JPH0445148A - 防燃剤組成物 - Google Patents

防燃剤組成物

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JPH0445148A
JPH0445148A JP15217390A JP15217390A JPH0445148A JP H0445148 A JPH0445148 A JP H0445148A JP 15217390 A JP15217390 A JP 15217390A JP 15217390 A JP15217390 A JP 15217390A JP H0445148 A JPH0445148 A JP H0445148A
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JP
Japan
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composition
dicyandiamide
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paper
formaldehyde
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Pending
Application number
JP15217390A
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English (en)
Inventor
Tadao Yagyu
柳生 忠男
Toshiro Shimada
島田 寿郎
Miho Sano
佐野 美保
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は防燃剤組成物に関する。更に詳しくは、紙など
の防燃剤組成物に関する。
[従来の技術] 従来、紙などの防燃剤としては、スルファミン酸グアニ
ジン、メチロール化スルファミン酸グアニジンなどが知
られている(たとえば、特開昭60−199094号公
報)。
[発明が解決しようとする問題点コ しかしこのものは、紙などに塗布して加熱した場合、紙
などの着色が起こりやすく、また加熱後の引き裂き強度
の低下が大きいという問題があった。また、紙などに防
燃剤を適用した場合は、剛度(こわさ)のソフトなもの
が求められる場合があるが、ソフトさが不十分という問
題があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、紙などの防燃性能は従来と同等以上であ
り、かつ、これらの問題を伴わない防燃剤組成物を得る
べく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、無機酸のアンモニウム塩(1)、ジ
シアンジアミド類(2)、ホルムアルデヒド(3)およ
び水の混合物の反応生成物(4)をを効成分として含有
することを特徴とする防燃剤組成物である。
本発明において、無機酸のアンモニウム塩(1)として
は、例えば、スルファミン酸アンモニウム、リン酸アン
モニウム、ホウ酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、ポ
リリン酸アンモニウム、塩化アンモニウムおよびこれら
の二種以上の混合物が挙げられる。これらのうち好まし
いものは、スルフアミン酸アンモニウムである。
本発明において、ジシアンジアミド類(2)としては、
例えば、ジシアンジアミド、モノメチロールジシアンジ
アミド、ジメチロールジシアンジアミドおよびこれらの
二種以上の混合物が挙げられる。
これらのうち好ましいものは、ジシアンジアミドである
本発明において、無機酸のアンモニウム塩(1)とジシ
アンジアミド類(2)のモル比は通常0.4:l〜2:
11 好ましくは0.5: 1−1.8: 1である。
無機酸のアンモニウム塩(1)が0.4未満では防燃性
自体が低下する場合があり、また2を越えると紙などの
着色が起こり易くなる。
本発明において、ホルムアルデヒド(3)としてホルマ
リン(例えば、ホルムアルデヒドの37%水溶液)また
はホルムアルデヒド発生物質(たとえば、パラホルムア
ルデヒド)を、好ましくはホルマリンを使用するとよい
本発明において、該反応生成物(4)を構成するホルム
アルデヒド(3)の量は、無機酸のアンモニウム塩(1
)とジシアンジアミド類(2)の合計重量に基づいて、
かつ、固形分換算で通常0.5〜60%、好ましくは1
〜50%である。この量が0.5%未滴では紙などの着
色が起こり易くなり、また60%を越えると防燃性自体
が低下する場合がある。また、ホルムアルデヒド(3)
の構成量は、該反応生成物(4)の固形分換算重量に基
づいていえば、通常0.5〜50%、好ましくは1〜4
5%である。ホルムアルデヒド含量が0.5%未満では
紙などの着色が起こり易くなり、また、50%を越える
と防燃性自体が低下する場合がある。
・本発明における該反応生成物中(4)にはホルムアル
デヒド(3)の反応していない無機酸のアンモニウム塩
(1)および/またはジシアンジアミド類(2)をンモ
ニウムとジシアンジアミドとの混合物のt、 A/ムア
ルデヒド反応物、塩化アンモニウムとジシアンジアミド
との混合物のホルムアルデヒド反応物、硫酸アンモニウ
ムとジシアンジアミドとの混合物のホルムアルデヒド反
応物、リン酸アンモニウムとジシアンジアミドとの混合
物のホルムアルデヒド反応物などが挙げられる。
本発明において、該混合物中の水の量は、該反応生成物
(4)の固形分換算重量に基づいて、通常5〜95%、
好ましくは20〜80%である。この水の量が5%未満
では混合物が溶解または分散しない場合があり、90%
を超えると反応が遅くなる。
本発明における該反応生成物(4)の製造方法としては
、例えば、ホルムアルデヒド水溶液に、酸のアンモニウ
ム塩とジシアンジアミド類との混合物を加え、通常30
〜90℃で1〜5時間反応することにより該反応生成物
(4)を製造する方法が挙げられる。
本発明の組成物中の該反応生成物(4)の含有量は、組
成物の重量に基づいて、通常10%以」二、好ましくは
20%以上である。10%0%未満充分な性能が得られ
ないことがある。
本発明の組成物は、該反応生成物(4)の他に、必要に
応じて他の公知の防燃剤などの成分を含有させることも
できる。この例としては、グアニジン塩系化合物(ヒド
ロキシアルキル置換グアニジン(メチロール化スルファ
ミン酸グアニジンなど)、グアニジン塩(スルファミン
酸グアニジン、リン酸グアニジン、次亜リン酸グアニジ
ン、ポリリン酸グアニジン、ホウ酸グアニジンなど)、
シアノ置換クアニジン(スルファミン酸グア;ル尿素、
リン酸グアニル尿素、ポリリン酸グアニル尿素など)、
アミノ置換もしくはアミン基含有置換グアニジン塩(ス
ルファミン酸アミノグアニジン、リン酸アミノグアニジ
ンなど)など);  スルファミン酸塩系化合物(スル
ファミン酸マグネシウムなど); メラミン類(メラミ
ン、アンメリンなど)などがあげられる。
これら公知の防燃剤などの成分を本発明の組成物に含有
させる場合は、該反応生成物とこれら公知の防燃剤など
の成分を混合するか、または該反応生成物製造時にこれ
ら成分を共存させてもよい。
本発明の組成物において、これら公知の防燃剤などの成
分の含有量は、防燃剤としての性能を満足する範囲で特
に限定な(選択できるが、組成物の重量に基づいて、上
記グアニジン塩系化合物および/またはスルファミン酸
塩系化合物を含有させる場合は、通常80%以下、メラ
ミン類を含有させる場合は、通常70%以下である。
本発明の組成物は水溶液として使用するのが好ましく、
その濃度は使用目的によって種々に変えることができる
。使用濃度は組成物の固形分換算重量に基づいて、通常
0.5〜60%、好ましくは1〜50%である。
本発明の組成物の使用対象基材としては、セルロース系
材料たとえば紙(障子紙、ふすま紙、壁紙、板紙、合成
紙など)が挙げられる。また、布等の繊維材料や木材、
合板、合成木材等の建築材料にも使用できる。
本発明の組成物の基材に対する塗工量は、基材の重量に
基づいて固形分重量換算で通常2〜40%、好ましくは
3〜35%である。
本発明の組成物を基材に適用する方法は従来行なわれて
いる方法でよく、例えば、紙などを本発明の組成物また
はこれの水希釈液に浸漬後乾燥する方法、サイズプレス
にて塗布する方法、ハケにて塗布する方法などがある。
また、本発明の組成物は、サイズ剤、デンプン、ポリビ
ニルアルコール等の表面処理剤、その他の紙処理剤など
と併用することも可能である。
[実施例コ 以下、製造例および実施例により本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。製造例
および比較製造例中の部は重量部を示す。
製造例1 スルファミン酸アンモニウム103部、ジシアンジアミ
ド84部、ホルマリン81部、水94部を混合し、70
℃で3時間反応させ、液状の防燃剤組成物を得た。固形
分は60.1%であった(ホルムアルデヒド含量13.
8%)。
製造例2 スルファミン酸アンモニウム103部、ジシアンジアミ
ド84部、ホルマリン41部、水109部を混合し、7
0℃で3時間反応させ、液状の防燃剤組成物を得た。固
形分は60.0%であった(ホルムアルデヒド含量7.
4%)。
製造例3 スルファミン酸アンモニウム80部、ジンアンジアミド
84部、ホルマリン162部、水47部を混合し、70
℃で3時間反応させ、液状の防燃剤組成物を得た。固形
分は53.7%であった(ホルムアルデヒド含量26.
8%)。
製造例4 スルファミン酸アンモニウム148部、ジシアンジアミ
ド84部、ホルマリン65部、水130部を混合し、7
0℃で3時間反応させ、液状の防燃剤組成物を得た。固
形分は60.3%であった(ホルムアルデヒド含量9.
4%)。
比較製造例1 スルファミン酸アンモニウム194部とジシアンジアミ
ド84部を混合し、130〜170℃で3時間反応させ
た。これに水417部を加え、液状のスルファミン酸グ
アニジン系防燃剤組成物を得た。固形分は40.2%で
あった。
比較製造例2 スルファミン酸アンモニウム194部とジシアンジアミ
ド84部を混合し、130〜170℃で3時間反応させ
た。次いで水154部およびホルマリン81部の系に上
記反応物を加え、70℃で2時間反応させ、液状のメチ
ロール化スルファミン酸グアニノン系防燃剤組成物を得
た。固形分は59.7%であった。
比較製造例3 比較製造例1において、スルファミン酸アンモニウム1
94部を160部に、水417部を366部にする以外
は同様に実施して、液状のスルファミン酸グアニジン系
防燃剤組成物を得た。固形分は40.3%であった。
実施例1〜4および比較例1〜3 製造例1〜4および比較製造例1〜3の防燃剤組成物を
用いて処理液をサイズプレス法により紙に処理して10
0〜105℃に調温したオートドライヤーで乾燥後、以
下の方法で性能を評価した。
明細書の浄書(内容に変更なし) その結果を表−1に示す。ここで「製造例1〜4および
比較製造例1〜3」と「実施例1〜4および比較例1〜
3」の各番号は対応して表示する。
着色防止性= 180℃×10分間オーブン中で加熱し
、着色の程度を比較した。
引裂強度 :試料を180℃×10分間オーブン中で加
熱処理後ただちにJIS−P−8118「紙の引裂強さ
試験方法」に準じて 測定した。
難燃性  : JIS−Z−215Or薄い材料の防炎
性試験」(45°メツケルバーナー法)に従っ て炭化長を測定した。
実施例1〜4では、各防燃剤組成物で処理後の紙のソフ
トさを維持していた。一方、比較例1〜3では、処理前
の紙よりも、紙のソフトさを失い、たわみ性が低下した
表−1 (注)着色防止性: O淡黄色、Δ黄色、X淡褐色 難燃性:炭化長(wu+) 塗工量二級に対する固形分換算塗工量(%)[発明の効
果コ 本発明の防燃剤組成物は、従来のもの(たとえば、スル
ファミン酸グアニジンまたはメチロール化スルファミン
酸グアニジン含有のもの)と紙などの防燃性能は同等以
上であり、かつ、従来のものよりも、とくに紙などに塗
布して加熱した場合の着色防止性、引裂強度がさらに向
上したものである。
また、紙などに適用する場合、剛度(こゎさ)の硬いも
のが求められる場合があり、従来の防燃剤では十分では
なかったが、本発明の組成物はこの点でも優れている。
さらに、水溶液として使用する場合、溶解が容易であり
、また他の処理剤、例えば、サイズ剤、バインダー(デ
ンプン、ポリビニルアルコール)すどと相溶性が良く、
溶解が速く作業性がよい。
上記効果を有することから本発明の防燃剤組成物は、紙
、布、木材、建築材料などの防燃剤として有用である。
手 続 補 正 書 平成 2年3月6日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、無機酸のアンモニウム塩(1)、ジシアンジアミド
    類(2)、ホルムアルデヒド(3)および水の混合物の
    反応生成物(4)を有効成分として含有することを特徴
    とする防燃剤組成物。
JP15217390A 1990-06-11 1990-06-11 防燃剤組成物 Pending JPH0445148A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2374852A1 (en) 2010-04-08 2011-10-12 Fujimi Incorporated Polishing composition and polishing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2374852A1 (en) 2010-04-08 2011-10-12 Fujimi Incorporated Polishing composition and polishing method

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