JPH01203417A - 紙等のセルローズ加工用のアミノ化合物ホルムアルデヒド系初期共縮合物 - Google Patents

紙等のセルローズ加工用のアミノ化合物ホルムアルデヒド系初期共縮合物

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JPH01203417A
JPH01203417A JP2580788A JP2580788A JPH01203417A JP H01203417 A JPH01203417 A JP H01203417A JP 2580788 A JP2580788 A JP 2580788A JP 2580788 A JP2580788 A JP 2580788A JP H01203417 A JPH01203417 A JP H01203417A
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guanidine
formaldehyde
salt
sulfamic acid
flame retardant
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JP2580788A
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Isamu Hirotsu
廣津 勇
Hisamitsu Ogawa
小河 寿光
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Sanwa Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/36Coatings with pigments
    • D21H19/44Coatings with pigments characterised by the other ingredients, e.g. the binder or dispersing agent
    • D21H19/62Macromolecular organic compounds or oligomers thereof obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/10Coatings without pigments
    • D21H19/14Coatings without pigments applied in a form other than the aqueous solution defined in group D21H19/12
    • D21H19/24Coatings without pigments applied in a form other than the aqueous solution defined in group D21H19/12 comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はセルローズ系材料、殊に壁紙、その裏打ち紙、
フスマ紙、クラフト紙、障子紙、壁布、その他室内装節
ないし家具、建材類用の各種紙類セルローズ繊維と合繊
の混紡布、もしくは布類並びに合板等の木質材の如きセ
ルローズを含有するセルローズ系材料用(本明細書では
「セルローズ用」という)S燃剤の耐熱性増強剤として
用6sる新規なアミノ化合物ホルムアルデヒド系初期共
縮合物、その製法及びそれを含有するセルローズ用難燃
剤組成物に関する。
従来、アンモニア、グアニジン又はグアニル尿素等の塩
基とスルファミン酸、燐酸又は硫酸等の塩を上記のよう
なセルローズ用難燃剤として用いることは知られており
、このような難燃剤はセルローズ系材料に対し可成りの
難燃性を賦与することができた。しかしながら、上記の
難燃剤で処理されたセルローズ材料は一般に不満足な紙
力保持性や熱変色防止性等しか有さないといった欠点を
有した。例えば、壁紙その他類似のセルローズ系材料は
、その表面に塩化ビニル樹脂のような樹脂のゾルコーテ
ィングを施し、乾燥後これを例えば約200〜215℃
で約2〜3分加熱してゲル化発泡処理が施されるが、こ
のような加熱処理時に難燃剤で処理された基材紙が熱変
色を生じたり紙力の低下を来たす等の問題があった。
難燃剤の有する上記のような欠点を改良するための提案
としては、特開昭53−125395号があり、ここで
はメラミン−ホルムアルデヒド系反応生成物又はメラミ
ン−ホルムアルデヒド−アルコール系反応生成物をスル
ファミン酸グアニジンに添加することが提案されている
。特開昭53−125395号の発明は、熱変色防止性
等の効果が可成り優れているので、実用化されているが
、メラミン−ホルムアルデヒド系反応生成物やメラミン
−ホルムアルデヒド−アルコール系反応生成物は貯蔵持
重縮合を生じ易いため経時的に水溶解性が低下し、スル
ファミン酸グアニジン水溶液に添加溶解することに困難
を生じるといった問題点があることが判って来た。
また、特開昭54−64117号では、熱変色防止のた
めスルファミン酸グアニジンにジシアンジアミドのメチ
ロール化物を添加する難燃剤組成物が提案されている。
しかしながら、ジシアンジアミドのメチロール化物の水
溶液は極めて安定性が悪く、一般に1〜2日でゲル化を
起こすので実用化は困難であり、このような水溶液の問
題点を避けるためジシアンジアミドのメチロール化物の
固形物で出荷し使用時水に溶解しようとしても、ジシア
ンジアミドのメチロール化物の固形物を製造するには、
ジシアンジアミドとホルムアルデヒドのメチロール化反
応をアルコール性水溶液中で行い且つ反応後の濃縮と乾
燥を約30℃以下で行なわなければならない等の煩雑な
工程と高価な原料を要するため、工業上経済的に固形の
ジシアンジアミドのメチロール化物の製造は出来なかっ
た。
本発明の目的は、従来技術の有した上記のような諸問題
を解決することにある。即ち、本発明によれば、難燃剤
に添加した場合熱変色や加熱時弓j裂強度等の低下を来
たさない耐熱性増強効果を有し、しかも長期間に互って
経時的に水溶解性の低下しない耐熱性増強剤として有用
なアミノ化合物ホルムアルデヒド系初期共縮合物、その
製法及びそれを含有するセルローズ用難燃剤組成物が提
供される。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的及び利点は、
以下の記載により一層明らかとなるであろう。
本発明のセルローズ用難燃剤の耐熱性増強用のアミノ化
合物ホルムアルデヒド系初期共縮合物は、ジシアンジア
ミド、スルファミン酸とグアニジン(誘導体)の塩及び
ホルムアルデヒドの初期共縮合物であって、ジシアンジ
アミド1モル当たり9、スルファミン酸とグアニジン(
誘導体)の塩約0゜01〜約0.2モル、好ましくは約
0.01〜約0゜15モル、最も好ましくは約0.O1
〜約0.1モル及び結合ホルムアルデヒド約0.5〜約
3モル、好ましくは約0.5〜約2.2モル、最も好ま
しくは約0.7モル−約1.8モル、を含有してなる初
期共縮合物である。
本発明の好適な態様においては、アミノ化合物ホルムア
ルデヒド系初期共縮合物は、その示差熱分析曲線におい
て第1吸熱域の面積の、第2吸熱域の面積に対する比が
約95=5〜約30 : 70、好ましくは約95=5
〜約40:60、最も好ましくは約92:8〜約50 
: 50の特性を有する。
該第1吸熱域の面積及び該第2吸熱域の面積の測定法の
一例を第1図の示差熱分析曲線によって以下に説明する
吸熱面積の測定法: 第1図は、実施例1で得られた初期共縮合物(固形物)
につき、島津製作所:熱分析装置DTA−20B形を用
い、下記条件、即ち サンプル       5mg レンジ       50μV 加熱速度      10607分 チャートスピード  10mm/分 雰囲気       空気 で測定した示差熱分析曲線(以下rDTA曲線」という
)である。
得られたDTA曲線に基線Xを作図する。第1吸熱域(
A)及び第2吸熱域(B)の各ピークを近似的三角形と
みなし、それぞれ接線a、a’及びす、b’を引き、基
線Xとの交点により三角形を画き、その面積を半値法に
よって求め夫々の吸熱域の面積とした。
上記アミノ化合物ホルムアルデヒド系初期共縮合物が配
合されるセルローズ用難燃剤としては、アンモニア、グ
アニジン及びグアニル尿素よりなる群から選ばれた塩基
並びにスルファミン酸、燐酸及び硫酸よりなる群から選
ばれた酸の塩又はこれ等の塩の混合物を挙げることがで
きる。中でも、スルファミン酸グアニジン、スルファミ
ン酸アンモン、燐酸アンモニウム、燐酸グアニジン、燐
酸グアニル尿素、硫酸アンモンが好ましく、殊にスルフ
ァミン酸グアニジンが好適である。
一方、ジシアンジアミドと初期共縮合されるスルファミ
ン酸とグアニジン(誘導体)の塩を形成するグアニジン
(誘導体)としては、グアニジン、アミノグアニジン、
グアニル尿素及びN−アルキルグアニジン等を例示する
ことができ、該N−アルキルグアニジンとしてはN−メ
チルグアニジン、N−エチルグアニジン、N−nプロピ
ルグアニジン等を例示することができる。
ジシアンジアミドと初期共縮合されるスルファミン酸と
グアニジン(誘導体)の塩としては、スルファミン酸グ
アニジンが特に好適である。
斯くて、本発明の殊に好適なセルローズ用難燃剤、特に
スルファミン酸グアニジンを有効成分として含有するセ
ルローズ用難燃剤、の耐熱性増強剤は、ジシアンジアミ
ド、スルファミン酸グアニジン及びホルムアルデヒドの
初期共縮合物であって、ジシアンジアミド1モル当たり
、スルファミン酸グアニジン約0.01〜約0.2モル
及び結合ホルムアルデヒド約0.5〜約3モルを含有し
てなるジシアンジアミド−スルファミン酸グアニジン・
ホルムアルデヒド初期共縮合物である。かかる初期共縮
合物の中でも、特に固形、好ましくは結晶性、の初期共
縮合物が好適である。
また、本発明のアミノ化合物ホルムアルデヒド系初期共
縮合物の形成成分としてのジシアンジアミドの一部(そ
の50モル%以下)を所望の性能を損わない範囲でアミ
ノ樹脂形成性共縮合成分、例えば尿素、チオ尿素等の尿
素類、メラミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン
等のトリアジン類等で置き換えることができ、一方ホ、
ルムアルデヒドの一部も所望の性能を損わない範囲でア
セトアルデヒド、プロピオアルデヒド等のアルデヒド類
で代換えすることができる。
本発明のアミノ化合物ホルムアルデヒド系共編金物は、
ジシアンジアミド及びスルファミン酸とグアニジン(誘
導体)の塩並びにホルマリンを公知の反応条件によって
初期共縮合させ、得られた共縮合物の水溶液より例えば
比較的低温で減圧濃縮すること等によって取得すること
ができる。唯、従来公知の上記製法は水溶液の濃縮及び
乾燥等に莫大なエネルギー費及び工数を要する外、初期
共縮合物の水溶液がゲル化を起こし易く取り扱いが工業
的に極めて困難である等の問題を有していた。
本発明の更なる一つの目的は、上記アミノ化合物ホルム
アルデヒド系共編金物の新規な製法を提供することであ
る。
本発明によれば、ジシアンジアミド、スルファミン酸と
グアニジン(誘導体)の塩及びホルムアルデヒドの混合
物を、ジシアンジアミド1モル当り該塩約0.O1〜約
0.2モル、好ましくは約0゜01〜約0.15モル、
最も好ましくは約0,01〜約0.1モル及びホルムア
ルデヒド約0.5〜約3モル、好ましくは約0.5〜約
2.2モル、最も好ましくは約0.7〜約1.8モル比
において、実質的に反応を進める上に必要な少量の水の
存在下(湿潤状態下)、約40〜約95℃、好ましくは
約50〜約85℃1の温度に加熱して反応を行い次いで
冷却することを特徴とするアミノ化合物ホルムアルデヒ
ド系固形初期共縮合物の新規な製法が提供される。
本発明の製法の特徴は、殊に、実質的に反応を進めるの
に必要な最小量の水の存在下で反応を行い、反応物が均
一なほぼ透明に近い溶融状態に達したならば直ちに加熱
を停止して、溶融物をトレイ上に注下する等適宜な方法
によって冷却する点にあり、これによって容易に固形の
、好ましくは結晶性の、初期共縮合を極めて容易に取得
できる。
本発明の製法の好適態様ではホルムアルデヒドの供給源
としてパラホルムアルデヒドが用いられる。
上記製法において存在する水の量は、初期共縮合反応が
特定の加熱条件下で実質的に進行しほぼ透明な溶融物を
得るのに必要な最少量であり、その量は、例えば、ジシ
アンジアミド、スルファミン酸とグアニジン(誘導体)
の塩及びホルムアルデヒドの合計量に基づいて約0.5
〜約25重量%、好ましくは約2〜約20重量%、最も
好ましくは約2〜IO重量%である。25重量%を超え
て水が多すぎては、冷却後の初期共縮合物が固化しない
ので好ましくない。
本発明の製法において必要な上記の量の水分は、水単独
として原料混合物に適宜な方法で添加してもよいが、ス
ルファミン酸とグアニジン(誘導体)の塩及び水より予
め水溶液を調製し、該水溶液として添加する方法が好適
に採用される。
本発明の製法によって得られた固形の初期共縮合物は、
そのままでセルローズ用難燃剤の耐熱性増強剤として使
用できるが、必要な場合は、適宜な方法で乾燥及び/又
は粉砕等の後処理を行って使用することができる。
本発明によれば、更に、新規なセルローズ用難燃剤組成
物が提供される。即ち、本発明によれば、主成分量の上
述の如きセルローズ用難燃剤と上述の如きアミノ化合物
ホルムアルデヒド系初期共縮合物の少くとも一種の熱変
色防止量を含有してなるセルローズ用難燃剤組成物が提
供される。
本発明によるセルローズ用難燃剤組成物は、以上に説明
したセルローズ用難燃剤及びアミノ化合物ホルムアルデ
ヒド系初期共縮合物の外に、所望により、例えば界面活
性剤、防錆剤、pH調節剤、吸湿防止剤、サイズ剤、糊
剤等の他の添加剤を適宜含有することができる。これら
の添加剤の配合量はアミノ化合物ホルムアルデヒド系初
期共縮合物の耐熱性強化作用及び経時的水溶解性を実質
的に低下させず且つセルローズ用難燃剤の難燃作用を実
質的に低下させない任意の量で使用可能である。
本発明のセルローズ用難燃剤組成物は、粉末状、顆粒状
、粒状、ペレット状及び塊状等の固形状及び水溶液、水
懸濁液等の液状等任意の剤形であってもよいが、本発明
の上記製法により経時的に水溶解性の良好な新規な固形
のアミン化合物ホルムアルデヒド初期共編金物が利用で
きるので、本発明の好適な態様においては、本発明のセ
ルローズ用難燃剤組成物は粉末組成物等の固形状であり
得る。
また、本発明のセルローズ用難燃剤組成物は、アミノ化
合物ホルムアルデヒド系初期共縮合物を該共縮合物及び
セルローズ用難燃剤の合計当たり約1〜約60重量%、
好ましくは約3〜約50重量%、最も好ましくは約3〜
約40重量%用いる。
本発明によれば、上述の如きセルローズ用難燃剤組成物
によるセルローズ系材料を処理することを特徴とする、
セルローズ系剤の難燃処理方法も提供される。処理は、
任意の形状のセルローズ系材料に難燃剤及びアミノ化合
物ホルムアルデヒド系初期共縮合物の所要量を賦与すれ
ばよく、例えば、難燃剤組成物の水溶液を調製して、こ
の水溶液を用いて含浸噴霧、ロールコーティング等の手
段でセルローズ系材料に賦与後、乾燥して処理物を得る
ことができる。この場合、難燃剤及びアミノ化合物ホル
ムアルデヒド系初期共縮合物の何れか一方の水溶液を用
いて処理して後、他方の水溶液で更に処理する方法も採
用することができる。
難燃処理はセルローズ用難燃剤とアミノ化合物ホルムア
ルデヒド系初期共縮合物の合計(固形分)で例えば約1
0〜約60重量%、好ましくは約25〜約30重量%含
有する水性液で処理するのがよく、セルローズ系材料に
対する付着量が該材料100重量部当たり約10〜約3
0重量%(固形分として)が好ましく、−層好ましくは
付着量は約13〜約28重量%である。所望により絞り
工程を加えて賦与量を調節し、例えば約80〜約120
℃程度の湿度で乾燥して処理物を得ることができる。処
理液のpHは好ましくは約4.5〜約8.0、より好ま
しくは約5.5〜約7.5である。
斯くて、本発明によれば、セルローズ用難燃材料に配合
した場合、優れた引裂強度や耐折性を有し加熱時変色す
ることがなく且つ優れた難燃性を与え、しかも長期間に
亙って水溶解性が低下することのない、セルローズ用難
燃剤の耐熱性増強剤が提供できるといった優れた効果を
奏するものである。
以下にテスト方法を含め、実施例によって本発明を更に
詳細に説明する。特記しない限り部数及び比率等は重量
に基づいた。
実施例1 SUS製で内容積10100Oのジャケット、温度測定
の付いた混合反応槽にジシアンジアミド252g(3,
0モル)と92%パラホルムアルデヒド97.8g(3
,0モル)を充分に混合した後、スルファミン酸グアニ
ジン23.4 g (0,15モル)及び水15gを添
加して、均一な湿潤粉体状態とした。これより加温開始
、反応温度75℃に調節、継続し内容物が粉体固相から
液相(低粘度澄明液体域)を呈したら直ちに冷却を行い
、結晶化を行った。この様にしてアミノ化合物ホルムア
ルデヒド共縮合物である固相の反応生成物を収率98%
で得ることが出来た。その反応生成物を室温に3時間放
冷後その固相の形状を肉眼観察し結果を第−表に示す。
得られた反応生成物をそれぞれに2分割の試料として、
その一つは粉砕(約2mm角)後の試料を25℃の水1
00m(2に撹拌溶解して、常法により水溶解度を測定
して結果を第−表に示す。又貯蔵安定性試験として分割
されたその2の試料を恒温槽に於てlO℃120日間及
び20℃60日間の貯蔵試験を実施、その期間を終えた
ものについて試料を粉砕し上記の水溶解度(g)量の反
応生成物を溶解したものについて、その水溶液の濁りを
肉眼で観察した。その結果を第−表に示す。
実施例2〜5.8.9 ジシアンジアミド、バラホルムアルデヒド、スルファミ
ン酸グアニジン及び又は水を第−表に示した量を、それ
ぞれに用いた他は実施例1の方法に従った。結果を第−
表に示す。但し実施例9については反応がおそく多くが
原料成分であった。
実施例6.7 スルファミン酸グアニジンの代りにスルファミン酸アミ
ングアニジンを第−表に示した量で用いた他は実施例I
の方法に従った。結果を第−表に示す。
比較例1 実施例1の反応に使用した、内容積10100O混合反
応槽にジシアンジアミド252g(3゜0モル)及び9
2%パラホルムアルデヒド97゜8g(3,0モル)を
添加し、さらに水153gを加えて、撹拌水懸濁状から
反応を開始し、反応温度75℃に調節し内容物が液相を
呈してから25分間反応を行なった後直ちに冷却を行い
、反応を停止した。得られだ液相の反応生成物は室温放
冷後も固相を呈することなく、2日後に白濁、ゲル化状
を呈した。
実施例1O スルファミン酸グアニジン190部と実施例−1で得ら
れた、反応生成物10部の配合組成物200部と同一組
成の6つの試料を用意する。この試料について別記の貯
蔵安定温度試験を実施した。
貯蔵安定性の日数が90以上の測定結果が出た配合組成
物について、各種濃度の難燃剤組成物水溶液を調製し、
これに原紙(塩ビ壁紙用裏打紙、坪量61g/m”)を
含浸法により含浸、サイズプレスにて絞った後に回転乾
燥機で約105℃の温度で乾燥して難燃加工紙を得た。
各々付着率の異なった難燃加工紙をJIS  Z−21
50に準拠して防炎性試験を実施して、JIS  l−
2150防炎2級に合格するに必要な難燃剤組成物の限
界付着率を測定した。その結果を第二表限界付着率の項
に示す。
第二表記載の限界付着率に従って、上記加工法により難
燃剤組成物で加工された、防炎2級の難燃加工紙につい
て、ハンター白変保持率、引裂強さ、保持率を測定した
。その結果を第二表に示す。
難燃剤組成物のその他の試験方法: イ、貯蔵安定性 試料を恒温槽内において40℃110時間→25℃11
4時間の繰り返し温度処理を施した。該温度処理を施し
た試料200gに水600gを加え、65℃の温度でl
ooomQビーカー中で撹拌溶解する。放冷後30℃時
点での溶解された水溶液相の濁りについて肉眼観察を行
い、はとんど濁りが認められない期間即ち日数を測定し
た。
※数値の大きいものほど貯蔵安定性が優れていることを
示す。
ロ、ハンター白変保持率 難燃加工紙及びその加熱処理紙(難燃加工紙を恒温槽で
200℃5分間加熱処理したもの)についてJIS  
P−8123に準拠して、ハンター白変の測定を行なっ
た。
難燃加工紙ハンター白変 ※数値の大きいもの程ハンター白変保持率が良好なこと
を示す。
ハ、引裂強さ保持率 難燃加工紙及びその加熱処理紙(難燃加工紙を恒温槽で
200℃3分間加熱処理したもの)についてJIS  
P−8116に準拠して引裂強さ(タテ方向及びヨコ方
向)の測定を行なった。
※数値の大きいもの程引裂強さ保持率が良好なことを示
す。
実施例11,12 難燃剤としてのスルファミン酸グアニジン及ヒ実施例1
1反応生成物を第二表に示した量で用いた他は実施例1
0の方法に従った。結果を第二表に示す。
実施例13.14.15 難燃剤としてスルファミン酸アンモニウム(実施例13
)、燐酸アンモニウム(実施例14.15)及び実施例
の1、反応生成物の第二表に示した量で用いた他は、実
施例10の方法に従った。
結果を第二表に示す。
実施例16 難燃剤としてスルファミン酸グアニジン及び実施例6の
反応生成物を第二表に示した量で用いた他は実施例10
の方法に従った。結果を第二表に示す。
比較例2.3.4 難燃剤としてスルファミン酸グアニジン(比較例2)、
スルファミン酸アンモニウム(比較例3)、燐酸アンモ
ニウム(比較例4)を用いるのみで第−表記載の反応生
成物等を配合されていない、難燃剤(単品)を第二表で
示した量で用いる他は実施例10の方法に従った。結果
を第二表に示す。
比較例5 スルファミン酸グアニジン200gに水600gを加え
て内温65°OflOOOmQビーカーを用いて撹拌溶
解して25 w / w%の澄明なスルファミン酸グア
ニジン水溶液を得た。この水溶液に第−表比較fl11
によって得られた、アミノ化合物ホルムアルデヒド系初
期共縮合物の澄明水溶液を添加した、組成物水溶液は直
ちに白濁、ゲル化を呈し、難燃刀ロエ抵を汗ることが出
来なかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のアミン化合物ホルムアルデヒド系初
期共編金物についての示差熱分析曲線である。 ほか1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ジシアンジアミド、スルフアミン酸とグアニジン又
    はグアニジン誘導体の塩及びホルムアルデヒドの初期共
    縮合物であって、ジシアンジアミド1モル当たり、スル
    フアミン酸とグアニジン又はグアニジン誘導体の塩約0
    .01〜約0.2モル及び結合ホルムアルデヒド約0.
    5〜約3モルを含有してなる、セルローズ用難燃剤の耐
    熱性増強用のアミノ化合物ホルムアルデヒド系初期共縮
    合物。 2、示差熱分析曲線において、第1吸熱域の面積の第2
    吸熱域の面積に対する比が約95:5〜約30:70で
    ある特許請求の範囲第1項に記載の初期共縮合物。 3、アンモニア、グアニジン及びグアニル尿素よりなる
    群から選ばれた塩基並びにスルフアミン酸、燐酸及び硫
    酸よりなる群から選ばれた酸の塩をセルローズ用難燃剤
    として用いる特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の
    初期共縮合物。 4、グアニジン、アミノグアニジン、N−アルキルグア
    ニジン及びグアニル尿素よりなる群から選ばれた化合物
    をグアニジン又はグアニジン誘導体として用いる特許請
    求の範囲第1〜3項の何れかに記載の初期共縮合物。 5、ジシアンジアミド、スルフアミン酸とグアニジン又
    はグアニジン誘導体の塩及びホルムアルデヒドを、ジシ
    アンジアミド1モル当りスルフアミン酸とグアニジン又
    はグアニジン誘導体の塩約0.01〜約0.2モル及び
    ホルムアルデヒド約0.5〜約3モルのモル比において
    、実質的に反応を進める上に必要な少量の水分の存在下
    、約40〜約90℃の温度において反応を行い次いで冷
    却することを特徴とする、アミノ化合物ホルムアルデヒ
    ド系固形初期共縮合物の製法。 6、パラホルムアルデヒドをホルムアルデヒドとして用
    いる特許請求の範囲第5項記載の製法。 7、(A)アンモニア、グアニジン及びグアニル尿素よ
    りなる群から選ばれた塩基並びにスルフアミン酸、燐酸
    及び硫酸よりなる群より選ばれた酸の塩を含有してなる
    セルローズ用難燃剤と(B)ジシアンジアミド、スルフ
    アミン酸とグアニジン又はグアニジン誘導体の塩及びホ
    ルムアルデヒドの初期共縮合物であって、ジシアンジア
    ミド1モル当たり、スルフアミン酸とグアニジン又はグ
    アニジン誘導体の塩約0.01〜約0.2モル及び結合
    ホルムアルデヒド約0.5〜約3モルを含有してなるア
    ミノ化合物ホルムアルデヒド系初期共縮合物 を含有してなる、セルローズ用難燃剤組成物。 8、(B)の初期共縮合物を(A)の難燃剤及び(B)
    の初期共縮合物の合計当たり約1〜約60重量%用いる
    特許請求の範囲第7項記載の組成物。 9、セルローズ用難燃剤がスルフアミン酸グアニジン塩
    である特許請求の範囲第7項又は第8項に記載の組成物
    。 10、(B)の初期共縮合物を該初期共縮合物及びスル
    フアミン酸グアニジン塩の合計当たり約1〜約20重量
    %用いる特許請求の範囲第9項に記載の組成物。 11、(B)のスルフアミン酸とグアニジン又はグアニ
    ジン誘導体の塩がスルフアミン酸グアニジン塩である特
    許請求の範囲第9項または第10項に記載の組成物。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50123910A (ja) * 1974-03-19 1975-09-29
JPS5470698A (en) * 1977-11-16 1979-06-06 Sanwa Chemical Co Ltd Flame resistant agent for cellulose material
JPS55137215A (en) * 1979-04-16 1980-10-25 Teijin Ltd Production of flame-retardant fibrous material with high light resistance

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