供給管
と接続したことを特徴とする。
以下、本発明の一実施例を第5図ないし第8図
により説明する。本実施例のトンネル掘進機は、
第1図ないし第3図のものと基本的構成を同じく
しており、これらの図面と同一符号は同一の構成
部品を示しているのでその重複する説明を省く。
カツタードラム2は、前述の従来例と同様にシヤ
フト40に対して放射状に複数本取付けられたカ
ツタースポーク15a〜15dおよびカツター面
板16a〜16dと、これらの外周に取付けられ
た外周リング41とを備え、前述と同様の位置関
係を有して、これらの前面に掘削用ビツト20が
取付けられている。
第7図、第8図に示すように、各ビツト20は
ビツト本体24内に流体供給路28,29を有
し、流体供給路28の先端部には、ビツト本体2
4から切削面への流体流出口となるノズル27が
流体供給路28に連通して植設されており、該ノ
ズル27は、ビツト本体24の先端に植設された
切削刃26の近傍に位置する。流体供給路29の
基端側には、各カツタースポーク15a〜15d
内に既設した流体供給管23から分岐させた配管
23aに接続される流体供給口30を有する。ま
た、ビツト本体24の切削側の面には、切削刃2
6およびノズル27の部分を除いて、硬装肉盛部
25が形成されている。
本実施例において、水または界面活性剤を含む
流体を、流体供給口12、ロータリージヨイント
11、流体供給管22,23,23a、ビツトの
流体供給路29,28を介してノズル27から切
羽面に供給しながらカツタードラム2を回転させ
て掘削を行えば、流体がビツト内を通過しながら
切削面に供給されるために、ビツトの冷却効果が
上がり、損耗が防止されると共に、界面活性剤を
含む流体を用いた場合には、切羽面には安定泥壁
が良好に形成される。
第9図は本実施例において、安定泥壁が形成さ
れる様子を示したもので、従来と異なり、切削面
に突出したビツトに流体供給口であるノズル27
が設けられているために、ビツト20により切削
した部分50において、切削面内部に流体が浸潤
し(斜線部51で示す)、この流体供給が各カツ
タースポークのビツト毎に34,35,36,3
7の各工程において行われることにより、最終的
には38に示すように、切削面全面にわたつて、
ほぼ均一化された安定泥壁39が形成される。
第10図および第11図は本発明の他の実施例
を示すもので、カツタースポーク15a〜15d
に取付けるビツトの一部を、52に示すように大
型のものとし、かつ該大型のビツトの先端近傍に
もノズル27を設け、かつこれらの大型のビツト
52の各カツタースポーク15a〜15d上にお
ける半径方向の取付位置を互いに異ならせたもの
であり、本実施例によれば、大型のビツトにより
深い切削溝54が切削でき、この深い切削溝54
よりさらに深く流体が浸潤(55)するため、より
安定した安定泥壁が形成される。なお本実施例に
おいては、外周リング41に取付けるビツト53
にもノズル27を設けた例を示している。
第12図、第13図は本発明によるビツト20
または52の他の例を示すもので、ビツト本体2
4内の流体供給路28を切削刃26の植込み位置
に沿つて設け、切削刃26の直後の部分から流体
が流出するようにしたものである。本実施例によ
れば最も高温となる切削刃26の部分が有効に冷
却されるため、冷却および潤滑効果をさらに高め
ることができる。
なお、上記実施例においては、いずれも流体供
給用ノズルを1個のみ設けた例について示した
が、該ノズルを各ビツトに複数個設けるようにし
てもよく、かつ本発明の適用できるトンネル掘進
機の基本的構成は図示例のものに限らないことは
言うまでもない。
以上述べたように、本発明のトンネル掘進機
は、回転するカツタースポークに取付けた掘削用
ビツト内に流体供給路を設けると共に、ビツト先
端部ないしはその近傍に流体供給ノズルを設けた
ので、冷却、潤滑用流体を供給した場合、掘削用
ビツトの冷却、潤滑効果がより高められ、ビツト
の損耗が軽減される。また、流体として界面活性
剤を含むものを用いた場合には、冷却、潤滑効果
の向上が達成されることは勿論、さらに、切羽面
内に安定泥壁が連続的に形成されていくため、切
羽の肌落ちおよび崩壊が発生し難くなるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトンネル掘進機の一実施例を示
す縦断面図、第2図はその前面図、第3図は第2
図のA―A断面図、第4図は従来のトンネル掘進
機における掘削進行状況説明図、第5図は本発明
によるトンネル掘進機の一実施例を示す縦断面
図、第6図はその前面図、第7図は本発明による
掘削用ビツトの一例を示す断面図、第8図は第7
図のB矢視図、第9図は該実施例における掘削進
行状況説明図、第10図は本発明の他の実施例の
縦断面図、第11図はその前面図、第12図は本
発明による掘削用ビツトの他の例を示す断面図、
第13図はそのC矢視図である。 2…カツタードラム、15…カツタースポー
ク、16…カツター面板、20,52,53…掘
削用ビツト、22,23…流体供給管、26…切
削刃、27…ノズル、28,29…流体供給路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転するカツタースポークに掘削用ビツトを
    取付けた全断面ロータリーカツタ式トンネル掘進
    機において、上記掘削用ビツト内に流体供給路を
    設けると共に、掘削用ビツトの先端部ないしはそ
    の近傍に該流体供給路に連通するノズルを設け、
    前記流体供給路を切羽安定・ビツト損耗防止用供
    給管と接続したことを特徴とするトンネル掘進
    機。
JP10503581A 1981-07-07 1981-07-07 トンネル掘進機 Granted JPS587094A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10503581A JPS587094A (ja) 1981-07-07 1981-07-07 トンネル掘進機

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JP10503581A JPS587094A (ja) 1981-07-07 1981-07-07 トンネル掘進機

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Publication Number Publication Date
JPS587094A JPS587094A (ja) 1983-01-14
JPS6130117B2 true JPS6130117B2 (ja) 1986-07-11

Family

ID=14396751

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JP10503581A Granted JPS587094A (ja) 1981-07-07 1981-07-07 トンネル掘進機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61182116A (ja) * 1985-02-06 1986-08-14 Nippon Electric Ind Co Ltd 三相自動電圧調整装置

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JPS587094A (ja) 1983-01-14

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