JPS6129993B2 - - Google Patents

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JPS6129993B2
JPS6129993B2 JP52136611A JP13661177A JPS6129993B2 JP S6129993 B2 JPS6129993 B2 JP S6129993B2 JP 52136611 A JP52136611 A JP 52136611A JP 13661177 A JP13661177 A JP 13661177A JP S6129993 B2 JPS6129993 B2 JP S6129993B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guanidine
flame retardant
formaldehyde
reaction product
phosphate
Prior art date
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Expired
Application number
JP52136611A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5470698A (en
Inventor
Yoshio Oota
Tosha Sakai
Shinichi Oshino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Chemical Co Ltd filed Critical Sanwa Chemical Co Ltd
Priority to JP13661177A priority Critical patent/JPS5470698A/ja
Publication of JPS5470698A publication Critical patent/JPS5470698A/ja
Publication of JPS6129993B2 publication Critical patent/JPS6129993B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Fireproofing Substances (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、木材、紙類、木質ボート類などの如
きセルロース系材料用防炎剤とて、セルロース系
材料に対する熱時黄変傾向の防止性(熱安定性)
及び防炎性に優れ、例えば紙類に施用した製品の
腰が良好で、さらに又、優れた防錆性も示すセル
ロース系材料用防炎剤に関する。 更に詳しくは、本発明は、スルフアミン酸グア
ニジン1モルに対して約0.2〜約1.2モルのホルム
アルデヒドを反応せしめて得られたスルフアミン
酸グアニジン−ホルムアルデヒド反応生成物と、
該反応生成物の重量(固形分として)に基いて約
3〜約25重量%のジシアンジアミド、リン酸グア
ニジン及びリン酸グアニル尿素よりなる群からえ
らばれた補助成分の少なくとも一種とを、有効成
分として含有することを特徴とするセルロース系
材料用防炎剤に関する。 従来、スルフアミン酸グアニジン−ホルムアル
デヒド反応生成物が、セルロース系材料を含有し
ていてもよいポリアミド繊維に対して防炎効果を
有することは知られている(特公昭47−2078
号)。又、ジシアンジアミド、リン酸グアニジ
ン、リン酸グアニル尿素がセルロース系材料に対
して防炎効果を有することも知られている。 しかしながら、これら防炎効果を有する化合物
には、それぞれ一長一短があり、優れた熱安定
性、防炎性、腰、防錆性などの望ましい諸性質を
兼備させることは困難である。例えば、上記スル
フアミン酸グアニジン−ホルムアルデヒド反応生
成物は良好な熱安定性(ハンター白度、200℃、
2分)を示すが、防炎性(限界付着率)にはなお
一層の改善が望まれるし、防錆性が悪い点にも難
点がある。一方、ジシアンジアミドは、防炎性が
悪く且つ防炎性を賦与するに足る量でセルロース
系材料に付着せしめること自体がすでに困難であ
る。又、リン酸グアニジンやリン酸グアニル尿素
は、熱安定性を悪化せしめることなしに所望の防
炎性を賦与することはできないために、所望の防
炎性を賦与し得る量で利用すると熱安定性の極端
な低下を生ずる難点がある。 本発明者等は、上述のような従来例における両
立し難い欠陥を克服すべく研究を行つた。その結
果、前記のスルフアミン酸グアニジン−ホルムア
ルデヒド反応生成物と、該反応生成物の重量(固
形分として)に基いて約3〜約25重量%のジシア
ンジアミド、リン酸グアニジン及びリン酸グアニ
ル尿素よりなる群からえらばれた補助成分の少な
くとも一種とを併用することによつて、上記両立
し難かつた望ましい諸性質の兼備が可能となり、
優れた熱安定性、防炎性、腰、さらには防錆性を
も兼備した卓越した防炎剤効果を示す防炎剤が提
供できることを知つた。 更に又、上記補助成分として、ジシアンジアミ
ドと、リン酸グアニジン及び/又はリン酸グアニ
ル尿素との組み合わせ補助成分を用いることによ
つて、上記卓越した防炎剤効果がきわめて顕著に
発揮されることを発見した。又、補助成分の量が
少なすぎると満足な改善が達成できないばかりで
はなく、過剰量すぎても改善効果が達成できなく
なるので、該補助成分は前記の副成分量で用いる
べきであることがわかつた。 従つて、本発明の目的は、優れた防炎剤効果を
兼備したセルロース系材料用防炎剤を提供するに
ある。 本発明の上記目的ならびに更に多くの他の目的
及び利点は、以下の記載から、一層明らかとなる
であろう。 本発明のセルロース系材料用防炎剤は、スルフ
アミン酸グアニジン1モルに対して約0.2〜約1.2
モルのホルムアルデヒドを反応せしめて得られた
スルフアミン酸グアニジン−ホルムアルデヒド反
応生成物と、該反応生成物の重量(固形分とし
て)に基いて約3〜約25重量%のジシアンジアミ
ド、リン酸グアニジン及びリン酸グアニル尿素よ
りなる群からえらばれた補助成分の少なくとも一
種とを、有効成分として含有する。 上記スルアミン酸グアニジン−ホルムアルデヒ
ド反応生成物の製法それ自体はよく知られてお
り、例えば、あらかじめPHを中性または弱アルカ
リ性に調整したホルマリンにスルフアミン酸グア
ニジンを加え、30〜90℃で、スルフアミン酸グア
ニジンが溶解するまで撹拌することにより、製造
することができる。 本発明においては、スルフアミン酸グアニジン
1モルに対して約1.2モル以下、好ましくは約0.2
〜約1.2モルのホルムアルデヒドを反応せしめて
得られた反応生成物の利用が望ましく、とくに
は、約0.3〜約1モルのホルムアルデヒドを反応
せしめて得られた反応生成物が好ましい。ホルム
アルデヒドの反応モルが多すぎると、熱安定性を
悪化せしめさらに防炎性をも低下させる傾向があ
るので好ましくない。又、ホルムアルデヒドの反
応モルが過少すぎると熱安定性が低下し、良好な
腰が得られない傾向があるので不利益である。従
つて、本発明においては、上記例示の如き反応モ
ル比のスルフアミン酸グアニジン−ホルムアルデ
ヒド反応生成物の利用が好適である。 本発明において、上述の如きスルフアミン酸グ
アニジン−ホルムアルデヒド反応生成物の主成分
量に対して、副成分量の補助成分が利用される
が、該スルフアミン酸グアニジン−ホルムアルデ
ヒド反応生成物の重量(固形分重量)に基いて約
3〜約25重量%、好ましくは約5〜約20重量%程
度の補助成分が利用される。補助成分の量が過少
にすぎると、防炎性が低下し、さらに優れた防錆
性が得難くなり不都合である。又、補助成分の量
が過剰にすぎると、熱安定性が低下し、また良好
な腰が得られないなどの如き不利益を生ずるの
で、上記例示量範囲で利用するのがよい。 本発明のセルロース系材料用防炎剤における上
記補助成分は、一種類を利用することもできる
が、とくに、ジシアンジアミドと、リン酸グアニ
ジン及び/又はリン酸グアニル尿素との組み合わ
せが優れた結果を示す。 本発明の防錆剤は、予めスルフアミン酸グアニ
ジン−ホルムアルデヒド反応生成物と補助成分と
を配合しておいてもよいし、使用に際して両者を
一緒に用いてもよい。例えば、紙類に本発明防炎
剤を施用する方法としては、紙を防炎剤または防
炎剤を水にて希釈した溶液に浸漬処理後、乾燥す
る方法、スプレーにて吹きつける方法、サイズプ
レス法などがある。 また本発明防炎剤は、サイズ剤、デンプン等の
表面処理剤、その他の熱処理剤と併用することも
可能である。 本発明のセルロース系材料用防炎剤は、セルロ
ース系材料を主材料として含む各種形状の材料に
利用できる。例えば、木材、紙類、木質ボード
類、セルロース形繊維などの防炎加工処理に利用
できる。 次に、比較例と共に、実施例により本発明防炎
剤の数例について説明する。 尚、限界付着率(JIS−Z−2150「薄い材料の
防炎性試験方法(45゜メツケルバーナー法)」の
防炎2級に合格する下限付着率を示す、従つて数
値の小さいほど防炎効果が大きい)及び熱安定性
(数値の大きいほど熱安定性が良い)のテストは
下記による。 限界付着率:防炎加工した紙をJIS−Z−2150
「薄い材料の防炎性試験方法(45゜メツケルバ
ーナー法)」に従い試験した。防炎剤水溶液を
原紙〔定性紙(東洋紙No.2)〕に含浸さ
せ、絞り処理したのち、温度約105℃の回転式
ドラム乾燥器で恒量となるまで乾燥して、上記
試験用の防炎加工した紙(加工紙)を調製す
る。下記式 付着率= 加工紙重量(g)−原紙重量(g)/原紙重量(g)×
100(%) で表わされる付着率の異なつた複数の加工紙を
予め用意し、上記試験法に従つて試験する。試
験の結果、防炎2級に合格した加工紙のうち、
上記付着率が最小の加工紙の付着率をもつて限
界付着率(%)とする。 熱安定性:上記限界付着率の試験について述べた
と同様にして調製され且つ該試験で決定された
限界付着率を有する試験用の加工紙を、200
℃、2分間の条件で熱風乾燥器中において加熱
処理し、その白色度をJIS−P−8123「紙およ
びパルプのハンター白色度試験方法」に従つて
測定する。 防錆性:上記限界付着率の試験について述べたと
同様にして調製され且つ該試験で決定された限
界付着率を有する試験用の加工紙の一端にクリ
ツプ(ゼムクリツプNo.11○大、(株)ライオン事務
器)を付け相対湿度90%の試験槽中に吊し、錆
の発生を観察する。毎日、所定の時間に1回観
察し、錆の発生が認められた日までの経過日数
で示す。数値の大きい方が防錆性の良いことを
示す。 腰:上記限界付着率の試験について述べたと同様
にして調製され且つ該試験で決定された限界付
着率を有する試験用の加工紙を用い、ガーレ式
柔軟度試験機(東西精器株式会社)で測定す
る。1800〜2400(センチ・mg)の場合が望まし
い腰を示す。 参考例 1 スルフアミン酸グアニジン−ホルムアルデヒド
(1:1)反応生成物の調整:− 37%ホルマリン81.1g(1モル)および水100
gの系に、アンモニア水を加えてPH8とし、スル
フアミン酸グアニジン156.1g(1モル)を加
え、40℃で約2時間加熱して反応生成物を調製し
た。固形分約55重量%の水溶液の形のスルフアミ
ン酸グアニジン−ホルムアルデヒド(1:1)反
応生成物が得られた。 参考例 2 スルフアミン酸グアニジン−ホルムアルデヒド
(1:0.5)反応生成物の調製:− 参考例1において、スルフアミン酸グアニジン
1モルに対してホルマリンの量をホルムアルデヒ
ドとして0.5モルに変更するほかは、参考例1と
同様に行つて、スルフアミン酸グアニジン−ホル
ムアルデヒド(1:0.5)反応生成物を調製し
た。固形分約57重量%の水溶液の形のスルフアミ
ン酸グアニジン−ホルムアルデヒド(1:0:
5)反応生成物が得られた。 実施例1〜11及び比較例1〜5ならびに比較例a
〜f 参考例1で調製したスルフアミン酸グアニジン
−ホルムアルデヒド(1:1)反応生成物〔以
下、GSA−F(1:1)と略記することがあ
る〕と、ジシアンジアミド〔以下、DDと略記す
ることがある〕、リン酸グアニジン〔以下、GPと
略記することがある〕及びリン酸グアニル尿素
〔以下、GUPと略記することがある〕からえらば
れた補助成分の種々の量との組み合わせからなる
防炎剤を用いて、前記テストに従つて行つた防炎
剤効果の結果を下掲第1表に示す。
【表】 実施例12〜22及び比較例6ならびに比較例g〜l 参考例2で調製したスルフアミン酸グアニジン
−ホルムアルデヒド(1:0.5)反応生成物
〔GSA−F(1:0.5)〕を用いるほかは、上記実
施例1〜10と同様に行つた。その結果を下掲第2
表に示す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スルフアミン酸グアニジン1モルに対して約
    0.2〜約1.2モルのホルムアルデヒドを反応せしめ
    て得られたスルフアミン酸グアニジン−ホルムア
    ルデヒド反応生成物と、該反応生成物の重量(固
    形分として)に基いて約3〜約25重量%のジシア
    ンジアミド、リン酸グアニジン及びリン酸グアニ
    ル尿素よりなる群からえらばれた補助成分の少な
    くとも一種とを、有効成分として含有することを
    特徴とするセルロース系材料用防災剤。 2 該補助成分が、ジシアンジアミド−リン酸グ
    アニジン、ジシアンジアミド−リン酸グアニル尿
    素及びジシアンジアミド−リン酸グアニジン−リ
    ン酸グアニル尿素の組み合わせ補助成分よりなる
    群から選ばれた補助成分である特許請求の範囲1
    記載の防炎剤。
JP13661177A 1977-11-16 1977-11-16 Flame resistant agent for cellulose material Granted JPS5470698A (en)

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JP13661177A JPS5470698A (en) 1977-11-16 1977-11-16 Flame resistant agent for cellulose material

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JPS5470698A JPS5470698A (en) 1979-06-06
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ID=15179336

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57179231A (en) * 1981-04-28 1982-11-04 Sanwa Chem:Kk Agent and method for making cellulosic material flame-retardant
US4461720A (en) * 1982-05-24 1984-07-24 Hoover Treated Wood Products, Inc. Fire-retardant treatment composition
JPH01203417A (ja) * 1988-02-08 1989-08-16 Sanwa Chem:Kk 紙等のセルローズ加工用のアミノ化合物ホルムアルデヒド系初期共縮合物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5156598A (ja) * 1974-11-13 1976-05-18 Sanwa Chemical Co Ltd Boenzaisoseibutsu

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