JPS61296877A

JPS61296877A - カラ−テレビジヨン受像機

Info

Publication number: JPS61296877A
Application number: JP14103785A
Authority: JP
Inventors: Masayuki Toshiyasu; 利安　雅之
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1985-06-25
Filing date: 1985-06-25
Publication date: 1986-12-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野］この発明はカラーブラウン管の外部不要磁気対策を講じ
たカラーテレビジョン受像機に関するものである。

［従来の技術］現在、この種受像機で通常使用されるカラーブラウン管
の地磁気等の外部不要磁気対策は、カラーブラウン管の
内部もしくは外部に鉄板や硅素鋼板等で作成した磁気シ
ールド板を設けることにより磁気しやへいすることが一
般的である。ブラウン管の対角寸法が２８”（インチ）
程度以下のものでは上記対策により実用レベルに達して
いる。

カラーブラウン管がさらに大型になると、電子ビームの
走行距離が増大し、地磁気レベルの外部磁界でも色ずれ
やラスター位置ずれ等のビーム移動の問題が顕著に表わ
れてくる。

この対策案として、外部磁界をキャンセルさせるための
キャンセル磁界の発生機能を受像機に持たせることが考
えられている。

第４図（Ａ）、（Ｂ）は従来用いられていた磁気キャン
セル方式の一例を示すものである。同図において、（１
）はカラーブラウン管、（２）は磁気キャンセルコイル
、（３）は直流電源、（４）は固定抵抗器、（５）は極
性切替用スイッチである。この例では、カラーテレビジ
ョン受像機が設置される向き、すなわち、カラーブラウ
ン管０）の画面が東西南北いずれの方向を向いているか
をカラーテレビジョン受像機の設置者が調査し、第５図
に示す斜線ゾーンの北（Ｎ）もしくは南（Ｓ）に応じて
スイッチ（５）をセットするようにしていた。斜線以外
の向きの時は、この例ではキャンセル機能を動作させな
いようにスイッチ（５）は中立状態にセットされる。

［発明が解決しようとする問題点］この場合の（Ｎ）もしくは（Ｓ）向きにおける補正量は
、直流電源（３）および電流制限抵抗器（４）が固定値
であるため、常に一定補正量しか得られない、また、そ
の値は＃Ｉ磁気分布図に記載される一般的な地磁気水平
成分（日本では０　、３＊ａｕｓ３）を想定して決定さ
れているのが実状である。

一方、カラーテレビジョン受像機の設置場所は。

鉄筋コンクリートの建物等のように鉄製構築物の近辺に
設置されることも多々あり、必ずしも地磁気分布図に記
載される磁界環境下に設置される保証はなく、したがっ
て、第４図（Ａ）、（Ｂ）に示す従来の磁気キャンセル
沃は補正不足あるいは逆に補正過多になる等の欠点があ
った。換言すれば、設置場所における磁界量を把握する
ことなく単純に画面の向きのみを知り、それに対応させ
て予め想定された補正を伺加していることに無理があっ
た訳である。

この発明は上記従来のものの不具合を解決するためにな
されたもので、どのような磁気環境条件下においても最
適補正ができ１色軸度の劣化を効果的に防止し得るカラ
ーテレビジョン受像機を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］この発明に係るカラーテレビジョン受像機は、設置場所
において互に異なる３色の映像信号のうち少なくとも１
色のビーム電流をカットオフ近辺で動作させる手段と、
その時のカラーブラウン管の映像を見て磁気キャンセル
コイルに通電する補正電流量を調整する手段とを設けた
ものである。

［作用］この発明においては、設置場所の磁界強度のｌ、Ｎかん
にかかわらず１画面の色純度を見ながら補正電流値の調
整が行なえるため、最適補正が可能となり、設置場所の
磁界量を測定することなく所望の正しい色純度が確保さ
れる。

［発明の実施例１第１図はこの発明に係るカラーテレビジョン受像機の一
例を示すものである。第１図において、（りはカラーブ
ラウン管、（２）はカラーブラウン管（１）の管軸方向
磁界を打ち消すＮ／Ｓ　（南北方向〕キャンセルコイル
、（８）は対向する１対のコイル（ｅａ）　、　（６ｂ
）で形成されて管軸と直角方向の磁界を打ち消すＥ／Ｗ
（東西方向）キャンセルコイル、（７）はカラーブラウ
ン管（１）等を収容するキャビネット、（８）はキャビ
ネット（７）の前面に設けられたコントロールパネルで
ある。この実施例においては、垂直磁界キャンセル用の
コイルは図面の都合上省略したが、場合により設けても
良い、また、Ｎ／Ｓキャンセルコイル（２）だけを設け
、Ｅ／Ｗキャンセルコイル（８ａ）　、　（８ｂ）を省
略することも可能である。

第２図はこの発明に適用されるキャンセル方式の回路構
成の一例を示すものである。カラーブラウン管（１）の
３色に対応する各カッ゛−ドＫＲ，に９　、にθにスイ
ッチングトランジスタＱｒ、Ｑ＊、Ｑｂを介して加えら
れるＲ、Ｇ、Ｂ映像信号の中のうち、たとえばＲとＢの
２色がテストスイッチ（１０）をＯＮすることにより、
カットオフに追いこまれ、カラーブラウン管（１）の画
面（８）（第１図）の映像はＧだけの単色にすることが
できるようになっている。上記テストスイッチ（ｌＯ）
は上記スイッチングトランジスタＱｒ　　、Ｑｗ　　、
Ｑｂ等とで少なくとも１色のビーム電流をカットオフで
動作させる手段（１００）を構成している。

一方、キャンセルコイル（２）　　、　（８）への通電
量は第２図（Ｂ）のように可変抵抗器（１１）　、　（
＋２）で調整することができ、また、キャンセルコイル
（２）もしくは（８）への通電電流の極性ならびに通電
するか否かの選択はスイッチ（１３）　、　（１４）で
コントロールすることができるようになっている。すな
わち、上記可変抵抗器（１１）　、　（１２）やスイッ
チ（！３）、　（１４）は電源（３）等とともに、キャ
ンセルコイル（２）　　、　（８）に通電する補正電流
量の調整手段（２００）を構成している。

なお、キャンセルコイル（８）はコイル（６ａ）とコイ
ル（８ｂ）を並列もしくは直列に接続したものである。

第３図は第２図に示したテストスイッチ（１０）、切替
スイッチ（１３）　、　（１４）および可変抵抗器（１
１）　。

（１２）等をキャビネット（７）のフロント部のコント
ロールパネル（８）に設置した一例を示すものである。

上記構成において、カラーテレビジョン受像機の設置者
は以下の要領で磁気対策を行なう。

カラーテレビジョン受像機を通常に動作させ。

映像を映した後、テストスイッチ（１０）をＯＮさせる
ことにより、画像（９）はＧ単色になる。この場合外部
磁界の影響で画面の一部は色ずれをおこしているであろ
う。

つぎに、カラーテレビジョン受像機の画面の向きに応じ
て切替スイッチ（１３）もしくは（１４）、あるいは必
要に応じて両方をプリセット状態として中立（無通電状
態）の位置から必要な位置に切替えを行なう、設置者は
両面（８）の色ずれがなくなって色純度が正しくとれる
ように画面（９）を見ながら可変抵抗器（ＩＩ）もしく
は（１２）の調整を行なう。

たとえば、画面（９）が北西を向いているなら、スイッ
チ（１３）はｒＮＪの位置に、スイッチ（目）は「Ｗ」
の位置にそれぞれセツティングし、可変抵抗器（１１）
　、　（１２）ｔ−画面（９）を見なかうｖ４！！すル
コとになる０画面（８）の向きとは関係のない乱れた外
部磁界が存在するような場所では、一部色ずれをおこし
ているその画面（８）の傾向からどのようなキャンセル
磁界を流せばよいかを知り、スイッチ（１３）　、　（
１４）の組合せと補正量の適宜選択により、あらゆる補
正が可能となる。それら組合せによる補正と画面（９）
の色ずれ傾向との対応はカラーテレビジョン受像機のマ
ニュアルに記しておけば十分であろう。

この発明の最大の特徴は画面（８）を見て確実に色純度
補正がなされているか否かを確認できる点と、補正量を
画面（９）を見て調整できる点にある。

上記実施例の説明においては、消磁について言及してい
ないが、通常のカラーテレビジョン受像機作動時に働く
自動消磁回路を含む消磁機能は必要とするものである。

また、この発明における磁気キャンセルは磁気シールド
との併用も当然使用可能である。

磁気キャンセルコイルは必要に応じてＮ／Ｓ用、Ｅ／Ｗ
用および垂直磁界用のいずれを用いてもかまわない。

色純度確認用パターンはＲ，Ｇ、Ｂの単色もしくはシア
ン、マゼンタ、イエローいずれの選択でも良く、要は確
認しやすい色パターンであれば良い。

［発Ｊ１の効果］以上のようにこの発明によれば、互に異なる３色の映像
信号のうちの少なくとも１色のビーム電流をカットオフ
させ、磁気キャンセルコイルに通電する補正電流量を調
整できるように構成したので、カラーテレビジョン受像
機の設置場所のいかなる磁界条件にかかわらず、色純度
補正が可能となり、商品価値は極めて高くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係るカラーテレビジョン受像機の−
・例を概略的に示す斜視図、第２図（Ａ）、（Ｂ）はそ
れぞれは同受像機の映像信号の少なくとも１つをカット
オフで動作させる手段の回路図および補正電流量調整手
段の回路図、第３図は第２図回路の操作部分が取り付け
られたコントロールパネルの正面図、第４図（Ａ）、Ｃ
Ｂ）はそれぞれ従来のカラーテレビジョン受信機のカラ
ーブラウン管とその周辺部分の斜視図および磁気補証手
段の回路図、第５図はカラーブラウン管の向きとその向
きのゾーンの説明図である。（１）・・・カラーブラウン管、（２）　　、　（８ａ
）　、　（８ｂ）・−磁気キャンセルコイル、（９）・
・・画面、（１００）・・・ビーム電流をカットオフで
動作させる手段、（２００）・・・補正電流量調整手段
。なお、図中、同一符号は同一・もしくは相当部分を示す
。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）互に異なる３色の映像信号のうちの少なくとも１
色のビーム電流をカットオフ近辺で動作させる手段と、
カラーブラウン管に対する外部不要磁界を打ち消すため
のキャンセル磁界を発生する磁気キャンセルコイルと、
この磁気キャンセルコイルに通電する補正電流量を調整
する手段とを設けて色純度調整可能に設定したことを特
徴とするカラーテレビジョン受像機。